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>555
つ未来安価
つ未来安価
姉「そういえば私アンタの声1回も聞いたことない」
妹 ふんふん
母「そういえばお母さんも聞いたことないわ、産声もあげなかったからね妹は」
姉「喋れないわけじゃないわよね?」
妹 こくこく
母「じゃあなぜ喋らないのよ?」
妹 つんつん(喉を指差す
姉「はぁ?初めての時に出す声をお兄ちゃんに聞いてもらいたいから?」
母「声までお兄ちゃんに先行予約してるなんて…」
妹 こくこく
男「あー、えーっと、妹‥先に言っておくが俺が実の妹をってのは断じてないからな?」
妹 シュン…
姉「え?じゃあお姉ちゃんにはあるの?」
母「おっお母さんには?」
男「アンタたちにもねぇよっ!」
母&姉 シュン…
妹 ふんふん
母「そういえばお母さんも聞いたことないわ、産声もあげなかったからね妹は」
姉「喋れないわけじゃないわよね?」
妹 こくこく
母「じゃあなぜ喋らないのよ?」
妹 つんつん(喉を指差す
姉「はぁ?初めての時に出す声をお兄ちゃんに聞いてもらいたいから?」
母「声までお兄ちゃんに先行予約してるなんて…」
妹 こくこく
男「あー、えーっと、妹‥先に言っておくが俺が実の妹をってのは断じてないからな?」
妹 シュン…
姉「え?じゃあお姉ちゃんにはあるの?」
母「おっお母さんには?」
男「アンタたちにもねぇよっ!」
母&姉 シュン…
>>561
これはいいwww
これはいいwww
「母さん…俺の実の母さん。元気でやっていますか?」
息子が妻の墓の前で手を合わせている。私はその後ろでジッと見守る。
妻が死んでもう何年になるだろうか。
「風邪など引いていませんか?母さんは昔から身体が弱かったからね」
いや息子よ?妻はもう死んでいるんだぞ?
…まあ、実にお前らしい台詞ではある。
どうだ妻よ。お前の息子はこんなにも優しく、かつ少し抜けて育った。
私達の自慢の息子だ、なあ?そうだろう?
「終わったよ親父。帰ろうか」
息子が立ち上がり、膝の埃を払いながらこちらに振り返った。
「おいおい息子よ。まだ父さんの挨拶が終わっていないぞ」
「あれ?そうだったっけ?」
コイツ…絶対わざとに違いない。だってニヤニヤしてるもん。
「じゃあ。はい、どうぞ親父。ちゃっちゃと済ませてくれよ」
息子に恨みがましそうな視線を送る。ええい、そのニヤケ顔をやめろ。
「親父は母さんに何を言うつもりかね?謹んで御拝聴させて頂きましょう」
ブツブツ言いながらも私は跪いた。両手を合わせ、静かに目を閉じる。
「久しぶりだな、妻よ。…これからは、お前と私との対話だ」
「……?」
「だから、誰も聞いていない。…少し、昔話でもしようか」
息子が私の後ろで、思わず息を呑む気配を確かに感じた。
息子が妻の墓の前で手を合わせている。私はその後ろでジッと見守る。
妻が死んでもう何年になるだろうか。
「風邪など引いていませんか?母さんは昔から身体が弱かったからね」
いや息子よ?妻はもう死んでいるんだぞ?
…まあ、実にお前らしい台詞ではある。
どうだ妻よ。お前の息子はこんなにも優しく、かつ少し抜けて育った。
私達の自慢の息子だ、なあ?そうだろう?
「終わったよ親父。帰ろうか」
息子が立ち上がり、膝の埃を払いながらこちらに振り返った。
「おいおい息子よ。まだ父さんの挨拶が終わっていないぞ」
「あれ?そうだったっけ?」
コイツ…絶対わざとに違いない。だってニヤニヤしてるもん。
「じゃあ。はい、どうぞ親父。ちゃっちゃと済ませてくれよ」
息子に恨みがましそうな視線を送る。ええい、そのニヤケ顔をやめろ。
「親父は母さんに何を言うつもりかね?謹んで御拝聴させて頂きましょう」
ブツブツ言いながらも私は跪いた。両手を合わせ、静かに目を閉じる。
「久しぶりだな、妻よ。…これからは、お前と私との対話だ」
「……?」
「だから、誰も聞いていない。…少し、昔話でもしようか」
息子が私の後ろで、思わず息を呑む気配を確かに感じた。
>>568の続き
「…は?申し訳ありません、部長。もう一度仰って頂けませんか?」
「だから、見合いをしないかと言っとるんだよ。再婚だ、再婚」
ファックユー……ぶち殺すぞ!……ゴミめら!!
この禿親父は何を言ってるんだ。て言うか近いんだよ、顔が。
「君が前の奥さんを忘れられない気持ちはよく分かる」
ええい、お前の加齢臭がうつるだろうが!散れ、散れ!
ただでさえ最近、生え際と体臭が気になりだしたと言うのに。
「しかしもうそろそろ新しいトキメキ☆を見つけても良い頃合ではないかね?」
トキメキ☆とかお前は何処のスイーツ(笑)だ、こら。
「相手は私が紹介しよう。どうだね、一度会ってみるだけでも」
「はあ…」
やべっ、私にも日本人特有の事なかれ主義が染み付いてしまっているようだ。
はあ…とか言っちゃってwwwキッパリ断れよwwww
これはあれだな。連日の会社勤めの心労から精神が毒されてしまったのだな。
あー、昔のようなニート生活に戻りたい。そしてVIPで草生やしたい。
「では○月×日の午前10時に執り行う事にしよう。場所は…」
あれ?私が過日の栄光に思いを馳せている間に何かどんどん話進んでね?
