元スレ提督「ブラック鎮守府バスターズ?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 1 :
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密会提督鎮守府 夜
密会提督「さて、そろそろ・・・」
初霜「お出かけですか?お気をつけて、提督」
密会提督「ああ、ありがとう。それじゃ言ってくる」
不知火「あの、司令。いい加減に話してもらえますか?」
初霜「い、いきなりどうしたんですか?不知火さん」
不知火「誰も不思議に思わないのですか?」
陽炎「不思議って何が?」
不知火「司令が夜出かけている事ですよ」
陽炎「え?釣りが趣味なんでしょ?」
不知火「陽炎。いくら何でも懐疑心が無さすぎでは?」
黒潮「ウチは司令はんの事信じとるけど・・・心配しとんのよ?夜の海なんて危険やし・・・」
密会提督「心配してくれるのは嬉しいけど、俺は大丈夫だ。何も問題はないよ」
密会提督「不知火もだ。俺は本当に釣りに行っている、信じてくれ」
不知火「・・・わかりました。司令を信じます、疑って申し訳ありませんでした」
密会提督「それじゃ、行ってくるよ」
スタスタ....
不知火「・・・」
252 = 1 :
......
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密会提督鎮守府 港
密会提督「さて、今日も行くとするか・・・」
長門「悪いが少し待ってもらおうか。お前に話がある」
密会提督「・・・君は誰だ?不審者だってもっとまともな恰好をする」
提督「そんなことはどうでもいい。重要なのはお前がどこへ向かうかだ」
密会提督「だだの釣りだが?」
提督「こんな時間にか?」
密会提督「夜釣りは楽しくてね。趣味なんだ」
提督「・・・あんたが持っている釣り道具・・・タモ網がない。竿と釣り糸は大物用なのに、それでどうやって魚を船の上に引き上げる気だ?」
青葉『司令官、なんで知ってるんですか?』
明石『彼にだって趣味くらいありますよ』
密会提督「・・・たも網ならあらかじめ船に積んである」
長門「悪いがあらかじめ調べさせてもらった。何もなかったぞ?」
提督「・・・なにを隠している?」
253 = 1 :
密会提督はなぜ深海棲艦と密会を?
↓3で最も安価の高かったものを採用
254 :
お互い一目惚れの禁断の愛
255 :
過去に沈めた嫁とそっくりだったからもしやと思い
256 :
実は元結婚カッコカリをした艦娘だったためお互いこっそり会っていた
257 = 1 :
参考の為にグレイテストショーマンじゃなくてシェイプオブウォーターを見るべきだったと少し後悔
258 :
>>250にミスがありました
×戦艦棲鬼 〇戦艦棲姫 です。 すいません
259 = 1 :
密会提督「ここまで執拗に知ろうとするってことは・・・君は憲兵か何かの回し者かな?」
密会提督「すぐに感づかれるだろうとは思っていたが・・・案外早かったな・・・」
密会提督「わかった。話すよ、でも・・・ウチの子達も交えてな」
不知火「・・・バレていましたか」
陽炎「私は止めたのよ?でも不知火が聞かなくて・・・」
黒潮「二つ返事でついてくことにしたやん・・・」
初霜「まぁまぁ・・・それは全員ですので」
提督「・・・彼女たちも聞くべき話か?場合よってはお前をこの場で捕まえることになる」
密会提督「ああ、重要な話だし・・・とらえられても仕方がないかもしれない話だ」
初霜「捕らえられる・・・?提督、一体何を言っているのですか・・・?」
密会提督「・・・昔ここには戦艦の子が一人いた・・・君たちが来る前の話だ」
不知火「・・・」
密会提督「優秀な子だった。無敵とさえ思えるほど」
密会提督「だが・・・俺の作戦にミスがあったせいで彼女は死んだ」
