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    元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞獲得を目指す」

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    みんなの評価 :
    タグ : - アイドルマスター + - 安価 + - 雪歩 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    301 :

    3ラブホ

    303 = 210 :

    >>300
    ナイス

    304 :


    P「俺の家にいこう」

    雪歩「えっ!? ま、また、招待してくれるんですか……?」

    P「招待、ってほど大した家でもないけど……そこなら、誰にも見られる心配もないしさ」

    雪歩「誰にも……えへへ、そうですね」

    P(あれ? どうしてニコっとしたんだろう?)

    P「……とにかく、それでいいか?」

    雪歩「……はいっ!」

    ―――

    テクテク

    P「なあ、雪歩……」

    雪歩「なんですかぁ?」

    P「不安になることでもあったのかと思ったけど……なんか、もうご機嫌になってないか?」

    雪歩「き、きき気のせいですぅ」

    P「そっか……」

    雪歩「……えへへ……また、添い寝とかしてくれたりして……」ボソボソ

    306 = 304 :


    ―――

    P(そんなこんなで、俺達は家に着いたのである)

    P(もちろん、ここに来るまでの間、パパラッチを警戒することも忘れていない)

    P(こんなこと、冷静に考えたら、スキャンダルの元だからな……)


    雪歩「……プロデューサーのお家……♪」

    P「そんな、大したものでもないだろう。雪歩の家の方がよっぽど立派じゃないか」

    雪歩「むぅ……そういうことじゃないんですぅ。プロデューサーのお家、だから嬉しいんです」

    P「そういうもんか……」

    雪歩「そういうもんですっ! えへへ……」

    308 = 304 :


    P(とにかく、どうしてあんなメールを送ってきたのか……)

    P(そして、どうして泣いていたのかを聞き出さないとな)

    P「……改めて聞くけど……雪歩、何があったんだ?」

    雪歩「……っ」

    P「ここのところ、そう簡単に弱音を吐いたりもしていなかったじゃないか」

    P「もしかして、誰かにヒドイ目にあったとか……」

    雪歩「そんなんじゃないです……あ、あれは……」

    P「……」

    雪歩「……ぷ、プロデューサーのせいなんですぅっ!」

    P「えっ」

    雪歩「あ、あわわ……その、ほんとは違くて……うう……」

    P(俺のせい? それってもしかして……)

    1 愛する俺のことを考えていたら胸が苦しくなったとか?
    2 俺がプレッシャーをかけすぎたから?
    3 その他

    >>311

    311 :

    ksk
    とりあえず謝る

    312 :

    3
    プロデューサーがエッチしてくれないから

    313 = 304 :


    ティン…

    P(とりあえず謝る)

    P(そうだ……これが、俺のやり方……俺の戦い方)

    P(何があったかはともかく、とりあえず土下座する)

    P(これしかない!)


    P「すみませんでした」ザザッ

    雪歩「えっ!?」

    P「本当、俺……気が付かないうちに、雪歩を泣かせるようなこと、またしてしまったみたいで……」

    雪歩「あ、あの……だから、違くて……」

    P「いいや俺のせいだ! 雪歩が涙を流すとき、そこには常に俺がいるんだっ!」

    雪歩「あ、頭を上げてくださいぃ~!」

    P「いっそのこと、このまま頭を踏みつけてくれても構わないっ!」

    雪歩「そっ、そそそ、そんなことできません~!」

    P「そ、そうだよな、それだとご褒美になってしまうもんな」

    314 :

    雪歩かわいいよ雪歩

    315 :

    >>P「そ、そうだよな、それだとご褒美になってしまうもんな」

    おいwwwww

    316 = 311 :

    謝るからの土下座への流れとその後のPの反応がもう最早変態のそれ

    317 = 304 :


