元スレ武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」
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>>347
書きます
352 = 313 :
「ホント、いい加減にして欲しいわよ!」
ダンッ、とジョッキをテーブルに強く置いた拍子に、琥珀色の液体が大きく揺れた。
早苗さんの白い肌は、もう、すっかり真っ赤になってる。
お家では、もう、あまり飲まなくなったらしい。
今日、こうやって集まるのも、本当に久しぶり。
「わかるわ。私も、苦労してるもの」
ハァ、とため息を付きながら、小鉢に残っていた青菜のおひたしを口に運んでる。
瑞樹さんも、顔色こそ変わらないけど、大分酔ってるみたい。
全然飲んでないらしく、かなり、弱くなってるわね。
だから、今日は楽しみだと、予定を決めてる時から、言ってた。
「「旦那には」」
見た目は全然似てない二人なのに、その口から出た言葉は、同じ。
それがおかしかったからか、早苗さんと瑞樹さんは、顔を見合わせて、笑った。
その笑顔は、昔の……そうね、こうやって、三人で集まってた時とは、違う。
二人の笑顔の先には、愛する人が居るのだから。
「ねえ、楓ちゃんはどうなの?」
早苗さんが、さっきまでとは違う笑い方で、問いかけてくる。
「そうね。私も気になるわ」
瑞樹さんも、少しテーブルに身を乗り出して、同じ様に、笑う。
「私ですか?」
急に言われても、何を……どう、言えば良いのかしら。
二人が聞いているのは、きっと、私が考えている事で、合ってると思う。
けれど、そうだとしたら、それに対する答えを私は持ち合わせていない。
だって、
「今は……仕事が恋人ですから」
そう言って、微笑みを返した。
旦那様は居ないけれど、恋人との関係は、今も続いてる。
手を繋いで、階段を登り続けてきた事に、後悔は無い。
でも、さっきの二人の笑顔を見ると、ちょっぴり、羨ましくなっちゃう。
「……今は、じゃなくてさ」
ハァ、とため息をついて、早苗さんがジョッキの中身をあおる。
「……今も、でしょう?」
言葉を引き継いだ瑞樹さんは、そう言ってワイングラスを傾ける。
「ふふっ! カンパーイ♪」
普通は、余計なお世話と思うのだろうけど……私は、嬉しくなっちゃうの。
どうしようもない人扱いしてくれる二人の目は、とっても、優しいから。
353 = 313 :
・ ・ ・
「~♪」
駅に向かって、人通りが多い繁華街の中を歩く。
すれ違う人に聞こえないように、小さく、鼻歌を歌いながら。
三人で飲んで、この時間に解散したのは、初めてじゃないかしら。
でも、二人は旦那さんがお家で待ってるんですもの、しょうがないわよね。
「~♪」
二人は、とっても綺麗になってた。
勿論、昔に比べて歳は取ったし、美容にかける時間も減ったって言ってた。
でも、私の目には、今の二人の方が、綺麗に見えたの。
それがおかしいとは、全然思わないし……むしろ、当り前だと思うわ。
「旦那」
小さく……小さく、口に出す。
絶対に、誰にも聞こえないように、タイミングを見計らって。
この言葉を口にした時の二人は、とっても、輝いてた。
とっても素敵な二人らしい、素敵な笑顔で。
「~♪」
あの笑顔を思い出すだけで、自然と、笑顔になっちゃう。
最初の頃は、取られちゃったって、そう思って少し拗ねたりもしたけれど。
私が見たことのない笑顔を見た時、そんな、子供みたいな思いは、消えてなくなった。
そして、心の底から、こう言えた。
――結婚、おめでとうございます。
「~♪」
二人の幸せが溢れて、私にも伝わったのかしら。
足取りは軽いし、気を抜いたら、ステップを踏んじゃいそう。
でも、そんな事をしたら、顔を隠してるとは言え、流石に誰か気付く。
少し飲み足りないから、騒ぎにならないよう、我慢、我慢。
「まだ夜は長い! キャバクラでも行くかい! ええ!?」
ワハハと、楽しそうな笑い声と共に、そんな言葉が耳に入った。
覚えのある声と、笑い方。
そんな偶然はあるわけないと思ったけど、とっても楽しそうで、目が引き寄せられる。
見えたのは、男の人の……三人組。
「お供させていただきます!」
「君も行くだろう?」
「いえ、私は……」
見たことのある、人達。
その内の、背の高い人が、右手を首筋にやりながら、