…部長はすっかり乗り気だ。こうなってしまうと今更断る事も出来ない。
現実味の沸かないまま話を上の空で聞きながら、
私は今晩久しぶりにVIPで立てるスレのタイトルを考えていた。
『【バツイチ男】上司に見合いしろって言われたんだが【子持ち】』
…よし、これにしよう。
「…は?申し訳ありません、部長。もう一度仰って頂けませんか?」
「だから、見合いをしないかと言っとるんだよ。再婚だ、再婚」
ファックユー……ぶち殺すぞ!……ゴミめら!!
この禿親父は何を言ってるんだ。て言うか近いんだよ、顔が。
「君が前の奥さんを忘れられない気持ちはよく分かる」
ええい、お前の加齢臭がうつるだろうが!散れ、散れ!
ただでさえ最近、生え際と体臭が気になりだしたと言うのに。
「しかしもうそろそろ新しいトキメキ☆を見つけても良い頃合ではないかね?」
トキメキ☆とかお前は何処のスイーツ(笑)だ、こら。
「相手は私が紹介しよう。どうだね、一度会ってみるだけでも」
「はあ…」
やべっ、私にも日本人特有の事なかれ主義が染み付いてしまっているようだ。
はあ…とか言っちゃってwwwキッパリ断れよwwww
これはあれだな。連日の会社勤めの心労から精神が毒されてしまったのだな。
あー、昔のようなニート生活に戻りたい。そしてVIPで草生やしたい。
「では○月×日の午前10時に執り行う事にしよう。場所は…」
あれ?私が過日の栄光に思いを馳せている間に何かどんどん話進んでね?
…部長はすっかり乗り気だ。こうなってしまうと今更断る事も出来ない。
現実味の沸かないまま話を上の空で聞きながら、
私は今晩久しぶりにVIPで立てるスレのタイトルを考えていた。
『【バツイチ男】上司に見合いしろって言われたんだが【子持ち】』
…よし、これにしよう。
>>569の続き
私はテンションが上がった。
と言うのも、見合いの相手がえらい別嬪さんだったのである。
あの禿親父の事だから、どんな酷い相手を連れてくるかと危惧していたのに。
そして相当若い。しかも童顔。うはwwwおっきしてきたwwww
断っておくが私はロリコンではない。
そりゃあ若い頃はどう見ても小学生に見える自称18歳キャラのエロゲとか、
ZIPスレで落とした炉利系エロ漫画とかがHDDを圧迫していたものだが。
…今も圧迫してたっけ?
しかし私は三次には興味が無い!あるのは虹への飽くなき探究心だけ!
だったはずなのだが。
柔和な笑顔で座っているこの女性に私は心奪われている。
スレにうpする為の写メも、安価指令も、私の頭から完全に飛んでいた。
余談だが私の立てた「バツイチ男スレ」はめでたくパー即に移転している。
「い・いやー…今日は大変お日柄も良く…」
何という定型文句。これは間違いなく掴みに失敗した。
高級料亭の一室に、今居るのは私とこの人の二人だけ。
部長は「じゃあ後は若いお二人に任せて…」ってどっか行っちゃうし。
くそう、間が持たない!スレの皆、オラに元気を分けてくれ!
「そういう訳でですね、昨今のダウンロード違法化の動きに私個人としては…」
「…あなたって、とても面白い方ですね」
あわあわとしょーもない話を連発していると、彼女がおかしそうに笑った。
え?今の笑うトコ?
超真面目な話でインテリっぷりをアピールしていたんですけど。
「実を言うと、今日の事は乗り気じゃなかったんです。あなたもそうでしょう?」
反論出来なかった。確かにその通りだ。禿同ってヤツだ。
「でも…少しだけ、あなたに興味が沸きました」
…そしてそれも、禿同だ。
私はテンションが上がった。
と言うのも、見合いの相手がえらい別嬪さんだったのである。
あの禿親父の事だから、どんな酷い相手を連れてくるかと危惧していたのに。
そして相当若い。しかも童顔。うはwwwおっきしてきたwwww
断っておくが私はロリコンではない。
そりゃあ若い頃はどう見ても小学生に見える自称18歳キャラのエロゲとか、
ZIPスレで落とした炉利系エロ漫画とかがHDDを圧迫していたものだが。
…今も圧迫してたっけ?
しかし私は三次には興味が無い!あるのは虹への飽くなき探究心だけ!
だったはずなのだが。
柔和な笑顔で座っているこの女性に私は心奪われている。
スレにうpする為の写メも、安価指令も、私の頭から完全に飛んでいた。
余談だが私の立てた「バツイチ男スレ」はめでたくパー即に移転している。
「い・いやー…今日は大変お日柄も良く…」
何という定型文句。これは間違いなく掴みに失敗した。
高級料亭の一室に、今居るのは私とこの人の二人だけ。
部長は「じゃあ後は若いお二人に任せて…」ってどっか行っちゃうし。
くそう、間が持たない!スレの皆、オラに元気を分けてくれ!
「そういう訳でですね、昨今のダウンロード違法化の動きに私個人としては…」
「…あなたって、とても面白い方ですね」
あわあわとしょーもない話を連発していると、彼女がおかしそうに笑った。
え?今の笑うトコ?
