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    元スレ提督「ブラック鎮守府バスターズ?」

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    1 :

    ※人によっては気分を害する内容になる可能性があるのでご注意ください。
    ※安価は基本自由ですがR18方面に行かないよう、内容によってはある程度表現を押さえることがあります。


    提督「なんだそれは?」

    憲兵「ここ最近、小規模な鎮守府での悪質な指揮や艦娘の管理体制などが目立っていまして・・・」

    長門「ふむ、それは由々しき事態だな・・・それで、我々のところに来た理由は?」

    憲兵「あなた方に・・・それらの鎮守府を潰していただきたいのです」

    提督「構わないが・・・こういうのは本来あなた方の仕事では?」

    憲兵「そのはずなのですが・・・これが思った以上に深刻な問題となっていまして・・・」

    憲兵「上層部で腐敗の疑いも見つかり、その調査に追われていまして・・・」

    長門「なんだと・・・?」

    憲兵「なので、我々の調査において不祥事の噂も一切なく、尚且つ最も正義感の強いあなた方に是非お願いしたいのです」

    長門「フッ・・・そういうことならこの私に任せておけ!文字通り大船に乗ったつもりでいてもらおう!」

    憲兵「おぉ・・・!ご協力感謝いたします!」

    提督(ちょろい・・・正義とかそういう言葉好きそうだもんな・・・こいつ)

    長門「提督も賛成だろう?仲間を自分の欲望のために使う悪党を放置しとくわけにはいかないだろう!?」

    提督「わかったわかった・・・近いよ」

    長門「よし!そう来てくれると思ってたぞ!」グッ!

    提督「ま、大きな作戦も無いし、やれるだけのことをするよ。何をしたらいい?」

    憲兵「まず、近場にこういう鎮守府があるのですが・・・>>」

    >>2 でどういうブラック鎮守府かを
    >>3->>4 で被害にあっている艦娘をお願いします。(複数可)

    ※明石、青葉を対ブラック鎮守府チームとして今後登場させていく予定なので、長門を含むこの三人以外の艦娘でお願いします。


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1521879492

    5 = 1 :

    憲兵「まず、近場に資材収集担当の鎮守府があるのですが・・・」

    提督「ああ、知っているよ、ここもお世話になっている」

    憲兵「どうやら、その資材集めのために艦娘を酷使しているようで・・・」

    提督「具体的には?」

    憲兵「二隻の潜水艦が所属しているのですが、資材の収集率が異常でして」

    提督「二隻で大量の資材収集・・・その子たちは相当レベルが高いのか?」

    憲兵「いえ、それが・・・全く高くないのです。むしろ低いくらいで・・・」

    憲兵「伊26さんと伊58さんの姿がその鎮守府ではいつも確認できません」

    提督「・・・」

    長門「提督・・・いきなり胸糞悪くなってきたぞ・・・」

    提督「よし、話は十分だ。今すぐ叩き潰してくるよ」

    憲兵「あ、少しお待ちください」

    提督「?」

    憲兵「我々が度が過ぎたブラック鎮守府を攻撃するときには必ずこれを・・・」

    6 :

    安価あるならスレタイに書いといてほしかったかな

    7 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .

    資材担当鎮守府


    伊58「てーとく、これ・・・今回の資材でち・・・」スッ...

    黒提督「・・・・」

    黒提督「・・・なぁ、なんで今回はこんなに少ないんだ?」

    伊58「ごめんなさいでち・・・私が被弾しちゃって・・・撤退してきたでち・・・」

    伊26「いや、被弾したのはあたしだから!気にしないでね?ねっ?ゴーヤっち!」

    黒提督「お前らが気にしなくても俺が気にするんだ!!腐れただ飯食らいどもが!」

    伊58「ヒッ・・・」ビクッ

    伊26「ち、ちょっと提督!」

    黒提督「なんだよ?また意見か?」

    伊26「う・・・」

    黒提督「お前らが何と言おうと、現状は変わらないってことがまだわからないのか?」

    黒提督「だがまぁ、俺も鬼じゃないんだ・・・聞くだけ聞いてやろう」

    伊26「ほ、ほんと・・・!」

    伊58「な、なら・・・!少しだけでいいから休みを・・・」

    ビーッ! ビーッ!


