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    元スレ提督「ブラック鎮守府バスターズ?」

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    151 = 1 :

    青葉「司令官、なんだか他とは違った感じの文面のものが・・・」

    提督「どういうことだ?」

    青葉「どれもその鎮守府の司令官に対しての注意書きがあるのに・・・これには・・・」

    明石「・・・まさか」

    青葉「『演習中に艦娘同士の様子がおかしかったとの報告アリ。提督よりも艦娘同士の不仲による虐め等のトラブルの可能性を考慮されたし』・・・」

    提督「なるほどな・・・そういうタイプか・・・」

    長門「艦娘の方に原因がある鎮守府か、そこの指揮官は把握しているのだろうか?」

    青葉「対処していないのであれば・・・おそらく把握していないでしょう。何はともあれ調べてみなきゃ・・・」

    提督「よし、そうと決まれば青葉は情報収集を頼む」

    青葉「まっかせてください!」

    青葉「さーて、いじめっ子は誰かな?・・・」カタカタ...

    152 = 1 :

    .......
    ....
    ..
    .




    虐め鎮守府 会議室





    皐月「・・・」

    皐月(作戦会議をメモするためのメモ帳や筆記用具が全部なくなっている・・・鞄に入れといたのに・・・)

    虐め鎮守府提督「どうしたの?皐月。ボーっとして。なにかあった?」

    皐月「えっ・・・?いや、なんでもないよ!」

    虐め鎮守府提督「しっかりしてよ?大事な会議中なんだから」

    皐月「ご、ごめん・・・」

     クスクス...

    皐月(また・・・か。しょうがない。スマホでこっそり録画しよう)スッ...


        ピンポーンッ!


    皐月「ッ!?」ビクッ

    虐め鎮守府提督「・・・皐月?今が本当に会議中だってわかってるの?」

    皐月(な、なんでスマホの通知音がこんなにデカく!?サイレントにしてたはずなのに!)

    阿賀野「皐月・・・駄目でしょ?スマホの電源は切っておかないと。ねぇ?提督さん??」クスクス...

    皐月(阿賀野さんが鳴らしたくせに・・・!しかも・・・!)

    虐め鎮守府提督「もう・・・一体だれがこの子にLINEを飛ばしたのよ」ヒョイッ

    皐月「あっ!」


    スマホの通知画面《睦月:元気にしてるかにゃぁ?》


    虐め鎮守府提督「あら?別鎮守府の睦月から?・・・姉妹で連絡とるのはいいけど。せめて会議が終わってからにしてね?」

    皐月(違う・・・!それは阿賀野さんのなりすましだよ・・・画像も名前も変えているんだよ・・・)

    虐め鎮守府提督「皐月。聞こえてる?わかったの?」

    皐月「・・・うん・・・わかった・・・気を付けるね・・・」

    能代「フフッ・・・」クスクス...

    皐月(どうせ言っても・・・信じてくれないよなぁ・・・阿賀野さん達は、司令官をよくお茶とかに誘って仲良さそうにしてるし・・・)

    皐月(どうしてボクが・・・イジメられるんだろ・・・?)

    加賀「・・・」

    153 = 1 :

    今更ですが、今回の話は阿賀野型が好きな人は注意してください。かなり邪悪になっています
    そして、だいぶ重く、長くなる予定です

    154 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    虐め鎮守府 廊下



    トボトボ...


    皐月(結局・・・会議の内容頭に入ってこなかったなぁ・・・どうしよう・・・)トボトボ...


        ドンッ


    皐月「痛っ!」ドシャッ

    矢矧「・・・」スタスタ...

    皐月「ち、ちょっと!痛かったんだけ・・・」

    矢矧「・・・」ジロッ

    皐月「うっ・・・ご、ごめん・・・」

    矢矧「・・・雑魚ね」ボソッ

    皐月「ッ!」

    矢矧「・・・」スタスタ...

    皐月(もういやだ・・・もう・・・いやだ・・・)ジワッ...


        ドンッ!


    矢矧「ぐっ!?」ドシャッ



















    加賀「あら、ごめんなさい。小さくて見えなかったわ」

    155 = 1 :


    矢矧「なっ・・・?」

    加賀「それじゃ」スタスタ

    矢矧「待ちなさいよ!何か一言・・・!」

    加賀「な に か し ら ?」ギロッ

    矢矧「ッ!?」ゾッ

    加賀「どうしたの?そんな顔で見られてもわからないわ。用が無いなら部屋に戻ったら?」

    矢矧「くっ・・・」ジリ...


