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    元スレ提督「ブラック鎮守府バスターズ?」

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    451 :

    ハートマン軍曹っぽい提督から毎日罵詈雑言を浴びせられる
    (動機はおまかせします)

    452 :

    この鎮守府は

    利根が司祭を務める
    男性立ち入り禁止で炎を扱った過激な清めの儀がある

    454 :

    >>319

    455 :

    霞が他鎮守府より酷い
    提督や他の艦娘に対して独裁してる

    456 = 436 :

    葛城

    457 :

    比叡と霧島

    458 :

    ブラック鎮守府:ここの提督は嫁艦の瑞鳳にはベタベタで他の娘には厳格な態度でした
    この基地に嫌気をさした三人は外の世界でセカンドライフを送るための資金を得るために、悪事に手を染めました
    そして金を得る喜びを知った三人
    アクィラ Uー511 タシュケントの語学堪能グループがあらゆる手を使って、
    娘達を密輸船のところまで連れていき人身売買してる。

    被害艦:アイオワ 葛城

    了解しました。今日はここまでです
    実はけものフレンズ×インディ・ジョーンズのクロスSSを企画して頓挫したので、今回のブラック鎮守府は良い供養になったと思います
    次回はだいぶ黒々としそうですね・・・
    見ていただきありがとうございました。おやすみなさい

    459 :

    乙ゆ

    463 :

    >>462
    …誰?

    464 :

    >>357で唐突に喚いてる人
    ところで>>463は頭が弱いから調べる事が出来ない人かな?^^

    465 :

    >>463
    春は↑みたいなガチで頭のアレな人が出てくるからスルーするんやで

    466 :

    >>465
    煽りに反応するんじゃねえよ頭大丈夫か?そういう風に反応するからスレが荒れるんだぞ、自覚しろや

    467 :

    >>466
    俺もお前もな

    468 :

    半年前 瑞鳳嫁提督鎮守府 執務室


       ガチャッ

    瑞鳳「提督―っ!ただいまーっ!」ダッ

       ガバッ
        ギュッ

    瑞鳳嫁提督「瑞鳳ぉぉおっ!お帰りーっ!」ギュッ ナデナデ…

    瑞鳳「あはははっ!な、撫でまわさないで!くすぐったいよ提督ぅううう!」

    タシュケント(また始まった・・・)

    U-511「はぁ・・・」

    アクィラ「あの~提督?任務報告をしに来たんですけど~・・・?」

    瑞鳳嫁提督「あ?うるさいな、今は瑞鳳との時間なんだよ。報告なら後にしてくれ」

    タシュケント(今は報告の時間だろうに・・・Капуста)

    瑞鳳「んもー提督、そんな言い方は無いじゃない?」

    瑞鳳嫁提督「はいはい、報告は瑞鳳から聞いとくから、もう下がっていてくれ」

    瑞鳳「あー、適当に流した。でもまぁ、二人の時間は大事だよねっ♪」

    タシュケント「だってさ、行こうかみんな」

    U-511「う、うん」

    アクィラ「そうですね・・・」

     スタスタ…
      ガチャン

    469 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .



    アクィラの部屋


    アクィラ「提督、瑞鳳さんとケッコンなさってから随分と変わってしまいましたね~・・・」

    U-511「差別・・・ひどいとおもう・・・」

    タシュケント「ほんとだよ。あれはないや」

    タシュケント「そこで・・・ちょっと考えがあるんだけど」

    アクィラ「考え・・・?」

    タシュケント「皆でここを抜け出さない?」

    U-511「えぇっ!?さすがにそれは・・・まずいよ・・・」

    タシュケント「あのね、このままじゃ死んじゃうかもしれないよ?あたし達」

    アクィラ「え?なんでですか?」

    タシュケント「考えてもみなよ、あの提督・・・彼は異常だよ」

    タシュケント「きっとそのうち、『瑞鳳の命を最優先に行動しろ』とか無茶苦茶な指令を出してくるよ」

    タシュケント「瑞鳳しか見えていないあの男に・・・この先ついていく気はあるかい?」

    タシュケント「あのカップルの愛の為に命を投げ出す覚悟と忠誠心・・・君たちにはあるかい?」

    470 = 1 :


