のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,781人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    501 :

    >>499
    自分とこの女性Pに恋愛相談しまくるアイドルとか面白そうだ

    502 :

    ボンクラたちの理想郷へゆくです?

    503 :

    武内P実は未成年説

    504 :

    申し訳ない、書きたいので、書きます


    常務「……なんという冷静で的確な判断力」

    505 = 504 :

    ???「……貴女は?」

    常務「私は、346プロ、アイドル部門統括重役の――美城という」

    ???「ほう? それで、私に何か御用かな?」

    常務「強盗を刺激しないよう、牧師に扮し警戒を解く……見させて貰いました」

    ???「……」

    常務「君の――いや、貴方のような人材こそ、我が美城に相応しい」

    ???「……ハッハッハ! 何を言うかと思えば!」


    常務「共に、来ては貰えないだろうか」


    常務「――我が、城へ」


    ???「……城、か」

    506 = 504 :

    ???「私はかつて、自らに課せられた使命から逃げた男」

    ???「そんな男が、違う城とは言え……」

    ???「……再び、光輝く道を歩めはしない」


    常務「貴方が、輝く道を歩くのではない」

    常務「貴方が、道を拓き、歩ませるのです」


    ???「この私が……歩ませる?」


    常務「そうだ」

    常務「もし、顔を晒すのに抵抗があるのなら――」


    常務「――マスクでも被れば良いでしょう」


    ???「……」

    507 = 504 :

    ???「マスク……か」

    常務「この業界では、ありふれた話です」

    ???「フッ……どこの世界も、大した違いは無いという事か」

    常務「もしも、この話を受けるつもりがあるなら――」


    常務「――このマスクを被りなさい」

    スッ…


    ???「……」


    ???「……良いだろう。その話、受けようではないか」

    パシィッ!


    常務「……我が城へ、ようこそ」

    常務「それで……君の事は、何と呼べば良いのかな?」


    「……そうさな」


    キン肉P「キン肉マン・プロデューサー」


    キン肉P「……とでも、呼んで貰おうか」

    508 :

    言う事きかないアイドルにはナパームストレッチだ!

    509 = 504 :

    http://www.youtube.com/watch?v=UTSEe0NiWSs

      ・  ・  ・

    常務「……!」

    トン……トン……!


    キン肉P「……落ち着きが無いな」

    キン肉P「上に立つ者の取る態度ではないぞ?」


    常務「……ここには、私と君しか居ない」

    常務「故に、気を使う必要は無いでしょう」


    キン肉P「……やれやれ」

    キン肉P「しかし、理由くらいは聞かせて貰えるのだろう?」

    キン肉P「その位の気遣いは、して頂きたいものだ」


    常務「……」

    常務「このままでは……城が、保たない」


    キン肉P「……ほう?」ギラリ

    510 = 504 :

    キン肉P「城が保たないとは、穏やかではないな」


    常務「346プロダクションの――アイドル部門」

    常務「その、アイドル部門の現状については、把握しているな?」


    キン肉P「無論」

    キン肉P「一人一人の、アイドルの個性を伸ばしていく」

    キン肉P「それぞれに合ったペースで……大きく羽ばたけるように」


    常務「だが、そのやり方は……非効率的で、成果が出るのが遅い」

    常務「羽ばたける様になる前に、育つべき巣が……」

    常務「アイドル達を守る、城自体が飲み込まれてしまう」


    キン肉P「……芸能界は、いわば戦場のようなものと聞く」

    キン肉P「他のプロダクションは……成る程、確かに待ってはくれんな」


    常務「そうだ」

    常務「……時計の針は、待ってはくれない」


    キン肉P「……」

    511 = 504 :

    キン肉P「ならば、どうする」


    常務「早急な、改革を」


    キン肉P「……中には、零れ落ちる雛鳥も居るだろう」

    キン肉P「それでも、やると言うのか?」


    常務「ええ」

    常務「それが、城を守るために、必要な事ならば」


    キン肉P「……そうか」


    常務「君には、その改革の一端を担ってもらいたい」

    常務「サポートするだけの人材は、私が用意する」


    キン肉P「ふむ……具体的には、何を?」


    常務「改革と同時に、企画を立ち上げます」

    常務「かつての芸能界のようなスター性……別世界のような物語の確立」

    常務「そのために、我が346の新たなイメージに相応しい、プロジェクトを結成する」

    常務「その――」


    常務「――プロジェクトクローネの――プロデューサーを」


    キン肉P「……」

    512 = 504 :

