元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞獲得を目指す」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
351 = 314 :
ほ
352 :
さるよけ
353 = 304 :
―――
P(それから雪歩は……緊張の糸が切れたかのように、眠ってしまった)
P(別れの時が近づいてきていることと、何もわからない未来への不安が重なって……)
P(雪歩の小さな体には、大きなプレッシャーがかかっていたのかもしれない)
P(……でも雪歩は、自分の内に秘めた不安をすべて吐き出し……再び立ち上がってくれたようだ)
P(IA大賞……俺達の、夢)
P(もう間も無くだ。もう間も無く……これまで頑張ってきた一年間の、結果が出る)
P(俺はアイドル達のことを、彼女達がこれまで歩いてきた道のことを信じている)
P(だから、きっと……!)
【ある日の風景12 おわり】
354 = 304 :
10分休憩
359 = 304 :
【活動54週目 765プロ事務所 朝】
P「さあ、今日も元気にアイドルプロデュースだ!」
P(と、こんなことを言えるのも……もう、最後なんだよな)
P(……いかんいかん。まだ感傷に浸るには早すぎる)
P「さて……みんなの調子は、っと……」
雪歩「プロデューサー、おはようございますぅ!」
真美「おっはよっ、兄ちゃん!」
あずさ「ふふっ、おはようございますー♪」
P(……なるほど。よし、それじゃあ今日はこの子に、意気込みを語ってもらうとしよう!)
P(最後の朝の挨拶。それを締めくくるのに、ふさわしい、この子に……!)
>>360
360 = 327 :
雪歩
361 :
ぴよ
362 = 304 :
P「……雪歩!」
雪歩「はいっ!」
P「今日はなんだか、いつもと違って見えるな」
雪歩「えへへ……それはきっと、ユニットのみんなのおかげだと思いますぅ」
雪歩「みんなが、私に元気をくれるから、だから……」
P(……なるほど。よし、ここはこう答えておくことにしよう!)
1 いい感じだな
2 空回りするなよ
>>364
364 = 312 :
1
頭をワシャワシャしながら
365 = 304 :
P「いい感じだな、こいつめっ!」
ワッシャワシャ
雪歩「あ、あう、あう……な、なんで頭、わしゃわしゃするんですかぁ?」
P「雪歩が可愛いからだよ! あっはっは!」
雪歩「ぇ、えぇ……も、もう、やめてください~! み、みんないるのに……」カァァ
真美「……ね、ねえ、あずさおね
あずさ「ダメよ、真美ちゃん……邪魔しちゃ、かわいそうでしょ?」
あずあ「もう、こんな光景も……何度も見られないんだから」
真美「……うん。そだねっ! やいやい兄ちゃんっ! 真美も混ぜろ~!」タタッ
あずさ「私も~!」トテテ
P「ああ! みんなまとめて来いっ!」
366 = 304 :
高木「……時は来た!」
P「うわっ、社長!? なんだか久しぶりな気がしますね」
高木「毎日顔を合わせているのに何を言っているんだね君ぃ……」
高木「ところで、今日のフェスだが……アイドル諸君の様子はどうかな?」
P「……俺達ならこの通り……」
雪歩「えへへ……」
真美「んっふっふ~!」
あずさ「……ふふっ♪」ツヤツヤ
P「ばっちりですよ!」
高木「……うむ! 君の言葉は、勢いがあって実に素晴らしい!」
高木「この調子で、最後まで走り抜けてくれたまえよ!」
みんな「はいっ!」
367 = 335 :
時は来た…それだけだ
368 = 361 :
いざ、決戦の時じゃ!
370 = 304 :
黒井「ん? おやおや~?」
P「……お久しぶりですね、黒井社長」
黒井「そこにいるのは、高木のところのおとぼけプロデューサーとその仲間達ではないか」
黒井「こんなところで会うとは奇遇だねぇ。君達は、今日のフェスに見学に来たのかい?」
P「参加を! しに来たんですよ!」
黒井「ハーハッハ! あ、いやこいつは失礼……」
黒井「まさか本当にノコノコと、わざわざ私のジュピターに潰されに来るほどのお馬鹿さん達だとは思わなくてね」
P(くそっ、相変わらず人をバカにしきった態度だ……!)
P(なんとか黒井社長に、一糸報いてやりたいな。でも、どうすれば……?)
