元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞獲得を目指す」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
402 = 309 :
もうみんな寝ちゃったのかな、支援
403 = 304 :
―――
ワーワー ヒューヒュー
P「……くそっ、なんてパフォーマンスだ……ジュピター……!」
P(ざっと見たところ、集客数は五分と五分……いや、若干ジュピターの方が多いか……)
北斗『街は 歪んだLabyrinth……』
冬馬『キミヲミウシナウ……アリス……』
P「雪歩……みんな……! 頑張れ……!」
ピラ
P「……ん、なんだ? チラシ……?」
404 = 304 :
……―― ALREADY!! WE'RE ALL LADY!! 始めたい ――……
あずさ(……歌が、終わっちゃうわ……)
……―― 行けばなれる もっと 全体 ――……
真美(うあうあ~! まだまだ足んないよっ! あっちのほうがいっぱいお客さんが~!)
――…… みんなONLY 1 ――……
雪歩(……)
雪歩(……頑張った、よね……)
405 :
雪歩って可愛かったんだないらない子だと思ってたごめん
406 = 304 :
雪歩(あれだけすごい、ジュピターさん達に……ここまで、追いつけたんだもん)
ポロ……
雪歩(だからもう……!)
雪歩(……春香ちゃん、真ちゃん、美希ちゃん……)
雪歩(ごめんね……仇を、取れなかったよ……)
雪歩(……千早ちゃん……)
雪歩(私達に、託してくれたのに……ごめんね……!)
「雪歩っ!!!」
雪歩「っ!」
407 = 309 :
>>405
屋上、と言いたいところだがそれならよし
408 = 304 :
P「顔をあげるんだ! まだ、終わってないっ! まわりを見ろっ!」
ざわ……
ざわ……
雪歩(……お客さん……いつの間に、こんなに……?)
ファンA「雪歩ちゃーん! がんばれー!」
ファンB「泣かないでー!」
雪歩「……」
P「山原さんが記事を書いてくれたんだっ! お前達の魅力がいっぱいに詰まった、素晴らしい記事をっ!」
P「だから……最後まで諦めるな!」
P「ファンのみんなに、伝えるんだ! お前の気持ちを、少しでも多く!」
雪歩「……っ!」
410 = 304 :
雪歩(……私がくじけそうなとき、迷いそうなとき……)
雪歩(いつだって、背中を押してくれた……最初の一歩を、私に与えてくれた……)
雪歩(私の……プロデューサー……!)
雪歩「……」
スゥ……
……―― ENCOREはないLIVE ――……
真美・あずさ「「っ!」」
雪歩(あなたに出会えて……良かった……!)
ワァァアア……!!!
ファンA「……あれ? この曲って……」
ファンB「……『READY!!』じゃない……?」
411 = 387 :
雪歩かっこいいよ雪歩
412 = 304 :
あずさ「……一度のLIVE 進め!!」
真美「どこまでも……!」
雪歩「SHOW MUST GO ON!!」
あずさ「スリー!」
真美「ツーっ!」
雪歩「……ワン!」
―――――――――――――――――――――――
CHANGIN' MY WORLD!!
変わらない夢 描いて
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
CHANGIN' 今を!!
好きに自由に変える READY!!
―――――――――――――――――――――――
ワァァァア……!!!
413 = 304 :
―――
ワァァァアア!!
P「……っ」
アンコール!
アンコール!
P(アンコールの声が、鳴り止まない……)
P(喉をカラカラにして……腕を振り上げて……)
P(まだまだみんな……、歌を聴きたいと叫んでいる)
黒井「……っ……!」
P「……ライブ、終わりましたね」
黒井「まだだっ! まだ終わってなど……っ!」
414 = 309 :
イイねぇ、熱いねぇ
415 = 387 :
寝ちゃった?
417 = 304 :
黒井「クソッ、クソックソッ! こ、こんな結果……私は認めんぞォ……!」
冬馬「……いい加減、現実見ろよ。オッサン……」
P「っ! 冬馬……お前、こんなところにいていいのか?」
冬馬「ま……ぜんぶ、終わっちまったみたいだしな。俺達にはもう、やることもねーから」
P「……」
黒井「き、貴様ァ……! よくも抜けぬけと、私の前に顔を出せたものだなっ!」
ガシッ!
