元スレほむら「結局残ったのは巴マミのソウルジェムとまどかの抜け殻だけだった」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
551 :
コウシンキテター!!
552 :
ほむらが部屋を出てしばらくして、美樹さやかが病室にやってきた。
タイミング的にどうやらマミの部屋でのお茶会は途中退出してきたようだ。
上条恭介の病室の入り口からは死角となる廊下の待合用のソファで、
ほむらは盗聴器からの音声を拾っていた。
恭介『さやかはさ、僕がバイオリンを弾けなくなったらどうする?』
さやか『え? 何言ってるの? 大丈夫だよ、頑張ってリハビリしようよ。
あたし応援してるからさ』
恭介『どんなにリハビリしたって僕の指は二度と動かないよ』
さやか『そんなことないよ、諦めちゃ駄目だよ』
恭介『今日医者に言われたんだ。諦めろってさ』
さやか『え?』
恭介『奇跡か魔法でも無い限り無理だって言われたんだ』
さやか『そんな……』
恭介『僕はもう二度とバイオリンは弾けないんだよ……』
553 = 9 :
さやか『……あ、あるよ』
恭介『?』
さやか『奇跡も、魔法もあるんだよ!』
美樹さやかが言ったキーワードにピンと来たほむらは素早く変身して時を止めた。
そして病室に入ると案の定、窓辺にQBが現れていた。
ほむら(排除ね)
貫通力より衝撃力の高い弾丸をQBに向かって撃ち込んでおいた。
これでヤツは吹き飛ぶはずだ。
そして部屋を出て来る時開いたドアも閉め、ソファに戻って時を動かした。
554 :
「バイオリンを弾けなくなったらどうする?」にはちゃんと答えるべきだぞ、さやか!
555 = 9 :
恭介『……それがさやかの答えかい?』
さやか『え?』
恭介『さやかはやっぱりバイオリンが弾ける僕にしか興味が無いのかな』
さやか『そ、そんなこと……』
恭介『あの子の言ってたことは嘘だったみたいだ』
さやか『』
恭介『……でも一つだけ』
さやか『き、恭介、あの子って誰?』
恭介『……僕はさやかに言っておかなければならないことがあるんだ』
556 = 9 :
さやか『え? な、なに?』
恭介『たとえ、さやかがそうだしても、さやかは僕の大切な幼馴染には変わりないからね』
さやか『』
恭介『さやか……』
さやか『恭介……』
これでよかったのだろうか?
ほむらには判断が付かなかった。
いずれにしても上条恭介の前で契約することはないだろうし、
なにやら聞いてられなくなってきたので、ここでイヤホンを外した。
558 = 9 :
その後、
ほむらは三樹さやかが病室を出るのを待って、ひそかに家まで後を付けた。
家までの道中は特に何事も無かったが、
彼女が部屋に入ってすぐQBの接触があった。
ほむらは思わず強制排除に出そうになったが、
どうやら彼女に契約する気は無いらしく、
美樹さやか曰く『それどころじゃない』の台詞にQBは何処へと消えた。
事前にほむらが上条恭介に接触した影響だろう。
とにかく一つ現象を変えることが出来たようだ。
相変わらず美樹さやかは魔法少女の運命を甘く見ているだろうから、
引き続き監視は必要であろうが、これで今日のところはもう大丈夫と判断し、
ほむらは約束してあったマミとの魔女退治に向かうことにした。
559 = 9 :
今日はここまで
560 :
乙です
契約どころじゃないって何があったんだ…
561 = 554 :
おつおつ
結局答えてないのか・・・?
562 :
乙っちまどまど!
563 :
乙マミ
QBの扱いがww
564 :
お疲れ様でした
565 :
ヴァイオリン抜きで恭介に熱く語ったのはほむらが始めてなのか。今回の一件で恭介がほむらに靡いた様な気がする。さやかも仁美もまだ恭介と彼女彼氏の関係じゃないけど、略奪愛になるのかな。
魔法少年きょうすけ☆マギカが開始する?