上司の――部長さんの後ろに居る私に気付き、表情を固まらせた。
「……」
笑顔で、会釈。
354 = 313 :
・ ・ ・
「……」
居酒屋の奥の、仕切られた四人がけの席に、二人。
ゆったりとした席は、大柄な彼が座っても、まだ余裕がある。
なのに……その表情は固く、少し、緊張してるみたい。
良いんですよ? リラックス、してくださいな。
「……!」
眼の前に座る彼が、グイッと、豪快にジョッキの中身を半分程飲み干す。
その、良い飲みっぷりを見て、私も釣られて、お猪口に注がれた日本酒を一息で。
フルーティーな香りで、飲みやすくて、美味しい。
空になったお猪口を見つめていると、
「……どうぞ」
と、両手で徳利を持った彼が、言った。
私の手には大きいその徳利も、この人が持つと、随分と小さく見えるのね。
……なんて、そんな事を考えながら、私も両手でお猪口を持ち、差し出す。
とぷとぷと、ゆっくりと注がれる、透明の液体。
「……」
お猪口の八分目までが満たされ、彼は、徳利の傾きを正した。
それをゆっくりと口に運び、軽く、口をつける。
ああ……本当に、滑らかな舌触りで、良い香り。
香りを楽しむため、口を閉じ、鼻から抜けていくそれをじっくりと堪能する。
「……!」
彼が、ジョッキに半分残っていたビールを一気に飲み干す。
此処は、もう二軒目だと思ってたけど、随分とペースが早いんですね。
ふふっ! スペースに余裕があるから、ペースもあがるのかしら、うふふっ!
まだまだ飲めるようですし、どんどん、注文した方が良さそうですね。
「次は、何を飲みますか?」
タッチパネルを操作しながら、問いかける。
でも、彼は、どうしたものかと、少し迷った様子を見せた。
こういう時は……どうすれば良いのかしら。
「キャバクラでは、どういう風に、聞くんですか?」
行ったことは無いけれど、お酒を注文させる、プロの人が居るのよね。
だからきっと、私の知らないような、良い聞き方があると思うの。
もっと、沢山お酒を飲みたくなっちゃうような、そんな聞き方が。
それを教えてくれれば、遠慮せず、飲めると思うんです。
「……ハイボールで」
二つ目の質問の答えは返って来なかったけど、どうしてかしら。
でも、注文が決まったみたいだから、気にする必要はなさそう。
「はーい♪ ハイボール入りまーす♪」
ええと、ハイボール、ハイボール、と。
355 :
・ ・ ・
「キャバクラ、行こうとしてましたよね?」
少し、強い口調で彼に言う。
「していません。私は、行くつもりはありませんでした」
彼は、普段よりも舌の滑りが良いのか、少し早口。
「本当ですか?」
「本当です」
似たようなやり取りを数回はしてる。
だって、この人が正直に認めないんですもの。
貴方がキャバクラに行くなんて、意外でした、って。
そうしたら、この調子で、必死になっちゃって。
「そんなに必死になられると……怪しく思えちゃいます」
「待ってください。そう言われると、否定が出来なくなってしまいます」
喋りすぎて渇いた喉を潤すため、お猪口の中身を飲み干す。
彼も、ウィスキーのグラスを同時に傾けていて、
空になったそれをテーブルに置いた時、カラリと、氷が音を立てた。
じいっと、お互いの、空になった器に、視線を落とす。
「店を……」
「……はい、変えましょうか」
どっちが先に言いだしたのかは、別に良いわよね。
だって、意見が同じなら、どっちが先でも、結果は変わらないもの。
会計の場所をタッチした彼が、腕の時計に目をやる。
時間を気にしてるのかしら? それとも、気にされてる?
「明日はオフなので、大丈夫です」
変に気遣われるのは、妙に癪な気がして、予め言う。
その言葉を聞いた彼は、そうですか、と、低い声で返した。
私は、今日は早苗さんと瑞樹さんと集まる予定だったから、明日は空けておいたんです。
でも、貴方が明日仕事なら、無理はなさらないでくださいね。
「私も、明日は休日なので、はい、大丈夫です」
つまり、お互い、明日を気にせず飲めるって事よね。
……そんな飲み方をするの、いつ以来かしら。
そのせいか、気づかない内に、私もお酒に弱くなっちゃってたみたい。
立ち上がる時に少しふらつきそうになったけど、そんな姿、見せたくないもの。
「「……」」
見られちゃったら、お開きになるかも知れないでしょう?