    キン肉P「この私に……そんな役目を任せて良いのかな?」

    キン肉P「顔をマスクで隠し……己の本来の役目から、逃げた私に」


    常務「……だからこそ、見えるものもある」


    キン肉P「……」


    常務「メンバーは、私が選出します」

    常務「だが、そのメンバー全員が、輝きを放ち続けられる保証は無い」

    常務「私は、自分の力をそこまでは過信する程、愚かではない」


    キン肉P「つまり……」

    キン肉P「メンバーが、耐えきれず、潰されてしまいそうになった時……」

    キン肉P「……そんな、いざと言う時の、逃げ方を教えろ……と?」


    常務「その通りだ」


    キン肉P「……フ……ククッ……!」

    キン肉P「……ハ――ッハッハッハ!」


    常務「……」

    513 = 504 :

    常務「……何がおかしい」


    キン肉P「ハッハッハ! これが、笑わずにいられるものか!」

    キン肉P「まさか、君がそんな事を言い出すとは思わなんだ!」

    キン肉P「私はてっきり、その者達を引き連れ――」

    キン肉P「――城を守るため、最期まで戦えと言うと思っていたぞ!」


    常務「フン……何を言うかと思えば」

    常務「私が、君について知っている事は、あまり多くない」

    常務「……だが、ハッキリとわかっている事が、一つだけある」


    キン肉P「ほう! 聞かせて貰おうか、その一つとやらを!」


    常務「逃げ出すのは、得意だろう?」


    キン肉P「……」


    常務「それこそ、玉座から、星々を飛び越え、此処に居る程にはな」


    キン肉P「……ハ――ッハッハッハッハ!」

    キン肉P「違いない! ああ、確かにその通りだ!」

    514 = 504 :

    常務「この話……引き受けて、くれますね?」


    キン肉P「断る」

    キン肉P「……そう言っても、君は諦めはしない」

    キン肉P「その事は、」


    常務「いや……始めから、その答えは想定していない」

    常務「私の知る君は……」

    常務「誰かを助けるのが、趣味のはずだが?」


    キン肉P「フッ……大声で言うのは、憚られる趣味だな」

    スッ…


    常務「他人に言う必要は無いだろう」

    スッ…


    キン肉P・常務「……」

    ガシッ!


    常務「よろしく頼むぞ、キン肉マン・プロデューサー」


    キン肉P「ああ……こちらこそ、よろしく頼む」

    515 = 504 :

      ・  ・  ・
    クローネ プロジェクトルーム

    常務「――君達には、対外的な346のブランドイメージを確立して貰いたい」

    常務「君たちは、選ばれたのだ」

    常務「――我が346の未来を担っていく、アイドルとして」


    クローネ達「はいっ!」


    常務「まだ、これでメンバーが全員という訳ではない」

    常務「引き続き、相応しい者を選んでいくつもりだ」

    常務「だが……此処に居る君たちには、先に紹介しておこう」

    常務「彼が――」


    キン肉P「……」


    常務「――君たち、プロジェクトクローネ全体の、プロデューサーだ」


    クローネ達「……!?」

    ザワザワッ……!

    「Pのマスク……?」

    「あの人が……私達のプロデューサー……?」


    キン肉P「……」



    キン肉P「――静まれいッ!」



    クローネ達「っ!?」ビクッ!

    516 = 504 :

    クローネ達「……」


    キン肉P「……お前達が集められた目的」

    キン肉P「その目的の中に、無駄口を叩くという……」

    キン肉P「……そんなものは、あると思うか?」


    クローネ達「……」

    「――それじゃあ、質問しても、良いかしら?」…スッ


    キン肉P「良いだろう」

    キン肉P(ほう……中々の胆力)

    キン肉P(やはり、ただの小娘達を集めたわけではないらしいな)



    「そんなマスクをしてて……ご褒美のキスは貰えるのかしら?」


    キン肉P「……何?」


    フレデリカ「はいはーい! フレちゃんもぉ、気になるんだよね」

    フレデリカ「あれ? 何が気になったんだっけ?」

    周子「あたしも、その気持ち、わかるなぁ~」

    周子「気になることが多すぎて、どれを最初に気にしたらいいのやら」


    キン肉P「……」

    517 = 504 :