      ダッ
        タタタ...


    加賀「・・・弱いわね」

    皐月「・・・」ポカーン...

    加賀「・・・そんなとこで座っていたら、スカートが汚れてしまうわ。ほら、立ちなさい」スッ...

    皐月「あっ・・・ありがとう・・・」グイッ

    加賀「・・・皐月さん、あなた・・・虐めを受けているのね?」

    皐月「!」

    皐月(受けてる、助けてって言いたいけど・・・でも・・・加賀さんに頼ってるのがバレたら・・・悪化するかもしれない・・・加賀さんにも迷惑がかかる・・・)

    156 = 1 :


    皐月「いや・・・そんなことないさ!きっと矢矧さんもたまたまぶつかっちゃっただけなんだよ!大丈夫だから!」


          ガシッ


    皐月「・・・・加賀・・・さん?肩がちょっと痛いよ?」

    加賀「もう一度・・・私の目を見て大丈夫と言ってみなさい」

    皐月「だ・・・大丈夫・・・」

          ポロッ...

    皐月「あ、あれ・・・?」ポロポロ...

    加賀「・・・本当に・・・大丈夫なの?」

    皐月「うっ・・・うぅっ・・・」ボロボロ...


          ギュッ


    皐月「・・・!」

    加賀「きっと、あなたは今、迷惑かかるだろうとか、バレるのが怖いって考えたのでしょう?」

    加賀「でも安心して。私は絶対に迷惑だなんて思わないし、バレたところで問題なんてないわ」

    皐月「うあぁ・・・」ボロボロ...

    加賀「あんな卑劣な真似は絶対に許さない。私があなたを守るから。だからもう・・・大丈夫よ」

    皐月「うわああああああ!!」ガバッ

    皐月「ボクっ・・・ボクずっと怖かったんだ!苦しかったんだ!でも・・・でも誰にも言えなくてっ・・・!言えばもっとひどくやられると思って・・・!」ボロボロ...

    加賀「大丈夫よ、大丈夫・・・」ギュゥゥ...

    皐月「ありがとう・・・ありがとおぉ・・・」

    157 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .



    翌日 虐め鎮守府 食堂






    加賀「・・・」モグモグ

    皐月「・・・」モグモグ

    皐月(昨日の事、きっと姉妹全員に伝わってるはず・・・不安だなぁ・・・)

    皐月(加賀さんに迷惑が掛からなければいいんだけど・・・)


        バシャッ


    皐月「!」

    加賀「・・・」ポタポタ...

    能代「きゃあああ!ごめんなさい!お水かけちゃった!今拭きますから!本当にごめんなさい!?」スッ...

    加賀「いえ結構です。自分でやるので」フキフキ...

    加賀「あなた・・・演技上手いのね?」

    能代「・・・?良くわからないけど、とりあえずごめんなさい?」

    能代「あっ、皐月さんもちょっとかかっちゃったみたいね。今拭いてあげるから」スッ...

    皐月「いや・・・全くかかっていないから・・・」














    能代「あなたのせいで、加賀さんもひどい目に合うわ?あなたのせいよ?ひどい人ね?辛いからって他人も巻き込もうだなんて・・・?」ボソッ...

    皐月「ッ!」

    加賀「何しているのかしら?」

    能代「本当に水がかかってないか確認しただけですよ?うん、大丈夫みたいですね?それでは、ご迷惑おかけしました」


          スタスタ...


    皐月「・・・」

    加賀「何て言われたの?」

    皐月「えっ?」

    加賀「今、なにか言われたのでしょう?さすがに分かるわ」

    皐月「・・・うん、ボクのせいで加賀さんも嫌がらせにあう、他人を巻き込むなんてひどいって・・・」

    加賀「成る程。そういう魂胆ですか・・・」

    加賀「最低ね・・・許せないわ」スッ

    皐月「か、加賀さん?どこに・・・」

    加賀「そこで少し待っていなさい」スタスタ...

    158 = 1 :


          
    -------------------------------------------
        


    阿賀野「あ、来た来た。ごめんね能代、あれは痛い思いさせちゃいそう」

    能代「気にしないで、阿賀野姉ぇ。酒匂、タイミングはよさそう?」

    酒匂「ちゃんと呼んだよー!」

    矢矧「ふふっ楽しみね」


    加賀「・・・」スタスタ...

    加賀「能代さん、ちょっと立ちなさい」

    能代「はい、どうかしまし---」スッ


        バシンッ!


