私的良スレ書庫
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元スレほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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ゲームでマミルートやったら使い魔も見逃さない
魔法少女にマミさんがなったのも無理もないと思う・・・
あんな体験をしたらそりゃ、ああなる
魔法少女にマミさんがなったのも無理もないと思う・・・
あんな体験をしたらそりゃ、ああなる
《エメラルド…》
《無駄ァ!》
3戦目。
私も善戦はしているつもりだが、相手は慣れている。
さすがは不良少女、玄人向けっぽいキャラクターでなんだかよくわからない戦い方をしてくる。
「へへ、どうしたウスノロ~、まだ全然削れてないぜ~」
ほむら「む、む、む」
おかしい。ラスボスは強いはずなのに。
何故ストーリーのようにいかないのだ。
ほむら(こうなったら…!)
一か八かで賭けるしかない。
《ザ・ワ》
「させないよっ」
ほむら「ぐふっ」
何度やってもあいつに勝てない。
「しっかしあんたも自由気ままだね」
ほむら「確かに、私を縛るものはあまり無いな」
よくわからない破廉恥な麻雀ゲームの椅子を占拠し、プレイするでもなく割高なコーヒーを飲む。
隣の古めかしいサッカーゲームには、不良少女の彼女が座っている。
彼女はコーラとお菓子を広げ、何しに来たのかと言われんばかりに栄養補給をしている。
「なあ」
ほむら「ん?」
「あんたの名前、聞いても良いか?」
ほむら「私か、私はな、」
(! 弱っちいが、魔女反応…!)
突然に不良少女が立ち上がる。
「悪い、急用だわ、また今度な」
ほむら「そうか」
族の集会でも始まるのだろうか。
彼女はボタンの上のコインクッキーをかっさらい、その割には急いでいる様子で出ていった。
コーラが置きっぱなしだった。
路地裏。
奴を追い詰めた。
接触は許さない。
見つけ次第殺す。
撃つ。
飛び散る肉片。
──いや、まだ居る。
奴はまだ生きている。
また追わなくては。
無駄とわかっていながらも、殺し続けなければ。
ええと、ほむほむしか考えられないような気がするけど、
ここまでのほむほむの黄道を見るにQB狩りはしていなかったとしか思えない。
すると、これも又またの中であって、失われた記憶の断片だって事ではあるまいか。
って、ちょっと待ってたら投下されるよな、目覚めシーンぐらいまでは。
ここまでのほむほむの黄道を見るにQB狩りはしていなかったとしか思えない。
すると、これも又またの中であって、失われた記憶の断片だって事ではあるまいか。
って、ちょっと待ってたら投下されるよな、目覚めシーンぐらいまでは。
あれ
× これも又またの中であって
○ これもまた夢の中であって
× これも又またの中であって
○ これもまた夢の中であって
目覚めは悪くない。
問題は、ここ最近から見始めた不可解な夢だ。
ほむら「……」
しばらくぼんやりと天井を眺める。
病院と同じ白い天井。
想起されない思考停止のキャンバス。
暁美ほむらの深層心理は、いつだって闇だ。
ほむら「起きよう」
言葉を起爆剤に起き上る。
もたもたしていられない。今日だってやることはある。
幸いなことにグリーフシードは昨日で集まった。
またしばらくは自由行動に専念できる。
「にゃぁ」
ほむら「ワトソン…そうだ、まぐろ缶がある、食うか?」
「にゃにゃにゃ」
ほむら「うん、良い子」
夢の事を考えるのはやめよう。
そう簡単に、そう早く記憶が戻るはずもないのだ。
ゆっくり取り戻す事にしよう。焦る事など何もない。
問題は、ここ最近から見始めた不可解な夢だ。
ほむら「……」
しばらくぼんやりと天井を眺める。
病院と同じ白い天井。
想起されない思考停止のキャンバス。
暁美ほむらの深層心理は、いつだって闇だ。
ほむら「起きよう」
言葉を起爆剤に起き上る。
もたもたしていられない。今日だってやることはある。
幸いなことにグリーフシードは昨日で集まった。
