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    元スレ女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」

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    251 = 1 :

    ………
    ……

    騎士「……」zzZ

    チラッ

    悟空「気を蓄えるりきはあるんだがなぁ。コントロールが苦手みてぇーだぞ」

    悟空「オラのいたとこと空気がちげぇのが原因か……」ファァァーット

    悟空「パワーがたりねぇー…んか…ンガアア」zzZzzZ


    ~~
    色宿屋 翌朝

    騎士「」ガバッ

    騎士「わ、私は」キョロキョロ

    騎士「確か空を飛ぶ練習中に……あ、頭が痛い?」

    チラッ

    悟空「……」zzZzzZ

    騎士「……フッ。昨日の今日でとは思ってみたが、やはり」ヨット
      
    騎士「寝食をともにしようが悟空は悟空だな」

    騎士「実に気持ちがいい」

    騎士「顔を洗ってくるか」

    ガチャ トテトテトテ

    252 = 1 :

    ………
    ……

    泊まり客ら「……」ヒソヒソヒソヒソ

    騎士「?」

    泊まり客ら「!!」ヒソヒソヒソヒソ

    店番「フアァァ~……おや。昨夜はおたのしみでしたね」

    騎士「!!」

    ………
    ……

    ドタドタドタドタドタ
    ガチャ!!

    騎士「お、お、お、お、お、おっ!!」

    ユサユサユサユサ

    悟空「……」zzZzzZ

    騎士「おおおお、おぉぉぉお!」

    ユサユサユサユサ

    悟空「ん~もちっとねか」zzZzZZ

    騎士「起きるんだ悟空ゥゥゥ!!」

    253 = 1 :

    ………
    ……

    悟空「急に出るってオラまだねみぃーぞ」フワアアワイワイ
       
    騎士旅装「……」

    スタスタスタスタスタ

    騎士「(そうだ。すっかり忘れていたが私達が泊まっていたところはい、い、い色宿ではないかっ!)」

    騎士旅装「ぐ、愚図ついた天気になりそうだからな!王都へ早めに進まねば!」ウンウンウン

    悟空「朝日が眩しいけどなぁ~」

    テクテク

    騎士旅装「そんなことよりもだ。昨晩の舞空術とやら道すがらできないだらろうか」ワクワクキラキラ

    悟空「そうだなぁ。オラ昨日寝るめぇーに思ったんだがよぉ」

    騎士旅装「む?」

    悟空「オメェの気はつぇーんだがな、なんか別に漂ってる空気があんだよ」

    騎士旅装「別の気?」

    悟空「オラがオメェってわかる気と、オラが何となくしか感じれねぇ気っちゅーんかな」

    騎士旅装「難問だな……」ハテ

    騎士旅装「それは私だけということか?」

    悟空「いやぁ、ありゃそうだな。確かにオメェの親父にもかんじられたぞ」

    254 = 1 :

    騎士旅装「ふむ……」

    騎士旅装「私らに有って、悟空にないものか」

    悟空「そんなんあんのか?」

    騎士旅装「パッと思いつくのが、魔術だろうか」

    悟空「前おめぇがやってた力け?」

    騎士旅装「そうだ。悟空にはまだ言ってなかったな」

    騎士旅装「この世界に火水風土光闇という自然概念を使った力が栄えているのさ」

    悟空「ほぉ~」

    騎士旅装「それらの理を少しだけ操作し、具現化する」フッ

    騎士旅装「火の精よッ!」

    ボッッ

    騎士旅装「っと。このようにな」

    悟空「おっでれぇーた!手品みてぇだぞ!」

    騎士旅装「……悟空は皮肉屋なのか?」

    悟空「??」

    騎士旅装「ま、まぁ攻撃は火、守りは土といった概念に基づき、各様々な組み合わせで発動するのが魔術の基本的ところだ」

    悟空「……」ウーン

    悟空「つまり、そいつと気が混ざっちまってるんか」

    騎士旅装「私には気というのものの概念がサッパリだが、実際教えてもらうと、そうなるのであろうな」

    騎士旅装「あっ!そうか!魔の森で悟空が言っていた天地がひっくり返るはそれか!」

    悟空「あぁ上なら見晴らしいいと思ってな」

    騎士旅装「なるほど!誰も試したことないから、木に登ったところでと思ったが……力は上空まで及んでいたか」

    騎士旅装「手見上げには十分だ」

    255 = 1 :

