元スレ武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
701 :
汚いのだ!やったぜ!
702 = 696 :
「もっ、申し訳ありません!」
図らずも、盛大な放屁音を聞いてしまったことを詫びる。
抗議の視線を向けられているが、私とて、聞きたかったけではありません。
そもそも、ペットボトルにするのは実際にある事ですが、
大までも受け入れるほど、ペットボトルとは万能な容器では無いのです!
「これ、着けててください!」
背後から、少し乱暴に、頭にヘッドホンを被せられる。
それは、彼女がいつも首から下げているもので、
彼女の小さな頭に合わせた幅が、その時、少し広がり音を立てた。
聞こえてくるのは、闇を切り裂く流星のような、爽やかな、彼女のソロ曲。
「……!」
そして、そのまま彼女は運転席のシートに身を寄せ、
私の背後から腕を突き出し、前方を指差した。
後ろを見るな、というそのジェスチャーで、私も覚悟を決めた。
……もう、後戻りは出来ない。
ならば、私も信じよう。
自分の信じるものがロックと言った、私の担当するアイドルを――!
「……」
ハンドルを握る手に、自然と力が入る。
そうした所で、この渋滞が解消する事はない。
だが、握りしめる。
彼女の成功を祈るように。
「うわっ、わ、わわわっ!? えっ、えっ!? あっ、ああっ!」
ヘッドホンをしているが、声が聞こえてくる。
そもそも、彼女はかなり耳が良く、音楽を聞く時の音量は小さい。
大声を出してしまえば、車内という密室においては、
いくらヘッドホンをしていようと、完全に聞こえなくなる事は……はい、ありません。
「全然的が定まらなっ――あっ!?……あああっ!? うそうそうそうそっ!」
一際大きな焦る声と共に、モワリと漂ってくる異臭。
ヘッドホンの位置を調整し、鼻に当てたらこの臭いも……いや、どう考えても現実的ではない。
窓をすぐにでも開けたいが、万が一にでも、彼女の声を並走する車に届けるわけにはいかない。
彼女は、アイドル。
届けるべきは、歌声と、笑顔なのだから。
「……あははははっ! あっははははっ!」
……この笑い声も、聞かせられませんね。
703 :
小かと思ったら大だった…
704 = 696 :
「……大丈夫ですか?」
恐らく彼女は、足元に置いたペットボトルに狙いを定めたのだろう。
だが、完璧にロックオンしたつもりでも、当然、必中するはずもない。
失敗の確率の方が遙かに高いとわかっていたので、
その事に対する心構えは、悔しいことに出来てしまっていた。
だが、
「居ない……?」
彼女の姿は、どこにも見えなかった。
バックミラー越しに確認してみるも、その姿はどこにも見当たらない。
後部座席のドアが開いた形跡も無く、逃げ出した可能性も無い。
もしかしたら、先程までの出来事は、ただの悪夢だったのではないだろうか?
「……」
そんな現実逃避をしてみるも、車内に充満するアンモニア臭が鼻と脳と刺激する。
そして、後部座席のシートには、彼女の相棒であるギターが鎮座している。
彼女は、一体どこへ消えてしまったというのだろうか。
後を振り返り、確認してみると――
「……」
――居た。
彼女は、その目に絶望をたたえながら、車の天井を見ている。
そんな今の彼女を見て、私の脳裏には、一つの言葉が浮かんだ。
――大惨事。
「……」
彼女は、その体を横たえている。
そして、異臭だけが彼女の行動が夢では無かったと伝えてくる。
……そう、私の目には、彼女の出した物が一切入らないのだ。
ならば、それは、どこにあるのか?
「このジャケット、お気に入りだったんだけどなぁ」
――答えは、彼女の後ろ。
正確に言えば、シートの足元に倒れている、彼女の背中の下敷きになっている。
「……」
的外れな解決方法で、的を外して焦った彼女は、失敗を大失敗に変えた。
アイドルというのは、時にこちらの予想を大きく飛び越えてくる。
ですが……この結果は、あまりにも大きく飛び過ぎだと、そう、思います。
705 = 696 :
「いけると思ったんですけどねぇ」
彼女は、なおもシートの足元に寝転がりながら、言葉を続ける。
左手で何かを抱えるようにしながら、右手で空をかき鳴らす。
その弾き方は、どことなく郷愁を感じさせる。
……ああ……早く、帰りたい。
「ロックに対する思いが足りなかったのかな」
そうやって巻き込むのは、ロックに対して失礼なのでは?
