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元スレ提督「ブラック鎮守府バスターズ?」

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801 = 1 :


鈴谷「うっそぉ・・・」

最上「そ、それってまさか・・・!」

サバイバル提督「あんたら・・・ブラック鎮守府バスターズか!?」

青葉「ふぇっ!?」

加賀「!」

提督「何故・・・君たちがそのことを知っている・・・?」

サバイバル提督「知ってるも何も・・・・」















サバイバル提督「俺たちがブラック鎮守府バスターズだ」

803 = 1 :

短いですが今回はここまで。次回でサバイバル鎮守府編は終わりです
途中心配かけてすいませんでした。>>1は元気です
これを書いていたらアマゾンに行ってみたくなりました

今夜も見ていただいてありがとうございました。お休みなさい

804 :

おつおつ
いやー心配したぞ

806 :


次の安価でと思って考えてた別のバスターズ案先に言われたー!

807 :



提督「なに・・・?」

サバイバル提督「正確には・・・“だった”・・・というべきだが」

提督「詳しく教えてくれ」

サバイバル提督「俺達がここに来る前は・・・あんたらと同じようにブラック鎮守府を潰して回っていた・・・」

サバイバル提督「最初は単に・・・演習相手の艦娘の様子がおかしかったから、こっそり話を聞いた」

サバイバル提督「そしたらその子は何て答えたと思う?」

サバイバル提督「笑顔で“なんでもない”・・・ただそれだけだ。普通ならそれ以上は聞かねぇ」

サバイバル提督「おせっかいしちまったかと・・・どことなく寂しげなその子の笑顔を見ていた時だった」

サバイバル提督「風でなびいた前髪の隙間から・・・見ちまったんだ」

サバイバル提督「その子の額に・・・夥しい数の火傷の跡があるのを・・・」

808 = 1 :


サバイバル提督「すかさず聞き直した。どうしてそんなところに傷がある?なにがあった?大丈夫なのか?・・・ってな」

サバイバル提督「そしたら・・・消え入りそうな声でたった一言・・・」

サバイバル提督「“たすけて”“これ以上は耐えられない”って・・・あの時の顔は今も忘れられねぇ」

サバイバル提督「話を聞けば、その子が所属していたところの提督は・・・戦闘においてミスを犯した者に過剰に罰を与える奴だったみたいでな」

サバイバル提督「ただの演習にも関わらず・・・敗北の原因となったその子の頭を・・・タバコの灰皿代わりに使ってたそうだ」

青葉「ひ・・・ひどい・・・」

サバイバル提督「その話を聞いた瞬間に俺はブチ切れ・・・周りに人がいるにも関わらず演習相手の提督に殴りかかった」

サバイバル提督「ほんの二、三発殴るだけでべらべらとしゃべったよ。いままでどんなことをしてきたかをな」

サバイバル提督「その提督を憲兵に突き出し、虐待を受けていた艦娘の何人かを、俺が引き取ったんだ」

サバイバル提督「引き取った艦娘達は・・・そういったブラック鎮守府はほかにもあると言ってきた・・・」

サバイバル提督「ふざけた変態の為に何度も金で売り飛ばされたりして、あらゆる鎮守府をたらい回しにされた艦娘も中にはいた」

サバイバル提督「人を守るために戦っている艦娘達が・・・何故自分勝手な野郎の都合で嬲られなければならないんだ?」

サバイバル提督「俺は終わりにしたかった・・・そんな状態化にある艦娘がいる現状を」

809 = 1 :


サバイバル提督「それからだ・・・憲兵が気が付いていないような場所や、手が出せない場所を見つけては・・・俺が襲撃して艦娘を助けていた」

サバイバル提督「気が付いたら・・・こんなにもメンバーが増えてたけどな・・・」

提督「・・・」

最上「ちなみに、ボクが提督に最初に助けてもらった艦娘だよっ♪」

サバイバル提督「お前の為にわざわざ伏せて言ってやったのに・・・」

最上「むしろここで明かす方がロマンがあるってもんじゃないかい?」

明石(気が合いそう)

