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元スレほむら「配給制の未来。完全管理社会。そしてまどかとの冒険」
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まどか「ほむらちゃん、わたし1つ違和感があるの」
ほむら「違和感?」
まどか「うん。どうしてわたし達の住んでいた7階は―――」
何かを言いかけ、しかしそこで言葉を区切る
まどか「40階、7階、1階、B7階」
まどか「まだサンプルがこれだけじゃ、確信が持てない」
ほむら「まどか、いったい何を……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん。B20階と、それから6階へ行こう」
ほむら「違和感?」
まどか「うん。どうしてわたし達の住んでいた7階は―――」
何かを言いかけ、しかしそこで言葉を区切る
まどか「40階、7階、1階、B7階」
まどか「まだサンプルがこれだけじゃ、確信が持てない」
ほむら「まどか、いったい何を……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん。B20階と、それから6階へ行こう」
ほむら「……B20階は、いや」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「ここまでくればなんとなく分かるもの」
ほむら「下へ行くほど……、危ない場所になるんだって」
まどか「……」
ほむら「だとすればきっと、一番下の階なんて!」
まどか「ううん、わたしの考えが正しければそれは違うかもしれない」
やんわりとした口調で、まどかは私の言葉を否定する
まどか「ほむらちゃん。今までの階を見てきて私が立てた仮説を、聞いてみてくれるかな」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「ここまでくればなんとなく分かるもの」
ほむら「下へ行くほど……、危ない場所になるんだって」
まどか「……」
ほむら「だとすればきっと、一番下の階なんて!」
まどか「ううん、わたしの考えが正しければそれは違うかもしれない」
やんわりとした口調で、まどかは私の言葉を否定する
まどか「ほむらちゃん。今までの階を見てきて私が立てた仮説を、聞いてみてくれるかな」
まどか「まず、B7階。さっきまでいた、さやかちゃんに会った階」
ほむら「……」
まどか「あの階では、栄養摂取の手段がごくごく限られていた」
まどか「もしかしたらあの白い液体以外に何かがあるのかもしれないけれど……」
まどか「やっぱり多分、あそこの人は、あれだけ飲んで暮らしてるんだと思うの」
まどか「でもなければ、わざわざ人を犠牲にしなければならない手段なんて、続ける筈もない」
まどか「あの人達にとって自由と言えるのは、生贄の選択部分だけ」
ほむら「……」
まどか「凄く凄く、自由が限られている」
ほむら「……」
まどか「あの階では、栄養摂取の手段がごくごく限られていた」
まどか「もしかしたらあの白い液体以外に何かがあるのかもしれないけれど……」
まどか「やっぱり多分、あそこの人は、あれだけ飲んで暮らしてるんだと思うの」
まどか「でもなければ、わざわざ人を犠牲にしなければならない手段なんて、続ける筈もない」
まどか「あの人達にとって自由と言えるのは、生贄の選択部分だけ」
ほむら「……」
まどか「凄く凄く、自由が限られている」
まどか「次に1階。……杏子ちゃんに、会った階」
まどか「あそこの階では、5ポイントの範囲内では、一応の自由が許されていた」
まどか「さっきのB7階よりは、自由な部分は多いと思う」
まどか「それから……」
まどか「7階の住民であるわたし達は、あそこで100ポイント分の自由を与えられたよね?」
まどか「これも、上の階層ほど多くの自由を与えられているということの裏付けになると思う」
その言葉で、私はまどかが言わんとしていることを理解した
ほむら「つまりまどかは、階層の高い低いが……」
まどか「うん。それこそが、与えられた自由の程度を表してるんじゃないかなって」
まどか「40階は変な場所だったけど、とっても自由だったでしょ?」
まどか「だから反対に、B20階は最も自由の少ない場所なんじゃないかなって」
まどか「あそこの階では、5ポイントの範囲内では、一応の自由が許されていた」
まどか「さっきのB7階よりは、自由な部分は多いと思う」
まどか「それから……」
まどか「7階の住民であるわたし達は、あそこで100ポイント分の自由を与えられたよね?」
まどか「これも、上の階層ほど多くの自由を与えられているということの裏付けになると思う」
その言葉で、私はまどかが言わんとしていることを理解した
ほむら「つまりまどかは、階層の高い低いが……」
まどか「うん。それこそが、与えられた自由の程度を表してるんじゃないかなって」
まどか「40階は変な場所だったけど、とっても自由だったでしょ?」
まどか「だから反対に、B20階は最も自由の少ない場所なんじゃないかなって」
じゃあ、一番人間らしい生活を送れてるとこってどこなんだろうなぁ、15~25階あたりか?
