元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞獲得を目指す」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
253 = 11 :
ほ
254 = 1 :
P「もう俺は……雪歩だけを、見ている」
雪歩「っ!」
P「さっきみたいに……音無さんを絡めて冗談を言ったりもしない」
P「千早とばっかり話して、雪歩を仲間はずれにすることもしない」
P「ステージの上では、雪歩だけを応援することに――
雪歩「そ、それはダメですぅ! ちゃんと真美ちゃんやあずささんのことも……」
P「そ、そうだな……ロッソストラーダのメンバーを除いたら、あとは雪歩のことだけ、考える」
雪歩「……本当、ですか?」
P「もちろんだ!」
雪歩「……プロデューサー、言ってくれましたよね?」
雪歩「ハリウッドから帰ってきても、ずっと私達のプロデューサーでいてくれる、って……」
P「あ、ああ」
雪歩「じゃ、じゃあ! 一生、私のことだけ見ていてくれるんですか……?」
P「い、一生? そうだな……これから先も、雪歩と関わりがあるうちは、一生かな」
P(あれ? 俺、へんなこととか間違ったこと、言ってないよね?)
255 = 210 :
よし、萩原組に跡目が出来たぞ
256 = 5 :
こりゃめでてえ
257 = 10 :
えんだあああああああああああああ
258 = 145 :
おめでとう!プロデューサーは若頭にしんかした!
259 = 11 :
これで婿養子エンドとデッドエンドの二択ですね
260 = 1 :
雪歩「えへへ……じゃあ私、頑張りますぅ!」
P「お、おう!」
雪歩「頑張ってトップアイドルになって、ずっと活躍して……」
雪歩「一生、プロデューサーは私のプロデューサーでいてもらうことにしますっ!」
P「う、うん。その意気だ!」
雪歩「まずは……真美ちゃん、あずささんっ!」
真美「あ、お話終わった~?」
あずさ「は~い♪」
雪歩「このフェス……絶対に勝ちましょう!」
雪歩「千早ちゃんなんかに負けないってところ、見せてあげましょうっ!」
真美・あずさ「「おー!」」
P「……」
P(……なんとか、なった……のかな?)
261 :
あずさと真美のテンション落ちそうな一幕だな
262 = 1 :
【フェス 歌姫・歌王子フェス (ロッソストラーダ VS シャドー★セイレーン)】
ワー ワー
千早「……」
千早(長かった)
千早(ようやくフェスが始まるのね……待ちくたびれてしまったわ……)
千早(あちらの様子は……)
ウォオオオオオ
千早(……なんだかよくわからないけど……気合十分のようね)
千早(……まあ、なんでも、いいですけれど……)
スゥ……
千早(私だって、負けないわよ……、萩原さん)
千早(ようやくたどり着いた、この舞台……全力で行かせてもらう。この曲で……!)
千早「……」
……―― 泣くことなら たやすいけれど ――……
ワァァァア!!
263 = 11 :
支援は紳士のつとめ
264 :
チヒャァァァァァァァァァ!!!
266 :
プロデューサーさん支援ですよ!支援!
267 = 1 :
……―― 蒼い鳥 もし幸せ ――……
ヒューヒュー!
雪歩(千早ちゃん……っ!)
雪歩(私は……負けないっ! こんなことで頑張るなんて……不純かもしれないけど!)
雪歩(でも……!)
雪歩「いぇええええい!!!!」
ファン「!?」
……―― さあ位置について LET'S GO!! ――……
雪歩(でも! プロデューサーのことを好きな気持ちは、負けないんだからっ!)
雪歩(それが何より……、今の私の、力になってくれているんだから!!)
……―― ARE YOU READY!! I'M LADY!! 始めよう ――……
268 = 1 :
―――
雪歩「……っ……はぁ、はぁ……っ!」
雪歩(歌が……終わった……)
雪歩(しょ、勝敗は……!?)
……パチパチパチ!