そう、思いますが……はい、迂闊に声をかけたら、もっと被害が拡大する気がします。
しかし、このまま放って置く訳にもいかない。
何故ならば、渋滞はまだ、続いているのだから。
「いえ……そんな事は、ありません」
前を向き、言う。
このような状況でも、最後まで諦めず、信じた道を貫く。
たとえ結果はどうあれ、彼女の行動は、紛れもなく――ロックだった。
なので、貴女のロックに対する思いは、決して、足りないという事はありません。
ロックとは、また別の話なだけです。
「ですから……」
フォローの言葉を入れようと、バックミラーを覗き込んだ時、
「……――えっ?」
私の目に……ある、白い物が映り込んだ。
それを目にした私は、彼女へと話しかける気力が、一瞬にして露と消えてしまっていた。
しかし、途中まで発した言葉だけは、最後まで言う必要がある。
それすらも億劫に感じるのだが、仕方が無いだろう。
「笑顔で、頑張ってください」
そう言い放ち、いつの間にかずれていたヘッドホンの位置を正し、音量を上げる。
流れてくる歌声は、この、やるせない気持ちを少しでも流してくれる。
ふと、フロントガラスから見上げた空は既に暗く、美しい三日月が輝いていた。
これで、臭いさえなんとかなれば、まだマシなのだが。
「……」
今日の事は、忘れよう。
こんな記憶は、捨ててしまおう。
「……」
先程視界に飛び込んだ、ペットボトルが入っていた、真っ白い――
――ビニール袋につめて。
おわり
706 :
なぜ大をペットボトルに入れられると思った……それはあまりにも無法、ロックな行いと言わざるを得ない……
707 :
俺も小をするありすかと思ってた
脱糞(話)
CP 1
Krone 0
大人組 1
武内P 2
まゆP 0
卯月 2
未央 1
凛 4
美波 0
アーニャ 1
蘭子 0
かな子 0
智絵里 0
杏 0
きらり 0
みりあ 0
莉嘉 0
みく 1
李衣菜 1
美嘉 1
幸子 0
紗枝 0
とときん 0
あべななさん 0
加蓮 1
奈緒 1
夏樹 0
楓さん 1
亜希 0
早苗さん 0
ユッキ 0
川島さん 0
小梅 1
まゆ 1
涼 0
輝子 0
美穂 0
響子 0
ありす 0
文香 0
奏 0
唯 0
里奈 0
夕美 0
薫 0
上田しゃん 0
笑美 0
仁奈 0
千枝 0
拓海 0
悠貴 1
ニュージェネ 2
ラブライカ 1
千川さん 1
美城タウン専務 1
羽田リサ 0
江戸切子職人 0
708 :
書きます
武内P「KBYDの相談、ですか」
709 = 708 :
紗枝「そうなんどす。聞いて、くれはります?」
武内P「いえ、しかし……何故、私に?」
紗枝「実は、うちだけ他のお二人さんと比べて弾け方が足りん思てまして」
武内P「……なるほど」
武内P「輿水さん、姫川さんと相談するのが、一番かと」
紗枝「勿論、うちもそれが一番とは思とりますけど」
紗枝「急いては事を仕損じる、言いますさかい」ニコリ
武内P「……」
710 = 708 :
武内P「しかし、無理に弾ける必要は無いのでは?」
紗枝「けれども、私はユニットの和を大切にしたいんどす」
武内P「ユニットの和、ですか」
紗枝「そうどす。あのお二人の様に、弾ける良い方法はありまへんか?」
武内P「そう……ですね」
武内P「まず、外で運動等をされてみるのは、どうでしょうか?」
紗枝「運動、どすか」
紗枝「せやけど、うち一人でやるのはどうなんやろなぁ」
武内P「……」
711 = 708 :
武内P「一人でも、ジョギング等は出来ます」
紗枝「一人でジョギングしたら、ファンの皆さんとの距離も近づきますなぁ」