    ………
    ……

    悟空「王都ちゅーとこまではどんくれぇーなんだ?」

    騎士旅装「折り返しまで来たがそうだな」

    騎士旅装「(まてよ、私の弁当を持ってきたときの早さを見ると、悟空が本気だすとすぐ着くのではないか?)」

    騎士旅装「……悟空師匠、お願いがございます!」

    悟空「急になんだよ」

    騎士旅装「私いまいち飛ぶという感覚が摑めないのだが、もしかして師匠ならあっという間につくのではないだろうか」

    悟空「オラに乗りてぇーってことかぁ?」

    騎士旅装「はい!」チョウワクワク

    悟空「良いけどよぉ」ポリポリ

    悟空「オメェ、まぁた倒れちまうぞ?」

    騎士旅装「大丈夫だ!私はこれでも国一番の駿馬を乗りこなせるからな!」

    256 = 1 :

    悟空「飛行機よりはえぇーんか?」

    騎士旅装「??」

    騎士旅装「それはどんな生き物だ?」

    悟空「こう――」

    リョウテ ヒロゲ

    悟空「びゅーんと」

    騎士旅装「?よく分からないが、これも修行の一貫としてな」

    悟空「ま、いっか!」

    悟空「ほら、オラにおぶされ」

    スッ

    騎士旅装「うむ!では本気で頼むぞ!」

    スッ

    悟空「おっし。本気でいいんだな?オラ道わかんねぇーから、案内頼むぞぉ」

    ファァァ

    騎士旅装「(悟空の本気か。空を飛ぶなんていい土産話になるな)」

    騎士旅装「(フフッ)」

    257 :

    悟空「そぉーれぃ!!」

    バッ 
    バババババババババ

    ドヒューーーーーーン

    騎士旅装「」仰け反り

    騎士旅装「(あっ、これ無理だ)」

    悟空「あっちでいいんだよなぁ?」

    ズオオオオオオ

    騎士旅装「」失神

    258 = 1 :

    モワモワモワモワ

    ピッコロ「で。女。もうそろそろ吉報を持ってきたろうな」

    騎士「すまぬ……すまぬぅ……」

    ピッコロ「……」

    騎士「いや待て!私にもう一度機会をくれ!なっ?なっ!?」

    騎士「私にも色々あったのだ!それに悟空は一緒だ!目覚めたらもう大丈夫だ!」

    ピッコロ「いったい何か大丈夫なのか」

    ピッコロ「……ある意味お前が頼みの綱なのは間違いない」

    ピッコロ「あまり俺を怒らせるなよ」

    騎士「あぁ!その任しかと承った!」

    騎士「(言葉で殺される威圧感……)」ブルブル

    モワモワモワモワ

    259 = 1 :

    ………
    ……

    騎士旅装「……」ピクピク

    騎士旅装「はっ!」

    悟空「きーついかぁ?」

    騎士旅装「!!」

    騎士旅装「ピッコロ!!」

    悟空「?」

    騎士旅装「ピッコロだぞ!悟空!ドラゴンボールだ!ピッコロ1つだ!」

    悟空「お、落ち着けって!水のんむか?」

    騎士旅装「あぁ、すまない……」ゴグゴク

    悟空「おめぇピッコロしってんか?」

    騎士旅装「……あぁ。そうだ!夢の中でだが伝言を預かった」

    260 = 1 :

    騎士旅装「伝えよう伝えようとしてはいたが」

    悟空「へぇアイツおめぇの夢にでてこれんのか」

    騎士旅装「私も正直よくわからないが、こういっていた」コホン

    アーアー

    騎士旅装「孫悟空に会ったら伝えろ。お前が帰るにはドラゴンボールを追え。何かの拍子にドラゴンボールの一つがそちらに転がり込んだ」

    テイオンボイス

    騎士旅装「以上だ。ドラゴンボールとはなんだ?」

    悟空「ンナハハハ。似てねぇーぞぉ!」

    騎士旅装「こ、これなら信じてもらえるであろうとなるべく、聞いたとおりにしたのだが……」ハズカシイ

    悟空「おぉ信じる信じる!」ハハハハハ

    オーハライテェ

    騎士旅装「くっ……!」

    騎士旅装「……で?ドラゴンボールとはなんだ?それが関係しているのか」

    悟空「お、おぉ。ドラゴンボールってのはな――」

    261 = 1 :

