元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞獲得を目指す」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 11 :
選択肢その他はだいたい鬼門
かと思いきやどうなる
102 = 1 :
P「……だから、真美の言う通りだ。きっとお前なら……俺がいなくても、大丈夫」
真美「……っ……」
P「もしも、アイドルをやめたくなったら……そのときはやめてもいい」
P「もちろん俺は……真美にはアイドルを続けて欲しいし、続けてくれると信じているけど……」
P「……なにより、真美自身がつまらなくなったなら……続けることに意味は無い」
真美「……いーの? そ、そんなこと言ったら、ホントに……」
P「ああ。だって俺は最初から……、お前達には、心から楽しんでアイドルをしていて欲しかったんだ」
P「だから俺は……最後まで、そういうプロデューサーで……そういう、真美の兄ちゃんでいたいんだよ……」
真美「……」
P「……」
真美「……兄ちゃん」
P「……なんだ?」
真美「……前にさ、兄ちゃんは……真美のお願い、なんでも一個だけ叶えてくれる、って言ったよね」
P「……ああ」
真美「ホントは、真美が十六歳になるまで取っとくつもりだったんだけど……それ、今、聞いてもらっていい?」
103 = 1 :
P「……なんでも言ってくれ。俺に出来ることなら、どんなことでもするから」
真美「……それじゃあ……」
真美「真美のこと、もっかい、ぎゅってしてくれる?」
P「……」
真美「それで……真美はホントに、オトナになるから。子どもだった真美はもう、卒業するから……」
P「……」
1 こっちにおいで
2 だめだ
>>105
108 = 1 :
P「真美……こっちにおいで」
真美「……」
P「……」
ぎゅ
真美「……えへへ。兄ちゃんの体って、やっぱ大きいね」
P「……そうか?」
真美「うん……真美もいつか、兄ちゃんみたいにでっかくなれるかな」
P「……きっと真美なら、俺くらい、すぐに追い越せるさ」
真美「そうかな」
P「そうだよ……俺が今まで、真美にウソついたこと、あったか?」
真美「いっぱいあったよ……んっふっふ~。あのときも、その前も……」
P「……そ、そうだな」
109 :
一年後、ボディビルダーとして活躍する真美の姿が
110 = 1 :
―――
P(そのあとしばらく……俺に肩を抱かれながら、真美は静かに泣いていた)
P(大人と子どもの境目を、行ったり来たりして……時には、迷いそうになることもあるけれど)
P(きっと、真美ならもう……大丈夫だ)
真美「……兄ちゃん。ついでに、もう一個お願い!」
P「しかたないな……なんだ?」
真美「あのね、兄ちゃんが帰ってきたら……またいっぱい、遊んで?」
P「……もちろん、約束するよ。それまでに真美が成長しすぎて、俺と遊ばない、なんて言わないかぎりな」
真美「んっふっふ~! オトナになっても、それはベル薔薇だから心配ないよっ!」
P「あはは……別腹、な」
P(雪歩、真美、あずささん……これで、全員だ)
P(全員に、隠していたすべてを話して……みんな、俺のハリウッド行きのことを納得してくれた)
P(……明日から、もう一度リスタートだ。そして、最後まで……!)
【ある日の風景10 おわり】
111 = 1 :
10分休憩します
113 = 105 :
乙っす
115 = 1 :
【活動50週目 首都エリア/ドーム 朝】
P(真美と話をした、あの日から……一ヶ月の時間が経った)
P(その間、俺達は営業もそこそこに、ひたすらにレッスンを重ね……)
P(今日この日のために、準備を重ねてきたのである)
P(そして、ついに……本当の本当に……! この日がやってきたんだ!)
P「みんな……、気合入れていくぞ!」
みんな「はいっ!」
P(今日は……待ちに待った、ドームでのコンサート……!)