    「ゆいはねぇ、そのムキムキっぷりが気になるかも!」

    「プロデューサーちゃん、チョー強そうじゃ~ん!」

    ありす「みっ、皆さん! 今は、真面目な話をしてる最中です!」

    ありす「そうやって、すぐふざけるのは、やめてください!」

    奏・フレデリカ・周子・唯「ふざける?」

    ありす「どうして首を傾げてるんですか!」


    キン肉P「……」


    「だって私、ふざけてなんかないもの。大事なことよ……とっても、ね」

    ありす「それが、ふざけてるって言うんです!」

    ありす「大人なんだから、ちゃんとしてください!」

    フレデリカ「フレちゃんは19歳だから、まだ子供でセーフ! イェーイ!」

    周子「シューコも、ぴっちぴちの18歳やから、大丈夫だね」

    「おーっ! なら、ゆいは17歳だから、も~っとセーフだね!」

    ありす「そういう事を言ってるんじゃありません!」


    キン肉P「……彼女達が、歴史ある総合芸能企業、346グループの……」

    キン肉P「……看板を背負って立つに、相応しいと?」


    常務「その通りだが?」ニヤリ


    キン肉P「――ハッハッハ!」

    キン肉P「……なんとも、個性的なメンバーを揃えたものだ!」

    518 = 504 :

    キン肉P「彼女達に、静まれ等と命じるのは、間違いだったようだ」

    常務「ならば、どうする?」

    キン肉P「……こうするまでよ」


    キン肉P「――聞けいッ!」


    クローネ達「……」

    …シンッ……


    キン肉P「私が、お前達――プロジェクトクローネを担当する」

    キン肉P「キン肉マン・プロデューサーだ」

    キン肉P「このマスクは……故あって、脱ぐことは出来ん」

    キン肉P「……つまり、先程の質問への答えだが――」


    「……」


    キン肉P「――私に、このマスクを脱いでも良い、と」

    キン肉P「そう思わせる事が出来たならば、その時にまた答えよう」


    「……あら」

    「それじゃあ、ファンだけでなく、貴方も魅了しないといけない……って事か」

    「……ふふっ、苦労しそうだけど、とっても刺激的な保留の仕方ね」

    519 = 504 :

    キン肉P「他にも、私に聞きたい事がある者が居るようだが……」


    クローネ達「……」


    キン肉P「――男というものは、あまりしゃべるものではない」

    キン肉P「両の眼で、静かに結果だけを見ているものだ」

    キン肉P「……その結果次第では、口が軽くなる事も、あるやも知れん」


    クローネ達「……」


    キン肉P「お前達が進むは、多くの困難が待ち受ける茨の道!」

    キン肉P「その道を――346プロダクションを背負いながら、歩く覚悟はあるか!」

    キン肉P「その覚悟の無い者は、今すぐこの場から去るが良いッ!」


    クローネ達「……」


    キン肉P「……どうやら、揃いも揃って――大馬鹿者のようだな」


    クローネ達「はいっ!」


    キン肉P「良いだろう! お前たちの覚悟、然と受け取った!」

    キン肉P「ならばッ! この私も、全力を以て道を切り開かせて貰おうッ!」


    キン肉P「プロジェクトクローネの始動をここに宣言するッ!」


    クローネ達「はいっ!!」

    520 = 504 :

      ・  ・  ・

    残虐の神「……そろそろ、奴らも気付く頃だな」

    残虐の神「キン肉マンの超人強度が――変動するという事に!」

    残虐の神「……フッフッフ!」

    残虐の神「このままでは、奴は我々神をすら脅かす存在になるだろうなぁ!」


    残虐の神「――だが、その存在……超人は、もう一人存在する!」


    残虐の神「キン肉マン――キン肉スグルの兄、キン肉アタルが!」


    残虐の神「キン肉星王家の正当たる後継者である、長男が!」


    残虐の神「キン肉アタルをそそのかし……奴と一つになれば!」

    残虐の神「そうすれば、知性、技巧、飛翔、剛力の四神を出し抜き……」


    残虐の神「この残虐の神が……超人界を一手に支配出来るというものよ――ッ!」


    残虐の神「……待っていろ、キン肉アタルよ」


    残虐の神「お前をキン肉星の大王にしてやろうではないか……!」


    残虐の神「フフフフフ……フハハハハハハ――ッ!!」

    521 = 504 :

    寝ます
    おやすみなさい

    522 :

    おやすーん

    523 :


    これは女房を質に入れてでも見なければ……!

