私的良スレ書庫
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元スレほむら「配給制の未来。完全管理社会。そしてまどかとの冒険」
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これはマズイと直感する
私達にとってここは、完全なるアウェイだ
「……」
老人は、じっとまどかと私の顔を見比べる
自然と周囲の人間の視線も、私達に集中し始めた
まどか「……逃げよう」
ほむら「ええ……」
私達にとってここは、完全なるアウェイだ
「……」
老人は、じっとまどかと私の顔を見比べる
自然と周囲の人間の視線も、私達に集中し始めた
まどか「……逃げよう」
ほむら「ええ……」
私達は勢いよく立ちあがると、踵を返して走り出した
さやか「マド!? ムラ!?」
さやかの声に応える余裕はない
「……!!」
「……!!!」
後ろから怒声が聞こえる
もはや誰ひとりとして笑顔は浮かべていないことだろう
ほむら「はあっ、はあっ、はあっ……」
さやか「マド!? ムラ!?」
さやかの声に応える余裕はない
「……!!」
「……!!!」
後ろから怒声が聞こえる
もはや誰ひとりとして笑顔は浮かべていないことだろう
ほむら「はあっ、はあっ、はあっ……」
栄養状態に差があったことや、円の外側に座っていたことが、幸いしたのだろう
私達は、なんとか追手に捕まることなく、エレベーター前に辿り着くことができた
だが―――、
まどか「ない! 鍵がない!」
ほむら「そんなっ!?」
走る内に落としてしまったのだろうか
足音が、近付いてくる
私達は、なんとか追手に捕まることなく、エレベーター前に辿り着くことができた
だが―――、
まどか「ない! 鍵がない!」
ほむら「そんなっ!?」
走る内に落としてしまったのだろうか
足音が、近付いてくる
もう駄目かと思った、その時、
さやか「ムラ!!」
独特なその呼び声とともに、暴徒の中から鍵が投げてよこされた
なんとか鍵をキャッチすると、急ぎエレベーター横の鍵穴にはめる
ほむら「間に合って……! 間に合って……!」
光のともった矢印型のボタンを連打する
手に汗がにじむ
ほむら「ひっ!?」
肩に誰かの手がかかった
直後、エレベーターの扉が開く
さやか「ムラ!!」
独特なその呼び声とともに、暴徒の中から鍵が投げてよこされた
なんとか鍵をキャッチすると、急ぎエレベーター横の鍵穴にはめる
ほむら「間に合って……! 間に合って……!」
光のともった矢印型のボタンを連打する
手に汗がにじむ
ほむら「ひっ!?」
肩に誰かの手がかかった
直後、エレベーターの扉が開く
B7階の住人がざわめき、動きを止める
エレベーターとは何かを知らない彼らにしてみれば、
これは驚くべき光景に映るのかもしれない
まどか「わっ、わたし達に手を出したら、今度は貴女達がこの壁みたいに真っ二つだよ!!」
まどかが虚勢を張った
明らかな動揺が、周囲に走る
エレベーターとは何かを知らない彼らにしてみれば、
これは驚くべき光景に映るのかもしれない
まどか「わっ、わたし達に手を出したら、今度は貴女達がこの壁みたいに真っ二つだよ!!」
まどかが虚勢を張った
明らかな動揺が、周囲に走る
>>522は犠牲となったのだ...。
まどか「わたしは……、えっと、そう、まどか神!!」
まどか「ここのほむらちゃんと、あとそっちのさやかちゃんは神のつかい!!」
まどか「手を出したら真っ二つだよ! 真っ二つ!!」
まどか「まどか神様は怖いんだから!!」
半ば自棄になったように、まどかは脅しを続ける
「……」
どうやら効果があったようだ
私達に迫っていた追手が、徐々に距離をとっていく
まどか「よかったぁ……」
こうして私達は、なんとかB7階を生きて脱出できた
まどか「ここのほむらちゃんと、あとそっちのさやかちゃんは神のつかい!!」
まどか「手を出したら真っ二つだよ! 真っ二つ!!」
まどか「まどか神様は怖いんだから!!」
半ば自棄になったように、まどかは脅しを続ける
「……」
どうやら効果があったようだ
私達に迫っていた追手が、徐々に距離をとっていく
まどか「よかったぁ……」
こうして私達は、なんとかB7階を生きて脱出できた
エレベーターの扉が閉まり、ようやく2人だけの空間に戻る
安心したのも束の間
どさくさで忘れていた人骨ジュースのことを、思い出してしまう
ほむら「うぐっ、う……、げ、えっ……」
私は、床にうずくまって嘔吐してしまった
まどか「よしよし」
優しく背中がさすられる
ほむら「まどかぁ……」
まどか「怖かったね……」
ほむら「うん……」
まどか「もう大丈夫だからね」
先ほどの神様のふりで何かが吹っ切れたのだろうか
まどかが少しだけ、自分より落ち着いた大人に見えた
安心したのも束の間
どさくさで忘れていた人骨ジュースのことを、思い出してしまう
ほむら「うぐっ、う……、げ、えっ……」
私は、床にうずくまって嘔吐してしまった
まどか「よしよし」
優しく背中がさすられる
ほむら「まどかぁ……」
まどか「怖かったね……」
ほむら「うん……」
まどか「もう大丈夫だからね」
先ほどの神様のふりで何かが吹っ切れたのだろうか
まどかが少しだけ、自分より落ち着いた大人に見えた
>>593
やだ…人骨ジュースが何か言ってるよぉ
やだ…人骨ジュースが何か言ってるよぉ
>>593
おつとめ、骨!
おつとめ、骨!
>>593
お前はもうこの世界にいちゃいけないんだ!な!分かったら帰れ!
お前はもうこの世界にいちゃいけないんだ!な!分かったら帰れ!
ほむら「ひどい場所だったね……」
ほむら「あんなに……、あんなに怖い笑顔があるなんて、知らなかった……」
まどか「でも」
ほむら「??」
まどか「さやかちゃんの笑顔は、本物だったと思う」
自分達に鍵を投げてよこしてくれた少女のことを思い出す
まどか「要はどこで生きるかじゃなくて、どう生きるかなんじゃないかなぁ」
まどかは天井の方を見上げて、そうポツリと呟いた
自由って、何なんだろう
そんな青春ものの映画の主人公みたいなことを、考えてしまった
ほむら「あんなに……、あんなに怖い笑顔があるなんて、知らなかった……」
まどか「でも」
ほむら「??」
まどか「さやかちゃんの笑顔は、本物だったと思う」
自分達に鍵を投げてよこしてくれた少女のことを思い出す
まどか「要はどこで生きるかじゃなくて、どう生きるかなんじゃないかなぁ」
まどかは天井の方を見上げて、そうポツリと呟いた
自由って、何なんだろう
そんな青春ものの映画の主人公みたいなことを、考えてしまった
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