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    元スレ女旅人「なにやら視線を感じる」

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    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - ストライクウィッチーズ + - + - 傭兵と騎士 + - + - 女騎士 + - 男勇者 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    601 = 103 :

    「実は去年ここを発ってから、クマに襲われて行き倒れて離れ離れになったんだよ」

    ママ「災難だったわね。 去年は木の実が不作だったからかしら」

    「で、しばらく入院して、彼女のことは諦めて仕事を再開したんだ。 借金返すために」

    「春にあった戦に当然彼女は参加してたんだけど、
      偶然その時俺も丁度参加してたんだよね。 この国の敵、連合軍側に」

    ママ「あら、とんだ負け戦だったわね。 その目はその時?」

    「いやこれはもっと後。 で、彼女と一戦交えて、その後いろいろあって俺は戦線離脱。
      戦終わった王都の酒場にて偶然再会、決闘やりなおして、それ以降一緒に酒を飲む仲に」

    「しかも行き倒れている時の俺を助けてくれたのは
      偶然町を出るために通りかかった彼女(とその部下)だったらしいんだ」

    ママ「へぇ~、偶然に偶然が重なったわけ」

    「そうそう。 嬉しい限りだよ本当」

    602 = 449 :

    >>599
    国におわれるとかありそうな気はする

    604 = 103 :

     旦

    窓から差し込む眩しい朝日に目が覚める。
    身体を起き上がらせた拍子に肌蹴た毛布から現れたのは、一糸纏わぬ姿の自分だった。
    ああ、そうか、昨日はあいつと――……
    思い出しただけで、顔が熱くなる。

    性交自体は初めてではなかった。 昔傭兵のとき一度、五人の男に回されたことがある。
    捨てられた後に残っていたのは、下半身の苦痛と、喪失感と、恐怖感と、屈辱感だけだった。

    しかし今は、それらの一つも感じていない。 今あるのは、幸福感のみである。
    恐ろしいと思っていた男の身体を受け入れることが出来たのは、あいつだったからに他ならない。
    まさか、性行為というものに、ここまで魔力があるとは――

    こんなものに溺れては、いつかは身を滅ぼすな、と思った。

    605 = 390 :

    ママンはイメージ的にゴツイおっさんだと思ってた

    606 = 103 :

    私の横にあいつの姿はなかった。
    代わりに、ベッドの横にある椅子の上に、脱ぎ捨てられていたはずの私の服が
    丁寧に折畳まれ置かれていた。 あいつの仕業か。 変なところで几帳面なやつだ。

    それを手に取り着込んでいく途中、胸や首筋に赤い点があることに気付いた。
    虫にでも刺されたか? ……いや、違う。 これはあいつが吸い付いた痕か。
    あいつめ、なんてものを残してくれたのだ。

    廊下に出てあいつを探す。 一階に降りてみると、店の主人の小さな声が聴こえた。
    この扉の向こうは酒場のスペースだろうか。

    607 = 103 :

     旦

    ママ「ずっと、好きだったものね。 いろいろと思うことあるんじゃない?」

    「……そうだなぁ」

    ママ「全部吐き出していいのよ。 お客さんの話を聞くのがあたしの仕事だから」

    「お客さんって。 そんな寂しい扱いだったの俺」

    ママ「息子って言って欲しい?」

    「嫌だよちんこついた母親なんか」

    ママ「誰が母親って言ったのよ、あたしは女装が好きなだけで女になるつもりはないのよ」

    「はいはい。 ……えっと、じゃあちょっと聞いてくれるかな」

    ママ「ふふ、どうぞ」

    608 = 191 :

    ママンは女隊長より超絶美人

    609 = 415 :

    騎士が可愛すぎて生きるのがファイヤー

    610 = 191 :

    まさか・・・この流れ・・・

    611 = 350 :

    ここで衝撃の事実を知った女が逃走

    612 = 233 :


    ストーカーばれ来るうううううう

    613 = 390 :

    商人の娘は俺が預かる

    614 = 103 :

    「まず去年、丁度一年前の今の時期町の酒場で見つけた彼女に俺は運命的な何かを
      感じたよ。 一目惚れすると同時に彼女が俺の何かを変えてくれるんじゃないかってね。
      それから彼女に話しかけるために彼女の後をつけた。 話しかけるなら彼女が望んだ
      時に話しかけたいからね。 だから彼女の研究とも言える。 この研究の時間は本当に
      楽しかった。 彼女の歩行速度。 彼女の歩幅。 歩くときの癖と、それによる足音。 手を
      振る角度。 歩くことで揺れる輝かしいまでに靡く髪とマントと、伸び縮みする大臀筋。
      彼女の呼吸音。歩いた後の彼女の髪の残り香。 少し汗の匂いの混じった、甘い香り。
      彼女の嫌いな食べ物。 彼女の好きな食べ物。 朝食と夕食のレパートリー。 一日に食
      べる量。 彼女が去った後に残された、彼女が食べていたと思われる骨付き肉の残り
      かすは有難く頂戴させてもらって大切に大切に舐めさせてもらったよ。 ごちそうさまです」