    524 :

    お前が質になるんだよ

    526 :

    真・ソルジャーは今シーズン出番あるんかのう
    ビッグボディですら戦っていると言うのに

    527 :

    雑談すればするほど>>1の投稿数が減るよ…

    528 = 527 :

    雑談すればするほど>>1の投稿数が減るよ…

    529 = 527 :

    雑談すればするほど>>1の投稿数が減る…

    530 = 527 :

    連投になって俺がスレ潰してんじゃん…ROMるねごめんね…

    531 = 524 :

    (なんで>>529だけ変えたんだ…?)

    532 :

    こんなん草生えるわ

    533 :

    そもそも言うほど雑談あるか?

    534 :

    自分の以外は余計な雑談なんやで

    536 :

      ・  ・  ・

    キン肉P「参加させるか、迷っているメンバーが居る?」

    常務「ああ、そうだ」

    常務「人数は……五人」


    常務「一人は、精神的な面での不安がある」

    常務「そして、ユニットとして参加させたい者が、三人」

    常務「残る一人は、参加が決まればソロデビューをさせるつもりでいる」


    キン肉P「……ふむ」

    キン肉P「一人を除き、他の四人には問題がないように聞こえたが?」


    常務「ユニットとしてデビューさせたい内の、一人」

    常務「そして……ソロデビューをさせたいもう一人は――」


    常務「――既に、シンデレラプロジェクトに、所属している」


    キン肉P「ほう! 君の改革に異を唱えた人物が担当しているという、あの!」

    キン肉P「私も、この業界に関してあまり詳しい方では無いが……」

    キン肉P「……彼女らの活躍ぶりは、飛ぶ鳥を落とす勢いだと聞いている」


    常務「中でも、渋谷凛、アナスタシアの両名は――」

    常務「――私が思い描く、346のイメージを背負うに相応しいアイドル達だ」


    キン肉P「……なるほど」

    537 = 536 :

    キン肉P「……ならば、迷うことはあるまい」

    常務「何?」

    キン肉P「その二人に、すぐにでも参加を要請するべきだろう」

    常務「……だが」


    キン肉P「何を躊躇う必要がある?」

    キン肉P「君は最早、強引な改革を押し進めた結果……ハッハ!」

    キン肉P「アイドル部門を統括する重役でありながら、一部アイドルの嫌われ者よ!」

    キン肉P「今更、二の足を踏んだ所で、どうなるものでもないわ!」


    常務「……フン! 随分、ハッキリと言ってくれるな」

    常務「そもそも、その二人がこの話に乗ってくるとでも?」


    キン肉P「ああ、乗ってくる」

    キン肉P「君が見込んだアイドルは、挑戦を恐れるような者達ではないだろうからな」


    常務「……」


    キン肉P「そして、担当するプロデューサーが、真に彼女たちの事を思うならば……」

    キン肉P「……その話を断る理由は無い」

    キン肉P「して……シンデレラプロジェクトのプロデューサー殿は、どう出る?」


    常務「……断りは、しないだろう」


    キン肉P「ならば……答えはもう、出ているようなものだろう?」


    常務「そのマスクの下で……どんな表情をしているか、見てみたいものだな」

    539 = 536 :

      ・  ・  ・
    346プロダクション 前

    文香「……」

    文香「っ……!」

    文香「……」



    キン肉P「――そこで、何をしている」



    文香「っ!?」

    文香「あ、あの……私、は……」

    文香「……」


    キン肉P「此処は、346プロダクション」

    キン肉P「関係者以外は立ち入り禁止……部外者の方は、お帰り願おう」

    キン肉P「それで……君は、関係者なのか?」


    キン肉P「――鷺沢文香」


    文香「!? どうして、私の名前を知っているのでしょうか……?」

    文香「貴方は……一体――」



    ありす「プロデューサー!」



    文香「……えっ?」


    キン肉P「……」

    540 = 536 :

    キン肉P「橘か……どうした?」


    ありす「どうした、じゃないです。早く来てください」

    ありす「今日は、皆で話し合いをするって決めてましたよね?」

    ありす「……なのに、予定の時間が迫ってて、こんな所に居るなんて」

    ありす「プロデューサーなら、もっとちゃんとしてください」


    キン肉P「ああ……そろそろ、時間だったな」

    キン肉P「だが――他のメンバーは、全員集まっているのか?」


    ありす「それは……その……」

    ありす「兎に角! 早く、来てください!」

    ありす「大人なんですから、責任を果たさないのは、いけないと思います!」


    キン肉P「……そうまで言われては、仕方あるまい」


    ありす「……もう、全く」

    ありす「プロジェクトクローネ……前途多難すぎます」


    文香「……プロジェクト……クローネ」


    キン肉P「――聞いての通りだ」

    キン肉P「鷺沢文香……‘そこ’から踏み出す覚悟があるのなら――」

    キン肉P「――私に、付いて来るが良い」


    文香「……私、は……」

    文香「……」

    文香「っ……!」

    541 = 536 :