    雪歩「ぷ、プロデューサーが何を言ってるのか、ゼンゼン、ゼンゼンわかんないですぅ」カァァ

    P「この通りです……どうか、許して欲しい……!」

    雪歩「……」

    P「……」

    雪歩「……プロデューサーは、こういうとき、ガンコさんなんですよね」

    P「え?」

    雪歩「そうです、私の言うことなんか全く聞かないで……」

    雪歩「プロデューサーのやりたいようにやって、いつも私を困らせちゃうんです」

    P「……」

    雪歩「……だから、今はそれに付き合います。前にも言ったけど、結局、惚れた方が損をするんですから」

    P「雪歩……」

    雪歩「……プロデューサー。私は、あなたのこと……もう、許してあげます」

    雪歩「だから、もう顔を上げて……、私の顔を、私の目を、私のことを……見てください」

    雪歩「そうじゃないと……さみしいです……」

    318 = 304 :


    P「……わかった。そこまで言ってくれるなら、もう顔を上げるよ」

    スッ

    P「さみしい思いをさせて、ごめんな、ゆき――

    ぎゅっ

    P「!?」

    P「お、おい……? なんで、急に抱きついたり……」

    雪歩「お願い……少しだけ……このままで、いさせてください」

    P「……いや、でも……」

    P(ここは誰も見ていない、狭い部屋)

    P(そこには、フタリの男女が抱き合って……)

    P(こ、これって結構、まずいんじゃないか? 今更だけど……)

    雪歩「……これは、さみしい思いをさせた……罰、なんですから」

    1 このままだとちょっとマズイ。雪歩の体から逃れよう
    2 抱きしめ返してあげよう

    >>320

    320 :

    2222222222222222222222

    321 :

    雪歩懐が深すぎるで

    322 = 304 :


    P「……罰、か」

    雪歩「そうですぅ……け、決して、私が抱きつきたいから、とかじゃなくて……」

    P「……わかってるよ」

    ぎゅー……

    雪歩「っ!」

    P「……」

    雪歩「……え、えへへ……」

    P「……苦しくないか?」

    雪歩「……」

    雪歩「……もっと、苦しくしてくれてもいいです」


    P(抱きしめた雪歩の体は、とても熱かった)

    P(それを感じながら俺は……ああ、もうどうにでもな~れ、と……)

    P(かつてのように、そう思ったのである)

    P(セクハラだどうの、って怯えていた昔の俺は……、もうここにはいないみたいだな)

    323 = 320 :

    理性は残しておこうじゃないか

    324 :

    いやそれはアカン

    325 = 304 :


    P(それから雪歩は、俺の腕の中で……少しずつ、泣いていた原因を話してくれた)

    P(……いわく、そのきっかけとなったのは……)

    ―――

    『あ、来週ジュピターとのフェスだから。今日みたいに頑張ろうな!』

    『えっ』

    ―――

    P(……という、帰りの車内での俺の発言だったらしい)

    P(それを聞いて雪歩は……物の見事に、混乱した)

    P(とにかく、少しでも強くなろう、と、そう思って……さっきまで、外でダンスの練習をしていたんだそうだ)

    P(それでも、なかなかうまくいかず……それで、俺にあんなメールを……)

    P(なんということだ……完全に俺のせいじゃないか!)


    P「なんといいますか……改めて、ごめんな、雪歩……」

    雪歩「あっ、い、いいえ……いいんです。それは単なる、きっかけで……」

    雪歩「本当に、私が悲しくなった原因は……私自身にあるんですから」

    326 :

    そういや前は今度する云々言ってゆきぽ寝たんだっけ

    327 :

    雪歩かわいいよ雪歩

    328 = 304 :


    雪歩「私は……やっぱり、ひとりじゃなんにも出来ないんだなあ、って……そう思ったんです」

    P「……」

    雪歩「ダンスの練習、ひとりだと、何をしたらいいのか……なんにもわからなくて」

    雪歩「……私だって、ジュピターさん達に勝ちたいです。だけど……」

    雪歩「リーダーの私が、こんなにダメダメじゃあ……難しいのかな、って……思っちゃったんです」

    P「……確かに冬馬達は、個人個人のレベルがかなり高い」

    P「だけどな、雪歩……」

    雪歩「……プロデューサーが言いたいことは、わかります」

    雪歩「私達には、仲間がいる。私達にしかない、武器がある。団結……」

    P「……そうだ。雪歩ができないなら、周りのみんなに頼ればいい。今までだって、そうしてきたじゃないか」

    雪歩「……」

    雪歩「でも……これからは、違います、よね……」

    329 = 304 :