またしばらくは自由行動に専念できる。
「にゃぁ」
ほむら「ワトソン…そうだ、まぐろ缶がある、食うか?」
「にゃにゃにゃ」
ほむら「うん、良い子」
夢の事を考えるのはやめよう。
そう簡単に、そう早く記憶が戻るはずもないのだ。
ゆっくり取り戻す事にしよう。焦る事など何もない。
バター醤油。
流動食のはずが、あまり喉を通らない。
食欲がない。
「にゃ」
ほむら「……」
まぐろ缶を間食したワトソンに分け与えようとも考えたがやめておこう。
コレステロール値が上がる。
結局、大半を残したそれはラップをかけて冷蔵庫の中に保存することにした。
ほむら「……」
冷蔵庫の中には飲みかけのコーラが入っていた。
昨日の族少女の忘れ物である。今日の夜に会えるなら、彼女に渡しておこう。
彼女の名前を聞きそびれてしまったし。
ほむら「……今日は、ショーがあるかもしれない、覚悟しておくように」
「にゃ」
任せろだと。私は良い助手を持った。
ほむら「いってきます」
流動食のはずが、あまり喉を通らない。
食欲がない。
「にゃ」
ほむら「……」
まぐろ缶を間食したワトソンに分け与えようとも考えたがやめておこう。
コレステロール値が上がる。
結局、大半を残したそれはラップをかけて冷蔵庫の中に保存することにした。
ほむら「……」
冷蔵庫の中には飲みかけのコーラが入っていた。
昨日の族少女の忘れ物である。今日の夜に会えるなら、彼女に渡しておこう。
彼女の名前を聞きそびれてしまったし。
ほむら「……今日は、ショーがあるかもしれない、覚悟しておくように」
「にゃ」
任せろだと。私は良い助手を持った。
ほむら「いってきます」
ほむら「おや」
仁美「あら、暁美さん」
ほむら「おはよう仁美、ほむらで良いよ」
仁美「ふふ、ほむらさん、おはようございます」
委員長と出くわした。
あまり二人きりで話したことのない相手だったので、丁度いい機会といえる。
さやか「お、ほむらおはよー」
まどか「おはよう、ほむらちゃん」
そうでもなかった。
まぁ、この三人は常にセットだ。三人の輪の中で、仁美とも仲良くやっていこう。
魔法少女の素質がないからといって、親睦を深めない理由にはならない。
ほむら「仁美」
仁美「はい?」
ほむら「稽古事で手品を習って、私と一緒にペアを組まないか」
仁美「え、えっ?」
さやか「仁美が過労で死んじゃうって」
ほむら「……」
授業中。
教師の全ての言葉が、するすると耳から耳の向こうへ、課税なしで通ってゆく。
習うまでもなく、黒板にある全ての内容が私の中には網羅されている。
意表を突かれても正答する自身は7割以上ある。
和子「えー確かに、産適齢期というのは、医学的根拠に基づくものですが」
和子「そこからの逆算で婚期を見積もることは大きな間違いなんですね」
和子「つまり、三十歳を超えた女性にも、恋愛結婚のチャンスがあるのは当然のことですから」
和子「したがって、ここは過去完了形ではなく、現在進行形を使うのが正解…」
コンタクトにすればモテるさ。もしくはソウルジェムで目を治せ。
ほむら「……」
罫線の無い自由帳にマジックの案を書き連ねる。
口元を押さえ、じっと考える。
現在使っている小道具をあらかたここに書き出し、これから使いたい小道具も書いてみた。
しかし何かが足りない。
私のマジックには確定的に何かが不足している。
ナイフでもロープでも花束でもない、何かもっと別の…。
和子「それでここの意訳は……」
ほむら「わかった、炎だ」
和子「違います」
違うものか。
ほむほむ一人では色気(特に胸)が足りないな。
マミさんを助手に迎えるべきだ。
マミさんを助手に迎えるべきだ。
ほむら「……」
昼休みは返上で、図書室から借りてきた科学書を読む。
あらゆる物質の化学反応を調べ上げ、マジックに最適なものを選択していこうということだ。
私の中にも爆発物や可燃物に対する知識はあったが、それだけでは足りない。
もっと様々な可燃物について学ばなくては。
まどか「む、難しい本読んでるね…」
ほむら「まあね」
危険物取り扱いの書。
これはなかなか面白い。
しかし危ないものに限って、なかなかに入手は難しい。