密会提督「最期に・・・『あなたは何も悪くない、気負わないで。愛しています』とだけ伝えて・・・沈んでいったよ」
提督「・・・」
260 = 1 :
密会提督「それからは眠れない夜が続いた。あまりの悲しみと自責の念にとらわれて頭がおかしくなりそうだった」
密会提督「毎日港まで歩いて・・・夜が明けるまで座っていた。いつか帰ってくるんじゃないかと思ってね」
密会提督「そんなある日の夜だった。声が聞こえたんだ。俺を呼ぶ声が」
密会提督「聞き間違えることはなかった・・・彼女の声だった」
密会提督「俺は後先考えずに船に乗り・・・声が向かう方角へ向かった」
密会提督「聞こえてくる声が大きくなるにつれて・・・胸の奥と左薬指にはめた指輪が熱くなるのを感じた」
密会提督「そして・・・見つけた。薄い月の明かりに照らされて・・・彼女はそこに立っていた」
密会提督「強い絆で結ばれていたんだ。すぐにそこにいる子が誰かわかった・・・いや、わかってしまった」
密会提督「彼女は・・・深海棲艦になっていた。それも強力かつ凶悪とされていた姫級に・・・」
密会提督「でも・・・不思議と殺気も、自分の恐怖も感じなかった」
密会提督「そんな彼女の第一声は・・・『散歩にはいい夜ね?』だった」
密会提督「俺と一緒に・・・夜風に当たりながら港を散歩をしたい時の彼女の誘い文句だ」
密会提督「頭で考える前に行動してた。船から飛び降りて、彼女の元まで泳いで・・・腰に縋りついて泣き叫んだ。我ながら情けないがね・・・」
密会提督「そんな俺を・・・彼女は優しく抱きしめてくれた。深海棲艦の体は死体より冷たいと聞いていたが・・・昔と変わらない、日の光のような温かさだった」
密会提督「その日から、彼女は何度でも俺を迎えてくれた・・・だから、俺も何度でも向かう」
初霜「提督・・・」
261 = 1 :
密会提督「もちろん軍事機密を喋ったりなんてしていない。だとしても、深海棲艦と親睦を深めるなんてどうかしてる」
密会提督「でも・・・これだけは分かってほしい。彼女は・・・昔と何も変わっていない」
密会提督「これで話は終わりだ。逮捕するなり好きにしていい」
密会提督「・・・だが、せめて最後に話をさせてもらえないか・・・?」
提督「・・・」
青葉『司令官・・・どうしますか?』
長門「・・・私は、あなたの指示に従う」
提督「オーバーウォッチ、憲兵に連絡しろ」
明石『そ、そんな・・・!?』
提督「問題視されていた鎮守府の件だが、単なる釣りの趣味であったと」
262 = 1 :
青葉『・・・了解しました!』
密会提督「・・・いいのか?」
提督「時には・・・砲弾よりも思いがけないもので争いが終結することがある」
提督「もしかしたら君たちは・・・新しい道になるかもしれない」
提督「ただそれだけだ。もし深海棲艦に情報を渡すようなことがあれば・・・俺たちは戻ってくる」
明石『ち、ちょっと・・・!』
青葉『明石さん、シーッ!彼なりの照れ隠しです!ツンデレです!』
密会提督「ありがとう・・・!この恩は絶対に忘れない・・・!」
提督「・・・別れはいつ来るかわからない、目いっぱい愛し合え」
提督「行くぞ長門」
長門「ああ」
バッ
陽炎「いっちゃった・・・」
密会提督「・・・」
不知火「あの・・・申し訳ありませんでした・・・不知火は・・・その・・・」
密会提督「いいんだ、気にしないでくれ。俺も黙って悪かった」
黒潮「ほぁ~~///お、大人の恋やぁ~・・・」
初霜「素敵な恋ですね・・・!」
黒潮「初霜は恋愛に興味ないっていうてへんかったっけ?」
初霜「そ、それは自分の話です!」
陽炎「司令、もしその恋が・・・他の深海棲艦に気づかれたりして・・・何かが起こってしまったら、私たちが助けに行くからねっ!あなたもその子も!」
密会提督「・・・ありがとう。みんな」
263 = 1 :
......