    P「これから、って……」

    雪歩「……プロデューサーが、ハリウッドに行ってしまったあとです」

    P「……」

    雪歩「もちろん、プロデューサーがいなくなったあとだって、私達は頑張ります」

    雪歩「いつも一緒で、三人ともとっても仲が良いから……喧嘩だって、しないです」

    雪歩「……たぶん、ですけど」

    P「女の子は難しいからな……」

    雪歩「そうなんです、難しいんですぅ。……とにかく、ですね」

    雪歩「今まで、私達は一致団結して、力を合わせてやってきました」

    雪歩「真美ちゃんとあずささんと、私……そして、プロデューサー」

    P「……」

    雪歩「……わかっているんです、頭ではわかっているんです、でも……!」

    332 = 304 :


    雪歩「私達は、今までずっと……プロデューサーに頼ってきたから……」

    雪歩「いざ、あなたがいなくなってしまったとき……」

    雪歩「これまでの、絆が……ぜんぶぜんぶ、消えてなくなったら、どうしよう、って……」

    雪歩「そんなことが、頭から離れなくて……!」

    P「……そう簡単に、消えたりしないよ」

    雪歩「わかってるんですっ、でもっ、止まらなくなっちゃったんですっ!」


    雪歩「だっ、だからこれからは……、プロデューサーの代わりに、私が頑張らなきゃ、って……」

    雪歩「そう思って、頑張ろう、頑張ろう、って思っても……そこにプロデューサーはいないんですっ!」

    雪歩「もういくら頑張っても、隣にあなたはいませんっ! わ、私は……!」


    雪歩「みんなのこと……プロデューサーのこと……大好きなのに……!」

    雪歩「前はあれだけ、見栄を張って……、私は大丈夫、待っている、って……言えたのに……」

    雪歩「や、やっぱり私は……こんなことで頭がグルグルになっちゃう、ダメダメな子だったんですぅ……!」

    333 = 320 :

    終わるかな?無理せずがんがれ

    334 = 304 :


    雪歩「……プロデューサー……。教えてください……」

    雪歩「私は、どうしたら……いいんですか……?」

    P「……」

    1 頑張らなければいい
    2 泣いてしまえばいい

    >>336

    337 = 324 :

    いいのかこれ

    338 = 304 :


    P「……頑張らなければいいんだ」

    雪歩「……っ……で、でも……!」

    P「前にも言っただろ? あのとき……北東の空港で」

    雪歩「……」


    『頑張ること、もうやめよう』

    『リーダーとして皆を引っ張っていくのも、つらい思いをしながらアイドル活動をするのも……』


    P「……俺の一番の望み、知ってるか?」

    雪歩「望み……? 私達がIA大賞を取って、トップアイドルになること……ですか?」

    P「違うよ。俺が、最初から最後まで……雪歩達にして欲しい、ただひとつのことがあるんだ」

    P「それは……」

    雪歩「……」

    P「雪歩達が、ずっと笑顔で……心から楽しんで、アイドルを続けてくれることだ」

    339 = 304 :


    P「雪歩自身が楽しめないなら……無理してアイドルを続けることはない」

    P「頑張る意味が見つからないなら、頑張ることをやめてしまえばいい」

    雪歩「……それで、プロデューサーはいいんですか?」

    P「もちろん、構わないよ」

    雪歩「プロデューサーが日本に帰ってきたとき……わ、私達が、アイドルを辞めていてもいいんですか!?」

    P「……確かに、悲しい気持ちにはなるだろう」

    P「でも、それは……、『雪歩達がアイドルを続けていないこと』というより……」

    P「……『アイドルを続けられなくなるほどの何かが雪歩達に起こったこと』に対する悲しさだと思う」

    雪歩「っ! な、なんでそこまで……いつも、いつもプロデューサーは……私達のことを……」

    P「……何度も言っただろう。俺は、お前達のプロデューサーだから」

    P「雪歩の心がいくら変わっても、俺は変わらない。いつだって、雪歩の味方だからだよ」

    341 = 304 :