    黒提督「おっと時間切れだ、また次回聞くよ。ほら、出撃時間のブザーだ。早く行ってこい」

    伊58「うぅ・・・」

    伊26「・・・」

    黒提督「そんな顔をするな・・・好きでこんなことやってるんじゃない・・・」

    黒提督「もっと資材を献上すれば、ここに新しい仲間がやってくる。君たちも楽になるんだよ」

    黒提督「俺だって君達が苦しまないように・・・色々頑張っているんだよ?」

    黒提督「新しい艦娘を欲しいといっても、成果がなくちゃくれやしない。だから・・・君たちの実力を見せてあげようじゃないか。なっ?」

    黒提督「ほら、行ってくるんだ」


    8 = 1 :

    >>6
    完全に付け忘れてました・・・立て直してきます

    9 = 1 :

    タイトルにちゃんと安価とついたものに立て直してきます
    ご迷惑おかけします・・・

    10 = 1 :

    現在規制がかかっておりまだ書き込むことができません
    再開はいつ頃になるかわかりませんが、規制が解け次第再開します
    申し訳ない・・・

    11 :

    立て直さず続けろ

    12 :

    まぁ、このまま続けてもいいでしょ

    13 = 1 :

    そうですね。タイトルミスで立て直しはちょっと自分勝手すぎました。では、続きを書いていこうと思います

    14 = 1 :


    伊58「本当・・・?」

    黒提督「ああ、本当だ!君たちの頑張りによって、上からの評価が上がれば新しい艦娘もくれば、設備も良くなるぞ」

    伊26「そっか・・・!わかった!私達頑張るね!」

    伊58「うん・・・それじゃぁ・・・行ってくるでち・・・」フラフラ...

    黒提督「その意気だ!応援してるぞ!行ってらっしゃい!」


          ガチャンッ

    黒提督「ハッ・・・間抜け共が・・・」

    黒提督「さてさて・・・それじゃコーヒーでも飲みながら報告書を書くとするかね」







    提督「ほぉ・・・何て書くつもりなんだ?」

    黒提督「ッ!?だ、誰だお前は!」

    提督「安心しろ、怪しい者ではない。話をしに来た」

    黒提督「覆面に全身真っ黒な服着た奴が怪しくなく見えるか!強盗か!?ここがどこだかわかっているのか!?」

    提督「話というのは・・・」スタスタ...


         ドゴッ


    黒提督「グフッ・・・」ドサッ

    提督「お前が落ち着いてから話そう」




    15 = 1 :

    食事の為一旦中断します

    17 = 2 :

    怪しすぎて草

    18 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .

    黒提督「・・・?」

    提督「目が覚めたか、クズ野郎」

    黒提督(なんだこいつらは・・・覆面の男がもう一人・・・いや、あれは女か?)

    黒提督(目的がわからん・・・金か?)

    黒提督「お前が何者かは知らないが・・・この拘束は解いたほうが身のためだぞ」

    黒提督「海軍の指揮官を椅子に縛りつけやがって・・・お前は捕まるぞ?」

    提督「捕まるのはお前の方だ悪党。調べさせてもらったぞ」

    黒提督「!」

    黒提督「・・・なんのことかな?ここはただの資材収集のための小さな鎮守府だ」

    長門「しらばっくれるな。お前は上にここを艦娘4人で運営してると嘘をついたな?」

    黒提督「・・・」

    長門「入ってこい」


       ガチャッ

    伊58「てーとく・・・」

    黒提督「・・・!」

    伊26「話は全て聞いたよ・・・」

    伊58「ずっとゴーヤたちの事・・・だましていたんでち?」

    黒提督「助けてくれ!こいつらは強盗だ!艦娘のお前らなら、ただの強盗くらい一ひねりだろ!?」

    伊26「もう・・・遅いよ・・・」







    19 = 1 :


