元スレエルフ「く、鎖をはずしてください」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
551 = 529 :
>>549
大体そんな感じ
つーか構ってくれないなら泣く
>>550
了解した。
好きにする
552 = 529 :
…
ズル…ズルリ…
ガシャン カタ ズズズ
男「よう」
エルフ「おはようございます」
男「飯を…置いておくぞ」
エルフ「なんなんですか?戦なのでしょう?あなたも加わっているのでしょう?」
男「ふん」
エルフ「人間は愚かすぎます!なぜ争わなくてはならないのですか!」
男「知るか。それに俺はそんな戦などに加わってはいない」
エルフ「それなら体を見せてください」
553 = 529 :
男「どうした 俺と寝る気にでもなったか?」
エルフ「血の匂いが、します。怪我をしているのでしょう?」
男「…いいか?俺は、戦になど、参加していない」
エルフ「じゃあその怪我はなんなんですか!それこそ証拠でしょう?」
男「だから怪我などしていない」
エルフ「…グスッ」
男「泣いても何にもならんぞ」
エルフ「…わかってますよ…グス」
男「じゃあな」
ズル…ズルリ
ドサ
エルフ「!」
554 = 529 :
エルフ「起きてください!どうしたんですか!」
男「ぐ…なんでもない、と、言っている…」
エルフ「そんな状態で何がなんでもないんですか!死にますよ!?」
男「それはそれでいいだろう。お前もここで死ぬことになるな」ググ
エルフ「冗談じゃありません!いいから傷を見せてください!」
男「俺を、殺すか? 今なら、楽に殺せるだろう」フラー
エルフ「それもいいですが、私は人を殺したくなんてありません。エルフはそんな真似しません」
男「ふん、そうか。では逃げるか?その時は残った命を振り絞ってお前を殺すぞ」
エルフ「馬鹿なことを…どの道あなたは死ぬというのですか」
555 = 529 :
男「お前が逃げなければ、死ぬこと、もない、だろう」フラリ
ガチャリ カシャカシャ ガコ
男「治せるのか?」
エルフ「見せてください」
男「…」スッ
エルフ「…!! こ、こんな状態でどうやって立って…!」
男「知るか。現に俺は立っている」
エルフ「腕の火傷も酷いけど、全身傷だらけじゃないですか!それもこんなに深い…」
男「治せるのか、治せないのか 聞いているんだ」
エルフ「…ナイフを下さい」
男「…いいだろう。待っていろ」
556 :
勇次郎「エルフッエルフッ」
557 = 529 :
……
男「これで何をするんだ」スッ
エルフ「コップを置いて…こうします」グッ スパッ
男「お前、何を」
エルフ「初めて慌てた顔見れましたね」ツツーッ トポトポ
男「…エルフの血か。コップ半分でどのくらい治る」
エルフ「傷も半分、ですかね。私にもわかりませんが命の危機は免れると」グッ ピタッ
男「伝説だと思っていたが、こうも都合のいいものとは」グビッ
エルフ「知っていたならどうして試さなかったんです?」
男「知るか」
エルフ「傷は一晩寝れば治ると思います。ここまでしても私は出してもらえないんですか?」
559 = 529 :
男「当たり前だ。どの道俺が死ねば出れはしなかっただろう」
エルフ「それもそうですが」
男「それに嫁だしな」
エルフ「…まだ言うんですか」ハァ
男「ともあれ助かった。ありがとう」
エルフ「感謝の念を持ち合わせているとは思えない待遇ですね」
ガチャリ カシャカシャ ガキン
男「そうか?俺はお前に感謝している。止血はしっかりしておけよ」
エルフ「…感謝しているというのなら出してください 森に…帰して…」グスッ
560 = 529 :
男「…それはできん」
エルフ「どうして!どうしてなの!娶るといって何をするわけでもなく!」
エルフ「いったい何が目的なの!出して!出しなさいよ!」
男「…」スタスタスタ
エルフ「出して…よ…」グスッ シクシクシク
男「…」スタスタスタ
―夜―
エルフ「今日はあの音…聞こえない」
ジャラリ
エルフ「…」
ジャラ ジャラリ
エルフ「すぅ…」
561 = 529 :
―朝―
ガシャン カタ ズズズ
男「よう」
エルフ「…おはようございます」
男「ああ」
エルフ「傷は治りましたか」
男「ふん。 飯だ」
エルフ「…」スッ パクパク
男「今日は鎖を外してくれって言わないのか」
エルフ「どうせ外してくれないんでしょう?」
男「まぁ、な」