武内P「違うルートを通るのも、気分転換になって良いかと」
紗枝「弾けるための運動で気分転換も出来るなんて、お徳やねぇ」
武内P「事務所内のルームランナーも、活用すると良いかと」
紗枝「そうどすなぁ、きっと、弾けられる事間違いなしどすなぁ」
武内P「……」
712 = 708 :
紗枝「ほんに、ええあどばいすを貰えましたわ」
武内P「いえ、そんな事はありません」
紗枝「うちには勿体無い位の、あどばいすやったわぁ」
武内P「いえ、そんな事はありません」
紗枝「ありがたすぎて、神棚にでも飾っとくべきやと思いました」
武内P「いえ、そんな事はありません」
紗枝「そんなありがた~いあどばいす貰たら、手から溢れてしまいます」
武内P「……」
713 = 708 :
武内P「その慎ましさが、貴女の魅力だと……そう、思います」
紗枝「いややわぁ、そんなに褒めんといてください!」コロコロ
武内P「なので、無理に弾ける必要は、無いと思います」
紗枝「そうまで言われるやなんて、天にも登る気持ちやわぁ」
武内P「何か、きっかけが?」
紗枝「な~んにもあらしまへん」
紗枝「お空から飛び降りるのは、清水からよりもええ景色やろなぁ思ったんどす」
武内P「……」
武内P「スカイダイビング、ですか」
714 = 708 :
紗枝「幸子はんも、友紀はんも、楽しみにしはってます」
武内P「ユニットでの、罰ゲームでしょうか?」
紗枝「ばんじーもやったけど、高い所が好きで羨ましいわぁ」
武内P「小早川さんは、苦手なのですか?」
紗枝「うちは、地に足を着けて、はんなりしてる方が好みやねぇ」
武内P「……なるほど」
武内P「笑顔で、頑張ってください」
紗枝「あら~! 応援は、気持ちだけで十分どす」
武内P「……」
715 = 708 :
武内P「スカイダイビングの予定は、いつなのでしょうか?」
紗枝「一週間後……あっ、らっきーせぶんやねぇ!」コロコロ
武内P「そう、ですね」
紗枝「それまでに、何とか弾けておこう思ってます」
武内P「……開き直っておきたい、と?」
紗枝「プロデューサーはん、わかってはるお人やわぁ!」コロコロ
紗枝「せやから、何か、いい方法はありまへんやろか?」
武内P「笑顔で、頑張ってください」
紗枝「せやから、何か、いい方法はありまへんやろか?」
武内P「……」
716 = 708 :
武内P「……申し訳、ありません」
紗枝「頭を下げれば、弾けられるいう事でしょか?」
武内P「……小早川さん」
紗枝「はい?」
武内P「もう、あまり時間は残されていないようなのですが……」
紗枝「せやけど、うちも出来る限りの努力はしよう思てます」
武内P「私には、どうしようもありません」
武内P「なので、帰っていただきますか?」
紗枝「まぁ! はっきりと言わはりますなぁ!」
紗枝「うちも、見習わなあきまへんねぇ!」
ガシィッ!
武内P「離してください! 帰ってください、小早川さん!」
717 = 708 :
誤)>武内P「なので、帰っていただけますか?」
正)>武内P「なので、帰っていただけますか?」
718 = 708 :
武内P「私でなく、担当のプロデューサーに仰ってください!」
紗枝「そんなん言うたかて、もう飛ぶと決まってるんどす!」
武内P「頑張ってください!」
紗枝「ほんに有り難い言葉やねぇ! 嬉しゅうて、涙が出そうになります!」
武内P「私は、関係無いではありませんか!」
紗枝「いけずなお人やわぁ! うちをほかすやなんて!」
グイグイッ!
武内P「ほかす!? 捨てるも何も、無関係です!」
紗枝「こんちきちん! こんちきちん!」
グイグイッ!