    雪歩「……う、うぅ……!」

    P「……泣きたいなら、泣いてもいい。ここには、誰もいないから」

    雪歩「!」

    ゴシゴシ

    雪歩「……な、泣きません……まだ……」

    P「……そうか」

    雪歩「……」

    P「……」

    雪歩「……私、忘れちゃっていました……」

    P「何を?」

    雪歩「最初の、目標を……」

    雪歩「私が初めてアイドルになろう、って思った……あのときの、目標を」

    342 :

    過去のスレで過ぎた話も今の話に盛り込んだり前後の確認が大変そうだ
    支援

    343 = 304 :


    雪歩「これまで、プロデューサーに着いてきて……」

    雪歩「真美ちゃんやあずささんと、一緒に頑張ってきて……」

    雪歩「ふと気がつけば、私は……きらめくステージに立っていて」

    雪歩「毎日があっという間に過ぎていっていくうちに……、忘れちゃってました」


    雪歩「……私は……」

    雪歩「プロデューサーや、真美ちゃんやあずささん、でもなくて……」

    雪歩「大勢のファンの方達、でもなく……ただ、私は」

    雪歩「ダメな自分を好きになれるように……、自分で自分を認められるようになりたくて……」

    雪歩「それで……アイドルになったんです」

    345 = 304 :


    P「……そうだったのか」

    雪歩「はい……でも、それはもう……気付かないうちに、叶っていたのかもしれません」

    P「自分を、好きになれたということか?」

    雪歩「……プロデューサーが、前に、こう言ってくれたから……」


    『雪歩って、雪を歩く、って書くだろ? ……そんな風にさ』

    『雪の上を、ゆっくりゆっくり……雪が形を変える感覚を、足の裏に感じるくらいに』

    『一歩ずつ、一歩ずつ……踏みしめながら……歩いていこう』


    雪歩「こんな風に言ってもらえたとき……泣いてもいいよ、って言ってもらえたとき……」

    雪歩「ありのままの私を、ダメダメな私を……認めてもらえた気がして……」

    346 :

    雪歩は可愛いなあ!!

    347 = 326 :

    348 :

    貴音かわいいよ貴音

    349 = 304 :


    雪歩「……変わらなくてもいい。プロデューサーが、見てくれているから」

    雪歩「プロデューサーが認めてくれる、私を……私はきっと、好きになれたんです」

    P「……」

    雪歩「えへへ……なんか、自分でも、何を言ってるかよくわかんなくなってきちゃいました……」

    P「……俺なんかでも、少しは雪歩の力になれていたのかな」

    雪歩「もちろんですぅ。プロデューサーが隣にいてくれるから、私は頑張ってこれたんですから」

    雪歩「って、これももう、何回も言ってますね……えへへ」

    P「……」

    雪歩「……さっき、プロデューサーに……頑張らなくてもいいよ、って言ってもらえて」

    雪歩「私は……、やっとこのことに気付いたんです」

    雪歩「最初の目標が……もう叶っていた、ということに……」

    350 = 304 :


    雪歩「私、IA大賞を取ります!」

    P「……また随分、急な宣言だな」

    雪歩「女の子の気持ちはいつだってめまぐるしく変わっていくんですぅ」

    P「あはは……」

    雪歩「……最初の目標が、もう叶っていたって……それを忘れることは、しちゃいけないんです」

    雪歩「むしろ、より一層、その目標を意識して……前を向かないと」

    雪歩「そうじゃないと、きっと私は……今日みたいに、くじけちゃうから」

    P「……」

    雪歩「……プロデューサーのため、でも……みんなのため、でもなくて……」

    雪歩「自分を認められるように、自分のために……、IA大賞を取ります」

    雪歩「だから……」

    P「……ああ」

    P「最後まで、頑張ろうな……雪歩」


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