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元スレ新ジャンル「空中人魚」
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あれ? MAXコーヒー押したのにBOSS(ブラック無糖)出てきた……
友ちゃん…(´;ω;`)…
友ちゃん…(´;ω;`)…
友「ごめんなさい、私は卑怯だね。友達顔して、親友の旦那に言い寄るなんて……」
女「ううん、そんなことない。そんなことないけど……」
友「もう、お兄さんとは会わない方がいいのかな……」
女「そんなっ、それはあんまりだよ友ちゃん!」
友「安心して。結婚式まではちゃーんと出席するからさ」
友「なんか私のせいで湿っぽくなっちゃったね。お姉さんも待ちくたびれてるだろうし、もう帰ろ?」
女「友ちゃん……」
女「ううん、そんなことない。そんなことないけど……」
友「もう、お兄さんとは会わない方がいいのかな……」
女「そんなっ、それはあんまりだよ友ちゃん!」
友「安心して。結婚式まではちゃーんと出席するからさ」
友「なんか私のせいで湿っぽくなっちゃったね。お姉さんも待ちくたびれてるだろうし、もう帰ろ?」
女「友ちゃん……」
~二人、無言のまま帰宅~
友「じゃあね、女」
女「うん…バイバイ…」
ふわっ
姉「遅かったじゃない、女」
女「ただいま……」
姉「久々に会ったからハッスルしちゃったのは分かるけど、朝帰りは感心しないわねぇ」
女「ごめん……」
姉「まぁ、今日だけは特別に許してあげるから、昼ご飯の魚取り手伝いなさい」
女「はい……」
姉「……あんた、何かあったの? やけに雰囲気が沈んでるけど」
女「姉さん、私どうしよう……」
姉「?」
友「じゃあね、女」
女「うん…バイバイ…」
ふわっ
姉「遅かったじゃない、女」
女「ただいま……」
姉「久々に会ったからハッスルしちゃったのは分かるけど、朝帰りは感心しないわねぇ」
女「ごめん……」
姉「まぁ、今日だけは特別に許してあげるから、昼ご飯の魚取り手伝いなさい」
女「はい……」
姉「……あんた、何かあったの? やけに雰囲気が沈んでるけど」
女「姉さん、私どうしよう……」
姉「?」
女、友との事情を話す……
姉「ふーん」
女「ふーんって姉さん、それだけ?」
姉「だってそれ、あんたにはどうしようもないことじゃない」
女「そうかもしれないけど、これは私の問題でもあるし……」
姉「本人がけじめつけるためにもう会わないって言ってんだから、あんたに出来ることはないの」
姉「それでも気にするなら、具体的にどうするのか教えなさいよ。ほらほら」
女「ぐっ……それは」
姉「ね? 何も浮かばないでしょ。むしろあんたは友の態度に怒ってもいいくらいなんだから」
姉「ふーん」
女「ふーんって姉さん、それだけ?」
姉「だってそれ、あんたにはどうしようもないことじゃない」
女「そうかもしれないけど、これは私の問題でもあるし……」
姉「本人がけじめつけるためにもう会わないって言ってんだから、あんたに出来ることはないの」
姉「それでも気にするなら、具体的にどうするのか教えなさいよ。ほらほら」
女「ぐっ……それは」
姉「ね? 何も浮かばないでしょ。むしろあんたは友の態度に怒ってもいいくらいなんだから」
女「でも私、このまま三人の関係が終わるなんて嫌だよ」
姉「だからって下手なことしたら、友がますます居づらくなるだけだっての」
女「……そうだよね。やっぱり私には、何も出来ないのかな」
姉「ま、手は一つだけ残ってると言えなくもないけどね」
女「えっ?」
姉「要は、友はあの男を好きだった事実を気にしてもう会わないって言ってるんでしょ?」
姉「だったら、男に相談して関係を精算させればいいだけじゃない」
女「男さんも巻き込んじゃうの!?」
姉「巻き込むっていうか、まんま当事者じゃない。話さない方がどうかしてるっての」
女「でも……」
姉「だからって下手なことしたら、友がますます居づらくなるだけだっての」