今日は、まだまだ飲み足りない気分なんです。
……ううん、少し、違うかしら。
今日は、もっともっと、飲みたい気分なの。
「行きましょうか」
「ええ、行きましょう」
だって、とっても楽しいんですもの!
356 = 355 :
・ ・ ・
「楽しいと……ついつい、時間を忘れちゃいますね」
気がつけば、もう、終電は無くなっていた。
だから、今は、夜風に吹かれながら、タクシー乗り場に向かってる。
朝まで飲み明かす程の無茶は、しない。
それに、ほら……もう、足元がおぼつかないの。
「はい。ですが……とても、良い時間でした」
彼が、小さく微笑みながら、言う。
大分飲んだ筈なのに、それでもしっかりとした足取りの、彼。
それが、なんだか憎たらしくて、よろけたフリをして、軽く、体当たり。
突然体重を預けられる形になったのに、彼は少しもふらつかない。
「まだ、元気なんですね」
問う。
「はい。体力は、自信があります」
そうでなければ、プロデューサーは務まりませんから、って。
この人の、仕事に対する情熱は、まるで衰えていない。
それが、とっても眩しくて、自分の事じゃないのに、嬉しい。
だけど、私も負けてられないと、そう、思っちゃいます。
「えいっ、えいっ」
グイグイと、なんとかふらつかせてやろうと、押す。
細い足に力を込めて、肩を押し付ける。
なのに……全然、びくともしないの!
そりゃあ、体格差はあるけれど……アイドルと、プロデューサーなのよ?
頑張ったら、ふらつかせる位はさせないと、いけないと思うわ。
「あの……高垣さん?」
彼が、怪訝そうな顔で、こちらを見る。
……あっ、思いついた!
「ふふっ! 楽しくて、何時何時か、ついつい、忘れる……うふふっ!」
アイドルとして、ファンの人達と、一緒に笑顔で歩いてきた。
それが楽しくて、気づけば、時間が過ぎていた。
シンデレラが、魔法の解ける時間を忘れてたみたいに。
もしも、最後まで思い出せずに、魔法が解けてたら、どうしたのかしら?
「そこまで責任は……持てませんね」
まあ! なんて、つれない事を言うの!
時間が迫ったら、一声くらいかけてくれても、良いじゃありませんか。
サービスの悪い、魔法使いさんね!
「……!」
色々な抗議を手に載せて、パシリと彼の腕を叩く。
おかげか、彼をふらつかせるのに、成功した。
おわり
357 :
熟年夫婦
358 :
結局武楓じゃないか
もっとやれ
359 :
何年後かなんだろうか
ちゃんと籍入れろやとも思うけど、変わらないのもなんだからしくていいね…
360 :
知ってた
361 :
これは責任取らないといけませんね……途中で吐いたとかそういうのではなく
362 :
卯月やアーニャに卑猥な言葉を教える→Pにどういう意味か聞くって流れを見たい
363 :
みりあちゃんとかありすの方が卑猥な言葉に詳しい不具合
364 :
莉嘉「P君、枕営業したい!枕営業すればお仕事たくさん貰えるんでしょ?」
365 :
ありすはタブレットで調べちゃうからなあ
366 :
ミナミィの行動はナチュラルに卑猥だから、周りに悪影響与えちゃいそうでヤバいヤバい
367 :
何故部長は地雷を踏ませに行くのだろうか
諸悪の根源なのでは…?
368 = 357 :
武内Pを弟と認識して弟だから別に恥ずかしくないとかいう美波
369 :
乙
やっぱり武楓は、最高やな!
370 = 355 :
書きます
武内P「ヘソ出し、ですか」
371 = 355 :
莉嘉「そう、ヘソ出し! ねー、良いでしょP君!」
みりあ「ねえねえ、お願い! セクシー路線!」
武内P「はあ……ですが」
ありす「わっ、私は、そういうのには反対です!」
莉嘉・みりあ「えー!?」
ありす「三人でLIVEをやる時の、大事な衣装なんですから!」
武内P「……」
372 = 355 :
莉嘉「大事な衣装なんだから、セクシーに行こうよ☆」
みりあ「うんうんっ! ねえ、良いでしょありすちゃん!」
ありす「橘です! 大事な衣装だから、落ち着いた大人の雰囲気にしたいんです!」
莉嘉・みりあ「むー!」プクー!