    能代「ッ!!」ビリビリ...

    阿賀野(うっわぁ、後で能代になんかおごったげなきゃ)

    能代「か・・・加賀さん・・・?なんで・・・?」

    加賀「演技しても無駄よ。人のせいにして、まるで自分は悪くないとでも・・・のたまうつもりですか。恥を知りなさい!」

    加賀「金輪際、あの子に付きまとって陰湿な嫌がらせをするのをやめなさい。でなきゃ、次はもっと・・・」



          「加賀ッ!」



    酒匂「・・・」ニヤ...

    虐め鎮守府提督「加賀っ!あんた何やってるよ!?一体どうしちゃったの!?」

    加賀「・・・提督、この姉妹艦たちは揃って皐月さんを虐めているのよ。あなたも何か言ってあげて頂戴」

    虐め鎮守府提督「そんな・・・そんなはずないでしょ・・・この子たちがそんな・・・」

    能代「・・・」ポロポロ...

    虐め鎮守府提督「ちょっと能代、大丈夫?」

    能代「いえ・・・ただちょっと、仲間に叩かれたのがショックだっただけで・・・能代がさっきお水をかけてしまったのがいけないんです・・・」

    虐め鎮守府提督「お水をかけた・・・?」

    酒匂「うん、さっき歩いてるときにね、つまづいて能代姉が加賀さんにお水かけちゃったの!」

    阿賀野「能代はずっと謝って、ハンカチで拭こうとまでしたのに・・・」

    虐め鎮守府提督「加賀あんた・・・そんな理由で能代をたたいたの?」

    加賀「違・・・私は、皐月さんが・・・」

    虐め鎮守府提督「あとで執務室に来なさい。話はそこで聞くわ」

    加賀「・・・」


      クスクス...
    クスクス... クスクス...
    クスクス...


    加賀(この子達・・・!)ゾッ

    159 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    長門達の基地



    青葉「あぁーっ!青葉みちゃいましたよ!」

    提督「どうした?何があった?」

    青葉「加賀さんが、能代さんをひっぱたいたんですよ!」

    明石「あ、あの加賀さんが?」

    長門「・・・録画はしてあるか?」

    青葉「もちろんです」カタカタ...



    モニター < ハイ、ドウカシマシ...  バシンッ



    明石「き、強烈・・・」

    提督「これは・・・。青葉、どんな些細なことでもいい、何か変わったことはあるか?」

    青葉「特には無いんですが・・・昨日から加賀さんと皐月さんが一緒に行動していますね」

    提督「長門、どう思う?加賀が水をかけられただけで暴力を振るうようなやつに見えるか?」

    長門「あり得ないな。加賀とは昔あったが・・・態度は冷たくとも義に厚く、思ったことはハッキリと言う。陰湿な真似などからは最も遠いタイプだ」

    明石「私も変だと思います。仮に加賀さんが陰湿ないじめを行っているとして、いきなりこんな行動に出るなんてのはおかしいです」

    青葉「あ、ちょっと待ってください・・・能代さんがたたかれた辺りの映像をもっと拡大してみます・・・」

    青葉「・・・司令官、画質が荒くてわかりにくいですが・・・他の姉妹艦たち・・・笑っていませんか?」

    明石「ほ、ほんとだ・・・確かに、笑っているように見える・・・姉妹がたたかれてるのに・・・」

    青葉「謎が深まりますね・・・」

    提督「よし、加賀と皐月、阿賀野達に絞って良く観察してみよう。なにか分かるかもしれない」

    160 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .



    虐め鎮守府 執務室前



      ガチャッ...


