元スレ女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」
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551 = 1 :
ブアアアーーーン
老師「あつ!あつ!あつ!!」
聖女騎士「なんですかこれ!必要以上に燃えましたよ?」
老師「それがよくわかっとらんのじゃよ」フゥーフゥーフゥー
聖女騎士「悟空これはどういうことだ?」
悟空「オラに聞かれてもなぁ」ポリポリ
悟空「トレーニングをずっとやらされたり、くすぐられたり、じっちゃんが何したかったかオラが聞きてぇぞ」
老師「まぁしょうがない…続きはまた今度じゃて」
………
……
552 = 1 :
~~
決戦場
ワーワーワーワー ガキンガキン
領主公「彼を投入しようと思うのだが」
聖女騎士「まだ入り口見つかってないですよ!」
領主公「斥候が頑張って闇の濃い箇所を見つけたのだよ」
聖女騎士「本当ですか!?」
領主公「あぁ。いよいよだ」
聖女騎士「では、急いて向かいます!」
領主公「……娘よ。やはりお前は残り――」
聖女騎士「……」キッ
領主公「……そうか。うむ…」スゥゥ
領主公「では宜しく頼むぞ!!」バッ
聖女騎士「身命を…いえ!全員で帰還します!」バッ
バシューーーーーン
………
副隊長「隊長絶対に絶対に絶対に帰ってきてくださいよ!!」ギュ
聖女騎士「無論だ。皆後は頼むぞ!」
姫騎士隊「はっ!!」
……
553 = 1 :
~~
決戦場 闇の障壁
斥候「あそこです」コソコソコソ
老師「なんともまぁ、一際濃いのぉ」
聖女騎士「よく見つけてくれたな。ありがとう!……気をつけて戻るのだ」キラキラキラキラ
斥候「はっ!では後はお願いします!」サッサッ
悟空「いよいよってやつか」ウッシ
聖女騎士「あぁ……」ドックンドックン
聖女騎士「(あれを越えたらもう引き返せないな……)」キリッ
554 = 1 :
聖女騎士「聖なる印よ!我が剣に宿りて闇を裂け!!」
闇の障壁
斬ッ!!
ピキッ ピキッ バリーーーン
聖女騎士「突入!!」
悟空「ほれっ!」ガシッ フワッ
老師「うほっほぉーーい」ガシッ
バシューーーーーン………
………
……
555 = 1 :
~~
魔王城
聖女騎士「てやぁぁぁぁ!」ザシュ
強魔物ら「ぐ、ぐぎゃぁぁ」
悟空「おりゃ!!」シュン ドスドス
鉄巨人団「」ズォーーン
老師「ほいほい!!火の精よッ!」ボッボッボッボッ
魔獣達「ガァァ!!!」ジュワァ
聖女騎士「一気に行くぞ!!」
………
……
556 = 1 :
~~
魔王城 大広間
聖女騎士「開けたところに出たか」ハァハァ
老師「何も居ないが、気配が一段と凄いわい」
悟空「なんかいんぞ」バッ
ズァァァァァン
魔王側近「ここまで入り込んだのはどんなヤツ らかと思えば…クックック」
魔王側近「……たった3人で何がしたいのか、私には考えが及びませんよ」
聖女騎士「見くびらないでもらおうか!」シャキ
悟空「おめぇは1人でいいんか!」バッ
老師「逆にお前さんの方が運が無いのぉ」スッ
魔王側近「残念ながら戦いに来たのではないのですよ」
悟空「んだよぉ、やらねぇーんか」
魔王側近「私は私の役目を果たすまでです
557 = 1 :
老師「役目じゃと?」
魔王側近「ええ。私は魔王様より、この城に入った者は連れてこいとの伝言を承っているのですよ。クックック」
聖女騎士「な!?ば、馬鹿などういう理由だ!」
魔王側近「さぁ。私はただの伝言役」