ありす「ほ、ほっぺを膨らませないでください!」
武内P「……」
ありす「プロデューサーさんも、おヘソは出さない方が良いですよね!?」
武内P「そう、ですね……私は――」
ガチャッ
小梅「こ……こんにちは」
373 = 355 :
莉嘉「小梅ちゃん、ヤッホー☆」
みりあ「こんにちは、小梅ちゃん!」
ありす「こんにちは、小梅さん」
小梅「莉嘉ちゃんに、みりあちゃん……橘さんも、こんにちは」
武内P「白坂さん、何か、御用でしょうか?」
小梅「えっと、皆の、こ、声が聞こえたから……何してるのかな、って」
莉嘉・みりあ「――そうだ! 小梅ちゃんも、一緒に!」
小梅「……えっ?」
374 = 355 :
・ ・ ・
小梅「……そ、それで、衣装について、話し合ってたんだ」
莉嘉「ヘソ出し、小梅ちゃんはオッケーだよね!?」
みりあ「四人で、セクシーな格好して、メロメロにしちゃおうよ!」
ありす「私は反対です! は、はしたないと思います!」
小梅「えっ、えっと……その……」チラッ
武内P「? どうか、されましたか?」
小梅「おヘソ……見たいのかな、って思っ……て」モジモジ
武内P「えっ?」
375 = 355 :
武内P「私が、ですか?」
小梅「う、うん……どう、かな?」モジモジ
莉嘉「P君は、モチロン見たいよね! アタシ達のぉ、お・ヘ・ソ☆」
みりあ「ねえねえ、プロデューサー! どうなの? ねえねえ!」
ありす「見たいだなんて……そんな事、ありませんよね!?」
武内P「……それ以前に、私は――」
莉嘉・みりあ・ありす・小梅「……!」ゴクリ
武内P「皆さんには、そういった衣装は……少し、早いかと」
莉嘉・みりあ・ありす・小梅「……早い?」
武内P「はい」
莉嘉・みりあ・小梅「……」
ありす「……」
376 = 355 :
武内P「似合わない、とは言いません」
莉嘉「だよね!? 絶対、チョー似合うし☆」
小梅「見たくない訳じゃ……無いん、だ?」
武内P「今までとは違う衣装で、新しい魅力も引き出されると、そう、思います」
莉嘉「……そーゆー事じゃないんだけどなぁ」
小梅「でも……えへへ、良かった」
武内P「しかし、赤城さんと、橘さんは、まだ小学生です」
みりあ「えーっ!? みりあ、ヘソ出ししたいしたーい!」
ありす「……まだ、ですか」
377 = 355 :
武内P「お二人には、その……セクシー路線よりも、ですね」
武内P「年齢相応の、可愛らしい衣装の方が、似合うかと思います」
みりあ「そうかなぁ?……でも、プロデューサーが言うなら、そうかも」
武内P「それに、橘さんは、反対されています」
ありす「……」
武内P「なので……ヘソ出しは、無しの方向が良いかと」
武内P「それでも、皆さんの魅力は、十分にファンの方に伝わる筈です」
ありす「……出します」
武内P「えっ?」
ありす「出します! おヘソ!」
莉嘉・みりあ・小梅「!」
武内P「たっ、橘さん!?」
378 = 355 :
莉嘉・みりあ「ありすちゃん、良いの!?」
ありす「はい! 私は、構いません!」フンス!
小梅「む、無理は……してない……?」
ありす「平気です! だって、私はもうプロですから!」フンス!
ありす「プロのアイドルだから、おヘソを出すのも平気です!」
ありす「むしろ、いずれはそういった衣装も着る機会が出てきます!」
ありす「今の内に慣れておくのは、良い事だと思います!」
ありす「はい、論破!」フンスー!