女「……そうだよね。やっぱり私には、何も出来ないのかな」
姉「ま、手は一つだけ残ってると言えなくもないけどね」
女「えっ?」
姉「要は、友はあの男を好きだった事実を気にしてもう会わないって言ってるんでしょ?」
姉「だったら、男に相談して関係を精算させればいいだけじゃない」
女「男さんも巻き込んじゃうの!?」
姉「巻き込むっていうか、まんま当事者じゃない。話さない方がどうかしてるっての」
女「でも……」
姉「私に言えるのは、友に気を使って自分の幸せを逃していいの? ってことだけね」
女「うーん……」
姉「あの男がどういう結論を下すかは知らないけど、あんなのでもたまには頼ればいいじゃない」
女「……うん、分かった。明日、男さんに会って話をしてみるよ」
姉「分かったら、さっさと魚取りに行く準備をなさい」
女「うん……あ、姉さん」
姉「なに?」
女「ありがとうね、相談に乗ってくれて」
姉「あら、お礼を言われたってことは、今日の魚取りは期待していいのかしら?」
女「う。あんまり過剰な期待はしないで欲しいな」
姉「ふふん。さ、行くわよ」
女「うーん……」
姉「あの男がどういう結論を下すかは知らないけど、あんなのでもたまには頼ればいいじゃない」
女「……うん、分かった。明日、男さんに会って話をしてみるよ」
姉「分かったら、さっさと魚取りに行く準備をなさい」
女「うん……あ、姉さん」
姉「なに?」
女「ありがとうね、相談に乗ってくれて」
姉「あら、お礼を言われたってことは、今日の魚取りは期待していいのかしら?」
女「う。あんまり過剰な期待はしないで欲しいな」
姉「ふふん。さ、行くわよ」
~そして、翌日~
男「ららったら~ん、っと♪wwww人魚まだ来ないかな~んwwwwww」
女「あ、男さ~ん」
男「うぉーwwwwwマイワイフキタ―――――wwwwwwwwww」
女「お、男さん。なんかテンション高くないですか?」
男「そりゃwwww高くもなるってのwwwwwwwなんつってもwwwww
結婚式の日程が決まったんだからなwwwwwwwwwwwww」
女「えっ、本当ですか?」
男「おうwwwwwなんと次の大安はwwwwwww三日後に迫っていましたwwwwwwww」
女「そんなに早いんですか!」
男「そうだよwwwww俺もカレンダー見てwwwビックリしたわwwwwwww」
女「そうですか……だとしたら私の方も、早めに相談しちゃわないといけないですね」
男「おん?wwwwwww相談って、式のことか何かか?wwwwwwwwww」
女「いいえ、そうじゃありません。実はちょっと困ったことが起こって……」
男「何それ気になるwwwwwww話してみそwwwwwwwwwww」
女「あのですね……」
男「ららったら~ん、っと♪wwww人魚まだ来ないかな~んwwwwww」
女「あ、男さ~ん」
男「うぉーwwwwwマイワイフキタ―――――wwwwwwwwww」
女「お、男さん。なんかテンション高くないですか?」
男「そりゃwwww高くもなるってのwwwwwwwなんつってもwwwww
結婚式の日程が決まったんだからなwwwwwwwwwwwww」
女「えっ、本当ですか?」
男「おうwwwwwなんと次の大安はwwwwwww三日後に迫っていましたwwwwwwww」
女「そんなに早いんですか!」
男「そうだよwwwww俺もカレンダー見てwwwビックリしたわwwwwwww」
女「そうですか……だとしたら私の方も、早めに相談しちゃわないといけないですね」
男「おん?wwwwwww相談って、式のことか何かか?wwwwwwwwww」
女「いいえ、そうじゃありません。実はちょっと困ったことが起こって……」
男「何それ気になるwwwwwww話してみそwwwwwwwwwww」
女「あのですね……」
【女、男に事情を説明中】
女「……という訳で、友が男さんにはもう会えないかもしれないって」
男「……」
女「男さん?」
男「…そうか、友には悪いことしちまったなぁ」