魔王側近「それでは参りましょうか」クルッ
聖女騎士「罠でしょうか……」ヒソヒソ
老師「はて…じゃが連れて行くっていうならむやみに体力を使うことはなさそうじゃな」ヒソヒソ
悟空「いかねぇーんか?」
魔王側近「私はどちらでもいいのですよ」チロッ
聖女騎士「……」コクン
老師「ほっほっほっ」ザッザッ
カツン カツン カツン カツン カツン
558 = 1 :
~~
魔王城 深部
魔王側近「こちらにおいでです」スッ
聖女騎士「すんなり過ぎるが…魔王……」ゴクリ
老師「なんと強大な魔力……か」アセッ
悟空「ここに魔王ちゅーんがいるんだな!すげぇパワーを感じんぞ」ソワソワ
魔王側近「魔王様、人間をお連れしました」スッゥゥゥ
ギッ ギィィィィィィ……ガゴンッ
……
ボッ ボッ ボッ ボッ
ズァァァァァン…
559 = 1 :
子供「やぁ、ようこそ僕のお城へ!」ニッ
悟空「んお?」
聖女騎士「えっ……」
老師「………」
悟空「あ、あれが魔王?まだガキンチョじゃねぇか」
聖女騎士「いや私も見たことはないからな……想像ではもっとこう…」オオキクテ エラソウデ ミブリテブリ
老師「先程までの魔力の気配が消えとるわい…」
老師「お主何者じゃ!」
子供「僕?いやだなぁ、僕のお城って言ってるでしょ」キャハハ
子供「つまり僕が魔王ってことだよ」
560 = 1 :
聖女騎士「私達を連れてきてどういうつもりだ」
聖女騎士「今更平和的などと言わせぬぞ!」キッ
子供「僕は君達に聞いてみたいことがあるんだよね」
聖女騎士「聞きたいことだと……?」
子供「そっ。連戦連敗のよわっちぃ君達がどうやって城までこれたのか。不思議だなぁって」
聖女騎士「なっ!」
老師「あまり挑発に乗るでないぞ」スッ
老師「…答えは簡単じゃて、わしらには頼もしい助っ人が二人できたんじゃよ」
子供「へぇそれってこの二人?」スッ スッ
悟空「頼もしいなんて、なんか照れるじゃねーか」ポリポリ
聖女騎士「師よ、わ、私は違いますよ。そうさ悟空が頼もしい助っ人だ!」イヤイヤイヤ
老師「ほっほっほっ。全てはお嬢ちゃんが引っ張ってきてくれたお陰じゃて」
聖女騎士「……いやしかし、別に…」ワタシジャナクテモ
561 = 1 :
子供「ふーん。するとその二人が君達人間の最後の希望なんだね。へぇ~……」
老師「……」スッ
老師「今じゃ!!火の精よッ!!」ボッボッボッボッ
ボォォオォォ
聖女騎士「なっ!!」
悟空「お、おい、じっちゃんいきなりなんすんだよ!?」
モクモクモクモク
562 = 1 :
老師「馬鹿者が!構えんか!!」
聖女騎士・悟空「!!」
ズァァァァァン
魔王「……」ギュルン
デッデェェーーーン
魔王「ナラバ、ソノ、キボウトヤラヲ、ケシサッテクレヨウ!!」
グアアアアアアア!!
563 = 1 :
ナレーション「ついに城に乗り込んだ悟空一行。連戦かと思いきや魔王のところまで案内を受けた。これが最後の戦いになるか果たして」
564 = 1 :
オッス オラ悟空!
魔王がガキンチョなんて思ってたら、じっちゃんいきなり攻撃すんのにはおでれぇたぁー。
そしたらガキンチョからとんでもねぇーのになっちまったし。
565 :
なお悟空は老人に対して気功波を撃っているもよう
566 :
モナカにもパンチしてたな
567 :
>>565,>>566
い、一応、強いっていう思って(聞いて)いたから……
普通の子供や女などには攻撃しないとは思うよ。
569 :
魔竜「グアアアアアアア!!」バンッ!!