武内P「で、ですが……」
ありす「私……おヘソ、出しますから」
武内P「……」
379 = 355 :
・ ・ ・
文香「……それで……おヘソを出すことに?」
ありす「……はい」
文香「ありすちゃんは、本当にそれで……良かったの?」
ありす「……私は、早く文香さんみたいな素敵な女性になりたいんです」
ありす「文香さんみたいな……大人の女性に」
文香「……ありすちゃん」
ありす「だから……子供じゃないから、おヘソを出すなんて平気です!」
文香「……」
380 = 355 :
美波「――あら?」
美波「こんにちは、文香さん、ありすちゃん」
文香「……美波さん」
ありす「美波さん、こんにちは」
美波「二人共、どうしたの? そんな顔をして……」
ありす「文香さんに、今度の衣装の事をお話してたんです」
美波「今度の衣装って……莉嘉ちゃんと、みりあちゃんと一緒の?」
ありす「はい。そこに小梅さんも加わって、四人でやることになりました」
美波「まあ! とっても素敵なユニットね!」
ありす「はい……凄く、良いユニットだと思います」
ありす「……それで、衣装が――」
381 = 355 :
・ ・ ・
美波「……なるほど、そういう事だったの」
文香「私は、可愛い衣装でも……ありすちゃんに似合うと思うのですが」
ありす「今回は、絶対ヘソ出しです」
美波「う~ん……でも、そうねぇ……」
ありす「もしかして……美波さんは、反対なんですか?」
美波「あっ、そういう事じゃないのよ?……ただね?」
美波「おヘソを出して、セクシーな格好をして……」
美波「せっかくの、ありすちゃんの可愛さが隠れちゃわないかな、って思ったの」
ありす「えっ?」
382 = 355 :
ありす「どういう事ですか?」
美波「私も、文香さんも、ありすちゃんはすっごく可愛いと思うわ」
文香「はい……見ているだけで、優しい、笑顔になれます」
ありす「……あ、ありがとうございます///」
美波「でも、おヘソを出すって、セクシーな格好でしょう?」
美波「ありすちゃんの、その可愛さとは違う方向の魅力だと思うわ」
ありす「でっ、でもっ!」
美波「……多分、プロデューサーさんはね」
美波「おヘソを出したり、セクシーな方向の魅力を探す前に」
美波「今の、ありすちゃんの等身大の、可愛らしさを活かしたい」
美波「……そんな風に、思ってたんじゃないかな」
ありす「!」
383 = 355 :
美波「ふふっ! おヘソを出したのに、可愛さを隠すのは、勿体ないでしょ?」
文香「美波さんの言葉を聞いて……私の中の想いが、ハッキリと形を成しました」
文香「焦らなくても、ありすちゃんは……十分に、魅力的」
文香「ページを一度にめくるのは、本当に、勿体無い位に」
ありす「美波さん……文香さん……」
ありす「でも、私は……」
ありす「……」
美波「もうっ、そんな顔しないで、ありすちゃん!」
美波「笑顔じゃないと、キュートもセクシーも台無しになっちゃうわ!」
美波「だけど……そうねぇ……」
美波「おヘソを出してセクシーさをアピールしつつ、可愛さもとなると……」
美波「――そうだっ! こういうのは、どうかしら?」
ありす「……えっ?」
384 = 355 :
・ ・ ・
ありす「……――と、いうのはどうでしょうか?」
小梅「良いかも……それなら、おヘソも出して……うん、可愛いね」
莉嘉「チョーヤバイよ、ありすちゃん! ナイスアイディアー!☆」
みりあ「うんうん! みりあも、すっごく良いと思う!」
ありす「実は……美波さんに、アドバイスして貰ったんです」
莉嘉・みりあ「美波ちゃんに?」
小梅「そ、それなら……きっと、大丈夫……だね」
ありす「はいっ! とっても頼れる、大人の女性ですから!」
385 = 355 :
莉嘉「よーっし! アタシ達のおヘソでぇ」
みりあ「プロデューサーをメロメロにしちゃおー!」
小梅「そうなったら……エヘヘ、嬉しい……ね?」
ありす「わっ、私は別に……ちょっとは、嬉しいですけど……そ、それだけです!」
莉嘉「それじゃあ、輪になろうよ!」
みりあ「あっ、それ良いね! 手を出して、重ねてぇ……」
小梅「う、うん……こういうの、大事」
ありす「? ど、どうして私を見てるんですか?」
莉嘉・みりあ・小梅「作戦隊長だから」ジーッ
ありす「……わ、わかりました……ゴホン!」
ありす「ふぁ、ファイトぉ……!」
莉嘉・みりあ・小梅「おーっ!」
386 = 355 :
・ ・ ・
莉嘉「と、言うワケでぇ……ジャーン!☆」
みりあ「見て見て、プロデューサー!」
小梅「おヘソを出してるけど……可愛い、よね」
武内P「み、皆さん……それは、一体……!?」
ありす「…出したおヘソの下に――」
ありす「♡を書きました!」フンス!