1 悪口を言い返す
2 全力で無視する
3 その他
>>372
373 = 304 :
P「……」
黒井「ハーッハッハ! もう返す言葉もないか!」
P「……」
黒井「まあ、それも仕方あるまい。このセレブで、エレガントで、ゴージャ――
P「……さあ、みんな! 気合を入れていこうな!」
雪歩「はいっ!」
黒井「……ス、な……ううん? ……ゲホン! よく聞こえなかったようだね」
P「相手は、あのジュピターだ。相手にとって不足はない……しかし!」
黒井「……おい、この私を無視して、勝手に話を進めるんじゃあない!」
P「お前達ならできる! なんてったって、これまで俺達は――
冬馬「……おい、何勝手に盛り上がってんだ」
P「……っ! き、君は……!」
黒井「……」
374 = 335 :
ほ
375 = 304 :
黒井「……」
冬馬「さっきから黙って見てりゃ……自分達ならできる、だと?」
P「……何がおかしいんだ」
冬馬「笑わせるぜ! 765プロは本当に、妄想しがちなバカの集まりらしいな!」
雪歩「……っ……!」
冬馬「……聞いたぜ、如月千早はこのIA大賞を辞退したらしいな」
P「……ああ」
冬馬「その如月の代わりに出てきたのが、お前達みたいな仲良しクラブの甘ちゃんユニットってわけだ!」
冬馬「ハーッハッハ! これがバカじゃなくて、何だって言うんだ!」
P「……俺達は、千早に勝ったんだ。それは実力を認められたってことじゃないのか?」
冬馬「どうせ、裏でコソコソと汚い真似をして勝ったんだろう! 俺はちゃんと知って」
雪歩「そんな言い方、あんまりですぅうう!!」
冬馬「!?」
376 = 304 :
雪歩「ち、千早ちゃんにはっ! 私達、正々堂々戦って、そして勝ちました!」
冬馬「……」
雪歩「あなたは見ていたんですか!? 私達のフェスを!」
冬馬「いや……見てねーけど……」
雪歩「じゃあもう、勝手なこと言わないでくださいっ!」
真美「ヒューヒュー!」
P「言ったれ言ったれ!」
冬馬「クソッ……なんだよ、お前……前のときもそうやってつっかかってきてよぉ!」
雪歩「最初につっかっかって来ているのは、いつもあなたの方ですっ! 違いますか!?」
冬馬「……いや、確かにそりゃそーかもしんねーけど……」
雪歩「そうでしょう!? だ、だからもう……!」
冬馬「な、なんだよ……また泣くのか!?」
雪歩「泣きませんっ!!」
377 = 355 :
ヒューヒュー!雪歩かわいいよぉ!
378 = 309 :
お嬢カッケーッス!
379 = 304 :
雪歩「……はぁ、はぁ……!」
冬馬「……フン。お前……萩原雪歩、だっけ?」
雪歩「……はい」
冬馬「そこまで言うなら、覚悟は出来るんだろうな?」
雪歩「覚悟……?」
冬馬「俺達に、全力で倒される覚悟だよ。もう手加減できねーぞ」
雪歩「……手加減なんて、最初からいりません」
雪歩「それに……そんな覚悟も、必要ありませんっ!」
雪歩「私達は、勝ちにきたんですからっ!」
冬馬「へえ……」カチン
380 = 304 :
冬馬「面白いこと言うじゃねーか」
雪歩「……」
冬馬「それじゃあ、見せてみろよ。萩原……、お前の力をなっ!」
雪歩「……」
雪歩「……見せるのは、私の力じゃありません……」
雪歩「見せるのは……!」
雪歩「私達の力ですっ!!」
381 = 304 :
雪歩「……私はあなたと違って、ひとりではなんにもできません」
雪歩「ずっとずっと……そうでした。そして、これからもそれは……同じです」
雪歩「くじけそうになったとき、全部全部やめてしまいたくなったとき……これまで何度だってありました」
雪歩「……でも、その度に……!」
雪歩「真美ちゃんが、私を笑顔にしてくれました」
真美「んっふっふ~♪」
雪歩「あずささんが、私を暖かく抱きしめてくれました」
あずさ「……ふふっ」
雪歩「そして……、プロデューサーが……」
P「……」
雪歩「暗闇に迷った私に、最初の一歩をくれました……!」
雪歩「私の隣には、いつだって……、仲間がいてくれたんですっ!!」
382 = 346 :
熱いね
383 :
続きが気になって寝れない(2日目
384 = 304 :
雪歩「そうやって、ひとりでは何もできないダメダメな私は……ようやくここまで来れましたっ!」
雪歩「だから……! だからこそ!」
雪歩「だからこそ私達は負けないっ!!」
冬馬「……っ……」
雪歩「ジュピターさん達に勝って……教えてあげますっ!」
雪歩「仲間と一緒にいることの強さを! そして……!」
雪歩「変えてあげますっ! ひとりでなんでも出来ると思っているような、あなたなんて、もう……!」
スゥ……
雪歩「……穴掘って……埋めてやりますぅうううううううぅううう!!!!」
385 = 304 :
雪歩「……はぁ、はぁ……っ……プロデューサー……!」
P「……ああ。よく言ったな」
雪歩「はい……っ!」
P(こんなとき、いつも雪歩は……自分の言った言葉にこわくなって、俺の元に駆けてきてたのに……)
P(……強くなったな、雪歩……!)
