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    元スレモバP「飛鳥のいろんなデレがみたい」

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    201 :

    飛鳥「好きな女性のタイプ、日頃の感謝、そして――」

    飛鳥「これではボクが彼に好意を抱いていると思われても仕方ないな……。確かに彼と二人で過ごす時間を愛おしく感じ出してはいるが」

    飛鳥「浴衣だって、出来ることならキミだけに見せたかった。キミしか識らないボクの数だけ、ボクしか識らないキミがいるのだから」

    飛鳥「……また二人きりで何処かへ行きたい、なんてボクの方から求めたらキミは困惑するかな? ふふっ……これぐらいの反抗はボクにも権利があるはずだ」

    飛鳥「声に乗せるだけでは伝えにくい、ボクのリアルな感情を書き連ねてみるとしよう。ボクに文才があるといいんだが」



    [やぁ。これを手にしたキミは今、ボクのことだけを考えていることだろう]

    [近頃キミは口が上手くなったというか、虚言を弄するようになったというか……。言葉を交えても、真意が伝わる前にキミにしてやられてばかりだ]

    [だからここに、手紙という形でボクの心を届けようと思う]

    [キミにやり込められて心の奥底へ追いやられてきたボクの……鬱憤?]

    [いや、積み重ねられたキミへの想い、かな。それをまずは聞いてほしい。そして識ってほしい]

    [ボクにとってのキミが、どれ程までの存在へ変質してしまっているのかを、ね]



    飛鳥「――出だしはこんなところか。先に日頃の感謝の気持ちを書いておこう、それからは……どう書いたものかな」

    202 = 1 :

    飛鳥「……書き終わった。後はこれをどう渡すかだけど」

    飛鳥「手渡し、だとその場でからかわれたりしないだろうか? 無理やり押し付けて離脱したところで、手紙の内容が内容だから誤解を招きやすくなるような」

    飛鳥「そうすると、公共機関に託すのがベターなのかな。ちゃんと読んでくれたのか確認しづらくはなるが」

    飛鳥「その前に、ボクは彼の住所を知らない。住所なんて聞き出そうものなら確実に怪しまれる……むぅ」



    ちひろ「え? プロデューサーさんの住所ですか?」

    飛鳥「えっと、駄目なら別に……」 ソワソワ

    ちひろ「……! ふむふむ、わかりました。担当プロデューサーの住所くらい知っておいた方がいいものね!」

    飛鳥「何か引っ掛かる目つきだけど、教えて貰えるなら、まぁ」

    ちひろ「携帯の連絡先にでも登録しておけば大丈夫かしら? 用意はいい? プロデューサーさんの住所はですねぇ」

    飛鳥「あ、うん……」



    飛鳥「何を察したのかすんなり聞けたな、住所。切手を貼って投函すれば後は待つだけだ」

    飛鳥「しかしPはここに住んでいるのか。あまりこの辺立ち寄ったことないからどんな所なのか想像もつかないな」

    飛鳥「ん? ここに、Pが住んでいる……?」



    「――あ~疲れた、今日も寝て着替えるために帰ってきたようなもんだなくそー」

    「にしても、珍しいものが届いてたな。このご時世に手書きの手紙だなんて。なーんか違和感あるよなあ」

    「どれどれ差出人は……あれ、飛鳥からだ。なんでまた手紙を、というか俺の住所教えたっけ?」

    「ほぼ毎日顔合わせてるのにどうしたんだろう。読まないわけにもいかないし、うーむ」

    「とりあえずひとっ風呂入ってから読むか。はてさて何が書いてあるやら」

    203 :

    まだかなー? まだかなー?

    204 :

    「ふぅ、さっぱりしたし読んでみよう。どれどれっと」

    「…………ほう。ラブレターに見えて実は陳情書でしたーみたいな、それはないにしても出だしだけじゃまだ何とも言えないな」

    「続きは……まずは日頃の感謝を添えておく、だって? ふんふん、アイドルになってから充実してる……遥かな高みのセカイを共に見たい、今度はボクが連れていってあげる、か」

    「あー、何だろう。目から汗が出そう……。昔はそういうことも素直に話してくれたし、俺も真面目に聞いてたっけ」

    「気心が知れてきたのもあって雑に扱い過ぎてたかもな……。相手はまだ14歳だぞ? なんだかんだで子供なんだから、目線を合わせてやるくらいしないと」

    「まあそういうことしたらしたで、子供扱いに拗ねるんだけどさ。めんどくsかわいい奴め。さて続き続き」

    「なになに、……んー。なんだこれ……回りくどくごちゃごちゃ書かれてるけど、つまり俺の好きな女性のタイプを教えろってことなのか?」

    「好きな女性のタイプねぇ。これだけいろんな美女と美少女の集う環境に居ればまあ、誰かしら理想に近い人がいておかしくないわな。俺が男好きでもなければ」

    「アイドルに例えたりしたら納得するかな? それとも好みと言えそうなところを列挙してみるとか。好きな女性のタイプか……わざわざ手紙に書いてまで聞いてきてるし……うん、読み終わってから考えることにしよう」