566 :
追いついた。応援してます。
567 :
そんなドロドロ…
568 :
一週間何もなしかよー
569 :
よくあること
俺らは気長に待てばいいのさ
570 :
続きまだかな
571 :
とりあえず続いているようでなによりだ
572 :
しばらく見ないうちに続きが投下されてたとはな
573 :
まってるよー
574 :
[まどか。サイド]
マミ部屋での会話の断片。
まどか。「いえ、わたしから多くを語るわけには……ティヒ」
まどか「えーっと……」
それは、マミの部屋にノコノコと付いていって質問攻めにあわない訳がないわけで。
さやか「っていうか、あんた、笑い方もそっくりなのね」
QB「まあ、暁美ほむらの魔法が何っだったのか、予想はついてるんだけどね」
マミ「あら。QBはそれは私たちに教えてくれるのかしら?」
QB「どういうわけだか、彼女はその辺慎重になっているようだから
僕も予想を君たちに話すのは慎重にならざるを得ないんだよ」
575 = 9 :
さやか「よく判らないんだけど」
QB「暁美ほむらの出方を予測できない以上、
僕がどこまで情報を掴んでいるのか余り教えるわけにはいかないってことさ」
まどか。「わたしに、ってことかな?」
QB「その通りだよ。でも一つだけ。ボクの予想通りなら、
キミも『まどかの偽者』などではなく、
正真正銘、鹿目まどかだってことかな?」
さやか「え」
マミ「え」
まどか「……」
まどか。(あらら)
さやか「どういうことよ?」
QB「これが、暁美ほむらの魔法の結果だってボクは予想しているよ。
とりあえず今、言えるのはこのくらいだね」
576 = 9 :
さやか「転校生の魔法?」
QB「……」
さやか「だんまりか」
マミ「これ以上は本人に聞くしかなさそうね」
と、言ってマミは視線をまどか達に向ける。
さやかもそれにつられて視線を向けていた。
さやか「なんか、あたしの知らない間にあんたら仲良くなっててちょっと悔しいわ」
まどか。「えーっと、なんて答えたら良いのか」
ちなみにこの時間軸のまどかの方はまだQBが怖くてQBから逃げるように、
もう一人のまどかの陰に隠れるようにしていた。
577 = 9 :
さやか「あー! そういや、いつか病院で抱きついてきたのあんたでしょ?」
まどか。「え? う、うん。っていうか今気づいたんだ……」
さやか「やっぱりそうか。
次の日まどかには知らないって言われるし、
仁美には寝ぼけてるとか言われて散々だったんだからね」
まどか。「あ、あれは嬉しくてつい……」
さやか「嬉しくて?」
まどか「あ、いやその」(目をそらす
さやか「ふーん……」(じーっと疑いの目
さやか「まあ、その辺り、今度じっくり追求してあげるから覚悟してなさい」
そういってさやかは席を立った。
578 :
キテマシタワー
579 = 9 :
マミ「あら、もう行くの?」
さやか「はい。途中ですみません」
マミ「いいえ。用事があったのにわざわざ来てくれたのだし」
さやか「いやあ、マミさんが転校生と共闘って聞いたから……。
でも結局、転校生こなかったし」
マミ「また誘ったら来てくれるかしら?」
さやか「ええ、喜んで。
これでマミさんと接点が無くなっちゃうなんて寂しいですから」
と、こんな感じで、さやかは帰って行った。
このお茶会の趣旨は魔法少女体験コース終了のお知らせだったのだ。
580 = 9 :
「とりあえず今、投下できるのはこのくらいだね」
ではまた
584 :
乙です。
QBはまどか。の正体に気付いてたか。
585 :
乙っちまどまど!
気長に待ってるよ~
586 :
お疲れ様でした。
588 :
乙
ていうか治癒魔法で恭介を治さないのか
589 :
治療魔法ってどこまで治せるのかね?
手が動かないって事は神経の問題だろうけど…
それと今まで出てきた治療魔法にも種類あるよね
さやか=高速自己回復?、マミさん=普通の回復?、ゆま=高速他者回復?、ユウリさん=病気の治療?
こんな感じかな?
590 :
最弱のほむらでも視力の回復くらいなら容易に出来るようだな
591 :
自分のなら腕の感覚で神経が繋がったかどうか分かりそうだけど、ゆまやユウリのような他者治療の願いで魔法少女になった者じゃないと他者の治療は精々、傷口を塞ぐとか外から見て分かる範囲になるのじゃないかな。
さやかの願いは、必要とされたい(ゆま)、病気で苦しんでいる子を助けたい(ユウリ)、マミのように死にたくない、助かりたいと言うような切実な物がないから自己再生も他者治療も中途半端になりそう。
592 :
杏子がさやかの死体の鮮度の維持とかやってたから
魔法少女の魂が無い肉体と一般人の生身とでも回復難度が違いそう
593 :
ゆまみたいに回復特化の能力だったらできるのかもしれんが
594 :
はむらが何度でも時間を逆行出来るように
さやかも何度でも上條君の腕直せるんじゃないの?
595 = 594 :
ごめんなさい!ほむら様!名前間違えてごめんなさい!ごめんなさい!
596 = 590 :
あぶはむらは7人の子♪
……ごめんね、お母さんつまらないギャグしか言えなくてごめんね
597 :
はむはむ
へけっ
598 :
まどかのパンツ(脱がしたて)をはむはむするほむほむか。
599 :
完全な・・・・・・
いや・・・
完全以上のうち回しをしたとしても・・・まだ届かぬ
最善を尽くしてもお前以外の4人は死ぬ・・・
死ぬときはどう抗っても死するが魔法少女・・・!
だろ・・・? ほむら・・・
↑虚淵ww
600 :
[恭介視点]
上条恭介は入院生活の退屈な午後を、
『見舞い』と称して幼馴染がやたらと持ってくるCDを聴きながら過ごしている。
だが、今日に限って持て余していたのは「退屈」ではなかった。
良く晴れた昼下がり、窓辺に差し込むうららかな日差しもどこか恨めしく思えてしまう。
そんな陰鬱な気分にさせてしまう言葉を、今日検診の時間に主治医から聞いたのだ。
その恭介の今後の運命を決定せしめる言葉が脳裏で繰り返し再生されて
抜け出さないループを形成していた。
(だれか助けてよ)
だが、見舞いに来る者は誰であれ恭介の腕の復活を期待する。
それは今の恭介にとって苦痛以外の何物でもなかった。
みんなの評価 : ★★★
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