まどか「違和感っていうのはね、ほむらちゃん」
まどか「わたし達の階が、7階という高さの割に、少ない自由しか与えられていなかったからなの」
まどか「決まった個室で、決まった時間に、決まった生活をさせられる」
まどか「あまりに……、それこそB7階以上に、自由が少ないと、感じるの」
ほむら「……」
まどか「とはいえ、1階に行った時に貰えたポイントの多さを考えれば……」
まどか「違和感は色々と、残るけれど……」
まどか「むりやり納得できないことも、ないと思う」
まどか「これであとB20階の裏付けさえ取れれば」
まどか「わたし達の階が、7階という高さの割に、少ない自由しか与えられていなかったからなの」
まどか「決まった個室で、決まった時間に、決まった生活をさせられる」
まどか「あまりに……、それこそB7階以上に、自由が少ないと、感じるの」
ほむら「……」
まどか「とはいえ、1階に行った時に貰えたポイントの多さを考えれば……」
まどか「違和感は色々と、残るけれど……」
まどか「むりやり納得できないことも、ないと思う」
まどか「これであとB20階の裏付けさえ取れれば」
高い階ほど、自由が多い
低い階ほど、自由が少ない
なるほど。一定の筋は通っているような気がした
ほむら「でも、まどか……」
まどか「どうしたの、ほむらちゃん?」
ほむら「……いいえ。やっぱりなんでもないわ」
まどか「そう?」
しかしやはり、納得できない
私には40階が階も自由な界だなどとは、とても思えなかったのだ
まどかは意識していなかったようだが、あの階には、手段の自由が無い
欲しいものなら何でも手に入る代わりに、欲しいものを手に入れる手段は、1通りのみ
名前と番号と欲しいものを告げて、あとは黙って待つだけ
そんなの……、そんなのまるで、ペットや“家畜”みたいではないか
低い階ほど、自由が少ない
なるほど。一定の筋は通っているような気がした
ほむら「でも、まどか……」
まどか「どうしたの、ほむらちゃん?」
ほむら「……いいえ。やっぱりなんでもないわ」
まどか「そう?」
しかしやはり、納得できない
私には40階が階も自由な界だなどとは、とても思えなかったのだ
まどかは意識していなかったようだが、あの階には、手段の自由が無い
欲しいものなら何でも手に入る代わりに、欲しいものを手に入れる手段は、1通りのみ
名前と番号と欲しいものを告げて、あとは黙って待つだけ
そんなの……、そんなのまるで、ペットや“家畜”みたいではないか
私には40階が階も自由な界だなどとは、とても思えなかったのだ
↓
私には40階が最も自由な界だなどとは、とても思えなかったのだ
↓
私には40階が最も自由な界だなどとは、とても思えなかったのだ
まあ、まどかでやる必要は無いと言われるだろうが
登場人物が想像しやすいし、キャラクターの性質を一から作る必要もないので、あえて二次創作にするのも手では無いだろうか
登場人物が想像しやすいし、キャラクターの性質を一から作る必要もないので、あえて二次創作にするのも手では無いだろうか
オリジナルでと言っても、登場人物の名前が幼女だったり男だったり幼馴染だったりするからね
まあ別に何でもいいじゃん、俺なんかまどマギ完全ノータッチだけど面白いよ
まあ別に何でもいいじゃん、俺なんかまどマギ完全ノータッチだけど面白いよ
VIPのSSなんて面白けりゃなんでもいいだろ!
意味なんて求めることのほうが無意味ww
意味なんて求めることのほうが無意味ww
なるほど
確かに男、友とかよりアニメキャラクターを使った方がやりやすいかもね
確かに男、友とかよりアニメキャラクターを使った方がやりやすいかもね
>>639
禿同
禿同
高い階は自由で、低い階は不自由
これは何者かの仕掛けた意地悪な誤答ではないか
いかにも正解らしく見せかけた、引っかけのようなものなのでは
そんな、突拍子もないことを、考えてしまう
まどか「ね? どうかな?」
しかし私は、おかしいとは感じつつも、まどかの論に異を唱えられなかった
自分の意見に今一つ自信が持てなかったことが理由の1つ
それから、もう1つ―――、
ほむら「えっ、ええ……、そうかもしれないわね」
真っ直ぐに私を見て小首を傾げるまどかの仕草に、慌てて顔を反らしてしまう
守られて、慰められて、それを繰り返すうちに、
いつしか私はまどかに好感を持っていたのだ
ほむら「……」
これが友情なのかなんなのかは、人付き合いを知らない私には、まだ判別できない
いや、きっと友情なのだろうと、無理やり自分を納得させる
とにかく私は、まどかを否定したくないと、理屈ではなく感情で思ってしまった
これは何者かの仕掛けた意地悪な誤答ではないか
いかにも正解らしく見せかけた、引っかけのようなものなのでは
そんな、突拍子もないことを、考えてしまう
まどか「ね? どうかな?」
しかし私は、おかしいとは感じつつも、まどかの論に異を唱えられなかった
自分の意見に今一つ自信が持てなかったことが理由の1つ
それから、もう1つ―――、
ほむら「えっ、ええ……、そうかもしれないわね」
真っ直ぐに私を見て小首を傾げるまどかの仕草に、慌てて顔を反らしてしまう
守られて、慰められて、それを繰り返すうちに、
いつしか私はまどかに好感を持っていたのだ
ほむら「……」
これが友情なのかなんなのかは、人付き合いを知らない私には、まだ判別できない
いや、きっと友情なのだろうと、無理やり自分を納得させる
とにかく私は、まどかを否定したくないと、理屈ではなく感情で思ってしまった
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