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元スレ上条「流石に浴槽に二人は狭いな」美琴「う、うん…///」
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ちょっと、寒い
そう思って、目が覚めた
ぼんやりとしていた頭が、動き始める
居ない、横で寝ていた人が
部屋の中を見渡してみる、が、見当たらないどころか、気配もしない
あれ、もしかして、夢?
今までの全部、夢、だった、とか
もし、そうだとしたら、どれだけ自分は恥ずかしい夢を見ていたのだろう
いや、でもアイツの服は残ってる
「とうま?」
返事は、ない
そう思って、目が覚めた
ぼんやりとしていた頭が、動き始める
居ない、横で寝ていた人が
部屋の中を見渡してみる、が、見当たらないどころか、気配もしない
あれ、もしかして、夢?
今までの全部、夢、だった、とか
もし、そうだとしたら、どれだけ自分は恥ずかしい夢を見ていたのだろう
いや、でもアイツの服は残ってる
「とうま?」
返事は、ない
今から数十分前
上条当麻は、普段よりさわやかな朝を迎えていた
横に寝ている、期間限定の同居人はまだ目が覚めそうにない
起こすのも悪いな、と、一人ベッドを出る
今日は昨日とは違い、いい天気だ
朝食にもまだ早い、少し外を散歩してくるか
鏡を見て、ボサボサの頭だけ整えておく
寮にでも行ってみるか、そう思って部屋をでた
ガチ、と、扉が閉まるのとは、また違う音がした気がした
嫌な予感がしてドアノブを回し、扉を開けようとする
「し、閉め出された」
さわやかな朝は、終わった
上条当麻は、普段よりさわやかな朝を迎えていた
横に寝ている、期間限定の同居人はまだ目が覚めそうにない
起こすのも悪いな、と、一人ベッドを出る
今日は昨日とは違い、いい天気だ
朝食にもまだ早い、少し外を散歩してくるか
鏡を見て、ボサボサの頭だけ整えておく
寮にでも行ってみるか、そう思って部屋をでた
ガチ、と、扉が閉まるのとは、また違う音がした気がした
嫌な予感がしてドアノブを回し、扉を開けようとする
「し、閉め出された」
さわやかな朝は、終わった
「呆れたわ」
「なんの言葉もでません」
床の上に正座して、顔が上がらない
「あたしがどれだけ心配したか、起きたら居ないし、閉め出されてるし」
一言も反論できず、頭を下げ続ける
「ちょっと、本当に、ちょっと、寂しかった、し」
「美琴、さん?」
少しだけ、目線をあげてみる
なんで、泣きそうな、怒りそうな、複雑な顔なんですかね?
思って、見ていたら
「夢、だと、一瞬でも、思っちゃったんだから、ばか」
これは、上条さんが、悪いんでせうか
「なんの言葉もでません」
床の上に正座して、顔が上がらない
「あたしがどれだけ心配したか、起きたら居ないし、閉め出されてるし」
一言も反論できず、頭を下げ続ける
「ちょっと、本当に、ちょっと、寂しかった、し」
「美琴、さん?」
少しだけ、目線をあげてみる
なんで、泣きそうな、怒りそうな、複雑な顔なんですかね?
思って、見ていたら
「夢、だと、一瞬でも、思っちゃったんだから、ばか」
これは、上条さんが、悪いんでせうか
「だから、悪かったって」
朝から謝ってばかりだが、お嬢様の機嫌はなかなか直らない
何度謝っても、シャツの端を持ったまま、放してくれそうもない
挙句の果てに
「あの、御坂さん、トイレに行きたいんですが」
「・・・やだ」
そんなに俺は悪いことをしたのだろうか
自分の中では、良くある不幸の一つ程度の認識、なのだが
「ばか、とうまの、ばか」
ずっと、この調子である
「どうしたら許してくれるんだよ、本当に」
小さい声で
「今日、ずっと、そばに居て」
朝から謝ってばかりだが、お嬢様の機嫌はなかなか直らない
何度謝っても、シャツの端を持ったまま、放してくれそうもない
挙句の果てに
「あの、御坂さん、トイレに行きたいんですが」
「・・・やだ」
そんなに俺は悪いことをしたのだろうか
自分の中では、良くある不幸の一つ程度の認識、なのだが
「ばか、とうまの、ばか」
ずっと、この調子である
「どうしたら許してくれるんだよ、本当に」
小さい声で
「今日、ずっと、そばに居て」
今思えば、どうってことはない、ただ散歩に行こうとしていただけ
でも、その時は、すごく、不安になった
アイツが、また変なことに巻き込まれたんじゃないかって
