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元スレほむら「さやか、あなた……まどかを殺すつもりね」
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さやか「……あいつは生きてちゃ駄目なんだ。
まどかには、事故に遭って死んでもらわないといけない!
そういう運命だったんだよ!」
ほむら「ふざけないで!まどかは生きてる、このまま生き続ける!」
さやか「……もうこれ以上話しても無駄だよ。
本当はほむらを説得したかったけど……無理みたいだね」
ほむら「当たり前でしょう……。まどかを殺すなんて、そんなこと、許せるはずがない。
どうしても行くと言うのなら……
私があなたを、今すぐ殺してあげるわ。美樹さやか」
まどかには、事故に遭って死んでもらわないといけない!
そういう運命だったんだよ!」
ほむら「ふざけないで!まどかは生きてる、このまま生き続ける!」
さやか「……もうこれ以上話しても無駄だよ。
本当はほむらを説得したかったけど……無理みたいだね」
ほむら「当たり前でしょう……。まどかを殺すなんて、そんなこと、許せるはずがない。
どうしても行くと言うのなら……
私があなたを、今すぐ殺してあげるわ。美樹さやか」
・
・
・
数日前
まどか「それでね、ほむらちゃん。さやかちゃんったら……」
ほむら「そう。ふふっ、あの子らしいわね」
私は、まどかと2人で下校していた。
話題は、他愛も無いことばかり。
ほんのひと月前まで……こんな日が来るなんて思ってもみなかった。
いや、違う。
この日々は、私が常に心の中に思い描き続けてきた、理想の日々。
そう、私たちはひと月前……ワルプルギスの夜を越えた。
・
・
数日前
まどか「それでね、ほむらちゃん。さやかちゃんったら……」
ほむら「そう。ふふっ、あの子らしいわね」
私は、まどかと2人で下校していた。
話題は、他愛も無いことばかり。
ほんのひと月前まで……こんな日が来るなんて思ってもみなかった。
いや、違う。
この日々は、私が常に心の中に思い描き続けてきた、理想の日々。
そう、私たちはひと月前……ワルプルギスの夜を越えた。
さやか、杏子、巴さん。
3人で力を合わせ、ワルプルギスの夜を倒した。
まどかはもちろん契約なんてしていない。
契約しないと、約束してくれた。
ほむら「そうだわ、まどか。今週末、何か予定はあるかしら」
まどか「今週末?ううん、特に何もないけど。どうしたの?」
ほむら「もし良かったら、映画を見に行かない?チケットが3枚あるの」
まどか「わっ、行きたい行きたい!あと1人は誰?」
ほむら「まだ決めてないわ。まどかの誘いたい人で良いわよ」
3人で力を合わせ、ワルプルギスの夜を倒した。
まどかはもちろん契約なんてしていない。
契約しないと、約束してくれた。
ほむら「そうだわ、まどか。今週末、何か予定はあるかしら」
まどか「今週末?ううん、特に何もないけど。どうしたの?」
ほむら「もし良かったら、映画を見に行かない?チケットが3枚あるの」
まどか「わっ、行きたい行きたい!あと1人は誰?」
ほむら「まだ決めてないわ。まどかの誘いたい人で良いわよ」
親友だけど運命のために殺すしか無い
親友だから運命のためだろうと守る
親友だから運命のためだろうと守る
まどか「うーん……。あ、だったらマミさんで良いかな?」
ほむら「あら、意外ね。てっきりさやかと言うものと思っていたけど」
まどか「確かね、マミさんがこの映画見たいって言ってたような気がするんだ。
だからせっかくだしマミさんを誘ってあげた方が良いかなって」
ほむら「そう。なら巴さんを誘ってみましょう」
あの夜を越えてからひと月。
見滝原の魔法少女4人は、全員うまくやれている。
そこにまどかを入れて、放課後や休日は5人で楽しく、日常を過ごしている。
巴さんの家でお茶会もするし、今度は5人揃ってお出かけしようかなんて話も出てる。
夢にまで見た幸せな日常を、私は長い戦いの果てに得ることが出来た。
だから私は……多分、油断していたんだと思う。
