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    元スレ向日葵「傍にいられるだけで」

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    1 :

    眠れない夜には独り、あなたのことだけを想うの。

    小夜更け方の秋の日和に、虫の羽音を聴きながら。

    櫻子。

    あなたがいなくなったのが、ついさっきのことにも、ずっと昔のことにも思える。

    また明日――

    そう言ってあなたは私の前から去った。

    ねえ、櫻子。

    明日って、いつになったら訪れるの?

    2 :

    ねげろ

    3 :

    スレ立てよし

    スレタイメモよし

    >>1

    おやすみ

    4 :

    今日の永住地はここか

    5 :

    よしよし

    6 :

    今日もはっじまっるよ~

    7 :

    初っ端から重いんだが

    8 :

    またお前か

    9 :

    ここをキャンプ地とする!

    10 :

    メガネはずしとくわ

    11 :

    きましたわー

    13 :

    今日はえらく切ない

    14 = 1 :

    狭い部屋の中を、あなたの名残に触れて廻る。

    勉強を見てあげた机を撫でれば、あなたの不満気な声が聞こえてくるようで。

    あなたが勝手に使ったベッドに触れれば、あなたの無邪気な寝顔が浮かんでくるようで。

    畳の床に腰を下ろせば、暇を持て余したあなたがじゃれついてくるようで。

    でも、それも、すべて、まやかし。

    もう過ぎてしまったこと。二度とは繰り返されないこと。

    昨日と同じ今日なんて。

    今日と同じ明日なんて。

    記憶と同じ笑顔なんて。

    見れるはずがないのに。

    ――櫻子。

    あまりにもあの子が近いこの場所で、とうとう私はくずおれた。

    15 :

    今日はここか

    16 :

    今日はシリアス系か

    17 :

    毎晩こんな愁嘆場繰り広げてるのか

    18 :

    やっぱりキテター

    19 = 4 :

    目から汗が止まらない

    20 :

    なんかシリアス

    21 :

    鬱…だと…?

    22 :

    乗っけから重い

    23 = 1 :

    目を閉じ、口を噤み、耳を塞ぎ。

    私は孤独に身を委ねる。

    櫻子。櫻子。櫻子。

    手を伸ばせば届く距離にあったぬくもり。

    今この瞬間には、決して得ることの出来ないそれが、こんなにも恋しい。

    どうしようもない焦がれに身を捩る。

    為す術のない寂寞が私の胸を埋め尽くす。

    こんなことなら――なんて、浮かんでは消えるいくつもの『もしも』。

    それもすべては叶わぬ願い。

    今の私に出来るのは、ただ夜明けを待つことだけ。

    24 :

    いつもの向日葵じゃない……

    25 = 1 :

    遅すぎた後悔。届かない懺悔。

    まどろみの奈落へと落ちる刹那。

    愚かな私の心に生まれたのは、

    ただ一言の、純粋な気持ち。



    「傍にいられるだけで」



    それだけで良かったのに――

    私の意識は、やがて闇へと沈んだ。

    27 = 1 :

    ~翌朝~

    ガラッ

    櫻子「向日葵ー? 寝坊なんて珍し」

    向日葵「櫻子おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」ダキッッッ

    櫻子「なにごとじゃー!?」ビクゥッ

    28 :

    いつも通りだった

    29 :

    原作のひまさくには百合が足りない

    30 :

    今現在そこに櫻子がいないという話しかしてなかったもんな!

    31 = 10 :

    「∵」

    32 = 21 :

    よし、安心したので寝ますか

    34 = 17 :

    予想はしてた

    36 = 1 :

    ~生徒会室~

    櫻子「あのー池田先輩。この書類なんですけど」

    千歳「ああそれなー。こっちにうちが書いたのがあるから、参考にしてや~」

    櫻子「あざーす」カリカリ

    千歳「……なー大室さん?」

    櫻子「なんです?」

    千歳「うちのお節介やったらええんやけど」

    櫻子「?」

    千歳「それー……」ピッ

    向日葵「……」ダキツキ

    櫻子「……」ダキツカレ

    千歳「……やりにくない?」

    櫻子「超ウルトラグレートデリシャスやりづらいっす」

    千歳「せやろなー」

    綾乃「∵」

    38 = 15 :

    授業中どうしてたんだ

    39 :

    安定の綾乃

    40 = 1 :

    ~娯楽部~

    あかり「向日葵ちゃんが離れない?」

    櫻子「うん……」

    向日葵「……」ヒシッ

    結衣「確かに、まったく離れる様子がないな……」

    京子「あちゃーおっぱいちゃんダッコちゃんだったかー」

    ちなつ「あんま面白くないですよそれ」

    京子「がーん」ガーン

    櫻子「普通に困るんだけど、どうしたらいいかな?」

    あかり「どうしたらって言われても……うーん、向日葵ちゃんに直接お願いしてみたら?」

    櫻子「それはもう何度もやったんだけどさぁ……おい向日葵、いい加減離れてってば」

    向日葵「……ちゅーしてくれなきゃやですの」プイッ

    櫻子「ね?」

    ちなつ「『ね?』じゃねーよ」

    41 :

    今日もおつかれさまです

    44 :

    あーよかった
    安心した

    45 :

    「ね?」じゃねーよ

    46 = 1 :

    京子「だったらキスしちゃいなよYOU!」

    櫻子「最初はしてたんですけど」

    結衣「(してたのか……)」

    櫻子「このままじゃ授業も受けられないんで、休み時間ごとにキスしてたら疲れちゃったんですよ」フィー

    結衣「(こなれてる……)」

    櫻子「でもこのままじゃ私、くちびるおばけになっちゃいますよー! 誰か助けて!」

    結衣「助けようにもなぁ……」フーム

    京子「とりあえず腕ずくでひっぺがしてみる?」

    結衣「いきなり力技かよ」

    櫻子「それいいかも!」

    結衣「いいんだ!?」

    向日葵「……」ギュウ

    47 :

    勝負だ勝負を思い出すな

    48 = 42 :

    さすが芸風が同じなだけあって考えも一緒

    49 :

    本日の生きる糧スレ
    紫煙

    50 = 4 :


    櫻子「んっん~~……!」ノビー

    向日葵「今日もいい天気、ですわね」

    櫻子「だぁねっ!」シャキーン

    向日葵「今日も元気、ですわね」

    櫻子「もっちろん!」シャキキーン

    櫻子「ん、あそこにおわすのは……」

    あかり「……でね、……で…………」

    向日葵「あら、ごらく部の方々ですわね」

    櫻子「あっかっりぃぃぃぃ……ちゃあああああん!!」ダキッ

    あかり「へ!?あ、なに、櫻子ちゃん!?」

    向日葵(…………ジェラシーですわ)メラメラ

    櫻子(おぉ、向日葵が燃えている……!)


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