ズガァァァァァァン
辺りのテーブルは粉々になった
ブーーン
聖女騎士「なんという力だ……!」ポワポワポワポワ
悟空「助かっぞぉ」フゥ
老師「邪竜の化身という噂は本当だったか」
老師「お嬢ちゃんがとっさに、盾してくれんかったら、わしら今ので吹っ飛んどったわい」キューーーーン
聖女騎士「天空の羽衣の力が上手いこと働いてくれているみたいだ!」
魔竜「ハイ、ニ、ナレ」スゥゥゥ
ゴオオオオオオオオ
大火炎
老師「水と風の精よッ!!」ザッパッーーン
バックステップ
グツグツグツグツグツ…
老師「こりゃ隙きをつかれるとやられるのぉ」
魔竜「オイボレ、ニ、シテハ、ソノ、マリョク」
ズッ…ズッ…ダンッ!!!! 大爪の撃
悟空「そんならオラがッ!!」ハァァァァァァ シュン
大爪はいなされた
魔竜「グルルルルルル」
570 = 1 :
空「少ししか下がらねぇ」
聖女騎士「魔王相手に下がらせられること自体凄いと思えっ!」ハァァァァァァ
老師「それ魔力アップじゃ!」ピカン!
聖女騎士「てりやぁ!!」ザシュザシュ
魔竜「グッ」ブシュ
悟空「りゃぁ!!」ハァァァァァァ シュン
ドスドスドスドスドスドス 連打
悟空「りゃりゃりゃりあああ!!」
ドスドスドス
魔竜「…グアアアアアアア!」ビュン
ズガァァァァァァン!
悟空「っ!!」ガード
バゴーーーン!!
聖女騎士「ご、悟空!!」
老師「風と水の精よッ!」キュワキュワピキーン
悟空「ぐはっ……」ハァハァ
悟空「さ、サンキューじっちゃん」スクッ
聖女騎士「無事か!」
571 = 1 :
悟空「あぁ、なんちゅーパワーだ」
魔竜「ガアアア!!」スゥゥゥ
ゴオオオオオオオオ!!大火炎
老師「水と風の精よッ!」ザッパッーーン
グツグツグツグツグツ…
悟空「りゃああああああ!!!」バババババババ
シュン
魔竜「グルルルルルル!!」
大アギト
聖女騎士「か、風の精よッ!」キュ
聖女騎士「せいっ!!」ヒッパリ
悟空「うおっ!」キュ
グシャァァァァ!! スカッ!
悟空「うひぃ!!」
聖女騎士「むやみに飛び込むな悟空!」
572 = 1 :
聖女騎士「(狙いをつけねば…)」ピコンッ
聖女騎士「老師様!私に硬化を唱えてください!」
ダッダッタタタタタ
老師「!よしっ、土の精よッ!」ゴゴゴゴピキュン
聖女騎士「!!」ササァ゙ッ!!! ストップ
魔竜「グルアアアア!!」
ズッ…ズッ…ダンッ!!!! 大爪の撃
聖女騎士「っ!!」ギャリンギャリン!!
聖女騎士「ッ!!くぉんのォォォォォォ!!」
爪は地面へと突き刺さる
聖女騎士「ご、悟空いまだ!!」
悟空「おっし!!こんならどうだ!!」
ハァァァァァァ
ゴゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴゴ
573 = 1 :
老師「赤い渦じゃと!?」
老師「ひ、火の精よッ!!かの者に力を!」ボッ
悟空「!!!」ヒュ…
魔竜「グ!」
バッ!! ドッゴオオオオオオオオーーーーン!