ほむら「あら、意外ね。てっきりさやかと言うものと思っていたけど」
まどか「確かね、マミさんがこの映画見たいって言ってたような気がするんだ。
だからせっかくだしマミさんを誘ってあげた方が良いかなって」
ほむら「そう。なら巴さんを誘ってみましょう」
あの夜を越えてからひと月。
見滝原の魔法少女4人は、全員うまくやれている。
そこにまどかを入れて、放課後や休日は5人で楽しく、日常を過ごしている。
巴さんの家でお茶会もするし、今度は5人揃ってお出かけしようかなんて話も出てる。
夢にまで見た幸せな日常を、私は長い戦いの果てに得ることが出来た。
だから私は……多分、油断していたんだと思う。
ほむら「そうだわ、チケットを渡しておくわね」
そう言って、カバンから映画のチケットを取り出した、その時。
強い風が吹いた。
ほむら「あっ……!」
まどか「!大変、チケットが!」
チケットを取り出したのはちょうど、信号を渡り終えたとき。
そしてチケットは、ちょうど今渡り終えた横断歩道の方へ飛んで行った。
そう言って、カバンから映画のチケットを取り出した、その時。
強い風が吹いた。
ほむら「あっ……!」
まどか「!大変、チケットが!」
チケットを取り出したのはちょうど、信号を渡り終えたとき。
そしてチケットは、ちょうど今渡り終えた横断歩道の方へ飛んで行った。
とっさに駆け出したのは、まどか。
信号はまだ青だった。
だから、安全のはずだった。
そのこともきっと、私を油断させてしまっていた。
それから、私の目は風で飛ばされたチケットに釘付けになってしまっていた。
だから気付くのが遅れた。
まどか「……ほっ、良かったぁ。ほむらちゃん、チケット捕まえ……」
ほむら「ッ!?まどか、」
その後の言葉が私の口から出ることはなかった。
“危ない”“車が”そんな言葉を叫ぶより早く、
私の目の前でまどかは……大型トラックに撥ねられた。
信号はまだ青だった。
だから、安全のはずだった。
そのこともきっと、私を油断させてしまっていた。
それから、私の目は風で飛ばされたチケットに釘付けになってしまっていた。
だから気付くのが遅れた。
まどか「……ほっ、良かったぁ。ほむらちゃん、チケット捕まえ……」
ほむら「ッ!?まどか、」
その後の言葉が私の口から出ることはなかった。
“危ない”“車が”そんな言葉を叫ぶより早く、
私の目の前でまどかは……大型トラックに撥ねられた。
ほむら「いっ……いやぁあああああああッ!!まどかぁあああああああッ!!」
わき目もふらずまどかの元へ駆け寄る。
ほむら「まどか、まどかまどかまどかぁああ!!ぅあああああああ!」
足元が真っ赤に染まっていく。
すぐにソウルジェムを取り出し、魔力で治療する。
しかし、この手の魔法は私の得意分野ではない。
そうだ、さやか、さやかに連絡を取らなければ……!
『おかけになった電話は、現在電波の届かないところに……』
ッ……!
だったら、巴さん、巴さんは……
『お留守番サービスに接続いたします……』
わき目もふらずまどかの元へ駆け寄る。
ほむら「まどか、まどかまどかまどかぁああ!!ぅあああああああ!」
足元が真っ赤に染まっていく。
すぐにソウルジェムを取り出し、魔力で治療する。
しかし、この手の魔法は私の得意分野ではない。
そうだ、さやか、さやかに連絡を取らなければ……!
『おかけになった電話は、現在電波の届かないところに……』
ッ……!
だったら、巴さん、巴さんは……
『お留守番サービスに接続いたします……』
ほむら「なんで、なんでッ……!」
もう仕方がない。
私がやるしかない……!
見て分かるけれど、私の治療魔法なんかでなんとかなるような怪我じゃない。
それでも、やるしかない……!
トラックの運転手は青ざめた表情でどこかに電話をかけている。
野次馬が集まってくる。
誰かが私に声をかける。
でも、そんなのに構っている暇はない。
今はとにかく、まどかを治す。
まどか、まどか、まどかまどかまどかまどか……
QB「無駄だよ、ほむら」
もう仕方がない。
私がやるしかない……!
見て分かるけれど、私の治療魔法なんかでなんとかなるような怪我じゃない。
それでも、やるしかない……!
