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元スレほむら「配給制の未来。完全管理社会。そしてまどかとの冒険」
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やがて―――、
まどか「わあーっ!」
とうとう、廊下の端がおぼろげに見えてきた
まどか「行こう、ほむらちゃん!」
私の手を引き、まどかが駆けだす
引っ張られるようにして走る内に、胸がドキドキしてきた
ほむら「はあっ、はあ……、は、早いわ、まどか……!」
まどか「だって、だって……!」
そして私達は、行き止まりにぶつかった
そこには今までとは違う、変わった形の扉がそびえていた
まどか「わあーっ!」
とうとう、廊下の端がおぼろげに見えてきた
まどか「行こう、ほむらちゃん!」
私の手を引き、まどかが駆けだす
引っ張られるようにして走る内に、胸がドキドキしてきた
ほむら「はあっ、はあ……、は、早いわ、まどか……!」
まどか「だって、だって……!」
そして私達は、行き止まりにぶつかった
そこには今までとは違う、変わった形の扉がそびえていた
取っ手の無い、両開きの扉
全体的に金属質だ
扉の右には、上下の矢印を模したボタン付きのパネルが存在する
ほむら「何かしら、この扉?」
まどか「うーん……」
2人して首をひねる
ほむら「……あら?」
よく見ると、ボタンのついたパネルの下部に、小さな穴が空いている
全体的に金属質だ
扉の右には、上下の矢印を模したボタン付きのパネルが存在する
ほむら「何かしら、この扉?」
まどか「うーん……」
2人して首をひねる
ほむら「……あら?」
よく見ると、ボタンのついたパネルの下部に、小さな穴が空いている
ほむら「まどか、鍵を貸してみてくれるかしら?」
まどか「え? あ、うん!」
受け取った鍵の内の1つを、穴に差し込んでみる
大きさが合わない
ほむら「もう1本はどうかしら」
……がちゃり
鍵の先が綺麗に鍵穴へとはまる
ほむら「回せば……、いいのよね?」
鍵を半周ひねると、矢印のスイッチにオレンジ色の光がともった
まどか「これ、エレベーターかな?」
ほむら「たぶん。この鍵だったのね」
まどか「え? あ、うん!」
受け取った鍵の内の1つを、穴に差し込んでみる
大きさが合わない
ほむら「もう1本はどうかしら」
……がちゃり
鍵の先が綺麗に鍵穴へとはまる
ほむら「回せば……、いいのよね?」
鍵を半周ひねると、矢印のスイッチにオレンジ色の光がともった
まどか「これ、エレベーターかな?」
ほむら「たぶん。この鍵だったのね」
ほむら「とりあえず、押してみる?」
まどか「せっかくだし、2人で同時に押そうよ」
ほむら「それもいいわね。えーと、上矢印か下矢印かは」
まどか「んー、じゃあ、なんとなく下で!」
下矢印のボタンに2人で指をのせ、せーので押す
ボタンを押すこと数秒後、エレベーターのドアが、独りでに真ん中から開いた
まどか「乗ろうよ!」
ほむら「ええ」
さきほど差し込んだ鍵を鍵穴から引き抜くと、まどかに続いて扉をくぐる
エレベーターの中は人が10人程は乗れそうな広さだった
まどか「せっかくだし、2人で同時に押そうよ」
ほむら「それもいいわね。えーと、上矢印か下矢印かは」
まどか「んー、じゃあ、なんとなく下で!」
下矢印のボタンに2人で指をのせ、せーので押す
ボタンを押すこと数秒後、エレベーターのドアが、独りでに真ん中から開いた
まどか「乗ろうよ!」
ほむら「ええ」
さきほど差し込んだ鍵を鍵穴から引き抜くと、まどかに続いて扉をくぐる
エレベーターの中は人が10人程は乗れそうな広さだった
エレベーターの内部には、黒い蛍光パネルがとりつけられていた
パネルに表示された数字は7