長門「なるほどな・・・ならば、ここに送られた理由は・・・」

サバイバル提督「ああ・・・俺たちはあんた達みたいに憲兵に依頼されて動いたんじゃない、完全な自警団だ」

青葉「・・・」

サバイバル提督「憲兵に追われたこともあったが・・・次第に彼らの中にも協力的な人たちが増え始めた」

サバイバル提督「だが・・・限界が来た。俺達の存在を邪魔に思うやつらが・・・力を合わせて俺達を排除しようとしてきたんだ」

サバイバル提督「素顔を隠し、必死に戦ってきたが・・・見つかってしまった」

810 = 1 :


サバイバル提督「やつらは俺たちを処刑しようとしたが、俺たちに協力的だった憲兵達のおかげでそれは免れた」

サバイバル提督「だが、それで奴らの腹が収まるわけなく・・・」

サバイバル提督「俺たちに新たな鎮守府への転属と称してこの島に・・・」

提督「・・・なるほど、よくわかった。本当に・・・今までよく戦ってきた」

提督「君たちを心から尊敬する。この輸送機で故郷まで送ろう」

サバイバル提督「すまねぇな・・・わざわざ」

提督「きにするな。戻ってからは・・・俺が君たちを匿う」

鈴谷「戻ったら・・・また鈴谷たちも戦うよ!!」

初春「うむ!このままでは終わらぬぞ!!」

サバイバル提督「・・・いや、駄目だ」

熊野「えぇっ!?なんで?」

811 = 1 :


初春「戻ってあの男に一発食らわせると言うたじゃろう!?」

サバイバル提督「俺が好き勝手やったせいで・・・みんなまとめてこの島に送られたんだ」

サバイバル提督「俺は・・・身の回りの仲間さえ守れなかったんだ!!」

サバイバル提督「もう危険は冒せない、ここで終わりだ。俺にもう力は無い、俺たちの代わりになる人たちも今はいる」

サバイバル提督「俺はどんな目にあっても耐えられる・・・だが、お前らがまたこんな目に合うのは・・・耐えらんねぇ」

サバイバル提督「わかってくれ」

鈴谷「提督・・・」

最上「提督がそう決断したなら・・・ボクは聞くよ」

三隈「・・・」

長門「あとは私達に任せてくれ。あなた達の無念・・・必ず晴らすと約束しよう」

サバイバル提督「・・・悪いな。丸投げしちまって」

提督「丸投げなんかじゃないさ。君たちからのバトンは確かに受け取った」

提督「君の彼女たちを想うその気持ちも・・・な」

提督「さぁ、帰ろうか」

812 = 1 :

......
....
..
.



長門達の基地



青葉「はぁーっ!輸送機の中は大変ですねぇ!!」

提督「帰りの道は楽しかっただろう?」

青葉「ええ、いろんな武勇伝が聞けて楽しかったです!」

加賀「すごい子たちだったわね。大きな技術力や情報力が無くてもあれだけ戦うことができて・・・」

提督「見習うべき点がたくさんあった」

明石「彼らのスーツ・・・作ってあげたかったな・・・」

長門「そのうち機会が来るかもしれないぞ?」

明石「え?」

長門「あの男の目・・・まだ戦士の目をしていたからな」

813 = 1 :

サバイバル鎮守府編はこれでおしまいです。ひょっとしたらまた彼らに出番が来るかも・・・?

次回のブラック鎮守府を決めます

↓3までの中ででどういうブラック鎮守府かを。でた三つの内で最もコンマの高いものを採用します
  
※動機を入れるか入れないかは自由とします。ない場合は>>1が決めます

ブラック鎮守府が決まった段階でさらに↓2で被害にあっている艦娘を決めます(複数可)

814 :


海面から9780mある深い海底がある海域
小笠原海溝で、ドーム状の基地があり
内部は鉄骨に囲まれて中央にエレベーターが建造してある
そこで過酷実験と称した外道な行為を続けている

艦娘はそのエレベーターに拘束される
そして稼働スイッチを押すと
エレベーターが深海一直線に急降下、搭乗した艦娘は水圧で圧壊される (当時の潜水艦でも400~600mで圧壊する程)

