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元スレ武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」

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351 = 313 :

>>347
書きます

352 = 313 :


「ホント、いい加減にして欲しいわよ!」


 ダンッ、とジョッキをテーブルに強く置いた拍子に、琥珀色の液体が大きく揺れた。
 早苗さんの白い肌は、もう、すっかり真っ赤になってる。
 お家では、もう、あまり飲まなくなったらしい。
 今日、こうやって集まるのも、本当に久しぶり。


「わかるわ。私も、苦労してるもの」


 ハァ、とため息を付きながら、小鉢に残っていた青菜のおひたしを口に運んでる。
 瑞樹さんも、顔色こそ変わらないけど、大分酔ってるみたい。
 全然飲んでないらしく、かなり、弱くなってるわね。
 だから、今日は楽しみだと、予定を決めてる時から、言ってた。


「「旦那には」」


 見た目は全然似てない二人なのに、その口から出た言葉は、同じ。
 それがおかしかったからか、早苗さんと瑞樹さんは、顔を見合わせて、笑った。
 その笑顔は、昔の……そうね、こうやって、三人で集まってた時とは、違う。
 二人の笑顔の先には、愛する人が居るのだから。


「ねえ、楓ちゃんはどうなの?」


 早苗さんが、さっきまでとは違う笑い方で、問いかけてくる。


「そうね。私も気になるわ」


 瑞樹さんも、少しテーブルに身を乗り出して、同じ様に、笑う。


「私ですか?」


 急に言われても、何を……どう、言えば良いのかしら。
 二人が聞いているのは、きっと、私が考えている事で、合ってると思う。
 けれど、そうだとしたら、それに対する答えを私は持ち合わせていない。
 だって、


「今は……仕事が恋人ですから」


 そう言って、微笑みを返した。
 旦那様は居ないけれど、恋人との関係は、今も続いてる。
 手を繋いで、階段を登り続けてきた事に、後悔は無い。
 でも、さっきの二人の笑顔を見ると、ちょっぴり、羨ましくなっちゃう。


「……今は、じゃなくてさ」


 ハァ、とため息をついて、早苗さんがジョッキの中身をあおる。


「……今も、でしょう?」


 言葉を引き継いだ瑞樹さんは、そう言ってワイングラスを傾ける。


「ふふっ! カンパーイ♪」


 普通は、余計なお世話と思うのだろうけど……私は、嬉しくなっちゃうの。
 どうしようもない人扱いしてくれる二人の目は、とっても、優しいから。

353 = 313 :

  ・  ・  ・

「~♪」


 駅に向かって、人通りが多い繁華街の中を歩く。
 すれ違う人に聞こえないように、小さく、鼻歌を歌いながら。
 三人で飲んで、この時間に解散したのは、初めてじゃないかしら。
 でも、二人は旦那さんがお家で待ってるんですもの、しょうがないわよね。


「~♪」


 二人は、とっても綺麗になってた。
 勿論、昔に比べて歳は取ったし、美容にかける時間も減ったって言ってた。
 でも、私の目には、今の二人の方が、綺麗に見えたの。
 それがおかしいとは、全然思わないし……むしろ、当り前だと思うわ。


「旦那」


 小さく……小さく、口に出す。
 絶対に、誰にも聞こえないように、タイミングを見計らって。
 この言葉を口にした時の二人は、とっても、輝いてた。
 とっても素敵な二人らしい、素敵な笑顔で。


「~♪」


 あの笑顔を思い出すだけで、自然と、笑顔になっちゃう。
 最初の頃は、取られちゃったって、そう思って少し拗ねたりもしたけれど。
 私が見たことのない笑顔を見た時、そんな、子供みたいな思いは、消えてなくなった。
 そして、心の底から、こう言えた。


 ――結婚、おめでとうございます。


「~♪」


 二人の幸せが溢れて、私にも伝わったのかしら。
 足取りは軽いし、気を抜いたら、ステップを踏んじゃいそう。
 でも、そんな事をしたら、顔を隠してるとは言え、流石に誰か気付く。
 少し飲み足りないから、騒ぎにならないよう、我慢、我慢。



「まだ夜は長い! キャバクラでも行くかい! ええ!?」



 ワハハと、楽しそうな笑い声と共に、そんな言葉が耳に入った。
 覚えのある声と、笑い方。
 そんな偶然はあるわけないと思ったけど、とっても楽しそうで、目が引き寄せられる。
 見えたのは、男の人の……三人組。