118 = 1 :
【舞台袖】
雪歩「……」チラーリ
ざわ……
ざわ……
雪歩「うう……ひ、人があんなに……ぷ、プロデューサぁ~……」パタパタ
P「どうした、こわいのか? ……って、こんなやり取り、前にもした気がするな」
雪歩「そ、そうでしたっけ? あの……こわくは、ないですけど……」
P「……チケットは全部、即日完売した。つまり今日のライブは、満席ってことだ」
P「4万人を越えるファンに囲まれても……本当にこわくはないか?」
雪歩「……はい! でも……なんだか、胸がドキドキしちゃって」
P「……」
雪歩「ソワソワするんですぅ。いても立ってもいられなくて、早く舞台に立ちたい、って……」
P「……」ワッシャワシャ
雪歩「え、え? な、なんであたま……」
P「雪歩……でっかくなったなぁ……俺は嬉しいよ……!」
119 = 1 :
P「さて……」
P(みんな、もう準備は万端のようだ)
P(歌もダンスも、今日この日まで、完璧にこなせるようにレッスンを重ねた)
P(あとは、開演を待つだけ……三人とも、集中してその時を待っている)
P「……」ソワソワ
P「……いかんいかん。俺自身がソワソワしてどうする。し、しかし……」
P(なんだか、落ち着かないな……誰かに、話しかけてみようか?)
1 雪歩
2 真美
3 あずさ
4 誰にも話しかけない
>>122
125 = 1 :
P(雪歩に、話しかけよう)
P「……雪歩」
雪歩「は、はいっ! なんですか?」
P「何か、心配はないか? 忘れ物はないか?」
雪歩「えっ、わ、忘れ物……ですかぁ?」
P「衣装は着たか? ダンスは覚えているか? ハンカチは、ティッシュは?」
雪歩「ティッシュ!? う、うう……わ、忘れちゃいましたぁ……」
P「そ、それはいけない! ほら、このティッシュを持って」スッ
雪歩「あ、ありがとうございます! ……あれ?」
P「ど、どうした?」
雪歩「ティッシュって……いつ使うんですか?」
P「……」
P「……使わないな」
雪歩「そうですよね……」
P「す、すまん。いや、なんだか、落ち着かなくて……動転していたみたいだ」
126 = 1 :
雪歩「……えへへ」
P「な、なんだよ……」
雪歩「なんだか、いつもと逆で……プロデューサーの方が慌ててるのが、嬉しくて」
P「う、嬉しい? なんでまた」
雪歩「プロデューサーの、そういう一面を見れたから、嬉しいんですぅ」
雪歩「私は……プロデューサーのことなら、なんでも知りたいんですから」
P「……」
P(将来雪歩の旦那になる人は……きっとこの子に頭が上がらなくなるんだろうなあ)
P(……ん? 旦那? なんかそれを想像したら、腹が立ってきたぞ)
雪歩「プロデューサー?」
P「あ、ああ。なんだ?」
雪歩「私達なら心配ありません。だって今日この日まで……ずっとずっと、頑張ってきたんですから」
P「……そうだな」
雪歩「それはプロデューサーが一番よく知ってくれているはずです。だから……」
雪歩「今日は安心して、見ていてくださいっ! ゼッタイ、ゼッタイ成功させてみせますから!」
129 = 1 :
P(そう言って、雪歩はみんなの元へと走っていった)
P(いつだって怖がりで、泣き虫だった雪歩は……もういないんだな)
P(……いけないいけない。泣くのは、ぜんぶ終わってからだ!)
―――
スタッフ「皆さん、そろそろ本番なので、準備をお願いしますっ!」
みんな「はいっ!」
P「……みんな、これが、俺達全員でやる最後のライブだ」
真美「兄ちゃん兄ちゃん! 最後、じゃないっしょ~!」
あずさ「ええ、そうですよ。これから先も、私たちはずっと……でしょう?」
雪歩「……プロデューサーは、これから先もずっとずっと……たとえ離れていたって」
みんな「「「私達の、プロデューサーです!」」」
P「……っ……み、みんな……!」
ゴシゴシ
P「あ、ああ! そうだなっ!」
130 = 1 :
―――
雪歩「……みんな、気合を入れていきますぅっ!」
真美・あずさ「「はいっ!」」
雪歩「プロデューサーに、見せてあげましょう! 私達の成長した姿を……!」
真美「兄ちゃんが、真美達のこと、忘れらないくらいにっ!」
あずさ「ふふっ、すぐに帰ってきたくなっちゃうくらいにっ」
雪歩「日本での……、最高の思い出にしてあげるんですっ!」
あずさ「3!」
真美「2っ!」
雪歩「……1!」
「「「765プロぉー……ファイトぉー!!!!」」」
131 = 1 :
ワー ワー
雪歩「……」
雪歩(輝いたステージ……私たちのためだけに来てくれた、ファンの皆さん……)
トクン トクン…
雪歩「……」スッ
雪歩(体が軽い……でも、こんな気持ちは……、初めてじゃない)
雪歩(これまで、何度も味わってきた……この気持ち。楽しくて、ワクワクして……)
雪歩(……もう本当に、何もこわくない。だって、私には……)
真美「~♪」
あずさ「……」ニコッ
雪歩(……仲間がいるから……。そして……)
雪歩(これまでみんなで歩いてきた、この道があるから!)
