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元スレ新ジャンル「透視能力」
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下り坂付近
教師「男く~ん!女さ~ん!!」
先生A「山本先生、こっち来て下さい!」
教師「どうしました?」
先生A「これは女さんのバックです!やっぱり二人はここに来たようです」
先生B「木々がなにかになぎ倒されたようになってます…。もしかしたら落ちたのでは!?」
教師「急いで後を追いましょう!完全に暗くなる前に!」
先生方「はい!」
………
男「…………ん?」
女「どうしたの?」
男「ず~っと上の枯れ木の隙間からなんか見える……」
女「ホント!?」
男「ああ…、あれは骨だよ!先生方、探しに来てくれたんだ!!おーーいっ!!」
…………
男「駄目だ、聞こえてない!こっちから見えるのになんで気付かないんだ!!」
女「お、男落ち着いて。アンタは透視できるから見えてるだけで、周りには沢山の葉っぱがあるのよ。今は薄暗いし、気付かないのも当然よ」
男「そ、そうか…クソ…」
教師「男く~ん!女さ~ん!!」
先生A「山本先生、こっち来て下さい!」
教師「どうしました?」
先生A「これは女さんのバックです!やっぱり二人はここに来たようです」
先生B「木々がなにかになぎ倒されたようになってます…。もしかしたら落ちたのでは!?」
教師「急いで後を追いましょう!完全に暗くなる前に!」
先生方「はい!」
………
男「…………ん?」
女「どうしたの?」
男「ず~っと上の枯れ木の隙間からなんか見える……」
女「ホント!?」
男「ああ…、あれは骨だよ!先生方、探しに来てくれたんだ!!おーーいっ!!」
…………
男「駄目だ、聞こえてない!こっちから見えるのになんで気付かないんだ!!」
女「お、男落ち着いて。アンタは透視できるから見えてるだけで、周りには沢山の葉っぱがあるのよ。今は薄暗いし、気付かないのも当然よ」
男「そ、そうか…クソ…」
男「何か合図するものないかな…?」
女「バックに何か入ってないの?」
男「傷薬と菓子と飲み物しか入ってない…。」
女「…じゃあ、声で知らせるしかないわね……」
男「結構な距離だぞ…?さっきの全力の呼び声でも全く聞こえてなかったし」
女「一人でやるよりは伝わるかもしれないでしょ?いくよ、せーの!」
男・女「おーーーいっっ!!!!」
………
教師「男く~~ん!!女さぁ~~ん!!」
先生A「男ーッ!女ーッ!」
先生B「聞こえてたら返事しろーーっ!!」
教師「……駄目か。」
先生A「先生、どうします?」
先生B「暗くなったら私達も迷ってしまいますよ」
教師「もう少しだけ下ってみましょう。まだ大丈夫です!」
先生A「…わかりました」
女「バックに何か入ってないの?」
男「傷薬と菓子と飲み物しか入ってない…。」
女「…じゃあ、声で知らせるしかないわね……」
男「結構な距離だぞ…?さっきの全力の呼び声でも全く聞こえてなかったし」
女「一人でやるよりは伝わるかもしれないでしょ?いくよ、せーの!」
男・女「おーーーいっっ!!!!」
………
教師「男く~~ん!!女さぁ~~ん!!」
先生A「男ーッ!女ーッ!」
先生B「聞こえてたら返事しろーーっ!!」
教師「……駄目か。」
先生A「先生、どうします?」
先生B「暗くなったら私達も迷ってしまいますよ」
教師「もう少しだけ下ってみましょう。まだ大丈夫です!」
先生A「…わかりました」
その頃…
ブス「はぁはぁ…やっと下りてこられた……」
石井「バスの中で休んでようぜ。」
バス内
ブス「ぶぅ、足クタクタ…」
石井「…男達見つかったかな…?」
ブス「大丈夫だと思うけど……ん?」
石井「どうした?」
ブス「女さん、携帯忘れていったみたい。」
石井「……男、さっき休んでた時携帯いじってたな…。男にかければ繋がるんじゃないか?」
ブス「でも人の携帯を勝手には……」
石井「そんな事言ってる場合じゃないだろ!俺がかける。貸してくれ」
ブス「はい…」
ブス「はぁはぁ…やっと下りてこられた……」
石井「バスの中で休んでようぜ。」
バス内
ブス「ぶぅ、足クタクタ…」