    阿賀野「あっらー?加賀さん。奇遇ね」

    加賀「阿賀野さん・・・どうしてここに?」

    阿賀野「特に?たまたま通りすがっただけだよ♪」

    加賀「・・・」

    加賀「私の言うこと・・・何一つ信じてもらえなかったわ。あなた達、相当提督との信頼関係が厚いのね」

    阿賀野「だって阿賀野実際何かした覚えないしぃ~?」

    加賀「・・・いつか」

    阿賀野「ん?」

    加賀「いつか必ずあなた方に報いが来るわ。絶対に」

    阿賀野「フフッ・・・何を言うかと思ったら・・・フフフ・・・」

    阿賀野「わたしには何の証拠もないし、今の周囲があなたを見る目は大変だよ?これから生き辛くなるんじゃない?」

    加賀「周りが私をどう思おうと構わないわ。でも、あの子を虐めていたあなた方だけは・・・絶対に許さないわ」

    加賀「例え提督が許そうとも・・・ね」

    阿賀野「わっかんないなー。なんでそんなにあの子をかばうの?恩でもあるわけ?」

    加賀「それがわからない時点で、あなたは人として最低レベルよ。今ここにいるのも、私を嘲笑うためでしょう?」

    加賀「あなたはもう落ちるところまで落ちてる。心の底まで醜い悪よ」

    阿賀野「加賀さんこそ、状況も立場もわからない醜い馬鹿にしか見えないけどー?」

    阿賀野「ま、いいわ。あなたが立ち上がっても何も変わらないもん。皐月がより傷つくだけ」

    阿賀野「せいぜい頑張ってね?正義の一航戦さん?明日からは楽しい鎮守府生活が待ってると思うから♪」スタスタ...

    加賀「・・・」

    161 = 1 :

    今回はここまでです。中途半端で申し訳ない・・・続きは明日の夜投下します
    見てくれてありがとうございました。おやすみなさい

    162 = 141 :

    乙です ここからどう惨めな気持ちにさせてから悪即斬物してスッキリ調理するのかが楽しみなんだよなぁ

    163 :

    おつ

    164 :



    ......
    ....
    ..
    .



    長門達の鎮守府



    青葉「司令官、ようやく見つけましたよ・・・!」

    提督「何がわかった?」

    青葉「阿賀野型です・・・彼女たちが元々皐月さんに対して悪質ないじめを行っていたそうです」

    青葉「それを見かねた加賀さんが阿賀野型の姉妹たちに対して立ち上がったみたいですが・・・」

    提督「食堂での事件か?」

    青葉「ええ、でも・・・あろうことか、それを逆手にとって自分たちは被害者、はたから見たら加賀さんが悪者に見えるように仕立て上げたようです」

    青葉「鎮守府の司令官とも相当仲がいいみたいで・・・監視カメラ越しに聞きましたが、執務室内部での加賀さんの講義に対しては、『ありえない』『そんな子ではない』と全く聞く耳を持っていませんでした」

    提督「信頼関係すらも利用するか・・・」

    明石「ひどい・・・」

    長門「ここまでの外道もそうそういまい・・・!」

    提督「こういう複数での虐めの場合は、必ず牛耳っている奴がいるものだ。誰だ?」

    青葉「おそらく阿賀野さんだと思われます。声が小さくてあまり聞き取れませんでしたが、阿賀野さんがそれらしきことをしゃべっていました」

    提督「分かった。すぐに向かおう、阿賀野を押さえれば止まるはずだ。良くやった、オーバーウォッチ」

    青葉「それ・・・青葉の新しいコードネームですか?」

    提督「不満か?」

    青葉「司令官・・・帰ってきたら青葉と結婚しましょう」

    提督「変なフラグを立てようとするな・・・長門、いそいで着替えるんだ」

    長門「了解だ」

    165 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    虐め鎮守府 皐月の部屋





    皐月「・・・うぅ」グスッ...

    皐月(ボクのせいで加賀さんが・・・!)

      ヴーッ ヴーッ

    皐月「着信・・・?」

    皐月「はい・・・だれ?」

    阿賀野『キッラリ~ン☆阿賀野でーっす!元気?』

    皐月「あ・・・阿賀野さん・・・?」

    能代『能代達もいますよ~♪』

    阿賀野『ビックリした?』

    皐月「ど、どうして電話を・・・?」

    阿賀野『今から面白いことが起こるから~それのお・し・ら・せ♪』

    皐月「面白い事・・・?」

    阿賀野『あなたの大親友である加賀さんがこの鎮守府から消える・・・なんて面白どう?』

    皐月「そんな・・・!お願い!加賀さんには何もしないで!ボクが悪かったから!」

    皐月「お願い・・・お願い・・・!」

    阿賀野『そうだよねぇ~全部、全部全部全部君が悪いもんね?』

    阿賀野『君が加賀さんに言いつけたおかげで、私の妹はたたかれるし・・・』

    能代『痛かったなぁ~~~・・・』

    阿賀野『私も、“絶対許さない”だなんてこわーい言葉を掛けられちゃったんだぁ・・・』

    皐月「グスッ・・・ごめんなさい・・・」

    矢矧『泣かれると困るわ・・・私達が悪いみたいじゃない』

    酒匂『ねぇねぇ、皐月ちゃん、もしあなたが何も悪くないのに怒られたり、叩かれたりしたらどう思う?』

    酒匂『しかもその人は自分じゃ何もせず、自分より強い人に泣きついてそういうことをやらせてるとしたら・・・どーおもう?』

    皐月「・・・」グスッ...グスッ...

