元スレ新ジャンル「妹ストーカー」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
351 = 319 :
男「さてと。とっとと帰って晩ご飯作るか」
ス「だね」
男「ん…?早速その気色の悪いストラップつけてるのか?」
ス「気色悪くないよぉ。斬新と言ってよね!」
男「どうやったらチワワのケツの穴からヨークシャーテリアが顔を出しているデザインがよく見えるんだよ」
ス「…うんしょと!はい、お兄ちゃんにはこっちあげる!
ヨークシャーテリアのお尻からチワワが顔を出しているやつっ♪」
男「いらねえよこんな不気味なデザイン!しかも貴様とペアだと!?絶対いらねえ!」
ス「うううう!貰ってよ!ね!?お願い!」
男「そうは言われてもこんなデザイ―――」
ス「―――お願いだから。世界でたった1つのこのストラップ、お兄ちゃん受け取って」
男「…っ」
―――その瞬間、出会ってから初めて、このストーカー野郎の本気の顔を見た気がする。
このストーカー野郎の…裏に隠された真実の顔の一部を…。
352 = 319 :
男「…分かったよ。ありがとう」
ス「うんっ!」
男「さあ帰るか」
ス「だね!あ、そうそう!今日の肉じゃが、お兄ちゃんがジャガイモ切ってよね!?
練習の成果っ!」
男「任せとけ!今の俺にはジャガイモの角切りなど敵ではないわっ!」
ス「ふーん、威勢がいいね?じゃあ人参の皮も剥いてもらおうかなあ?」 ニヤニヤ
男「ちょっ!?人参の皮剥きはまだちょっと練習中でだな…」
ス「にっしっしっし♪まあそういうことにしといてあげようっ」
男「ったく…」
ス「えへへへっ//////」
―――ふと思った。今まで思わないようにしてきたこと。
男「暗くなってきたな」
ス「お家へごーごー!」
―――このストーカー野郎は、いつまで俺の妹でいてくれるのだろうか?
353 = 319 :
無駄に引いといて休憩
そのうち戻る
実は>>1は明日から怒涛の仕事だからこのスレに投下できるのは今日いっぱいなんだ
なので一応>>1の中では決着をつけておきたいということでやっぱりssを投下しようと思う
でも他の書き手は気にせず投下しといてくれ
では
354 = 53 :
>>353
楽しみにしてるよ
漏れも、バッドエンドじゃないやつも書いてみようかなぁ
355 = 301 :
ss、という言葉にこだわりすぎてて何を言いたいのか分からない
中編を書き溜めてくるってこと?それとも“男・ス”のやり取りここでほっぽり出すの?
356 :
一番>>1の書いたやつが好きだ。がんばってくれ
357 = 286 :
>>355
まあまあ落ち着け
>>1が何を書こうが新ジャンルは人それぞれ勝手に書くんだからいいジャマイカ
たぶん>>1は投下できるうちに>>1の中で男とストーカーの関係に区切りをつけておきたいんだろう
いまのやり取りが好きなら誰かがまた書くだろうし
358 = 338 :
色々期待
360 = 324 :
ほ
362 = 286 :
落としはしないぜ
363 = 301 :
>>316より
兄友「ようやく解散か。これで俺も肩の荷を降ろせる」
兄「いいや、まだだ。まだ終わりじゃない。むしろここからが本番だ」
兄友「…と言うと?」
兄「あの小童どもが妹の可憐さに魅入られてストーカーにならないとも限らないだろ」
兄友「お前が言うか」
兄「なんだ?俺がストーカーについて言及してはいけないのか?」
兄友「…お前の今の行動を見たら、5人中4人はストーカー行為だと思うぞ」
兄「身内をストーカーしている、だと?馬鹿馬鹿しい。俺はただ妹を心配しているだけだ」
兄友「その発言はますますストーカーっぽいぞ」
兄「な、ならどうしろと言うんだ!俺の思いのたけの全てを
妹にぶちまければそれでお前は満足するのか!!」
兄友「身内にそんなことしたらそいつこそただの馬鹿だろ…」
367 :
ほ
368 = 301 :
>>363より
兄友「なにごともなく家に帰ってきたな」
兄「…あぁ、そうだな」
兄友「…どうした?妹ちゃんは無事だぞ?なんでまだ警戒してるんだ」
兄「おかしい…。協力者からの報告ではメールアドレスを交換しているんだ。
若い、がっついてるような奴がそこで終わらせるハズがないだろう」