    アクィラ・U-511「・・・」

    タシュケント「でしょ?だから、ここを抜け出そうよ」

    U-511「でも、他に行く当てもないし・・・」

    タシュケント「実は、一つだけあるんだ」

    タシュケント「ここに来る前、ロシアでとある仕事を頼まれてたのさ」

    タシュケント「頼まれたものを、頼まれた場所へ運ぶ・・・それだけの仕事だよ」

    タシュケント「艦娘は国境を自由に超えられる。深海棲艦は神出鬼没なうえに、艦娘しか倒せる手段がないからね」

    タシュケント「あたしたちはすごく都合がいい存在なのさ」

    アクィラ「ずいぶん楽そうですのねぇ・・・」

    タシュケント「ただしルールがある。それは・・・中身を決して見ない事」

    U-511「なんか・・・あやしそうでこわい・・・」

    タシュケント「でも・・・わがままは言ってられない状況だよ?」

    タシュケント「無理にとは言わないけど・・・どうする?」

    タシュケント「ここに残るか・・・外へと飛び出すか」

    アクィラ・U-511「・・・」

    471 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    ロシア とある港


    ロシア人1「一体どういう風の吹き回しだ?いきなり戻ってきて、仕事が欲しいだなんてよ」

    ロシア人2「深海棲艦と遊んでたらどうだ?」

    タシュケント「冷たいなぁ。せっかく仕事を引き受けてあげようかと思ったのに」

    タシュケント「こっちも事情ってものがあるのさ。君たちだって深海棲艦のせいで仕事しにくいんでしょ?」

    タシュケント「困ったときはお互い様さ・・・金を稼ごう、同志」

    ロシア人2「・・・まぁ、確かに困っているのは事実だ」

    ロシア人1「だったら、今すぐ運んでほしいもんが一人・・・じゃねぇや、一つある」クイッ

    「」モゾモゾ…

    タシュケント「・・・あの後ろの倉庫でうごめいてる袋かい?」

    ロシア人1「ああ、頼めるか?」

    タシュケント「もちろん」

    ロシア人1「そう来なくっちゃ。荷物の中身が壊れないように籠や牽引用の紐なんかはつけておいとくよ」

    タシュケント「うん、助かるよ。届け先の場所を教えてくれ」

    ロシア人1「了解だ」

    472 = 1 :


    ロシア人2「運ぶのはいいんだけどよぉ、お前さんの連れ二人は大丈夫なのか?何も知らなさそうだが」

    タシュケント「だからこそいいんだよ。“何も知らない”からこそ向いているんだ。この仕事は」

    タシュケント「君らもそう思うだろう?好奇心は時に人を殺すからね・・・」ニヤッ

    ロシア人2「・・・やっぱりお前さん、こっちの仕事の方があっていると思うぜ」

    タシュケント「まぁ、そのうちあの子達にも事情は伝えるさ」

    タシュケント「やがて気が付くだろうよ、賢い生き方と金の稼ぎ方にね」

    ロシア人1「あんたらの将来が楽しみになってきたよ。きっと、良い悪党になるんだろうな」

    タシュケント「乞うご期待を・・・ふふっ♪」

    タシュケント「それじゃ、用意を頼むよ・・・向こうで待っているから」スタスタ….