石井「…男達見つかったかな…?」
ブス「大丈夫だと思うけど……ん?」
石井「どうした?」
ブス「女さん、携帯忘れていったみたい。」
石井「……男、さっき休んでた時携帯いじってたな…。男にかければ繋がるんじゃないか?」
ブス「でも人の携帯を勝手には……」
石井「そんな事言ってる場合じゃないだろ!俺がかける。貸してくれ」
ブス「はい…」
石井「………」
プッ プッ プッ プッ…
プルルル…
石井「! 繋がった!」
ブス「ぶひ!!」
プルルル… ガチャ
「只今、電話に出る事ができません。ピーッという」
石井「出ない…マナーモードにでもなってんのか…?」
ブス「まもちゃん!出るまでかけて!」
石井「あぁ、そのつもりだ」
プッ プッ プッ…
…………
男・女「おー…ゲホッゲホッ」
女「駄目…、喉痛い…」
男「クソ…携帯さえ落とさなかったら……」
女「男、もういいよ!行って!二人でここにいても仕方ないよ!!」
男「嫌だ!絶対に諦めるもん……!?うっ…目が…」
女「ウソ……、アンタも……!?」
プッ プッ プッ プッ…
プルルル…
石井「! 繋がった!」
ブス「ぶひ!!」
プルルル… ガチャ
「只今、電話に出る事ができません。ピーッという」
石井「出ない…マナーモードにでもなってんのか…?」
ブス「まもちゃん!出るまでかけて!」
石井「あぁ、そのつもりだ」
プッ プッ プッ…
…………
男・女「おー…ゲホッゲホッ」
女「駄目…、喉痛い…」
男「クソ…携帯さえ落とさなかったら……」
女「男、もういいよ!行って!二人でここにいても仕方ないよ!!」
男「嫌だ!絶対に諦めるもん……!?うっ…目が…」
女「ウソ……、アンタも……!?」
むぅ・・・
気付けば、思わずこぶしを握っていた。そんな緊張感・・・・
気付けば、思わずこぶしを握っていた。そんな緊張感・・・・
教師「おーい!男くーん!」
先生A「山本先生!これ以上下るのは危険ですって!」
先生B「さっきより暗くなってきてます!一度戻って警察に連絡しましょう!」
教師「ぬぅ…」
先生A「もしかしたら、バスの方に戻ってるかもしれないですし、行きましょう!」
教師「……ッ」
………
男「ううっ…」
女「男、大丈夫!?」
男「あ…あぁ、酷い光景だな……こりゃ…」
女「動かない方がいいよ!」
男「あ…あぁ、わかってる……けど、なにもこんな時に………クソッ!!」
先生A「山本先生!これ以上下るのは危険ですって!」
先生B「さっきより暗くなってきてます!一度戻って警察に連絡しましょう!」
教師「ぬぅ…」
先生A「もしかしたら、バスの方に戻ってるかもしれないですし、行きましょう!」
教師「……ッ」
………
男「ううっ…」
女「男、大丈夫!?」
男「あ…あぁ、酷い光景だな……こりゃ…」
女「動かない方がいいよ!」
男「あ…あぁ、わかってる……けど、なにもこんな時に………クソッ!!」
教師「…………」
先生A「山本先生っ!」
教師「…わ、わかりました。戻りましょう……」
先生B「よし、じゃあ行きましょう」
……ン
教師「………」
…リン …ン
教師「………ん?」
先生A「山本先生?どうしたんです?早く戻りますよ!」
教師「ちょっと静かに……」
先生B「なにやってるんです!?早く行きま」
教師「うるさい!静かにしろッ!!」
先生A「!」
先生B「…!?」
…チリン …リン
…チリン チリン …チリ
教師「鈴……?下からだ…」
ザッザッ…
先生A「あ、先生待って!一人じゃ危ないですって!!」
先生B「…ったく…」
ザッザッザッザッ…
先生A「山本先生っ!」
教師「…わ、わかりました。戻りましょう……」
先生B「よし、じゃあ行きましょう」
……ン
教師「………」
…リン …ン
教師「………ん?」
先生A「山本先生?どうしたんです?早く戻りますよ!」
教師「ちょっと静かに……」
先生B「なにやってるんです!?早く行きま」
教師「うるさい!静かにしろッ!!」
先生A「!」
先生B「…!?」
…チリン …リン
…チリン チリン …チリ
教師「鈴……?下からだ…」
ザッザッ…
先生A「あ、先生待って!一人じゃ危ないですって!!」
先生B「…ったく…」
ザッザッザッザッ…
石井「………」
ブス「……」
ガチャ
石井「!」
教師「…もしもし!?」