    ………
    ……

    騎士旅装「す、凄いな……7つ集めるだけで願いがかなうというのか。おとぎ話のようだ」

    騎士旅装「それなら何か力が宿っている可能性があるなあ」

    悟空「ピッコロがそういうならまちげぇーねぇなぁ」

    悟空「ドラゴンボールか。でもめぇったぞ、ドラゴンレーダーオラ持ってねぇや」

    騎士旅装「ドラゴン、レーダー?」

    悟空「ブルマが作ったんだがドラゴンボールを探す為の道具だぞ」

    騎士旅装「そのような魔導具が……天才術師か」

    騎士旅装「(魔導具なら代用品がありそうな)」

    騎士旅装「ちなみだが、最初に叶えた願いとはなんだっんだ?」キョウミシンシン

    悟空「ひんしゅくをかうってブルマに言われてっけど、オラの友達にウーロンってのがいてな、そいつが叶えたのが」

    騎士旅装「叶えたのが!?」

    悟空「ギャルのパンティーだぞ」

    騎士旅装「……」マガオ

    悟空「あんときは世界征服を阻止する為ってことだったんだけどもな」

    騎士旅装「……」マガオ

    騎士旅装「目的地はもうすぐだ。グズグズするなよ」キリッ

    ザッザッザッ

    悟空「あっおい!」アセアセ

    262 = 1 :

    ~~
    王都外門

    悟空「ひゃー!すんげぇ!オラこういう場所見たことねぇーぞ!」

    ザワザワザワザワ
    ガヤガヤガヤガャ
    ワイワイワイガヤガヤカ

    騎士旅装「フッフーーン!そうであろう!そうであろう!」トクイゲ

    騎士旅装「我が国の首都だ!」ジマンゲ

    悟空「おおー」

    キョロキョロ

    騎士旅装「さっ!まずは入場許可をもらってからだ」

    263 = 1 :

    ………
    ……

    番兵「ようこそ!無事のご到着、心より歓迎します」

    騎士旅装「あぁ。二名分の許可証を頼む」

    悟空「オッス」

    番兵「二名様ですね。ではこちらにご記帳を」

    騎士旅装「うむ」

    サラサラ

    悟空「ここになめぇ書けばいいんか」

    騎士旅装「あぁ。そう――」

    悟空「そんごくうっと」

    騎士旅装「あっ!」

    番兵「ん?」ジッ

    騎士旅装「(しまった。悟空はここの文字を知らない)」

    番兵「……これはなんですか?」

    悟空「?」

    騎士旅装「(しまった!くっ……私としたことが)」

    番兵「どこの国から来ましたか?」

    騎士旅装「そ、その者だかな」

    番兵「貴女にお尋ねしてません」ビシッ

    悟空「どこの国って言われてもなぁオラこの国のこと知らねぇーぞ」

    騎士旅装「(あっバカ者!)」

    番兵「怪しい奴……ちょっとこっちに来い!」

    ゾロゾロゾロ

    悟空「な、なんだってんだよ」

    騎士旅装「すまぬ」

    番兵「お前もだ!」

    264 = 1 :


    ナレーション「女騎士はピッコロの伝言をようやく言え、1つの任をこなしたわけだが、王都につくなり、またもや嫌疑をかけられてしまう。こんなとこで躓いている場合ではないぞ悟空」

    265 = 1 :

    オッス オラ悟空!

    ピッコロからってのはおでれーたぞぉ。ドラゴンボール1個見つけりゃいいんか?難しそうだぞ。
    それになんだかオラ捕まっちまうし。
    どーなっちまうんだよ!

    266 :


    瞬間移動できるみたいだけど、脱出できたりしないのか?
    悟空は善悪がないタイプだけど、無駄に人を傷つけるタイプじゃないから兵を倒し脱出はしないだろうな

    267 :

    瞬間移動は知っている人の気がないと無理だし、多分世界に淀んだ異質の何かで瞬間移動難しそう。

    268 = 266 :

    >>115で移動できたのは強い方の気だったからか?
    領主公の気とかでは移動できないのか……?