    473 = 1 :


    --------------------------------------------


       スタスタ…

    アクィラ「あ、戻ってきましたね」

    タシュケント「ごめん、お待たせ。もう少し待ってもらえるかな?」

    U-511「うん・・・でも、何を話していたの?ユーはロシア語わからないから・・・全く聞き取れなかったけど・・・」

    タシュケント「ただビジネスの話をしていただけだよ」

    U-511「これから本当に大丈夫・・・?住むところとか・・・艤装まで持ってきちゃって・・・」

    タシュケント「心配しなくていいさ。明日にはまとまったお金が入る。暮らす場所もね」

    タシュケント「そこからは軌道に乗るよ。あたしが保証する」

    タシュケント「だから心配そうな顔をしないでよ」ニコッ

    U-511「う、うん・・・わかった」

       オーイ

    タシュケント「どうやら準備ができたみたいだ。さ、行こうか同志諸君」

    タシュケント「新たな人生の船出に」

    474 = 1 :

    短いですが今回はここまで。また夜に続きを投稿していきます
    ちなみにこのタシュケントの顔にやけどの跡があったりはしません

    476 :

    これはライン超えですわ…仕事人案件やんけ

    477 :

    おつ
    提督にも問題あるがこれは酷いww

    478 :

    あー、「跪け!」なんて言ってくれないのかぁ。

    479 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    オホーツク海 海上


    U-511「ねぇ・・・どこまで行くの?」

    タシュケント「もう少しさ、あと6時間もすれば目的地だ」

    アクィラ「目的地ってどこなんですか?」

    タシュケント「海の上だよ。そこに船が泊まっているんだってさ。その船に乗っている人たちにこの荷物をわたすのさ」

    アクィラ「そう・・・ねぇ、もう一つ聞いて良いですか?」

    タシュケント「?」

    アクィラ「私達は・・・“どこへ”向かうんですか・・・?」

    タシュケント「・・・さっきとは全く別の意味に聞こえるな?」

    アクィラ「とてもこの仕事・・・まともなものに思えないんです」

    アクィラ「アクィラ達が引っ張っているこの箱の中身・・・人間ですよね?」

    アクィラ「この仕事を続けたら・・・アクィラは・・・人として何か大切なものを失ってしまいそうな気がします」

    アクィラ「今からでもいいですから、元居た鎮守府に戻り----」

         ピタッ…

    アクィラ「・・・タシュケントさん?どうして止まるんですか・・・?」

         クルッ…
      
    タシュケント「・・・・・」

    アクィラ「タシュケント・・・・さん?」

    480 = 1 :