超真面目な話でインテリっぷりをアピールしていたんですけど。
「実を言うと、今日の事は乗り気じゃなかったんです。あなたもそうでしょう?」
反論出来なかった。確かにその通りだ。禿同ってヤツだ。
「でも…少しだけ、あなたに興味が沸きました」
…そしてそれも、禿同だ。
>>571の続き
それから暫く、彼女と食事をご一緒させてもらう機会などが続き、
私は会う度に彼女の意外な一面を見つけてはさらに惹かれていった。
新鮮で、爽やかな気分だった。
新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーだった。
「親父、キャッチボールしよーぜ」
そんな折、日曜にTVで将棋番組を見ている最中、
唐突に息子がそう言って来た。私は吹いた。
「おま…父さんは、スポーツは観戦専門だといつも言ってるだろう」
「いいじゃねーか。そのビールっ腹、少しはなだらかにしよーぜ」
失礼な事を言う奴だな。父さんは断じてピザではない。
この腹は人よりちょっと脂肪分豊富なだけだ。
「大体お前、今までキャッチボールなんてした事ないだろう」
どちらかと言えば野球よりサッカー好きの癖に。
いつも一人でリフティングしてるだろうが。…物寂しそうに、な。
「んー…父子の対話には、やっぱキャッチボールかなって」
「…まぁよかろう」
何か言いたい事があるようだな。コイツもなかなか口下手な所がある。
それから暫く、彼女と食事をご一緒させてもらう機会などが続き、
私は会う度に彼女の意外な一面を見つけてはさらに惹かれていった。
新鮮で、爽やかな気分だった。
新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーだった。
「親父、キャッチボールしよーぜ」
そんな折、日曜にTVで将棋番組を見ている最中、
唐突に息子がそう言って来た。私は吹いた。
「おま…父さんは、スポーツは観戦専門だといつも言ってるだろう」
「いいじゃねーか。そのビールっ腹、少しはなだらかにしよーぜ」
失礼な事を言う奴だな。父さんは断じてピザではない。
この腹は人よりちょっと脂肪分豊富なだけだ。
「大体お前、今までキャッチボールなんてした事ないだろう」
どちらかと言えば野球よりサッカー好きの癖に。
いつも一人でリフティングしてるだろうが。…物寂しそうに、な。
「んー…父子の対話には、やっぱキャッチボールかなって」
「…まぁよかろう」
何か言いたい事があるようだな。コイツもなかなか口下手な所がある。
>>572の続き
「へったくそだなー」
外に出てボールを投げあうが、いかんせん私の身体は鈍重だ。
「だから父さんはスポーツは苦手だと言っただろうが」
何せ学生の頃から典型的なインドア派オタクだったからな!
「…親父、再婚すんの?」
「ぶはぁッ!!!」
息子の直球攻撃(ボールではなく、言葉のだ)!こうかはばつぐんだ!
「あーあ、何処投げてんだよ」
大暴投した球を拾いに行く息子。…お前、いつから知っていたんだ?
「親父の好きにしろよ」
ボールを投げ返してくる。スパン、と小気味良い音を立ててミットに収まった。
「いや、父さんはな…」
「だから何処投げてんだって!」
また暴投してしまった。仕方ないだろう、動揺しとるんだから。
最近あまり喋らないと思ったらいきなりコレだ。ほんとコイツは分からん。
「母さんの事は、気にしても仕方ねー事だぜ」
また言葉と一緒に飛んできたボール。今度は、上手く掴む事が出来なかった。
私は自室の棚の上に置いてあるフォトフレームに手をかけた。
私と、息子と、そして妻が写っている。
その写真をそっと抜き取ると、下から小さく折りたたまれた紙片が出てくる。
私はそれを開いた。そしてそこに書かれた二行の文章をジッと見つめる。
『僕は君を妻として生涯"先行予約"します』
『私はあなたを夫として生涯"先行予約"します』
「へったくそだなー」
外に出てボールを投げあうが、いかんせん私の身体は鈍重だ。
「だから父さんはスポーツは苦手だと言っただろうが」
何せ学生の頃から典型的なインドア派オタクだったからな!
「…親父、再婚すんの?」
「ぶはぁッ!!!」
息子の直球攻撃(ボールではなく、言葉のだ)!こうかはばつぐんだ!
「あーあ、何処投げてんだよ」
大暴投した球を拾いに行く息子。…お前、いつから知っていたんだ?
