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    元スレ暦「ぶっちゃけ戦場ヶ原とやりたいです」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 化物語 + - + - 戦場ヶ原ひたぎ + - 阿良々木暦 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    302 = 260 :

    よくやった。
    ゆっくり休め

    303 = 260 :

    保守しといた方がいいのかな?
    俺も寝るわ

    307 :

    マジ基地

    308 :

    ほっしゅーと

    310 :

    313 :

    補修

    315 :

    これまた酷いところで中断したな

    316 = 259 :

    320 = 267 :

    (処置終了――)

    「うむ! まあ、こんなもんかの」

    「……」

    (机の上のマイミラーに写っているのは――)

    (唇から僕の顔を一周して囲むように出来た傷、その線を境に真っ青な上半分、健康そうな下半分の二色に分かれた顔。眼は少し飛び出ている)

    (フランケンシュタインみたいだ。いや、フランケンシュタインだって造形的にもっと様になっている)

    「キメ顔とは言えんが、お前様は元からそんなもんじゃしな」

    「知り合いに会ったら秘密組織(笑)に通報されそうになってるよ! これちゃんと元に戻るんだろうな!?」

    (青春怪異譚からB級オカルトになってしまう!)

    322 = 267 :

    「じきに傷も消えて自然になるとは思うが……」

    「確証がないような言い方するな……」

    「心配なら儂の血を飲んでおくか? その方がなじむのが速いぞ、たぶん」

    (そう言うと、忍は右の人差し指を「ぶちっ」と食い千切り、ぽたぽた血が流れ出る傷口を僕に差し出した)

    「はい」

    (……はいって言われても)

    「じゃ、じゃあ」

    (なんとなくひざまづいて、僕は忍の血を頂戴することにした。あんまり健康な絵とは言えないな)

    「ちゅぱちゅぱ」

    「……」

    (ん、これ……ウマイな)

    324 = 267 :

    「なんか、味がするんだけど」

    「あ、味?」

    「こう、ほんのり甘くて、少しとろみがあって、ミルキーな味わいというか」

    「ふ、ふうん……んっ」

    (血って鉄分が入ってて、うまいわけないのだが(舌を噛んだときを思い出してほしい)、これは――)

    「んっ、んっ……ふぅっ」

    (マズくない! 決してマズくないぞ!! ああ、うまい! なんだか懐かしい味だ)

    「うん~~~ッッ、やぁ……」

    (赤ん坊のころ、ママのお乳を飲んだときの味かな)

    「お、お前様っ……もう、もうっ」

    「あ、すはん。ふいふいむひゅうになってひまった。ちゅぽん」

    「あ……」

    325 = 268 :

    なにこれえろい

    326 = 267 :

    「ふぅー……ふぅー……」

    「なんかお前息荒いな。今のもエナジードレイン的なものに該当するのか?」

    「い、いや、これは儂の個人的なアレで……と、とにかくこれで数十分もすればすっかり元通りじゃ!」

    「おう。サンキューな。よかったよー、忍ちゃん」

    「え、えへへ……ぶい」

    (顔を紅潮させ、はぁはぁ息をしながらVサインをする忍)

    (すげえいい笑顔で)

    (AVのフィニッシュ後の女優みたいだ)

    327 = 260 :

    アララギ君はナニをしてても忍ちゃんと一緒だもんな

    328 = 267 :

    (さっき僕(ボディ)が持ってきた食器類を片付けるためにダイニングへ行く)

    「おっ」

    (リビングで月火がテレビを見ていた。番組は『新本格魔法少女りすかちゃん』)

    (複雑な経緯を話すと、元々、原作小説がアニメ化するはずであったのだが、上層部のいざこざからか、未だに果たされていない)

    (そこで、メディアミックスで登場した、どこかの同人作家が描いているパロディ漫画をアニメ化したのが本作である)

    (硬派な原作とは正反対に、軟派で、スラップスティックな部分に特化したエンターテイメントらしいアニメに仕上がっている)

    (原作ファンである僕は当初、このあまりに商業主義じみた展開にヘドが出そうだったが、見てみると存外面白い)

    (主人公のキズタカくん(CV.加藤英美里)とりすかちゃん(CV.花澤香菜)がかわいい。ハートキャッチプリキュアが終わってしまった今、この作品に僕は大いに期待している)

    (監督は極彩色の映像表現に定評のある心房という人で――)

    月火「お兄ちゃん」

    329 = 259 :

    おっきした

    330 = 267 :

    月火「さっきさ、私、おばけみちゃったかもしれない」

    「おばけ? シャワー浴びてたら体を誰かに触られたとか?」

    (僕が言うのもあれだが、毎回シャワーを浴びていると視線を感じる。『見られてる』って思ったときは本当に見られてるらしいな)