拘束された艦娘の正面にはライトカメラが設置してありリアルタイムで様子を映せる
観察部屋でモニターを眺めるのが楽しみな女提督は犬のように飼いならされてる金剛、ウォースパイト、アークロイヤルと一緒に紅茶と豪勢な料理を嗜んでいる

815 :

>>673

816 :

元一般の塾講師だった提督は面倒見良く感じの良い人物でした

とあること
艦娘を一般人と学べる学校を建設したいという提案を上層部に持ち出したが、
上層部たちからは「常軌を逸してる」風に言われ提案を却下される

これに納得いかなかった提督は
裏の人物頼りで偽造住民票を作成して
正式な学校で学びたいと意欲がある艦娘を偽名で一般の学校へ通わせてる




817 :

初風と妙高

818 :

あくをころすのはあく我々こそが正義な必殺鎮守府

819 :

この長文安価ってほぼ全て同一人物なんじゃないか?

820 = 815 :

>>819

普通に安価とっただけなんだよなぁ

821 :

毎度のガチ長文安価に草生える
このSS愛されてんな

822 :

ブラック鎮守府:魚雷崇拝カルト教団鎮守府
被害艦:初風・妙高

了解しました。被害艦のリクエストが他に無いようなのでこれで行きます。カルト教団系統が来るとは・・・!
カルト教団系のサイコパスは好きです。特にミストとかデッドライジングに出てくるようなのは・・・
>>1が作る悪役には大体モチーフなどがいたりします。皆さんの好きな悪役なども教えていただけると嬉しいです。参考にするかもしれません
嬉しいことに安価が取られる速度が速くなってきたので、もしかしたら安価を取る幅を増やすかもしれません
SSの経験自体まだ少ないので、方式などについて助言などを頂けたら幸いです

今夜も見ていただきありがとうございました。おやすみなさい

823 :

悪役ね~自分はジョーカー や ITのペニーワイズかな 嘲笑いながら相手の弱点突く系が好きですね

「ギャングが殺される”とか――”兵士が吹っ飛ばされる”と、誰も驚かない。どれも予想の範囲内だからだ。」
ダークナイトに出演するジョーカーのこのセリフ シンプルに誰もが共感するからお気に入りです

確かに安価の幅を増やすのがベストアンサーかもしれない 乙

824 :



ファークライ5もカルトが敵だがかなりいかれてるわww

825 :

それにしてもサバイバル提督は美少女複数人のギャートルズな格好を1年近くも見ていたのか…うらやまけしからん!

826 :



魚雷崇拝鎮守府 廊下 真夜中



  カンッ…
カンッ… カカンッ…


カルト鎮守府提督(こんな真夜中に・・・一体なんの音だ・・・?)スタスタ…

 カンッ カンカンッ…  カカンッ…

カルト鎮守府提督(・・・この部屋からだ・・・)ガチャッ…


  カンッ… カンカン… カカンッ…


早霜「すべては・・・九十三式酸素魚雷の御心のままに・・・」カンッ…

早霜「ああ、父よ・・・上部構造から見てくださっているのを感じます」

清霜「父よ・・・あなたのご遺志は・・・私たちが必ず・・・引き継ぎます・・・」カンッ…

カルト鎮守府提督(早霜・・・?清霜・・・?一体何をしているんだ・・・?)

カルト鎮守府提督(な・・・なんだ・・・?あれは・・・何かを祀っているのか・・・?)

カルト鎮守府提督(まだ気が付いてないみたいだ・・・もう少し・・・近くで・・・)ソロ~…

    キィッ…

カルト鎮守府提督(!・・・まずい・・・ドアが・・・!!)サッ…

   バタンッ…!

827 = 1 :


早霜・清霜「!」バッ

カルト鎮守府提督(しまった・・・!)