トラックの運転手は青ざめた表情でどこかに電話をかけている。
野次馬が集まってくる。
誰かが私に声をかける。
でも、そんなのに構っている暇はない。
今はとにかく、まどかを治す。
まどか、まどか、まどかまどかまどかまどか……
QB「無駄だよ、ほむら」
“無駄”
その言葉に、ほとんど無意識に反応して、声の方向に顔を向ける。
少し離れて見ている野次馬から1歩こちら側に近いところに、そいつは居た。
QB「それ以上やっても魔力の無駄使いだよ。もうやめるんだ」
ほむら「ふ、ふざけないで!やめられるわけないでしょう!?
まどかが危ないのに、このままじゃ死んじゃうかも知れないのに!!」
QB「死んでるよ」
ほむら「…………え」
QB「まどかはもう死んでる。それ以上体を治療したところで、彼女が生き返ることはない。
鹿目まどかの人生は、たった今終わってしまった」
その言葉に、ほとんど無意識に反応して、声の方向に顔を向ける。
少し離れて見ている野次馬から1歩こちら側に近いところに、そいつは居た。
QB「それ以上やっても魔力の無駄使いだよ。もうやめるんだ」
ほむら「ふ、ふざけないで!やめられるわけないでしょう!?
まどかが危ないのに、このままじゃ死んじゃうかも知れないのに!!」
QB「死んでるよ」
ほむら「…………え」
QB「まどかはもう死んでる。それ以上体を治療したところで、彼女が生き返ることはない。
鹿目まどかの人生は、たった今終わってしまった」
ほむら「な……何を、何を言って……」
QB「認めたくない気持ちも、わからないわけじゃない。だけどこれは事実だ。
そもそも、そんな状態のまどかを見て生きていると判断する方がどうかしてるよ」
ほむら「……嘘よ、嘘、そんなの、嘘……」
男「お、おいキミ、大丈夫か……」
ほむら「助けなきゃ、まどか、助けなきゃ、まどか、まどか、まどか……」
男「もうすぐ救急車と警察が来るから……えっ!?」
「と、飛んで行ったぞ!」
「嘘だろ、おい……」
「ま、幻でも、見たのか……?」
QB「やれやれ……。こんな大勢の前で魔法を使うなんて、どうかしてるよ」
QB「認めたくない気持ちも、わからないわけじゃない。だけどこれは事実だ。
そもそも、そんな状態のまどかを見て生きていると判断する方がどうかしてるよ」
ほむら「……嘘よ、嘘、そんなの、嘘……」
男「お、おいキミ、大丈夫か……」
ほむら「助けなきゃ、まどか、助けなきゃ、まどか、まどか、まどか……」
男「もうすぐ救急車と警察が来るから……えっ!?」
「と、飛んで行ったぞ!」
「嘘だろ、おい……」
「ま、幻でも、見たのか……?」
QB「やれやれ……。こんな大勢の前で魔法を使うなんて、どうかしてるよ」
・
・
・
さやか宅
さやか「ただいまーっと」
帰宅の挨拶はなんとなくするけど、別に誰か居るわけじゃない。
大体あたしが帰るのが一番早いんだしね。
いやぁそれにしても、今日も恭介のヴァイオリン良かったなぁ。
やっぱあたしのためだけに演奏してくれるっていうのが格別に……。
ってあれ、携帯電源切れて……あ、そっか。
演奏中だから電源切ってたんだった。
さやか「……ん?ほむらから着信だ、珍しいな」
かけ直してみるか、と思ったと同時に、インターホンが鳴った。
さやか「っと。はいはーい、今出ますよー」
・
・
さやか宅
さやか「ただいまーっと」
帰宅の挨拶はなんとなくするけど、別に誰か居るわけじゃない。
大体あたしが帰るのが一番早いんだしね。
いやぁそれにしても、今日も恭介のヴァイオリン良かったなぁ。
やっぱあたしのためだけに演奏してくれるっていうのが格別に……。
ってあれ、携帯電源切れて……あ、そっか。
演奏中だから電源切ってたんだった。
さやか「……ん?ほむらから着信だ、珍しいな」
かけ直してみるか、と思ったと同時に、インターホンが鳴った。
さやか「っと。はいはーい、今出ますよー」
さやか「……ほむら?」
インターホンに映っていたのは、確かにほむらだった。
でもその顔はどことなく雰囲気がおかしくて……
さやか「どうしたの、ほむら。何かあった?」