モクモクモクモク…
聖女騎士「魔王が、ふ、吹き飛んだ……」ハァハァ
老師「なんという力じゃ……」ヒィヒィ
悟空「ふぅ………」シュイン
聖女騎士「ご、悟空なんだあれは!スーパーとやらではないのか!?」
574 = 1 :
悟空「へへっあんましやっとオラすげぇ疲れちまうんだが、界王拳ってんだぞ」
聖女騎士「カイオウケン……」
老師「火の精の加護に似ておるわい…」
悟空「じっちゃんのさっきので、さらに力があがったぞ」
聖女騎士「…最初から言っておいてくれれば!!」
悟空「お、おめぇがそれを言うんか」
聖女騎士「くっ!」
聖女騎士「だ、だが凄まじい威力をくらったのだ、魔王ですらひとたまりもあるまい…」
575 = 1 :
ガラッ
悟空「ん……」バッ
悟空「そーでもねぇーみてぇーだなぁ」
ガラッ…ガラッ…
聖女騎士「な、なんだと…」キョウガク
ムクッ
魔竜「……」
老師「早々には終わらんようじゃな…」
魔竜「グ グ グ……」
聖女騎士「と、とどめを!」ハッ
老師「待つんじゃ!近づいてはならぬっ!」
聖女騎士「ですが!」ピタッ
悟空「様子が変だぞ!」キッ
魔竜「イカイ、ヨリ、キタ、オトコ…カ」
魔竜「コノ、ケイタイ、デハ、ナ」
シューーーー……
聖女騎士「魔の瘴気が取り込まれて」
576 = 1 :
魔竜「グアアアアアアア!!」
魔王はみるみる姿を変えた
バシューーーーーン…
大魔王「滅ッ!」バッ
ボッ ボッ ボッ ボッ ボッ ボッ
ブーーン
聖女騎士「いけない!後ろへ!!聖なる印よッ!」キラキラキラキラ
大魔王「破ッ!!」ジュ
ズガガガガガガガガ
聖女騎士「くっ!!お、押し切られッ!!」
バ リーーーーン
悟空「あぶねぇ!!」シュン
聖女騎士「くっ」パッ
老師「!!」パッ
シュイン!!!
モクモクモクモク……
577 = 1 :
大魔王「……流石に素早い」
悟空「でーじょぶか」
聖女騎士「あ、あぁ。だが魔王は…私の盾が破壊されるほどに魔力にあがっている……」
老師「そういう魂胆か」
悟空「んならオラがまたやってみっぞ!」
聖女騎士「そ、そうだ!先程のカイオウケンとやらなら!」
悟空「カイオウケン!!」ハァァァァァァ
ゴゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴゴ
ヒュ…
大魔王「……」フッ
ドップン…
悟空「でりゃぁぁぁぁ!!」
578 = 1 :
スカッ!!!
悟空「いぃ!?!?き、消えちまった」
ドップン
聖女騎士「ご、悟空後ろだ!」
大魔王「滅ッ!!」ビィーーーーン
悟空「ぎゃああああ!!」バババババ
悟空「……」バタリ
聖女騎士「悟空ーー!!」
老師「い、いかん!風と水の――」スゥ
ドップン…
大魔王「遅いわッ!」バッ
ボッ バシュン!!!
老師「ぐ、ぐおお……!」
聖女騎士「老師さま!!」
老師「…」バタリ
聖女騎士「そ、そんな……」
579 = 1 :
大魔王「フフフ、その方で最後だ」
聖女騎士「おのれ…よくも!」キッ
聖女騎士「うわーーー!!」ダッ ギラギラギラ
大魔王「これで人間共の希望も潰える」スッ
大魔王「破ッ!!」
聖女騎士「っ!!」バシュ バシュ バシュ
聖女騎士「ぐ……」ヨロヨロ…
ヨロヨロ
聖女騎士「まだだ…まだ倒れは…しな…」
大魔王「破ッ!!」ボッ ボッ ボッ ボッ
ダンムゥンダムゥン
聖女騎士「……」ヨロヨロ…
ズサッ…ズサッ…ズサッ…
聖女騎士「…まだ…だ…私が…た、倒れて…は…」
ズサッ…ズサッ…ズサッ…
大魔王「ほぉ。死力とやらか」フフフ
大魔王「よかろう。灰も残さず消してくれよう」
ゴゴゴゴゴゴゴ
580 = 1 :
聖女騎士「…」
聖女騎士「(皆…すまない…私は…ここまでの…よう…だ…)」チラ
聖女騎士「(師よ……そして…悟空……貴方を巻き込んでしまってすまない…ここまで着いて来てくれたこと…)」
大魔王「消えよッ!!」ビィーーーーン…
聖女騎士「(ありがとう……)」
カッ!!!