    「えっと、……もっと二人の時を刻みたい、アイドルとしてのボクが星光の舞台へキミを連れていくから、代わりにキミはボクを一人の少女として新しいセカイへまた連れ出してほしい、か」

    「仕事頑張るからプライベートでサービスしてね、みたいなことが書かれてるぞ。二人でってところがきっと重要なんだろうな。あとはわざわざ一人の少女として、って付け足されてるのが気になる」

    「格好つけたがる飛鳥がしおらしくなった、と捉えるべきか? ……思っていたより、飛鳥の俺を見る目は取り返しのつかないところまできているのかもしれない」

    「飛鳥のデレがみたくてここまで来たわけで、俺は飛鳥を……どうしたいのやら」

    「ぼちぼち返事を考えながら今日は寝るか。手紙は封筒ごと大事に保存しておいて、ってあれ?」

    「この手紙の入ってた封筒、消印がないぞ。さっきの違和感の正体、もしかして……これなのか?」

    205 :

    わくわくするね

    206 :

    あら奇遇ね

    207 = 1 :


    飛鳥「……」 チラッ

    (飛鳥からの視線を頻繁に感じる……。返事を待っているんだろうな、なんて答えたらいいやら。返答次第で飛鳥が飛鳥じゃなくなりそうな……考え過ぎか)

    「……えっと、飛鳥。話があるんだ」

    飛鳥「っ……な、なんだい?」

    「読ませてもらったよ。それで、いくつか答えておいた方がいいかと思って」

    飛鳥「今、ここで?」

    「うん。周りに誰もいないし、都合がいいかなと。それとも俺も手紙にした方が?」

    飛鳥「……いや、手間を取らせるわけにはいかない。何よりボク自身待つことが苦手になりつつあるみたいだ。一日千秋とはよく言ったものだね」

    「そうか。じゃあ遠慮なく、といってもそんなに長々と答えたりは出来ないけど」

    飛鳥「いいよ。……それで?」

    「何というかだな、その……今俺が個人的にどこかへ誘ったりしてるのは、飛鳥だけなんだよ。大人数で何かしようって時も飛鳥がいることを前提にしてる」

    飛鳥「ほんと……?」

    「ああ。俺が今はっきり言えるのはこれぐらいかな。あまり答えになってないかもしれないが、それで察してもらえると助かる」

    飛鳥「……大事なことはいつも言葉にしてくれないんだね。キミは」

    「悪いな、俺もよくわかってないんだよ。……おっと、そろそろ出る時間だ。またな飛鳥、飛鳥が頑張ってくれてるところ、ちゃんとみてるから。それじゃ」

    飛鳥「あぁ……またね、P」




    飛鳥「…………察しろ、か。それが難しいから手紙に頼ってみたんだけどな」

    飛鳥「だが収穫はあった。プライベートでキミに一番近いところにいるのは、ボクなんだよね?」

    飛鳥「察しろと言ったんだ、勘違いとは言わせないよ。……それならボクは、ボク以外へ目移りしないよう誰よりも輝かないといけないな」

    飛鳥「あぁそうさ。キミの好きな女性のタイプがボクだったということも、いずれ気付かせてあげるよ……ふっ、ふふふふ――」

    208 = 1 :

    「……まずったかなあ、帰ってきたら飛鳥の様子がどことなく闇属性のそれに傾いてきてたぞ」

    「もともと蘭子みたく光よりは闇だと自分でも認識してるみたいだけど、それとは違う意味での闇というか」

    「下手するとこのまま闇落ちしてしまうんじゃないか? 闇落ちの使い方ってこれで合ってたっけ」

    「でもまあ、そんな飛鳥からもデレられたいと思う俺は俺で光とは言いがたいよな。よし、>>209で切り替えていくぞ!」


    ※-ED圏内に入ったので累積値を常に表記します

    209 :

    ラジオの仕事

    210 = 1 :

    なんか病ませ過ぎた感ありますね。ヤンデレ飛鳥……うっ、頭が

    211 :

    ブラウザの折り返しのせいで一日千秋(いちにちちあき)に空目した
    いや空目じゃないんだけどね

    212 = 205 :

    ヤンデレは運命なのか?
    ところでヤンデレの子って何か笑ってるイメージあるけど何が楽しくて笑ってるんだろう

    213 :

    まあほら心は病んでるけど表に出すタイプのデレだし、周りからはアレでも
    本人的には幸せだったり、幸せな状態を想像してることが多いから楽しいんじゃないかな?