女「うわ、また今日も男さんの真面目スイッチ入っちゃった」
男「女は、その話ししたあと友には会ってるのか?」
女「はい」
男「今までと変わったところは?」
女「特にないですね、むしろこっちが気を使っちゃうくらいです。ただ……」
男「ただ?」
女「結婚式の当日まで、この岩場には来ないそうです。男さんに会っちゃう危険性を避けるために……」
男「あいつも律儀なやつだなぁ。俺も女も、そんなこと気にしないのに」
女「そういう子なんです、昔から。さばさばしてるクセに妙に責任感強くって」
男「だからこそ、あいつには俺らの結婚を祝福して欲しいんだけどな」
女「……はい」
女「……という訳で、友が男さんにはもう会えないかもしれないって」
男「……」
女「男さん?」
男「…そうか、友には悪いことしちまったなぁ」
女「うわ、また今日も男さんの真面目スイッチ入っちゃった」
男「女は、その話ししたあと友には会ってるのか?」
女「はい」
男「今までと変わったところは?」
女「特にないですね、むしろこっちが気を使っちゃうくらいです。ただ……」
男「ただ?」
女「結婚式の当日まで、この岩場には来ないそうです。男さんに会っちゃう危険性を避けるために……」
男「あいつも律儀なやつだなぁ。俺も女も、そんなこと気にしないのに」
女「そういう子なんです、昔から。さばさばしてるクセに妙に責任感強くって」
男「だからこそ、あいつには俺らの結婚を祝福して欲しいんだけどな」
女「……はい」
男「……あれ? これって義姉ちゃんの時とパターン似てね?」
女「え? ……あっ、そうか。姉さんも最初は、私たちの付き合いに反対してて……」
男「友人魚のおかげで義姉ちゃんを懐柔できたと思ったら、今度は
その本人が俺らを祝福出来なくなっちゃったか……」
女「どうにかなりませんか?」
男「うーむ、義姉ちゃんの時よりは大丈夫そうな気はするが、逆に
考えればあいつの頑固さは折り紙つきだしなぁ……」
女「そうですね」
男「けどまぁ、どうにかするしかないだろうな。うっしゃ、俺に任せとけ!」
女「任せとけって、何か作戦はあるんですか?」
男「ない。あと三日で考える」
女「……本当に、大丈夫なんですよね?」
男「おう。お前は大船に乗ったつもりで、結婚式を楽しむことだけ考えときなw」
女「……!」キュン
女(なんだか今日の男さん、すごく頼もしいな)
男「つっても人魚は船なんか乗らねーかwwwwwwうははははwwwwwwwww」
女(……気のせいだったかもしれない)
女「え? ……あっ、そうか。姉さんも最初は、私たちの付き合いに反対してて……」
男「友人魚のおかげで義姉ちゃんを懐柔できたと思ったら、今度は
その本人が俺らを祝福出来なくなっちゃったか……」
女「どうにかなりませんか?」
男「うーむ、義姉ちゃんの時よりは大丈夫そうな気はするが、逆に
考えればあいつの頑固さは折り紙つきだしなぁ……」
女「そうですね」
男「けどまぁ、どうにかするしかないだろうな。うっしゃ、俺に任せとけ!」
女「任せとけって、何か作戦はあるんですか?」
男「ない。あと三日で考える」
女「……本当に、大丈夫なんですよね?」
男「おう。お前は大船に乗ったつもりで、結婚式を楽しむことだけ考えときなw」
女「……!」キュン
女(なんだか今日の男さん、すごく頼もしいな)
男「つっても人魚は船なんか乗らねーかwwwwwwうははははwwwwwwwww」
女(……気のせいだったかもしれない)
いつからここは微糖のコーヒーを出すようになったんだい?
ゆっくり飲んでたら甘い気もしてきたが
ゆっくり飲んでたら甘い気もしてきたが
氏ね!!
男ウゼEEEEEEってなって最初からリアルタイムで読まなかった俺氏ね!
男ウゼEEEEEEってなって最初からリアルタイムで読まなかった俺氏ね!
男格好いいぜ!
ほろ苦い展開に甘さが入っていて…マスター、もう一杯もらえないか?
ほろ苦い展開に甘さが入っていて…マスター、もう一杯もらえないか?