ズギャーーーーーーン……
モクモクモクモク…
大魔王「……これで」フフフ
大魔王「ファーーーハッハッハッハッ!!」バッ!!!
581 = 1 :
………
大魔王「さて、外の虫けら共を一掃してくれようか」ザッ
ドックン…ドックン…ドックン…
悟空「…」ドックン…ドックン…
大魔王「!」バッ
悟空「……」スッ
大魔王「…ほぉ。あれをくらってまだ生きておるか」ボッ ボッ
悟空「…女騎士の声が…」
大魔王「滅ッ!!」ビィーーーーン
シュン!!!
大魔王「な!?」
シュン!!!
悟空「聞こえた」ピキッ ピキッ
キョロキョロ
悟空「…気を感じられねぇ…」ピキッピキッ
悟空「…なぁあいつはどこにいんだ?」ジッ
大魔王「…あの女はこの世から消え失せたわ」
悟空「……」ピキッ ピキッ
大魔王「お前も後を追わさてやろう」フフフッ
悟空「…消えた…だと」ゴゴゴゴゴゴゴ
582 = 1 :
ゴゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴ
大魔王「魔よッ!!」ズオオオオオ!!!
大魔王「消えよッ!!」バ
悟空「てめぇはオラが…俺がぶっ倒す!!」
バリバリバリバリバリバリバリ!!!!
583 = 1 :
超悟空「りゃあああああああああ!!」シュ
大魔王「がはっ!!??」ドッ
ヒューーーーン ドゴオオオオオオン
超悟空「ハアアアアアアアアア!!」シュ
ヒュ ヒュ
大魔王「!?」
バッ…
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
大魔王「…っ」
ドプッ
超悟空「遅え!!」バッ
バシュ!!!ガンッ!!
大魔王「なっ!!」
超悟空「かめはめ波ァァァァ!!!」キュイイイン
……カッ!!
ガラガラガラガラガラ
スタッ
悟空「……」スゥゥゥ ハァァァァ…
584 = 1 :
悟空「…まだおめぇは終わってねぇーんだろ」バッ
大魔王「…ぐっ…」ボロボロ…
大魔王「ハァハァ…き、貴様……こ、ここまでの力が…」
悟空「……さっさとしろ」ゴゴゴゴゴゴゴ
大魔王「フ、フフフフ…よかろう…」
大魔王「真の姿を見せてくれよおおおお!!」
シューーーーー!!
………
大魔王はみるみる姿を変えた!!
魔王「よもや、最終形態までなるとはな!!」
585 = 1 :
ゴゴゴゴゴゴゴ
バッ バッ バッ
魔王の右手 ギュニュン
魔王の左手 ギュニュン
魔神王「我不滅なり」ギョロン
超悟空「いくぞ!!!」バリバリバリバリバリバリバリ
586 = 1 :
………
……
モワモワモワモワモワモワ
女騎士「……」
ガヤガヤガヤガヤ
テクテクテクテク
女騎士「やけに明るいな……」キョロキョロ
女騎士「それにしては騒がしいような…」
ハイ チャント イチレツニ オナラビクダサイ!!