    214 :

    「ラジオの仕事が入ってたな。付き添って仕事ぶりに変化は無いか見ておこう」

    「今回はゲストがゲストだから都合いいや、いざという時に備えられる。この前は凛に介護されてただの言われてたからなああいつ……」



    飛鳥「――さて、今日のゲストを紹介しよう。今を最もときめいているであろう14歳、森久保乃々だ」

    乃々「ど、どうも……もりくぼです。……ポエムはしなくていいって、聞いて来たんですけど……」

    飛鳥「さぁ、場合によるかもね。キミのポエム帳は収録が始まる前にボクの手へ渡っているから」

    乃々「ひっ、どうして持ってるんですかぁぁ!? また脅されないように隠してたはずなんですけどぉ……!」

    飛鳥「ボクとしては同情を禁じ得ないが、こうでもしないとラジオという場で乃々の存在感が消え失せてしまいかねない、と上から判断されたようだ」

    乃々「むーじーひぃー……」

    飛鳥「新しいネタが披露されたところで、早速お便りコーナーにいってみようか」

    乃々「え、ギャグのつもりとか全然なかったんですけど……あの、違いますから……はい」

    飛鳥「ラジオネーム『大空を超える無限』さんから。二宮さんも森久保さんもご自身を闇属性のように表現されていますが、自分のどの辺を闇だと思っているのですか――か。フッ、なかなか尖った質問が届いたようだね。面白い」

    乃々「全然面白くないんですけど……。もりくぼはキラキラしてる方の前だと、その輝きに存在をかき消されてしまうので……」

    飛鳥「闇は光が差し込んでくるのを防ぐ事は出来ない。だが、強い輝きに飲み込まれるのは闇だけではないよ。太陽という強大な光源の沈んだ夜空を眺めれば、そこには闇と共に無数の星明かりが浮かび上がるようにね」

    乃々「でも……もりくぼは自分だけじゃ輝かない星だから、夜になっても誰にも気付かれないと思います……」

    飛鳥「そんなことないさ。もし乃々が恒星ではなかったとしても、乃々を輝かせるために太陽のような存在が乃々を支えているはずだ。例えばそれは、電波に乗せたボクらの声を聴いているそこのキミ達、そうだろう?」

    乃々「飛鳥さん、もりくぼよりよっぽどポエム得意そうなんですけど……しかももりくぼと違って堂々と……。飛鳥さんこそ、闇っぽくないような?」

    飛鳥「そうかい? ボクは光と相反する影のような生き方をしてきたつもりだが、こうして表舞台に立ってしまっている以上、通用しないか。闇に紛れていたからこそ光を当てられた……なんて、皮肉なものだね」

    乃々「もりくぼも、無理やり光の中に放り込まれた感が……」

    飛鳥「案外ボクらは似ているのかもしれないな、ボクの番組のゲストはそんな人が多いから。引き合うように響き合ったカタチを、リスナーに愉しんで貰えたら幸いだ」



    (飛鳥はあんまり普段と変わらなそうだな。乃々の方は今のところ落ち着いてる、ように見えるけどまだまだ目が離せないぞ)

    215 = 1 :

    それはそうと今日はいよいよ幻聴ではない芳乃さんの声が聴けるんですけど……楽しみなんですけど……

    軽い感じでもりくぼ書き出したら思いの外むりくぼなんですけど……?

    216 :

    いけてるいけてるがんばれ
    もりくぼをむりくりにもにむにしたい

    217 = 1 :

    飛鳥「ラジオネーム『邪気の闇満たす光』さんから。飛鳥ちゃんと乃々ちゃんは同級生ということですが、やはり気が合ったり普段の仲は良い方なのでしょうか――だってさ」

    乃々「……悪くはないと思いますけど、それはもりくぼが勝手に思ってることなので……うぅ」

    飛鳥「つい最近ボクらは仕事を共にしたが、相性は悪くないと思ったよ。お互いグイグイと引っ張られて気苦労が絶えなかったという意味でね」

    乃々「あー……裕子さんと3人でジャングル探検隊しましたね……。いきなり雨に降られたりしましたけど、子リスは可愛かったです……」

    飛鳥「ボクはあまり動物には興味ないな。どちらかと言えば、都会というジャングルに蔓延り群れを成すヒトって生き物の方が見ていて飽きないかな」 チラッ


    (意味ありげにこちらへ視線を寄越してきたな……。乃々から目が離せなくて気付かなかった振りをしておこう)


    乃々「もりくぼは……人を見るのも人に見られるのも苦手だから、ファンの方々がリスみたいな小動物だったら……って思う時があります」

    飛鳥「視線を感じることに苦痛を覚えていた頃もあったが、アイドルになってからは気にならなくなったよ。慣れってヤツもあるんだろうね。乃々は違うのかい?」

    乃々「慣れって何ですか、ってレベルで人前に上がるのがいつも恥ずかしいんですけど……。特に1人でのステージは……むーりぃー……」

    飛鳥「ソロでの活動は誰に気兼ねすることなく自己表現出来てボクは気軽かな。ユニットでのLIVEも、あれはあれで達成感を得られるものだと識ったけど。フッ、こんなボクらが同じ舞台に上がったらどんな音楽を奏でられるだろう?」

    乃々「……2人でですか? できればもっと人が多いと、それだけ他の人に視線がいくので助かるんですけど……。飛鳥さんはもりくぼより背が高いし、後ろに隠れてていいならそれでも……」