ほむら『!さやか、今家に1人!?入れてちょうだい、早く!』
さやか「えっ、わ、わかった。はい、どうぞ。上がってきて」
やっぱり何かあったらしい。
いつもあんなに冷静なほむらがあんなに取り乱してるなんて、一体何が……。
ほむら「さやか!」
さやか「どうしたのよ、そんなに慌てて……ッ!?」
インターホンに映っていたのは、確かにほむらだった。
でもその顔はどことなく雰囲気がおかしくて……
さやか「どうしたの、ほむら。何かあった?」
ほむら『!さやか、今家に1人!?入れてちょうだい、早く!』
さやか「えっ、わ、わかった。はい、どうぞ。上がってきて」
やっぱり何かあったらしい。
いつもあんなに冷静なほむらがあんなに取り乱してるなんて、一体何が……。
ほむら「さやか!」
さやか「どうしたのよ、そんなに慌てて……ッ!?」
インターホンでは顔しか映らないから、わからなかったけど……
部屋に上がってきたのは、ほむらだけじゃなかった。
ほむらの両腕には、もう1人、ぐったりとして動かない……
さやか「ま、まどか……うぅッ……!」
それは確かにまどかだった。
でもその姿は、胃の中身が込み上げて来てしまう程の……。
さやか「な、なに、なんで……?」
ほむら「さやか、お願い!まどかを治して!あなたの魔法で、この子を治してあげて!!」
さやか「ッ……」
そうだ、今はごちゃごちゃ考えてる暇はない……。
理由なんかどうでも良い。
とにかく、まどかが大変なんだ。
こんな時こそ、あたしの魔法の出番じゃないか……!
部屋に上がってきたのは、ほむらだけじゃなかった。
ほむらの両腕には、もう1人、ぐったりとして動かない……
さやか「ま、まどか……うぅッ……!」
それは確かにまどかだった。
でもその姿は、胃の中身が込み上げて来てしまう程の……。
さやか「な、なに、なんで……?」
ほむら「さやか、お願い!まどかを治して!あなたの魔法で、この子を治してあげて!!」
さやか「ッ……」
そうだ、今はごちゃごちゃ考えてる暇はない……。
理由なんかどうでも良い。
とにかく、まどかが大変なんだ。
こんな時こそ、あたしの魔法の出番じゃないか……!
ワルプルギスの夜との戦いの時だって、
これ程じゃないにしてもみんなの酷い怪我をたくさん治したんだ!
ほむら「すごい……すごい!どんどん、治っていく!」
さやか「ちょっと黙ってて!集中してるから……!」
あれだけ惨い状態だったまどかの体は、どんどん元通りになっていく。
そうして、ついに……。
さやか「……な、治ったぁ……!」
ほむら「治った?治ったの?まどか、これで治ったの?良かった、良かったぁ……!」
さやか「それで……説明してくれる?一体何があったのよ?」
QB「交通事故に遭ってしまったんだよ」
ほむら「ッ……!」
QB「やっぱりここに居たんだね、ほむら」
これ程じゃないにしてもみんなの酷い怪我をたくさん治したんだ!
ほむら「すごい……すごい!どんどん、治っていく!」
さやか「ちょっと黙ってて!集中してるから……!」
あれだけ惨い状態だったまどかの体は、どんどん元通りになっていく。
そうして、ついに……。
さやか「……な、治ったぁ……!」
ほむら「治った?治ったの?まどか、これで治ったの?良かった、良かったぁ……!」
さやか「それで……説明してくれる?一体何があったのよ?」
QB「交通事故に遭ってしまったんだよ」
ほむら「ッ……!」
QB「やっぱりここに居たんだね、ほむら」
さやか「キュゥべえ!ってか、交通事故……!?それであんな酷い怪我になるもんなの!?」
QB「それは不運としか言いようがないね。
即死はともかくとして、あんな酷い状態になるなんて滅多にないことだよ」
さやか「……え?」
QB「それにしても流石だね、さやか。遺体の損壊をここまで修復できるなんて。
君の魔法は回復魔法というより修復魔法に近いものなのかもしれないね」
さやか「ちょっ……あ、あんた何言ってんの!?冗談にしちゃ笑えなさ過ぎるよ!!」
QB「?何かおかしなことを言ったかい?」
さやか「そ、即死だとか遺体だとか!ふざけないでよ!