早霜「司令・・・官・・・?」

カルト鎮守府提督「君たちは・・・ここで何をしているんだい・・・?」

清霜「祈りの時間です・・・」

カルト鎮守府提督「祈り・・・?」

清霜「えぇ、この世で最も美しき武器・・・それは魚雷・・・」

早霜「どんな敵も貫き、打ち崩す必殺の槍・・・」

カルト鎮守府提督「君たち二人共・・・なんかおかしいぞ・・・?」

カルト鎮守府提督「後ろに祀ってあるデカいのも・・・手に持っているその棒も・・・魚雷なのか・・・?」

早霜「“棒”・・・?神聖な魚雷を・・・“棒”呼ばわり・・・?」

清霜「あぁ・・・駄目・・・この司令官は駄目です・・・」

清霜「以前の父には・・・遠く及ばない・・・あなたは・・・足りません」ユラッ…

早霜「でも・・・信仰が足りないことを嘆く必要はありません・・・」ユラッ…

828 = 1 :


清霜「足りないものは・・・増やせます・・・」スタスタ…

カルト鎮守府提督「おい・・・来るな・・・!」

早霜「まずは理解を深めることから・・・」スタスタ…

     カンッ… カンカンッ…

清霜「まずは信じることから・・・」スタスタ…

     カカンッ… カンッ…

カルト鎮守府提督「こ・・・来ないでくれ・・・!」


       ジャキッ…


    「「始めましょう」」
 

829 = 1 :

......
....
..
.


長門達の基地


提督「無人島に行っていた間に新しい依頼がいくつか届いているな・・・」

青葉「どれどれ・・・」

長門「深刻そうなのは?」

青葉「あ・・・なんだか変わった者が一つ・・・」

青葉「だいぶ前に・・・とある鎮守府が深海棲艦の攻撃を受けて崩壊した話を覚えていますか?」

提督「もちろん覚えている。確か・・・深海棲艦の攻撃があまりにも過剰・・・だったとか?」


青葉「その原因なんですが・・・どうやらその鎮守府ではカルトが流行っていたみたいで・・・」

明石「カ、カルト・・・?」

青葉「魚雷を信仰し、敵深海棲艦に魚雷で特攻させたり・・・」

明石「うわ・・・」

830 = 1 :


青葉「その原因なんですが・・・どうやらその鎮守府ではカルトが流行っていたみたいで・・・」

明石「カ、カルト・・・?」

青葉「魚雷を信仰し、敵深海棲艦に魚雷で特攻させたり・・・」

明石「うわ・・・」

青葉「壊滅に伴い、他の鎮守府へ転属となった艦娘達の話によると・・・巨大な魚雷を祀ってあった・・・とか・・・」

青葉「結果として、深海棲艦にかなり恨まれたらしく・・・鎮守府は跡形もなく消滅、そこにいた司令官は死亡・・・」

明石「ヤバそうですが・・・もう壊滅したんですよね?」

青葉「そのはずなんですが・・・転属にならず、新しく立て直された鎮守府にそのまま着任した子達がいるんですよ」

提督「またカルトが復活していないか調べろ・・・ということか」

青葉「そういうことです」

長門「魚雷を信仰するカルト教団か・・・今回もきつそうだな・・・」

提督「青葉、調査を頼む」

青葉「オーバーウォッチにお任せあれ!」

831 = 1 :

......
....
..
.


魚雷崇拝鎮守府 食堂 


妙高「あの、初風・・・ちょっと相談したいことがあるの・・・」

初風「妙高姉さん?どうしたんですか?」

妙高「私、提督の秘書艦なんだけどね・・・」

妙高「その・・・提督のご様子が今朝から変なの・・・なんだか上の空というか・・・」

妙高「ブツブツつぶやいていたり・・・遠くを見ていたり・・・魚雷がどうのとか・・・」

初風「あの真面目な提督が・・・?不思議ですね・・・一体なにがあったんだろ」

       ガチャッ…

早霜「彼は見つけたのです・・・真の道を・・・」

カルト鎮守府提督「お父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さん」

カルト鎮守府提督「送らねば送らねば送らねば送らねば送らねば送らねば送らねば送らねば」

カルト鎮守府提督「行かねば行かねば行かねば行かねば行かねば行かねば行かねば行かねば」

カルト鎮守府提督「向こう向こう向こう向こう向こう向こう向こう向こう向こう向こう向こう」

832 = 1 :