    飛鳥「それだと乃々のファンからボクが顰蹙を買いそうだ。ボクとしても、せっかくのユニットで注目を一身に浴びようだなんて無粋な真似はしたくないし、されたくないな……」 チラッ


    (またこっちを向いてるな、でも俺は乃々へ視線でエールを送るのみだ。効果が出てるのかわからんが前よか幾分喋れてるぞ)



    飛鳥「…………」

    乃々「あ、飛鳥さん……? あの、えっと、もりくぼ、変なこと言って、ごめんなさいぃー……」

    飛鳥「えっ? あぁ、いや、無言の圧力を加えようとしていたわけじゃないよ。ラジオなんだから、声を届けないとね……こんなところでいいかな。それじゃあ続いて、ラジオネーム『審判の果ての希望』さんから――」

    218 = 1 :


    「お疲れさん。良かったぞー乃々、割と喋れてたんじゃないか?」

    乃々「この前は、パーソナリティーだったので……。今日はゲストって立場でちょっとだけ気楽ですし、もりくぼがうまく喋れなくても、飛鳥さんが繋げてくれたから……」

    「飛鳥は伊達に普段からラジオ聴いたりしてないからな。それでも今日はもりくぼを生かさず殺さず上手いこと料理してくれたと思う」

    飛鳥「……別に、自分が出来ることをしたまでさ。仕事だからね、当然だろう?」

    (うわぁ態度がツンツンしてる、理由は言わずもがな俺が乃々ばかり見てたからなんだろうなあ)

    乃々「うぅ……もりくぼが足を引っ張って、やりづらかったですよね……。やっぱりラジオなんてむーりぃー……」

    飛鳥「乃々に気を悪くしてるわけじゃなくて、あ、いや……何でもない。お疲れ」 スッ

    乃々「……いっちゃった。飛鳥さん、ああは言ってくれてますけど、怒ってるんじゃ……?」

    「乃々は悪くないってさ。それよりもう少しはっきり喋れるといいんだけどな、今度芳乃と美優さんとでラジオ番組持ってみるか?」

    乃々「そんなことになったら、もりくぼ浄化されて消え去りそうなんですけど……!」

    219 = 1 :

    「うーん、飛鳥の機嫌がなかなか直らないな」

    「あの手紙の件もあるし……仕事頑張るって言ってくれてるのに全然見てやらなかったのはまずかった」

    「でもまだ踏み止まってるというか、それだけで済んでるからマシなんだろう」

    「次は>>220でひとまず様子を伺っていくか……」

    220 :

    夏休みの宿題を手伝う

    221 = 216 :

    チラチラしてくる飛鳥かわいいなー
    この二人の組み合わせがよかった

    しかし飛鳥ってもりくぼよりも5センチも背が高かったんだ
    なんとなく逆のイメージがあった というか飛鳥が小さいイメージがあった 勝手に

    222 :

    チラチラ見てただろ

    223 :

    「夏休みの宿題を手伝ってやるかな。中学2年生の内容ならまあいけるだろ」

    「……でも念のためもう1人くらい呼んでおくか、何事も同じ目標に向かう仲間がいた方がいいよな」

    「それなら年頃も同じじゃないと、こういう時に適役なアイドルといえば?」



    幸子「フッフーン、カワイイボクの到着ですよ!」

    「おー来たか。さあ座ってくれ」

    幸子「ボクに掛かれば宿題なんて、と言いたいところですが、お仕事やレッスンが忙しくてなかなか手を付けられなかったんですよねぇ。お互いこの機会に少しでも終わらせましょう、飛鳥さん!」

    飛鳥「……」

    幸子「あ、あれ? 飛鳥さーん?」

    飛鳥「騒がしいのは嫌いじゃないが、課題くらい静かにさせて欲しいものだね。……2人きりで、とか」 ジトッ

    (幸子も呼んでいたなんて聞いてない、って顔してるなあ。敢えて教えなかったわけだが)

    幸子「えっと、プロデューサーさん? お邪魔みたいなのでボク達はあっちでやりましょうか?」

    飛鳥「!? それではボクが此処にいる意味がないだろう……!」

    「落ち着け落ち着け。俺は手伝えそうなとこだけ手を貸すつもりだから、あっちに行くとしてもそれは俺だな。よし、麦茶でも持ってきてやろう」

    幸子「その調子でプロデューサーさんはどんどん気を利かせてください! ちなみに飛鳥さんはどれくらい宿題に手を付けてあるんですか?」

    飛鳥「恐らく幸子と同じくらいじゃないかな。ラジオでも流しながら涼しい夜に片付けるつもりだったが、どうもこの手の類は机に向かうまでが遠くてね」

    幸子「ボクはそんなことないですが、夜遅くにやろうとすると眠くて頭も冴えないまま時間だけ過ぎちゃうんですよね。あぁ、睡魔に抗えないカワイイボク……」

    飛鳥「なら時間を無駄にしている場合ではないんじゃないか? 口より手を動かすことさ、大方キミも問題集を片付けるつもりなのだろう?」

    幸子「ええまぁ。分からないところはプロデューサーさんに任せるとして、それでは取り掛かるとしましょうか。アイドルを言い訳に宿題をこなせなかった、なんてことにならないようにしませんと!」