武内P「なんですか、その掛け声は!?」
719 :
大人組に対する態度より冷たいなwww
720 = 708 :
紗枝「関係無い事、あらしまへん!」
武内P「同じ会社なだけですよ!」
紗枝「助け合いの心! うちはそれが大事や思てるんよ!」
武内P「待ってください! あまりに、一方的すぎます!」
紗枝「物事には、順序いうもんがあります! まずは、うちが!」
武内P「何故、断らなかったのですか!?」
紗枝「……」
紗枝「すかいだいびんぐ、楽しみやねぇ」
紗枝「アイドルやのに、芸人はんのようなお仕事もせなあきまへんとは」
紗枝「ああ、この世界に入って、ほんまに良かったわぁ……と」
武内P「……」
武内P「断ると伝わっていなかったのだと、そう、思います」
721 = 708 :
武内P「次からは……もっと、ハッキリ断りましょう」
紗枝「嫌どす。そんなはしたない真似、出来まへん」
武内P「あの……今、正に」
紗枝「京女は、一歩引くのが作法やさかい、出来まへん」
武内P「いえ、あの……ですから」
紗枝「せやから、プロデューサーはんを頼るのが一番や思いましてな?」
紗枝「大変な時も、笑うために」
紗枝「笑顔の魔法、うちにもかけてくれはりますか?」
武内P「……」
722 = 708 :
武内P「笑顔で、スカイダイビングを楽しむ方法……ですか」
紗枝「そうどす」
紗枝「幸子はんや、友紀はんのように、楽しみに思えるように」
紗枝「ゆにっとのめんばーとして、立派にお仕事をこなせるように」
武内P「では……考え方を変えてみるのは、どうでしょうか?」
紗枝「考え方を?」
武内P「スカイダイビングをやってしまえば……」
武内P「これ以上、高い所から飛び降りる事は無い、と」
紗枝「!」
723 = 708 :
武内P「スカイダイングは、あくまでも罰ゲームです」
武内P「ここで、笑顔で楽しんでいる様子を見せれば……」
紗枝「……せやねぇ、罰げーむになりまへんなぁ」
武内P「はい、その通りです」
紗枝「げーむが成立しないなると、今後やる必要も……」
武内P「ありません」
紗枝「……」
武内P「この一回を笑顔で乗り切れば良いのです」
紗枝「……」
724 = 708 :
武内P「スカイダイビングは、確かにアイドル本来の仕事ではありません」
紗枝「あいどるのお仕事は、笑顔を見せる事どすなぁ」
武内P「はい、その通りです」
紗枝「……プロデューサーはん、ありがとうございます」
武内P「いえ、私は何も」
紗枝「そんな事、あらしまへん」
紗枝「笑顔の魔法……確かに、かけて貰いましたわ」ニコッ!
武内P「……」
武内P「良い、笑顔です」
725 = 708 :
・ ・ ・
幸子「意味がわかりませんよ! 何なんですか!?」
武内P「……はあ」
幸子「どうしてあの二人は、スカイダイビングしてもニコニコしてるんですか!」
武内P「……そう、ですね」
幸子「ボクはもう嫌ですよ! 最悪……最悪です!」
幸子「罰ゲーム関係なく……」
幸子「色々な国でスカイダイビングを楽しもう、だなんて!」
武内P「……」
726 = 708 :
幸子「番組内で、新たなコーナーがスタートですよ!?」
武内P「……はあ」
幸子「カワイイボクに、旅をさせよじゃないですよ!」
武内P「……」
幸子「そりゃボクはカワイイですけど、外国の空なんか興味ないです!」
武内P「……なるほど」
幸子「怖がるボクがおかしいんですか!?」
幸子「普通は、あの二人みたいに平然としてるものなんですか!?」
武内P「……」
727 = 708 :
幸子「紗枝さんなんか――」
幸子「楽しゅうて楽しゅうて、またやりたい位やわぁ、とか言うし!」
幸子「友紀さんだって――」
幸子「二本目、飛んでおくぅ~? ってあっけらかんとしてるし!」