妙高「てい・・・とく・・・?」

初風「あんたっ・・・!どうしちゃったのよ・・・!?」

清霜「今日より司令官は新たな作戦指揮をとります。理想の作戦指揮を」

清霜「司令官、トアピ第六十一章五節は?」

カルト鎮守府提督「よりよい世界へ、まっすぐに、ただ真っすぐに」

カルト鎮守府提督「その先には聖なる火柱が赤々と天まで突き上り、我らの前に立ち塞がるものを灰に、助けを求めし者に祝福を与えん」

早霜「さすがですね・・・司令官。一日にしてそこまで覚えるなんて・・・」

初風「あ、あなた達・・・一体提督に何をしたのよ!?」

早霜「あなたたちもわかりますよ・・・提督が見たものと同じものを見たら・・・」

清霜「あなたたちも見ましょう?」

カルト鎮守府提督「一緒に見よう。素晴らしい世界を」

妙高「・・・」フラッ…

初風「妙高姉さん!?近づいちゃだめですよ!何かおかしい!」

妙高「私は・・・提督の事を・・・とても尊敬申し上げていて・・・」フラフラ…

初風「彼らとてもまともに見えないわ!!妙高姉さん!行っちゃ駄目!!」

833 = 1 :

妙高(提督のご決断は・・・いつも正しくて・・・優しくて・・・)

妙高(彼が素晴らしいというのであれば・・・)

妙高「・・・興味が・・・あります」

カルト鎮守府提督「行きましょう、妙高。あなたも光りを目指して向こうへ」

清霜「初風もどう?来ませんか・・・?」

初風「うぅ・・・!」タジッ…

清霜「機会はまたあります・・・いずれ・・・また・・・」ガチャッ…


   バタンッ…


初風「妙高姉さんが・・・提督が・・・」

初風「おかしい・・・なんでこんな・・・」

初風「わ・・・私が・・・私が何とかしないと・・・!」

834 = 1 :

......
....
..
.


長門達の基地


青葉「あー・・・司令官・・・何と言ったらよろしいのでしょう」

提督「何を見た?」

青葉「見えちゃいけないものって感じです・・・」

青葉「結論から言うと、例の鎮守府ではまだカルトが残っていたみたいです」

明石「うへぇ・・・」

青葉「それで・・・そこの司令官を洗脳したのか、それとも司令官が自ら入信したのかは分かりませんが・・・」

青葉「とりあえずだいぶ危機的状況です。カルトに一切関係のない妙高さんに初風ちゃんが巻き込まれています」

提督「まずいな・・・長門!」

長門「用意する」バッ

提督「よし、俺もすぐさま向かう。青葉、その鎮守府の見取り図等を俺の端末に送っておいてくれ」

青葉「了解です!!」

835 = 1 :

......
....
..
.


魚雷崇拝鎮守府 礼拝堂


カルト鎮守府提督「妙高・・・これが今後新たな世界への扉を開ける鍵・・・」

妙高「魚雷・・・ですか・・・?」

早霜「その通り・・・魚雷は・・・どんな敵でも打ち砕きます・・・」

清霜「魚雷は小さなものが大きなものへ立ち向かう為にある最強の兵器・・・」

清霜「救世主にして・・・破壊の女神・・・下剋上の体現者・・・」

妙高「私には・・・まだ・・・理解が・・・」

清霜「誰でも最初は理解できないのです・・・」カンッ…

早霜「すべては無知から始まります・・・」カンカンッ…

カルト鎮守府提督「私も最初は知りませんでした」カカンッ…

妙高「私も・・・最初は無知・・・」

カルト鎮守府提督「でも新しい世界は目の前にあったのです」カンッ…

妙高「目の前に・・・」

カルト鎮守府提督「そして単純で深く、まっすぐなのです」

妙高「真っすぐ・・・」

カルト鎮守府提督「あなたもすぐにわかりますよ・・・まずは信じることから・・・」



     「「「始めましょう」」」

836 = 1 :



      バンッ!

初風「そこまでよ!!」

初風「あんた達!妙高姉さんを離しなさい!!」

カルト鎮守府提督「初風ーーー・・・」

カルト鎮守府提督「真っすぐに・・・ひたすら・・・まっすぐに」

早霜「司令官・・・彼女は私達を勝手に危険因子だと決めつけて弾圧しようとする不信心者です・・・とらえて・・・教えを説かねばなりません・・・」

カルト鎮守府提督「はい・・・すべては・・・九十三式酸素魚雷の御心のままに・・・」ガバッ!