「親父の好きにしろよ」
ボールを投げ返してくる。スパン、と小気味良い音を立ててミットに収まった。
「いや、父さんはな…」
「だから何処投げてんだって!」
また暴投してしまった。仕方ないだろう、動揺しとるんだから。
最近あまり喋らないと思ったらいきなりコレだ。ほんとコイツは分からん。
「母さんの事は、気にしても仕方ねー事だぜ」
また言葉と一緒に飛んできたボール。今度は、上手く掴む事が出来なかった。
私は自室の棚の上に置いてあるフォトフレームに手をかけた。
私と、息子と、そして妻が写っている。
その写真をそっと抜き取ると、下から小さく折りたたまれた紙片が出てくる。
私はそれを開いた。そしてそこに書かれた二行の文章をジッと見つめる。
『僕は君を妻として生涯"先行予約"します』
『私はあなたを夫として生涯"先行予約"します』
>>573の続き
迷っていた。
私は確かに彼女が好きだ。それは間違いない。
しかし一方で怖くもあった。
このまま愛情が深まり、一線を越えてしまう事に。
それは、許されざる背信行為ではないのか?妻は私を裏切り者と罵るだろう。
「ウイ~っ、帰ったぞ~い」
ぐでんぐでんに酔っ払いながら家の扉を開ける。
当然、返答は無い。息子はもう寝てしまっているだろう。
私は手に持っていた鮨詰めを冷蔵庫に入れた。これぞ酔っ払いの王道土産。
「…うっぷ。気持ちわる。今日はもう寝るか。風呂は明日朝イチにしよう」
自室に戻り、布団を敷こうとしてふらついた。やばいやばい。
「あっ!…つっ」
そのまま勢い余って尻餅をつき、頭上から物がバラバラ落ちて来る。
どうやら棚にぶつかってしまったらしいな。
最近飲み過ぎだ。惑う気持ちを酒でうやむやにするとは、私も弱いな。
気を取り直して片付けようとすると、例のフォトフレームも落ちていた。
ガラス部分が割れている。しまった、明日買ってこなければ。
「…おや?」
そこで違和感に気付く。私は恐る恐る写真を抜き取った。
「…馬鹿な…どういう事だ…」
折りたたまれた紙片が無い。
私と妻の、お互いを予約した大切な誓約書が。
迷っていた。
私は確かに彼女が好きだ。それは間違いない。
しかし一方で怖くもあった。
このまま愛情が深まり、一線を越えてしまう事に。
それは、許されざる背信行為ではないのか?妻は私を裏切り者と罵るだろう。
「ウイ~っ、帰ったぞ~い」
ぐでんぐでんに酔っ払いながら家の扉を開ける。
当然、返答は無い。息子はもう寝てしまっているだろう。
私は手に持っていた鮨詰めを冷蔵庫に入れた。これぞ酔っ払いの王道土産。
「…うっぷ。気持ちわる。今日はもう寝るか。風呂は明日朝イチにしよう」
自室に戻り、布団を敷こうとしてふらついた。やばいやばい。
「あっ!…つっ」
そのまま勢い余って尻餅をつき、頭上から物がバラバラ落ちて来る。
どうやら棚にぶつかってしまったらしいな。
最近飲み過ぎだ。惑う気持ちを酒でうやむやにするとは、私も弱いな。
気を取り直して片付けようとすると、例のフォトフレームも落ちていた。
ガラス部分が割れている。しまった、明日買ってこなければ。
「…おや?」
そこで違和感に気付く。私は恐る恐る写真を抜き取った。
「…馬鹿な…どういう事だ…」
折りたたまれた紙片が無い。
私と妻の、お互いを予約した大切な誓約書が。
>>575の続き
「大丈夫ですか?何だか元気が無いですけれど」
横に座っている、あのお見合い相手の彼女が、心配そうに声をかけてくる。
今居るのはちょっとお洒落なバーだ。ちなみにスレ住民に紹介してもらった。
だって私は普段こんな場所来ねーもん!居酒屋しか行かねーもん!
「いやいや、ちょっと飲み過ぎただけですよ。何て事はない」
「…今さっきここに入ってきたばかりなんですけど」
ガッデム!そうでした!
「いやその…ハハ、まぁ、ね?うん、ハハハ…」
笑って誤魔化す。多分誤魔化せてないだろう。
大丈夫かだと?そんな訳はない。
あの夜、誓約書を無くした夜。私は必死で探した。
でも見つからなかった。今も見つかっていない。
息子も知らないと言う。当然だ、存在自体知らなかったはず。
無くすはずが無い。あんな大事な物を。なのに何故…。
「今日は本当におかしいですね。もう帰った方がよろしいのでは…」
「ハハハ…ハ…そうします…申し訳ありません…」
彼女が心底心配する様が辛い。あなたに問題は無いのに。
「大丈夫ですか?何だか元気が無いですけれど」
横に座っている、あのお見合い相手の彼女が、心配そうに声をかけてくる。
今居るのはちょっとお洒落なバーだ。ちなみにスレ住民に紹介してもらった。
だって私は普段こんな場所来ねーもん!居酒屋しか行かねーもん!
「いやいや、ちょっと飲み過ぎただけですよ。何て事はない」
「…今さっきここに入ってきたばかりなんですけど」
ガッデム!そうでした!
「いやその…ハハ、まぁ、ね?うん、ハハハ…」
笑って誤魔化す。多分誤魔化せてないだろう。
大丈夫かだと?そんな訳はない。
あの夜、誓約書を無くした夜。私は必死で探した。
でも見つからなかった。今も見つかっていない。
息子も知らないと言う。当然だ、存在自体知らなかったはず。
無くすはずが無い。あんな大事な物を。なのに何故…。
「今日は本当におかしいですね。もう帰った方がよろしいのでは…」
「ハハハ…ハ…そうします…申し訳ありません…」
彼女が心底心配する様が辛い。あなたに問題は無いのに。
>>576の続き
「ただーいまー…」
返事の返ってこない真っ暗な部屋に私の呟きが嫌に響く。
こういう時の暗闇とは何と不気味な事だろう。私は急いで電気をつけた。
「…ん?これは?」
明るさを取り戻した部屋で、私は奇妙な物を見つけた。
テーブルの上に置かれた封筒だ。宛先は私。差出人は…書いてない。
何だ何だ?架空請求か?
それとも今頃になって数年前のダイヤルQ2の請求書が?
無造作に開いて中を覗き込む。2枚の便箋。
「……!?」
取り出してみて、私は我が目を疑った。
『私は、あなたとの"生涯先行予約"を、キャンセルします』
なん、だ?これは??…どういう事だ???
その文字は、紛う方無き妻の筆跡。馬鹿な、もう死んでいる人間だぞ。
私は急いで2枚目に目を通してみた。こちらも簡潔な一文のみ。
『生涯先行予約契約用紙』
便箋の上部にそう書かれているだけで、後は白紙。
これは…妻よ、お前のメッセージなのか?信じられないが、そうなのか?