男と人魚のやりとりが脳内では道満晴明が描いたような絵になる。
このスレで知ってる/読んでるって人はいないだろうけどさ。
このスレで知ってる/読んでるって人はいないだろうけどさ。
男「まぁそれはそれとしてだ、結婚式自体のことも考えとかなきゃ、当日グダグダになるぜ?」
女「そうですね。具体的には何をすればいいんですか?」
男「とりあえず、女には来席者へ感謝のスピーチをしてもらおうと思う」
女「私がですか!?」
男「お前以外に誰がやるんだよwwwそんなに難しく考えなくてもさ、義姉ちゃんに一言程度でいいんだから」
女「そうですか……分かりました、OKです」
男「あとやることは、立食とブーケトスくらいかね」
女「ブーケトスってなんですか?」
男「来席してくれた人に花束を投げて、それをキャッチした人が次に結婚出来るっていう風習? みたいな」
女「へー、人間はそんなことするんですね」
男「和装ならまた違ってくるんだけどな。洋式ならそれは欠かせない」
女「友が花束を拾ったらいいのに……そしたらきっと、友にも良い相手が見つかりますよね?」
男「そだな。あいつには色々してもらっちまったし、幸せになって欲しいよ」
女「そうですね。具体的には何をすればいいんですか?」
男「とりあえず、女には来席者へ感謝のスピーチをしてもらおうと思う」
女「私がですか!?」
男「お前以外に誰がやるんだよwwwそんなに難しく考えなくてもさ、義姉ちゃんに一言程度でいいんだから」
女「そうですか……分かりました、OKです」
男「あとやることは、立食とブーケトスくらいかね」
女「ブーケトスってなんですか?」
男「来席してくれた人に花束を投げて、それをキャッチした人が次に結婚出来るっていう風習? みたいな」
女「へー、人間はそんなことするんですね」
男「和装ならまた違ってくるんだけどな。洋式ならそれは欠かせない」
女「友が花束を拾ったらいいのに……そしたらきっと、友にも良い相手が見つかりますよね?」
男「そだな。あいつには色々してもらっちまったし、幸せになって欲しいよ」
男「なんやかや言ってもあと三日しかないからな。ひとまずお前はスピーチの準備を頼むぜ」
女「はい、友のことは、男さんにお任せします。私に出来ることがあったら何でも言って下さい」
男「おう。じゃあ今日は、誰を呼ぶかまで決めちまうか」
女「そうですね……。友ちゃんと姉さんは別として、あとはモブちゃん、年上さん、幼女ちゃんくらいですかね」
男「質屋呼ぼうぜwwwww質屋wwwwwwww」
女「またそういうことを……たまに真面目だと思ったらすぐこれなんだから」
男「だってwww俺側の出席者なんていないんだものwwwwwwwwwwww」
女「だからって、無理して探さなくてもいいんですよ」
男「サーセンwwwwwwwwフヒヒwwwwwwwwwwww」
女「はい、友のことは、男さんにお任せします。私に出来ることがあったら何でも言って下さい」
男「おう。じゃあ今日は、誰を呼ぶかまで決めちまうか」
女「そうですね……。友ちゃんと姉さんは別として、あとはモブちゃん、年上さん、幼女ちゃんくらいですかね」
男「質屋呼ぼうぜwwwww質屋wwwwwwww」
女「またそういうことを……たまに真面目だと思ったらすぐこれなんだから」
男「だってwww俺側の出席者なんていないんだものwwwwwwwwwwww」
女「だからって、無理して探さなくてもいいんですよ」
男「サーセンwwwwwwwwフヒヒwwwwwwwwwwww」
そんなこんなで、結婚式の話しをしたり友への対策を立てたり、
いつものようにイチャイチャしたりして数時間が経った……
男「おふwwwww早いなwwwもう夕方かwwwwwwww」
女「あっ、本当ですね。私も全然気づきませんでした」
男「よしゃ、そんじゃそろそろ帰るかなーwwwwwwwwww」
女「はい、ではまた明日。友のこと、よろしく頼みますね」
男「おk、家でも考えとくわ。じゃあな」
女「さようなら、また明日会いましょうね」
男「……」
女「……」
女「え? 何ですかこの間は」
男「あれ?wwwwwさよならのチューを期待してたんだけどwwwwwwwwww」
女「チュ、チューですか?」
男「うんwwwwチューwwwwww」