まどか「7階ってことなのかな」
ほむら「恐らくそうじゃないかしら」
蛍光パネルの下には、小さな丸いボタンが、ずらっと何列にも渡って並べられている
それぞれのボタンには数字が書かれており、B20~40までが確認できた
ほむら「ほむほむ」
7だけ飛ばされているところを見るに、やはりここは7階で、
それからこのエレベーターでは40階から地下20階まで移動できるのだろう
パネルに表示された数字は7
まどか「7階ってことなのかな」
ほむら「恐らくそうじゃないかしら」
蛍光パネルの下には、小さな丸いボタンが、ずらっと何列にも渡って並べられている
それぞれのボタンには数字が書かれており、B20~40までが確認できた
ほむら「ほむほむ」
7だけ飛ばされているところを見るに、やはりここは7階で、
それからこのエレベーターでは40階から地下20階まで移動できるのだろう
ほむら「何階に行ってみる?」
まどか「うーん……。迷っちゃうね」
一体どの階層へ行けばいいのやら
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「一番上の階に行ってみない?」
ほむら「構わないけれど……、一応、理由を聞いてもいいかしら」
まどか「うん。えっとね、一番上なら、屋上に繋がってるかもしれないよね?」
まどか「もしそうなら、周りが見渡せて色々なことが分かるかなって!」
ほむら「なるほど……」
まどか「うーん……。迷っちゃうね」
一体どの階層へ行けばいいのやら
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「一番上の階に行ってみない?」
ほむら「構わないけれど……、一応、理由を聞いてもいいかしら」
まどか「うん。えっとね、一番上なら、屋上に繋がってるかもしれないよね?」
まどか「もしそうなら、周りが見渡せて色々なことが分かるかなって!」
ほむら「なるほど……」
ごめん、ちょい飯食ってた
最初の小部屋部分は星新一の短編が元ネタ
最初の小部屋部分は星新一の短編が元ネタ
40のボタンを押す
まどか「きゃっ!?」
動き出す一瞬、エレベーター内部が揺れた
よろけたまどかを慌てて抱きとめる
ほむら「大丈夫?」
まどか「う、うん……、ありがとう……」
どこかいつもとトーンの違うまどかの声
何が原因かと状況を冷静に眺め、そこではたと気がつく
ほむら「あっ、ごご、ごめんなさい!! わざとじゃないの!!」
身体を抱きとめた時、私は咄嗟に片手でまどかの胸を掴んでいたのだ
慌てて身体を離すも、彼女の胸を鷲掴みにした事実が消えるまでもなく
まどか「いっ、いいの……、気にしないでね!」
ほむら「わわ、分かったわ!」
どこかギクシャクとした空気の中、40階までの時間を過ごすこととなった
まどか「きゃっ!?」
動き出す一瞬、エレベーター内部が揺れた
よろけたまどかを慌てて抱きとめる
ほむら「大丈夫?」
まどか「う、うん……、ありがとう……」
どこかいつもとトーンの違うまどかの声
何が原因かと状況を冷静に眺め、そこではたと気がつく
ほむら「あっ、ごご、ごめんなさい!! わざとじゃないの!!」
身体を抱きとめた時、私は咄嗟に片手でまどかの胸を掴んでいたのだ
慌てて身体を離すも、彼女の胸を鷲掴みにした事実が消えるまでもなく
まどか「いっ、いいの……、気にしないでね!」
ほむら「わわ、分かったわ!」
どこかギクシャクとした空気の中、40階までの時間を過ごすこととなった
軽い振動とともに、エレベーターが停止する
ほむら「いよいよ40階ね」
まどか「うん!」
先のどたばたで忘れていた緊張が、ここにきて溢れだす
と、右手に柔らかい温もりを感じた
まどか「大丈夫だよ」
ほむら「ええ、そうね」
