元スレ武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
901 :
だいたい1ヶ月がスレの寿命か…
902 :
武内Pの一番の好物はなんだろう?
笑顔ですって言いそう
903 :
>>884
力強くて草
904 :
話す機会があるもなにもピンクチェックスクールって武内P始動のユニットなんだから武内Pってピンクチェックスクールのプロデューサーでもあるんじゃないの?(少なくともアニメでは)
905 = 903 :
ちゃんみおが単体で出てくるのは珍しいな
脱糞以来か?
906 :
聞いた話だが江戸時代頃のロシアでは大阪と鹿児島と津軽の日本人漂流者が日本語を教えていたそうだ
907 :
武内Pがクールビズしてもアイドルたちがクールビズしてもどちらにしろ大騒ぎになりそうな予感がする。
908 :
武内Pと乗るライドタイプのアトラクション
909 = 903 :
年少組の無邪気な告白に動揺するしぶぶりぶりん
910 :
クールビズを裸で過ごすと勘違いするアイドルもいるんだろうな約一名
911 :
Pにロックって言われると基本的に何でも言う事聞いちゃう、リーナちゃんをください!
912 :
夏場所やってるしかな子に出番くれ
913 :
>>904
この流れのラストが浮かびました
最長でも、
武内P「さいきっく・おいろけビーム」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509196255/
これを立てて丁度1年になる、
2018/10/28(日)
の時点で埋めてるスレまでとします
多分、それが一番アイドルマスターっぽいので
914 = 913 :
書きます
武内P「スカウトは得意な方です」
915 = 913 :
卯月「へっ?」
凛「は?」
武内P「えっ?」
卯月「えっと、今……プロデューサーさん……?」
凛「ねえ……スカウトは得意って言った……?」
武内P「? はい、言いましたが……?」
卯月・凛「はい?」
武内P「えっ?」
武内P・卯月・凛「?」
916 = 913 :
卯月「え、えっと……そっ、そうなんですね!」
凛「待って、卯月。困ったからって流さないで」
武内P「えっ? あの……何か、お困りなのでしょうか?」
卯月「ふえっ!?」
凛「あのさ……もう一度聞くんだけど」
凛「……スカウトは?」
武内P「得意な方です」
卯月・凛「……」
卯月・凛「嘘つき!」
武内P「えっ!?」
917 = 913 :
武内P「ま、待ってください! 何故、嘘だと!?」
卯月「どうして、そんな嘘をつくんですか!?」
凛「ねえ、馬鹿にしてるの!? 何が目的!?」
武内P「えっ!?」
卯月「プロデューサーさんが、スカウトが得意なんて――」
凛「――そんなの、あるはずないでしょ!?」
武内P「えっ!?」
卯月・凛「えっ!? じゃなくて!」
918 = 913 :
武内P「あっ、あの! 嘘をついたつもりは、全く!」
卯月「そ、それでも……そう思ってる、って事ですよね!?」
凛「……そうだね。うん、アンタ……スカウト得意な方だよね」
武内P「渋谷さん!? その様な優しい目は、初めて見ましたよ!?」
卯月「えへへ……えへ、へ……うっ!……ぐすっ……!」ポロッ
凛「も、もう……泣かないでよ、卯月……ひっく……!」ポロッ
武内P「待ってください!」
武内P「お二人とも、何故、泣いてらっしゃるのでしょうか!?」
919 = 912 :
悲しいなあ
920 = 913 :
卯月「だ、だって……プロデューサーさんが……へううっ!」ポロポロッ
凛「だから、泣かないでって……うっ……うっ、ふうっ……!」ポロポロッ
武内P「あの……まさかとは、思いますが」
卯月・凛「……ぐすっ! ふ、うっく……!」ポロポロッ
武内P「私が、スカウトが得意だと思い込んでいると、そう、考えて!?」
武内P「そう考えた結果、泣いてらっしゃるのでしょうか!?」
卯月・凛「……」…ポロッ
卯月・凛「うわあああん!」ビーッ!
武内P「……!?」
921 = 913 :
・ ・ ・
武内P「……落ち着かれましたか?」
卯月・凛「……」コクリ
武内P「あの……先程の話なのですが」
卯月・凛「っ!?」ビクッ!