    飛鳥「真面目だね幸子は、とはいえ与えられた課題から逃れる口実にするのも格好がつかないか」

    「麦茶持ってきたぞー。ほらさっさと始めた始めた」

    幸子「い、今やるところだったんですよ! 分からないところはしっかり教えてくださいね!」

    「お、ちゃんと自分でやるつもりなんだな」

    幸子「前にプロデューサーさんがボクの宿題を終わらせてくれた時は、字でバレてやり直しになっちゃいましたので……」

    「Oh...」

    飛鳥「……何やってるんだか」

    224 = 1 :

    >>222
    いや、見てないですよ

    余談ですが、ラジオネーム考えるの面倒だったんで中二の感性が好みそうな感じのを引っ張ってきました
    元ネタ知ってる方ははたしているのやら。自分もはっきり思い出せるわけではないですが

    225 :

    「なあ」

    飛鳥「…………」 サラサラ

    幸子「なんですか?」 カキカキ

    「お前らって勉強出来る方なの?」

    幸子「出来ますよ! 成績が悪かったら褒めてもらえないじゃないですか!」

    「動機はともかく幸子は意外と努力家だからなー」

    幸子「意外でもなんでもないです!」

    「それで、飛鳥の方は?」

    飛鳥「……フッ」

    「フッ、じゃなくて。俺としては学力をある程度把握しておきたいんだよ、クイズ番組とかおいそれと起用させていいものかってさ。イメージもあることだし」

    飛鳥「ほう? イメージで語るというなら、キミはボクの学力をどれ程あるべきだと考えているんだい?」

    「そうだなあ。飛鳥がクールな路線で行きたいなら並かそれ以上だな、最低でも平均点は取るみたいな」

    幸子「ボクはもちろんカワイさ以外もトップクラスなイメージですよね!」

    「ポンコツ路線でもよければ、実はお馬鹿キャラって感じに売っていくのもありだけど」

    幸子「完全無視ですか!?」

    飛鳥「愚問だね。適材適所ってものがあるだろう、幸子と違ってボクはバラエティ向きではないのだから、学力を試されるような機会なんて来させないのがキミの手腕じゃないのかな」

    幸子「ボクだってバラエティばかりじゃないですよ! ですよねプロデューサーさん!?」

    「……なるほど。どれ、ちょっとその問題集見せなさい、この場で測ってやる」

    飛鳥「あ、ちょ、やめないか……!」

    幸子「ボクを無視しないでくださいよぉ!」



    飛鳥の問題集の出来をコンマで決めます

    >>226
    00(間違いと空白だらけ)~50(普通)~99(手伝う必要がなさそう)

    226 :

    ふむ

    227 :

    これは……

    228 = 1 :

    「ふーむ。ちょくちょく間違ってそうなのもあれば空白も見受けられるしで、良くもなければ悪くもないってところか」

    飛鳥「うるさいな……勉強に割いている時間を考えれば、これでも上出来だと思うけれどね」

    「テストの前だけ集中すればいいってか? ……不安だなあ」

    幸子「ま、まあいいじゃないですか。アイドルと学業の両立が難しいことぐらいプロデューサーさんならお分かりでしょう?」

    「幸子がフォローしただと……? もしや、おいこら幸子のも見せろ」

    幸子「うぎゃあああ!! 駄目です、いきなりは反則ですってばー!?」

    「いいから見せなさい――あれ、そうでもないぞ。むしろ出来てる方なんじゃないか?」

    幸子「か、カワイイボクは常にカンペキなカワイさを求められるように、勉強でもカンペキなところしか見せたくないんですよ!」

    「普段の勉強量の差かな。ま、幸子ほど勉強もこなしてるアイドルもそういないだろうけど」

    幸子「プロデューサーさん、もっと褒めてもいいんですよ? というか褒めてください! さあ!」

    飛鳥「……今は課題を終わらせることの方が重要だろう? プロデューサーも、口を挟む前に当然ボクらへ教えられるくらいの学はあるんだろうね?」

    「おうとも、暗記系はさすがにあやふやになってそうだがな。見てやろうか?」

    飛鳥「あぁ。それなら、ここなんだけど……」



    幸子(フフーン♪ やっぱり勉強は頑張れば頑張るだけ褒めて貰えますね! プロデューサーさんはもっと素直にボクを褒めてくれてもいいのに……あっ、カワイくない問題が)

    飛鳥「へぇ、手伝いを申し出るだけはあるね。中学レベルならお安い御用ってことか。ここは?」

    「むしろこれぐらい教えられなかったら俺の威厳が残念なことに……えっと、これはな――」

    幸子(……ま、まぁボクは先に解ける問題から終わらせてしまいましょう)



    幸子(うーん……解けそうで解けなくてモヤモヤする。そろそろプロデューサーさんに手伝って貰いますか)