私が、ずっと抜け出せないでいる暗闇に差し伸べられた、お前の手なのか?
「ただーいまー…」
返事の返ってこない真っ暗な部屋に私の呟きが嫌に響く。
こういう時の暗闇とは何と不気味な事だろう。私は急いで電気をつけた。
「…ん?これは?」
明るさを取り戻した部屋で、私は奇妙な物を見つけた。
テーブルの上に置かれた封筒だ。宛先は私。差出人は…書いてない。
何だ何だ?架空請求か?
それとも今頃になって数年前のダイヤルQ2の請求書が?
無造作に開いて中を覗き込む。2枚の便箋。
「……!?」
取り出してみて、私は我が目を疑った。
『私は、あなたとの"生涯先行予約"を、キャンセルします』
なん、だ?これは??…どういう事だ???
その文字は、紛う方無き妻の筆跡。馬鹿な、もう死んでいる人間だぞ。
私は急いで2枚目に目を通してみた。こちらも簡潔な一文のみ。
『生涯先行予約契約用紙』
便箋の上部にそう書かれているだけで、後は白紙。
これは…妻よ、お前のメッセージなのか?信じられないが、そうなのか?
私が、ずっと抜け出せないでいる暗闇に差し伸べられた、お前の手なのか?
>>577の続き
「次はぁ~ニュー即駅ぃ~ニュー即駅ぃ~お降りの方はお忘れ物の…」
電車に揺られる。窓の外で、穏やかな冬晴れの景色が通り過ぎていく。
息子は、朝早くからの墓参りの疲れからか、私の横で目を閉じている。
本当に眠っているのか、それとも狸寝入りか?
私の妻への"挨拶"が終わってからここまで、私達は一言も会話していない。
あの話をコイツが聞いて、何を思ったのかそれは分からない。
ありえない話だと笑い飛ばしただろうか。私が嘘をついていると。
それで構わない。私自身、未だにあれは夢だったのではないかと思うから。
だが、あの時貰った『生涯先行予約契約用紙』は確かにまだ存在している。
私と、今の母さんの名前が書かれて。
…いつか、息子や娘達に見たいとせがまれれば見せてやるかな。
「ふう…」
ここに来てドッと疲れが押し寄せ、私は静かに目を閉じた。
瞼の裏に、不思議な光を見た。
人の形だと分かるのに、少し時間が掛かった。
「(お前なのか…?妻よ…)」
そう、それは死んだ妻によく似ていた。
「(私を恨んでいるか?)」
ゆっくりと彼女が首を振った気がした。気のせいだろうか。
いや、気のせいじゃないだろう。
彼女の口元が動き、声は発さずとも確かにこう言っているのが聞こえたから。
『あなたとあなたの家族の、これからの幸せは永遠』
『何故なら、私がそれを神様に"先行予約"したんですもの』
おわり
「次はぁ~ニュー即駅ぃ~ニュー即駅ぃ~お降りの方はお忘れ物の…」
電車に揺られる。窓の外で、穏やかな冬晴れの景色が通り過ぎていく。
息子は、朝早くからの墓参りの疲れからか、私の横で目を閉じている。
本当に眠っているのか、それとも狸寝入りか?
私の妻への"挨拶"が終わってからここまで、私達は一言も会話していない。
あの話をコイツが聞いて、何を思ったのかそれは分からない。
ありえない話だと笑い飛ばしただろうか。私が嘘をついていると。
それで構わない。私自身、未だにあれは夢だったのではないかと思うから。
だが、あの時貰った『生涯先行予約契約用紙』は確かにまだ存在している。
私と、今の母さんの名前が書かれて。
…いつか、息子や娘達に見たいとせがまれれば見せてやるかな。
「ふう…」
ここに来てドッと疲れが押し寄せ、私は静かに目を閉じた。
瞼の裏に、不思議な光を見た。
人の形だと分かるのに、少し時間が掛かった。
「(お前なのか…?妻よ…)」
そう、それは死んだ妻によく似ていた。
「(私を恨んでいるか?)」
ゆっくりと彼女が首を振った気がした。気のせいだろうか。
いや、気のせいじゃないだろう。
彼女の口元が動き、声は発さずとも確かにこう言っているのが聞こえたから。
『あなたとあなたの家族の、これからの幸せは永遠』
『何故なら、私がそれを神様に"先行予約"したんですもの』
おわり
超乙!
新ジャンルスレで初めて泣いた…
本当におもしろかったよ
新ジャンルスレで初めて泣いた…
本当におもしろかったよ
妹 むぎゅー
男「……」
姉「ちょっと」
妹 ちら
姉「私が先に予約してたんだから離れなさいよ!」
妹 むぎゅー
姉「はーなーれーるーのー」グイグイ
妹 ふるふるむぎゅー
男「……」
姉「なんで抱きついてくるの!?」
妹 むぎゅー 「……すき」
姉「あ、う……え?」
妹 むぎゅー 「おねぇちゃん」
姉「い、いやー参ったね!ねえ男ちゃん!?」
男「いや、俺が一番この状況に困惑してるわけで…」
妹 むぎゅー 「男」
男「はい?」
妹 むぎゅー 「手、出したら……転がす」
男「は、はい!(転がすってナンダー!?)」ガクブル
姉「そろそろ離れていいんじゃないかな?」
妹 ふるふるむぎゅー
姉「ダメなのね」
妹 グリグリグリグリ
姉「わっ! わひゃひゃ、やめ、やめなさい!あっ! ちょっと!ダメ!んんっ!」
妹 グリグリグリグリ……
姉「くすぐった、あんっ! んあっ!!」
男「……なんぞこれ」
ほらな、みんな姉スキーだから妹にも感染しただろ?