「お供させていただきます!」
「君も行くだろう?」
「いえ、私は……」


 見たことのある、人達。
 その内の、背の高い人が、右手を首筋にやりながら、
上司の――部長さんの後ろに居る私に気付き、表情を固まらせた。


「……」


 笑顔で、会釈。

354 = 313 :

  ・  ・  ・

「……」


 居酒屋の奥の、仕切られた四人がけの席に、二人。
 ゆったりとした席は、大柄な彼が座っても、まだ余裕がある。
 なのに……その表情は固く、少し、緊張してるみたい。
 良いんですよ? リラックス、してくださいな。


「……!」


 眼の前に座る彼が、グイッと、豪快にジョッキの中身を半分程飲み干す。
 その、良い飲みっぷりを見て、私も釣られて、お猪口に注がれた日本酒を一息で。
 フルーティーな香りで、飲みやすくて、美味しい。
 空になったお猪口を見つめていると、


「……どうぞ」


 と、両手で徳利を持った彼が、言った。
 私の手には大きいその徳利も、この人が持つと、随分と小さく見えるのね。
 ……なんて、そんな事を考えながら、私も両手でお猪口を持ち、差し出す。
 とぷとぷと、ゆっくりと注がれる、透明の液体。


「……」


 お猪口の八分目までが満たされ、彼は、徳利の傾きを正した。
 それをゆっくりと口に運び、軽く、口をつける。
 ああ……本当に、滑らかな舌触りで、良い香り。
 香りを楽しむため、口を閉じ、鼻から抜けていくそれをじっくりと堪能する。


「……!」


 彼が、ジョッキに半分残っていたビールを一気に飲み干す。
 此処は、もう二軒目だと思ってたけど、随分とペースが早いんですね。
 ふふっ! スペースに余裕があるから、ペースもあがるのかしら、うふふっ!
 まだまだ飲めるようですし、どんどん、注文した方が良さそうですね。


「次は、何を飲みますか?」


 タッチパネルを操作しながら、問いかける。
 でも、彼は、どうしたものかと、少し迷った様子を見せた。
 こういう時は……どうすれば良いのかしら。


「キャバクラでは、どういう風に、聞くんですか?」


 行ったことは無いけれど、お酒を注文させる、プロの人が居るのよね。
 だからきっと、私の知らないような、良い聞き方があると思うの。
 もっと、沢山お酒を飲みたくなっちゃうような、そんな聞き方が。
 それを教えてくれれば、遠慮せず、飲めると思うんです。


「……ハイボールで」


 二つ目の質問の答えは返って来なかったけど、どうしてかしら。
 でも、注文が決まったみたいだから、気にする必要はなさそう。


「はーい♪ ハイボール入りまーす♪」


 ええと、ハイボール、ハイボール、と。

355 :

  ・  ・  ・

「キャバクラ、行こうとしてましたよね?」


 少し、強い口調で彼に言う。


「していません。私は、行くつもりはありませんでした」


 彼は、普段よりも舌の滑りが良いのか、少し早口。


「本当ですか?」
「本当です」


 似たようなやり取りを数回はしてる。
 だって、この人が正直に認めないんですもの。
 貴方がキャバクラに行くなんて、意外でした、って。
 そうしたら、この調子で、必死になっちゃって。


「そんなに必死になられると……怪しく思えちゃいます」
「待ってください。そう言われると、否定が出来なくなってしまいます」


 喋りすぎて渇いた喉を潤すため、お猪口の中身を飲み干す。
 彼も、ウィスキーのグラスを同時に傾けていて、
空になったそれをテーブルに置いた時、カラリと、氷が音を立てた。
 じいっと、お互いの、空になった器に、視線を落とす。


「店を……」
「……はい、変えましょうか」


 どっちが先に言いだしたのかは、別に良いわよね。
 だって、意見が同じなら、どっちが先でも、結果は変わらないもの。
 会計の場所をタッチした彼が、腕の時計に目をやる。
 時間を気にしてるのかしら? それとも、気にされてる?


