元スレアーカード「ククク…学園都市か」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
751 = 709 :
他人の説教を真に受けるやつは総じてカス
753 :
>>752
神父様ー!夕ご飯ですよー。
754 = 713 :
神父様ー!マークの奴が殴ったー!
756 = 711 :
>>711
その広大な空間に色はなく、天井はなく、音がなかった。
神裂「はァッ!!」
裂帛の気合と共に振るわれた神裂火織の一閃が黒犬獣を斬り伏せる。
ギィギィと断末魔の悲鳴をあげる黒い影。
だが次の瞬間には無数の百足や蝙蝠というおぞましい怪生に姿を変える。
そして神裂が息を付く間もなく黒い血溜まりの中から腕が伸び、対化物用にカスタムされた454カスールが銃火を散らす。
神裂「…っ!?」
あと数瞬遅ければ脳天に直撃していたであろう銃弾をギリギリ躱し、そのまま大きく距離をとる十字凄教最強の名を冠した女教皇。
神裂は肩で息をしながらも油断なく闇の塊そのものとなったアーカードを見据える。
いまだ致命的な傷こそ負ってはいないものの、その身に纏ったシャツとジーンズは至る所を切り裂かれ、白く柔らかい素肌が露出していた。
そんな神裂の前でキチキチと不快な音をたてながら闇の塊がひしめきあい、ズルリと影の中から姿をあらわすアーカード。
757 = 711 :
アーカード「…ほぅ やるな小娘。 どこぞの犬の糞よりもよっぽどマシだ」
まるで底の見えない笑みを見せながら賛辞を口にしたアーカードに、神裂火織が返答する。
神裂「…っ。 お褒めに預かり恐悦です」
ゼイゼイと息を切らす神裂はそれでも優雅さを失ってはいなかった。
そんな神裂を見てアーカードは哂う。
アーカード「…だが」
その口調には蔑むような色があった。
アーカード「“何故”私の心臓を狙わない? 貴様は私が吸血鬼だと。 そう知っているはずだ」
1000分の1秒が生死を分ける攻防の中でとっていた自らの行動を的確に指摘され、ギクリと硬直する神裂火織。
アーカード「よもや…私が自滅すると思っているわけでもあるまい」
フリークス
化物の言葉は神裂火織の優しすぎる人の心を曝けだす。
758 :
どこぞの犬の糞ワロタ
759 = 753 :
ウンコを食べればいいじゃない
760 = 711 :
そう。 神裂火織は決着を望んではいなかったのだ。
とはいえ、目の前にいる吸血鬼を滅ぼすのが怖いわけではない。
もちろん、今この場で自分が息絶えるのが怖いわけではない。
彼女の目的はただ一つ。
“足止め”であり“時間稼ぎ”である。
神裂火織はこの空間がどのように組成された魔術なのか知らない。
内部と外部の時間はどうなっているのか。
この空間での1秒は外の1秒なのか、10秒なのか、0.1秒なのか?
そこが判らぬ以上、ただ神裂はこの場にて死なないだけの闘いを選択した。
それはまさしく皆が逃げるためだけに限界まで時間を稼ぐ“悪あがき”である。
だが…それはアーカードにとって酷く“退屈”な茶番に過ぎなかった。
761 = 715 :
旦那おこっちゃうぞー
762 = 712 :
こういうのが一番嫌いなんですよね、旦那は
763 = 716 :
飽きた旦那が一番恐い
764 = 711 :
アーカード「貴様は勘違いをしている」
出来の悪い生徒を諭すようにアーカードは言葉を続ける。
アーカード「殺し、討ち果たし、朽ち倒す者には。 殺され、討ち果され、朽ち倒される意志が無ければならない」
朗々と言葉を紡ぐアーカード。
アーカード「それを違えることは出来ない …この世の誰にも出来ない“唯一つ”の理だ」
ノスフェラトゥ
不死者の脳裏に今は亡き宿敵の姿が…最期まで“人間”でいることの出来なかった弱い“人間”の姿がよぎる。
まるでその記憶を振り払うように吠えるアーカード。
アーカード「貴様の意志は! 貴様の覚悟はそんなものか! 貴様がしている事はこの世の“理”を踏みにじる侮辱なのだ!」
ビリビリと神裂の全身に殺気が降り注ぐ。
アーカード「さぁ闘え! 全身全霊でもって! 滅ぼすために! 滅ぼされるために!」
まるで神裂を抱擁する準備のように両の腕を広げてそう叫ぶアーカード。
…それを見て神裂火織はふと思った。
彼女の記憶に刻まれた“選ばれなかった”人の想い。