石井「おと…アレ?先生?」
ブス「え…え?」
教師「女さんですか?何処にいるんです?」
石井「先生、俺は石井です。バスの中からかけてます!女、携帯忘れたみたいで…もしかけたら男出るかと思ったんですが…。見つかったんですか!?」
教師「いえ、まだですが…携帯がここに落ちていたという事は彼らはきっと近くにいるはずです。一度切りますよ」
石井「あ、はい…」
プッ ツー ツー…
ブス「見つかったの?」
石井「いや、でも近くにいるかもしんないって言ってた。後は先生に任せるしかない……」
ブス「…ぶひ」
ブス「……」
ガチャ
石井「!」
教師「…もしもし!?」
石井「おと…アレ?先生?」
ブス「え…え?」
教師「女さんですか?何処にいるんです?」
石井「先生、俺は石井です。バスの中からかけてます!女、携帯忘れたみたいで…もしかけたら男出るかと思ったんですが…。見つかったんですか!?」
教師「いえ、まだですが…携帯がここに落ちていたという事は彼らはきっと近くにいるはずです。一度切りますよ」
石井「あ、はい…」
プッ ツー ツー…
ブス「見つかったの?」
石井「いや、でも近くにいるかもしんないって言ってた。後は先生に任せるしかない……」
ブス「…ぶひ」
教師「男くん達はこの近くにいるハズです。絶対に見つけますよ!」
先生A「確かに…携帯がここにあるって事は近くにいるのかも……」
先生B「どうします?」
教師「お互い、見える距離で下っていきましょう。それならはぐれる事もありません」
先生A「わかりました。じゃあ私は左側を。」
先生B「じゃあ僕は右側を…」
教師「よし、行きましょう!」
………
男「……星が見えてきたな」
女「うん……」
男「なんか……空と一体化してるような気分だな……」
女「…それはわかるかも。なんか不思議な気分……」
男「……この能力……最後はどうなるんだろうな……?」
女「…これ以上透視するものなんてあるのかな……」
男「もしこれが最終レベルだとしたら……」
女「…ずっとこのまんまかもね……」
先生A「確かに…携帯がここにあるって事は近くにいるのかも……」
先生B「どうします?」
教師「お互い、見える距離で下っていきましょう。それならはぐれる事もありません」
先生A「わかりました。じゃあ私は左側を。」
先生B「じゃあ僕は右側を…」
教師「よし、行きましょう!」
………
男「……星が見えてきたな」
女「うん……」
男「なんか……空と一体化してるような気分だな……」
女「…それはわかるかも。なんか不思議な気分……」
男「……この能力……最後はどうなるんだろうな……?」
女「…これ以上透視するものなんてあるのかな……」
男「もしこれが最終レベルだとしたら……」
女「…ずっとこのまんまかもね……」
女「もし、ずっとこのままだったらどうする?」
男「……何も見えないんじゃな……どうしようもないわな…」
女「…結局この能力ってなんだったのかしらね……」
男「…わかんねぇ。元々俺達には扱えきれない能力だったのかもな……」
女「それならなんでアタシ達が選ばれたのかしらね……」
男「…神様の気まぐれなんじゃねぇの……?」
女「…また神様、か。アンタそういう方向に考えるのホント好きよね……」
男「悪いかよ」
女「神様の気まぐれだとしたら、一生恨んでやるわ。神様のこと…」
男「……何も見えないんじゃな……どうしようもないわな…」
女「…結局この能力ってなんだったのかしらね……」
男「…わかんねぇ。元々俺達には扱えきれない能力だったのかもな……」
女「それならなんでアタシ達が選ばれたのかしらね……」
男「…神様の気まぐれなんじゃねぇの……?」
女「…また神様、か。アンタそういう方向に考えるのホント好きよね……」
男「悪いかよ」
女「神様の気まぐれだとしたら、一生恨んでやるわ。神様のこと…」
男「…………ん?」
女「………男、今の……」
男「……聞こえたか……?」
女「うん…多分」
ーーイッ オトコクーンッ
男「先生の声だ!近くにいるぞ!」
女「よかった!!こっちも大声だしましょう!」
男「ああ、せーのっ!!」
男・女「せんせぇぇ~~~っ!!!」
………
先生A「! 今のは…」
教師「ええ…私にも聞こえました……」
…ンセェーーッ!