「明日はオフなので、大丈夫です」


 変に気遣われるのは、妙に癪な気がして、予め言う。
 その言葉を聞いた彼は、そうですか、と、低い声で返した。
 私は、今日は早苗さんと瑞樹さんと集まる予定だったから、明日は空けておいたんです。
 でも、貴方が明日仕事なら、無理はなさらないでくださいね。


「私も、明日は休日なので、はい、大丈夫です」


 つまり、お互い、明日を気にせず飲めるって事よね。
 ……そんな飲み方をするの、いつ以来かしら。
 そのせいか、気づかない内に、私もお酒に弱くなっちゃってたみたい。
 立ち上がる時に少しふらつきそうになったけど、そんな姿、見せたくないもの。


「「……」」


 見られちゃったら、お開きになるかも知れないでしょう?
 今日は、まだまだ飲み足りない気分なんです。
 ……ううん、少し、違うかしら。
 今日は、もっともっと、飲みたい気分なの。


「行きましょうか」
「ええ、行きましょう」


 だって、とっても楽しいんですもの!

356 = 355 :

  ・  ・  ・

「楽しいと……ついつい、時間を忘れちゃいますね」


 気がつけば、もう、終電は無くなっていた。
 だから、今は、夜風に吹かれながら、タクシー乗り場に向かってる。
 朝まで飲み明かす程の無茶は、しない。
 それに、ほら……もう、足元がおぼつかないの。


「はい。ですが……とても、良い時間でした」


 彼が、小さく微笑みながら、言う。
 大分飲んだ筈なのに、それでもしっかりとした足取りの、彼。
 それが、なんだか憎たらしくて、よろけたフリをして、軽く、体当たり。
 突然体重を預けられる形になったのに、彼は少しもふらつかない。


「まだ、元気なんですね」


 問う。


「はい。体力は、自信があります」


 そうでなければ、プロデューサーは務まりませんから、って。
 この人の、仕事に対する情熱は、まるで衰えていない。
 それが、とっても眩しくて、自分の事じゃないのに、嬉しい。
 だけど、私も負けてられないと、そう、思っちゃいます。


「えいっ、えいっ」


 グイグイと、なんとかふらつかせてやろうと、押す。
 細い足に力を込めて、肩を押し付ける。
 なのに……全然、びくともしないの!
 そりゃあ、体格差はあるけれど……アイドルと、プロデューサーなのよ?
 頑張ったら、ふらつかせる位はさせないと、いけないと思うわ。


「あの……高垣さん?」


 彼が、怪訝そうな顔で、こちらを見る。
 ……あっ、思いついた!


「ふふっ! 楽しくて、何時何時か、ついつい、忘れる……うふふっ!」


 アイドルとして、ファンの人達と、一緒に笑顔で歩いてきた。
 それが楽しくて、気づけば、時間が過ぎていた。
 シンデレラが、魔法の解ける時間を忘れてたみたいに。
 もしも、最後まで思い出せずに、魔法が解けてたら、どうしたのかしら?


「そこまで責任は……持てませんね」


 まあ! なんて、つれない事を言うの!
 時間が迫ったら、一声くらいかけてくれても、良いじゃありませんか。
 サービスの悪い、魔法使いさんね!


「……!」


 色々な抗議を手に載せて、パシリと彼の腕を叩く。
 おかげか、彼をふらつかせるのに、成功した。



おわり

357 :

熟年夫婦

358 :

結局武楓じゃないか
もっとやれ

359 :

何年後かなんだろうか
ちゃんと籍入れろやとも思うけど、変わらないのもなんだからしくていいね…

360 :

知ってた

361 :

これは責任取らないといけませんね……途中で吐いたとかそういうのではなく

362 :

卯月やアーニャに卑猥な言葉を教える→Pにどういう意味か聞くって流れを見たい

363 :

みりあちゃんとかありすの方が卑猥な言葉に詳しい不具合

364 :

莉嘉「P君、枕営業したい!枕営業すればお仕事たくさん貰えるんでしょ?」

365 :

ありすはタブレットで調べちゃうからなあ

366 :

ミナミィの行動はナチュラルに卑猥だから、周りに悪影響与えちゃいそうでヤバいヤバい

367 :

何故部長は地雷を踏ませに行くのだろうか
諸悪の根源なのでは…?

368 = 357 :

武内Pを弟と認識して弟だから別に恥ずかしくないとかいう美波

369 :



やっぱり武楓は、最高やな!

