元スレエルフ「く、鎖をはずしてください」

みんなの評価 : ★★★
51 = 43 :
黒尽くめA「貴様の部屋はここだ、精々おとなしくしていろ」
エルフ「クッ・・・せめて、せめて鎖を・・・」
黒尽くめA「ならん、王の命令だ・・・オイ!アレを持ってこい!」
黒尽くめ4「ハッ!こちらに用意しております!」
エルフ「ヒッ!?そ、それは・・・」
黒尽くめ4「ククク・・・なんだ、余りの太さに驚いたか?それとも、見るのすら初めてか?」
エルフ「そ、そんなけがらわしいものを私に近づけないで!!」
黒尽くめA「汚らわしい、ねぇ・・・まぁ、すぐにコレ無しじゃいられなくなるさ。構わん、無理矢理にでも咥えさせろ」
黒尽くめ4「ヒヒヒ・・・そうこなくちゃ・・・ホラッ!咥えな!!」
エルフ「ングッ!?ウッ、ウゥ・・・」
黒尽くめ4「ヒヒヒ!どうだ?美味いか?遥か東より伝わった特別な方法で調理したこの豚肉は!?」
黒尽くめA「『とんかつ』だったか・・・ククク、何人がこの料理の虜になったことか・・・まあ、脂っぽいから直接咥えさせるのは汚いか」
53 = 4 :
なんだとんかつか……
54 :
エルフ男「エルフ女!今助けにきたぞッ!」
エルフ女「エルフ男!?よくこんなところまで」
男「なんだ?知り合いか?」
エルフ男「エルフの里へ帰ろう。長老もおまえの無事を心配している」
エルフ女「…」
男「おまえもエルフか?」
エルフ男「臭い口を開くんじゃない人間風情がッ貴様にもう用はない。居ね」
エルフ女「待って!この人間は囚われた私を助け出してくれたのよ一応」
エルフ男「…」
男「なんだよあんた、偉そうにしやがって。だからエルフは嫌いなんだよ」
エルフ男「金が欲しいんだろう。そら、有り金全部持っていけ。これで気が済んだか」
男「…ヘヘッありがとよっ」
エルフ男「ふぅ~ッ臭い臭い。よくあんなドブネズミのようなモノと一緒にいられたな」
エルフ女「急ぎましょう」
55 = 43 :
黒尽くめ4「ホラ、そのまま飲みこみな・・・」
エルフ「ウグ、ウ・・・」
黒尽くめA「なんだ、嫌がっていた割にはあっさり飲みこむんだな」
エルフ「ち、違・・・!」
黒尽くめ2「隊長、お待たせしました」
エルフ「ヒッ!?な、何・・・その液体は・・・」
黒尽くめA「知らぬか・・・クク、それも無理も無い、コレも他国との貿易で手に入れた貴重品だ」
黒尽くめ2「どうします?無理矢理にでも飲ませますか?」
黒尽くめA「ああ、そうしろ・・・丁寧に飲ませろよ」
黒尽くめ2「ヘヘ、解ってますよ・・・オラ!」
エルフ「ウブッ!?エホッ、エホ・・・ゲホッ!!」
黒尽くめ2「おいおい?吐くんじゃねぇよ?せっかくの貴重品が勿体ないだろぉ?」
黒尽くめA「おい」
黒尽くめ4「ハッ!」
黒尽くめA「貴様はポテトチップスを用意しろ、コーラにはアレがよく合う」
56 :
エルフ「そろそろオイル交換お願いします」
男「わかったよ、ところでお前生まれはどこだっけ?」
エルフ「いすずです」
57 = 43 :
エルフ「やめてください・・・もう、お願い・・・やめて・・・」
黒尽くめA「フン!もう限界か・・・」
黒尽くめ2「オイ!見ろよコイツの唇!随分ツヤッツヤになったもんだぜ!」
黒尽くめ3「コレはぬるっぬるって言うんだよ、脂で触れたもんじゃねぇな」
黒尽くめA「ベッドの用意だ!早くシーツと枕を取りかえろ!フッカフカの清潔なベッドで眠ってもらうぞ!」
黒尽くめ2「ヒヒヒ・・・知ってるかぁエルフ?東方にはこんな諺があるんだよ・・・」
黒尽くめ2「『食べてすぐ寝ると豚になる』・・・ってな!ヒャーハハハハ!!」
エルフ「い・・・いや・・・」
イヤアアァァァァァァァァァァァァァァァ・・・
狂乱の宴は、続く・・・(完)
60 :
このタイミングなら・・・、俺が>>6のような話を書けるんじゃないか・・・?