男「……」
姉「ちょっと」
妹 ちら
姉「私が先に予約してたんだから離れなさいよ!」
妹 むぎゅー
姉「はーなーれーるーのー」グイグイ
妹 ふるふるむぎゅー
男「……」
姉「なんで抱きついてくるの!?」
妹 むぎゅー 「……すき」
姉「あ、う……え?」
妹 むぎゅー 「おねぇちゃん」
姉「い、いやー参ったね!ねえ男ちゃん!?」
男「いや、俺が一番この状況に困惑してるわけで…」
妹 むぎゅー 「男」
男「はい?」
妹 むぎゅー 「手、出したら……転がす」
男「は、はい!(転がすってナンダー!?)」ガクブル
姉「そろそろ離れていいんじゃないかな?」
妹 ふるふるむぎゅー
姉「ダメなのね」
妹 グリグリグリグリ
姉「わっ! わひゃひゃ、やめ、やめなさい!あっ! ちょっと!ダメ!んんっ!」
妹 グリグリグリグリ……
姉「くすぐった、あんっ! んあっ!!」
男「……なんぞこれ」
ほらな、みんな姉スキーだから妹にも感染しただろ?
バタン!
母「男ちゃん!!!」
男「うわビックリした!いきなり入ってくるなよ…」
姉「だからー、『男君と一緒にお風呂入る先行予約』は私が…」
妹 ぶんぶんぶん!
男「ちょっと黙りなさいそこ。何か用?母さん」
母「お・お母さんはあなたをそんな不良に育てた覚えはありません!」
男「はあ?」
姉「なになに?どうしたの?」
母「夕飯の支度をしようとして冷蔵庫を開けたらこれが…」
つビール←『先行予約 男』
姉「何これ。男、あなた未成年なのにお酒飲むの?非行に走った?」
妹 ふるふる…じわっ…
男「んな訳ないだろ!こら妹!そんな深刻そうな顔するな!」
母「でもちゃんと予約してあって…」
父「父さんが説明しよう」
男「親父!いつ帰ってきたんだよ」
父「今さっきだ。ところでその予約は父さんがしたものだ」
母「どういう事なの?」
父「男が成人を迎えた暁には父さん、二人で酒を酌み交わしたくてな…」
男「え…」
父「きっと美味い酒が飲めるだろう。これはその時までの『予約』だ」
男「…親父…」
姉「でも男が成人するまでこのビールはもたないでしょ」
父「ハッ!」
男「…親父…」
母「男ちゃん!!!」
男「うわビックリした!いきなり入ってくるなよ…」
姉「だからー、『男君と一緒にお風呂入る先行予約』は私が…」
妹 ぶんぶんぶん!
男「ちょっと黙りなさいそこ。何か用?母さん」
母「お・お母さんはあなたをそんな不良に育てた覚えはありません!」
男「はあ?」
姉「なになに?どうしたの?」
母「夕飯の支度をしようとして冷蔵庫を開けたらこれが…」
つビール←『先行予約 男』
姉「何これ。男、あなた未成年なのにお酒飲むの?非行に走った?」
妹 ふるふる…じわっ…
男「んな訳ないだろ!こら妹!そんな深刻そうな顔するな!」
母「でもちゃんと予約してあって…」
父「父さんが説明しよう」
男「親父!いつ帰ってきたんだよ」
父「今さっきだ。ところでその予約は父さんがしたものだ」
母「どういう事なの?」
父「男が成人を迎えた暁には父さん、二人で酒を酌み交わしたくてな…」
男「え…」
父「きっと美味い酒が飲めるだろう。これはその時までの『予約』だ」
男「…親父…」
姉「でも男が成人するまでこのビールはもたないでしょ」
父「ハッ!」
男「…親父…」
男「やばいやばいやばい」
姉「どうしたのよ?」
男「おお姉さん!助けてくれ!明日から試験なのにちっとも勉強してない!」
姉「ニヤニヤ」
男「こらー!そこで哀れみの目で見るな!」
姉「んー、助けてあげても良いけど」
男「…タダでは助けてやれないと?」
姉「察しの良い子ってお姉ちゃん好きよ」
男「分かったよ。今週末の予定を『先行販売』してやる」
姉「交渉成立!じゃあ対策を立てましょうか」
男「勉強教えてくれんのか?」
姉「今から一夜漬けしても付け焼刃でしょ。それよりこれよ!」
つ『先行予約』シール
男「…これでどう解決しろと?」
姉「これで男の試験を高得点にしてもらうよう『先行予約』するのよ」
男「な・成る程、つまりは裏口!さすが姉さん、あくどいぜ!」
姉「一言余計だっつーの」
男「とにかく助かったぜ!これで試験はバッチリ!フゥハハハーハァー」
教師「この予約券は無効」ビリビリ
男「あれれー?」
友「そりゃそうだろJK…」
姉「どうしたのよ?」
男「おお姉さん!助けてくれ!明日から試験なのにちっとも勉強してない!」
姉「ニヤニヤ」
男「こらー!そこで哀れみの目で見るな!」
姉「んー、助けてあげても良いけど」
男「…タダでは助けてやれないと?」
姉「察しの良い子ってお姉ちゃん好きよ」
男「分かったよ。今週末の予定を『先行販売』してやる」
姉「交渉成立!じゃあ対策を立てましょうか」
男「勉強教えてくれんのか?」
姉「今から一夜漬けしても付け焼刃でしょ。それよりこれよ!」
つ『先行予約』シール
男「…これでどう解決しろと?」
姉「これで男の試験を高得点にしてもらうよう『先行予約』するのよ」
男「な・成る程、つまりは裏口!さすが姉さん、あくどいぜ!」
姉「一言余計だっつーの」
男「とにかく助かったぜ!これで試験はバッチリ!フゥハハハーハァー」
教師「この予約券は無効」ビリビリ
男「あれれー?」
友「そりゃそうだろJK…」
男「はぁはぁ…で、出る! うっ!?」
ティッシュ【先行予約 姉】
男「しまった! 息子とのコミュニケーションに夢中で、
ティッシュを姉に予約されていたことに気づかなかった!