先生B「! 聞こえた!今!こっちの方から!!」
教師「急ぎましょう!!おぉーーいっ!男くーん!女さーん!!」
……
男「!」
女「! 気付いてくれた…!」
男「よし!先生達を誘導するんだ!これが最後のチャンスだぞ!」
女「わかってる!せぇのっ!!」
男・女「こっちにいまーーす!!!!」
女「………男、今の……」
男「……聞こえたか……?」
女「うん…多分」
ーーイッ オトコクーンッ
男「先生の声だ!近くにいるぞ!」
女「よかった!!こっちも大声だしましょう!」
男「ああ、せーのっ!!」
男・女「せんせぇぇ~~~っ!!!」
………
先生A「! 今のは…」
教師「ええ…私にも聞こえました……」
…ンセェーーッ!
先生B「! 聞こえた!今!こっちの方から!!」
教師「急ぎましょう!!おぉーーいっ!男くーん!女さーん!!」
……
男「!」
女「! 気付いてくれた…!」
男「よし!先生達を誘導するんだ!これが最後のチャンスだぞ!」
女「わかってる!せぇのっ!!」
男・女「こっちにいまーーす!!!!」
教師「!声が近くなってきた…!!」
先生A「まさかホントに転落してたとは…」
先生B「急ぎましょう!どんどん暗くなってきてる!!」
ガサッガサッ……
……
男「草の音がする…すぐ近くにいる!よかった、女…助かるぞ……」
女「うん…よかった…ホントによかった……」
ガサッガサッ
教師「!男くん!!女さん!」
先生A「大丈夫か!?」
男「俺は大丈夫です。それより女が…」
教師「女さん、大丈夫ですか?」
女「は、はい…大丈……(フラッ)」
男「!? 女?」
先生B「大丈夫だ、安心して気がぬけたんだろう」
男「そうですか………よかっ(フラッ)」
教師「あ、男くん!」
先生A「大丈夫、気を失っただけです」
教師「無理もないですね…こんな薄暗い森にずっといたのでは…」
教師B「さぁ、真っ暗になる前に二人を運んでいきましょう」
教師「そうですね!我々まで迷っては洒落になりませんからね……」
先生A「よし、行きましょう」
先生A「まさかホントに転落してたとは…」
先生B「急ぎましょう!どんどん暗くなってきてる!!」
ガサッガサッ……
……
男「草の音がする…すぐ近くにいる!よかった、女…助かるぞ……」
女「うん…よかった…ホントによかった……」
ガサッガサッ
教師「!男くん!!女さん!」
先生A「大丈夫か!?」
男「俺は大丈夫です。それより女が…」
教師「女さん、大丈夫ですか?」
女「は、はい…大丈……(フラッ)」
男「!? 女?」
先生B「大丈夫だ、安心して気がぬけたんだろう」
男「そうですか………よかっ(フラッ)」
教師「あ、男くん!」
先生A「大丈夫、気を失っただけです」
教師「無理もないですね…こんな薄暗い森にずっといたのでは…」
教師B「さぁ、真っ暗になる前に二人を運んでいきましょう」
教師「そうですね!我々まで迷っては洒落になりませんからね……」
先生A「よし、行きましょう」
一応言っとくが予想レスなんかして話ぶち壊すなよ?