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長門達の基地
青葉「司令官ってばツンデレですねぇ~『戻ってくる』なんて脅したかと思えば『目いっぱい愛し合え』だなんて」
明石「キャー!ほんとに禁断の恋のストーリーって感じですー!」
提督「長門、女子二名がうるさいんだが・・・」
長門「いいじゃないか。あの愛は確かに本物だった、誰にも邪魔はできないだろう」
明石「おぉ~っ、長門さんもノリノリですねぇ。いい恋愛映画ありますよ!一緒に見ませんか?」
長門「あー・・・そうだな、み、見ようか・・・」ポリポリ...
提督「俺もみていいか?ここの所働いてばっかりだったしな、たまにはみんなで映画でも見たい気分だ」
青葉「あ、ズルいです!青葉もみたい!ちなみになんて映画なんですか?」
明石「シェイプオブウォーターって映画なんですが・・・」
264 = 1 :
密会提督編、これで完結です
恋愛モノは難しいですね・・・
次回のブラック鎮守府を決めようと思います
↓3までの中ででどういうブラック鎮守府かを。でた三つの内で最もコンマの高いものを採用します
ブラック鎮守府が決まった段階でさらに↓2で被害にあっている艦娘を決めます(複数可)
265 :
266 :
267 :
瑞穂と旗風が、
成就祈願の石 や 轟沈のお守り 等など幸運を引き寄す伝々的な話術で
購買意欲を煽ってオカルト的な商品を販売してる
268 :
速吸と瑞穂
269 :
高翌雄型4人
270 = 1 :
ブラック鎮守府:裏で艦娘を使った高級キャバクラを経営
被害艦:速吸、瑞穂、高雄型4人
了解です。今回はここまでとなります
見ていただきありがとうございました。おやすみなさい
273 = 1 :
追記
密会提督の元嫁艦ですが、もし見ている方の選択したい艦娘を先に潰してしまってはマズイと判断してあえて誰かは明確にしませんでした
皆さんのご想像にお任せということでどうか・・・
274 = 1 :
>>262にもミスがありました
× 提督「行くぞ長門」 〇 提督「行くぞN」 でした。思いっきり正体ばらしてどうする・・・
またしてもミス、すいません
275 :
おつー
愛宕型のキャバってめっちゃ儲かってそう
給事に速吸とか
276 :
......
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とある繁華街 高級キャバクラ 楽屋
速吸「提督さん、指定された服に着替えてきました・・・」
瑞穂「瑞穂も着替えてきました・・・どうでしょう?」
オーナー提督「速吸さん!瑞穂さん!良く似合っていますよ!」
瑞穂「ありがとうございます」
速吸「あ、ありがとう・・・でも、これが本当に仲間の為なの・・・?」
オーナー提督「はい!あなた方が頑張ることによって、ウチの鎮守府は資金難から救われるんです!信じていますよ!」
瑞穂「速吸さん、提督を信じましょう。鎮守府や仲間の力になれるなら本望ではないですか」
速吸「わ、わかりました。速吸、頑張りますね」
オーナー提督「ええ、期待していますよ!それじゃ行ってきてください!!」
瑞穂「はい、行ってきます!」
速吸「・・・行ってきますね」
ガチャ
オーナー提督「本当に・・・期待してますよ・・・!」ニヤ...
277 = 1 :
......
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長門達の鎮守府
提督「よし、今日の仕事は終わりだな」
長門「始まりの間違いだろう?」
提督「言えてるな。青葉たちは?」
長門「もう呼んである」
ガチャッ
青葉「お疲れ様です。またファイルが届いていましたよ」
明石「飽きませんね。連中は」
提督「これで揃ったな。さぁ、始めるか。青葉」
青葉「はいはーい。なにか怪しそうなのは・・・」
青葉「・・・うわ。今度は司令官だけでなく艦娘も夜な夜な不審な動きをする鎮守府があるそうです」
明石「まさか・・・またセクハラ系の・・・?」
長門「具体的には?」
青葉「夕方ごろに鎮守府を外出したかと思えば、深夜や朝方に帰って来るみたいですね」
提督「確かに怪しいな。青葉、探れそうか?」
青葉「朝飯前です!」
278 = 1 :
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とある繁華街 高級キャバクラ
ボーイ1「愛宕さん、ご指名です」
愛宕「はーい、今行きまーす」スタスタ...