このままでは部屋中にぶちまけてしまう・・・っ!」
姉「やっほー。弟のピンチに、姉さんが駆けつけてあげたわよ♪」
男「そもそも俺をピンチに追い込んだのも姉さんでしょう!?」
姉「そこをかたくしながら、かたいこと言っても説得力ないわよ?」
男「ちょっ!? 姉さん、何で俺の前に回りこんできてるの!?」
姉「ティッシュに出せないのなら、私に出せばいいじゃない」
男「しまった! 最初からそういう作戦だったのか!!」
姉「今から私が、上のお口できれいにしてあげるから…。それとも、
下のお口がいい? ふふ、弟ってば大胆ね…」
男「だ、駄目だよ姉さん…そんな…」
がしっ ごしごし
男「ふぐおっ!?」
姉「無駄話をして時間を稼いで、ここが大人しくなるのを待つつもり
だったんだろうけど…姉さんにはそれぐらい、お見通しなのよ?」
男「ね、姉さん…うああっ!?」どぴゅぴゅ
姉「きゃああっ!? 暴発しちゃ駄目じゃないの!…もう、こんなに
ベトベトしてるなんて…」
ティッシュ【先行予約 姉】
男「しまった! 息子とのコミュニケーションに夢中で、
ティッシュを姉に予約されていたことに気づかなかった!
このままでは部屋中にぶちまけてしまう・・・っ!」
姉「やっほー。弟のピンチに、姉さんが駆けつけてあげたわよ♪」
男「そもそも俺をピンチに追い込んだのも姉さんでしょう!?」
姉「そこをかたくしながら、かたいこと言っても説得力ないわよ?」
男「ちょっ!? 姉さん、何で俺の前に回りこんできてるの!?」
姉「ティッシュに出せないのなら、私に出せばいいじゃない」
男「しまった! 最初からそういう作戦だったのか!!」
姉「今から私が、上のお口できれいにしてあげるから…。それとも、
下のお口がいい? ふふ、弟ってば大胆ね…」
男「だ、駄目だよ姉さん…そんな…」
がしっ ごしごし
男「ふぐおっ!?」
姉「無駄話をして時間を稼いで、ここが大人しくなるのを待つつもり
だったんだろうけど…姉さんにはそれぐらい、お見通しなのよ?」
男「ね、姉さん…うああっ!?」どぴゅぴゅ
姉「きゃああっ!? 暴発しちゃ駄目じゃないの!…もう、こんなに
ベトベトしてるなんて…」
姉「男が居ない休日って暇ねぇ…」
妹 くいくい
姉「何よ妹?男なら知らないわよ。大方遊びにでも行き…」
妹 ふるふる
姉「え、違う?じゃあ何…あ」
妹 ぺたっ
姉「これ…『先行予約』シール…何で私に」
妹 じー
姉「…そう。今日は、私がターゲットなのね」
妹 こくこく
姉「ま、良いわ。どうせ暇だし。で、何の目的で私を『予約』したのかしら」
妹 ぐいっ
姉「あ、ちょ、ちょっと!手引っ張らないで…」
姉「…寒ッ!!!」
妹 てくてく
姉「ねえ妹。おねーちゃん、せめて着替えてから出てきたかったなー」
妹 てくてく
姉「何とかコートは着れたけど下ジャージよ…お化粧もしてないし…」
妹 てくてく…ぴたっ
姉「こんなんで知り合いにでも見つかったら恥ずか…ん?着いたの?」
妹 こくっ
姉「ここは…小さい頃いつも来てた公園…」
妹 くいくい
姉「何よ妹?男なら知らないわよ。大方遊びにでも行き…」
妹 ふるふる
姉「え、違う?じゃあ何…あ」
妹 ぺたっ
姉「これ…『先行予約』シール…何で私に」
妹 じー
姉「…そう。今日は、私がターゲットなのね」
妹 こくこく
姉「ま、良いわ。どうせ暇だし。で、何の目的で私を『予約』したのかしら」
妹 ぐいっ
姉「あ、ちょ、ちょっと!手引っ張らないで…」
姉「…寒ッ!!!」
妹 てくてく
姉「ねえ妹。おねーちゃん、せめて着替えてから出てきたかったなー」
妹 てくてく
姉「何とかコートは着れたけど下ジャージよ…お化粧もしてないし…」
妹 てくてく…ぴたっ
姉「こんなんで知り合いにでも見つかったら恥ずか…ん?着いたの?」
妹 こくっ
姉「ここは…小さい頃いつも来てた公園…」
>>593の続き
正樹「ウホッ! いい男…」
阿部「やらないか」
姉「ベンチには先客が居るわね。別のトコ行きましょうか」
妹「~♪~♪」テクテク
姉「随分楽しそうね」
妹 こくっ
姉「そうね…昔を思い出すわ。よくこうやって二人で並んで歩いたわね」
妹「!」
姉「今まで男を巡って喧嘩したりもしたけど、本当は私はあなたの事…」
妹 たたたっ
姉「今でもす…オイコラ!おねーちゃんの決め台詞を無視するな!」
妹 くいくい
姉「もう、何なのよ…ブランコ?」
妹 きーこきーこ
姉「この年でブランコとはね…まあ付き合ってあげるわよ」
妹 きこきこきこ!