370 = 355 :

書きます


武内P「ヘソ出し、ですか」

371 = 355 :

莉嘉「そう、ヘソ出し! ねー、良いでしょP君!」

みりあ「ねえねえ、お願い! セクシー路線!」

武内P「はあ……ですが」

ありす「わっ、私は、そういうのには反対です!」

莉嘉・みりあ「えー!?」


ありす「三人でLIVEをやる時の、大事な衣装なんですから!」


武内P「……」

372 = 355 :

莉嘉「大事な衣装なんだから、セクシーに行こうよ☆」

みりあ「うんうんっ! ねえ、良いでしょありすちゃん!」

ありす「橘です! 大事な衣装だから、落ち着いた大人の雰囲気にしたいんです!」

莉嘉・みりあ「むー!」プクー!

ありす「ほ、ほっぺを膨らませないでください!」

武内P「……」

ありす「プロデューサーさんも、おヘソは出さない方が良いですよね!?」

武内P「そう、ですね……私は――」


ガチャッ


小梅「こ……こんにちは」

373 = 355 :

莉嘉「小梅ちゃん、ヤッホー☆」

みりあ「こんにちは、小梅ちゃん!」

ありす「こんにちは、小梅さん」

小梅「莉嘉ちゃんに、みりあちゃん……橘さんも、こんにちは」

武内P「白坂さん、何か、御用でしょうか?」

小梅「えっと、皆の、こ、声が聞こえたから……何してるのかな、って」


莉嘉・みりあ「――そうだ! 小梅ちゃんも、一緒に!」


小梅「……えっ?」

374 = 355 :

  ・  ・  ・

小梅「……そ、それで、衣装について、話し合ってたんだ」

莉嘉「ヘソ出し、小梅ちゃんはオッケーだよね!?」

みりあ「四人で、セクシーな格好して、メロメロにしちゃおうよ!」

ありす「私は反対です! は、はしたないと思います!」

小梅「えっ、えっと……その……」チラッ

武内P「? どうか、されましたか?」


小梅「おヘソ……見たいのかな、って思っ……て」モジモジ


武内P「えっ?」

375 = 355 :

武内P「私が、ですか?」

小梅「う、うん……どう、かな?」モジモジ

莉嘉「P君は、モチロン見たいよね! アタシ達のぉ、お・ヘ・ソ☆」

みりあ「ねえねえ、プロデューサー! どうなの? ねえねえ!」

ありす「見たいだなんて……そんな事、ありませんよね!?」

武内P「……それ以前に、私は――」

莉嘉・みりあ・ありす・小梅「……!」ゴクリ


武内P「皆さんには、そういった衣装は……少し、早いかと」


莉嘉・みりあ・ありす・小梅「……早い?」

武内P「はい」

莉嘉・みりあ・小梅「……」


ありす「……」

376 = 355 :

武内P「似合わない、とは言いません」

莉嘉「だよね!? 絶対、チョー似合うし☆」

小梅「見たくない訳じゃ……無いん、だ?」

武内P「今までとは違う衣装で、新しい魅力も引き出されると、そう、思います」

莉嘉「……そーゆー事じゃないんだけどなぁ」

小梅「でも……えへへ、良かった」


武内P「しかし、赤城さんと、橘さんは、まだ小学生です」


みりあ「えーっ!? みりあ、ヘソ出ししたいしたーい!」

ありす「……まだ、ですか」

377 = 355 :

武内P「お二人には、その……セクシー路線よりも、ですね」

武内P「年齢相応の、可愛らしい衣装の方が、似合うかと思います」

みりあ「そうかなぁ?……でも、プロデューサーが言うなら、そうかも」

武内P「それに、橘さんは、反対されています」

ありす「……」

武内P「なので……ヘソ出しは、無しの方向が良いかと」

武内P「それでも、皆さんの魅力は、十分にファンの方に伝わる筈です」


ありす「……出します」


武内P「えっ?」


ありす「出します! おヘソ!」


莉嘉・みりあ・小梅「!」

武内P「たっ、橘さん!?」

378 = 355 :

莉嘉・みりあ「ありすちゃん、良いの!?」

ありす「はい! 私は、構いません!」フンス!

小梅「む、無理は……してない……?」

ありす「平気です! だって、私はもうプロですから!」フンス!


ありす「プロのアイドルだから、おヘソを出すのも平気です!」

ありす「むしろ、いずれはそういった衣装も着る機会が出てきます!」

ありす「今の内に慣れておくのは、良い事だと思います!」

ありす「はい、論破!」フンスー!