    阿賀野『無視しないでよ!!』

    皐月「ひっ・・・!卑怯だと・・・おもう・・・」

    阿賀野『でしょ~?そういうことを、皐月はしてきたんだよ?』

    阿賀野『周りからしたらどうだと思うかな?』

    皐月「・・・ゆるせないとおも・・・う」

    阿賀野『そんな許されない皐月が、一体どうやったら許されると思う?』

    阿賀野『一体どうやったら・・・みんな満足するとお・も・う?』

    皐月「き・・・消え・・・れば・・・」

    阿賀野『お、気が付けたの?偉いねー!皐月えらいよー♪』

    皐月「う・・・ぁ・・・」ポロポロ...

    166 = 1 :








          ガチャッ



    加賀「皐月さん、心配だから見に来たのだけれど・・・」

    皐月「か、加賀さん・・・!」

    加賀「酷い顔よ・・・?どうしたの?」

    阿賀野『あっりゃぁ・・・大親友の加賀さんが来たの?』

    皐月「な・・・なんでもないよ!携帯小説をみてたんだよ・・・!」

    加賀「嘘は良くないわ・・・その携帯電話を渡しなさい」

    阿賀野『いいんじゃない?渡してあげたら?』

    皐月「・・・」スッ...

    加賀「誰かは分かっているわ。卑劣艦達」

    阿賀野『おぉっ、座布団一枚!』

    加賀「・・・で何故電話してたのかしら?」

    阿賀野『あ、それなんだけどねー、皐月さんはさっき自分で鎮守府から消えるって言ったんだよー♪』

    加賀「・・・なんですって・・・?」

    皐月「・・・」

    阿賀野『偉いよねぇ~~?妹が殴られたのも、あなたに暴言吐かれてわたしの心が傷ついちゃったのも・・・』

    阿賀野『全部自分が悪いって認めてくれたんだー?』

    加賀「とことん下衆ね・・・!」

    阿賀野『あーあ、また傷ついちゃったなぁー?か・が・さん?』

    阿賀野『ほらほら~皐月が自分から消えるって言ったんだから、あなたもそれに習って---』

    加賀「消えるのはあなたたちよ」ブチッ

    加賀「皐月さん、そこで少し待っていて下さい」スタスタ...

    皐月「加賀さん?・・・どこへいくの?」












    加賀「ケリをつけてくるわ」

    167 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    長門達の基地



    青葉「司令官!非常にまずいです!!」

    提督『どうした!?』

    青葉「阿賀野さんの目的がわかりました!彼女は加賀さんを煽ってわざと復讐させ、その計画者と実行者として皐月さんと加賀さんをまとめて鎮守府から消すつもりです!」

    提督『時間はまだありそうか!?』

    青葉「加賀さんが弓矢を持って阿賀野型の部屋に向かっています!司令官!急いでください!」

    提督『クソっ・・・間に合え・・・!』

    168 = 1 :


    .......
    ....
    ..
    .


    虐め鎮守府  阿賀野型の部屋



       

        バァンッ!


    阿賀野「ドアはもっと静かに開けるべきだと思うなー?」

    加賀「・・・」スッ

    酒匂「ぴゃぁ?なにそれ、テープレコーダー?」

    加賀「あなた方には・・・このテープレコーダーに罪の自供をしてもらいます」

    加賀「どんなてを使ってでも・・・自供させるわ」

    阿賀野「こっわぁ~~~い・・・」

    能代「加賀さん。能代たちは何も悪い事してないんですよ?それなのに弓矢まで持ち込んじゃって・・・」

    能代「丸腰の能代達をどうするつもりなんですかぁ・・・?」プルプル...


       ヒュンッ!
         ズドッ!


      「!!」

    加賀「三文芝居はやめなさい」

    加賀「次は・・・壁ではなくてあなたの耳を穿ちます・・・!」

    加賀「さぁ、罪を認めて謝罪すると誓いなさい!そしたら・・・これを降ろすわ」ギリリ...

    能代(ハッタリ・・・よね?)

