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    元スレ新ジャンル「ロリスモーカー」

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    302 :

    「メンソールはメンソールって区分けがあるだろ」

    「?」

    「メンソールじゃない煙草を指す区分けっつーか名前ってねぇのかな?」

    「しらない」

    「んー」

    「メンソールじゃないたばこでいいじゃん」

    「何か長くね。ていうかお前考える気ないね?」

    「ん」

    303 = 302 :

    「あのさぁ」

    「ん」

    「人の煙草いじんのやめね?」

    「やだ」

    「あ、こら、紙むくな。葉っぱこぼれんだろ」

    「ん」

    「ていうか、いじるなら自分のでやれよ」

    「やだ」

    304 = 302 :

    「ただいま」

    「おかえり。おそい、はやくあけろ」

    「はいはい。
      ――いきなりベランダ直行か。そして一服か」

    「いいじゃん」

    「気持ちは分かるし、良いけどさ。お前、ここでしか一服できねぇもんな」

    「……おちつく」

    「そりゃよかった」

    「……なにしてるの、へんたい」

    「いや、普通に着替えてるだけだけど」

    「…………」

    「…………」

    「…………」

    「うし、お待たせ」

    「! ん。ん」

    「なんだよ、そわそわして。まだニコチン足りないのか?」

    「うるさい、しね、ばか。へんたい。へんたい」

    305 = 302 :

    「メシにすっか、何食いたい?」

    「ラーメン」

    「お前、ホント主食ラーメンな」

    「ていうか、それしかないじゃん」

    「まったくです。
      つうか、別に作らんでも出前取りゃ良いし。それともたまには外行くか?」

    「いい」

    「そっか。遠慮とかすんなよ?」

    「しょくごにいっぷくできないし。するならラーメンがすき」

    「お前、ホント優先順1位煙草な」

    「…………。ん」

    「何その間」

    306 :

       

    307 = 302 :

    「…………」

    「…………」

    「げんきだせ」

    「いや、だってさぁ。あの指導員のババァめ……!」

    「…………」

    「いきなり話しかけられたから、お前がまた煙草見つかったのかと思うだろ……。
      それで慌てた俺も悪いけどさぁ……。
      職質って……不審者扱いかよ……」

    「へんたいっぽいから、しょうがない」

    「なんでこんなガキを誘拐せにゃならんのじゃああぁぁ!――ほぐっ!」

    「うるさい。ばか。ガキっていうな」

    308 = 306 :

       

    309 = 302 :

    「こんじょうやきって」

    「ん?」

    「なんで、こんじょうやきっていうの?」

    「知らねぇなぁ」

    「やくたたず」

    「なんだとコノヤロウ。
      なんかあれじゃねぇの、煙草の火にも耐える根性を見せるだとか……。
      こう、気合い入れるっていうか……」

    「……いのき?」

    「それは違う気がする」

    310 = 302 :

    「なんか新しい煙草出てたから買ってきた」

    「どんなの」

    「コレ。フィルタのとこのカプセルを潰す奴らしい。
      最近こういうの増えてきたよな」

    「ん」

    「興味ないか?」

    「メンソールきらい」

    「そういやそうだったな。じゃ、要らないか」

    「ん」

         ◇

    「おー、これ結構いけるかも」

    「…………」

    「どした。気になるなら吸うか?」

    「……ん」

    「ほれ」

    「……やっぱまずい」

    「んー、そうかぁ。俺はかなりアリなんだけどなぁ。
      しばらくこれにしてみたいわ」

    「だめ」

    「えええ」

    311 = 306 :

       

    312 = 302 :

    「…………」

    「あー、ベランダ水浸しか。今日の雨、風も強かったしな」

    「…………」

    「しゃあない、換気扇のとこで吸うか?」

    「ん」

         ◇

    「とどかない」

    「流しの横座れよ。持ち上げてやっから」

    「ん」

    「…………」

    「…………」

    「たまにはこういうのも新鮮だな」

    「ん」

    313 = 306 :

         

    314 = 306 :

          

    315 = 302 :

    「ちょいそこどいて」

    「ん」

    「うわ、あっち」

    「なにしてるの?」

    「コンロで火ぃ点けたらどうかなと思って」

    「あじ、どう?」

    「別に普通」

    「わたしのぶんも」

    「え、これ普通に顔熱いんですけど」

    「いいから」

    「はいはい」

    316 = 306 :

         

    317 = 302 :

    『平和だねえ』

    「…………」

    「…………」

    「なんかさ」

    「ん」

    『どっちにつく?』

    『オンナ!』

    『だろうな』

    「……ルパン観てると、無性にシケモク吸いたくなるよな」

    「ん」

    「…………」

    「…………」

    「ちょっと、トイレ行くついでに吸ってくる」

    「わたしも」

         ◇

    「……やっぱ、そんな旨くないな」

    「……ん」


    ※ルパン:厳密にはカリ城

    318 = 306 :

        

    319 = 306 :

        

    320 = 306 :

         

    322 = 302 :