事実、扉を開けるまでは本気で心配していた
探し出して、連れ戻して、怒ってやろうって
今となっては、わたしの勘違いなのは、わかってる
でも、つい怒ってしまった
不安だったから、心配だったから、好き、だから
今度こそ、危険なことに首突っ込んで、居なくなってしまうかも知れない、と
だから、たとえ、今日だけでも、そばに居て欲しい
「御坂」
真剣な声が、聞こえた
「お前が望むなら、俺はずっと、お前のそばに居るつもりだ」
「だから、そんな不安そうな顔、すんなよ」
でも、その時は、すごく、不安になった
アイツが、また変なことに巻き込まれたんじゃないかって
事実、扉を開けるまでは本気で心配していた
探し出して、連れ戻して、怒ってやろうって
今となっては、わたしの勘違いなのは、わかってる
でも、つい怒ってしまった
不安だったから、心配だったから、好き、だから
今度こそ、危険なことに首突っ込んで、居なくなってしまうかも知れない、と
だから、たとえ、今日だけでも、そばに居て欲しい
「御坂」
真剣な声が、聞こえた
「お前が望むなら、俺はずっと、お前のそばに居るつもりだ」
「だから、そんな不安そうな顔、すんなよ」
>>618
ガッ
ガッ
手に力が入る、今まで以上に、この手を、放したくない
嘘じゃない、それは今までの彼を見ていればわかる
「ずっと、ほんとに、ずっと?」
照れくさそうに、頭をかきながら
「ああ、嘘じゃない」
わたしの目を見て、言ってくれた
ああ、もう、わたしは甘いのだろうか
それだけで、許してしまう
手を、放す
かわりに、抱きしめる
強く、強く、抱きしめた
微笑むような吐息が聞こえて、優しい手が、髪を撫でてくれた
嘘じゃない、それは今までの彼を見ていればわかる
「ずっと、ほんとに、ずっと?」
照れくさそうに、頭をかきながら
「ああ、嘘じゃない」
わたしの目を見て、言ってくれた
ああ、もう、わたしは甘いのだろうか
それだけで、許してしまう
手を、放す
かわりに、抱きしめる
強く、強く、抱きしめた
微笑むような吐息が聞こえて、優しい手が、髪を撫でてくれた
背中から暖かい体温を感じる
どれほど時間が経っただろうか
本当に、ずっと離さないとでもいうように、背中から離れない
「御坂さん、あの、トイレに行きたいんですが」
「いいよ」
「・・・離して、もらえないのでしょうか」
「ん、やだ」
これは、本当にどこまでも着いてきそうな勢いだ
立ち上がろうとしても、本当に磁石のようにくっついている
まだ時間は早いのだが、手を離してもらうためには仕方が無い
「じゃあ、風呂、入ろうぜ」
さらに腕に力が入ってしまった
どれほど時間が経っただろうか
本当に、ずっと離さないとでもいうように、背中から離れない
「御坂さん、あの、トイレに行きたいんですが」
「いいよ」
「・・・離して、もらえないのでしょうか」
「ん、やだ」
これは、本当にどこまでも着いてきそうな勢いだ
立ち上がろうとしても、本当に磁石のようにくっついている
まだ時間は早いのだが、手を離してもらうためには仕方が無い
「じゃあ、風呂、入ろうぜ」
さらに腕に力が入ってしまった
視線が痛い、背中を凝視されている
今までなら、お互いが気を使って、あまり見ないようにしていたのだが
今日はもう完全に見ている、正確には見られている
俺は今まで通り、背中を向けて服を脱いでいるが
後ろのお嬢さんは違う
「脱がないの、当麻」
脱げない、そんなに見られていては脱げない
そして、そんなに一緒に入ろうという雰囲気を出さないで欲しい
「か、上条さんにも、羞恥心というものがありまして」
「もう何度も見てるのに」
なぜ、なぜ、こんなにも強気に出られるのでしょうか
覚悟を決めて、脱いだ、そして全て見られた
もう、お婿に行けない
今までなら、お互いが気を使って、あまり見ないようにしていたのだが
今日はもう完全に見ている、正確には見られている
俺は今まで通り、背中を向けて服を脱いでいるが
後ろのお嬢さんは違う
「脱がないの、当麻」
脱げない、そんなに見られていては脱げない
そして、そんなに一緒に入ろうという雰囲気を出さないで欲しい
「か、上条さんにも、羞恥心というものがありまして」
「もう何度も見てるのに」
なぜ、なぜ、こんなにも強気に出られるのでしょうか
覚悟を決めて、脱いだ、そして全て見られた
もう、お婿に行けない
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