兄友「…言い回しはヒドいが、まあ正論か」
兄「しかし、まだ動きがない。どういうことだ?やはりどこかから見張って…」
兄友「落ち着け。向こうもまだ帰宅途中なだけかもしれないだろ」
兄「だとすると、これから動きがあるということか。マズいな…」
兄友「なにがマズいんだ?家の中ならむしろ自分のテリトリーみたいなモンだろ?」
兄「ダメだ。妹は今日俺がついてきていたことを知らない。
だからメールアドレスを交換したことを俺が知っているというのも不自然なんだ」
兄友「なるほど、それもそうか」
兄「そうだ!お前が妹にメールのことを聞けばいいんだ!それなら…」
兄友「…より不自然になったな」
369 :
ふむ
370 = 301 :
>>368の続き
兄友「明日、協力してくれてる子に聞き出してもらえばいいんじゃないか?」
兄「情報戦は早さが命なのだが、他にやりようもないか…」
兄友「これで問題は解決したな。じゃあそろそろ俺も帰るか、じゃあな」
兄「まあ、待てよ。まさかお前をこのまま帰してやると思っているのか?」
兄友「…?」
兄「残念だが、お前は俺のことを知りすぎた。ここで帰すわけにはいかないぐらいに、な」
372 = 317 :
逃げてー
373 = 301 :
>>370の続き
兄友「…どうするつもりだ?」
兄「さぁて、どうしてやろうか…」
兄友「・・・」
兄「そうだなぁ…こんなのはどうだ?」
兄友「・・・」
兄「口封じの為に、今ここで殺すなぁに、心配するな。お前は友達だからな。苦しませはしない」
兄友「…お前、本気で言ってるのか」
兄「なんだ、不満そうだなぁ…。じゃあ分かった、こうしよう…」
―――
374 = 301 :
>>373より
―――
兄友「で、もう一つの案がこれか…」
兄「こっちとしても犯罪を犯すのは最後の手段なんでな」
兄友「…まあ、たしかにそうだな」
兄「ならばお前も俺と同じ、共犯になるしかあるまい」
兄友「だからって、まさかお前の部屋から引き続き見張り役続行になるとはな」
兄「妹のことは恨むなよ?もし恨むとしたら、あんな不用心に育ててしまった親にしろ」
兄友「お前なぁ…」
兄「俺も妹の不用心さにはほとほと困っていてな…。まぁそんなところもまたイイんだけどさ」
兄友「お、妹ちゃんに動きがあったみたいだぞ」
兄「…そうか。では」
―――
376 = 301 :
>>374より
―――
兄友「…なぁ」
兄「…なんだ?」
兄友「妹ちゃん、どうしてる?車の運転をしながらだと様子が分からないんだ」
兄「心配するな、気を失っているだけだ。…しかし、こんな顔もまた美しいな」
兄友「そーかい。あ、すまんメールだ。ちょっと止めるぞ」
兄「そうか。…しっかし、お前の家の周囲は相変わらず人気がないな」
兄友「…こんな時にはむしろ好都合だろ?」
兄「…お前の家にもあんまり長居するわけにはいかないけどな」
兄友「妹ちゃんが失踪してて、それと同時に俺等もいなくなってんじゃあな」
378 = 301 :
>>376の続き
兄友「ところでさぁ」
兄「…なんだ?」
兄友「協力者の子には、このことはもう伝えたのか?」
兄「いいや。アイツはなんかやたらと俺の心配をしてるからな。
教えたらついてくるかもしれない。さすがにそうする訳にはいかんだろ」
兄友「まあ、足跡を残さないようにするには少人数の方がいいだろ」
兄「…そうだな」
兄友「…始末するのも少ない方が楽だしな」
兄「は?」
ブシュッ
380 = 301 :
>>378の続き
兄「がっ、ああぁ……テメェっ!」
兄友「いや、俺もビックリだよ。まさか妹ちゃん誘拐するハメになるとは」
兄「あぁぁああぁぁぁ…!」
兄友「まあ、もう後戻りできない立場にしてくれたお陰で俺も踏ん切りがついたんだけどさ」
兄「かはっ…………」
兄友「さっきメールで送られてきた、妹ちゃんのメールアドレスももうあんまり意味ないな」
兄「・・・」
兄友「実はメールアドレスを交換したっていうヤツ、俺のスパイだったんだぜ?」
兄「・・・」
兄友「…もう聞いてないか。さて、逃げられないだろうしここでみんな揃ってオダブツするしかないか」
381 = 301 :
>>380の続き
兄友「共犯者だからって安心しちゃダメだろうに…」