いつものようにイチャイチャしたりして数時間が経った……
男「おふwwwww早いなwwwもう夕方かwwwwwwww」
女「あっ、本当ですね。私も全然気づきませんでした」
男「よしゃ、そんじゃそろそろ帰るかなーwwwwwwwwww」
女「はい、ではまた明日。友のこと、よろしく頼みますね」
男「おk、家でも考えとくわ。じゃあな」
女「さようなら、また明日会いましょうね」
男「……」
女「……」
女「え? 何ですかこの間は」
男「あれ?wwwwwさよならのチューを期待してたんだけどwwwwwwwwww」
女「チュ、チューですか?」
男「うんwwwwチューwwwwww」
男「今さらチューでwwwww緊張するようなwww関係でもないだろwwwwwwww」
男「今日一日の〆にwwwwwwwwブチューッとぶちかまそうぜwwwwwwww」
女「……ほっぺたに、ちょっとだけならいいですけど……」
男「うはwwwwwwwktkrwwwwwwww」
女「じゃあ、目を瞑って下さい」
男「うんwwwwwwうんwwwwwwwww」
女「……んっ」
チュッ
男「うはっwwwwwこれは良いwwwww胸がキュンキュンするwwwwwwwww」
女「なんでいつも要求しないのに、今日に限ってこんなことを?」
男「だってwwwww結婚式ではwwww人前でするんだぜ?wwwww
少しでも慣れとかないとwwwお前が照れちゃうだろwwwwwww」
女「えぇっ!? 結婚式って、そんなこともするんですか?」
男「そうだぜwwwwwww知らなかったのか?wwwwwwww」
女「うぅ……は、恥ずかしい」
男「今日一日の〆にwwwwwwwwブチューッとぶちかまそうぜwwwwwwww」
女「……ほっぺたに、ちょっとだけならいいですけど……」
男「うはwwwwwwwktkrwwwwwwww」
女「じゃあ、目を瞑って下さい」
男「うんwwwwwwうんwwwwwwwww」
女「……んっ」
チュッ
男「うはっwwwwwこれは良いwwwww胸がキュンキュンするwwwwwwwww」
女「なんでいつも要求しないのに、今日に限ってこんなことを?」
男「だってwwwww結婚式ではwwww人前でするんだぜ?wwwww
少しでも慣れとかないとwwwお前が照れちゃうだろwwwwwww」
女「えぇっ!? 結婚式って、そんなこともするんですか?」
男「そうだぜwwwwwww知らなかったのか?wwwwwwww」
女「うぅ……は、恥ずかしい」
男「まwwwww今日のところはこれでおkかなwwwwwwwwww
でも本番ではwwwwwwwちゃんと口にするんだぜ?wwwww」
女「なんか、友に恨まれそう……」
男「仕方ねーよwwwwwこれは婚約者同士の愛情をwwww周囲に見せつけるイベントなんだからさwwwwwwwwww」
(※男の解釈は恐らく間違っています。真に受けないように)
女「うぅん……」
男「そんなに心配しなくてもwwwww当日にはちゃんと友を説得して見せるさwwwwwwwwww」
女「その無根拠な自信も、男さんらしいと言えばらしいですけど」
男「そだなwwwww俺は馬鹿ですけんwwwwwいちいちごちゃごちゃ考えるのは性に合わんのよwwwwwwww」
でも本番ではwwwwwwwちゃんと口にするんだぜ?wwwww」
女「なんか、友に恨まれそう……」
男「仕方ねーよwwwwwこれは婚約者同士の愛情をwwww周囲に見せつけるイベントなんだからさwwwwwwwwww」
(※男の解釈は恐らく間違っています。真に受けないように)
女「うぅん……」
男「そんなに心配しなくてもwwwww当日にはちゃんと友を説得して見せるさwwwwwwwwww」
女「その無根拠な自信も、男さんらしいと言えばらしいですけど」
男「そだなwwwww俺は馬鹿ですけんwwwwwいちいちごちゃごちゃ考えるのは性に合わんのよwwwwwwww」
男「じゃ、そろそろ帰るかwwwwwwwwwwwwwww」
女「はい。では、今度こそまた明日」
男「俺見送るからwwwww先帰っていいぜwwwwwwwwww」
女「それは駄目です、私が男さんを見送るんですから」
男「いやいやいやwwww空飛ぶお前の後ろ姿wwww見たいんだよwwwwww」
女「いけません。夫を見送るのは妻の役目です」