    「彼女の行動のひとつひとつが、俺の中のナニカを刺激したんだ。 欠伸をする彼女。
      くしゃみをする彼女。 木の根に躓きそうになる彼女。 頭を掻く彼女。 伸びる彼女。
      髪を耳に掛ける彼女。 水を飲んで一息を入れる彼女。 休憩中に溜息を吐く彼女。
      というか、もう、彼女が存在するというだけで俺は常に元気になれたんだと思うんだよ」

    615 = 103 :

    「一緒に酒を飲むようになった彼女。 彼女はある酒場の常連客でね、ボトルまでキープして
      もらっているんだ。 その酒をよく飲ませてもらっていたんだけど、それはただのワインじゃ
      なくて、シードルも少し混ぜられた彼女オリジナルブレンドなんだよね。 他の酒を混ぜる事
      はよくあるけども、シードル、リンゴ酒を混ぜるってあたりいかにも彼女らしいよね。 その酒
      はもちろん美味しかったんだけど、なにより彼女オリジナルよいう事実に最も美味を感じた。
      酒を飲んでる間は無言のことが多かったけど、たまにお互いの話をしたりするんだ。その時
      の彼女の見せる表情といったら後ろを歩いていては絶対にみることのできないものだし、な
      により目の前の席に座っているものだから本当に近い距離なんだよね。 なんというか、もう
      凄く可愛いんだよ。 いつものつんとした鋭い目ももちろんいい。 だけど時折見せる無邪気な
      笑顔とか、柔らかい笑顔とか、人を見下して嘲笑う顔とか、心身ともに疲弊している顔とか、
      もう何から何まで可愛いんだよね。 本当に、彼女の顔はずっと見ていても飽きないんだよね」

    「旅を始めるとき、彼女は眼帯をプレゼントしてくれたんだ。 これね。 彼女には内緒だけど、
      これ内側に日付を刺繍したんだよね。 記念日っていうのかな、とりあえず忘れないように。
      彼女に貰ったということと、それが貰うまで彼女のズボンのポケットもしくは彼女に握られて
      いたと思うとどうしても匂いを嗅がずにはいられなくなるよね。 もちろん大っぴらにはしない
      けどさ。 俺はプレゼントだと勝手に思ってるけど、彼女にとっては目の陥没が見苦しかった
      のかもしれない。 だけど、心配をしてくれているのかもしれない。 そうかんがえるとやっぱり、
      俺はこの眼帯を装着しているだけで幸せな気分に慣れるんだよ。 手放したこともほとんどない」

    616 = 322 :

    キモいという点だけはおまえらにそっくりだな

    617 = 103 :

    「酔いつぶれた彼女を初めて背負ったとき、俺は地獄を見たよ。 それは背中に襲い掛かった。
      遠目で観ても分かるとおり、彼女の胸は他の女性に比べれば小さい分類なんだよ。 ほとんど
      が筋肉になってしまってるんだ。 でもその考えは浅はかだったよ。 背中に彼女を感じて分か
      った。 彼女も、胸は、ある。 胸の下部。 明らかに筋肉と言い難い柔らかな部分があったんだ。
      確かに小さい。 小さいけども、確かにそれは、その宝石は、そこに存在したんだよ。 それで、
      昨日。 俺は彼女の許可を得、初めてまじまじと見ることに成功した。 包帯を取り替えるときに
      だって観ることはできたけども、それは俺のプライドというか俺の中の紳士が許さなかったんだ。
      で、その、彼女のおっぱいなんだけど、やっぱり、小さいんだ。 でもそれって大変素晴らしい事
      だと思うんだよね。 彼女は騎士で、女を捨てていると思われているかもしれないけど、実はそん
      なことは決してないんだよ。 確かにあの筋肉に覆われた身体は女性らしいとは言い辛いけども
      それでも彼女は立派な女性なんだよ。 彼女は、その筋肉に覆われた身体が、身体を鍛える
      ことで小さくならざるを得なかった胸が、女性らしくないことを、本当は気にしている、とても可愛い
      女性なんだよ。 だからあのとき蝋燭の火を消すように頼んだんだと思うんだ。 俺はそんなこと
      気にしない、むしろそうやって気にしている彼女が非常に魅力的だと思うんだけどさ。 で、その
      彼女の胸はこう、後ろから乳輪付近を指で押さえて、それでゆっくりと揉みあげたんだけど、やっ
      ぱり後ろからやったのが良かったのか、凄く手に収まるような感覚が良いんだよ。 さっき地獄
      って言ったけど、それは悪い意味ではないんだ。 俺は、地獄のような、歓喜を味わったよ。 うん」