幸子「そんな事言われたら、ボクだって――」
幸子「良いですねぇ! ボクはカワイイので行けますよ! としか言えないですよ!」
幸子「罰ゲームだったのに、結局三回も飛んだんですよ!?」
幸子「本当……どうしてこんな事に……!」
武内P「……」
728 = 708 :
・ ・ ・
武内P「……はい、もしもし」
武内P「……ええ」
武内P「貴方の言った通りの結果になりましたね」
武内P「はい……はい、そうですね」
武内P「ですが……その、ですね」
武内P「私を使って、搦め手でプロデュースするのは……」
武内P「そうしないと断られるとは思います……はい」
武内P「……いえ、新しい企画は楽しみですが」
武内P「はあ……はい」
729 = 708 :
・ ・ ・
友紀「カンパーイ!」
友紀「んぐっんぐっ……プハーッ!」
武内P「……良い、飲みっぷりです」
友紀「いやー、ちょっとの間日本を離れるしね!」
友紀「飲み溜め飲み溜め!」
武内P「今度はドバイでダイビング……ですか」
友紀「そうそう! 最初に相談した時は、こうなると思ってなかったよ!」
武内P「……」
友紀「……本当、あの二人は凄いよ、半端じゃないよ」
友紀「どうして……こうなっちゃったんだろう」
武内P「私に……プロデューサーにではなく」
武内P「小早川さん、輿水さんと相談するのが、一番かと」
おわり
730 :
段々と社交辞令が剥がれて本音がww
731 = 707 :
策士酒に溺れる
732 = 708 :
書きます
武内P「すみません、生追加で」
733 = 708 :
心「アイドル界では、25過ぎるともうBBA!」
早苗「だけど、あたし達はまだピチピチよね!」
楓「はーい♪ だから、たっくさん飲めまーす♪」
美優「菜々ちゃんは、ウーロン茶ですか?」
菜々「ぎくっ! そ、そうですよ! ナナは17歳ですから!」
武内P「……」
武内P「大ジョッキで、お願いします」
734 = 708 :
心「このメンバーで集まるのも久しぶりよねぇ」
早苗「『命燃やして恋せよ乙女』のメンバーだものね」
楓「ええ。あの時は、お世話様でした」
美優「こちらこそ、とても良い経験になりました」
菜々「じゃあじゃあ! 二回目ですが、また集まれた事にぃ……」
心・早苗・楓・美優・菜々「カンパーイ♪」
武内P「……」
カチカチ、カチィンッ!
武内P「んぐっんぐっ……プハーッ」
武内P「……何故、私まで」ボソリ
735 = 708 :
心「おいおい、アイドルに囲まれてるんだから楽しめよ☆ 笑え☆」
早苗「そうよー! 今日は、パーッと騒ぎましょ!」
武内P「……今日も、では?」
楓「お仕事が忙しい中、こうして集まれるのは嬉しいですよね」
美優「はい。仕事帰り道に、こうするのが自然になるとは……思いませんでした」
武内P「……私が居るのは、不自然では?」
菜々「まあまあ! 固いことは言いっこ無しですよ!」
武内P「……はあ」
武内P「……んぐっんぐっ……プハーッ」
武内P「……久々の……定時あがりが」ボソリ
736 :
可哀想
737 = 708 :
・ ・ ・
心「誰がBBAじゃい! はぁとはマジカワすうぃーてぃーだっつの!」
早苗「よく言った! よく言ったわ心ちゃん! もっと言ってやって!」
武内P「私に言わないでください!」
楓「ふふっ! お酒を飲む時は、アル、コールをする……うふふっ!」
美優では、いつも流されていた私が、流す側に……」スッ
武内P「一気のコールの準備をしないでください!」
菜々「う~ん、麦か蕎麦か芋か……ピピッ! メルヘンぜーんぶ!」
武内P「待ってください! せめて、一杯ずつ!」
心・早苗・楓・楓・美優・菜々「あっははは! カンパーイ♪」
ガチィンッ!