武内P「……!?」
387 = 355 :
>>386
誤)>ありす「…出したおヘソの下に――」
正)>ありす「……出したおヘソの下に――」
名前欄に三点リーダが一個出張しました
388 :
美波にしてはまともなことを言ってると思ったら・・・
389 :
てっきり綺麗なミナミィだとおもったのに…
390 :
しょせんやはり蒼のグループってことですかい…
391 = 355 :
莉嘉「どう、P君! アタシに、メロメロになったでしょ!☆」
武内P「なったと言いますか……なられていると言いますか……!?」
みりあ「ねえねえ、プロデューサー! 似合う? 似合う?」
武内P「それに関しましては……その、ですね……!?」
小梅「よ、喜んで……う、ううん……喜ばせてあげられた、かな……?」
武内P「待ってください……大きな誤解を招きそうな発言は……!?」
ありす「どう、ですか? 変じゃない……ですか?」
武内P「それ以前に……あ、あの……!?」
武内P「待ってください……少し、時間をください……!」
莉嘉・みりあ・ありす・小梅「?」
392 = 355 :
・ ・ ・
ガチャッ
ちひろ「おはようございま――」
莉嘉「ねえ、Pくぅ~ん、良いでしょ~?」
みりあ「お願いお願い、プロデューサー!」
小梅「あの子も……仲間に入りたい、って言ってる……よ?」
ありす「あの子? 五人目……って事ですか?」
武内P「み、皆さん……! あの、離れてくださ――」
モミクチャ~!
武内P「――千川さん!?」
ちひろ「……淫紋……!?」…フラリ
武内P「待ってください! 誤解です!」
莉嘉・みりあ・ありす・小梅「……いんもん?」
393 = 355 :
ちひろ「だ、だって……おヘソの下に、♡が! ♡が!」
武内P「これは、違います!」
ちひろ「手出しした、証拠じゃないですか!」
ちひろ「シンデレラに、なんて魔法をかけてるんですか!?」
武内P「落ち着いてください、千川さん!」
武内P「そもそも、私にそんな魔法は使えません!」
ちひろ「そんなの、わからないじゃないですか!」
ちひろ「魔法じゃないなら、パワーオブスマイルですか!?」
武内P「私は、笑顔は苦手です!」
莉嘉「いんもん、って……何だろ?」
みりあ「この、おヘソの下の♡のこと?」
小梅「魔法って……言ってたね……?」
ありす「ちょっと、タブレットで調べてみます」
394 = 355 :
・ ・ ・
莉嘉「P君ならぁ、おヘソの下に♡……描いても良いよ☆」
みりあ「えへへ……みりあも、プロデューサーなら♡描いても良い!」
小梅「わ、私も……あの子が一緒なら、うん……頑張るね」
ちひろ「……すみません」
武内P「……いえ」
ありす「わっ、私は、そういうのには反対です!」
武内P「……橘さん」
ありす「で、でも、もし……♡を描かれたら……」
ありす「……ありすで……良いです///」
武内P「……」
395 = 355 :
・ ・ ・
ちひろ「……すみませんでした」
武内P「いえ、彼女たちを心配しての事なので、仕方が無かったかと」
ちひろ「ぷっ、プロデューサーさんの事は、信じてましたよ!?」
武内P「……」
ちひろ「……本当に、すみませんでした」
武内P「いえ、彼女たちに言い聞かせるのに、協力して頂いたので」
ちひろ「そんなの、当り前じゃないですか! 信じてましたから!」
武内P「……」
ちひろ「……本当に、本当に、すみませんでした」
武内P「いえ、彼女たちも、今後はああいった事は無いと思います」
武内P「ああなったきっかけを作った人物に、釘を差し――」
武内P「雷を落としておきましたので」
おわり
396 = 390 :
落とされるシーン見たいwww
397 :
美波と楓、どこで差がでたのか…
398 :
お仕置きを受けたいが為にわざとやった可能性
あると思います
399 :
釘を差し(物理)雷を落とす(物理)
400 :
つまり美波さんはマゾ……
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