究極ハイパー超絶ビッグwktk
究極ハイパー超絶ビッグwktk
石井「……」
ブス「……」
♪ ♪♪
石井「!」
ブス「まもちゃん!」
ピッ
石井「もしもし…」
教師「石井くんですか?無事二人を発見しましたよ。」
石井「本当ですか!」
ブス「見つかったの?」
教師「これから二人を病院へつれて行きますので、君達は先に帰って下さい。運転手さんには連絡を入れてますので」
石井「わかりました。 はい はい」
ピッ
ブス「見つかったの?」
石井「ああ、二人とも無事だ」
クラスメイト「はぁ~、よかったぁ…」
武田「ホント、ホントによかったぁ…」
ブス「……」
♪ ♪♪
石井「!」
ブス「まもちゃん!」
ピッ
石井「もしもし…」
教師「石井くんですか?無事二人を発見しましたよ。」
石井「本当ですか!」
ブス「見つかったの?」
教師「これから二人を病院へつれて行きますので、君達は先に帰って下さい。運転手さんには連絡を入れてますので」
石井「わかりました。 はい はい」
ピッ
ブス「見つかったの?」
石井「ああ、二人とも無事だ」
クラスメイト「はぁ~、よかったぁ…」
武田「ホント、ホントによかったぁ…」
…三日後
病院
「………」
「………」
「…ん…」
男「…ん…んん?」
妹「! 兄ちゃん!」
男「…妹?」
妹「お母さん!兄ちゃん起きたよ!!」
男「……ここは…?」
母「男!…おはよう」
男「お?おは……ん?……あれ?」
母「ここは病院よ。アンタ、三日間寝てたのよ。お医者様の話しだと疲労困憊に極度の寝不足ですって…。そんなに疲れてたのなんて気がつかなかった……。
ごめんなさいね…」
男「…い、いや……そんな事はどうでもいいんだけど……え?」
妹「? どうしたの?」
男「…いや……見えてるんだよ……」
妹「?」
母「??」
男「見えてるんだよ!周りが!妹の顔も!母さんの顔も!みーんな!」
妹「だ、だから…?」
男「わかんないのかよ、見えてるんだって!!」
母「男!静かにしなさい!他の患者さんに迷惑でしょ!」
男「あ、ごめん……。そうだ、女は?
俺と一緒に運ばれて来た子がいたろ?」
母「ああ…女さんね。女さんは二階上の病室にい…」
ダッダッダッダッ……
母「こ、こら男!アンタ病み上がりなのよ!?」
妹「まぁいいじゃん。あんな嬉しそうな兄ちゃんの顔初めて見たよ…」
母「…はぁ。…まぁ、そうね…私も久々にみたな……」
病院
「………」
「………」
「…ん…」
男「…ん…んん?」
妹「! 兄ちゃん!」
男「…妹?」
妹「お母さん!兄ちゃん起きたよ!!」
男「……ここは…?」
母「男!…おはよう」
男「お?おは……ん?……あれ?」
母「ここは病院よ。アンタ、三日間寝てたのよ。お医者様の話しだと疲労困憊に極度の寝不足ですって…。そんなに疲れてたのなんて気がつかなかった……。
ごめんなさいね…」
男「…い、いや……そんな事はどうでもいいんだけど……え?」
妹「? どうしたの?」
男「…いや……見えてるんだよ……」
妹「?」
母「??」
男「見えてるんだよ!周りが!妹の顔も!母さんの顔も!みーんな!」
妹「だ、だから…?」
男「わかんないのかよ、見えてるんだって!!」
母「男!静かにしなさい!他の患者さんに迷惑でしょ!」
男「あ、ごめん……。そうだ、女は?