    幸子「あのぅ、プロデューサーさん?」

    「ん? ちょっと待ってな、もしかしたら飛鳥をポンコツ路線へ早々に切り替えた方がいいのかもしれない気がしてきたところなんだ……。そこはさっき教えたこれをだなあ」

    飛鳥「フッ、そうだったね。すまない幸子、臨時講師をデキの悪い生徒へ付きっきりにさせて。キミという手の掛からない優秀な生徒のおかげでボクも捗っているよ」

    幸子「へ? そ、そうですとも、ボクはカワイイだけでなく勉強も出来ますから仕方ないですね! プロデューサーさんは飛鳥さんを見てあげてください!」

    「ああ、あまり見るとこなさそうだけど後で幸子のも見てやるからな。……だーかーらー、そこもさっき教えただろー! わざとやってるんじゃあないだろうな?」

    飛鳥「あるいはキミの教え方に問題があるんじゃないか? ほら、幸子は大丈夫だからボクが理解しきるまでボクの側で教えてくれよ。何度でも――さ」

    幸子(……あれ? どうしてだろう、今だけはカワイくない問題ばかり出てきて欲しい……!)

    229 = 1 :

    「結局ほとんど飛鳥とマンツーマンだったな」

    「もしかして本当にアホの子なのか? それとも俺を拘束するためにわざと……?」

    「……真実はテストの点数だけが知っている、か。今度みんなのテスト結果をリサーチしてみよう」

    「それはともかく、今の飛鳥なら>>230とかしてみてもいいかな?」

    230 :

    旅番組

    231 :

    さちこがかわいそうかわいい

    232 :

    「旅番組……オーストラリア以来かな? 今度は虫のあまり出ないような旅をさせてやろう」

    「とはいえどんな旅をさせたらいいやら。それとなく本人に聞いてみるか」




    飛鳥「旅をするなら、か。フッ、もとよりボクは旅人のようなものさ。未知の世界を手探りで歩んでいる最中だからね」

    「そういうのは今は置いといてだな、旅をするならどこへ行ってみたい? ってことなんだが」

    飛鳥「……ノリが悪いじゃないか、まぁいい。当てがないからこその旅だとは思うが」

    「それじゃあちょっとなあ……」

    飛鳥「? もしや、ボクに仕事として旅をさせる気なのか?」

    「ま、企画段階ってところだ。例えばだけど、一人旅するならどこがいい? 出来れば国内で」

    飛鳥「旅とはニュアンスが違うが、当てもなく彷徨ったばかりなんだ。一人でもなかったが……国内で旅をすることになったとして新鮮味に欠けてしまうな、そんな状態のボクがはたして絵になるかどうか」

    「企画段階だからそんなこと気にすんな。とにかく言ってみてくれ、案外通るかもしれないぞ」

    飛鳥「それはそれで困るんだけどな。ふむ、それなら――>>233なんかどうだろう」

    233 :

    北海道

    234 :

    飛鳥は蟹が好きそう

    235 = 1 :

    「北海道か。ご当地の食べ物も美味そうでいいかもな。今なら雪もさすがに積もっていないだろうし」

    飛鳥「あくまで一例さ。旅の目的を設定するならキミはどうする?」

    「んー、食べ歩き……は他に適役がいるよな。もっと当て所ない方がいいだろ?」

    飛鳥「まぁね。道無き道を進み、辿り着いた先で一体何を得られるのか。あるいはその過程で既に何かを得ていたのか」

    「自分探しの旅、みたいなもんだよなあ。残念ながら番組のコンセプトにするのは難しい」

    飛鳥「理解ってるさ。でも一人旅なんてそんなものだろう? 脚本の用意された旅なんかにボクは出たくないな」

    「それも一理あるか、うーん。もともとアイドルに一人旅させるってのが無理があるのかもしれない」

    飛鳥「なぁ、一人旅をするとしても本当に一人になるわけじゃないんだよね?」

    「そりゃ撮影から何まで一人でさせられんしな。それと、ただでさえ若い女の子なんだからもしものことがあったら大変だ」

    飛鳥「なら、またキミもついてきてくれるんだ」

    「俺? いやあ、どうだろう。この前は五人だったし、飛鳥一人にずっと付き添えるかと言われたら」

    飛鳥「……ボクを心配してくれているんじゃなかったの?」

    「心配するさ。でも飛鳥が無事なら見守るのが俺じゃなくてもいいとは思ってる」

    飛鳥「ボクは……ボクが安心して背中を預けられるのはキミだけだ。キミのいないセカイを旅してこいだなんて……」

    「ほ、ほら。可愛い子には旅をさせろとか言うだろ? 飛鳥は俺がいないところでもやっていけるって」

    飛鳥「キミと共に歩けないセカイに、興味なんか無いよ……」

    「飛鳥……?」

    (うう、どうしたっていうんだ。瞳がうっすら潤んでるように見えるし、飛鳥らしくない――というかなんで俺が別れ話振ったみたいな気持ちにならなきゃならんのだ……)