どこぞの基地に忍びこめばいくらでも手に入るのだろうが、それでは国の規模で迷惑がかかる。
つまり、手軽に入手できるのはガソリンか灯油、といったところだ。
火薬を調合もできるといえばできるが、あまりにも面倒臭い。花火は出来合いのもので足りるし。
ほむら「……そうだ、まどか」
まどか「ん?」
ほむら「ここに三枚のカードがある…スペードの3、ハートのクイーン、クラブのキングだ」
まどか「あ、マジックだね?うん、3枚ともそうだね」
ほむら「予言しよう、君はこのうちの何も引かない……全く別のカードを引くだろう」
カードを差し出す。
まどか「今見たばっかりだよ?引いてもいいの?」
ほむら「引いてごらん」
まどか「えー……じゃあ、……これ!」
ほむら「当たり、トリシューラ」
まどか「うわあ!なんか変なカードになってる!」
「え、トリシューラじゃん」
「誰だよ持ってきたのー」
まどか「えっ、いやぁこれはその、あのね、違うんだよ」
『暁美さん、いるかしら?』
テレパシーが上からやってきた。マミだ。
ほむら『やあ、おはようマミ』
『今日はお昼は食べないの?お弁当、作ってきたんだけど……』
ほむら『今日もか、ありがたい話だが、少々食欲がなくてね…昼は抜こうかと』
『いけないわ!ちゃんと食べないと!』
テレパシーで大きな声を出さないでほしい。ぴりぴりする。
「鹿目、まさかお前……やってるのか」
まどか「違うよ、誤解だよ私こういうの全然……こんなの使えないし」
「! …わかってるじゃないか…やはりか」
まどか「えー……」
『まだ屋上にいるから、食べに来てね?』
ほむら『むむ、まあ、そこまで言うなら、善意を無駄にはできないな』
私は今日も屋上に上がることにした。
マミ「美味しいかな?」
ほむら「んー、そうだね、良い油っぽさだな」
マミ「から揚げが好きなの?」
ほむら「上質なカロリーだ」
マミ「もう、ちゃんと野菜も残さないでほしいわ」
すっかり馴れた青空の下のベンチでの昼食。
彼女の手の込んだ料理は美味しいが、私には色々な要素が多すぎて咀嚼しきれない。
一品だけあれば十分なのだが。
マミ「今日も魔女退治に出ない?」
ほむら「んー、今日は遠慮するよ、買いものに出かけるからね」
マミ「お買いもの?なんなら、私も付き合うわ」
ほむら「大丈夫だよ、遠くまで足を延ばさなくてはならないから、迷惑はかけられない」
マミ「……そう、わかったわ」
ガソリンの調達。セルフサービスのガソリンスタンドでも探さなくてはならない。
もしかしたら多少なれ強引な方法を使うかもしれないので、そんな場面はマミに見られたくない。
彼女は怒りそうだ。
ほむら「んー、そうだね、良い油っぽさだな」
マミ「から揚げが好きなの?」
ほむら「上質なカロリーだ」
マミ「もう、ちゃんと野菜も残さないでほしいわ」
すっかり馴れた青空の下のベンチでの昼食。
彼女の手の込んだ料理は美味しいが、私には色々な要素が多すぎて咀嚼しきれない。
一品だけあれば十分なのだが。
マミ「今日も魔女退治に出ない?」
ほむら「んー、今日は遠慮するよ、買いものに出かけるからね」
マミ「お買いもの?なんなら、私も付き合うわ」
ほむら「大丈夫だよ、遠くまで足を延ばさなくてはならないから、迷惑はかけられない」
マミ「……そう、わかったわ」
ガソリンの調達。セルフサービスのガソリンスタンドでも探さなくてはならない。
もしかしたら多少なれ強引な方法を使うかもしれないので、そんな場面はマミに見られたくない。
彼女は怒りそうだ。
放課後。
あらゆる誘いを振り切って、私は見知らぬ町までやってきた。
ほむら「行くぞワトソン、油田を探しに」
「にゃぁ」
一旦帰宅し、わざわざワトソンも連れてきた。
魔女退治以外の日は、毎日窮屈な家で留守番しているワトソンに癒しを提供してやろうと思っている。
もちろんマジックショーの手伝いもやってもらうが、基本的にのびのびと外を歩かせることを目的としている。
ほむら「ついてきてよ、ワトソン」
「にゃ」
良い子だ。私によくなついてくれる。
いつか鳩が手に入っても、私はワトソンを大切に、レギュラーとして優遇し続けるつもりだ。