男「いやいやいやwwwww」
女「いやいやいや」
姉「…こら、そこの馬鹿二人。何をイチャついてるか」
女「(ビクッ)ね、姉さん!?」
男「おwwwww義姉ちゃんwwwwwいつもながら唐突な出現だねwwwwww」
姉「あんたこそ、いつもと変わらぬ変態面ね」
女「何しに来たの!?」
姉「あんたの帰りが遅いから、迎えに来たんでしょうが。また朝帰りなんかされちゃたまらないし、
友に頼む訳にもいかなくなったんだし」
男「ごもっともでwwwwwwwwwwwwwww」
女「はい。では、今度こそまた明日」
男「俺見送るからwwwww先帰っていいぜwwwwwwwwww」
女「それは駄目です、私が男さんを見送るんですから」
男「いやいやいやwwww空飛ぶお前の後ろ姿wwww見たいんだよwwwwww」
女「いけません。夫を見送るのは妻の役目です」
男「いやいやいやwwwww」
女「いやいやいや」
姉「…こら、そこの馬鹿二人。何をイチャついてるか」
女「(ビクッ)ね、姉さん!?」
男「おwwwww義姉ちゃんwwwwwいつもながら唐突な出現だねwwwwww」
姉「あんたこそ、いつもと変わらぬ変態面ね」
女「何しに来たの!?」
姉「あんたの帰りが遅いから、迎えに来たんでしょうが。また朝帰りなんかされちゃたまらないし、
友に頼む訳にもいかなくなったんだし」
男「ごもっともでwwwwwwwwwwwwwww」
姉「しかしあんたら、気味悪いくらいべたべたしてるわね」
男「義姉ちゃんがいないとこじゃwwwwwこんなもんじゃないぜwwwwwwwwww」
女「ちょ、ちょっと男さん……」
姉「目に浮かぶようだわ、つくづく真性のバカップルみたいね」
女「そんなことないけど……」
姉「まぁ、こんだけ長々話したなら、もう満足したでしょ。女は連れてくわよ」
男「あいよwwwww存分に可愛がってやっとくれwwwwwwww」
女「……もうちょっと食い下がってくれてもいいのに」
姉「その発言もバカップルの証よ」
男「wwwww」
男「義姉ちゃんがいないとこじゃwwwwwこんなもんじゃないぜwwwwwwwwww」
女「ちょ、ちょっと男さん……」
姉「目に浮かぶようだわ、つくづく真性のバカップルみたいね」
女「そんなことないけど……」
姉「まぁ、こんだけ長々話したなら、もう満足したでしょ。女は連れてくわよ」
男「あいよwwwww存分に可愛がってやっとくれwwwwwwww」
女「……もうちょっと食い下がってくれてもいいのに」
姉「その発言もバカップルの証よ」
男「wwwww」
ふわり
女「では男さん、今度こそまた明日」
男「おうwwwww気ぃつけてなwwwwwwwwww」
姉「あんたこそ、式までに死ぬんじゃないわよ」
男「ちょwwwww縁起でもねぇっすよwwwwwwww」
姉「ふふん、じゃあね馬鹿男」
女「さよならー」
男「バイバイwwwwwwww愛してるぜwwwwwwwww」
ふわふわ
----------------------------------------------------------
~帰路~
女「あれ? 姉さん、帰り道そっちじゃないよ?」
姉「ちょっと寄るところがあるのよ。黙ってついて来なさい」
女「どこ行くつもりなのよ?」
姉「秘密。強いて言うなら、結婚式前の最後の忠告かしら」
女「……?」
女「では男さん、今度こそまた明日」
男「おうwwwww気ぃつけてなwwwwwwwwww」
姉「あんたこそ、式までに死ぬんじゃないわよ」
男「ちょwwwww縁起でもねぇっすよwwwwwwww」
姉「ふふん、じゃあね馬鹿男」
女「さよならー」
男「バイバイwwwwwwww愛してるぜwwwwwwwww」
ふわふわ
----------------------------------------------------------
~帰路~
女「あれ? 姉さん、帰り道そっちじゃないよ?」
姉「ちょっと寄るところがあるのよ。黙ってついて来なさい」
女「どこ行くつもりなのよ?」
姉「秘密。強いて言うなら、結婚式前の最後の忠告かしら」
女「……?」
ふわん
姉「着いたわよ」
妹「ここ……ただの海上じゃない。ここで何の忠告をするって言うの?」
姉「あんたにとってはただの海でしょうね。でも、私にとってここは、忘れたくても忘れられない場所なのよ」