俺と一緒に運ばれて来た子がいたろ?」
母「ああ…女さんね。女さんは二階上の病室にい…」
ダッダッダッダッ……
母「こ、こら男!アンタ病み上がりなのよ!?」
妹「まぁいいじゃん。あんな嬉しそうな兄ちゃんの顔初めて見たよ…」
母「…はぁ。…まぁ、そうね…私も久々にみたな……」
男「(なんでまた見えるようになったんだ…?まさか一周したのか…?て事はまた始めからやりなおし……??)」
4階 403号室(女の病室)
ガラ…
男「(女…どこにいる…?)」
キョロキョロ…
婆さん「? アンタ何かようかい?」
男「あ、あの女って子この病室にいませんか?」
婆さん「あぁ、女ちゃんね。さっき看護婦さんに連れられて屋上に行ったよ」
男「屋上ですか、わかりました。ありがとうございます」
タッタッタ…
4階 403号室(女の病室)
ガラ…
男「(女…どこにいる…?)」
キョロキョロ…
婆さん「? アンタ何かようかい?」
男「あ、あの女って子この病室にいませんか?」
婆さん「あぁ、女ちゃんね。さっき看護婦さんに連れられて屋上に行ったよ」
男「屋上ですか、わかりました。ありがとうございます」
タッタッタ…
屋上
看護婦「今日もいい天気ね~」
女「…そうですね。なんか、こういう清々しい気分って久しぶりです」
看護婦「若いのに何言ってるの…ww」
女「ホントに久しぶりなんです。こんな気分…。前までは息が詰まるくらい苦しかったのに……」
男「女!(? 車椅子…?)」
女「! 男!目が覚めたの?」
看護婦「お友達?」
女「はい、クラスメイトなんです」
看護婦「そうなの。じゃあ私は退散した方が良さそうね…」
女「あ、すみません……」
タッタッタ…
男「…車椅子って…大丈夫なのかよ?」
女「うん、大袈裟に見えるけど全然平気。ただの掠り傷だったから」
男「そうか…。」
女「男も見えるようになったんだね?」
男「ああ、お前も治ったんだな…。よかった……!」
看護婦「今日もいい天気ね~」
女「…そうですね。なんか、こういう清々しい気分って久しぶりです」
看護婦「若いのに何言ってるの…ww」
女「ホントに久しぶりなんです。こんな気分…。前までは息が詰まるくらい苦しかったのに……」
男「女!(? 車椅子…?)」
女「! 男!目が覚めたの?」
看護婦「お友達?」
女「はい、クラスメイトなんです」
看護婦「そうなの。じゃあ私は退散した方が良さそうね…」
女「あ、すみません……」
タッタッタ…
男「…車椅子って…大丈夫なのかよ?」
女「うん、大袈裟に見えるけど全然平気。ただの掠り傷だったから」
男「そうか…。」
女「男も見えるようになったんだね?」
男「ああ、お前も治ったんだな…。よかった……!」
女「ふふ…、治ったってのはちょっと違うかも」
男「? どういう事だ?」
女「…頭の中でレベル2って念じてみな…」
男「レベル2…?(…レベル2…!!)」
女「…。」
男「!? パンツ…」
バチィッン!
男「ぶへっ」
女「…男のぶたれ顔も久しぶりに見たな…ww」
男「これはどういう事なんだ?」
女「偶然なのか、これが最終進化なのかわかんないけど、アタシ達自由なレベルで透視が出来るようになったのよ」
男「えぇ?マジで?(レベル…0…)
…おぉ、戻った!すげぇ!」
女「これでもうこの能力に悩まされる事はない…。後はアタシ達がどう使うかよ…」
男「はぁ~…いや、すげぇなコレ…」
女「今思えばアタシ達はこの能力に試されてたのかもね。」
男「うん?」
女「使いようによってはいい事にも悪い事にも使えるでしょ?」
男「うん…」
女「男が言ってた能力の代償ってのは、この能力を身につけた時から始まってたのよ。アタシ達自身に便利さや恐ろしさを教えて、この能力と一生付き合っていけるのかとか、その恐ろしさに耐え切れるのかどうかを…」
男「? どういう事だ?」
女「…頭の中でレベル2って念じてみな…」
男「レベル2…?(…レベル2…!!)」
女「…。」
男「!? パンツ…」
バチィッン!
男「ぶへっ」
女「…男のぶたれ顔も久しぶりに見たな…ww」
男「これはどういう事なんだ?」
女「偶然なのか、これが最終進化なのかわかんないけど、アタシ達自由なレベルで透視が出来るようになったのよ」
男「えぇ?マジで?(レベル…0…)
…おぉ、戻った!すげぇ!」
女「これでもうこの能力に悩まされる事はない…。後はアタシ達がどう使うかよ…」
男「はぁ~…いや、すげぇなコレ…」
女「今思えばアタシ達はこの能力に試されてたのかもね。」
男「うん?」
女「使いようによってはいい事にも悪い事にも使えるでしょ?」
男「うん…」
女「男が言ってた能力の代償ってのは、この能力を身につけた時から始まってたのよ。アタシ達自身に便利さや恐ろしさを教えて、この能力と一生付き合っていけるのかとか、その恐ろしさに耐え切れるのかどうかを…」
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