61 = 10 :
>>60
やってみたまえ
62 :
貴族「バリバリ」
エルフ「やめて!」
63 = 4 :
>>60
頑張ってくれ
64 = 43 :
>>60
わーい!わーい!
65 = 60 :
もうすぐ寝るから期待すんなよ!!
エルフ「く、鎖をはずしてください」ガシャガシャ
男「・・・着いたらな」
エルフ「ど、どこへ連れて行くつもりですか・・・!」
男「そんなことを聞いてどうする」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「君は私が買った。君は私の所有物だ」
男「どう扱おうと、どこへ連れて行こうと、私の勝手だ」
エルフ「・・・っ」ガシャガシャ
男「・・・大人しくしていろ」
66 :
ロードオブザリングのレゴラスで脳内再生される
67 = 60 :
エルフ(このままでは、私・・・)
エルフ(・・・ど、どうにかして、逃げなければ・・・!)ガシャガシャ
男「・・・無駄なことを」
エルフ「・・・この鎖さえなければ、あなたなど・・・!」
男「ほう、そのか細い腕で、何が出来るというのだね?」
エルフ「そ、それは・・・!」
男「・・・所詮、君はその程度の生物でしかないのだ」
男「もう一度言うぞ、大人しくしていろ」
エルフ「誰が・・・!」
男「この場で君を殺すのも、私の自由なのだよ?」
エルフ「・・・っ」
男「・・・いい子だ」
男「そろそろ着く。その毛布を被りなさい」
エルフ「・・・・・・・・・」
68 = 60 :
―――屋敷
男「・・・やはり馬車というのは、居心地のいいものではない」
エルフ「・・・こんな山奥に、屋敷が・・・」
男「人目につかないということは、なかなか好都合だからな」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・私の家だ。入りたまえ」
エルフ「・・・!」
男「そんな顔をしても無駄だ。君は私の所有物」
男「・・・私の物だ。さぁ、入りたまえ」
エルフ「・・・・・・・・・」
エルフ(逃げ、なければ。この屋敷に入ったら、私は・・・)
エルフ(私の、命は・・・)
・・・バタン
70 = 60 :
―――屋敷内
男「・・・ただいま、我が家」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・てっきり命乞いでもするかと思ったが・・・」
男「なかなか度胸の据わった小娘のようだな」
エルフ「・・・命乞いをすれば、助けてくれるのですか」
男「まさか」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・さて、君はこうして我が家に踏み込んだわけだが・・・」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「そうだな、まずは・・・」
エルフ(・・・こんな)
エルフ(こんな奴に、私は・・・!)
71 = 60 :
男「・・・風呂にでも、入ってもらおうか」
エルフ「・・・は」
男「君のその長い耳は飾りか?風呂に入れと言ったんだ」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・なにを考えていたかは知らないが・・・」
男「私には、ボロ切れのように汚い女を抱くような趣味はない」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・期待に答えられなかったかな?」
エルフ「誰がっ・・・!」
男「はっ。まぁいい。とにかく、風呂に入れ」
男「酷いニオイだ。君の被ってきた毛布のほうが、まだマシなくらいだ」
エルフ「・・・・・・・・・」
72 = 10 :
機体
73 :
もしもしで悪いが支援
74 = 60 :
エルフ(この男・・・)
男「・・・着いてきなさい」
エルフ「・・・約束が・・・」
男「・・・・・・・・・」
エルフ「・・・鎖を外してくださると、約束してくれたはずでは・・・?」
男「・・・・・・・・・」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・くっ、本当に大した小娘だな。どれ・・・」
ガシャッ!ジャラ・・・
エルフ「・・・!」
男「外したぞ。これで君は、自由だ」
エルフ「・・・・・・・・・」
エルフ(この男・・・、何を考えて・・・?)