    タシュケント「あのね、アクィラ・・・そう単純な話じゃなんだよ」

    タシュケント「あたしたちは進まなきゃならないんだ。後戻りはできない道についたんだよ」

    タシュケント「ここで戻ったら裏切者になる。この世界からしても、元の世界からしてもね」

    タシュケント「この世界はね・・・一度引き受けたら、嫌な予感がするだとか・・・やりたくないだとか・・・そんな理由で降りていいものじゃ無いんだよ」

    アクィラ「でも・・・なにも、こんな危ない道じゃなくたって・・・」

    タシュケント「君は何もわかっていないよ・・・アクィラ。あまりにも甘すぎる考えだ」

    タシュケント「あたしたちが鎮守府の外で生きていくのだとしたら、それはそれは大変なことなんだよ」

    タシュケント「身分証明するものが何もない。普通の社会で生きる人間であることを証明するものが無い」

    タシュケント「そんな中で、あたしたちの持っているものを活かせて、生きていくことができる場所は、仕事は・・・限られてくるんだよ」

    タシュケント「今のあたしたちは・・・選り好みができる状況にはいないんだ」

    アクィラ「・・・」

    U-511「・・・」

    タシュケント「止めちゃってごめん、進もうか」

    482 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    ロシア  モーテル


    U-511「す・・・すごいお金・・・」

    アクィラ「あんな輸送任務だけでこんなに・・・びっくり・・・」

    タシュケント「だろう?前にも言ったけど、深海棲艦のせいでめっきりこの仕事をする人が減ってしまったから、需要が凄まじいんだ」

    タシュケント「これなら、あたしたちの艤装を動かす為のお金も、食べていくお金も稼いで行ける。偶に遊ぶことだってできるさ」

    U-511「・・・確かに、ユーたちが外の世界で生きていくのは、これが一番なのかもしれないね」

    アクィラ「さっきはごめんなさい、タシュケントさん。アクィラ、もう少し考えるべきでしたね・・・」

    タシュケント「いいんだよ、気にしないで。あたしたちは今日から家族だ、楽しく暮らそうよ」

    U-511「ふふ・・・そうだね。自由で楽しい生活になりそうだね」ニコッ

    タシュケント「今日はご馳走にしようか。美味しいロシア料理の店へ行こう」

    アクィラ「賛成です~♪おなか減りましたね♪」

    U-511「ユー、ロシア料理食べたことないから楽しみ・・・!」

    タシュケント「じゃあ、行こうか。きっと気に入るよ♪」

    483 :

    ......
    ....
    ..
    .


    タシュケント達が鎮守府を抜け出してから半年後…

    現在 イタリア 地中海沖



    イタリア人1「~~~、~~~?~~~。~~~」

    タシュケント「引き渡し先はイタリア人だったか。参ったな、イタリア語はさっぱりだ」

    アクィラ「あ、それならアクィラにお任せ~」スッ…

    イタリア人1「お?俺たちと同じイタリア系の顔だな、言葉・・・わかるか?」

    アクィラ「もちろんですよ~。イタリア人ですから♪」

    アクィラ「さ、お互い仕事は早く終わらせちゃいましょう?積み荷は傷一つありません」

    「」ガタガタガタ…

    イタリア人2「元気よさそうだな。注文通りってところか・・・それじゃ早速もらお---」

    アクィラ「あ、約束のお金と資材を先に頂戴しま~す」

    イタリア人2「・・・は?」

    484 = 1 :


    アクィラ「聞こえませんでしたか~?アクィラ達が渡す前に、そちらが先に渡すべきものを渡してくださいと言ったんです~」

    アクィラ「あなたたちは初めてのお客さんで、まだ信頼関係が結べていないじゃないですか」

    アクィラ「な・の・で、信頼関係をまず先に築きませんか?」

    イタリア人1「なめんなメスガキ共。艦娘だか何だかしらねぇが・・・マフィアをなめると痛い目に・・・」


        バ ギ ン ッ !


    イタリア人2「・・・へっ?」

    アクィラ「あの~アクィラ、一度でもお願いをしましたでしょうか~・・・?」メキメキ…

    イタリア人1「お、おい!何船に穴開けてんだ!沈んじまう!!」

    アクィラ「アクィラは、お願いじゃなくて命令したんですよ~?」ギギギ…

    アクィラ「勉強不足ですねぇ~・・・何も知らされない使い走りってところでしょうか?せいぜいチンピラが良いところですねぇ・・・何がマフィアなんだか・・・」

    タシュケント「ちょっとちょっと、それ以上やると本当に沈んでしまうよ」

    U-511「沈めるの?手伝う?Feuer?」

    タシュケント「手伝わなくていいよ!はやく終わらせよ?アクィラ」

    アクィラ「そうですね、そうします」

    アクィラ「さて、アクィラの命令・・・聞けますか~・・・?」

    イタリア人1「わかった・・・!持って行ってくれ!つ、積み荷もすぐにもらって帰るよ・・・!」

    アクィラ「よかったぁ~」パッ

    485 = 1 :


    アクィラ「ボスに伝えておいてくださいね?次はもっとまともで人間程度には頭のいい交渉相手を持ってきてくださいと・・・」

    イタリア人1「お、おいっ早く船を出せっ!」

    イタリア人2「あ、ああ!」グォンッ

        ザザザ…

    アクィラ「うーん、まだアクィラ達の事はよく知れ渡ってないみたいですねぇ」

    タシュケント「減ってきたとはいえ、まだトラブルが起きるもんねぇ・・・」

    U-511「ユー、仕事はラクなほうがいいなぁー・・・」

    タシュケント「ま、名前が売れすぎても困るしね。海軍に本気で動かれたら敵わないよ」

    タシュケント「姿を隠す方法ももっと学ばないと・・・」

          ピピピ….