    阿賀野(テープレコーダーは・・・まだONになっていない・・・)

    169 = 1 :


    阿賀野「やればいいじゃないの。好きにしたら?」

    加賀「・・・!」

    阿賀野「射ればあなたは鎮守府から消えるよ?例え私たちが何かを言ってもね」

    阿賀野「考え直したらどうなの?味方に矢を向けてる時点で取り返しがつかないってことわかってる?」

    阿賀野「今すぐ引き返したら何も見なかったことにしてあげる。阿賀野は優しいからね♪」

    阿賀野(ま、嘘だけど・・・☆それに、万が一阿賀野達を尋問して証拠を握ったとしても・・・提督は何とでも丸め込める・・・)

    阿賀野「でも・・・明日からは皐月も、加賀さんもぉ・・・こわーい噂が立ってて変な目で見られるかもね?」

    阿賀野「加賀さんは平気かもしれないけどぉ・・・皐月はどうかなぁ・・・?いなくなりたくなるんじゃないかなぁ・・・」

    阿賀野「矢を射ればあなたは消える。ここから立ち去れば、この先皐月は耐えきれなくて消える・・・」

    阿賀野「あれぇ・・・?あれあれぇ・・・?どっちにしても消えるしか・・・なくない!?」

    加賀(よくも・・・よくも平気でこんなことが・・・!)

    矢矧「弓を構えてかっこつけてるところ悪いんだけど~、あなたはもう完全に敗北しているんだよ?」

    阿賀野「あ!!阿賀野良い事考えた!!」

    阿賀野「加賀さんが『今まで阿賀野たちにしてきたことは全て勘違いでした、ごめんなさい』って精一杯謝ってくれたら・・・噂もなくなるかもしれないよ?」

    酒匂「ぴゃぁ~~!阿賀野姉天才!」

    阿賀野「ほら、そこに自前のテープレコーダーがあるじゃない?それで謝罪を録音してあげるから!ほらほら、謝る準備をしなよ!」

    阿賀野「ほ ら は や く」

    加賀「・・・あなたは怪物よ」

    阿賀野「怪物ねぇ・・・?」

    加賀「あなたの思い通りになるくらいなら・・・!」

    加賀「私はあなた達を道連れに皐月を守る道を選ぶわ・・・!」

    阿賀野(それがすでに思い通りってわかってないのかなー?)




       「加賀、君が犠牲になる必要はない」

    170 = 1 :


            

            フッ


    酒匂「ぴゃああ!真っ暗!なになに!?」



            パッ



    能代「明かりがつい・・・た?」

    提督・長門「・・・」

    阿賀野「!?」

    矢矧「な・・・だ、誰なの!?」

    長門「お前たちのような人の心を踏みにじり遊ぶクズに・・・罰を与えるものだ」

    提督「加賀、君はもう下がってるんだ。あとは俺たちに任せてくれ」

    提督「こいつらがした悪行は・・・全部知っている」

    加賀「・・・全部?」

    提督「皐月を虐めていたことも、君をけしかけて消そうとしたことも・・・すべてだ」

    提督「君は良く勇敢に立ち向かった。もう大丈夫だ」

    加賀「そう・・・なら・・・よかったわ・・・」スッ...

    阿賀野(全部知ってる・・・?私達の考えも、やってきたこともすべて・・・?なんで・・・?)

    長門「さて・・・阿賀野、能代、矢矧、酒匂・・・!何か申し開きはあるか?」

    能代「あ、阿賀野姉・・・」

    阿賀野「・・・」

    阿賀野(第三者にすべて証拠を握られてるんじゃ・・・もうなに言ってもダメじゃん・・・)


      何故阿賀野はいじめを?

     
    ↓3の中で最も安価の高いものを採用

     今現在のストーリーの流れと完全に矛盾をしてしまうような安価はナシでお願いします

    171 :

    提督の一番のお気に入りになるため

    172 :

    他人を追い詰めるのが快感だから

    173 :

    普通に面白かったからっていうガチクズでいいんじゃないでしょうか

    174 :

    皐月お気に入りだったかー

    175 :

    ......
    ....
    ..
    .