雪歩「……え……?」
アンコール!
アンコール!
雪歩「……」
雪歩ちゃーん!
かわいいいぃいいい!!
雪歩「……」
雪歩(ステージが終わって……本当なら、いつもなら……)
雪歩(明かりも消えて、ファンの声援も消えて……それなのに……)
269 = 266 :
雪歩かわいいよ雪歩
270 = 1 :
真美「ゆきぴょんっ! 何ぼけっとしてんのっ!」
雪歩「っ!」
あずさ「アンコール……、答えてあげないとね?」
雪歩「あ、ああの、えっと……アンコール……?」
真美「そうだよっ! 真美達は……!」
真美「千早お姉ちゃんに勝ったんだからっ!」
雪歩「!!!」
雪歩(か、勝った……? 私達が、本当に、千早ちゃんに……?)
あずさ「さあ、行きましょう! 次の曲は、もちろん……決まっているわよね?」
雪歩「……っ……はっ、はいっ!」
雪歩「私達の大好きな、あの曲で――!」
271 = 5 :
キャーマミチャーン
272 = 66 :
ホーッ!ホッ!ホァ!ホアァァァァ!
273 = 1 :
~♪
―――
千早「……お疲れ様です、プロデューサー」
P「……ああ」
千早「完敗です……さすがは、萩原さん達ですね」
千早「それとも……プロデューサーの指示が良かったのでしょうか?」
P「……俺は何もしていないよ。基本的にフェスは、アイドルにおまかせだからな」
千早「……信頼、しているんですね」
P「まあな……千早のほうは、気落ちしていないか?」
千早「ふふっ、大丈夫ですよ。気遣いは無用です」
千早「今日はなんだか……負けたのに、すがすがしさすら感じていますから」
274 = 66 :
木星が完全に空気ですな
275 = 81 :
まあラスボス?だろうし
276 = 1 :
千早「……あのアンコール曲……」
P「……あれは……、そっか、千早は知っているんだっけな」
千早「……『 i 』」
P「あの子達が作った、あの子達の為だけの曲だ」
千早「……」
P「……」
千早「ふふ、ふふふっ」
P「な、なんで笑うんだよ?」
千早「す、すみません……なんだか、いつもとプロデューサーの顔つきが違うから、おかしくて……!」
P「ひ、人の顔見て笑うなんて、失礼な奴だな……」
千早「ご、ごめんなさい……ふふっ、もしかして、私のことを心配してくれているんですか?」
P「……まあ、それなりに、な」
千早「私はもう、本当に大丈夫です。この舞台に立つ、ということ自体が目標でしたから」
千早「私の夢は……叶いました」
278 = 1 :
P「そういえば……、雪歩にあのテープ、渡していたらしいじゃないか」
千早「……ええ。きっと彼女なら、素晴らしい歌詞が書けると思って」
P「……」
千早「聴かせてもらえましたか?」
P「いや、まだだけど……」
千早「……じゃあそれはまだ、未完成みたいですね」
P「知っているのか?」
千早「……萩原さんは、こんなことを言っていましたから」
『……『 i 』は、私達の歌……。そしてもうひとつのこれは……あの人と私の歌なんだ』
『だから……この歌が完成したら、私はあの人に、一番に聴かせてあげるの』
千早「……って」
P「そうか……。それじゃあ、楽しみにしていないとな」
千早「……随分、仲が良いんですね?」
P「そりゃそうだ。俺は雪歩のことが一番好きだからな」
千早「ふふっ、知っていますよ」
279 = 66 :
高さはあっても薄い壁だったか
280 = 261 :
なんと72cmもの壁が立ちはだかるのであった
281 = 1 :
千早「あの、プロデューサー……」
P「ん、どうした?」
千早「私、実は……IA大賞、辞退しようと思うんです」
P「ええ!? な、なんでまた……」
千早「もともと、IA大賞は私の第一目標ではなかったですし……」
千早「それにきっと、私を含めた三つ巴になったら……あなた達の邪魔をしてしまうから」
P「……」