武内P「どうして、このメンバーで集まると‘こう’なるのですか!?」
738 :
さっそく楓さんが増えておられる……
739 = 708 :
心「いや~ん! お前ももっと飲めって☆ 飲・め・よ☆」
早苗「あたし式アルコール検知器! むむっ、反応が無いわ!」
武内P「飲んでいます! かなり飲んでいますから!」
楓「一緒に、笑顔で♪」
パン! パン! パンパンパンッ!
美優「ちょっと良いトコ見てみたい♪ それ一気♪ 一気♪」
武内P「質が悪すぎませんか!?」
菜々「麦! んぐっんぐっ、プハーッ!」
菜々「蕎麦! んぐっんぐっ、プハーッ!」
菜々「芋! んぐっんぐっ、プハーッ!」
菜々「まりはるへーんひっ! いへぇああああ!」
心・早苗・楓・美優「いえーい♪」
武内P「もう舌が回っていないではありませんか!」
740 = 708 :
心「……本当はさ、はぁと達も静かに飲めないわけじゃないんだぞ☆」
早苗「さすがに良い歳だしね、お酒の飲み方くらい知ってるつもりよ」
武内P「えっ?」
楓「こうやって騒ぐことで、確かめているんです」
美優「時が流れても……変わることのないものがあると」
武内P「……皆さん」
菜々「あはっはっはは! あはっはははは!」
バシバシ!
武内P「痛っ、あ痛っ……!」
心・早苗・楓・美優「カンパーイ!」
カチィンッ!
菜々「……ッパーイ!」
ツルッ! ガタンッ…
武内P「安部さんは酔い過ぎでは!?」
741 = 708 :
・ ・ ・
心「パイセンパイセン! 水飲んどけ☆ 水☆」
菜々「みぃずぅ~!? ナナは水はよく飲みますよぉ~!」
武内P「それは、水割りです!」
早苗「美優ちゃんって、ホンット悪い男に騙されそうよねぇ!」
美優「ええ……騙されて、流れ、流され……アイドルに」
武内P「非常に、人聞きが悪いですよ!?」
楓「……命燃やして、飲んでろ乙女」
心・菜々・早苗・美優・楓「ポンポンポンポン♪」
武内P「チャ~ッチャリラリララチャ~ッチャリラ~♪」
武内P「……」
武内P「もう……もう、生追加で」
742 = 708 :
心「おっ! やっと思いっきり飲む気になったな☆ 飲め飲め☆」
武内P「ええ、明日は休日なので」
早苗「あら? 出社するって言ってなかった? 偽証罪でタイホ?」
武内P「休日出勤ですね」
美優「OL時代に、休日出勤されている方は居ましたけど……」
武内P「しない方が、良いのですが」
楓「ふふっ! 休日の出勤は……しゅっ、禁止でーす♪」
トプトプトプ
武内P「ダジャレを言いながら、日本酒を注がないでください」
菜々「酔っ払えば明日は、ゲッフゥ……ウサミーン?」
武内P「すみません、意味が、よくわかりません」
743 = 708 :
心「働きすぎは、体に良くないぞ☆ いつまでも若くない……いや、これナシで」
早苗「ちょっと! こっちにもクル事言わないでよね!?」
武内P「ですが……明日、レッスンの方も居ますし」
美優「担当の子達の、仕事ぶりに不安があるんですか?」
武内P「あ、いえ……そういう訳では」
楓「次は……そうねぇ、私も焼酎にしようかしら」
菜々「これ! この芋が美味しかったですよ! 芋が!」
武内P「……では、私はその芋を頂きます」
武内P「……そう、ですね」
武内P「私も、今日は飲むことにします」
心・早苗・美優・楓・菜々「おーっ!」
武内P「……ありがとう、ございます」
744 :
他の担当pのアイドルはあまり担当のPとうまくいってないのかな?