    飛鳥「…………。フフフ、どうしたんだい面食らった顔をして。らしくない、とでも思ってたんじゃないのか?」

    「!? おまっ、まさか演技か!?」

    飛鳥「さぁ、どうだろうね。だがキミが少なからずボクを心配してくれていたということは伝わったよ」

    「当たり前だろう! というか、そこを疑われるのは心外だぞ?」

    飛鳥「普段の行いが悪いのさ。それが嫌なら、ボクをおざなりにしないことだ……いいね」

    「そんな風にしてるつもりはないけど、例えばどうして欲しいんだよ?」

    飛鳥「そうだな、それこそ北海道への旅行でも誘ってくれたらボクはキミを見直そう」

    「日帰りで帰れる気がしねえ! ……わかったわかった、近いうちにまたどっか連れてってやるから。それなら一人旅の仕事でも頑張ってくれるか?」

    飛鳥「期待には応えるよ。その言葉、忘れないからね。P」 サッ

    「あ、おい。……行っちまった」

    (うーん、言質を取られた感じになってしまった。しかしまあビジュアルレッスンの成果なのかあれ、親がいなくても子は育つというかなんというか)

    (……あの手紙のこと、はっきり返事しなかったツケが回ったかな。俺に背中向ける前の飛鳥、絶対あれ口元緩んでたよなあ。無下にするのは可哀想か)

    (まあ、その分頑張ってくれるってんならお安い御用だ。俺も安心して飛鳥に仕事を振ろう)


    その後、北海道をヒッチハイクで一周する企画が通ったとか通らなかったとか

    236 = 1 :

    「ふぅ、後のことは上の判断をあおいでからにしよう」

    「それより飛鳥だな。視線が何かを訴えてきてるのを気付かないふりするのも面倒くさくなってきた」

    「待てよ、ここで素直に屈服してやるべきなのか? 味を占めて仕事振るたびにおねだりされるようになったら」

    「……それはそれでありだな! いやいや、何言ってんだ俺は。ともかく次は>>237でいってみようか」

    237 :

    映画に誘う

    238 = 1 :

    映画館ってどの程度のイチャつきなら周りにばれずにいられますかね(半ギレ

    239 = 237 :

    手ぇ握ったりする程度なら余裕余裕

    240 :

    太ももに手をだな
    その後の言い訳? しらん(逆ギレ)

    241 :

    混み具合と映画の内容、座席位置にも左右されるからなぁ
    とはいえごそごそしてるのは案外分かる

    242 :

    ガラガラの映画館なら…ねぇ…

    243 :

    きっと飛鳥なら流行に逆らってガラガラのマイナー映画に連れてってくれるよ(期待)

    244 :

    映画…

    245 :

    「映画に誘ってみるか。昼間に出掛けてもまあそこそこ周りを気にせずに楽しめるからな」

    「今上映してるのでいうと……某怪獣の新作か。でも飛鳥はそういうのに興味なさそうだ、候補からは外しといた方が無難だな。何を観るかは映画館に着いてから決めよう」



    「飛鳥、今度のオフに出掛けよう」

    飛鳥「っ! 本当かい? 今度はどんなセカイへ連れ出してくれるんだ?」

    「セカイって言うほどのもんじゃないぞ。映画でも観に行こうかと思ってさ」

    飛鳥「映画、ということは映画館だね。何か鑑賞したい作品でも?」

    「いいや、特には。面白そうなのを適当に観てこようかなと」

    飛鳥「……まぁ、悪くはないんだが……計画性が感じられないな。その後は?」

    「後? 後って言われても、そうだなあ」

    飛鳥「適当に上映している映画を観て終わり、だなんて言うつもりはないだろうね? せっかくのオフをキミと過ごせるというのに……」

    「……あんまりゆっくりと過ごすわけにもいかんだろ? 近くの喫茶店で感想を言い合いながら2人でお茶するとかさ、俺とお前の立場では、な?」

    飛鳥「ふぅん。キミは周りの視線を恐れてボクと過ごす時間を最小限にとどめたい、と」

    「飛鳥も無名とは言い難いしな。例えばそのエクステとか、変装しててもあまり意味ないんじゃないか?」

    飛鳥「む……ボクにこれを、エクステを外せとキミは言うのか?」

    「そういえば外した姿を見たことなかったな。エクステ外せば俺も遠目からじゃすぐには気づかないかも。それなら映画を観終わった後のことも考えるよ」

    飛鳥「…………いや、まだ駄目だ。いつかエクステを付けてないボクの姿をキミに見せたいとは思っているが、それはもっと大事な時であるべきなんだ」

    「そうか? まあ、俺はそれでもいいけど」

    飛鳥「要はボクとキミが2人でいても気にならない空間さえあればいいんだろう? 映画を鑑賞するのも、その後に感想を言い合ったりするのも、周囲と隔絶された場所なら心置きなくボクらは共に過ごしていられる」