武内P「……すみません、身構えないで頂けますか?」
卯月・凛「……」
武内P「……私が、スカウトが得意な方と言った件ですが」
卯月・凛「っ!?」ビクッ!
武内P「……」
922 = 913 :
武内P「その……誤解です」
卯月・凛「……誤解?」
卯月「えっと……スカウトって聞き間違えた……とかですか?」
武内P「あ、いえ……それは、合っています」
凛「なら……得意じゃなくて、不得意って言ってた……とかだよね?」
武内P「その……得意で、合っています」
卯月・凛「……」
卯月・凛「っ……!」ジワァ…!
武内P「待ってください! 島村さん、渋谷さん!」
武内P「お願いしますから、泣かないでください!」
923 = 913 :
武内P「し、島村さん! このハンカチで、涙を拭いてください!」
卯月「は……はい」
武内P「し、渋谷さん! その……このティッシュで」
凛「ゔん゙……ズビッ!」
武内P「……」
…スッ
武内P「……ちーん」
凛「ふーん゙!」
ズビーッ!
武内P「……」
凛・卯月「……」
924 :
ボーイスカウト的な意味でのスカウトは確かにめちゃ得意そうだ
925 = 913 :
武内P「あの……そもそも、ですね」
卯月・凛「……」
武内P「渋谷さんは、スカウトで……此処に」
凛「……いや、それはそうだけど」
卯月「……確かに、そうですね」
武内P「……」…ドヤッ
卯月・凛「!?」
卯月「プロデューサーさん!? 今……今!」
凛「ドヤ顔しなかった!? ねえ、プロデューサー!?」
武内P「すみません……自分では、よく」
卯月・凛「……」
926 = 913 :
凛「わ、私がアイドルになったのは、卯月がきっかけだから!」
卯月「わ、私ですか!?」
凛「そうだよ! 卯月の笑顔を見て、素敵だなって思って!」
卯月「ふええっ!? それって、あの公園での話ですか!?」
凛「そう! プロデューサーが、卯月を連れてきた時の!」
卯月「プロデューサーさんに、連れられて……」
武内P「……」…ドヤッ
卯月・凛「!?」
卯月「プロデューサーさん!? あれ、狙ってたんですか!?」
凛「どうなの!? ねえ、ちょっと! ドヤってないで聞かせて!」
武内P「笑顔です」
卯月・凛「……!?」
927 = 913 :
てす
928 = 913 :
武内P「島村さんの、輝くような笑顔を見ていただければ……」
卯月「え、笑顔だけは……自信がありました……!」
武内P「興味無いとは言いつつも、実は押しに弱そうな渋谷さんなら……」
凛「はあっ!? 私、そういう風に思われてたの!?」
武内P「……」
武内P「……今、渋谷さんが、アイドルとして輝いているのは」
武内P「――当然の結果です」…ドヤッ!
卯月・凛「……!?」
929 = 913 :
卯月「そ、それは……凛ちゃんの場合だけです!」
凛「そう! それ! 私の場合の話だけでしょ!?」
卯月「はい! 凛ちゃんが、チョロ……優しいからですよ!」
凛「卯月、待って。今……何て? チョロ、って言わなかった?」
武内P「はい。それは、わかっていましたから」
凛「わかっていたって、どっちが? チョロ、の方? ねえ!」
卯月「凛ちゃんが、特別なだけです!」
武内P「はい。それも、スカウトのコツです」
凛「聞いてるんだけど! ねえ、ちょっと!?」
930 = 913 :
卯月「他に、スカウトした子は居るんですか!?」
武内P「はい。渋谷さん以外にも、メンバーの何人かは」
凛「聞いてるんだけど! 答えてよ!」
卯月「たっ、例えば!?」
武内P「渋谷さん、どうぞ、知恵の輪です」
凛「知恵の輪!? はっ!? これをとけって事!?」
武内P「そうですね……双葉さんも、スカウトです」
卯月「杏ちゃんが!?」
凛「これをといたら、絶対答えてもらうから!」
ガチャガチャッ!
931 = 913 :
武内P「『不労所得』と『印税生活』について説き、スカウトしました」
卯月「そ、それなら確かに……じゃあ、他には!?」
凛「これなら、すぐにとけ……」
ガチャガチャッ!