スゥ……
……―― ARE YOU READY!! I'M LADY!! 始めよう ――……
ワァァアアアア!!!
132 = 105 :
ワァァアアアアアア!!
133 = 66 :
アズサァァ!!ケッコンシテクレー!!
134 = 105 :
ユキポォォォォォォォォォォォォ!!!
135 = 117 :
マミィィィィィィ!!
136 = 10 :
マミィィィィィィィィィィ!!
137 :
なんか別のマミが呼ばれてる気もするけどマミィィィィィィ!
138 = 1 :
―――
P(……ライブが、終わった)
ヴーン……
……タタタタッ
雪歩「……っ……んっ……はぁっ、はぁっ! ぷ、プロデューサーっ!!」
真美「兄ちゃんっ! 兄ちゃん兄ちゃん! 見てた!? 見てくれてた!?」
P「ああ、ああ! 見ていたぞ……最高のステージだった、みんなっ!!」
あずさ「ふ、ふふっ……とっても楽しかった、です~……!」
P「こんなに、こんなに素晴らしいライブが出来るなんて――
ワァァァアア!!
P「っ!」
アンコール! アンコール!
P「すごい……アンコールの声が、まだ鳴り止まない……!」
雪歩「……プロデューサーっ! 私達、まだやれますっ!!」
139 = 6 :
雪歩!雪歩!雪歩!
140 :
ぽえ~ぽぽえ~ぽぉぉぉぉええぇぇぇぇ!
141 = 1 :
P(……どうする? 無理は禁物だけど……)
真美「兄ちゃん! 悩んでる場合じゃないっしょ!」
あずさ「ファンの方達は、今も待っていますよ~?」
P「……」
P「……わかった! みんな行ってこいっ!!」
みんな「はいっ!!」
P「それじゃあ、アンコールの曲は……」
雪歩「……それはもうっ、決まってますぅっ!」
P「ええ!? そんな、勝手に……」
雪歩「いいえ、決めましたっ! 私が……、私があのときプロデューサーに言った、あの歌をっ!」
P「……5thシングルのときのことか? でもあれは、まだ完成していないって……」
雪歩「千早ちゃんとか、作曲家の方とか……もう、たっくさん、たっくさんの人に協力してもらって、完成させたんです!」
142 = 10 :
なんだろうね曲
143 = 1 :
雪歩「これは……あなたへのプレゼントだからっ! だから……っ」
雪歩「お願いですっ、やらせてくださいっ!」
P「……雪歩……」
1 わかった!
2 いいやダメだ!
>>145
147 = 1 :
P「……まったく、とんだサプライズだよ」
雪歩「……っ」
P「歌は大丈夫なのか? 振り付けは?」
雪歩「ばっちりですぅ! みんなで秘密特訓していましたからっ!」
P「……よし、わかった! それなら……行ってこいっ!」
雪歩「! は、はいっ!」
たったった……
P「……雪歩っ!」
雪歩「な、なんですかっ?」
P「行く前に……歌のタイトルを、教えてくれっ!」
雪歩「……タイトルは……」
雪歩「 『 i 』 ですぅっ!!」
148 = 1 :
―――
雪歩「……」
スゥ……
―――――――――――――――――――――――
新しい服 着替えて出掛けよう
―――――――――――――――――――――――
ワァァァアア……!!
ファンA「……って、あれ?」
―――――――――――――――――――――――
靴も鞄も 買いたて下したて
―――――――――――――――――――――――
ざわ……
ざわ……
150 = 1 :
―――――――――――――――――――――――
青い空には 太陽眩しいな
―――――――――――――――――――――――
P(……な、なんだ?)
―――――――――――――――――――――――
人目気にせず 歌でも口ずさもう
―――――――――――――――――――――――
P(伴奏が……流れていない?)
P(雪歩達、アカペラで歌って……まさか音響のトラブルか!?)
P「どうする……!?」
1 止める!
2 とぅどぅけさせてください!
>>152
みんなの評価 : ☆
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