      ・  ・  ・
    クローネ プロジェクトルーム

    キン肉P「――宣材写真のイメージ……か」


    クローネ達「……はい」


    「やっぱり、346のイメージを確立するためのプロジェクトな訳でしょう?」

    周子「そうやねぇ~。あたしも……んー、テキトーにしちゃマズいかな~、とね」

    「ゆいも、真面目な顔で撮影しないとダメだよねぇ。……アガんないケド」

    フレデリカ「キリッ! どうどう? フレちゃんキリッとスマイル! キリッ!」

    文香「私の知るアイドルの方達のような表情が……出来るでしょうか」

    ありす「私は、一人だけ年齢が離れてるので、皆さんに合わせて大人の表情をするつもりです」


    キン肉P「……」


    クローネ達「……」


    キン肉P「それが――お前達が最も輝ける、最高のパフォーマンスなのか?」


    クローネ達「えっ?」


    キン肉P「お前たちが、本当にそう思うのならば、止めはせん」

    キン肉P「何があったとて、この私が責任を取ろう」


    クローネ達「……!」


    キン肉P「……フッ、目は口ほどに物を言うとは、この事か」

    キン肉P「その目に宿るものが、本物か否か!」

    キン肉P「この私も、見届けさせて貰うとしよう!」


    クローネ達「はいっ!!」

    542 = 536 :

      ・  ・  ・
    クローネ プロジェクトルーム キン肉Pデスク

    キン肉P「私が、プロジェクトクローネの、担当プロデューサーだ」

    キン肉P「メンバー達には、キン肉Pと呼ばれているが……まあ、好きに呼ぶが良い」


    凛・アーニャ「……よろしくお願いします」


    キン肉P「……なるほど、確かに良い面構えをしている」

    キン肉Pだが、胸の内に抱える不安も見える」


    凛・アーニャ「……」


    キン肉P「お前たちは、シンデレラプロジェクトを裏切った」

    キン肉P「彼の意見と対立する、美城常務のプロジェクトに入る事によって」

    キン肉P「それによって起こる、不協和音への恐れ……か」


    凛・アーニャ「っ!?」


    キン肉P「……フン」

    キン肉P「シンデレラプロジェクト……存外に情けない」


    キン肉P「ただの馴れ合い集団など、解散した方がマシと言うものよ――ッ!」


    凛・アーニャ「!」

    543 = 533 :

    真・友情パワーすこすこ

    544 :

    正義超人って言うほど仲良さそうに見えないし友情も無さそうだよな
    悪魔超人のほうがよっぽど仲間内の絆強そうだわ

    545 = 536 :

    「アンタに……アンタなんかに、何がわかるって言うの!?」

    アーニャ「ダー! リンの、言う通り、です! 取り消して、ください!」


    キン肉P「男が、一度吐いた言葉を容易に覆すと思うな」

    キン肉P「そうさせたければ、証明してみるが良い」

    キン肉P「シンデレラプロジェクトが、仲良しごっこで無いとな!」


    凛・アーニャ「……!」


    キン肉P「――真の友情とはッ!」


    凛・アーニャ「!」


    キン肉P「闇雲に助け合い、傷を舐め合うものでは無いッ!」

    キン肉P「一人一人の固い自立心! そして、信念がなければ生まれんものだ!」

    キン肉P「決して! ぬるま湯に浸かり、育まれるものではないッ!」


    凛・アーニャ「……」


    キン肉P「……お前達は、自立し、信念を持ってクローネに参加したのだろう」

    キン肉P「そんな、友の挑戦の成功を祈れぬ者が……果たして友と呼べるのか?」


    アーニャ「……ニェート、違います」

    「……うん、呼べない」


    アーニャ「――でも! きっと、皆は、応援してくれます!」

    「きっと……色々あるかも知れないけど……でも、私は信じてる」


    凛・アーニャ「シンデレラプロジェクトの皆は――友達だから!」


    キン肉P「……良い答えだ」

    546 = 536 :

      ・  ・  ・
    レッスンルーム

    キン肉P「……」


    マストレ「――5・6・7・8!」


    クローネ達「――!」

    ――ピタッ!