    タシュケント「あ、ロシアのお得意さんからだ。なんだろう?」ピッ

    タシュケント「Привет、こちらタシュケント。仕事?」

    486 = 1 :


    ロシア人1『でっけえ仕事がはいったぜ。それもとびきりな』

    ロシア人1『もしかしたら一生遊んで暮らせるかもしれねぇぜ?』

    タシュケント「聞こうか」

    ロシア人1『あんたら艦娘が運び屋をやっていることが、俺らの世界でだいぶ知られてきた・・・これは知っているよな?』

    タシュケント「ちょうどそんな話をみんなでしてたところだよ。で?」

    ロシア人1『そこでな、艦娘が欲しいってところが出てきたんだよ。あんたらが仕事を完璧にこなすもんだから、用心棒とか、専属の運び屋にしたいって連中がな』

    ロシア人1『だが、艦娘は日本で管理されている・・・そこで、艦娘を拉致できる存在といったら・・・』

    タシュケント「同じ艦娘である私達だけってこと?」

    ロシア人1『そういうことだ』

    タシュケント「つまり・・・あたしたちの手で艦娘を誘拐するだけじゃなくて、自分から商売敵を作れっていうのかい?」

    タシュケント「儲け話というから聞いてみれば・・・自分たちの今いる立場を揺るがしかねない依頼を受けるとでも?あたしらがそんな間抜けに見えるとでも?」ピキッ…

    タシュケント「しらふで言っているのならあんたらとはこれっきりだぞ・・・?」ピキキ…

    487 = 1 :

    ロシア人1『お、おい・・・変わっちまったな・・・あんた』

    タシュケント「善良なのは、自分を取り巻く世界がまともなときだけさ」

    タシュケント「環境が変われば人も変わるものなんだよ・・・それじゃ」

    ロシア人1『こ、これは本当にいい話なんだって!!』

    タシュケント「・・・喧嘩をふっかけているのかい?」

    ロシア人1『ちがう、いいか?この仕事が終われば、一生遊んで暮らせるだけの金が入るって言っただろ!?』

    ロシア人1『だから・・・この任務を終えたらあんたらは足を洗って遊んで暮らせばいいのさ!』

    ロシア人1『元々は金の為だったんだろ!?だったらこれが最善策じゃねぇか!』

    ロシア人1『新しい艦娘が運び屋になったなら、あんたらはもう働かなくていいんだ!』

    ロシア人1『・・・本当に・・・良い話だと思わないか?』

    タシュケント「・・・なるほどね。面白い、乗ったよ」

    タシュケント「依頼は引き受ける。艦種に指定は?」

    488 = 1 :

    ロシア人1『空母と戦艦が欲しいそうだ。どこの連中も一番強い兵器を欲しがるものさ』

    タシュケント「戦艦に空母か・・・贅沢だね。まぁいいよ、手はある」

    ロシア人1『さすがだ!荒稼ぎしようぜ!!』

    タシュケント「うん、そうだね。最後の大仕事と行こうか」

        ピッ

    U-511「なんの話だったの?」

    タシュケント「いいかいみんなよく聞いて。とても大きな依頼が入った」

    タシュケント「戦艦と空母を誘拐して運ぶ・・・それが今回の依頼の内容だ」

    アクィラ「なっ!?艦娘を誘拐するというんですか・・・?」

    タシュケント「その通りだ。あたしたちは行きつくところまで来た。たったの半年でね」

    タシュケント「海軍に目を付けられたっておかしくないんだ。ここらが潮時だと思う」

    タシュケント「これが終われば一生遊んで暮らせるだけのお金が手に入る」

    タシュケント「そうなったらこんな仕事をやり続ける必要もない、どこか遠い場所でバレないように暮らそう」

    489 = 1 :