    黒提督「俺よりそこの強盗を信じるのか!!」

    伊26「彼らは強盗なんかじゃないよ。私たちを助けに来たヒーローだった」

    伊58「そして・・・悪はテートクでち・・・」

    黒提督「どういうことだよ・・・!」

    提督「俺たちはお前らのような悪徳のクズどもを潰すためにいる」

    提督「さて・・・ここからはお話の時間だ・・・お前はなんの為にここでこんなことをしている?」

    黒提督「はっ・・・何かと思えば・・・ヒーロー気取りの偽善者どもか・・・」

    黒提督「そういうのは痛い目を見るぞ?前にも立ち上がった奴がいたが・・・」

       
          ドゴッ


    黒提督「ゲホォッ!」

    伊58、伊26「ッ!」ビクッ

    長門「聞きたいのは悪態じゃないぞ?質問に答えろ」

    提督「おい、この子たちがビックリするだろ。過激すぎるぞ」

    長門「先に気絶させてここに縛り付けたのはあなただろう」

    黒提督「ハァッ・・・ハァッ・・・簡単だよ」

    黒提督「短期間で、少人数で大量の資材を集めれば・・・俺への印象が良くなるだろ?」

    黒提督「キャリアを積んで、給料も上がる。普通の考えだろ?」

    黒提督「大変だったよ・・・彼女たちが死なないように調節しつつ最大限資材をかき集めるのは・・・ははは」ペッ

    提督「クソ野郎が・・・!」

    黒提督「で?これからどうする気だ?殴って蹴って楽しむか?」

    提督「それを決めるのは・・・彼女たちだ」

    提督「さて、ゴーヤくん、26くん・・・君は彼らをどうしたい・・・」

    伊26、伊58「・・・・>>20




    この黒提督を許すか許さないか、どのような罰を与えるかを決めてください
    許す場合は、彼はこのまま刑務所に叩き込まれます






    20 = 2 :

    一応五体満足だし憲兵さんに突き出すだけでいい

    21 :

    提督が、ニムでも伊26でもなく、26だけで呼ぶのになんか違和感

    22 = 1 :

    伊58「ゴーヤは・・・もう満足でち・・・」

    伊26「あたしも・・・もういい・・・ここで提督に復讐したら・・・あなたと同じになる」

    黒提督「・・・」

    提督「よかったな?優しい子達で」

    長門「ほら立った。憲兵のところへお前を連れていく」グイッ

    伊26「あ、最後に・・・!」

    長門「なんだ?」

    黒提督「やっぱり許せない、いたぶるってか?ん?」

    伊26「ちがうよ!・・・確かに提督は悪党だったかもしれない。目的はお金と昇進だったかもしれない」

    伊26「怒ってないかといわれたら・・・もちろん怒ってる・・・でも・・・」

    伊58「でも・・・そうならだまそうとせず・・・何か一言・・・行ってほしかったでち・・・」

    伊58「提督が偉くなりたいって言ってくれたら・・・ゴーヤたちはもっと頑張ったでち・・・」

    黒提督「くそ・・・なんでこんなことに・・・」

    提督「君はもうこの仕事には就けない。でも、まともな人間になることならできる」

    提督「次は・・・悔いのない選択をするようにな」















    23 :

    ......
    ....
    ..
    .

    憲兵基地前


    伊58「あの・・・本当にありがとうでち・・・おかげで助かったでち」

    伊26「あたしからもお礼を!本当にありがとう!」

    長門「気にしなくいい。当然のことをしたまでさ」フフン

    伊26「うん、でも言いたかったの!長門さん!」

    長門「・・・私の正体を?」

    伊26「えっ・・・声と体格で普通に・・・あれっ・・・言わないほうがよかった・・・?」

    伊58「うん・・・ゴーヤは空気よんだでち・・・」

    伊26「・・・なんかごめんね?」

    長門「いや・・・いいんだ・・・」

    提督「思ったより君たちにダメージが無くてよかった。療養は必要そうだが」

    提督「それで・・・これから君たちはどうする?俺は信頼できる鎮守府を知っている、事情を話して君たちをそこに配属させる予定だ」

    伊58「他に行くあてもないし・・・ゴーヤはそこでまた新しくやり直すでち・・・」

    伊26「あたしもそうする!あなたが言うなら信頼できそうだしね!」

    提督「決まりだな。それじゃ、今から書くところに明日来てくれ」


    24 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .

    長門たちの鎮守府


    明石「なるほど~・・・それであの子たちをここに・・・」

    提督「空きはあるだろ?」

    明石「ええ、大丈夫ですよ。にしても・・・・!」

    明石「かなーり興味深いことになってますねぇ!」

    明石「これってつまりアレでしょう!?昼は提督、夜はヒーローみたいなわけでしょう!?」

    青葉「そうですよぉ!めっちゃ海外ドラマみたいなことになってるじゃないですか!」

    提督「お前らに話したことを少し後悔し始めた」

    青葉「あ、そこなんですけど、私たちに話に来たのってただの自慢なわけじゃないですよね?」

    長門「そういうことだ、二人にはちゃんと用があってきた」

    提督「明石には動きやすく、戦闘になっても大丈夫そうな服と変声機の開発を、青葉には俺たちが潜入するブラック鎮守府の事前情報を調べてもらいたい」

    明石「まってましたぁあ!こんなのやってみたかったんです!早速取り掛かります!」

    青葉「私はたくさんのモニターを見ながらパソコンカチャカチャして調べる役ですね!」

    長門「・・・心配いらなさそうだな?」

    提督「ごっこあそびなんかと勘違いされてる気がしてきたけどな・・・おいお前ら!これは絶対他言無用だ!いいな!?」

    青葉・明石「アイアイサー!」

    25 = 1 :

    今回はここまでです
    あまり暗くなりすぎないように調節していくつもりです
    いきなりオリョ狂が来るとは思っていなかった・・・
    見ていただきありがとうございました。おやすみなさい

    27 :

    おつ

    スレの内容的にある程度暗くなってもいいけどね

    28 :

    この提督は資材収集担当の鎮守府に世話になってるくせに偉そうに説教とかしてんの?
    自覚がない分こっちの方がよっぽどクズだと思うんだけど

    29 :

    SSに上から目線で揚げ足取り
    うざっ

    30 :

    >>29
    お前の方がよっぽどうざいんだよ花子

    31 :

    楽しみなスレが増えた

    32 = 1 :

    >>28
    資材を渡して近場の人たちに善良なフリをしつつ実はそれは非道な方法で稼いでいたという悪っぷりを出すための演出のつもりでしたが・・・
    ちょっと考え無しにやりすぎましたね。>>1の力量不足です。すいません

    33 = 1 :

    長門「提督、この間の憲兵からブラックだと思われる鎮守府のリストが届ている。確認してみたらどうだ?」

    提督「ああ、それじゃ早速」スッ...

    青葉「おぉっと司令官、それは私の仕事ですよ?」サッ

    提督「なら頼んだよ。頼りにしてるからな?これは遊びじゃないってことを忘れるなよ?」

    青葉「分かっていますとも!どれ・・・ここの近場で怪しそうなのは・・・」

    青葉「・・・」

    長門「どうした?なにかみつけたか?」

    青葉「こんなのが・・・」ピラッ

    >>34 でどんなブラック鎮守府かを
    >>35->>36 で被害にあっている艦娘をお願いします(複数可)

    34 :

    ミッション遂行の為の捨て艦

    35 :

    睦月

    36 :

    弥生

    37 :

    五十鈴

    38 :

    清霜

    39 = 1 :


    青葉「し・・・司令官・・・これ・・・」

    提督「この鎮守府は国家の主戦力の一角だ・・・!」

    長門「どういう疑いが?」

    青葉「ええっとですね・・・」

    青葉「『非道な指揮の疑いアリ。この提督は非常に頭の切れる戦略家で、戦力として申し分がないが人命よりも効率を強く重視する傾向があるので注意されたし』・・・としか書かれてませんが、これってつまり・・・」