    269 = 267 :

    女騎士もしくはコウモリ男爵の気をかな?
    どちらにせよ王都で活動する以上、逃げるのはやめた方がいいはず

    270 = 266 :

    王都に魔物が攻め込んできて、悟空が倒すぐらいしか牢屋から出る方法がなさそう
    武道大会あればブチ切りでトップなんだが……


    子供の頃の悟空なら牢屋とか壊して出てきた可能性が微レ存

    271 :

    ~~
    城門前 兵士詰め所

    番兵「で?本当の目的はなんだ」

    騎士旅装「だから何度も言っているではないか!」

    騎士旅装「私の公爵の娘で――」

    番兵「だーかーら、その証拠を見せなさいといっているだろ!」

    番兵「それに聞けば、公爵様のご息女は魔の森で行方不明と聞き及んでいるぞ?」

    騎士旅装「聞いてないのか!私は無事に帰ってこれたのだぞ!」

    騎士旅装「それを助けてくれたのが、先程の男だ!」

    番兵「あやしぃ~なぁ~」

    番兵「……魔物達がなにやら不穏な動きをしていると騒いでおるが……まさか」

    騎士旅装「断じて違う!」

    騎士旅装「えぇーい!埒が明かない!姫騎士の者ら誰でもいい!連れてこい!」

    番兵「俺らより位が高くておいそれと会えるかっての……まぁしょうがない待っていろ。嘘だったら覚悟しておくことだ」

    騎士旅装「あぁもうなんでもいい」

    272 = 1 :

    ………
    ……

    番兵「し、しっつれをば……」

    副隊長「やっほー隊長!迎えに来たよ」キャルルン

    騎士旅装「ふぅ……」

    番兵「え、えへへ。そのですね」

    副隊長「もしかして無礼働いちゃった?」

    番兵「い、いえ!そ、そのようなななななな……」

    チラッチラッチラッ

    騎士旅装「……いや。大事ない。仕事熱心だった」

    番兵「……!」ハワヒワヒワハワ

    273 = 1 :

    ………
    ……

    騎士旅装「まさか副隊長が来てくれるとは思わなかったよ」

    副隊長「まぁ実のところたまたま偶然目撃しただけですけどねぇ」

    副隊長「隊長のお屋敷から急に除隊するって聞いて、向かうところだったんですよぉ」

    騎士旅装「……やはりそうなってしまっているか」

    騎士旅装「私はそれを撤回するために来たのだ」

    副隊長「やっぱり!そぉーですよねぇ~辞めませんよね!」

    副隊長「ではさっそく参りましょうぉ~」

    騎士旅装「いや待ってくれ。悟空がまだ別室にいるではないか」

    騎士旅装「早く誤解を解かなくては」

    副隊長「……ゴクウってどなたです」

    騎士旅装「どなたって、お前も会ったではないか、魔の森から」

    副隊長「あぁ。あぁ。あの男の人ですか。なるほど。そのようなお名前だったんですねぇ」

    騎士旅装「あぁ。孫悟空と。言わなかったか」

    副隊長「知りませんでしたよぉ」

    ベツニ シリタクモ アリマセンガ ネ

    騎士旅装「何か?」

    274 = 1 :

    副隊長「いえ別に。あっ!それなら私が連れ出しておきますから、隊長は先に王宮の執務室へ行っててくださいよ」

    騎士旅装「いや、しかしだな…」

    副隊長「早くしないと手遅れになりますから!それに姫様もご心配になられてますよぉ~」

    騎士旅装「ふ…む。姫様が……わかった。では、よろしく頼むよ」

    副隊長「はいはーい」ニヤッ

    275 = 1 :

    ………
    ……

    悟空「オラそんなんじゃねぇーてばぁ」

    番兵「そういう奴が一番怪しいのだ!」

    悟空「めぇーたっぞぉ……」

    番兵「吐いたほうが楽になるぞ!お前は暗号を使って何を企んでいる!」

    番兵「しかし、まさか我々にその暗号を見せるとは些か頭が悪いようだなぁ」クフ フフフフ

    ガタンッ!