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愛宕「こんばんはー!今日も愛宕を指名してくれてありがと♪」スタスタ...
男>1「やぁ、アタゴン!君にあいにきたよー!」
愛宕「んもーそのあだ名で呼ぶのは仲のいいあなただけよ?」
男>1「そういってくれると嬉しいねぇ。ははは!隣にどうぞ」
愛宕「はーい、失礼しまーす♪」
男>1「今日は何飲む?君の好きな飲み物と食べ物にしようか!」
愛宕「やったぁ♪それじゃぁね・・・」
マネージャー(愛宕・・・様子、異常なし。接客態度、良し。お客の反応、良し)メモメモ...
マネージャー(彼女は優秀だな)
279 = 1 :
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男>2「そこの男は会社で男爵って呼ばれてるんだけどさ・・・」
男>3「あ、先輩!その話はやめてくださいってっば!」
高雄「あら、かっこいいあだ名じゃない?」
男>2「だろ?でもな、その理由が頭がじゃがいもみたいな形だからって理由でな。ははは、笑えるだろ?」
高雄「ふふふ、冗談がお上手なんですね♪」
男>2「僕は結構気にしてるんですがねぇ・・・」
高雄「でも、そう冗談で呼ばれるくらい愛されているってことじゃないですか♪」
高雄「私は素敵なことだと思いますよ?由来はちょっとかわいそうですけどね。ふふっ」
男>3「高雄さん・・・!」
マネージャー(高雄・・・様子、異常なし。接客態度、良し。お客の反応も良し)メモメモ...
マネージャー(反応しずらい他人のイジリネタにも悪くない反応だ・・・優秀)
280 = 1 :
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男>4「俺、最近キャンプにハマってさー」
鳥海「男らしくて素敵な趣味ですね!でも、まだ寒いのにキャンプですか?夏とは何か違うんですか?」
男>4「ああ、シーズンオフだから人がいなくてゆっくりとのびのびできるのさ」
鳥海「なるほどぉ~、プロっぽくてカッコイイですね!お気に入りの場所とかはあるんですか?」
男>4「そうだねぇ~・・・今だったら・・・」
マネージャー(鳥海・・・様子に異常は無し。接客態度、良し。お客の反応も良し)メモメモ...
マネージャー(会話を途切れさせないように広げていくのが上手いな・・・問題なさそうだ)
281 = 1 :
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摩耶「んだよ!うっぜーなぁ!」
男>5「はぁ!?それが金払ってる客に対する口の利き方か!?」
摩耶「しるか!こんなバカみてーな服着てテメーみたいなんぞに愛想振りまくなんてウンザリなんだよ!」
男>5「おい!こんなイカれ女雇ったのは誰だ!」
マネージャー(またあの女か!!)ダッ!
マネージャー「おい摩耶!お前何考えてるんだ!」グイッ
摩耶「それはこっちのセリフだ!なんであたしたちがこんなことしなきゃなんねぇんだよ!クソ!引っ張んなって!」
ボーイ2「すいませんお客様!大変ご迷惑をおかけいたしました!今あたらしく別の子を・・・」サッ
ボーイ2「瑞穂さん、速吸さん!ここお願いします!」
速吸「は、はいっ!」
瑞穂「分かりました!」
男>5「チッ・・・どうなってやがんだよ?」
282 = 1 :
......
....
..
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高級キャバクラ 楽屋
ドガッ!