    長門「艦娘を消耗品のように扱ってる可能性があるってことか・・・」

    明石「おまけに尻尾を隠すのも上手いかもしれないですね」

    提督「青葉、早速仕事だ」

    青葉「はい!証拠を徹底的に調べておきます」

    提督「俺たちは直接出向いて実態を探るぞ。長門、ついて来い」

    長門「了解だ」

    明石「あ、変声機はまだできていないので、うまく声を変えてくださいね!」

    提督「分かった!」

    40 :

    最近見てる別の人の安価SSと反対だぁ…期待。

    41 = 1 :

    .....
    ....
    ..
    .

    〇〇鎮守府


    弥生「あの・・・司令官・・・弥生の初任務って・・・なに?」

    睦月「睦月たち、ここに来たばっかりで、わからないことだらけだけど、頑張りますね♪」

    捨て艦提督「ああ、もちろん君たちには期待しているよ。任務というのはだね・・・この海域を偵察してほしいんだよ」

    弥生「ん・・・わかりました。偵察ですね・・・」

    捨て艦提督「この海域は安全でね。ちょうど君たちの練度を上げるためにピッタリなんだよ」

    捨て艦提督「だから、ここへ行って基礎を学んでくるんだよ?」

    睦月「はいっ!がんばります!期待にこたえますね!それじゃぁ、いってきます!!」

    弥生「行ってきます。司令官」


       ガチャッ...



    捨て艦提督「いってらっしゃい・・・」

         
          カチャッ... カタカタ...


    捨て艦提督「平成30年〇月〇日、午後七時二十七分頃、偵察中の駆逐艦弥生、同じく駆逐艦の睦月ともに奇襲を受け轟沈。尊い犠牲を払った・・・」カタカタ...

    捨て艦提督「うーむ、報告書の締めはこんな感じがいいだろうか?危険な海域に駆逐艦を二人で送ったことをうまく誤魔化すカバーストーリーが必要だな・・・」

    捨て艦提督「よし、ウチのほかの艦隊にも、上層部にも、二名が別海域を偵察中の内に遭難、通信途絶。そしてこの危険海域に誤って侵入・・・これをベースにうまく話を組み立てていこうかね」


    42 = 1 :

    .....
    ....
    ..
    .


    提督「こちら提督。〇〇鎮守府の近くに到着した・・・ん?誰かが出撃していくのが見えるな・・・あれは・・・睦月と弥生か?青葉、何か情報はあるか?」

    青葉『え、今出撃した所・・・?司令官大変です!今その鎮守府の司令官のPCをハッキングして調べてる最中ですが、PCで保存されている報告書の下書きに書いてある海域と、彼女たちが今向かっている海域が全く違います!』

    提督「なんだと?二人はどこに向かっている!?」

    青葉『現在侵入厳禁とされている超危険海域です!』

    青葉『あ!しかも彼のPCには、すでにその二人の轟沈記録と、その原因を写した報告書の下書きがどんどん保存されていっています!捨て駒にする気マンマンですよこれは!』

    提督「長門!今すぐ彼女たちを追え!」

    長門「了解した!」ダッ

    提督「青葉、引き続き証拠の詮索を頼む!」

    青葉『やってみます!司令官は!?』

    提督「直接聞きに行く」

    43 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .

    提督侵入開始から数時間後...


    捨て艦提督「さて・・・もうそろそろ二人は海域にたどりつくころだろうか?」

    捨て艦提督「主戦力の艦隊を出す頃合いだな。収集をかけるか・・・」スッ...

    ザザァー... ピピッ

    睦月『提督!提督!こちら睦月!深海棲艦を奇襲を受けています!敵の偵察部隊の用です!』

    弥生『敵はかなりの手練れみたい・・・ですっ!この海域は安全なはずなんじゃ・・・!』ズドォン...