女騎士「なんだあれは…」
テクテクテクテク…
587 = 1 :
鬼「押さないで!…あっそこ列出ないで!」
女騎士「人…ではないのか?」
鬼「あっ!そこの貴女!横入りはダメですよ!」タッタッタ…
女騎士「私か!?」
鬼「はぁはぁ…そうです!もう忙しいんですからルールはちゃんと」
女騎士「ここは…その何処だ?」
鬼「は?どこって、あの世の入り口ですよ」
女騎士「あ、あの…世?」
鬼「そうです。閻魔大王様がいるあの世です」
女騎士「私は…その…つまり…」
鬼「はっはーん。貴女死んだばかりでまだ混乱しているんでしょ?」
女騎士「……」
鬼「まぁよくあることですよ。ほら貴女の頭」ツイツイ
588 = 1 :
女騎士輪っか「!!な、なんだこれは!」
鬼「なんだって、輪っかです。死んだら着くんですよ!」
鬼「…って貴女なんで肉体がまだあるんですか?」
女騎士輪っか「……?」
鬼「……よくわらかんオニ…」
鬼「と、ともかくちゃんと列にお並びください!」
女騎士輪っか「……」
テクテクテクテク…ナラビ
589 = 1 :
女騎士輪っか「(気づいたあの世とは。フフフッ。皆に自慢できるな)」ニッ
女騎士輪っか「(……私は死んだのだな…)」
女騎士輪っか「(誰に自慢できようか…)」
ザッ ザッ…
女騎士輪っか「(皆無事であろうか…)」
女騎士輪っか「(…私にもっと力があれば)」
女騎士輪っか「(後悔しかない……)」ウッ…ウッ…
590 = 1 :
…オジョウサン チョットイイカイ
女騎士輪っか「(あのでかいのが閻魔大王とやらなのか…天の国はもっと綺麗だと思っていたんだがぁ…)」ウッ…グシグシ…
占いババ「ちょっと!聞いとるんかね!」ギュ!!
女騎士輪っか「痛っ!いたたたたた!!」
女騎士輪っか「み、耳を引っ張るな!」バッ
占いババ「なんだね。聞いているんじゃないか」ヤレヤレ
女騎士輪っか「(小さい老婆が浮いて?)な、何だ、お前は!」
占いババ「あたしは占いババってもんだが」
女騎士輪っか「その占い師が私に何用だ」イブカシ
591 = 1 :
占いババ「あんただろ?悟空が今いるところで厄介になってるのって」
女騎士輪っか「…悟空…?」
占いババ「おや?記憶が飛んじまっているのかね」
女騎士輪っか「忘れるものか!悟空は私の!……師匠であり…友だった」
占いババ「そうかいそうかい」
女騎士輪っか「……もう会えんがな…」グシグシ
占いババ「その悟空なんだが、早いとこ帰ってきて欲しいんだよ」フゥ
女騎士輪っか「私にはもうどうすることもできない…」
女騎士輪っか「私は死んだのだぞ!!」ガッ
592 = 1 :
占いババ「まぁその辺は大事じゃろう。今6つのドラゴンボールが揃っているからのぉ」
女騎士輪っか「へっ?……なるほど…あの世でもインチキ占いが蔓延っているのか。…壺は買わんぞ!」
占いババ「…ピッコロの言ったとおり人の話を聞かない娘だねぇ」
女騎士輪っか「ピッコロだと…あの者を知っているのか!?」
占いババ「知っておるとも。まぁそのピッコロが、あの女は無茶をするだろうってんで、あたしがこうしてはるばる来てやったんだよ」
女騎士輪っか「……それで、よくわからないが私にどうせよと」
占いババ「何者簡単なことだよ。アンタのところにあるドラゴンボールをこっちに持ってきてくれればいいんだよ」
女騎士輪っか「ドラゴンボールを?」
占いババ「そうじゃ。死んだ今ならこっちとあっちに直に繋がっているのはお前さんだけだからの」ヒョヒョヒョ
女騎士輪っか「し、しかし私はこうして死んでいるのだぞ、どうやって…」
占いババ「まぁあたしに任せな」フェッフェッ
モワモワモワモワモワモワ
593 = 1 :
………
……
超悟空「ハァハァ…し、しぶてぇー…」
魔神王「言っはずだ!我は不死身なりっ!グワーファファ!!」
超悟空「ぐっ…く、苦しい…ぜ…」シュン
悟空「ハァハァ……」
魔神王「お前のそれも長くは続かぬようだなぁぁ」
魔王の右手が傷を癒やした
魔王の左手が自身を強化すら
魔神王「さぁ!滅びるがよい!!」
ズオオオオオオオオオ!!