       ガチャッ


    加賀「連れてきました」

    皐月「あ、阿賀野さんの部屋・・・?それに、知らない人が二人も・・・不思議な恰好で・・・」

    加賀「事情は後で説明するわ。今は・・・阿賀野さんの話を聞きましょう。すべて話してくれるから」

    皐月「全て・・・?」

    阿賀野「・・・もう、話してもいいかな?この空気に耐えられないんですけど?」

    長門「洗いざらいすべて話せ」

    阿賀野「・・・阿賀野達はね・・・一番になりたかったの」

    阿賀野「この鎮守府で一番提督に信頼される存在になりたかったの」

    阿賀野「ウチの提督はいい人なんだよ?同じ女性で色々きがあって・・・。すこしだまされやすいけどね☆」

    阿賀野「だから・・・努力した。演習や色々な任務をね。お茶に誘ったりもしたなぁ・・・」

    阿賀野「今となってはとっても仲良くなったけど・・・でもね、それだけじゃ駄目だった」

    阿賀野「阿賀野達以外に同率で一位になろうとするやつが許せなかった。阿賀野達が大好きな提督が同じく私達の事が好きって思えるのはね・・・とても優越感を感じることができたの」

    阿賀野「それで・・・たまたま皐月が他の子より提督と仲良さげにしてたから・・・腹いせにやっただけだよ・・・」

    阿賀野「皐月が提督に嫌われるように手回ししたつもりだし、うまくいったと思ったけれど・・・加賀さんが気付いて邪魔してきてね・・・」

    阿賀野「ま、それからはあなた方が知ってるとおりよ?」

    皐月「そんな理由で・・・ボクをいじめてたの・・・?」

    皐月「ボクがずっと苦しんでいたのは・・・提督と仲良くなる為だったの・・・?」

    皐月「なんで・・・たったそれだけであんな・・・・!」

    加賀「呆れて物も言えない・・・!」

    阿賀野「・・・そういうとおもった」

    提督「さて・・・罪の清算の時間だ。阿賀野、能代、矢矧、酒匂。お前らは罪を償う必要がある」

    阿賀野「え・・・?このまま提督に引き渡すなりで終わりじゃないの!?」

    能代「どういうつもりですか!?」

    提督「皐月、加賀・・・この四人に・・・何か仕返しをしたいか・・・?」


    ↓3 でこの四人を許すか許さないかの選択を。最も安価の高いものを採用します。また、許さなかった場合、どのような罰を与えるかをお願いします

       ※捕捉で申し訳ないですが、あくまで罪を償わせることが目的です。結果的な殺傷になることは避けてください



    176 :

    許さず
    提督にこのことを教えた後鎮守府から追放

    177 :

    許さない、自分の提督に今までしてきたことを自分の口から伝えさせる

    178 :

    許さない
    自分を信じてもらえなかったから洗いざらい話して異動届けを出して鎮守府を出て行く

    179 :

    許す

    180 = 1 :


    皐月「ボクは・・・ずっとずっと・・・苦しかったんだ」

    皐月「悩んでいた・・・一体阿賀野さんたちに何をしてしまったんだろうって・・・」

    皐月「聞いても舌打ちしかされなかったし、より虐めがひどくなるばかりだった・・・」

    皐月「でも・・・こんなのって・・・いくら何でもひどすぎるよ・・・」

    加賀「あなた方は・・・自分の犯した罪を理解する必要があるわ」

    阿賀野「・・・」

    提督「君たちは今から提督たちのところへ向かって・・・さっきと同じ言葉を一言一句違わず話せ」

    阿賀野「・・・!」

    阿賀野(ここまで積み上げてきたものを・・・自分で壊さなきゃならないなんて・・・)

    181 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    虐め鎮守府 執務室



    虐め鎮守府提督「そんな・・・!それは・・・本当なの・・・?」

    提督「ああ、本当だ。証拠のテープも存在する」

    虐め鎮守府提督「・・・」スタスタ...

    阿賀野「提督?確かに言ったことは本当だよ?でも・・・提督の事が大好きなのもほん・・・」



        バシンッ!



    阿賀野「ッ!?」

    能代「阿賀野姉ぇ!?」


        バシンッ!


    能代「った・・・!?」

    虐め鎮守府提督「矢矧、酒匂・・・あなたたちも・・・仲間なのよね?」

    矢矧「・・・ええ」

    酒匂「うん・・・」

    虐め鎮守府提督「なんで!」グアッ

        バシンッ!

    矢矧「ぐっ・・・!」

    虐め鎮守府提督「あなたたちは!」グァッ

        バシンッ!

    酒匂「っ!」


    虐め鎮守府提督「仲間を・・・私を・・・裏切ったの・・・?」

    虐め鎮守府提督「私は・・・あなたたちのことが大好きだった・・・!一緒にいて楽しい・・・信頼できる仲間だった」

    虐め鎮守府提督「それなのに・・・これだけの理由で・・・よくもここまで人間性を捨てれたものね・・・?」

    虐め鎮守府提督「失望したわ。あなた方はここに仲間と過ごす資格なんてない」

    阿賀野「提督・・・!」ジワッ...