妹「どういうこと?」
姉「ここね、私の恋人の死体を捨てた場所なのよ」
妹「えっ…」
姉「最初は島に埋めるつもりだったんだけど、私たちの力じゃ労力が掛かりすぎるから、
最終的には細切れにして海に沈めたのよ。それがここ」
女「ぐ、グロい……」
姉「いくらグロくても、私が恋人を殺して海に捨てた事実は、避けようがないわ」
姉「着いたわよ」
妹「ここ……ただの海上じゃない。ここで何の忠告をするって言うの?」
姉「あんたにとってはただの海でしょうね。でも、私にとってここは、忘れたくても忘れられない場所なのよ」
妹「どういうこと?」
姉「ここね、私の恋人の死体を捨てた場所なのよ」
妹「えっ…」
姉「最初は島に埋めるつもりだったんだけど、私たちの力じゃ労力が掛かりすぎるから、
最終的には細切れにして海に沈めたのよ。それがここ」
女「ぐ、グロい……」
姉「いくらグロくても、私が恋人を殺して海に捨てた事実は、避けようがないわ」
姉「今となっては骨も残ってないでしょうけど、墓標が海だなんて皮肉もいいとこよね」
妹「……私からは、何も言えないよ」
姉「そう。でも、私は恋人を殺した事実をきちんと受け止めたわ」
姉「だからこそ、その後の人間嫌いも徹底したし、心の底では今でもあんたに、
人間と結婚なんてして欲しくないと思ってる」
姉「よく考えなさい。あんたもいつか、あの男を自分の手にかけなきゃいけない日が来るかも知れないんだよ?」
姉「それでもあんた、後悔しないって言い切れる? 止めるなら今のうちだよ?」
女「……後悔なんて、しないよ。私は、将来何があっても、男さんと一生を添い遂げます」
姉「本当に?」
女「うん」
姉「……OK、そこまで言うなら、納得してあげるわ」
妹「……私からは、何も言えないよ」
姉「そう。でも、私は恋人を殺した事実をきちんと受け止めたわ」
姉「だからこそ、その後の人間嫌いも徹底したし、心の底では今でもあんたに、
人間と結婚なんてして欲しくないと思ってる」
姉「よく考えなさい。あんたもいつか、あの男を自分の手にかけなきゃいけない日が来るかも知れないんだよ?」
姉「それでもあんた、後悔しないって言い切れる? 止めるなら今のうちだよ?」
女「……後悔なんて、しないよ。私は、将来何があっても、男さんと一生を添い遂げます」
姉「本当に?」
女「うん」
姉「……OK、そこまで言うなら、納得してあげるわ」
姉「私が言いたかったのはそれだけ。人間と一緒になるってことは、
あんたの想像以上に大変なんだから」
女「うん、うん」
姉「せいぜい私みたいにならないよう、頑張りなさい」
女「分かった、ありがとう姉さん」
姉「……なんか、辛気くさい空気にしちゃったわね。気晴らしに魚でも取りながら帰るか」
女「じゃあ、どっちが多く取れるか競争しよ?」
姉「いいわよ。負けたら罰ゲームで、勝った相手の肩を揉むのよ?」
女「えーっ!?」
姉「つべこべ言わない。よーい、スタート!」
ばしゃあっ
女「もう、強引なんだから……」
ばしゃあん
あんたの想像以上に大変なんだから」
女「うん、うん」
姉「せいぜい私みたいにならないよう、頑張りなさい」
女「分かった、ありがとう姉さん」
姉「……なんか、辛気くさい空気にしちゃったわね。気晴らしに魚でも取りながら帰るか」
女「じゃあ、どっちが多く取れるか競争しよ?」
姉「いいわよ。負けたら罰ゲームで、勝った相手の肩を揉むのよ?」
女「えーっ!?」
姉「つべこべ言わない。よーい、スタート!」
ばしゃあっ
女「もう、強引なんだから……」
ばしゃあん
【そして……】
女「……」モミモミ
姉「あー、そこそこ。もっとソフトにやってくれ~」
女「……」ムミムミ
姉「あんた、肩揉み下手だね」
女「うぅ……」ムニムニ
【結果】
女:8匹 姉:19匹
女「……」モミモミ
姉「あー、そこそこ。もっとソフトにやってくれ~」
女「……」ムミムミ
姉「あんた、肩揉み下手だね」
女「うぅ……」ムニムニ
【結果】
女:8匹 姉:19匹
おお、今、月夜の海に跳ねる姉妹人魚たちのたのしそうな情景が俺の脳裏に……!!
男とのいちゃあまバカップルっぷりもいいが、こういうのもいい……!!
男とのいちゃあまバカップルっぷりもいいが、こういうのもいい……!!