初風「きゃぁああ!?」

カルト鎮守府提督「初風・・・君もわかります。直に解ります」ググッ…

初風「離してよ!離して!!」ジタバタ

早霜「司令官・・・彼女をこの魚雷像の中へ・・・」ガチャッ…

カルト鎮守府提督「初風・・・解ります。直に解ります」

カルト鎮守府提督「私も解りました。あの中で解りました」グイッ

初風「嫌ッ・・・やめて・・・!いやぁあああ!!!」ジタバタ

清霜「どうか暴れないで・・・」グイッ…

初風「嫌ぁああ!!助けて!!誰かぁ!!!」

妙高「提督・・・これは・・・正しい事なんですか・・・?」

カルト鎮守府提督「正しい事。その先の答え」

妙高「・・・」

837 = 1 :


初風「妙高姉さん!目を覚まして!!お願----」

    バタン…

  ~~~~!!~~~~!
     ドンドンッ!!


清霜「これより初風は外界と離れ、偉大なる父に会います」カンッ

早霜「そして、新たな世界を見るでしょう。知るでしょう」カンカンッ

カルト鎮守府提督「理解するでしょう」カカンッ

清霜「さぁ・・・旅立ちの為の準備を・・・」

   「今すぐその子をそこから出せ」

清霜「・・・今日は・・・不信心者がいっぱい・・・」

838 = 1 :


提督「全員おとなしくしろ・・・」

清霜「いつの時代でも開拓者は異端児扱いされるもの・・・我々はそれを乗り越え・・・」

早霜「砕き・・・」

カルト鎮守府提督「灰にします」

   ダッ!

提督「来るぞ!!」ジャキッ

  プシュッ…

早霜「ぐ・・・」グラッ…

ドシャッ…

提督「一人制圧!」

清霜「邪魔をしないでください」ドカッ

提督「っ!」パシッ

839 = 1 :


カルト鎮守府提督「光を見失わないでください」ヒュッ…

  ドガッ!

長門「ぐっ・・・!」

明石『提督!スタンガンなら傷付けずに無力化できます!』

提督「悪いが寝てもらう!」ヴァチチッ!

清霜「ぐうううっ!?」ビビビ…

  ドシャッ…

提督「二人目制圧!N!大丈夫か!」バッ

長門「ハァッ!」ブォンッ

  ドギャッ!

カルト鎮守府提督「うぐぇっ・・・」

長門「誰に言っているんだ?」

840 = 1 :


提督「無事で何より」

長門「むしろ私があなたを心配していた。少女二人に負けたらこの先どんな顔していいかわからないだろうしな」

青葉『軽口は戻ってきてからにしてください』

提督「悪かった。今から救助を行う」

  ~~~~!!  ~~~~!

長門「今開ける!」ガチャガチャ…

   ガチャッ!

初風「うわあああ!」バッ

長門「安心しろ!君を助けに来た!怪我はないか!?」

初風「うぅっ・・・怖かった・・・!狭くて・・・真っ暗で・・・!」ボロボロ…

長門「もう大丈夫だ・・・」

841 = 1 :


妙高「・・・」

提督「妙高だな?大丈夫か?君が巻き込まれたことは知っている。助けに来たぞ!」

妙高「わ、私は・・・何を・・・?」

提督「君は洗脳されかけていたんだ!もう大丈夫だ・・・」

妙高「提督が・・・」

提督「彼も・・・被害者だ・・・いずれ目が覚めるだろう・・・」

提督「それまでに・・・決めなくてはならないことがある・・・」

842 = 1 :

早霜と清霜を許すか許さないかの選択を。↓3までで最もコンマの高いものを採用します。また、許さなかった場合、どのような罰を与えるかをお願いします

※捕捉で申し訳ないですが、あくまで罪を償わせることが目的です。結果的な殺傷になることは避けてください

843 :

許さない 悔い改めるまでハートマン提督に預ける

844 :

ギルティ
更生施設に入れよう

845 :

許さない
ハートマン提督お願いします

846 :

絶大なるハートマン支援ww

847 :

このハートマン提督の信頼感よ…

848 :

......
....
..
.