悟空「ち、ちきしょーー……あんな奴に!!」
ビッ ズゴゴゴゴゴゴゴ!!!
ズガーーーーーーン…
モクモクモクモク。
魔神王「終焉なり」
……
594 = 1 :
モクモクモクモク…
女騎士輪っか「……」スッ
悟空「…」チロッ
悟空「あっ!!」
魔神王「!!」
女騎士輪っか「待たせたな…悟空!!」
悟空「お、おめぇどうして!?」
595 = 1 :
女騎士輪っか「占いババとやらに連れられてあの世から舞い戻った…と言っても信じてくれるな…なんて」
悟空「信じるも何もオラも死んじまったことあるんぞ!」
悟空「それにしても占いババが!?」
女騎士輪っか「そうかそうか悟空も死ん…で……は?」
魔神王「お前は確かに消したハズだ……どうやって…」
女騎士輪っか「…話は後だな!あれも魔王か?」
悟空「あぁ。最終形態っていってたからアイツをぶっ倒せばこれでおしめぇなんだが…オラ体力が持たねぇ…」
女騎士輪っか「ふむ」
悟空「せっかく戻ってきちまったんだが、やべぇーぞ」
596 = 1 :
女騎士輪っか「…悟空…占いババに聞いたのだが…元気玉なるものを放てるって本当か?」
悟空「元気玉ぁ!?」
女騎士輪っか「あぁ」
悟空「…いやでも時間かかっちまうし、それにオラこの世界じゃ気全然集められねぇぞ」
女騎士輪っか「フフフ。なぁにあの世の不思議パワーとやらを借りた私が援護する」
悟空「そんなことできんのか!?」
女騎士輪っか「死んだ身だ。今の私には魔力が無い分、気が全身を包んでいる」
悟空「…よくわかんねぇーけど、やっていいんだな!」ニッ
女騎士輪っか「あぁ!魔王をそれで消滅させよう!」ニッ
597 = 1 :
……
魔神王「消えよッ!!!」
悟空「!」
女騎士輪っか「はっ!!」
気の障壁が悟空達を包む
ガキンガキン!!
悟空「おめぇこんなことできたんか!」
女騎士輪っか「悟空もすぐできるようになるさ!」ハァァァァァァ!
悟空「へへっ!」スッ ギュォンギュオン
魔神王「ちぃ!!」バギュンバギュン
ガキンガキンガキンガキン
女騎士輪っか「ハアアアア!!」
悟空「や、やっぱり小せえぞ!」ギュォンギュオンギュォンギュオン
女騎士輪っか「ハァハァ…!!」
魔神王「ぐっ!!なんだその力は!!」
魔王の両手がみるみる力を溜めるはじめた
悟空「や、やべぇーぞ!」
女騎士輪っか「私の気の結界が切れたら悟空放つんだ!」
悟空「でもよ!」ギュォンギュオン
女騎士輪っか「フフフ。私を信じよっ!」
魔王の両手から凄まじい波動が煌めいた!
バギ バギ バギーーーン……
598 = 1 :
悟空「いっけえええええええ!」ジュオオオオオ
女騎士輪っか「老師様!!、今です!!!!」
老師「……ほい!!!」ムクッ
ポーイ 気の結晶が元気玉を増幅させた
魔神王「なっ!なっ!」
魔神王「ば、馬鹿な!!我は……我は不死身な――」
魔神王「――――――」
………
……
599 = 1 :
ナレーション「長かった悟空の異世界の道が今終わりを迎えようとしている。果たしてその先には……死んでしまった女騎士と行方不明のドラゴンボールは」
600 = 1 :
オッス オラ悟空!
ついに魔王を倒したぞ!これで平和になるんか
って女騎士泣くなよぉ、それにオラまだやり残しがあるだからよ!
次回 さよなら異世界ワールド!
また見てくれよな!
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