摩耶「ッだ!?」ドシャッ
摩耶「てめぇ、なにしやが・・・」
マネージャー「こうなるのも当然だろうが!これで何度目だ!?客に無礼を働くんじゃねぇ!」
摩耶「はぁ!?なんであたしが気を使わなきゃなんねぇんだよ!嫌なもんは嫌って言って何が悪いんだ!!」
マネージャー「悪いに決まってんだろ!どういう神経してたら客にあんな口を叩けるんだ!」
摩耶「あたしのやりてぇ仕事はこんなんじゃねーんだよ!」
マネージャー「口答えばっかりしやがって・・・!」
オーナー提督「そこまでにしてください」
マネージャー「ですがオーナー・・・こいつの態度はあまりにも・・・」
オーナー提督「聞こえませんでしたか?そこまでにしておいてくださいと言ったんです」
マネージャー「わ、わかりました・・・すいません、オーナー・・・」
オーナー提督「下がっていてください」
マネージャー「はい・・・失礼しました」スタスタ...
ガチャッ
バタン...
283 = 1 :
オーナー提督「・・・大丈夫でしたか?摩耶さん」
摩耶「礼なら言わねーぞ、こんなことさせてる張本人はアンタなんだからな」
オーナー提督「怒るのも無理はありません。ですが理解してください、選択肢は無いのです」
摩耶「けっ、この仕事はあたしには合わねーよっ、クビにでもしな」
オーナー提督「そうもいきません、人手が足りないのです。口が悪くても、美貌のあるあなたが必要です」
オーナー提督「そして、これからは瑞穂と速吸にも出てもらうことになりました」
摩耶「は!?新入りにもかよ!どうなってんだよこの店は!?」
オーナー提督「人手不足なんです、本当に。文句は言わないでください、選択肢はないのです」
オーナー提督「資金難を回避するには、稼いでもらわないと。わかりますか?」
摩耶(なんだこいつ・・・?だんだん態度が・・・)
摩耶「ほ、ほかにも手はあんだろ・・・?あたしが敵をぶっ倒しまくって稼いできてやるからさ・・・」
オーナー提督「しつこいですよ?摩耶さん」
オーナー提督「あなたが出撃するのにも色々かかるのです。いい加減にしてください」
摩耶「で、でもよ・・・あたしにこんな作業は向いて・・・」
オーナー提督「私は提督です」
284 = 1 :
摩耶「・・・は?今更なにを・・・?」
オーナー提督「あなたより権限があります。その気になれば、権限を使ってあなたを鎮守府から消す事だってできます」
オーナー提督「あなたが泣こうが喚こうが、私の命令は絶対です。逆らうことはできません」
オーナー提督「理解する脳が無いあなたにもう一度言います」
オーナー提督「あ な た に 選 択 肢 は な い」
摩耶「ッ!?」ゾッ...
オーナー提督「理解できましたか・・・?」
摩耶「分かった・・・!わかったからそんな顔で見ないでくれ・・・!」
オーナー提督「ご理解いただけたようでなによりです。あと、次からは客に無礼は働かないように」
オーナー提督「これも、理解出来ますよね?」
摩耶「あ、ああ・・・嫌でも暴言は吐かない・・・」
オーナー提督「よろしい。では、次の指名が来るまで待機していてください。私は業務に戻ります」スタスタ...
オーナー提督「あ、それともう一つ」クルッ
摩耶「・・・?」
オーナー提督「今の話は他言無用でお願いします」
オーナー提督「話せば・・・わかっていますよね?」
摩耶「ああ・・・絶対に言わねぇよ・・・」
オーナー提督「それでは、そこでお茶でも飲みながら待っていてください」
ガチャッ
バタン...
摩耶「クソッ・・・クソッ・・・こんなの絶対どうかしてる・・・!」
285 = 1 :
うっかり書いている途中に寝てしまった・・・!
今回はここまでです。今日の夜にまた続きを投稿していきます
書いてて思いましたが愛宕さんにキャバ嬢やらせたらものすごい上手くやりそうですね
287 :
ゴーストバスターズ
290 :
ゴラクに連載されてるやつや
291 = 1 :
......
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..