    番兵「!?」ビクッ

    悟空「あっ!そーだそーだ!これこれっ」ゴソゴソ

    番兵「な、何をする気だ!」シャキン

    悟空「へへ。見ろよこれっ!」

    番兵「…なんだその紙切れは」

    悟空「いいからよぉ」ホレェ

    番兵「!!」ヨミヨミ

    番兵「こ、これは公爵様の印!?魔術研究の第一人者である老様宛……ソンゴクウについて魔の歪みについて伺いを立てたい…だと…」

    276 = 1 :

    番兵「ソンゴクウ……お名前はなんと言われましたっけ」ヘヘ アセアセ

    悟空「孫悟空だぞ!」ニッ

    番兵「あっあっあっ」アワワワワワ

    番兵「た、たたた大変しつ――」

    ガチャ スゥ

    副隊長「偽物ですよ」

    番兵「へっ……なん…と?」

    副隊長「それは偽物と言ったのです」

    番兵「にせ?えっ?で、ですが、こ、この印は確かに――」

    副隊長「公爵邸での魔族襲撃の話はそなたでも聞き及んでいよう。印その際に盗まれたのだ」

    番兵「な、なるほ……ど?」チラッ

    悟空「いぃ!?嘘なんかじゃねーぞぉ!」

    悟空「確かにあいつの親父に直接書いてもらってっからよぉ」

    副隊長「公爵様をあいつよばわり?フフッ。無知も甚だしいですねぇ」

    副隊長「コイツは私連れて行く」

    番兵「…いえ、しかし、一度確認してからの方が…」

    副隊長「その間に逃げられたら君……責任とれるの」ギンッ

    番兵「うっ!そ、それはそのぉ…」

    副隊長「フフッ。大丈夫よぉ~責任は私がちゃーんと持ってたあげるから」

    番兵「り、了解であります」

    副隊長「というわけだ、ソンゴクウとやら」


    副隊長「とっておきの場所へ案内する!」

    277 = 1 :

    ………
    ……

    番兵2「お前んとこにきたな姫騎士の副隊長だよな?かわいいよなぁ~」ウットリ

    番兵「ば、馬鹿言うなよ!確かに顔はかわいいが…」ブルブル

    番兵「洒落にならん怖さだそ……」

    番兵2「姫騎士隊は揃いも揃って美人隊だろ。それの3大姫と呼ばれているのが我が国の姫様、それを護る姫騎士隊長、副隊長!」クゥ~

    番兵2「お前直に話して緊張してだけだって!」

    番兵「そ、そうかなぁ……」ブルブル

    278 = 1 :

    ~~
    王宮内 執務室

    姫騎士隊 ワーワーキャーキャー

    騎士「皆心配かけたな。隊を離れるとは誤解なのだ」

    姫騎士隊「誤報でなによりです!もう副隊長は聞いたそばから飛んでいきそうな勢いでしたよ!」

    騎士「ふむ。すまなかった」

    騎士「フフッ」

    姫騎士姫「どうかされたんですか?」

    騎士「いや、飛んでいきそうかとな」フフ

    姫騎士隊「例えですよ?」

    騎士「あぁそうだな。知ってるよ」

    騎士「(悟空はもう解放されているだろうか)」

    パタパタパタ
    トントントン

    衛兵「失礼します!火急の用です!姫騎士隊長はおられるか!」

    騎士「(来たか)」

    騎士「あぁ」

    ガチャ

    279 = 1 :

    ダッダッダッダッ

    「!!」バッ ダキ

    騎士「ひ、姫様ッ!」

    「離さぬぞ!」

    衛兵「と、という次第です!では某はこれで」ケイレイ ササッ

    「そなた、わらわに嘘を申したのだ!」

    騎士「嘘など、めっそうもございません」

    「ならばなぜ隊を辞めると申したのだ!」

    騎士「誤解にございまする。父の早合点です。それを撤回するために急いで駆けつけました」

    騎士「(色々あったけど)」

    「ほ、本当か!?」

    騎士「はっ!整えが終わり次第、陛下にお頼みいたします」

    「そ、そうか!そうか!」パッ コホン

    「ならば許そう」ビシッ

    280 = 1 :

    「……して、整いというのは何か?」

    騎士「はっ!連れを待っているのです」

    姫・姫騎士隊「連れ?」ザワザワ

    「そ、それはどんな連れだ……?」

    騎士「は?そうですねぇ、なんと言えば良いのか」

    騎士「私の命の恩人友言いますか、師匠と言いますか、友人と言いますか」

    姫騎士隊「ま、まさか……あの時の男の人でしょうか!?」ワクワク

    「!?」

    騎士「な、何をキラキラした目で……」

    姫騎士隊「そりゃもうーねぇー」ワイワイワイ

    騎士「なっ、ばっ、悟空はそんなのではないぞ!」

    姫騎士隊「キャーもうお名前を」キャーキャー

    騎士「勘違いするな、私は悟ったのだぞ…いいか…悟空はな」

    281 = 1 :