    月火「まさか。お兄ちゃんはさっきまで部屋にいたんでしょ」

    「それはどういう意味だ」

    月火「え? だって、姉妹がいる男の人って、その子がお風呂入ってる隙に、下着に好き放題しているんでしょ?」

    「妹の下着なんかどうでもいいよ!」

    月火「ほう? 私の純白ぱんちーがどうでもいいと? 『あふっ、ぬひっ、妹のおぱんちゅ、最高っ!』と嗅ぎたくなる衝動に駆られないと?」

    「それはもう兄貴しまゃないっ! 犯罪者だっ!」

    月火「しらばっくれないでよ! さっき新しいやつ穿いたらねちょねちょしてたんだからねっ!」

    「体はタオルでよく拭けといつも言ってるだろう!」

    月火「妊娠確実っ!」

    「頭の病院に行ってこいっ!」

    332 :

    ちょっと頭を冷やしてくるwwwwwwww
     http://loda.jp/0tm/?id=284 支援貼り

    333 :

    谷亮子

    335 = 267 :

    月火「閑話休題。で、おばけ、ですよ」

    「おばけ、か(どうせ僕(ボディ)だろうな)」

    月火「お風呂から出た後のことなの。体を拭いてたら、廊下の方から足音が聴こえたもんだから、『ああ、お兄ちゃんだな』ってそっちを見たのですよ」

    「お前、何回か死んどけよ」

    月火「何回も生き返ってやるよ。でね、廊下の方を見たの。そしたら――レインコートを被った人みたいのが、いたの」

    「……」

    月火「私、さすがにびっくりして、小さいけど悲鳴を出しちゃったの。そしたら――そいつが、こっちに振り返ったの」

    「……」

    月火「顔はフードですっかり隠れてたけど、ザクみたいに目がピカーンって光ってた。あと目立つ特徴は、左手に包帯を巻いてたみたいだった……」

    「……」

    月火「そいつ、しばらく私をジッと見てから、なぜか自分の顔を気を引き締めるみたいなぱんって叩いて――玄関から出て行ったの」

    337 = 267 :

    月火「ねえ、大丈夫かな、この家。お祓いとかしてもらったほうがいいんじゃないかな」

    「それ以前に、まず家宅侵入の線はないのか。ていうか、ちょっとそこ動くなよ」

    月火「目の前の私をおかずにするの?」

    「ブラックジャックに頭診てもらえよお前!」

    月火「今さらなんだけど、なんでお兄ちゃん不細工なBJ先生みたいになってるの?」

    「本当に今さらだな! お前のスルー力にビックリだよ! いや、いいからそこ動くなよ!」

    月火「はーい」

    338 = 267 :

    月火「速かったね」

    「僕の下着が数点なくなっている」

    月火「自分で使ってダメにしちゃったの? ナルシストもいいところなんだよ。お兄ちゃん、倒錯してるなぁ」

    「何が悲しくて自分をネタにするんだよ! なんで僕は妹と自慰の話をしてるんだ!」

    月火「バンバンジーってすごそうだよね。バンバン自慰」

    「うるせえよ!」

    月火「チンパンジーかも」

    「ん?」

    月火「チンコとパンツで自慰。お兄ちゃんだね」

    「そこまでいくか!? お前みたいなやつがガールズトークで下ネタばっかり話すんだよ!!」

    339 :

    これはひどい

    340 = 267 :

    「お前も後でタンスを確認しておけ」

    月火「さっきから、そのおばけを知ってるみたいな素振りだね」

    「ああ、とんでもない変態に一人心当たりがある」

    月火「お兄ちゃんの変態仲間?」

    「僕をあの変態と一緒にするな!」

    月火「でも、よかったよ。彼女が出来た今となっては順序が逆のような気もするけど。友達、出来たんだね。月火ちゃんは嬉しいよ」

    「そんなこの全宇宙の母(マザー)のような慈愛の表情をするな。羽川知ってるだろ?」

    月火「あの人は神様だから」

    「……」

    (そうかぁ、神様かぁ)

    (月火が言うんじゃあ、そうなんだろうなぁ)

    341 :

    規制解除記念眞紀子

    342 = 267 :

    月火「あーっ!」

    「なんだ?」

    月火「『りすかちゃん』がもうEDになっちゃってる! もう、お兄ちゃんのせいで本編見逃しちゃったじゃん!」

    (テレビは既にEDテーマ、『これからのまとめ』が流れていた。歌詞の内容が原作の今後の展開を詳細に述べているという、信じられない鬼畜電波ソングだ)