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オーナー提督鎮守府 朝
愛宕「はぁ~・・・今日も疲れたわぁ・・・寝ましょう」
高雄「そうね、私も今すぐ寝たいわ・・・でも、その前に」
鳥海「摩耶、今日は一体どうしたの?いきなり怒鳴ったりして・・・」
摩耶「・・・あのおっさんがあたしのプライベートとかを散々聞こうとしたり体を触ろーとしてきたりしたんだよ」
速吸「確かに・・・速吸達にも・・・似たようなことを・・・」
瑞穂「はい・・・」
鳥海「あらら・・・そういうのはボーイさんとかに任せればいいのよ、怒鳴っちゃだめよ摩耶」
摩耶「だ、大体・・・!こんなことすること自体が間違ってんだよ!みんなもそうは思わねーのか!?」
愛宕「確かに・・・艦娘のすることではないと思うけど・・・仕方のない事じゃない?」
高雄「資金難を乗り越えなきゃ、ここは維持できないのよ?我慢しなきゃ」
瑞穂「瑞穂は・・・ここに来たばかりではありますが・・・こういうのも事情によっては仕方ない事なのだと思います」
速吸「慣れましょう、摩耶さん。速吸達も頑張りますから・・・!」
愛宕「二人とも新人なのに偉いわねぇ~♪こんど私が色々教えてあげるからね?」
速吸「はい!ありがとうございます!」
摩耶「・・・」
摩耶(ほんとは言うなって言われてるけど・・・でも・・・!)
摩耶「あ・・・あたし・・・実はさ・・・」
292 = 1 :
オーナー提督「全員いますね?」
摩耶「!」ビクッ
オーナー提督「今日の夜は、海軍上層部の人間が何人か来て貸し切りにします。私が招待しました」
オーナー提督「なので・・・今から休んで万全の体制で挑めるようにしておいてください」
オーナー提督「これはチャンスです。ここで上層部の方々に気に入られたら・・・我々の現状を脱することができるかもしれません」
オーナー提督「そして・・・今日の夜は、“例えどんな事を聞かれても、体を触られたとしても”絶対に嫌がったり、拒否をしたりしないように・・・・」
「!?」
愛宕「そ、そんなの・・・い、嫌ですよ提督!」
高雄「なんで体を触られても耐えなくてはならないんですか!?」
オーナー提督「先ほども言った通り、今日は上層部が来ます。無礼は働けません」
鳥海「相手の無礼は無視しろと言うのですか・・・?」
オーナー提督「そうです」
鳥海「ま、待ってください・・・そもそもなぜ上層部の方が来るのですか?この状況を知ったらまずいのではないですか?」
オーナー提督「今日来るのは・・・すべてわかっている方々です。あなた方が働いていることも、そこを運営しているのが私であることも」
瑞穂「え・・・?それってつまり・・・」
オーナー提督「話は以上です。では、各員備えておいてください」
愛宕「で、でも体を触られても文句を言えないのは・・・」
オーナー提督「これも海軍の上層部相手なら仕方のない事なのです。我々は下手には逆らえない」
オーナー提督「この通りです。どうか今日一日だけでいいので我慢を・・・」ペコッ
高雄「さ、さすがに・・・度が過ぎたら文句を言ってもいいですよね・・・?」
293 = 1 :
オーナー提督「聞いてませんでしたか?文句を言って、逆らって何の得がありますか?」
高雄「っ!」ビクッ
瑞穂「提督・・・?なにかご様子が・・・」
オーナー提督「冷静になって考えてください。今日一日耐えるだけでこの資金難を脱するか、下手に逆らってすべてを棒に振るか・・・」
オーナー提督「どっちが賢い判断だと解りますか?」
オーナー提督「解りますよね?」
鳥海「い、いくら資金難を脱するためとはいえ・・・私たちに身を売れと言うんですか・・・?」
オーナー提督「その通りです。ちゃんと理解しているか不安でしたが、わかってくれていたようでよかったです」
摩耶「お、おいっ・・・いくらなんでも・・・!」
オーナー提督「同じこと何度言わせれば気が済むんですか?」
摩耶「う・・・」
オーナー提督「あきらめが悪いですよ、皆さん。私は議論をしにここまで来たんじゃないんです」
オーナー提督「決定事項を言いに来たんですよ」
オーナー提督「あなた方の事情など、この件において何の価値もない事を留意しておいてください」
オーナー提督「言うだけ、考えるだけ時間の無駄です」
愛宕「う・・・うそ・・・」
オーナー提督「それと・・・もし、何か無礼を働いた場合は・・・」
294 = 1 :
オーナー提督「生 き て 帰 れ る と は 思 わ な い で く だ さ い」
速吸「・・・え?」
オーナー提督「今度こそ話は終わりです。各自部屋に戻ってください」スタスタ...