それじゃまるで、まどかがもう……!」
QB「それは不運としか言いようがないね。
即死はともかくとして、あんな酷い状態になるなんて滅多にないことだよ」
さやか「……え?」
QB「それにしても流石だね、さやか。遺体の損壊をここまで修復できるなんて。
君の魔法は回復魔法というより修復魔法に近いものなのかもしれないね」
さやか「ちょっ……あ、あんた何言ってんの!?冗談にしちゃ笑えなさ過ぎるよ!!」
QB「?何かおかしなことを言ったかい?」
さやか「そ、即死だとか遺体だとか!ふざけないでよ!
それじゃまるで、まどかがもう……!」
QB「だから、そう言ってるじゃないか。まどかはもう死んでるよ。
そこにあるのはもうまどかじゃない。まどかだった、ただの肉のかたま」
パァン
ほむら「黙りなさい……」
さやか「ッ……!!」
あたしは、声が出なかった。
ほむらがキュゥべえを撃ったからじゃない。
いや、もちろん突然の発砲にも驚いたけど、
キュゥべえに代わりがいくらでも居ることは知ってる。
だから、声が出なくなるほどのことじゃない。
あたしが硬直してしまった理由は……ほむらの異様な雰囲気だった。
ほむら「黙りなさい、黙りなさい、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ」
そこにあるのはもうまどかじゃない。まどかだった、ただの肉のかたま」
パァン
ほむら「黙りなさい……」
さやか「ッ……!!」
あたしは、声が出なかった。
ほむらがキュゥべえを撃ったからじゃない。
いや、もちろん突然の発砲にも驚いたけど、
キュゥべえに代わりがいくらでも居ることは知ってる。
だから、声が出なくなるほどのことじゃない。
あたしが硬直してしまった理由は……ほむらの異様な雰囲気だった。
ほむら「黙りなさい、黙りなさい、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ」
さやかは殺せよ
害悪以外の何物でもない究極唯一無二のがん細胞みたいなやつじゃん
害悪以外の何物でもない究極唯一無二のがん細胞みたいなやつじゃん
ワルプル越えても時間停止使えるくらいならいっそ時間遡行しちゃえば
もう動かなくなったキュゥべえに向かって何度も何度も発砲し、
弾が切れても引き金を引き続ける。
さやか「ほ、ほむらあんた……」
ほむらは、キュゥべえの言っていることを否定している。
……というより、拒絶している……。
あたしは、ゆっくりと、ベッドに寝ているまどかに近付く。
そして、チラリとまどかを見た。
こうして見ると、本当にただ寝ているだけにしか見えない。
でも、よく見てみると……呼吸していれば多少上下するはずの胸が、まったく動かない。
それに寝息も聞こえない。
弾が切れても引き金を引き続ける。
さやか「ほ、ほむらあんた……」
ほむらは、キュゥべえの言っていることを否定している。
……というより、拒絶している……。
あたしは、ゆっくりと、ベッドに寝ているまどかに近付く。
そして、チラリとまどかを見た。
こうして見ると、本当にただ寝ているだけにしか見えない。
でも、よく見てみると……呼吸していれば多少上下するはずの胸が、まったく動かない。
それに寝息も聞こえない。
そっと、口元に耳を近づける。
首と手首に、手を当ててみる。
さやか「……ぁ、ぁあ、ああぁあああ……!」
ほむら「……さやか?」
もう、決まりだ。
まどかの呼吸は、心臓は、止まっている。
ということはつまり、そういうことだ。
そういうことなんだ……。
さやか「まどか、まどかぁ、まどかぁ……!
まどかまどか、まどか、まどかぁああ!!」
首と手首に、手を当ててみる。
さやか「……ぁ、ぁあ、ああぁあああ……!」
ほむら「……さやか?」
もう、決まりだ。
まどかの呼吸は、心臓は、止まっている。
ということはつまり、そういうことだ。
そういうことなんだ……。
さやか「まどか、まどかぁ、まどかぁ……!