P(三つ巴……すなわち、俺達と、千早と、そして……)
千早「今回のフェスで、ロッソストラーダの方が、私より上だと言うことが証明されました」
千早「だから……IA大賞は、あなた達にこそふさわしい」
P「……千早……」
千早「必ず……、ジュピターに勝って。そして……」
千早「日本で一番の、トップアイドルに……、なってくださいね」
282 = 85 :
『壁』を乗り越えたか
283 = 1 :
―――
P(そう言ってから、千早は長い髪を翻してこの場を去っていった)
P(もう少し一緒にあの子達を見ていかないか、と言おうともしたけど……)
P(なんとなく、雪歩に怒られる気がして……俺はただ、去り行く彼女の背中を、黙って見送ることしかできなかった)
P(……俺達は、あの如月千早に勝ったんだ)
P(もう、最後の戦いのときは、目の前に迫っている)
P(……『FIRE BALL』……)
P(IA大賞のノミネートアイドルが一堂に会する、最高峰のフェス)
P(……間違いなく、そこにアイツらは来る)
P(ジュピター……今度こそ、決着をつけて、そして……!)
【活動53週目 おわり】
284 = 1 :
10分休憩します
286 = 85 :
ほ
287 = 1 :
【ある日の風景12】
リーン リーン
P(なんやかんやあったが……無事に、歌姫・歌王子フェスは終わった)
P(あのあと俺は、疲れてくたくたになったアイドル達を車で家まで送っていき……)
P(事務所でごちゃごちゃとした雑務をこなし……)
P(ようやく、帰路に着いているところである)
P(気が付けばもう外は真っ暗だ。実に疲れた……)
ピピピピ
P「……おや、メールだ」ピッ
P「ああなんだ、雪歩じゃないか。どれどれ……」
……………………
From:萩原雪歩
Title:無し
もうダメですぅ
……………………
P「!?」
288 = 1 :
P「……」
P「……」
P「……よし」
1 とにかく、雪歩に電話をかけよう
2 萩原家に突撃しよう
3 見なかったことにしよう……
>>290
289 = 10 :
!?
292 = 11 :
安価でいちいちひやひやする
293 = 1 :
P(何があったのかよくわからないが……きっと、俺に助けを求めているに違いない)
P(とにかく、雪歩に電話をしよう!)
ピピピ プルルルル……
~♪
P「あれ? 雪歩の携帯の着信音が……、すぐそこで聞こえるような」
ピ
『も、もしもし……』
P「あ、ゆ、雪歩か? どうしたんだよ、あんなメールをして……何かあったのか?」
『えっと、そのぉ……と、とにかく、私はもう、ダメなんですぅ!』
P「……落ち着いてくれ。とりあえず……会えるなら会って話をしよう」
P「今、どこにいるんだ?」
『今ですかぁ? えっと、今は……』
……ガサガサッ……
雪歩「今、あなたの後ろにいますぅ」
P「!?」
294 = 81 :
ホラーじゃないですかー
295 = 10 :
こえーよ
296 = 85 :
297 = 1 :
P「フー……フー……」ドキドキ
P(な、なんて心臓に悪い登場の仕方を……!)
P(雪歩のことだから、悪気があったわけじゃないんだろうけど……)
P「……ふぅ。よし、落ち着いたぞ」
雪歩「……」シクシク
P「……雪歩、何があったんだ?」
雪歩「……あっ、あの……、私……う、うう……」
P(雪歩はまだ、少し冷静になれていないみたいだ……)
P「……とにかく、こんな道端で話すのも、よくないな」
P「どこか落ち着ける場所に行こう」
雪歩「落ち着ける場所……?」
P「ああ。それは……」
1 公園
2 事務所
3 その他
>>300
299 = 210 :
3 Pの家
300 = 85 :
Pの自宅
みんなの評価 : ☆
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