凛「……とけた! ほら、答えて! 何がわかっていたって!?」
武内P「渋谷さん、どうぞ、ルービックキューブです」
凛「嘘でしょ!? 納得できない!」
武内P「他には……アナスタシアさんも、ですね」
凛「……何なの……!? 本当、何なの……!?」
ガチャガチャッ!
932 = 913 :
卯月「あ、アーニャちゃんもですか!?」
武内P「はい。日本語も、ロシア語もあまり得意ではなさそうだったので……」
凛「え、っと……ここが、こうなって……」
ガチャガチャッ!
卯月「じゃ、じゃあ……どうやって!?」
武内P「英語も交え、三ヶ国語でスカウトしました」
凛「……あっ、これじゃ駄目だから……うん、こうかな」
ガチャガチャッ!
933 = 913 :
武内P「お父様を説得するのには、苦労しましたが」
卯月「な、なら! 他には!?」
凛「こう、で……こう……で!」
ガチャッ!
凛「! 出来た……出来た! 凄くない!?」
武内P「そうですね……諸星さんも、スカウトです」
卯月「きらりちゃんも!?」
凛「ちょっと! 見てってば! 揃ったから! ほら、ねえ!」
武内P「っ!……良い、タイムです」
凛「ふ……ふーん、そうなんだ」テレテレ
934 = 913 :
卯月「ほ……本当に、スカウトが得意なんですね」
武内P「はい。信じて、いただけましたか?」
凛「あのさ……次は?」
武内P「申し訳ありません……今は、花火しか」
凛「花火?……まあ、悪くないかな」
武内P「基本的に、スカウトは失敗しませんね」
凛「ねえ、未央に……奈緒と加蓮も呼んで良い?」
935 = 913 :
・ ・ ・
ちひろ「それで……皆で花火してるんですね」
武内P「最終的に、かなりの大人数になったようです」
ちひろ「ふふっ! 皆、仲良いですもんね♪」
武内Pはい。私も、そう、思います」
ガチャッ!
凛「プロデューサー!」
武内P「っ!? 渋谷さん!? 花火が、足りませんでしたか!?」
凛「えっ!?」
武内P「申し訳ありません……!」
凛「あっ、いや、ちょっと……別に、謝らなくて良いから!」
936 = 913 :
武内P「いえ、ですが……!」
凛「そ、それより……皆、プロデューサーは来ないのか、って」
武内P「えっ?」
凛「ほら……たまには、悪くないんじゃない?」
武内P「いえ……ですが」
凛「逃げないでよ?……来ないと、承知しないから」
…バタンッ
武内P「これは……行くしか、無いようですね」
武内P「……宜しければ、千川さんもどうですか?」
ちひろ「……ふふっ!」
ちひろ「本当に、スカウトがお得意ですね!」
おわり
937 = 903 :
きれいさっぱり忘れたな
ちょろい
938 :
乙
凛ちゃんはチョロかわいい
939 :
そのK.T.さんはスカウトされたのか気になりますねえ
940 = 939 :
そのK.T.さんはスカウトされたのか気になりますねえ
941 :
凛は基本的にチョロいクールの中でもクール橘、お酒に誘われた時の楓さん並みにチョロいから
942 :
「本当に、良いのかい?」
談話スペースの椅子に腰掛けながら、視線を向けずに言う。
私の隣に座るのは、無口で表情に乏しく、不器用で……とても、誠実な男だ。
彼もまた、色々と思う所があるのだろう。
だが、それを踏まえて尚、下した決断を変えるつもりが無いのは、伝わってくる。
「はい」
何とも短い返事じゃないか、ええ?
……いや、そうとしか、言えないのかも知れないね。
もしも私が君の立場だったとしたら、恐らく、同じ様な返ししか出来なかったろう。
それ程、君が決めたことは、とても重大な事なのだから。
「彼女達は、階段を登り始めました」
彼の言葉に、一抹の寂しさを感じたが、それ以上に、喜びが勝っているようだ。
シンデレラプロジェクトのメンバー達は、今ではもう立派なアイドルだ。
輝くステージを眺めるのではなく、そこに立ち、自らも光り輝いている。
憧れるだけの少女ではなく――憧れられる、シンデレラガールズとして。
「目指す場所は、同じですが……」
彼女達は、日々、努力を重ねている。
その方法はとても様々で、同じものはない。
個性的なメンバー故か……いや、誰一人同じ人間が居ないのと同じで、当然だ。
だからこそ、その輝きが合わさった時、目が離せない程の光景を産んだのだ。
「……もう、時計の針は動き出しましたから」
目線を向けずとも、彼の口の端が上がっているのが、わかる。
君も、彼女達と関わって、随分と変わったものだ。
はっは! 無口な車輪では、いられなくなってしまったねぇ!