    「っつったってなあ、そんな所が事務所以外にあるかどうか」

    飛鳥「あるさ。一つだけ、オールクリアにすることが可能な場所が」

    「ほう? そんなに個人スペースが充実した施設なんかあったかな……で、映画を観れて感想も言い合えて周りの視線も気にならない場所ってのはどこにあるんだ?」

    飛鳥「灯台下暗し、ってヤツさ。念のため確認しておきたいんだが、キミの部屋にはDVDプレーヤーぐらいあるよね?」

    「…………、ん?」

    246 :

    飛鳥の部屋でもいいんじゃないかとかふと思った
    むしろ飛鳥の部屋に行きたい

    全然関係ないけどシン・ゴジラは超傑作なのでみるべき

    247 :

    飛鳥の部屋で深呼吸してジト目で見られたい

    248 :


    ピンポーン

    「本当に来ちゃったよ。って今何時だ? ……無視するわけにもいかないか」

    飛鳥「やぁ。おや、気だるそうだね。寝起きなのか?」

    「来るにしたって朝9時に来る奴があるかなあ。そもそも昼過ぎに来る話じゃなかったか?」

    飛鳥「ここがキミの生活空間か……」

    「聞いちゃいねえ。おいこらこれから片付けるとこだったんだぞ、そこに座って待ってなさい」

    飛鳥「ボクのことはお構いなく」 ゴソゴソ

    「フリーズ! 飛鳥、両手をあげてこっちを向くんだ。いいか、ゆっくり、そう、その調子だ」

    飛鳥「フッ、キミにも見られたら困る物があるんだね。まぁいい、今は大人しくしておいてやろう」

    「不用意に物色したらつまみ出すからな、ったく。それで……何でこんなに早く来たんだよ、って今の飛鳥見れば何となく察するけども」

    飛鳥「キミのセカイのありのままをこの目に映したかったんだよ。予定時刻を午後にすれば、午前を片付けに充てると思ってさ」

    「散らかった男の部屋なんかにわざわざ来て何が楽しいのかね」

    飛鳥「ボクにとってはたしかに異空間だ、だがそれがいい。ここは言わばキミのパーソナルエリア――そこへボクを招き入れた事実こそが重要なんだ。理解るかい?」

    「追い出していいなら追い出すぞ?」

    飛鳥「まぁそう言わないでくれ、ボクは気にしないがそれでも部屋を片付けたいというなら手伝うから」

    「はあ……もういいや、とにかく静かにしてなさい。俺の予定ではパパッと片付けてから昼飯調達がてら、今日観るものを借りてくるつもりだったんだぞ?」

    飛鳥「とすると、今このDVDプレーヤーはブラックボックス……。なぁ、大人しくしているから中身を観てても」

    「いいぞー、その間にこっちは色々準備済ませるから」

    (DVDなら観られてマズイものは持ってないはずだし、飛鳥の視線も固定できてちょうどいいや。にしても中に何が入ってたっけ……心配になってきたな)

    「飛鳥、やっぱりちょっと待っ」

    飛鳥「どれどれ……っと」 ピッ

    249 = 246 :

    そこには巨乳アイドルのIVが…!

    250 :

    飛鳥「…………ボクのLIVE映像?」

    「え? あ、ああ。俺はいつも裏にいるから、観客席から観たお前達がどう映ってるかこうやってチェックしたりするんだ」

    飛鳥「そ、そうか。仕事の一環……なんだ。ふぅん……」

    (なんだか俺が家でも飛鳥のことばかりを考えてるみたいな感じになってるな。他のアイドルやユニットの映像もあるのに、どうしてこんな時に飛鳥のソロ映像が……!)

    飛鳥「……。本当に仕事のためだけ?」

    「それ以外にどんな理由で、担当のLIVE映像をチェックせにゃならんのだ?」

    飛鳥「それは……ボクの口からは、その」

    「おい、どういう意味だ若人よ」

    飛鳥「……」

    「よーし予定を変更する。今すぐ何か借りてくるからそれまで、あー、部屋の物を無闇に触らず待ってること。いいな!?」



    飛鳥「……はぁ、何が出るか面白半分といったところだったが、期待を裏切らないな……キミは」

    飛鳥「さてと。図らずも部屋に1人残されたこの機会、みすみす逃す手はない。まずは――」

    飛鳥「…………」ポフッ

    飛鳥「ボクがこの部屋に存在していた痕跡を残すとしよう。1つの夜も越せない微かなものだろうが、今夜ぐらいならボクの夢を見て貰えるかな」

    飛鳥「……。キミの匂いがするな、このベッド。って何をボクは志希みたいなことを……」

    飛鳥「…………まずい、妙に安らぎを覚える。早起きした反動もあって……眠ってしまいそうだ。戻ってくる前に、まだしておきたいことが、ある……のに」



    「帰ったぞー。ついでに飛鳥が飲めそうなジュースも……ん?」

    飛鳥「…………zzz」

    「人ん家のベッドでスヤスヤ寝てらっしゃる……まあいいか。起きるまで慎重に部屋を片付けてよう」


    このあと滅茶苦茶飛鳥も楽しめそうなB級映画観た


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