冬馬「……離してくれ」
黒井「なんだ!? 何が原因だっ!? 調子でも悪かったのか……!?」
冬馬「……調子は最高だったさ。オッサン、見てなかったのか?」
黒井「ならばなぜ……なぜなんだっ!」
黒井「なぜ、765プロごときに、ジュピターが遅れを取るというのだ!!?」
420 = 320 :
ゆ
421 = 304 :
冬馬「……いいから」
冬馬「離せって言ってんだろっ!」
バッ
黒井「……っ……!」
冬馬「いいか、オッサン! 俺達は負けたんだっ!」
冬馬「コンディションは最高だった! 歌もダンスも、ひとつのミスもなかったっ!」
冬馬「むしろ、アイツらに引っ張られて……こっちまで、いつも以上の力が出ちまったくらいだぜっ!」
黒井「ならば……ジュピターが負ける要素などひとつも……!」
冬馬「あるだろっ! たったひとつ……俺達はなぁ……!」
冬馬「実力で、アイツらに負けたんだよっ!!」
黒井「……!!!!」
冬馬「……俺だって悔しいけど、な……!」
ヘナヘナ
黒井「そ、そんな……私の、ジュピターが……」
黒井「あんな、小娘らごときに……じ、実力で負けた、だと……?」ブツブツ
422 = 320 :
社長「プークスクス」
423 = 304 :
黒井「ありえん……ありえん……」ブツブツ
冬馬「……」
P「お、おい……黒井社長、大丈夫なのか?」
冬馬「大丈夫だろ。このオッサン、割とタフだから」
P「そうか……」
冬馬「……あのさ、悪かったよ」
P「え?」
冬馬「その……今まで、散々言いたい放題に言って、さ」
P「……」
冬馬「……俺、黒井のオッサンに、765プロは裏で汚い真似してるひどい事務所だって聞いていたんだ」
冬馬「だけど、今日お前達とステージに立ってみて……やっと、わかった」
冬馬「俺は黒井のオッサンに騙されて、いいように使われてたんだ、ってな」
P「冬馬……」
冬馬「お前達の実力は、確かに本物だった。だから……すまねぇ」
424 = 304 :
冬馬「……俺は、負けたケジメっていうのも含めて……961プロを辞めようと思う」
P「……」
冬馬「オッサンにここまで育てさせてもらったことは、感謝してるけど……」
冬馬「ま、ここまで意見が食い違っちまったら、たぶんもう戻らねーからな」
P「……あとのふたりは?」
冬馬「俺と同じだよ。だからもう、ジュピターも解散」
冬馬「ちなみに今はふたりとも、アンタ達のユニットのアンコールを、特等席で楽しんでるところだぜ」
P「ははは……転んでもくじけないな」
冬馬「本当にな……アイツららしいっちゃ、らしいけど」
P「……冬馬はこれから、どうするんだ? アイドル自体、辞めるのか?」
冬馬「……さあな。まだ、先のことはわかんねえ」
425 = 320 :
ま
426 = 304 :
P「……君の実力だって、本物だ。だから事務所を変えて、アイドルを続けるのもいいと思うぞ」
冬馬「……ま、考えとくよ」
P「……」
『んっふっふ~! じゃあもう一曲、いっちゃうよ~!』
ワァァァ!!
冬馬「……勝手にアンコールの二曲目やりはじめたな」
P「ああ。まったく、困った子達だよ……いつもいつもこうやって、俺を困らせるんだ」
冬馬「その割には、嬉しそうじゃねーか」
P「はは、当たり前だろ! あの子達は俺の自慢の、最高のアイドルだからな!」
冬馬「……アンタが、俺達のプロデューサーだったら……」ボソ
P「え? いま、なんて……」
冬馬「な、なんでもねーよ!」
427 = 304 :
―――
『アンタ達には、俺達に足りないところを教えられた……そこんとこ、感謝してるから』
P(と言い残し、冬馬はこの場を去っていった)
P(……俺達は、ついにジュピターに打ち勝つことが出来たんだ)
P(これでもう、やるべきことは本当に何もない……あとは、結果を待つだけだ)
P(みんな……本当によく、頑張ったな……!)
ワァァァ!!
P「よし、じゃあ俺もそろそろ……あの子達のアンコールを見に行くかな!」
P(残された時間が、あと少しなら……出来るだけ、多く)
P(みんなの歌を、ダンスを、表現を……この目に焼き付けておこう)
P(それが……プロデューサーとして出来る、最後の仕事だから……)
【活動54週目 おわり】
429 = 304 :
【活動最終週 765プロ事務所 朝】
P「……」
P(もうこの言葉も、何度目かわからないが……)
P(ついに……この日がやってきた)
P(今日は……IA大賞グランドファイナル)
P(俺達の一年の成果が、発表される日だ……!)