    捨て艦提督(あ、しまったな・・・彼女たちの回線を切るのを忘れてたか・・・まぁいい、艦種は何かくらいは聞いておこう。使えるかもしれない。このくらいわざわざ聞かなくてもしゃべってくれるだろう)

    睦月『提督!今すぐ救助をお願いします!こ、このままじゃ・・・弥生ちゃんも私も死んじゃう!』ズガァ...

    捨て艦提督「まぁ、落ち着いて。助けを送るよ、まず敵の艦種を教えてくれないかな?」

    睦月『分かりません!あたりはもうすでに暗く、敵の姿も不明瞭です!』

    捨て艦提督(まいったな・・・錯乱しててまともに艦種識別もできてないみたいだ)

    睦月『提督!何か指示を!提督!私達、まだ死にたくないよぉ!』

    弥生『睦月!後ろ!』

    睦月『え・・・』


        ブツッ...


    捨て艦提督(うーん、これは駄目そうだ)


    弥生『司令官・・・!睦月が・・・!グスッ・・・睦月が・・・!お願い・・・!救助を・・・きゅ』



        ブチッ...



    捨て艦提督「悪いね、どうやら無線機の不調みたいだ。君たちの犠牲は無駄にはしないよ」

    捨て艦提督「さて、今度こそ館内放送で収集をかけるか・・・ついでに感動的で彼女たちが元気づくような話にでもしておこう」ピッ...


    44 = 1 :

    .....
    ...
    ..
    .

    捨て艦提督の鎮守府内 倉庫


    提督(くそ・・・思ったより警備が厳重だ・・・警戒してるのか?)

      
       ザザァー...


    捨て艦提督『あー、こちら提督。全員聞こえているだろうか』

    提督(館内放送・・・?侵入がバレたか?)

    捨て艦提督『この鎮守府につい先日着任した睦月と弥生を・・・君たちはおぼえているだろうか?』

    捨て艦提督『彼女たちが例の超危険海域に誤って足を踏み入れ、そこで消息を絶った』

    提督(こいつ・・・何をいってるんだ・・・?)

    捨て艦提督『そして・・・自分たちの居る所が危険海域であることを悟った二人が・・・その命と引き換えに我々に有利な状況を作ってくれた』

    捨て艦提督『出来る限り敵の弾薬を消費させ、主力艦隊が少しでも戦いやすくするといった彼女たちの言葉を最後に・・・無線は途切れてしまった・・・』

    捨て艦提督『我々は・・・このチャンスを決して無駄にしてはならない!彼女たちの想いを胸に・・・必ずあの海域を突破するんだ!』

    捨て艦提督『今より危険海域突破の作戦を立案、決行する!主力艦隊は1時間後に会議室に集合せよ!』



       ブツッ...

    45 = 1 :

    提督「青葉・・・今の聞いたか?」

    青葉『えぇ・・・ばっちりと・・・もう許せませんね。黒も黒、真っ黒です』

    明石『同じ人間とは思えない・・・!』

    提督「奴の部屋に突入してやりたいが・・・警備が厳重で中々提督室にたどり着けない。何か手は?」

    青葉『さっきまでは隙がありませんでしたが・・・今集合がかかったことによって鎮守府中の艦娘達が身支度の為各々の部屋に戻ったみたいです』

    青葉『私が監視カメラの映像をループさせておきます。これで鎮守府内部を安全に動けるはずです。ですが、ループはおそらく2時間もすればバレます。今の内に移動を!』

    提督「了解だ!」

    46 :

    ブラック提督にも言い訳というか安価が欲しくなってきた

    47 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .


    〇〇鎮守府の執務室


    捨て艦提督「うん、演説はこんな感じでもいいかな。いまので士気が上がるはずだ」

    捨て艦提督「報告書もこれなら----」

    捨て艦提督「---!?なんだ?私が書いたはずの報告書が・・・謝罪文になっている・・・!?どういうことなんだ・・・?」













    青葉『おきのどくですが、あくしつなほうこくしょはきえてしまいました』

    捨て艦提督「!?」

    捨て艦提督(この機械音声はなんだ・・・?ボイスチェンジャーだろうか?)