77 = 60 :
男「さぁ、どうする?逃げるか」
エルフ「・・・言われなくても・・・」
男「この夜中だ。暗い道、馬車ですら辛い道を、たった一人で戻るのか?」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「それとも、私を殺すか」
エルフ「・・・!」
男「憎いだろう?この私が。殺したくはないかね」
エルフ「・・・そんなもの、当たり前です」
男「なるほど。だが、今の君では私は殺せない」
男「君はただの、小汚い娘だ。私が君を殺すほうが早い」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・困ったなぁ。逃げることも、進むことも出来ずにいるなんて」
男「・・・もう一度言うぞ。君は、私の、所有物だ」
男「風呂に入れ。そして、その薄汚い服を着替えるんだ」
78 = 60 :
―――浴室
シャァァァァ・・・
エルフ「・・・痛っ、く・・・!」
エルフ(手首が・・・)
エルフ(・・・骨は、なんとか無事・・・)
エルフ(・・・・・・・・・)
エルフ(・・・金で買った奴隷を、風呂に入れるなど、どういう・・・)
エルフ(意味が分からない)
エルフ(ただの気まぐれか、それとも・・・)
エルフ(・・・・・・・・・)
エルフ(・・・どちらにせよ、せっかく鎖が無くなったのだから・・・)
エルフ(・・・機会を伺えば、奴を・・・)
・・・キュ
79 = 4 :
>>78
ここまできて途中で寝るの無しだよ
80 = 60 :
バタン
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・あがったか」
エルフ「きゃ・・・!?」バッ
男「・・・なかなか可愛い声を出すじゃないか」
エルフ「・・・ひ、非常識です。私は、裸・・・」
男「ふん、君の裸など、どうでもいい。隠す必要もない、どうも思わない」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・タオルだ。体を拭くといい」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「そんな顔をするな。君は風邪でも引きたいのか?」
エルフ「・・・いえ」スッ
81 = 60 :
男「・・・どうかしたか」
エルフ「・・・どうして」
男「どうして?所有物の管理を行うのに、理由がいるのか?」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「ましてやその理由を、君の所有者である私に求めるなんてな」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「そう怖い顔をするな。さっさと体を拭け」
男「いいか、私は綺麗好きなんだ。覚えておけ」
エルフ「・・・はい」
男「・・・・・・・・・」
エルフ「・・・ずっとそこに、いらっしゃるのですか?」
男「なぜ、私がどかねばならない。私は所有者だ。眺めようが何をしようが、自由だ」
エルフ「・・・そうですか」スッ
82 = 60 :
男「・・・・・・・・・」
エルフ「・・・・・・・・・」フキフキ
男「・・・ふむ、なかなかな体つきじゃないか」
エルフ「・・・!」カァァ
男「おいおい、何を照れている」
男「ひょっとすると君は、なにか期待しているのか?」
エルフ「・・・ば、馬鹿なことを・・・」フキフキ
男「残念なことをしてしまったようだな」
エルフ「だから、そのようなこと・・・!」
男「はっ、エルフと言うのは冗談も通じないのかね?」
エルフ「・・・所有物に向かって冗談を言うほうが、おかしいのでは」
男「なるほど。正論だ。・・・髪もキチンと乾かすといい」
エルフ「・・・言われなくても」フキフキ
83 = 60 :
エルフ「・・・痛っ」
男「ん?」
パサッ・・・
エルフ(・・・やはり手首が・・・)
男「どうした、髪が拭けないのか」
エルフ「・・・先ほどまでの、鎖で手首が・・・」
男「ほう。・・・可哀相に、締め付けられた痕が残ってしまっている」ヒョイ
エルフ「・・・元はといえば、あなた達人間につけられたものです・・・!」
男「なるほど。心配するのはお門違いだと言いたいのか」
エルフ「・・・心にもないことを・・・」
男「はっ。なかなか、分かってきたじゃないか」
エルフ「・・・・・・・・・」
84 = 60 :
男「・・・・・・・・・」
エルフ(・・・上手く、髪が・・・)
男「・・・どれ、そのまましゃがんでいなさい」
エルフ「・・・な、なにを・・・?」
パサッ・・・
エルフ「・・・!」
男「・・・拭いてやろう。そのまま、正面を向いていろ」
エルフ「・・・・・・・・・」
ゴシゴシ
男「・・・・・・・・・」
エルフ「・・・・・・・・・」
ゴシゴシ
エルフ「・・・なぜ、このようなことを・・・」
男「・・・言っただろう。私は、綺麗好きなんだ」
86 :
ゴシゴシ
男「それに君は私に、所有物の管理を怠れと言いたいのか」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「私は、汚れているものが許せない性質なんだ。覚えておけ」
エルフ「・・・分かり、ました」
ゴシゴシ
男「・・・ふむ。こうして洗うと、なかなか綺麗な髪だな」
男「透き通るような金髪・・・、高い金で落とした甲斐があった」
エルフ「・・・私を」
男「ん?」
エルフ「私を、どうしたいのですか・・・」
男「どうしたって、私の勝手だ。君は私の所有物だからな」
エルフ「・・・・・・・・・」
ゴシゴシ
87 :
ワクワク
89 = 86 :
男「それに・・・」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・鎖の解かれた今、君の手も自由だ」
エルフ「・・・!」
男「屋敷から逃げ出し、暗闇を走り続けるか?それとも・・・」
スッ
男「・・・このタオルで、私の首を絞めるか?」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「どうした。君の細腕でも、そのくらいできるだろう?」
男「私を殺したいんじゃないのか」
エルフ「・・・私は」
エルフ「私は・・・」
90 :
よきかな
91 :
そんなに殺すとか言うということは死にたいんですね!?