    「お、お、お、お、男か……男が出来たのか…」ワナワナワナ

    騎士「姫様?」

    「そ、そ、そ、そ、それで…姫騎士隊を辞めると言うのだな…」

    騎士「い、いえですから」

    「ち、父上にけ、け、結婚とやらを報告するのだな!?」

    「えぇい!この裏切者が!嘘つき!ずっとわらわに仕えると申したのにッ!お前なんか……」

    「お前なんかどっか遠くで幸せになるがよいわっ!」ナキ

    バッ パタパタパタパタパタパタ

    282 = 1 :

    騎士「ひ、姫様お待ちをっ!」

    バタン

    騎士「……なぜだ」

    姫騎士隊「遠くで幸せにって…懐いていらっしゃいましたし、お寂しいのですねぇ」

    騎士「そうではなくてだな!……えーい」バッ

    ガチャ

    騎士「そうだ、ここに副隊長と悟空がきたら待っているよう伝えてくれ!」

    バタン

    283 :

    姫は良いレズで副隊長がサイコレズなのか?

    284 = 1 :

    ………
    ……

    パタパタパタ

    「(嘘つき嘘つき嘘つき)」ウッ ウッ ウッ

    「(わらわに仕えるのに飽きたのか!ワガママばかり言うわらわが嫌いになったのか)」ウッウッ

    パタパタパタ

    ヌゥーーン
    ドスン

    「きゃ!」シリモチ

    「ぶ、無礼者!前をよく見」グシグシ

    スゥウウ

    ………
    ……

    騎士「姫様?」

    騎士「(どこに行ってしまわれたのか)」

    騎士「部屋にもいない……」

    285 = 1 :

    ~~
    王都郊外 地下牢
    コツンコツンコツン

    悟空「薄いぐれぇーぞぉ」

    副隊長「そりゃそうですよ~」

    副隊長「ここは一級犯罪者を入れておく施設ですもん。貴重な資源の無駄にはしませんよ」

    悟空「燃料もバカになんねぇーってチチが嘆きてたっけか」

    副隊長「貴方随分と能天気ですねぇ。自分がどこに向かっているかご存知ですかぁ」

    悟空「?おめぇーがどっか連れてくってんで着いてきたんじゃねーか」

    副隊長「いやぁまぁそうですけど」

    副隊長「牢屋ですよ牢屋」

    悟空「牢屋ぁ!?オラを!?なんでぇ」

    副隊長「貴方邪魔なんですよぉ」

    悟空「おめぇとオラが会ったんはこのめぇ初めてじゃねぇーか?」

    副隊長「そうですよぉ。あの時に私ピーンと来ちゃいました」

    副隊長「貴方がいると隊長はおかしくなるとね……」ゾワゾワゾワ

    286 = 1 :


    悟空「わけわかんねぇーぞ?」

    副隊長「とにかく、私と隊長の仲を裂く存在は許さないのです」

    悟空「?」

    副隊長「後で貴方はどこかに消えたとでもしておきましょう」

    副隊長「厄介な紹介状は私の手にありますからねぇ」フフフフ

    コツンコツンコツン

    副隊長「さぁ着きましたよぉ。貴方は一生ここで――」

    287 = 1 :

    悟空「ん!?」

    悟空「危ねえ!」バッ

    副隊長「へっ?」

    シュン

    ジャキン

    幽霊騎士「………」

    悟空「おめぇ何もんだ!」

    副隊長「な、なんですのぉぉぉ」

    288 = 1 :


    ナレーション「悟空にはわからぬ世界があるようではあるが、連れてこれた先にまたもや敵の気配が。今度の敵は幽霊?消えた姫はどこへ。妙な組み合わせがまた妙なことに」

    289 = 1 :

    オッス オラ悟空!

    おっかねぇ副隊長がいうには牢屋なんてオラ流石に入りたくねぇーぞ。
    と思ってたらまぁーた妙な敵が現れちまうんだもんなぁ。
    ありゃ?オラの攻撃が当たらねぇーって!

    290 :


    そういえば幽霊のマシリトを攻撃出来るのはビルス様だけだったな

    291 :

    ドラクエの世界観なら関係ないけど

    292 :

    気なら通るか?