    捨て艦提督「・・・君が何者かは知らないが・・・今やってる事はハッキング・・・つまりは犯罪行為だ。それもハッキングしているのは海軍の指揮官」

    捨て艦提督「イタズラのつもりならやめておいたほうが良い。取り返しがつかないことになるぞ?」

    青葉『取り返しのつかない事ならあなたのほうが良くしているのでは?捨て駒使いさん?』

    捨て駒提督「何のことかな?君が今見ているその報告書に、私が捨て駒を使ったなんてものはないはずだが?」

    青葉『えぇ・・・報告書だけではね・・・でも、もしあなたが捨て駒にしたはずの艦娘が生きていたとしたら・・・?』

    青葉『睦月と弥生が証言台に立って、あなたの報告書との相違点を挙げていったとしたら・・・?』

    捨て駒提督(これは・・・知っているみたいだな・・・)

    捨て駒提督「何のことだかいまだに良くわからないが、君が恐喝しようとしているのは分かった。目的はなんだ?」

    青葉『さぁ・・・これから来る人に聞いてみたらどうでしょう?』

    捨て艦提督「これから・・・?君に協力者がいるのか?それは一体誰---」



            メキャァッ!



    捨て艦提督「グッ!」ドシャァツ


    提督「俺だ・・・!」

    48 = 1 :

    ......
    ....
    ..
    .

    とある海域 少し前



    弥生「そんな・・・!なんで無線が切れるの・・・!」

    軽巡ヘ級「ハハハ...カアアッ..!」

    弥生「こ・・・こないで・・・!」

    弥生「睦月、お願いおきて・・・!逃げよう・・!ねぇっ・・・!」

    弥生「誰か・・・!」

    軽巡ヘ級「ガァァアアッ!」ジャキッ 

    弥生「誰か・・・助けて・・・」ギュッ...

        
         ズドォンッ

    軽巡ヘ級「ゲエァアアアッ!?」ドガァツ!

    弥生「・・・?」

    弥生「敵が・・・倒れた?」

    長門「遅れてすまない、助けに来たぞ!」

    弥生(暗くてよく見えない・・・誰なの?)

    弥生「あ、あなたは・・・?」

    長門「私の事は気にしなくていい、敵の援軍が来る前に逃げるぞ!立てるか!?」

    弥生「弥生は大丈夫・・・でも、睦月が・・・!」

    長門「その子は私が担ぐ!急げ!」グイッ!

    弥生「は、はいっ!」

    49 :

    .....
    ...
    ..
    .

    現在 〇〇鎮守府の執務室


    長門『弥生と睦月を確保した!今からそちらに向かう!』

    提督「よくやった。十分に警戒して戻れ」プツッ

    捨て艦提督「そういうことか・・・君は・・・私が不正を行っていると疑ってた連中が送り込んだ刺客か」

    捨て艦提督「あと30分もしないうちにここの子たちが異変に気が付くよ?この状況をみたら彼女達はどっちの味方をするだろうね?」

    提督「それもお前の罪が暴かれるまでだ。あんたは頭が少しは切れるんだろう?だったら、この状況が積みであることがわかってるはずだ」

    提督「全く・・・小規模の鎮守府だけかと思いきや・・・あんたみたいなところもこういう汚いことをやっていたとはな?なぜこんなことをした?」

    捨て艦提督「なんでって・・・ただの効率だよ。いろんな策を考えた結果、あの海域を超えるには囮が必要だと考えた。それだけだ」

    捨て艦提督「当然、これをすれば周りからは非難が来る。だから虚偽の報告書を作った。上層部だってきっと気付いているさ」

    捨て駒提督「でも向こうからすりゃ深海棲艦にさえ勝てればいいんだ。戦争は効率がすべてだ。だからやった」

    捨て駒提督「これが・・・勝利に最も早く近付く方法だからだ」

    50 :

    捨て艦はすっげぇ効率いいんだよね、ダブりとかでやるわ


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