ガチャッ...
バタンッ...
摩耶「あれが・・・あいつの本性だ・・・」ペタン...
愛宕「なんで・・・なんで・・・」グスッ...
鳥海「あの時の司令官さんの顔・・・人間の顔じゃなかったわ・・・」ガタガタ...
高雄「・・・やりましょう。嫌でも」
摩耶「ほ・・・本気で言っているのか!?」
高雄「やるしかないじゃない!」
高雄「さっきの提督を見たでしょう・・・?あれは本気よ・・・」
愛宕「・・・殺されるよりは・・・いいわよね・・・」
速吸「・・・」
瑞穂「こんなことって・・・」
鳥海「摩耶、やるしかないわ。今日ばかりは絶対に・・・絶対に無礼は働かないようにしてね?」
鳥海「あなたに消えてほしくはないわ」
摩耶「・・・」
295 = 1 :
......
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..
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長門達の基地
青葉「おーっと・・・青葉、見ちゃいました!」
青葉「・・・正確には聞いちゃいましたですが・・・」
提督「何がわかった?」
青葉「例の鎮守府の通信を“偶々”拾っちゃいましてね・・・♪」
青葉「どうやら連中は、艦娘を使ってキャバクラを運営しているみたいです」
明石「キャ、キャバクラ・・・?」
青葉「ええ、それも高級キャバクラ。ものすごい稼いでますよ~・・・」
長門「艦娘で金稼ぎか・・・」
青葉「それだけじゃないんですよ、なんでも今日の夜は海軍の上層部を招くそうです」
提督「キャバクラ運営を黙認どころか楽しむ上層部か・・・憲兵の言っていった腐敗の話は本当のようだな」
青葉「しかも・・・電話ではっきり言っていましたよ。体に触れても文句は言わせないって」
青葉「そこの司令官は淡々と話していましたが・・・相手の上層部の人間はやばいですね。ハァハァと鼻息を荒くして色々聞いてましたよ」
青葉「あれは間違いなく超絶スケベオヤジですね」
明石「う・・・うわぁ・・・」
長門「今回も良い外道っぷりだな。実に良い事だ、ぶっ飛ばすのにためらいが無くなる」バキボキ...
提督「だな、行こうか」
明石「やっちゃってくださーい!」
296 = 1 :
......
....
..
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とある繁華街 高級キャバクラ
上司1「いや~~・・・今日は来た甲斐があったねぇ、こんな美人にお酒を注いでもらえるなんて・・・」
愛宕「嬉しい限りです♪ゆっくりしていってください!」
上司1「もちろん、ゆっくりと楽しんでいくとも・・・」ジュルッ...
愛宕「・・・ぜひ」
上司2「しっかし、ここにいる子たちは皆いい胸をお持ちですなぁ!」
上司2「胸が大きいと肩がこると聞きましたが、本当なのかな?」
高雄「え、えぇ・・・たしかにちょっと・・・」
上司3「なら、私たちが今日の間だけでも持っててあげようか!私は左側を・・・」スッ...
上司2「では、私は右側を・・・ははは」スッ...
高雄「やっ・・・」サッ
上司3「・・・え?」
高雄「な、なんでもありません・・・お願いします」
上司2「うんうん、私たちの言うことには従っておいた方がいいよ~?」モミッ...
高雄「っ・・・!」プルプル...
高雄(き、気持ち悪いっ・・・!)