だが、それで良い。
「シンデレラプロジェクトを解散します」
君は、彼女達に魔法をかけたのだから。
彼女達は、プロジェクトの枠組みがなくとも、立派に輝いていけるだろう。
いや、むしろ、シンデレラプロジェクトの存在が、彼女達の枷になる可能性が高い。
枠組みの中に収めるのも大事だが、彼女達は、籠の中に収まり切るような、
そんな単純なものではない――個性的な、メンバー達だからね。
「本当に、良いのかい?」
再度、問いかける。
「はい。もう、決めた事ですから」
低い声が、力強く、響いた。
943 = 942 :
「そうか……もう、決めた……か」
シンデレラプロジェクトの解散を阻止するために奔走して居た男が、
今度は、自らの手で、その幕を下ろそうとしているのだから、不思議なものだ。
椅子に深く座り直し、缶コーヒーを傾ける。
苦味と酸味が口の中に広がり、乾いた喉を潤す。
「時期は?」
彼女達、シンデレラプロジェクトへの注目度は、高い。
今のまま継続したとしても、十分に346プロダクションの主力としてやっていけるだろう。
解散をするにあたって様々な要件をクリアーしなければならない。
それに関しては、どう対応していくつもりだろうか。
「三ヶ月後……始動から、丁度1年目を予定しています」
三ヶ月後、か。
……ふむ、何とか、ギリギリでスケジュールの調整が出来る頃合いだね。
方方への根回しや、メンバー達の解散後の方針も整えるには、十分だ。
だが、それには条件がある。
「……参ったねぇ」
右手を首筋にやって、深く、ため息を吐く。
彼女達の――アイドルの寿命というのは、長いものではない。
夜空に輝く星々のように、見上げれば、輝き続けているものではないのだ。
その、時間にすれば短いが、とても強い煌めきを届けるのが、私達の役目とは言え……だ。
「たまの飲みには、付き合い給えよ?」
私だってね、もう若くは無いんだ。
それに、つい先日、喫煙所の設置のために本気を出したばかりなんだ。
それなのに、君、簡単に言ってくれるじゃないか、ええ?
仕事漬けになるとは言え、息抜きくらいはしないとやっていられないよ!
「はい、喜んで」
やれやれ、苦笑交じりに言うだなんて、本当に変わったね、君も。
以前の、臆病になる前の君に戻ってきたと思っていたが、それは間違いだったようだ。
そうだったとしたら、君は、仕事があるからと誘いを断っていただろうからね!
随分とまあ、可愛げがなくなったものだよ、全く!
「はっは! なら、彼女も誘おうか?」
けれど、こんな風にやられっぱなしなのも、面白くは無い。
わかるだろう? この顔を見て、そして、この場面で言う、彼女とは誰の事か。
そうそう、その顔だよ、その顔!
ようし、これで一本取り返せたから、イーブンだね!
「……」
右手を首筋にやりながら、困った顔をしている彼を見る。
それにしても、あんなに素直だったのに、人とは変わるものだね。
本当、誰に似たんだか。
944 = 942 :
「彼女達は、解散を受け入れるかな?」
シンデレラプロジェクトのメンバー達は、あの場所をとても大切に思っている。
それは、数々の困難を乗り越え、そう思えるだけの場所にしてきたという証明でもある。
直接的に関わることは無いにせよ、旗から見ても、それは明らかだ。
彼女達は、その居心地の良い場所から、飛び立つ勇気があるのか。
「ええ、必ず」
人の気持ちを察するのが、あまり得意では無い君が、断言するとは。
……よっぽど、自信があるのだねぇ。
君が見つけたシンデレラ達に。
信じるという行為は、時として、相手にとっては負担にもなり得る。
過度な期待は、重圧となって、足を止め、押し潰してしまう要因にもなる。
だが、彼はそうなるとは、微塵も思っていないようだ。
自分のアイドル達を……信用ではなく、信頼しているから。
「プロジェクトの皆さんは、素晴らしい、アイドルですから」
解散は、彼女達だけに限った話ではなく、彼にとっても、大きな節目になる。
彼自身の保身の事を考えれば、プロジェクトの解散などもっての外だ。
メンバー達の伸び代に目を瞑り、心地よい揺り籠の中で終えさせる。
……それだけで安泰な位置に、居るのだから。
「ああ、そうだね。その通りだ」
しかし、彼はそうしない……いや、そうは出来ないのだろう。
アイドルの事を第一に考え、己を危険に晒してでも、車輪を回し続ける。
なんとも不器用な男じゃないか、ええ?