P「……しかし、ちょっと早く着すぎてしまったな。まだ誰もいない」
ガチャ!
??「おはようございまーす」
P「と思ってたら、さっそく来たな! えーっと……」
入ってきたのは誰?
>>432
※765プロの人でお願いします
431 = 387 :
雪歩
432 = 330 :
雪歩
433 :
雪歩
434 = 304 :
雪歩把握
お風呂入ってきます
436 = 304 :
雪歩「おはようございます、プロデューサー」
P「おはよう、雪歩。随分早かったじゃないか」
雪歩「はい……なんだか、ソワソワしちゃって」
P「そっか……俺も、雪歩と同じだよ。ちょっと落ち着かなくてな」
雪歩「そうだったんですか……いっしょ、ですね。ちょっと嬉しいですぅ」
P「そんな小さなことで?」
雪歩「そんな小さなこと、だからです」
P「……そうだな。雪歩はそういう、ちょっとしたことで嬉しくなってくれるんだ」
雪歩「えへへ……だんだん、わかってきましたか?」
P「そりゃあ、もう付き合いも短くないからな。わかるよ」
雪歩「……」
P「……」
雪歩「あの、私……」
P「ん? どうした」
雪歩「……今日、プロデューサーとふたりっきりになったら、言おうと思ってたことがあるんです」
437 = 304 :
P「……それって……」
雪歩「……あの、えっと……ふたりきりじゃないと、というか……」
雪歩「プロデューサーに、伝えたいこと、というか……」
P「……」
雪歩「……いま、言っても……いいですか?」
P「……」
1 ……ああ、いいよ
2 グランドファイナルが終わってからにしてくれ
>>439
440 = 304 :
P「……ああ、いいよ」
雪歩「……っ」
雪歩「……ありがとうございます、プロデューサー……」
P「そんな、お礼を言われるようなことじゃ……」
雪歩「……」ゴク
雪歩「……じゃ、じゃあ……言います、ね」
P「あ、ああ……」
雪歩「わ、私は……」
P「……」
雪歩「……ぷ、プロデューサーの、ことが……」
雪歩「前から……、いつからか、もう、忘れちゃったけど……」
P「……」ゴク
雪歩「す……」
P「す……!?」
雪歩「す、すすすす……!」
442 = 304 :
雪歩「すっ、すすすっ、すす……!」
P「す……」
雪歩「……――~~!!」
雪歩「やっぱり言えないですぅうぅううううううう!!」
P「えっ!?」
雪歩「だ、ダメです、私、やっぱり言えないですぅ!」
雪歩「う、うう……な、何回も、ひとりで鏡の前で練習したのに……!」
P「おい、雪歩……?」
雪歩「こ、こんな私なんて……!」
雪歩「……だ、大好きな人と、もう……、お別れなのに……」
P「……!」
雪歩「ここまで来て、絶好のチャンスなのに、気持ちを伝えられないダメダメな私なんて……!」
雪歩「穴掘って、埋まってきますぅ~~!!!」ダダッ
443 = 312 :
さらっと言えとるやんやったね雪歩
444 = 314 :
雪歩かわいいよ雪歩
445 :
エンディングまで泣かない
447 = 304 :
P「……」ガシッ
雪歩「あうっ」
P「行かせないぞ」グググ
雪歩「で、でも……もう私、自分が情けなくてぇ……」
雪歩「どっかに埋まって、そのまま一生、暗くて落ち着く空間でのんびり過ごしたいですぅ……」
P「一生、穴から出ないつもりか? それだったら、俺との約束はどうなる」
雪歩「……約束、ですか?」
P「前に言っただろ? ほら、千早とのフェスのときに」
雪歩「……千早ちゃんとの、フェス……」
雪歩「……!」
P「これから先も、雪歩と関わりがあるうちは……、一生、雪歩だけを見ているって」
P「その約束も果たされなくなってしまうけど……いいのか?」
雪歩「……」
雪歩「……それは……や、です」
448 = 304 :
P「……いま言えないなら、いつかでいい。これから先、何年だって……俺は雪歩の近くにいるんだから」
雪歩「……でも、早くしないと……プロデューサー、きっと誰かに取られちゃいます」
P「……」
雪歩「そんなの、私、もっともっと……イヤですぅ……」
P(……ここは雪歩に、こう言ってやることにしよう)
1 確かに、音無さんあたりに取られちゃうかもな
2 俺は誰にも取られたりしないよ
3 その他
>>450
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