    (当初、視聴者は誰もがこれを釣りだと思っていたが、刊行された原作はまさに歌詞の文字通りの展開であった。当然、多くの賛否両論を呼び、そのせいか原作小説は現在ストップしている)

    「でもよ、HDに録画してるんだろ」

    月火「アニメはリアルタイムにこそ真髄を見る」

    「リアルタイム、ねえ。ハートキャッチプリキュアが終わってから、日曜日は遅おきになってしまった。別にスイートに文句があるわけじゃないんだけど」

    月火「ふんっ、脱落者はただ堕落するのみよ」

    (と、強面ボスキャラみたいなことを言う月火)

    月火「私はちゃんと新シリーズも毎週欠かさず見てるし、BDという投資も忘れてないよっ!」

    「テレビはともかく、BDは嘘だろ」

    月火「……はい」

    344 = 267 :

    月火「いや、本当は買いたいんだよ? 家のHDも録り貯めでパンパンだし、昨今の厳しい状況を必死に耐えていいものを作っている製作陣にお金が入るようにしたいし」

    月火「でもさ、私は中学生だし、持てるお金も少ないし、見てるアニメのグッズ全部を買うのはさすかに無理なんだよ……」

    (本当に凹だ表情をする月火)

    月火「今やってる某魔法少女アニメも、すごい面白いし、きっとBDも売れるよね。『りすかちゃん』はあれに対抗できる潜在能力を秘めたコンテンツなのに。最近、作画も演出も落ちてきてるんだよね……」

    「スケジュールとお金の工面も大事だからなあ」

    月火「私は『りすかちゃん』派に立つね! 打倒魔法少女○○○☆○○○!」

    「おい、あまりこの場で迂闊な発言をするな。誤解されて、妙な事態になっても困る」

    月火「やっちまえ心房ー! ○房なんかぶっ飛ばせー!」

    「新○監督の耳に入ったら事じゃないか! もうよせっ、月火ちゃんっ!」

    月火「アニメ化を果たすまでは死ねないのがりすかなのーっ!!」

    345 = 267 :

    (ここまで倒錯に盗作を重ねた問答を続けてきたが、もういい加減寝る時間だ。深夜アニメも終わったことだし)

    「月火ちゃんもはやく寝ろよー」

    月火「んー」

    (やれやれ。僕は就寝した。と言いたいところだが、寝るには僕の部屋に戻る必要がある)

    (神原のやつ、明日電話で問い詰めてやらんとな。まあ、多少渋るかもしれないが、どんな手段を使っても吐かせてやる。ついでに僕のパンツも)

    (あー、ふかふかベッドが気持ちいいなー)

    月火「おやすみー」

    「おやすみー、ってなんでお前同じベッドに入るんだよ!!」

    346 = 331 :

    火燐ちゃんどころじゃないぶっ壊れぷりすなあ

    347 = 267 :

    月火「妹が兄のベッドで寝てはいけないのカナ?」

    「『兄のベッドで寝る』のは構わんが、『兄とベッドで寝る』のは構う」

    月火「もー、お兄ちゃん、妹に何かするつもりなのカナ」

    「お前のアホ毛が『マホ』って字に見えてきた。疲れてるな、僕。今日はなんかすごくすごくすごく長かったし」

    月火「じゃあ、おやすみ~」

    「いや、お前は部屋に帰れ」

    月火「えー! なんでなんでー! 一緒に寝ーよーおーよー!」

    「駄々こねてもダメ」

    月火「ダ~ダ~」

    「ダダになってもダメ」

    月火「へえ、あんたも阿良々木っていうんだ」

    「ナナになってもダメ」

    348 = 323 :

    月火ちゃん可愛い

    349 = 331 :

    月火ちゃんにも歯磨きしてあげようよ

    350 = 267 :

    月火「いや、あのね、本当、我ながら子供っぽいと思うんだけど。さっきのおばけ云々、実はマジびびってたんすよ」

    「ふーん」

    月火「心底どうでもよさそうっすね、兄上様……。あと、他にもちょっとモヤモヤしてて不安なんだよ」

    「ふーん」

    月火「もうっ! かわいい妹が恐怖に怯えてるんだよ!? 一緒に寝てくれたっていいじゃない!」

    「基本的にこの家で一番怖いのはお前だと僕は思っている」

    月火「じゃ、じゃあ、くち! くちでしてあげるからっ!」

    「今火憐ちゃんより頭悪いことを口走ったな!? 参謀役の肩書きが泣くぞ!」

    月火「お兄ちゃんの欲望を私の口に走らせてもいいからさー! お願いー!」

    (馬鹿だ。妹達共に馬鹿なことが判明した。誰かにファイヤーシスターズ(笑)などと嘲笑されていないか心配になってきた)


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