カルト鎮守府提督「ここは・・・」

妙高「提督!よかった!」

カルト鎮守府提督「妙高・・・?一体何が起きたんだ?」

カルト鎮守府提督「棺桶のようなものに押し込まれ・・・そこから・・・恐ろしい思いをして・・・それから・・・」

初風「そこから先は思い出さなくて結構だわ、提督」

初風「それよりも問題は・・・」

早霜「連れて行かねば・・・連れて行かねば・・・」

清霜「理解から逃げないで」

初風「・・・こいつらよ」

カルト鎮守府提督「・・・この鎮守府に所属していた人の事は知っている・・・」

カルト鎮守府提督「だが・・・これほどまで・・・洗脳に長けていたなんて・・・」

長門「この子達はどうする?私達は・・・あなた達の意思を尊重する」

カルト鎮守府提督「・・・こういう子達の為の・・・施設がある」

カルト鎮守府提督「艦娘の更生のために作られた施設だ」

提督(彼も忙しくなりそうだな・・・なにか差し入れを持って行ってあげようか・・・)

長門「・・・わかった。そこなら大丈夫だろう」

849 = 1 :

......
....
..
.


翌日 ハートマン提督鎮守府



阿賀野「ようこそ・・・あんたも災難ねぇ・・・」

早霜「・・・あなたは魚雷に導かれますか?」

阿賀野「あぁ・・・またとんでもないのが入ってきたんだなぁ・・・」

ハートマン提督「おい肉布団・・・!他人を心配する暇が貴様にはあるのか!!?」

阿賀野「ひゃい!走ります!!」ダッ

清霜「魚雷は・・・いつしか閉ざした道を切り開きます」

赤城「私が信じる者は提督だけですよ・・・?」

ハートマン提督「クソ売春婦!!誰が口からクソを出して良いといった!!?」

ハートマン提督「貴様の口に許されているのは息をすることと飯を入れること、そして血を吐くことだけだ!!走れ!!」

赤城「提督・・・提督・・・」ダッ

ハートマン提督「ヨハネ伝第五章でイエスが言ったのを知っているか!?厄介ごとを持ち込むなこの“アマ”だ!!!」

ハートマン提督「クソ虫共!ここには貴様らがラリっていられるようなものは一つもないぞ!!」

ハートマン提督「貴様がこれから祈りをささげるのは魚雷なんぞではなく俺だ!!」

早霜「は、はっ・・・?」

ハートマン提督「毎日許してくださいと祈るまでシゴいてやるからな!!」

ハートマン提督「聖母マリアが思わずクソをしたくなるくらい心を綺麗にしてもらう!!」

清霜「心に慈悲を・・・」

ハートマン提督「慈悲なんぞとうの昔に犬に食わせてクソになった!!!貴様らに与えるのは苦痛だけだ!!!」

ハートマン提督「さぁ・・・走れ!!!」

850 = 1 :

......
....
..
.


魚雷崇拝鎮守府 



カルト鎮守府提督「本当にすまない!何て言ったらいいのか・・・!」

妙高「いえ!私も危ないところでしたし・・・!」

初風「妙高姉さんも提督ももう何にもないようでよかったわ・・・」ヘナヘナ…

カルト鎮守府提督「迷惑かけたな、すまない。そして・・・」

提督・長門「・・・」

カルト鎮守府提督「本当にありがとう・・・君たちがいなかったら・・・俺も、妙高と初風も・・・おかしくなっていたかもしれなかった・・・」

提督「君たちが無事でよかった。洗脳の後遺症なんかも見当たらない」

長門「我々はこれで失礼する・・・が、その前に」

長門「これを渡しておこう。役に立つ日が来るかもしれない」スッ…

初風「これは・・・腕時計?」チャリッ…

長門「横のボタンを三回押せば私達に連絡が来る・・・連絡がくれば・・・駆けつける」

提督「使われないのがベストだが・・・なにかあったら押せ」

初風「ありがとう・・・」カチャッ…

初風「中々かっこいいじゃない!ねぇ、これ----」


    「・・・・」


初風「いない・・・」ポカン

カルト鎮守府提督「もう行ったよ」

妙高「速いですね・・・」



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