目の前の男が抱えている想いは同じものなのではないかと。
そして――神裂火織の強ばっていた肩から力が抜ける。
765 = 715 :
さるよけ
767 = 711 :
神裂「…“唯一つ”の理…ですか」
ポツリとアーカードに返事をする神裂。
その瞳には強く美しいい光があった。
神裂「では…改めて名乗らさせてもらいましょう。 私の名は神裂火織。 そして… “魔法名”はSalvere000」
神裂火織が魔法名を名乗る、それすなわち己の“切り札”を放つということ。
吐き出される細く長い吐息と共に新たな魔力が全身を駆け巡る。
血管に神経に筋肉に内蔵に骨格に限界まで魔力を注ぎこむ神裂。
神裂「私の魔法名。 それは“救われぬ者に救いの手を”という私の信念の形です」
ハードワーク
過酷な運動の代償が神裂火織の全身を蝕み始めていた。
だが、それでも神裂は魔力を注ぎこむのをやめない。
神裂「真説の“唯閃” それもある意味では貴方が言う“唯一つ”の理なのでしょうね」
抜き身の七天七刀を鞘に収め、構えを取った。
769 = 711 :
ほんの僅か動いただけで。 長い長髪が皮膚に触れただけで。
オーバロード
過負荷をかけた肉体が悲鳴をあげ、警告を出す。
だが、そんな痛みを無視して言葉を続ける神裂火織。
ここで譲ってはならぬと神裂は理解している。
神裂「例えこの身が敵わなくとも… せめて一太刀は貴方の心に刻んでみせます」
それは神裂火織の宣戦布告。
ワンサイドゲーム
一方的な死合では決して終わらせないと神裂火織はそう言ったのだ。
もはやそこにいるのは“必要悪の教会”所属の魔術師ではない。
神裂火織は個人の意志でもってアーカードに立ち向かう。
とんと軽く地を蹴る神裂火織の行く手で牙をむく無数の闇。
アーカード「そうだ! 私は“ここ”だ! “私”は“ここ”にいる!」
嬉しそうに笑うアーカードを見て神裂火織の口元も釣り上がる。
そして…今まで外したことのない仮面を脱ぎ捨て、神裂火織が“吼えた”。
神裂「アーカァードォォッッ!!! 覚悟ッしやがれえええっっっっ!!!」
770 = 711 :
ごめん、一旦寝かさせてもらいます…
落ちたら制速、残ってたらここでってスタンスは変わらずです。
目覚めたらまた再開します。
ちなみに残りは20~30レスくらい?な予定だし明日中に終わると思っております。
774 :
神裂の剣が学園都市を救うと信じて…!
ソードマスター神裂 完
775 = 713 :
続編 ソードマスター神裂2 第一話 ~神裂、死す~ この後すぐ!
777 = 723 :
ねーちん死んだら旦那にとっては自分より強い存在が完成することになるから良いことずくめだなw
778 = 745 :
ねーちんの敬語って実際仮面なの?
ローラにキレたのは覚えてるけど、それ以外であったっけ?
いまいち本性が掴めないキャラだよな
779 :
ねーちん忘れちゃいけないのはめっちゃdqnよ
780 = 723 :
やこド
782 :
>>778
うるさいこのド素人がッ!!
785 :
追い付いた
良い感じな展開になっていてwktk
787 = 745 :
>>779
やべ、そうだったか
すっかり忘れてたわ
なんか敬語キャラが豹変するのっていいよな
フルメタの宗介みたいでキュンってなる
788 :
>>787
フリーザさまとかな!
790 = 713 :
>>787
フリーザ様とかな!
792 = 741 :
旦那ただの災害だなw
インテグラの命令かなんかでセラスが止めにこないかな
794 :
禁書厨は昔から気持ち悪いと思ってたけど
ここの旦那派も相当気持ち悪いんだが
795 :
SSスレはその類の集まりだから仕方ない
796 = 713 :
まあ俺みたいなのとか禁書アンチとかいろいろいますし
797 = 741 :
まあ禁書じゃ旦那の肩もっちゃうねえ
799 :
どっちもアニメ数話しか知らなかったけど
このスレ読んだ勢いでヘルシングの漫画まとめ買いしてきた
800 = 785 :
>>799
>このスレ読んだ勢いでヘルシングの漫画まとめ買いしてきた
分かる
こっちはOVAまで買おうと考えている
みんなの評価 : ★★★×5
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