あ、ワトソン、鳩を食ったりしないだろうな。
今から心配だ。
あらゆる誘いを振り切って、私は見知らぬ町までやってきた。
ほむら「行くぞワトソン、油田を探しに」
「にゃぁ」
一旦帰宅し、わざわざワトソンも連れてきた。
魔女退治以外の日は、毎日窮屈な家で留守番しているワトソンに癒しを提供してやろうと思っている。
もちろんマジックショーの手伝いもやってもらうが、基本的にのびのびと外を歩かせることを目的としている。
ほむら「ついてきてよ、ワトソン」
「にゃ」
良い子だ。私によくなついてくれる。
いつか鳩が手に入っても、私はワトソンを大切に、レギュラーとして優遇し続けるつもりだ。
あ、ワトソン、鳩を食ったりしないだろうな。
今から心配だ。
ほむら「すみません」
「はい?何かな」
ほむら「ガソリン売って下さい」
「え?」
ほむら「火炎瓶を作るわけではないので、このペットボトルに……」
「いやいや、そんなことはできないよ」
ほむら「何故!?」
「何故と言われてもね…車もバイクも無しで、ていうか君中学生くらいでしょ」
ほむら「わかりました、望み通り車かバイクを持ってきて……」
「免許ないでしょ?」
ほむら「……」
「危ないものにあこがれるのはわかるけど、やめときなさい、そういう事して大変な事件に発展すると、後で絶対に後悔するからね」
ほむら「もういい、この話は無かったことにしてもらう」
「……」
聞きわけの悪い大人だ。
やはり無人のガソリンスタンドにでも行こう。
いざとなれば、あの灯油を吸い上げるスポイトのようなものを使ってでも入手してやる。
>ほむら「もういい、この話は無かったことにしてもらう」
涙目で捨て台詞を吐くほむほむを幻視したww
涙目で捨て台詞を吐くほむほむを幻視したww
恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない……こんな手なんて…」
さやか「恭介……大丈夫だよ、きっと…リハビリだって頑張ってるし、恭介ならきっと…」
恭介「……諦めろって言われたのさ」
さやか「……!」
恭介「もう演奏は諦めろってさ……先生から直々に言われたよ」
さやか(恭介……!)
恭介「今の医学じゃ無理だってさ……もう、ダメなんだ」
恭介「僕の手はもう二度と動かない……奇跡か、魔法でもない限り、絶対に…」
さやか(……私は)
さやか(ああ、恭介……私)
QB「……」
さやか(キュゥべえ……)
QB「君の願いは、彼の手を治すことかい?」
さやか(私は……私はっ…!)
恭介「……ごめん」
さやか「……え?」
恭介「……もう、帰ってくれないか……さやか」
さやか「……」
恭介「……一人にさせてくれよ」
ガソリンはペットボトルやポリタンクじゃ売ってくれなかったような
>>587のせいで俺もそんな幻覚を見てしまったじゃないか
QB「本当にいいのかい?さやか」
さやか「……うん」
QB「まあ、全て君が決める事だからね」
さやか「……しょうがないよ」
さやか「だってあたし…恭介の事、“かわいそう”って…そんな気持ちで見ちゃってる…哀れんでいるだけ」
さやか「あたしが恭介を治して魔法少女になっても…そんなの、なんか変だもん、恭介と対等じゃないんだもん」
さやか「…ごめんね、恭介…あたし、嫌な子だよ…!」
QB「僕も君達の判断を尊重するから、無理強いはしないけどね」
さやか「なんだかごめんねキュゥべえ、こっちから呼び出したのに…」
QB「いいさ、気が変わったら、いつでも呼んでくれ」
QB「僕は君の力を必要としているからね」
さやか「…あたしなんて、なんにもできないよ」
さやか「恭介の手を治すことができるのに…できるのにやらない…怖いんだよ、治したその後が」
さやか「ゾンビになって…魔女を倒してさ…けどその見返りは恭介じゃないと釣り合わないんだ」
さやか「…私は恭介のバイオリンを聞きたいってだけじゃなくて……恭介自身も、願いで求めていたんだ…」
QB「! さやか…」
さやか「こんな私だから恭介は嫌いになったんだ…こんな私だから…」
QB(まずい…魔女の口づけだ、早く知らせないと…!)