兄友「さて、ちゃっちゃと終わらせるかな」
ドスッ
382 = 301 :
>>381
兄友「・・・」
兄友「やっぱお前…危険だわ……」
兄友「さすが…妹の味方だ…ってカンジだな……」
兄「貴様…つくづく……最低な奴だな……」
兄友「お前が言うな……」
兄「さて…苦しませないよう…トドメを、さして…」
兄友「そんなフラフラで…トドメなんか………」
兄「この程度………苦心のうちにも入らないさ……」
ドサリ
384 = 301 :
>>382より
『―――男性2人が、少女1人を誘拐―――』
『―――被害者の少女は、加害者男性のうちの1人の妹で――』
『―――無理心中を謀ったようですが、被害者の女性は無事―――』
コンコン
妹「…開いてますよ」
『―――加害者男性のうち1人は死亡、もう1人は意識はあるものの重体で―――』
ガチャ
「…本当に、不用心だよね」
386 = 301 :
おしまい
もっとスッキリするハッピーエンドが見てぇ……
388 = 286 :
欝エンドばっかだな
これで>>1のssが欝なら…
ハッピーエンドを期待しておこうか
389 = 282 :
乙ー
男ばっかりしゃべってると思ったら妹の台詞1行かw
390 :
乙
やばいな、お前といい俺といい、バッドエンドしか書いとらんジャマイカ
>>1に期待するか自分でまた書くかしなければ、幸せ分が足りん
391 = 319 :
>>1だけどID:8BxDMChxO乙
他のみんなもマジ乙
もう少ししたら投下する
どうなるかは言えないが単なる欝エンドにはならないはず…たぶん
ツマランssではあるが後でお付き合いいただけると幸いだ
もうちょいお待ちをば
392 = 324 :
きたいあげ
393 :
欝だがこれはこれでまたいい
396 = 319 :
-?-
男「ハア…ハア…」 カンカンカンカンッ
男「待ちやがれこの野郎ッ!!」
―――手にサバイバルナイフを持ち、『奴』を追いかける。
男「うぐッ!?」 ドガシャアアアッ
―――どしゃ降りの雨で金属製の螺旋階段は滑りやすくなっていたようだ。
意識ばかりが先走って思うように体が動かない。
男「ぐがあっ!?くそ…だが、ここで止まるわけには…!」
―――ここで止まれば『奴』に殺されてしまうッ!
男「おおおおおおおおッ!!」 カンカンカンカンカンッ!!
―――もはや肉体に痛みは感じない。
397 = 319 :
ガシャアアッ!!
男「ハア…ハア…」
―――窓ガラスを破ってビルに侵入。屋外螺旋階段はここで終わりらしい。
男「ち…地図は…?」
―――屋上へ続く階段はどこだ?
男「うぅッ!?」
―――足元がヌルヌルする。どうやら思っている以上に脚部の出血が激しいらしい。
ようやくわずかに痛みも感じるようになってきた。
男「待ってろ…いま、助けに行くからな」
―――廊下の角を曲がれば、階段か。
398 = 319 :
ダダダダダダダダダッ
男「ハッ…ハッ…ヒー…ハー…」
―――呼吸の乱れが激しい。どのくらい走っているのかもよく分からない。
おそらく体力はとうの昔に限界を迎えているのだろう。
男「あの扉か」
―――あの向こうが屋上だ。あそこに『奴』と…『アイツ』がいるはずだ。
男「ん…?」
―――屋上への入り口の脇に黒い雨ガッパが落ちている。
男「…ッ!」 ガサガサッ バサッ
―――すでに全身は濡れており、もはや着る意味などないのに俺は雨ガッパを着る。
顔が見えないよう、フードを目深に被る。
男「………ギリッ」
―――ドアノブを掴み、力の限りひねった。
399 = 324 :
しえ…?
400 = 319 :
ドザアアアアアアアアッ ゴアアアアアッ…
男「おいどこだ!?出てきやがれクソ野郎がっ!!」
―――どこだ!?どこにいる!?早く…早くしないと殺されてしまう!
男「どこだ!?おい!早く出てこ―――」
―――…。
男「ッ!?そっちか!?」
―――どこかから女の悲鳴が聞こえた。この声は『アイツ』だ!
男「おおおおおおおおおッ!」 ダダダダダダダッ
―――待ってろ!いま…いま『お兄ちゃん』が助けに行くからな!
みんなの評価 : ☆
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