エルフ「…そんなこと聞いてどうするつもりですか」
男「別に」
563 :
―朝―
ガシャン カタ ズズズ
男「よう」
エルフ「…おはようございます」
男「ああ」
エルフ「傷は治りましたか」
男「ふん。 飯だ」
エルフ「…」スッ パクパク
男「今日は鎖を外してくれって言わないのか」
エルフ「どうせ外してくれないんでしょう?」
男「まぁ、な」
エルフ「…そんなこと聞いてどうするつもりですか」
男「別に」
564 :
さるったらさるられた人の分だけ支援レスすればいいときいた
たしか10レスごとにさる
565 = 563 :
エルフ「…夜、音が聞こえるって言いましたよね」
男「ああ」
エルフ「どうせ外してもらえない、自分は動けないと思うと、安心するんです」
男「そうか」ニヤ
エルフ「…いえ、忘れてください」
男「断る」
エルフ「…」
567 = 505 :
ミスったがまあいいか
568 = 563 :
>>564
なんか回避した。ありがとう。
まだ携帯なんだけどこっちが死んだらもうダメかな
PCも巻き添え規制なんだw
―数日後―
夜毎に音は響き渡る。
エルフ「またあの音…。」
ジャラ
エルフ「私はどうせ動けないし…」
ジャラリ
エルフ「…本当にお嫁になんて…まさか」
ジャラリ
エルフ「…嫌だけど…ううん」
ジャラ
エルフ「…わからない…」
569 = 563 :
―また朝―
ズルル、スタ、ズル
ガキン カシャカシャ
エルフ「?」
男「出て行け」
エルフ「はぁ?」
男「出て行けと言ったんだ」
エルフ「何の罠ですか…?」
男「罠などではない。出て行けと、言ってるんだ。ほら、自由だぞ」
エルフ「嫁にするというのは?」
男「それは、まぁ、否定しないが。お前の、自由に、するといい」
570 = 542 :
寝る前にっと
571 = 563 :
エルフ「そ、そんな!ふざけるのもいい加減にしてください!」
男「出て行きたく、ないなら、いても、構わないが?」
エルフ「一体どうして?」
男「気がな、変わった、んだ」
エルフ「…。 そうですね。出て行きます。」
男「それじゃ、その、鎖、外そうか」
エルフ「お願いします」
男「あぁ…」
カシャン ジャラ ジャララ カシャンカシャン ジャララ
エルフ「…」
男「じゃあ、な」フラリ
エルフ「また大怪我を…今度は血、出しませんよ」
572 = 529 :
男「ああ。わかって、いる。早く、行け」
エルフ「…」スッ
男「悪かった、な」
エルフ「…そうですね。死を以って償ってください。」
男「そう、する」ドサリ
エルフ「…」
573 = 529 :
─数時間後─
スタスタスタ
エルフ「何よこの臭い…」
スタスタスタ―
エルフ「森が…森が…」
タタタタタタタタタ
エルフ「森が!山火事でもあったの…!?」
エルフ「仲間たちは…!?」
エルフ「一体、何が…夜に聞こえていた声…まさか…」
エルフ「そうだとしてもエルフが負けるなんて有りえない!」
エルフ「人間を探そう…何があったのか調べないと」
トボトボ…
574 = 529 :
お
復活したな
――
男「ゲホッ…クソ」
男「血ぃ、もらっとけばよかったな…少しくらい」
男「…死ね、なんて、言いいやがって…」
男「…一つでも望みがかなえてやれる…か……」
男「…」
576 = 529 :
――
エルフ「動かないで下さい。動くと殺します」
兵士「ひ…え、エルフ…!」
エルフ「何があったんですか?森はどうしたんです」
兵士「や、病が蔓延したとかで…!エルフが攻めてきて…!自分たちも必死で…」
エルフ「エルフが人間を?嘘をつかないで下さい!」
兵士「ひ、ヒィッ!ほ、本当です!自分も殺されかけて!た、助けて…」グス
エルフ「…その病と言うのはなんですか」
兵士「知りません!けど、病に罹ったエルフは見境が無くなって…人里を…」グスグス
エルフ「…そんなバカな…確かにそんな病があると伝承されてるけれど…」
578 = 529 :
なんという公開オナニー…
おい、気持ちいいぞww
兵士「本当です!本当なんです!ほ、ほら、自分も足を!風の刃で!」
エルフ「…そんな、バカな…」
兵士「あ、あなたは病に罹っていないのでしょう…?は、話が、できる…」
エルフ「…まさか、あの人は!」ドカッ
兵士「あふぅ!」ドサー じょびじょばー ビクンビクン
ダダダダダダダダ
579 = 529 :
>>577
寝なさいよ…w
―男の新居―
ギィガタン!ダダダ!バン!