まどかまどか、まどか、まどかぁああ!!」
現実だったら損傷さえ治せば心肺蘇生できるが、
魂のある世界だからなまどマギは…
魂のある世界だからなまどマギは…
さやかはそのことに気付いてしまった瞬間、もう何も考えられなくなった。
頭の中に浮かび上がるのは、たった1つの事実。
“鹿目まどかは死んだ”
さやか「うぁあああああああ!うああああああああああああああ!!」
ほむら「……っひ……っ……ぅ……ぅくっ……ぁ、あああ、あぁぁああああああ!
あぁあぁあああああぁああああああッ!!」
ついに、ほむらの表情が崩れた。
まどかの親友であるさやかの、心の底からの悲痛な叫びが、
感情のないキュゥべえから淡々と告げられた事実よりも、より残酷に、
まどかの死が事実であることをほむらの心に刻み付けた。
綺麗に“修復された”まどかの遺体にすがって、2人は声をあげて泣き続けた。
頭の中に浮かび上がるのは、たった1つの事実。
“鹿目まどかは死んだ”
さやか「うぁあああああああ!うああああああああああああああ!!」
ほむら「……っひ……っ……ぅ……ぅくっ……ぁ、あああ、あぁぁああああああ!
あぁあぁあああああぁああああああッ!!」
ついに、ほむらの表情が崩れた。
まどかの親友であるさやかの、心の底からの悲痛な叫びが、
感情のないキュゥべえから淡々と告げられた事実よりも、より残酷に、
まどかの死が事実であることをほむらの心に刻み付けた。
綺麗に“修復された”まどかの遺体にすがって、2人は声をあげて泣き続けた。
・
・
・
さやか「……ねぇ、ほむら。これから、どうする……?」
ほむら「…………」
さやか「やっぱさ……病院に届けたりとか、した方が良いのかな……?
それで多分、まどかの家族に、連絡が行ったりして……」
ほむら「……私がやるわ」
さやか「え……」
ほむら「私が、まどかの体を預かる。後は、私に任せて。
あなたはもう、休んでちょうだい。魔力もかなり使ってしまったでしょう?」
さやか「で、でも……」
ほむら「……まどかの体を綺麗にしてくれて、ありがとう。それじゃあね、さやか」
さやか「あ……」
・
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さやか「……ねぇ、ほむら。これから、どうする……?」
ほむら「…………」
さやか「やっぱさ……病院に届けたりとか、した方が良いのかな……?
それで多分、まどかの家族に、連絡が行ったりして……」
ほむら「……私がやるわ」
さやか「え……」
ほむら「私が、まどかの体を預かる。後は、私に任せて。
あなたはもう、休んでちょうだい。魔力もかなり使ってしまったでしょう?」
さやか「で、でも……」
ほむら「……まどかの体を綺麗にしてくれて、ありがとう。それじゃあね、さやか」
さやか「あ……」
翌朝、学校
あの後、ほむらはまどかを抱きかかえて、1人で出て行ってしまった。
止めてもあんまり頑なに言うから任せちゃったけど、いろいろ面倒じゃないのかな……。
……もうまどかの家に連絡は行ったのかな。
行ってるよね、たぶん。
それできっと、今朝のHRでそのことについてお知らせがあって……。
仁美、きっと悲しむだろうな……。
あ……駄目だ、考えただけで、また、涙が……。
ほむら「おはよう、さやか」
さやか「!ほむら……」
あの後、ほむらはまどかを抱きかかえて、1人で出て行ってしまった。
止めてもあんまり頑なに言うから任せちゃったけど、いろいろ面倒じゃないのかな……。
……もうまどかの家に連絡は行ったのかな。
行ってるよね、たぶん。
それできっと、今朝のHRでそのことについてお知らせがあって……。
仁美、きっと悲しむだろうな……。
あ……駄目だ、考えただけで、また、涙が……。
ほむら「おはよう、さやか」
さやか「!ほむら……」
ほむらの様子は……いつものほむらと、何も変わらなかった。
……あんなことがあったのに、もう平気なフリができるんだ。
あたしと同じくらい……ううん、あたしよりもっと、まどかのこと大好きだったのに。
ほむら「?どうかしたかしら。私の顔に何か付いてる?」
さやか「あ、ううん。……すごいね、ほむらはさ」
ほむら「……いつまでも落ち込んでなんていられないもの」