    U-511「・・・」

    アクィラ「・・・」

    タシュケント「賛成できないかい?」

    U-511「いや・・・やるよ・・・!ユーはやる・・・!」

    アクィラ「アクィラもやります・・・!タシュケントさんの言う通りです!このままじゃ捕まるのも時間の問題ですもんね!」

    タシュケン「そう来てくれると思っていたよ。さすがはあたしの自慢の家族だ」

    U-511「えへへ・・・」

    アクィラ「うふふっ♪」ニコッ

    タシュケント「行こうか我が家族たち、恐れるものは何もない!今まで通りうまく行く!」

    タシュケント「さぁ、錨を上げろ!」

    490 = 1 :

    .......
    ....
    ..
    .


    長門達の基地 


    青葉「司令官!司令官!大変です!緊急事態です!」

    提督「落ち着け青葉。なにがあった?」

    青葉「落ち着いてる場合じゃないですよ!今から半年前に起きた、艦娘の神隠し事件をおぼえていますか?」

    提督「あぁ・・・鎮守府から忽然と姿を消して消息不明になった奴か?」

    青葉「えぇ、でも見つかったんですよ!!イタリア近海を航海していたそうです!」

    長門「ありえないだろう・・・そんなことをする意味が解らないし、できるはずがない」

    長門「あらゆる援助が必要だぞ・・・」

    青葉「援助するものがいるとしたら・・・?」

    明石「えぇ?鎮守府から離れた艦娘を援助して何の意味が・・・」

    青葉「神隠しがあってから半年で、急激に増えたものがあります」

    青葉「それは・・・人身売買です。しかも、海を越えた先同士での・・・」

    長門「まさか・・・!」

    明石「じょ、冗談ですよね・・・?」

    提督「・・・」

    青葉「多分・・・間違いないと思います。鎮守府から抜け出して・・・人身売買を・・・」

    長門「意味が解らない・・・一体なぜ・・・」

    青葉「青葉が絶対に突き止めます」

    提督「頼んだぞ、青葉」

    明石「あの、提督・・・もし今回捕らえに行くのだとしたら・・・ひどい激戦になると思います・・・スーツがあっても、無事に帰ってこれるかどうか・・・」

    提督「やるさ、大丈夫だ」

    明石「・・・」

    491 = 1 :

    今回はここまでです。実はまだこれで半分ぐらいなんじゃよ・・・
    長くなってしまいますがお付き合いいただけたら幸いです
    少しほのぼのとしてますが、この先もっとちゃんとした悪役になっていきます
    ご期待ください
    見ていただきありがとうございました。おやすみなさい

    494 :

    おつ

    495 :

    おつ
    ほのぼの……?

    496 :



    「身分証明するものが何もない。普通の社会で生きる人間であることを証明するものが無い」

    「そんな中で、あたしたちの持っているものを活かせて、生きていくことができる場所は、仕事は・・・限られてくるんだよ」


    仮に元の鎮守府から移転したって 結局は鎮守府の道具よ。
    行き着く先は、捨て艦提督やキャバクラのオーナー提督のような艦娘を物としか捉えてない人間だっているからな
    タシュケントが手を汚してまで社畜人工人間工場から自立するのも一理あるかもしれない。

    497 :


    悪役(?)にも言い分があるタイプの話は良い意味でキツいものがある
    ただ一番かわいそうなのはどこかに飛ばされた罪のない人達だけど

    498 :


    確かにまた性質の悪い提督に当たる可能性は無いでもないけど、それにしたってなぁ…
    提督や瑞鳳を説得するでもなく、諦めて移転するでもなく、いきなり艤装を持って軍を抜けるわ、人身売買始めるわ
    適当に稼いだらあとは足洗って遊んで暮らすって、そっちの方がよほど考えが甘いわな
    結局表にも裏にも居場所無くなって破滅するルートしか見えない

    499 :


    後編はどうなるか不明だが鎮守府のつぼ偏愛な司令も痛い目に合ってくれ

    500 :

    戦場から逃げ出したって、やっぱりそこも戦場なんだ……


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