エルフ「…! 荷物…。」
ガサガサ ゴソ
エルフ「何か…何か手がかりになるものは…!」
エルフ「…これは…エルフの笛…まさか…あの人は!?」
ダダダダダダダダ
男「何しに、かえtt ゴフ」ドバ
エルフ「喋らないで!」
男「やめろ、いい、んだ 済まない、と、思って、いる」ゲフ ゴホ
エルフ「だから喋らないで下さい!今、血を!!」
男「けど、外に、出ようなん、て 思わずに、すん、だ、だろ…?」
エルフ「ええそうです!おかげさまで出れるなんて微塵も思いませんでしたよ!」
580 = 529 :
男「はは、ざまぁ、ねぇや、 本当は、もっと、やs、しk」
エルフ「わかりましたから!いいから黙ってください!」
男「…やめるん、だ、死を、以って、償えと」
エルフ「いいんですもう!十分に償ってもらいました!あなたは私を助けた!そうでしょう!?」
男「さぁ、な、知ら、ない、な」ブルブルブル
エルフ「まだ嘘を…ハーフとはいえエルフは血が少ないんです!このままでは本当に死んでしまいますよ!」
男「ハー、フ…?なん、で、」ガク
エルフ「…!」カシャン スパ ツー ポタポタポタ
エルフ「飲んで!飲んでください!」
581 = 529 :
6時頃に書いたはずなんだけどな…おかしいな…
どうやってパクったの俺ww
男「…」ピクピク
エルフ「もう飲むことも…!」
エルフ「私が可愛いから嫁にするんでしょう!?」
エルフ「死んじゃあダメです!私は一人で生きていくんですか!?」ポロポロ
エルフ「鎖つけていいから!死なないで…!」
エルフ「こうなったら…口移ししか…ええいっ」
583 = 529 :
男「」パチッ
男「生きている…あのエルフ…」
タッタッタ
男「どこだ」
男「どこにいるっ!」
バン ダダダダダダ
男「俺の部屋か…!?」
男「いた…おい」
男「おい、返事をしろ」
男「おいぃ!!!おい、こら!」
エルフ「あは…生きてたんですね…」
男「馬鹿なことを…!一体どれだけの血を俺に…!」
585 = 529 :
エルフ「大した量じゃ…ないで、すよ…」
男「馬鹿野郎!お前が死んだら俺は何のために!」
エルフ「助かったんだから、いいじゃ、ないで、すぅ…」
男「…眠ったか…ちっ やってられん」
男「ん…俺の笛…そうか」
男「ちゃんと隠しておいたはずだが、流石、偽者と違って鼻がいいらしい」
男「さぁて、これからどうするか」
男「そういや、口移しで飲まされたような気がするんだが」
男「いまいち記憶にない」
男「…クソッタレ」
ちゅっ
586 = 529 :
エルフ「…安心できません」
男「…! …は? お前寝てたんじゃ!」
エルフ「私を嫁にするんでしょう?」
男「…!!」
エルフ「ちゃんと鎖で繋いでおかないと、逃げ出しちゃいますからね」
男「ふん、そうかい」
ジャラリ
男「だから言っただろうが。お前は俺の嫁だってな」
男「鎖を外しても逃げられやしないんだ」
エルフ「…その通りね。もう見えない鎖でガッチリ」
男「…ふん」
おしまい
587 = 558 :
強者だな……
俺なら挫折して寝てる
支援!
590 :
先の話が良すぎたな
591 = 529 :
>>587-589
駄文を読んでくれた人ありがとう
むしろよく読んだと褒めたい
>>590
けど俺の話の後なら誰でも書けるさw
空気を汚す役はこなしたぜ?
オナニーしてすっきりしたんで寝ますです。
おやすみー
593 :
エルフ「人間に買われた」
人間「よう、元気か?」
エルフ「おまえが私を買ったのか」
人間「ああそうだ」
エルフ「鎖、外してくれよ。手首に食い込んで痛い」
人間「そうしたいけど、出来んのよ。俺が買ったって証だから」
エルフ「そっか。それならしょうがないな」
人間「ああ、しょうがないんだ」
594 = 593 :
エルフ「人間に買われた」
人間「よう、元気か?」
エルフ「おまえが私を買ったのか」
人間「ああそうだ」
エルフ「鎖、外してくれよ。手首に食い込んで痛い」
人間「そうしたいけど、出来んのよ。俺が買ったって証だから」
エルフ「そっか。それならしょうがないな」
人間「ああ、しょうがないんだ」
595 = 593 :
エルフ「これから、私はどうなる?」
人間「どうしてほしい?」
エルフ「家に帰りたい」
人間「すまない、それは無理だ」
エルフ「やっぱり無理か」
人間「とりあえず、私の家に行こう。後の話はそこで」
エルフ「わかった」
596 = 593 :
エルフ「なんだか、普通の家だな」
人間「普通の人間だからな」
エルフ「奴隷を買う位だから、金持ちじゃないのか?」
人間「比較的裕福な方だとは思うけど、一般人の域はでない」
エルフ「変わってるな」
人間「そうでもないさ」
597 = 593 :
エルフ「で、どうすればいい?」
人間「君はどうしたい?」
エルフ「それはさっきやっただろ」
人間「そうだったか?」
エルフ「やっぱり変わってるな」
人間「何だと、失礼なやつめ」
エルフ「事実を述べたまでだ」
人間「事実ならしょうがない」
エルフ「ああ、しょうがない」
598 = 558 :
悪いが俺は先に寝る
>>593頑張って
599 :
エルフ?
600 = 593 :
人間「とりあえず、掃除でも頼む」
エルフ「無理だ」
人間「なんでだよ。書類には家事と料理は出来るってあったぞ」
エルフ「嘘じゃない」
人間「じゃあ、なんで」
エルフ「これこれ」ジャラ
人間「…………ああ、鎖ね」
エルフ「そうそう」
みんなの評価 : ★★★
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