まどか(はあ、今日もほむらちゃんは凄かったなぁ…色々と)
まどか(あれから男子たちの妙な熱気から逃げるのに大変だったよ…疲れたなあ)
まどか(……ほむらちゃん、マミさん)
まどか(ほむらちゃんは変わってるけど……すごく格好良い)
まどか(マミさんは大人で、頼れる先輩で……やっぱり格好良い)
まどか(私も魔法少女になれば、二人みたいに格好良くなれるのかな)
まどか(こんな私でも誰かの役に立てるのかな……)
まどか(あれ?)
仁美「……」
さやか「……」
まどか「仁美ちゃーん!今日お稽古ごとは?」
仁美「はい?あらー鹿目さーん」
まどか「さやかちゃんも…あ」
さやか「……ん、どうしたの、まどか…」
まどか(二人の首元に、あの時と同じ…!)
まどか「ね、ねえ二人ともどうしたの?もう遅いよ、お家帰らないとだめじゃないかな…」
仁美「あらあら、ふふ、心配症ですわ鹿目さん」
さやか「そうだよ、帰る所なんてないよ…そんな資格ないんだよ…」
まどか「だ、だめだよ帰ろうよ、ねえ、さやかちゃんしっかりしてよ…!」
さやか「行こう、仁美」
仁美「はいー」
まどか「だ、ダメだってば…!」
まどか(あああ、大変なことになっちゃった…!早くほむらちゃん…ああ、携帯番号わかんないよう!)
まどか(そうだマミさん!マミさんならきっと大丈夫…!マミさん…!)
trrrrr...
trrrrr...
『鹿目さん!?ごめんなさい、今急いでいるから…!』
まどか「マミさん!大変なんです、さやかちゃんが…!い、いや、もっと大勢の人が…!」
『キュゥべえから聞いたわ!ちょっと遠いけど…!全力でそっちに向かってるから…!』
まどか「お願いします!来てください…!」
まどか(ああ、どんどん人気のない所に入っていくよぉ…)
まどか(ここどこ?工場…?人気がないし…使われてない所なのかな…)
まどか(沢山の人が集まってきてる…この人たちがみんな、魔女のせいで…!?)
シュコッ・・・シュコッ・・・
まどか「ひっ…!」
シュコッ・・・シュコッ・・・
まどか(何、何の音…?あっちの物影から聞こえてくる…)
まどか「だ、誰か…そこにいるの?」
「……!」
まどか(声かけちゃったけど…ま、魔女とか使い魔だったらどうしよう…)
「その声は……」
まどか「……あれ?」
ヒョコ
ほむら「……」
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「ああ」
まどか「あ、ありがとう!!来てくれたんだね…!」
ほむら(……あ、魔女反応出てる)
きwwづwwくwwのwwおwwそwwいww
だが結果オーライ
だが結果オーライ
人目を忍んで閑静な工場地区まできたというのに、次々と人が集まるからこそこそと燃料採集をしていたのだが。
どうやらこの人々は、魔女の口づけを受けた人間らしい。
仁美「ふふふ……」
さやか「……」
ほむら「……!」
親しい二人の姿が、群れの中にはあった。
うつろな目で、おぼつかない足取りで、廃工場の中へと入ってゆく。
まどか「お願いほむらちゃん、早くさやかちゃんたちを助けてあげて…!」
ほむら「わかってる、必ず助ける」
さやかも仁美も私の大切な友達だ。
絶対に魔女に殺させたりはしない。
「そうだよ、俺は、駄目なんだ……こんな小さな工場一つ、満足に切り盛りできなかった」
「今みたいな時代にさ、俺の居場所なんてあるわけねぇんだよな……」
幸薄そうなおじさんだ。この人の車から燃料を取ってしまったのか、私は。
まあ良い。助けてやるんだ。それでチャラにしてくれないか。
ほむら「ふん、何をしてる、渡せ」
「あっ……」
うつろな女性から洗剤を奪い取り、丁寧に中央に置かれたバケツを掴む。
そして二つを窓の外へ向かって、全力で。
ほむら「っはぁあッ!」
まどか「きゃっ……!」
投げる。
喧しい破壊音と共に、二つの化学的脅威は窓の外へと去っていった。
「なんてことを……」
「よくも儀式を……」
何故助けてやったというのに、こうも憎まれ口を叩かれなければならないのか。
不快なのでさっさと魔女を片づけよう。
>幸薄そうなおじさんだ。この人の車から燃料を取ってしまったのか、私は。
おいwwwwww
おいwwwwww
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