297 = 1 :
上司4「君、中々キツそうな顔しているねぇ~・・・無理しちゃってないかい?」
摩耶「だ・・・大丈夫っ・・・なんともおもってねーぜ・・・」
上司4「いい~ねっ!その口調、気の強そうな感じが気に入ったよ!」
上司4「おじさんと遊ぼうね?」
摩耶「・・・ああ」
上司4「ほら、君たちも混じろう!なっ?」
鳥海「は、はい・・・!」
瑞穂「何をしましょうか・・・?」
上司4「そうだなぁ・・・そこの君、名前は?」
速吸「は、速吸です」
上司4「速吸君っていうのか~」
上司4「なら、ちょっとそこで踊りながら服を脱いで行ってもらえないかい?」
速吸「えっ・・・えぇっ!?」サッ
上司4「・・・」
298 = 1 :
速吸「や、やらせてもらいますっ・・・!」
上司4「いい子だね~」ニヤニヤ
上司4「速吸君が全部脱ぎ終わったら、次は君たちもだよ~?」
上司4「脱ぎやすいように、ボタンとかホックを外しておいた方がいいかもしれないね~?」
瑞穂「・・・」
鳥海「・・・わかりました・・・」
上司3「おぉっと高雄君、顔が赤いよ?酔って熱くなってきちゃったのかな?」
上司2「それは大変ですねぇ・・・どれ、服を脱がせてあげましょうか」
ブチッ...
ブチブチッ...
高雄「ひっ・・・」
高雄(お願いだから・・・早く・・・早く終わってっ・・・)
ナ、ナンダオマエラハッ!?
ココデトマレ!
ギャアアアッ
ウワアアッ!
ガシャアアアンッ
上司1「なんだ、外が騒がしいな・・・」
上司2「これからがお楽しみだというの・・・」
パリーンッ!
上司2「・・・に?」
299 = 1 :
提督「パーティーはもう終わりだ」
長門「全員その場でおとなしくしてもらおうか」
上司3「き、貴様らは・・・!報告書にあった・・・」
提督「知っているのだったら話は早い。何しに来たのかもわかるだろう?」
提督「あんたらもまとめて有罪・・・」
チャキッ
提督「!」
オーナー提督「そこを動かないでもらいましょうか」
オーナー提督「騒がしいと思えば・・・どうしてくれるんですか・・・せっかくの楽しい夜を」
上司3「私がもみ消してやる!さっさと撃て!撃てッ!!」
オーナー提督「焦らないようお願いします。ここはみんなが楽しむ場所、血で汚したくはありません」
上司2「ならさっさと外まで連れて行って殺してこい!」
オーナー提督「聞こえましたよね?そこの仮面をした女性も、この男が死んでほしくなければ---」
プシュッ
オーナー提督「ッ!?・・・ぐっ・・・?」
300 = 1 :
ドシャッ
上司2「ど、どうしたんだっ!?なぜ倒れた!?」
提督「・・・遅かったじゃないか」
青葉『いやー、すいません。こういう時の悪役ってペラペラとしゃべるかと思ったんで・・・』
明石『ドローンに仕込んだ麻酔銃の効き目はよさそうですね!』
提督「007からオファーが来るな。あらたなQになれるぞ」
上司4「貴様らが何者かは知らんが・・・必ず突き止めてやるからなっ・・・!」
上司4「我々を憲兵に突き出したって無駄だ・・・いくらでももみ消せる・・・!」
提督「・・・」
青葉『うーわ、いかにもって感じですね。彼らにも眠ってもらいましょう』
プシュッ
プシュッ
プシュッ
プシュッ
上司たち「ぐぉ・・・」ドサッ
明石『百発百中。良い腕してますね!』
青葉『ふふふ、ゲームで鍛えておいた甲斐がありました!』
青葉『でも司令官、そろそろ時間ですよ。警備システムを切ってあるとはいえ、そこは町中です』
青葉『警察とかもそろそろ来るんじゃないでしょうか』
提督「よし、引き上げるぞ。君たち、歩けるか?」
愛宕「は、はいっ・・・!」
提督「ついて来い」
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