武内P「で、ですが……」


ありす「私……おヘソ、出しますから」


武内P「……」

379 = 355 :

  ・  ・  ・

文香「……それで……おヘソを出すことに?」

ありす「……はい」

文香「ありすちゃんは、本当にそれで……良かったの?」

ありす「……私は、早く文香さんみたいな素敵な女性になりたいんです」

ありす「文香さんみたいな……大人の女性に」

文香「……ありすちゃん」

ありす「だから……子供じゃないから、おヘソを出すなんて平気です!」

文香「……」

380 = 355 :

美波「――あら?」

美波「こんにちは、文香さん、ありすちゃん」


文香「……美波さん」

ありす「美波さん、こんにちは」

美波「二人共、どうしたの? そんな顔をして……」

ありす「文香さんに、今度の衣装の事をお話してたんです」

美波「今度の衣装って……莉嘉ちゃんと、みりあちゃんと一緒の?」

ありす「はい。そこに小梅さんも加わって、四人でやることになりました」

美波「まあ! とっても素敵なユニットね!」

ありす「はい……凄く、良いユニットだと思います」


ありす「……それで、衣装が――」

381 = 355 :

  ・  ・  ・

美波「……なるほど、そういう事だったの」

文香「私は、可愛い衣装でも……ありすちゃんに似合うと思うのですが」

ありす「今回は、絶対ヘソ出しです」

美波「う~ん……でも、そうねぇ……」

ありす「もしかして……美波さんは、反対なんですか?」

美波「あっ、そういう事じゃないのよ?……ただね?」


美波「おヘソを出して、セクシーな格好をして……」

美波「せっかくの、ありすちゃんの可愛さが隠れちゃわないかな、って思ったの」


ありす「えっ?」

382 = 355 :

ありす「どういう事ですか?」

美波「私も、文香さんも、ありすちゃんはすっごく可愛いと思うわ」

文香「はい……見ているだけで、優しい、笑顔になれます」

ありす「……あ、ありがとうございます///」

美波「でも、おヘソを出すって、セクシーな格好でしょう?」

美波「ありすちゃんの、その可愛さとは違う方向の魅力だと思うわ」

ありす「でっ、でもっ!」

美波「……多分、プロデューサーさんはね」


美波「おヘソを出したり、セクシーな方向の魅力を探す前に」

美波「今の、ありすちゃんの等身大の、可愛らしさを活かしたい」

美波「……そんな風に、思ってたんじゃないかな」


ありす「!」

383 = 355 :

美波「ふふっ! おヘソを出したのに、可愛さを隠すのは、勿体ないでしょ?」


文香「美波さんの言葉を聞いて……私の中の想いが、ハッキリと形を成しました」

文香「焦らなくても、ありすちゃんは……十分に、魅力的」

文香「ページを一度にめくるのは、本当に、勿体無い位に」


ありす「美波さん……文香さん……」

ありす「でも、私は……」

ありす「……」


美波「もうっ、そんな顔しないで、ありすちゃん!」

美波「笑顔じゃないと、キュートもセクシーも台無しになっちゃうわ!」

美波「だけど……そうねぇ……」

美波「おヘソを出してセクシーさをアピールしつつ、可愛さもとなると……」


美波「――そうだっ! こういうのは、どうかしら?」


ありす「……えっ?」

384 = 355 :

  ・  ・  ・

ありす「……――と、いうのはどうでしょうか?」

小梅「良いかも……それなら、おヘソも出して……うん、可愛いね」

莉嘉「チョーヤバイよ、ありすちゃん! ナイスアイディアー!☆」

みりあ「うんうん! みりあも、すっごく良いと思う!」

ありす「実は……美波さんに、アドバイスして貰ったんです」

莉嘉・みりあ「美波ちゃんに?」

小梅「そ、それなら……きっと、大丈夫……だね」

ありす「はいっ! とっても頼れる、大人の女性ですから!」

385 = 355 :

莉嘉「よーっし! アタシ達のおヘソでぇ」

みりあ「プロデューサーをメロメロにしちゃおー!」

小梅「そうなったら……エヘヘ、嬉しい……ね?」

ありす「わっ、私は別に……ちょっとは、嬉しいですけど……そ、それだけです!」

莉嘉「それじゃあ、輪になろうよ!」

みりあ「あっ、それ良いね! 手を出して、重ねてぇ……」

小梅「う、うん……こういうの、大事」

ありす「? ど、どうして私を見てるんですか?」

莉嘉・みりあ・小梅「作戦隊長だから」ジーッ

ありす「……わ、わかりました……ゴホン!」


ありす「ふぁ、ファイトぉ……!」


莉嘉・みりあ・小梅「おーっ!」

386 = 355 :

  ・  ・  ・

莉嘉「と、言うワケでぇ……ジャーン!☆」

みりあ「見て見て、プロデューサー!」

小梅「おヘソを出してるけど……可愛い、よね」


武内P「み、皆さん……それは、一体……!?」


ありす「…出したおヘソの下に――」


ありす「♡を書きました!」フンス!