姉「ちょっと、立ち漕ぎでそんなに勢い付けて何するつもり…あ!」
妹 バッ!…しゅたっ
姉「もう、危ないわよ。ジャンプして飛び降りるなんて」
妹「♪」
姉「あ、また…しょうがない子ね」
妹 きこきこきこ!…バッ!
姉「…あ!」
妹 ずでっ!
正樹「ウホッ! いい男…」
阿部「やらないか」
姉「ベンチには先客が居るわね。別のトコ行きましょうか」
妹「~♪~♪」テクテク
姉「随分楽しそうね」
妹 こくっ
姉「そうね…昔を思い出すわ。よくこうやって二人で並んで歩いたわね」
妹「!」
姉「今まで男を巡って喧嘩したりもしたけど、本当は私はあなたの事…」
妹 たたたっ
姉「今でもす…オイコラ!おねーちゃんの決め台詞を無視するな!」
妹 くいくい
姉「もう、何なのよ…ブランコ?」
妹 きーこきーこ
姉「この年でブランコとはね…まあ付き合ってあげるわよ」
妹 きこきこきこ!
姉「ちょっと、立ち漕ぎでそんなに勢い付けて何するつもり…あ!」
妹 バッ!…しゅたっ
姉「もう、危ないわよ。ジャンプして飛び降りるなんて」
妹「♪」
姉「あ、また…しょうがない子ね」
妹 きこきこきこ!…バッ!
姉「…あ!」
妹 ずでっ!
>>595の続き
妹「…ふえ…」
姉「あーあ。だから言ったじゃない。ほら見せて」
妹 じわ…
姉「うわ、膝擦り剥いてる。しかも結構血が出てるじゃないの」
妹「…ごぇん…なさい…」
姉「泣くな、バカ。早く帰って消毒するわよ」
妹「…ん……っ、痛!!!」
姉「ちょっとちょっと。立てないの?もーう、何やってんのよお…」
妹 ぐすっ…
姉「仕方ないわねえ。パパラパッパパー!」
妹「…あ…シール…?」
姉「ふふふ…この『先行予約』シールを…よっ」
妹「?」
姉「ん…あれ、なかなか届かないわね…しょっ、と!」
ぺタッ
姉「さあ、これで私の背中は『予約』されたわ!」
妹「???」
妹「…ふえ…」
姉「あーあ。だから言ったじゃない。ほら見せて」
妹 じわ…
姉「うわ、膝擦り剥いてる。しかも結構血が出てるじゃないの」
妹「…ごぇん…なさい…」
姉「泣くな、バカ。早く帰って消毒するわよ」
妹「…ん……っ、痛!!!」
姉「ちょっとちょっと。立てないの?もーう、何やってんのよお…」
妹 ぐすっ…
姉「仕方ないわねえ。パパラパッパパー!」
妹「…あ…シール…?」
姉「ふふふ…この『先行予約』シールを…よっ」
妹「?」
姉「ん…あれ、なかなか届かないわね…しょっ、と!」
ぺタッ
姉「さあ、これで私の背中は『予約』されたわ!」
妹「???」
>>596の続き
姉「鈍い子ねえ。おぶって帰ってあげるって言ってんの」
妹「!」
姉「はい、早く乗って。…よいしょっ…と」
妹「…あ…」
姉「さー、帰るわよ。カエルが鳴くからかーえろー」
妹「…鳴いてないよ…」
姉「うっさい」
妹「…おねぇちゃん…」
姉「なに?」
妹「…ごめんなさい…ありがとう…」
姉「こんな事するのは今日だけよ。普段は私の身体は全部男の物なんだから」
妹 じー
姉「まだ何かあるの?」
妹「…また…来ようね…」
姉「それも『予約』?…ま、良いわ」
妹「……おね……ちゃ……だい、すき……」
姉「なにー?何か言った?」
妹 ふるふる…
正樹「阿部さん、なんで僕のお尻にシールを?」
阿部「これでお前のケツは俺に『先行予約』されたって訳さ…そらッ!」
正樹「アッー!」
おわり
姉「鈍い子ねえ。おぶって帰ってあげるって言ってんの」
妹「!」
姉「はい、早く乗って。…よいしょっ…と」
妹「…あ…」
姉「さー、帰るわよ。カエルが鳴くからかーえろー」
妹「…鳴いてないよ…」
姉「うっさい」
妹「…おねぇちゃん…」
姉「なに?」
妹「…ごめんなさい…ありがとう…」
姉「こんな事するのは今日だけよ。普段は私の身体は全部男の物なんだから」
妹 じー
姉「まだ何かあるの?」
妹「…また…来ようね…」
姉「それも『予約』?…ま、良いわ」
妹「……おね……ちゃ……だい、すき……」
姉「なにー?何か言った?」
妹 ふるふる…
正樹「阿部さん、なんで僕のお尻にシールを?」
阿部「これでお前のケツは俺に『先行予約』されたって訳さ…そらッ!」
正樹「アッー!」
おわり
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