    294 = 293 :

    ゴーストにノーマルと格闘の攻撃は効かないぞ

    295 :

    この世界がレズが多いのはなぜだろう?
    男性は実は少なさそうだな……

    296 :

    幽霊騎士「……」フシュゥッゥ

    ガコン

    副隊長「何よアレェ」シャキン

    悟空「なんも気を感じねぇ」

    副隊長「へぇ?」

    幽霊騎士「……」ガコン

    悟空「くるっ!」スッ

    幽霊騎士「……!」ダイトウ

    ブンォンブォン

    悟空「ふっ!」サッサッ

    悟空「なかなかはぇーぞ」

    悟空「だったら…っ!」フンッ

    スカ

    悟空「……へ?」スッテン

    副隊長「!」

    幽霊騎士「……」グルリ

    副隊長「こ、こんのぉ!」パラララララ

    副隊長「火の精よッ!」ポォォ

    ハッ

    幽霊騎士「……」ジャギン バシュン

    副隊長「こいつ!」

    幽霊騎士「……」ジッ

    297 = 1 :

    副隊長「ってか衛兵はどこほっつい歩いているのよ!」

    キョロキョロ

    悟空「よそ見すんじゃねぇ!」シュン

    副隊長「へ?」シュン

    幽霊騎士「……」ブンォン

    シュン ドゴォン

    悟空「あぶねぇあぶねぇ」フゥ

    副隊長「あっ、えっ」ポカン

    悟空「でりゃぁ!」フンフンフンフン

    スカスカスカスカスカ

    幽霊騎士「……」ブンォン

    悟空「よっ!よっ!」シュン シュン

    トントントントン

    悟空「どーなってんだぁ?全然あたんねぇーぞぉ」

    副隊長「な、なんで私を助けるのよ……」

    悟空「?」

    副隊長「……」ダッダッダッダッ

    悟空「あっ、おい!」

    幽霊騎士「……」ブンォン

    悟空「っと!」

    298 = 1 :

    ………
    ……

    地下牢 奥

    ダッダッダッダッ…
    タッタッ

    副隊長「(なんなのよ、あの化物!あんなのいるなんて思っても見なかったわ)」

    副隊長「(でも好都合だわっ!)」チクリ

    副隊長「……」フルフル

    副隊長「……違うわ…」

    副隊長「私はもう」

    ガチャガチャ ヒッヒッヒッヒッ

    囚人「わっ!!」

    副隊長「ひゃ!」ビクッ

    囚人「ヒャヒャヒャ」ガシャガシャ

    副隊長「(しゅ、囚人共か)」キッ

    囚人「お、女ァァ」グヒェヒェヒェ

    囚人「女だぁ」ガシャガシャ

    囚人「俺にも拝ませろぉ」グヘッヘッヘッ

    副隊長「(チッ!醜悪な…これだから男は!)」

    ジリッ

    299 = 1 :

    囚人「イーヒェヒェヒェ」ヌゥン

    ガシッ!

    副隊長「なっ!その汚い手を!は、離せぇ」ガンガンガン

    パッ

    囚人「やわらかい手だったなぁ」ヌラリ レロレロレロ

    囚人「切り刻みたいなぁ」グヘッヘッヘッ

    副隊長「!!」

    副隊長「(なんておぞましい……今すぐ灰にしてやりたいが、ここの衛兵を見つけてさっさと逃げないと)」

    キョロキョロ

    300 = 1 :

    囚人「ヒャヒャヒャ」ジーーー

    囚人「……」ジーーー

    囚人「……」ジーーー

    副隊長「な、なによ!」

    囚人「だーれを探しているのーかーなー」

    副隊長「なっ…なぜわかっ」ハッ

    囚人「へっへっへっ」

    ギィィ ギィィ ギィィ ギィィ……

    副隊長「か、鍵が、ど、どうしてですの!!」

    囚人ら「へっへっへっ」ジュルルルル

    牢内衛兵ら「………」

    副隊長「あ、貴方達なにしてるのよっ!」チラッ

    牢内衛兵「……」

    囚人ら「イーヒェヒェヒェ。呼んでも無駄だぜぇ」

    囚人ら「そうさ間抜けな奴らはオネンネ中だよーん」

    ゾロゾロゾロ


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