武内P「……!?」

387 = 355 :

>>386
誤)>ありす「…出したおヘソの下に――」

正)>ありす「……出したおヘソの下に――」


名前欄に三点リーダが一個出張しました

388 :

美波にしてはまともなことを言ってると思ったら・・・

389 :

てっきり綺麗なミナミィだとおもったのに…

390 :

しょせんやはり蒼のグループってことですかい…

391 = 355 :

莉嘉「どう、P君! アタシに、メロメロになったでしょ!☆」

武内P「なったと言いますか……なられていると言いますか……!?」

みりあ「ねえねえ、プロデューサー! 似合う? 似合う?」

武内P「それに関しましては……その、ですね……!?」

小梅「よ、喜んで……う、ううん……喜ばせてあげられた、かな……?」

武内P「待ってください……大きな誤解を招きそうな発言は……!?」

ありす「どう、ですか? 変じゃない……ですか?」

武内P「それ以前に……あ、あの……!?」


武内P「待ってください……少し、時間をください……!」


莉嘉・みりあ・ありす・小梅「?」

392 = 355 :

  ・  ・  ・

ガチャッ

ちひろ「おはようございま――」


莉嘉「ねえ、Pくぅ~ん、良いでしょ~?」

みりあ「お願いお願い、プロデューサー!」

小梅「あの子も……仲間に入りたい、って言ってる……よ?」

ありす「あの子? 五人目……って事ですか?」

武内P「み、皆さん……! あの、離れてくださ――」

モミクチャ~!

武内P「――千川さん!?」


ちひろ「……淫紋……!?」…フラリ


武内P「待ってください! 誤解です!」


莉嘉・みりあ・ありす・小梅「……いんもん?」

393 = 355 :

ちひろ「だ、だって……おヘソの下に、♡が! ♡が!」

武内P「これは、違います!」

ちひろ「手出しした、証拠じゃないですか!」

ちひろ「シンデレラに、なんて魔法をかけてるんですか!?」

武内P「落ち着いてください、千川さん!」

武内P「そもそも、私にそんな魔法は使えません!」

ちひろ「そんなの、わからないじゃないですか!」

ちひろ「魔法じゃないなら、パワーオブスマイルですか!?」

武内P「私は、笑顔は苦手です!」


莉嘉「いんもん、って……何だろ?」

みりあ「この、おヘソの下の♡のこと?」

小梅「魔法って……言ってたね……?」

ありす「ちょっと、タブレットで調べてみます」

394 = 355 :

  ・  ・  ・

莉嘉「P君ならぁ、おヘソの下に♡……描いても良いよ☆」

みりあ「えへへ……みりあも、プロデューサーなら♡描いても良い!」

小梅「わ、私も……あの子が一緒なら、うん……頑張るね」


ちひろ「……すみません」

武内P「……いえ」


ありす「わっ、私は、そういうのには反対です!」


武内P「……橘さん」


ありす「で、でも、もし……♡を描かれたら……」

ありす「……ありすで……良いです///」


武内P「……」

395 = 355 :

  ・  ・  ・

ちひろ「……すみませんでした」

武内P「いえ、彼女たちを心配しての事なので、仕方が無かったかと」

ちひろ「ぷっ、プロデューサーさんの事は、信じてましたよ!?」

武内P「……」

ちひろ「……本当に、すみませんでした」

武内P「いえ、彼女たちに言い聞かせるのに、協力して頂いたので」

ちひろ「そんなの、当り前じゃないですか! 信じてましたから!」

武内P「……」

ちひろ「……本当に、本当に、すみませんでした」

武内P「いえ、彼女たちも、今後はああいった事は無いと思います」

武内P「ああなったきっかけを作った人物に、釘を差し――」


武内P「雷を落としておきましたので」



おわり

396 = 390 :

落とされるシーン見たいwww

397 :

美波と楓、どこで差がでたのか…

398 :

お仕置きを受けたいが為にわざとやった可能性
あると思います

399 :

釘を差し(物理)雷を落とす(物理)

400 :

つまり美波さんはマゾ……


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