そして私達は手を繋いだまま、エレベーターの扉が開くのを見守った
ほむら「いよいよ40階ね」
まどか「うん!」
先のどたばたで忘れていた緊張が、ここにきて溢れだす
と、右手に柔らかい温もりを感じた
まどか「大丈夫だよ」
ほむら「ええ、そうね」
そして私達は手を繋いだまま、エレベーターの扉が開くのを見守った
エレベーターのドアが開き切った
まずはじめに感じたのは、甘ったるい匂い
ほむら「何の匂いかしら……?」
まどか「お菓子……、かなあ?」
エレベーターを降りる
7階とは違い、エレベーターに面している通路はとても短い
通路はまっすぐ1枚の扉へと繋がっていた
まどか「開けるよ」
通路を進み、扉を開ける
「あら……? ここの扉が開くだなんて……、珍しいわね……」
すぐ傍の床から、そんな気だるげな声がした
まずはじめに感じたのは、甘ったるい匂い
ほむら「何の匂いかしら……?」
まどか「お菓子……、かなあ?」
エレベーターを降りる
7階とは違い、エレベーターに面している通路はとても短い
通路はまっすぐ1枚の扉へと繋がっていた
まどか「開けるよ」
通路を進み、扉を開ける
「あら……? ここの扉が開くだなんて……、珍しいわね……」
すぐ傍の床から、そんな気だるげな声がした
声の主は金髪の女性だった
彼女は力なく床に寝そべりながら、視線だけこちらに向けている
まどか「えーっと、貴女はこの階に住んでいる方ですか?」
「ええそうよ……」
彼女は既に私達に関心を失くしたのか、
すぐに視線をどこへともつかない場所へと変えた
ほむら「何なのかしらここは……?」
だだっぴろい空間だった
床にはふわふわとした絨毯が引かれており、ところどころに人が寝転がっている
「5998番、巴マミ、ショートケーキ……」
と、先程の女性が一人何かを呟いく
直後、彼女の目の前の床を透過して、ケーキの乗った皿が現れた
女性―――恐らく巴マミというのだろう―――、は、
ケーキに手を伸ばしてめんどくさそうにかぶりついた
彼女は力なく床に寝そべりながら、視線だけこちらに向けている
まどか「えーっと、貴女はこの階に住んでいる方ですか?」
「ええそうよ……」
彼女は既に私達に関心を失くしたのか、
すぐに視線をどこへともつかない場所へと変えた
ほむら「何なのかしらここは……?」
だだっぴろい空間だった
床にはふわふわとした絨毯が引かれており、ところどころに人が寝転がっている
「5998番、巴マミ、ショートケーキ……」
と、先程の女性が一人何かを呟いく
直後、彼女の目の前の床を透過して、ケーキの乗った皿が現れた
女性―――恐らく巴マミというのだろう―――、は、
ケーキに手を伸ばしてめんどくさそうにかぶりついた
寝ながらケーキとか
この世界のマミさんとんでもなくデブってそうだな
この世界のマミさんとんでもなくデブってそうだな
デブさんがデブってたのなんて2話の1シーンだけだろ
いい加減デブさんのことをデブデブ言うのはやめろ
いい加減デブさんのことをデブデブ言うのはやめろ
ほむら「……」
まどか「……」
私達は呆然と彼女の様子を眺めていた
視線に気がついたのか、彼女は億劫そうにしながらも、再度こちらに話しかけてきた
マミ「……もしかして食べたいの?」
まどか「あ、わたし達は……」
マミ「番号……、名前……、欲しいもの……。それで何でも出てくるから……」
まどか「……」
私達は呆然と彼女の様子を眺めていた
視線に気がついたのか、彼女は億劫そうにしながらも、再度こちらに話しかけてきた
マミ「……もしかして食べたいの?」
まどか「あ、わたし達は……」
マミ「番号……、名前……、欲しいもの……。それで何でも出てくるから……」
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