その時、教室の扉が開いて早乙女先生が入ってきた。
和子「みなさん……席についてください。HRを始めます」
やっぱり……いつになく重い雰囲気だ。
この空気を察してか、教室に一気に緊張感が増す。
そして、早乙女先生が真剣な表情で口を開いた。
和子「まず初めに、大切なお話があります。
昨日から……鹿目さんがお家に帰っていないそうです」
……あんなことがあったのに、もう平気なフリができるんだ。
あたしと同じくらい……ううん、あたしよりもっと、まどかのこと大好きだったのに。
ほむら「?どうかしたかしら。私の顔に何か付いてる?」
さやか「あ、ううん。……すごいね、ほむらはさ」
ほむら「……いつまでも落ち込んでなんていられないもの」
その時、教室の扉が開いて早乙女先生が入ってきた。
和子「みなさん……席についてください。HRを始めます」
やっぱり……いつになく重い雰囲気だ。
この空気を察してか、教室に一気に緊張感が増す。
そして、早乙女先生が真剣な表情で口を開いた。
和子「まず初めに、大切なお話があります。
昨日から……鹿目さんがお家に帰っていないそうです」
>>27
青なんかで治るなんてよっぽど奇病なんだな
青なんかで治るなんてよっぽど奇病なんだな
…………え?
和子「美樹さん、志筑さん、それから暁美さん。
あなたたちは、鹿目さんと仲が良かったですね。3人とも、何か聞いたりしていませんか?」
仁美「い、いえ……。昨日は喫茶店で解散してから、まどかさんとは連絡していませんわ」
ほむら「私も、何も知りません」
さやか「……!?」
和子「美樹さんはどうですか?」
さやか「えっ、いや、あの……ご、ごめんなさい。あたしも、何も……」
和子「そうですか……。何か、ほんの些細なことでも良いですから、
心当たりのある人はすぐに言ってくださいね」
和子「美樹さん、志筑さん、それから暁美さん。
あなたたちは、鹿目さんと仲が良かったですね。3人とも、何か聞いたりしていませんか?」
仁美「い、いえ……。昨日は喫茶店で解散してから、まどかさんとは連絡していませんわ」
ほむら「私も、何も知りません」
さやか「……!?」
和子「美樹さんはどうですか?」
さやか「えっ、いや、あの……ご、ごめんなさい。あたしも、何も……」
和子「そうですか……。何か、ほんの些細なことでも良いですから、
心当たりのある人はすぐに言ってくださいね」
>>44
ワルプル越えてるから止められないんじゃ
ワルプル越えてるから止められないんじゃ
休み時間
さやか「ほ、ほむら、どういうこと!?
昨日あの後、病院に連れて行ったんじゃなかったの!?」
ほむら「…………」
さやか「黙ってないで答えなさいよ!まどかは今、どこに居るの!?」
ほむら「まどかの体は今、鮮度を保ったまま保存してある」
さやか「は、はぁ!?なんで、そんなこと……」
ほむら「決まっているじゃない。あの子を生き返らせるためよ」
さやか「ッ!?い、生き返らせ……!で、できるの!?」
ほむら「えぇ、できるわ」
さやか「ほ、ほむら、どういうこと!?
昨日あの後、病院に連れて行ったんじゃなかったの!?」
ほむら「…………」
さやか「黙ってないで答えなさいよ!まどかは今、どこに居るの!?」
ほむら「まどかの体は今、鮮度を保ったまま保存してある」
さやか「は、はぁ!?なんで、そんなこと……」
ほむら「決まっているじゃない。あの子を生き返らせるためよ」
さやか「ッ!?い、生き返らせ……!で、できるの!?」
ほむら「えぇ、できるわ」
>>47
あー、もうまどか救えて満足しちゃったから?
あー、もうまどか救えて満足しちゃったから?
>>45
死ね
死ね
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- ほむら「もういやだわまどかなんてどうでもい」 (710) - [56%] - 2012/4/18 7:30 ★★★×4
- ほむら「いっそのことまどかをずっと監禁しましょう」 (378) - [56%] - 2011/3/26 2:00 ★★★
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