    虐め鎮守府提督「あなた方を受け入れてくれそうな鎮守府を探しておくわ。決めるまでに・・・荷造りをしておきなさい」

    阿賀野「分かってた・・・こうなるとは思ってたけど・・・」

    阿賀野「もっと・・・提督と仲良くしていたかった・・・」ボロボロ...

    虐め鎮守府提督「この話の後で・・・謝罪でも反省でもなく、そんな言葉が出てくる時点で・・・あなたとは二度と・・・顔も合わせたくないわ・・・!」

    182 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    虐め鎮守府提督「私・・・とんだ節穴な目をしていたわ・・・ごめんなさい」

    皐月「ボクはもう大丈夫だから・・・」

    加賀「気にしないで。提督」

    虐め鎮守府提督「あの、あなた方のおかげで助かったと二人から聞いています・・・本当にありがとうございました」

    提督「それは良かった。あと一歩遅かったら・・・危ないところだったな」

    虐め鎮守府提督「ところで・・・あなた方は・・・一体何者なんですか?」

    提督「正体は気にしなくていい・・・が、苦しんでいる艦娘を助けていくのが俺たちの仕事だ」

    加賀「・・・私は・・・皐月さんを助けようと動きました・・・ですが、私だけでは・・・おそらく解決できなかったでしょう・・・少し、悔しかったわ」

    提督「だが、君が行動を起こしたおかげで、俺たちも気が付くことができた。君の勇気で皐月は救われたんだ」

    皐月「うん!加賀さんが味方してくれた時はすごくうれしかったし、とてもかっこよかったよ!」

    加賀「ふふ・・・ありがとう。とても嬉しい言葉よ」


    183 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .

    長門達の基地


    青葉「まさか・・・艦娘同士でのいじめなんかがあったなんて・・・」

    提督「ウチは皆仲がいいからな。どこも大体そうだが・・・」

    長門「しかし・・・些細なことで人間はおかしくなってしまうんだな・・・」

    明石「心のメンテも・・・できたらいいんですけどね」

    提督「・・・だな」

    184 = 1 :


    次回のブラック鎮守府を決めます

    ↓3までの中ででどういうブラック鎮守府かを。でた三つの内で最もコンマの高いものを採用します
     
    ブラック鎮守府が決まった段階でさらに↓2で被害にあっている艦娘を決めます(複数可)

    185 :

    >>119

    186 :


    自信だけが取り柄の大淀が独自開発した極端な艤装を
    艦娘達に装備させ出撃させてる。(しかし、成果は上げられず敗戦して負傷しながら帰ってくるのが度々続いている)
    その上、提督は大淀の開発はいつか人知を超えた画期的な兵器が来ると信じて病まない。

    187 :

    役に立たない艦娘は朝早くに漁業に駆り出される
    鎮守府に戻ったら、
    ほんの僅かな休憩のあと冷凍庫に沢山ストックされてる魚の加工などを長時間やらされてる 

    【漁業・魚の加工】午前5時~午前0まで 

    188 :

    敵の大型艦と見られる個体と提督が密会している

    189 :

    未登録の艦娘を秘密裏に人身売買

    190 :

    ヘマをした娘に体罰を加える鎮守府

    192 = 179 :

    女性蔑視な司令官で言動からして隠そうともしない

    193 :

    武蔵

    194 :

    大和

    195 = 1 :


    ブラック鎮守府:自信だけが取り柄の大淀が独自開発した極端な艤装を
            艦娘達に装備させ出撃させてる。(しかし、成果は上げられず敗戦して負傷しながら帰ってくるのが度々続いている)
            その上、提督は大淀の開発はいつか人知を超えた画期的な兵器が来ると信じて病まない。



    被害艦: 秋津洲 武蔵

    了解しました。今回はこれでおしまいです。続きはまた明日ごろ投下していきます
    阿賀野型は個人的に好き(特に阿賀野と矢矧)だったので書いててだいぶメンタルが・・・
    許すか許さないかの反応を見る限り、今回はかなり悪逆非道に作れたようでよかったです
    見てくれてありがとうございました。おやすみなさい

    198 = 189 :

    乙です
    安価の埋まり具合からしてめっちゃ見てる人いるのね

    199 = 179 :



    俺嫁が悪党とかきついからなあ

    200 = 174 :


    貴重な皐月成分ありがとうございます


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