    618 = 417 :

    童貞のくせに女を満足させやがって…

    619 = 390 :

    さすが元童貞

    620 :

    やっと追いついた

    621 = 410 :

    おい肝心の性交シーンは

    622 = 103 :

    「あ、それでね。 話はちょっと戻るんだけど旅の途中で――」

    ママ「ああ、もう、いいわ」

    「え、なんで? まだちょっとしか話してないんだけど」

    ママ「いいから。 ……っていうか。 逃げなさい」

    「へ、」と言いながら、ママの視線の先を追う。 と。
    そこには、にっこりと笑う、彼女が立っていた。
    もちろん目は、笑ってない。

    サーッと一気に血の気が引くのがわかった。

    624 = 390 :

    ママン、ハッピーエンドで

    625 :

    これはひどい

    626 = 103 :

    席から立ち上がり、後ずさる。

    「おおっおおおおおはよう、どどどうかな体調は」

    「ああ貴様のおかげで順調だ、見ろ、肩ももう軽く回せる」

    指を鳴らし、肩をぐるんぐるんと回しながら、俺に、一歩一歩近付いてくる。

    「え、ええっと、その、あの、いつから、聞いていたのでしょうか?」

    「『じゃあちょっと聞いてくれるかな』辺りからだな」

    「は、ははは、それって最初からって事じゃん超ウケル」

    そう言った瞬間に、俺は彼女に背を向け店から出て抜け出そうとした。
    しかしその試みは軽く打ち砕かれた。
    彼女は目にも留まらぬ速さで走り、俺の目の前に立ちはだかる。
    そして前方に走り続けようとする慣性を利用して俺を投げ飛ばした。

    627 = 191 :

    得意分野になると、とたんに饒舌になる・・・お前らそっくりや

    628 = 350 :

    目の前でこんな話されたら間髪いれずにビッグバンナックルかますわ

    629 = 191 :

    第二回戦が始まるというのか、朝から酒場で

    630 = 103 :

    うつ伏せに倒れる俺を踏みつける。 地団太を踏むように何度も何度も踏みつける。

    「貴様! 貴様は!! 去年からずっと私を尾行けていたと言うのか!!!」

    「げふッ! いや、それは、研究あぶッ!!」

    「ぬかせ!! なにが研究だ単にストーキングしていただけではないか貴様はッ!!」

    「紳士d……!」

    「前、後ろに居たのは偶然だと言ったな!! あれも嘘だったのか、あァ!?」

    「んう゛ッ!!」

    「ましてや、私の、私の……ッ! ち、……ッ、このぉッッ!!!」

    632 :

    まだ最初のほうしか読んでないけど夜は短し歩けよ乙女を思い出した

    633 = 322 :

    ち……ッん…?

    634 = 103 :

    「ごっ、ごめ……! し、死んじゃう!! 本当に死んじゃう俺!!!」

    「ああ死ね死んでしまえ!!!!」

    「おごぉ゛ぉおおおおおおおおおお」

    彼女は両脇に、俺の脚を挟んだ。
    そして俺に跨り、美しいフォームの逆エビ固めが完成した。


    「……ほっ……!」


    「本望なりィィイイイイ!!!!」


     fin.

    635 = 377 :

    いやあなんというか
    面白かった!

    638 = 191 :

    >>1
    お疲れ様でした!面白かったよーww

    639 = 539 :

    おつかれー!

    640 = 458 :

    おつかれー
    騎士ちゃん、こんな風に騒げる相手を見つけて幸せだろうな
    ハッピーエンドでよかったよ


    ところで、エロシーンはまだかね?

    641 :

    お疲れ様、この後の騎士団とかどうなるか気になるもの最終的に幸せそうですごく良かった

    643 = 496 :

    これは続編希望」だな

    ひさしぶりに面白いSSだった。乙!!

    644 = 103 :

    やっと投下終わったぜーフゥハハハー
    支援してくれた人、保守してくれた人、読んでくれた人全てに感謝

    童貞にエロシーンなんか書けるはずなかったんや!

    645 = 390 :

    さすが童貞

    646 = 191 :

    >>1
    折角やからコテあったら晒してくれ

    647 = 322 :

    童貞なら仕方ない

    648 = 496 :

    >>644
    いや、書かないからこそよかったぞ

    649 = 449 :

    久々にSS読んでおもしろいとおもったw

    650 = 415 :

    最近は完結せずにgdgdに終わるssばかりだったから完結して本当によかった
    しかも書き溜めありっていうね


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