    「いらっしゃい」

    「こんにちは」

    「珍しい、今日は兄ちゃんと一緒なんか?」

    「どうも」

    「兄ちゃんが、いつもこの子にお遣いさせてんのかい?」

    「え、ああ、はい。そんなとこです」

    「ほんまはお遣いでも売ったらあかんのやからね。できるだけ自分で買いにきぃや。
      それに、こんなちっちゃい子に面倒かけたらあかんよ」

    「あー、はい、すんません」

    「いいよ、べつに」

    「アンタはええ子やねー」

    「ん」

    「うわ、なんで俺悪い奴ムード?」

    323 = 306 :

        

    324 = 302 :

    「これ、いいにおい」

    「マンゴー? パイナップル? なんかフルーツっぽい香りがすんな」

    「試しに吸ってみるかい?」

    「あ、いいんすか?」

    「わたしもすいたい」

    「お前は駄目」

    「…………」

    「睨んでも駄目」

    「はいはい、兄ちゃん、意地悪したらあかんよ」

    「ほら、いじわるするな」

    「アンタは煙くなるから離れとき、ほれアメちゃんやろ」

    「ん。ありがと」

    「はい、よく言えました。ええ子やねえ」

    「ん」

    「あ、これ面白い味」

    「…………」

    「だから睨むなよ」

    325 = 321 :

    しえん

    326 = 306 :

        

    327 = 302 :

    「うん、これ下さい」

    「はい、おおきに、ありがとう。あ、兄ちゃん」

    「なんです?」

    「この子にはちゃあんと感謝せなあかんよ。いっつもお遣いしてくれとんのやからな」

    「あー、はい。わかりました」

    「またかいにきます」

    「ええと、すんませんけど、お願いします」

    「はいはい、いつでも来ぃや」

    「ん」

         ◇

    「これから、たばこかいやすくなった」

    「悪どいなぁ。恐ろしい子だよお前は」

    「うるさい」

    328 = 302 :

    「まぁいいや。買うモン買ったし、早く帰るか」

    「なんで?」

    「お前もこれ、吸いたがってたろ。マンゴー味。早く試したくね?」

    「……だからかったの?」

    「半分はな。俺も吸いたいのもあるけど。だから、半分こな?」

    「ん」

    「なんだよ」

    「べつに。きがきくね」

    「なんかお前に言われると、褒められてる気がしねぇなぁ」

    「うるさい、ばか」

    330 = 306 :

         

    331 = 302 :

    「かごあい、しらべた」

    「おー、どの辺が同類か分かったか」

    「ん」

    「そうか」

    「そういう子、すきなの?」

    「いや、別に」

    「…………」

    「なんで睨むんだよ。
      じゃあ、カゴちゃん大好き! って言えばいいのか?」

    「それもやだ」

    「なんなんだよ……」

    332 = 306 :

           

    333 = 306 :

       

    334 = 302 :

    「……あつい」

    「吸い終わるまで駄目ー」

    「なかはいる」

    「吸い終わるまで駄目ー。うっし、お先にー」

    「あ」

    「うっわ涼し。クーラー最高。扇風機最高」

    「…………」

    「あー、冷ややかな視線も涼しいなぁ」

    335 = 306 :

        

    336 = 302 :

    「せんぷうき、こっちむけろ」

    「灰皿の灰が飛ぶから禁止」

    「……ん」

    「あ、こら馬鹿!」

    「あ"ー」

    「あ"ー!」

    338 = 306 :

        

    339 = 302 :

    「いらっしゃいませー! 何名様ですか」

    「2名で」

    「お煙草はお吸いになられますか?」

    「あ、喫煙せ――」

    「きんえんせきで」

    「…………」

    「…………」

    「……すいません、禁煙席で」

    「かしこまりました。こちらの方、空いてるお席にどうぞー!」

    「お前……」

    「みちづれ」

    340 = 306 :

        

    342 = 302 :

    「…………」

    「たばこほしいの? だーめ、あげない」

    「…………」

    「こら、あんまりかおよせちゃだめ。火、あぶないから」

    「…………」

    「あ、やだ、くすぐったい。あはは。なめちゃだめ」

    「……なぁ」

    「なに?」

    「人のひざの上で猫とじゃれんのやめね?」

    「やだ」

    「なんなんすかこの三段重ね。俺だけ身動きとれねっし」

    「がまん」

    「えー」

    343 = 306 :

         

    344 = 302 :

    「コーヒーの味が駄目で、煙草が好きなお前に」

    「?」

    「コーヒーフレーバーの煙草を買ってきた」

    「いつものでいいじゃん」

    「せっかく買ってきたんだから、もうちょっと話引っ張ってくんね……?」

    「やだ」

    345 = 302 :

    「あれ、お前リップは?」

    「わすれた」

    「ちょい見してみ」

    「ん?」

    「お前、唇がさがさだなー」

    「……!」

    「煙草吸うと荒れるらしいぞ?」

    「ぅ、うるさい、さわるな!」

    「おぉ、そんなに怒るなよ」

    「うるさい、おこってない。いきなりさわるな、へんたい……」

    「悪かったって」

    「……ん」

    346 = 306 :

       

    347 = 306 :

         

    348 = 302 :

    ひとまずここまで
    支援マジ多謝

    349 = 306 :

         

    350 = 306 :

    おつ


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