姉「んー、下手なら下手なりに気持ち良いもんねー」クキクキ
女「なんか、なんか圧倒的な敗北感が……」
姉「魚を取れない人魚だなんて(笑)」
女「笑わないでよっ!」
姉「はははは……あ、そうだ」
女「何?」
姉「帰ったら、あんたに渡したいものがあったんだった」
女「?」
姉「えーと、どこしまったっけ……」
ゴソゴソ
姉「……あった。これだ」
妹「何? 何を私にくれるの?」
姉「待った。これはサプライズなんだから、まだ目を瞑っていなさい」
妹「何よぅ、焦らさないでよぅ」
姉「焦らすとか焦らさないとか、そんな大したもんじゃないわよ。いいから早く目を瞑りなさい」
妹「もう……これで良い?」
姉「ん。絶対あけちゃ駄目だからね」
妹「うん……」
ふぁさ
妹「ん?」
姉「これ、あんたにあげる」
女「なんか、なんか圧倒的な敗北感が……」
姉「魚を取れない人魚だなんて(笑)」
女「笑わないでよっ!」
姉「はははは……あ、そうだ」
女「何?」
姉「帰ったら、あんたに渡したいものがあったんだった」
女「?」
姉「えーと、どこしまったっけ……」
ゴソゴソ
姉「……あった。これだ」
妹「何? 何を私にくれるの?」
姉「待った。これはサプライズなんだから、まだ目を瞑っていなさい」
妹「何よぅ、焦らさないでよぅ」
姉「焦らすとか焦らさないとか、そんな大したもんじゃないわよ。いいから早く目を瞑りなさい」
妹「もう……これで良い?」
姉「ん。絶対あけちゃ駄目だからね」
妹「うん……」
ふぁさ
妹「ん?」
姉「これ、あんたにあげる」
女「これ、なぁに?」
姉「それはね、人間の花嫁が結婚式の時に被る、ベールっていう物よ」
女「何でこんな物持ってるの?」
姉「例の恋人にもらったのよ。結局、使わず終いだったけど」
女「これ、大事な物なんじゃないの? 私なんかがもらって良かったの?」
姉「どうせ私には縁のないものだったのよ。それに、いつまでも捨てきれずにいるなんて、私らしくもないしね」
女「…ありがとう、姉さん。これ、すごく綺麗だよ」
姉「……女」
女「何?」
姉「結婚、おめでとう。幸せになるのよ」
ニコッ
女「!?」
姉「それはね、人間の花嫁が結婚式の時に被る、ベールっていう物よ」
女「何でこんな物持ってるの?」
姉「例の恋人にもらったのよ。結局、使わず終いだったけど」
女「これ、大事な物なんじゃないの? 私なんかがもらって良かったの?」
姉「どうせ私には縁のないものだったのよ。それに、いつまでも捨てきれずにいるなんて、私らしくもないしね」
女「…ありがとう、姉さん。これ、すごく綺麗だよ」
姉「……女」
女「何?」
姉「結婚、おめでとう。幸せになるのよ」
ニコッ
女「!?」
追い付いてしまったか…!主食が生魚の人魚とのキス生臭いだろうな…とか思ってしまった俺は……
女「姉さん、どうしたの? 体の具合でも悪いの?」
姉「あんた、私を何だと思ってるの。私だってたまには、人の幸せを祝ったりするのよ」
女「今まで反対してたから、最後までそうだと思ってた」
姉「そう。厳しい態度を取り続けて欲しいなら、いくらでもそうするわよ?」
女「ごめんなさい、素直に姉さんの言葉を受け止めます」
姉「最初からそう言いなさい、お馬鹿」
姉「あんた、私を何だと思ってるの。私だってたまには、人の幸せを祝ったりするのよ」
女「今まで反対してたから、最後までそうだと思ってた」
姉「そう。厳しい態度を取り続けて欲しいなら、いくらでもそうするわよ?」
女「ごめんなさい、素直に姉さんの言葉を受け止めます」
姉「最初からそう言いなさい、お馬鹿」
姉「私だって鬼じゃないんだから、納得さえ出来ればあんたの結婚に反対なんかしないわ」
女「ここまでの道程は、長かったけどね」
姉「でも、私が祝福してあげるのなんて今だけなんだからね。肝に銘じておきなさい」
女「姉さん……そんなこと言ってると、また男さんにからかわれちゃうよ?」
姉「その時は、おめでとうって言ってやって、今のあんたみたいにポカーンとさせてあげるわ」
女「……やっぱり姉さんって、無敵だよ」
姉「ふふん、伊達に年長者気取ってる訳じゃないのよ。人生の蓄積が違うんだから」
女「すごい貫禄だなぁ……」
女「ここまでの道程は、長かったけどね」
姉「でも、私が祝福してあげるのなんて今だけなんだからね。肝に銘じておきなさい」
女「姉さん……そんなこと言ってると、また男さんにからかわれちゃうよ?」
姉「その時は、おめでとうって言ってやって、今のあんたみたいにポカーンとさせてあげるわ」
女「……やっぱり姉さんって、無敵だよ」
姉「ふふん、伊達に年長者気取ってる訳じゃないのよ。人生の蓄積が違うんだから」
女「すごい貫禄だなぁ……」
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