私としては、部下にはもう少し器用に立ち回って貰いたいものだが。
「この事を他に誰が知っているんだね?」
ふと気になり、聞いてみる。
「いえ、今は、部長だけです」
何も聞かなかった事にしよう。
……君ね! こういう立ち回りは、もっと場面を考えたまえよ!
危うく、飲んでいたコーヒーを吹き出す所だったじゃないか!
しかし、何ともまあ……変わったものだね、君も。
「それだけかい?」
何も言わずに笑顔で返事など、器用になったものじゃないか。
945 = 942 :
・ ・ ・
「……ふぅ」
勝ち取った喫煙所で、紫煙を吐き出す。
白い煙が換気口に吸い込まれていくのをぼんやりと見つめる。
この、何も考えず、頭を空っぽにする瞬間が、たまらない。
禁煙? そんな事をしたら君、ストレスで死んでしまうよ!
「……すぅ」
あれから、少しだけ彼と今後について話した。
とても大事な話だから、また、改めて話し合う必要があるがね。
それでも、部下の考えを知っておくというのは、重要だ。
彼は、ただでさえ表情がわかりにくいんだから。
「……ふーっ」
唇をすぼめ、勢い良く煙を吐き出す。
全く、この一本は、彼の話を聞く前に吸いたかったよ。
至福の一本が、これからの激務に対しての、景気付けの一本に早変わりだ。
……はあ、格好を付けて、彼女には先に私から話を通しておくなどと、言わなければ良かった。
「……すぅっ」
煙草を加え、思い切り煙を肺に吸い込む。
燃える火の赤が広がり、灰になった箇所が広がっていく。
「……ふー……っ」
大きく吐き出された煙が、またもや換気口に吸い込まれていく。
灰皿の上で人差し指と中指に挟んだ煙草を親指で弾き、灰を落とす。
もう一口……いや、もう、十分か。
中程まで灰になったそれを縁に押し付けて火を消し穴に落とすと、
中に溜められている水に触れて、ジュワッと音を立てた。
「……」
喫煙所を後にし、行きがけにあったゴミ箱に、空になった煙草の箱を潰して捨てる。
その際、封を開けていなかった次の煙草のビニールも開け、捨てておく。
灰皿にそのまま捨てる人も居るがね、私はあれはいかんと思うよ。
風でチラチラと揺れて、気になって仕方ないからね。
「さあて」
彼女には、この話をどう切り出したものかな。
最近では、大分表情が柔らかくなってきたが、まだまだお硬い専務様だ。
……とほほ、昔はもう少し可愛げがあったと言うのに、なんともまあ。
しかし、時が流れるのは、誰にも止められない。
時間の流れは、誰にとっても、平等に変化をもたらす。
その変化を幸と捉えるか、不幸と捉えるかは、自分自身で判断するしか無い。
だが、確実に、変化しているのだ。
変わらないものなど、何一つ、有りはしないのだから。
「……ふぅ」
勿論、私だって変化しているよ!
息が切れやすくなったのも、そう……って、放っておいてくれたまえよ!
つづく
946 :
続いた!
947 :
何かシリーズ自体の最終回な雰囲気…
948 = 938 :
そうか……そういえば終了時期について話してたな
終わりに向けての前振りか……
949 :
流石にこの話では頭ピンクじゃない美波だよな?
950 :
終わりが近いのか…
>>949
デレマスのアイドル属性って途中で変わったっけ?
みんなの評価 : ○
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