冬馬「……フン。行くぞ、お前ら」
翔太「あっれ~? 冬馬君、もしかして熱くなっちゃった?」
冬馬「はあ? 何言って――
北斗「ま、冬馬の気持ちもわからなくはないかな。ここまでお熱いアプローチを受けたら、そりゃあ、ね」
冬馬「あ、ああアプローチ!? なっ、なななな何言ってんだ!?」
雪歩「違いますぅ! アプローチなんかじゃないですぅ! 私が好きなのは……もごもご」
真美「ゆきぴょんゆきぴょん、ダメだよ! 今そういうアレじゃないんだから! 今はあっちのターン!」
386 = 304 :
冬馬「お、俺はただなあ……!」
翔太「あははっ! 冬馬君、慌てちゃっておっかしい~!」
冬馬「くっそ……! お前らいつだって、そうやって俺をからかいやがって……!」
北斗「はははっ、冗談だよ、冬馬。俺達だって、ちゃんとわかってるさ」
北斗「……お嬢さん?」
雪歩「……なっ、なんですか?」
北斗「俺達、今日はいつも通り、普通に勝つつもりでいたんだけど……」
翔太「そうだねっ! ちょっと予定変更かも。勝ちが決まってる勝負、なんて思わないようにするよっ!」
北斗「この通り、冬馬が熱くなっちゃったからさ。もし泣いちゃったら……ごめんね? そのときは慰めてあげるから」
雪歩「そ、そんな必要ありませんっ!」
P「そうだそうだ! 雪歩が泣いたときは、この俺が……もごもご」
あずさ「プロデューサーさん、今はあちらのターン、みたいですよ~?」
388 = 326 :
今日こそと思いつつ流石にこの時間は厳しい・・・④
389 = 346 :
ここまで来たら見届けたいけど
さすがに眠い
390 = 309 :
徹夜して見届けるか諦めて寝るか迷うな…
391 :
お前達も雪歩達も頑張れ…!
俺はもう限界だ…
392 = 304 :
北斗「ははは、あなた達も、相変わらず仲が良いみたいで何よりですよ!」
P「……余計なお世話だ」
北斗「ああ、これは失礼。それじゃあ……またステージの上で会いましょう。チャオ☆」
翔太「じゃーねっ!」
冬馬「あっ、ちょ、ちょっと、待てよお前ら! ちくしょう、俺の台詞まで奪いやがって……!」
P「……」
P(ジュピターって……もっとこう、クールな連中かと思ってたけど)
P(あの冬馬の扱いを見ているかぎり、意外とそうでもないのかな?)
P(……まあ、関係ないな。相手が誰であろうと……全力を出すだけだ!)
P「よし……じゃあ、俺達もそろそろステージへ向かおう!」
みんな「はいっ!」
393 :
しぇん
394 = 326 :
そして完全に忘れられる黒井社長・・・
あふぅ・・・
396 = 304 :
―――
スタッフ「皆さん、そろそろ時間なので、お願いします!」
みんな「はいっ!」
スタッフ「お隣のステージでは、ジュピターが本番の準備に入っています」
スタッフ「向こうに負けないくらい、ステージを盛り上げて下さいね!」
みんな「はいっ!」
P「よし、みんな……準備はいいな?」
雪歩「ばっちりですぅ!」
P「……泣いても笑っても、これがIA大賞における、最後のステージだ。だから……」
真美「せっかくなら、笑わなきゃ、だよねっ!」
あずさ「最後まで、みんなと一緒に、私達らしく……ですよね、プロデューサーさん?」
P「……ああ! みんな……これまでの一年間の努力を全て出し切り、そして……」
P「思いっきり、楽しんでこいっ!」
みんな「はいっ!」
397 = 352 :
あとは任せた
398 = 321 :
頑張れ雪歩
399 = 304 :
―――
雪歩「……みんな! 気合を入れていきますぅっ!」
真美「うんっ!」
あずさ「はいっ!」
雪歩「誰が相手だって、どんな大舞台だって、そんなの関係ありません!」
真美「真美達は、真美達らしくっ!」
あずさ「これまでも、そして……、これからもっ!」
あずさ「3!」
真美「2っ!」
雪歩「……1!」
「「「……トップアイドルーっ!!!!」」」
400 = 304 :
【フェス FIRE BALL (ロッソストラーダ VS ジュピター)】
ワー ワー
雪歩「……」
雪歩(……これが最後。でも、ここで止まるわけにはいかない)
スゥ……
……―― ARE YOU READY!! I'M LADY!! 始めよう ――……
ワァァアアアア!!!
雪歩(これはまだ、夢の途中。私達は勝って……それでもまだまだ、歩き続ける)
雪歩(私達と、あなたの……大切な夢に向かって……!)
みんなの評価 : ☆
類似してるかもしれないスレッド
- P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞獲得を目指す」 (450) - [100%] - 2012/9/6 13:30 ☆
- P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」 (1001) - [92%] - 2012/8/29 7:45 ★
- P「安価でアイドルプロデュースしてIA優勝を目指す」 (1001) - [86%] - 2012/8/22 11:30 ★★
- P「安価でアイドルをプロデュースする」 (224) - [53%] - 2012/3/13 5:45 ☆
- P「安価でアイドルをプロデュースする」 (531) - [49%] - 2013/9/9 11:45 ☆
- P「安価でアイドルをデートに誘え?」小鳥「はい!」 (324) - [47%] - 2013/12/14 0:00 ☆
- P「安価でアイドルとスキンシップしよう」 (356) - [46%] - 2013/6/5 19:45 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について