745 = 708 :
・ ・ ・
心「だーからぁ! しゅぐぅわぁはぁぁと! 言え! 言・え・よ☆」
武内P「っ! これは――良い、サクサクです」
早苗「あっ、ほんと! ビールが進む……んぐっんぐっ、プハーッ! ゲッフゥ!」
心「マジで? はむっ……おおっ、美味い☆ もっと寄越せ☆」
菜々「ナナはねぇ~、17歳なんですよ~? わかりますかぁ~?」
美優「17歳の私が、今の私を見たら……きっと驚くと思います……ヒック!」
楓「次は、ハイボールにしようかしら」
武内P「……」
武内P「……良い、お酒です」
746 = 708 :
・ ・ ・
武内P「担当を落とす方法、ですか?……ヒック」
心「そう! ぶっちゃけさ、そこんトコ聞きたいの☆ おせーて☆」
美優「私も、もう少し、距離を縮められたら良いなと思っていて……」
武内P「ヒック……成る程」
武内P「わかりました……ヒック、お答えしましょう」
早苗「ちょっとナナちゃん! それ、あたしの!……あたしの?」
菜々「はっ、す、すみません! 代わりに、ナナのを! ナナの?」
楓「ふふっ! うふふっ! お酒を……うふふっ!」
747 = 708 :
心「はぁとがすっごくアピールしても、反応が薄いっていうか」
武内P「それは……そう見えるだけですね」
心「見えるだけってコトは……アイツ、実はキュンキュンしちゃってる?」
武内P「ええ、間違いなく……ヒック」
心「マジで? マ・ジ・で?……マジでかぁ……///」
美優「あの、彼との距離を詰めるには……どうしたら?」
武内P「そうですね……三船さんから、ヒック、そういった流れを作ると良いかと」
美優「わ、私から?」
武内P「はい。ただ流されるのではなく、流れに棹をさすのです……ヒック」
美優「いい雰囲気になったら、より近づけるような行動を……ですね」
早苗・菜々・楓「カンパーイ♪」
748 = 708 :
心「でも、いつも上手く躱されてて……乙女のハートは限界なの!」
武内P「そこまでのアプローチをしているのなら、彼の理性も限界でしょう……ヒック」
心「理性が限界!? やーん! ケダモノ一歩手前ってやつ!?」
武内P「んぐっんぐっ……プハーッ」
美優「でも……もし私からアプローチして、失敗したらと思うと……」
武内P「失敗など、有り得ません」
美優「言い切るんですね……でも、やっぱり不安です」
武内P「んぐっんぐっんぐっ……プハーッ」
武内P「貴女達の担当は、貴女達の魅力を十分にわかっています」
武内P「そんな彼らが、貴女達の切なる想いに応えないとは、私には思えません」
武内P「……ヒック!」
心・美優「……!」
749 = 708 :
心「このまま押せば、しゅがしゅがすうぃーと!?」
武内P「すうぃーてぃーです」
美優「義父様、義母様と、うまくやっていけるでしょうか?」
武内P「いけます」
心・美優「……!」
心「よっしゃ! 今日は飲むぞ☆ 浴びるように飲んじゃうぞ☆ 飲む!」
美優「ふふっ、OLから、アイドルになって、妻……になる前に、沢山飲んでおきます♪」
菜々「おおう! それじゃあ――」
心・美優・菜々・早苗・楓「カンパーイ♪」ニコニコッ!
カチカチ、カチィンッ!
武内P「……良い、笑顔です」
750 = 708 :
・ ・ ・
武内P「あー……担当を?」
心「そー……すうぃーてぃーなすてでぃーに、さー……? ヒック!」
美優「距離をもう少し……少し? いっぱい? いっぱい! ふふうふふっ!」
武内P「ヒック……成る程」
武内P「仰っている意味が……よく、わかりません」
早苗「菜々ちゃん顔色! すっごい美白! あっははは!」
菜々「……すみません、ちょっと……トイレ行ってきます」
楓「ふふっ! トイレに、いっといれー、うふふっ!」
みんなの評価 : ○
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- 武内P「目が覚めたら、私はベッドの上にいた」 (164) - [47%] - 2015/12/31 7:00 ○
- 武内P「また犬になってしまいました」 (709) - [47%] - 2016/1/26 3:00 ☆
- 武内P「風邪を……ひいてしまいました」 (219) - [47%] - 2016/10/29 12:15 ☆
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