93 :
レザード・ヴァ・・・だれか来たらしい
94 = 86 :
男「流石の私でも、首を絞められれば一発だ」
男「抵抗はするが、どうだろうな」
エルフ「私は・・・」
男「どうする?ほら、決めたまえ」
男「君は私の所有物で、その所有物に決定権を与えてるのは私だぞ」
男「さぁ、どうした。殺さないのか」
エルフ「私は・・・」
エルフ「・・・私は、満足に髪も乾かせないのです・・・」
男「・・・・・・・・・」
エルフ「・・・こんな腕で、男一人を絞め殺すなど、どうして出来ましょう・・・?」
エルフ「今の私に、あなたを絞め殺すことなど、出来ません・・・」
男「・・・なるほど」
96 = 86 :
男「・・・もう、髪は乾いたか」
エルフ「・・・ええ。もう、十分です」
男「では、風呂の時間は終わりだな」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・そういえば、君の着ていた・・・」
男「・・・いや、あれは果たして、着ていたのか?」
エルフ「は・・・?」
男「私が君を買ったときに、君にへばりついていた『服のようなもの』は・・・」
男「同じく、君が包まっていた小汚い毛布と一緒に燃やしてしまった」
エルフ「・・・!」
男「さて、どうするか。裸で居るか?」
エルフ「・・・分かりました」
男「なるほど。君は裸で居たいらしいな」
エルフ「なっ・・・!」
97 = 86 :
男「どうした。分かったのだろう?」
エルフ「あれは・・・!」
男「エルフというものは、皆裸で過ごしているのか?はしたない」
エルフ「そ、そんなわけっ・・・!」
男「そうか。では、やはり君が特殊なのか」
エルフ「違、います・・・!裸で居たいわけ、ありません・・・」
男「・・・ふむ。しかし、もうあの、『服のようなもの』はないぞ」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「・・・『服』ならばあるが・・・。果たして、君に着ることが出来るのか?」
男「それとも、軽く薪にでもくべて『服のようなもの』を作るか・・・」
エルフ「私は、好きであんなものを着ていたわけではありませんっ・・・!」
男「なるほど。では、『服』を着るか」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「綺麗好きの私には、あの格好は耐えられん」
100 = 86 :
―――衣装室
男「・・・好きなものを着るといい」
男「用意が出来たら、そのまま廊下をまっすぐ進んできなさい」
エルフ「・・・これは」
男「安心しろ。私は、所有物に考えろとは言わない。だから、センスも求めない」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「ましてやエルフだ」
男「たとえ君が、前後ろを反対に着てきたとしても、決して笑わずにそれをエルフのセンスだと受け取ろう」
エルフ「そんなことありません・・・!」
男「・・・ふむ。なかなか声が出てきたな。それでいい」
エルフ「・・・え」
男「せいぜい、いい声で鳴くといい。そのほうが、楽しみがいがあるというものだ」
エルフ「・・・・・・・・・」
男「では、私は他の部屋に居る、用意が出来たら廊下をまっすぐだ。分かったな」
みんなの評価 : ★★★
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