    マストレ「……如何でしたか、彼女達の動きは」

    キン肉P「ふむ……そうだな」


    クローネ達「……」


    キン肉P「この短期間に、よくぞここまで仕上げた」

    キン肉P「……そう言わざるを得んな」


    クローネ達「……」


    奈緒「――くっそ~っ! 今のは、よく出来たと思ったんだけどなぁ!」

    加蓮「はぁ……アタシ、アイドルってここまでハードだと思わなかった」


    キン肉P「……むっ?」


    「もう一度始める前に、少し休憩を入れましょう」

    フレデリカ「アタシ、まだまだ踊れるよん♪ アン・ドゥ・トロワ~♪」


    キン肉P「お前達……何を言っている?」


    クローネ達「……」

    547 = 536 :

    周子「あたしら、ちょっと話し合ったんだ~」

    「そう! これは、キン肉Pちゃんへの挑戦なの!」


    キン肉P「私への……挑戦だと?」


    「他の皆はともかく、私達は、アンタと馴れ合う気は無いから」

    アーニャ「でも、挑戦をするのは楽しいと、ランコが……友達が、言ってました」


    キン肉P「……」


    文香「アイドルをやってみて、楽しいと思った気持ち……」

    文香「それは……挑戦して、得られたものです」

    文香「そして……私達は、新しいページを開きたいと……そう、思っています」


    キン肉P「……」


    ありす「……よくぞ仕上げた」

    ありす「そんな言葉じゃ、満足出来ないし、立ち止まれません」

    ありす「それに……前に、言ったじゃないですか」


    ありす「マスクを脱いでも良いと思わせてみろ、って」


    ありす「プロデューサー一人、そう思わせられないようじゃ……」

    ありす「ファンの人を笑顔にするなんて、到底出来っこありませんから」

    「あら? ありすちゃんは、キスのご褒美がお目当てなのかしら?」

    ありす「ちっ、違います! そういうんじゃありません!」

    ありす「それと、橘です!」


    キン肉P「……」

    548 = 536 :

    キン肉P「……お前達」


    「挑戦、受けてくれるわよね? まあ、聞くまでもないか」

    フレデリカ「逃げたら、追いかけちゃうよん! 賞金稼ぎ! 賞金いくら?」

    周子「賞金か~。お金よりも、もっと楽しい物がいいなー」

    「あっ! キン肉Pちゃんの、スーツの色を決められる権利とかは?」

    奈緒「なんだよそれ? 普通に、今の黒いスーツで……迷彩柄とか?」

    加蓮「あのさ、迷彩柄のスーツなんてどこに売ってるの?」

    「何でも良いよ。とにかく、ギャフンと言わせたいかな」

    アーニャ「ダー♪ キン肉P、ギャフンと言わせます♪」

    文香「わ、私は、その……今の黒いスーツも、お似合いだと思います」

    ありす「さすが文香さんです! 一人だけ、大人の女性という感じがします」


    キン肉P「……面白い」

    キン肉P「その挑戦――受けて立とう!」

    キン肉P「お前達の……」


    キン肉P「プロジェクトクローネのプロデューサーは!」


    キン肉P「――逃げも隠れもせんぞ!」


    クローネ達「……」


    クローネ達「はいっ!!」

    549 = 536 :

      ・  ・  ・
    クローネ プロジェクトルーム キン肉Pデスク

    キン肉P「……フッ、ただの小娘達では無いと思っていたが」

    キン肉P「まさか……この私に、勝負を挑んでくるとはな」

    キン肉P「この私に、マスクを脱がせる……か」



    「――見つけたぞ」



    キン肉P「むうっ!? 誰だ!?」



    「神に対しての……その言葉遣い」

    「一度だけは、見逃してやろう」



    キン肉P「何っ……!? 神、だと……!?」



    残虐の神「――その通り」

    残虐の神「我こそは、105神の内……残虐を司る神よ」

    残虐の神「神の前で頭が高いぞ! ひれ伏すが良い!」


    キン肉P「は……ははーっ!」

    バッ!


    残虐の神「フフフ……良い心がけだ」

    残虐の神「逃げ出したとは言え、神への敬意は忘れてはおらんらしい」


    キン肉P「……!」

    550 = 525 :

    あれ?アタル兄さんじゃなくてソルジャーマンの方?


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について