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    元スレモバP「飛鳥のいろんなデレがみたい」

    SS+覧 / PC版 /
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    501 :

    まだかね

    503 :

    予定外に忙しくなったりで今年中は無理そうです……

    代わりにもなりませんが年末恒例(?)の今年書いたSSです、お納め下さい


    飛鳥「どうしてボクは"くん"付けされるのか」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461143687/

    モバP「涙目の飛鳥が見たい」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461850833/

    飛鳥「恋人にしたくない女性?」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464348414/

    飛鳥「P、いいよ、ボクを壊して」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463667436/

    飛鳥「ファミチキください」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465320464/

    飛鳥「ボクがエクステを外す時」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462280268/

    モバP「芳乃が甘噛みしてくるようになった」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467126192/

    梨沙「こういう格好のがいいんじゃない?」晴「!?」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467990493/

    モバP「俺、蘭子がほしいんだ」蘭子「!?」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469890233/

    モバP「神崎にゃんこリターンズ?」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477925124/

    504 :

    続きを…

    505 :

    たのむよー

    506 :

    限定飛鳥が来てくれなかったりもしたけれど、私は元気です

    一旦書けない期間が続くとそのままモチベがどこかへ行ってしまいますね
    そんなに長くもないですが、構想自体は出来てますので今しばらくお待ち下さい

    バレンタインまでには終わらせたい……

    508 :

    そろそろきてくれないとうんこ漏らすぞ

    509 :

    一回長く空けてしまうと疎かになるからなあ。

    510 :

    もうダメだ…エターなってしまうんだ…

    511 :

    (あんなに飛鳥のデレがみたかったはずなのに、ほんと勝手だよな)

    「俺は所詮、飛鳥の嫌っているオトナの一人に過ぎないんだよ」

    飛鳥「そんな事ない……どうしてボクを拒むの……?」

    「俺はプロデューサーで、飛鳥はアイドルだからだ」

    飛鳥「じゃあ、ボクがアイドルを辞めたら……キミの隣に居られるのかな……?」

    「……飛鳥がアイドルじゃなくなったら、当然寮には置いておけないから実家に戻ってもらうことになる。そうなれば気軽に会うこともなくなるだろうな」

    飛鳥「……。どうしてもキミは、ボクを拒絶するんだね」

    「憎まれこそすれ、好意を抱かれる資格なんて俺にはもうないんだ。ごめんな」

    飛鳥「……ぐすっ、う……うぅぅ……………」

    「……すまん。どう償っていいのかわからないけど、俺にはこうすることしか出来ない」

    (これでいいんだ、こんな俺が飛鳥の未来を縛っちゃいけない。……どうしてもっと早くに退かなかったんだろう)

    飛鳥「償いなんて、いらない……。キミの側に居られたら、ボクはそれで良かった……のに……」

    「……」

    512 = 1 :

    飛鳥「あの日々が……すべて泡沫の夢だと気付くはず、ないだろう? ……夢……? そう、か……」

    「?」

    飛鳥「……ボクは、アイドルだ。ヒトに夢を見せるのが、キミに与えられたボクの存在理由なら……この夢の続き、見せてあげる。永久に見ていたくなるような、醒めることのない夢を……」

    「飛鳥? 何を考えて……おわっ!?」 ドンッ

    飛鳥「……」

    (押し倒された? どこにそんな力が……)

    飛鳥「夢から目覚めるのは朝、そうだろう? 明日の朝までに、キミをこの夢の虜にさせてみせるから……今宵はボクに時間をくれないか? 夜更かしは……得意なんだ」

    「……といっても、俺に何をするつもりだ?」

    飛鳥「何でもするさ。キミが……夢の続きを見たいと望んでくれるようになるまで」

    「何でもって、お前なあ……」

    飛鳥「……頼むよ。このままじゃ終われない、終わらせたくないんだ……。キミがボクにそうしたように、ボクにもそうさせてくれ。一晩でいいから。……一晩なんて、今までの日々からすれば大した時間でもないじゃないか」

    「…………。それぐらいさせなきゃ、納得しないか。わかったよ、今晩だけは飛鳥の言うことを何でも聞こう」

    飛鳥「うん……。もう二度と、醒めない夢にしてみせるから。ねぇ、P――」

    「――」



    513 = 1 :



    ちひろ「――飛鳥ちゃん、今日も来ませんでしたね」

    「……そうですね」

    ちひろ「体調不良とは聞いてますけど、こう長引いてると……お見舞いには行かれました?」

    「いえ、何も。よほど容態が悪いようなら寮長さんから連絡くるはずですし」

    ちひろ「そういうことじゃなくてですね。弱ってる時こそ顔を見せに行ってあげたら、飛鳥ちゃんだって喜んでくれますよ」

    「……飛鳥は俺の顔なんて見たくないと思います」

    ちひろ「えっ? どうしてですか?」

    「どうしてって、そりゃあ……何となく、ですけど」

    ちひろ「飛鳥ちゃんが一番心を許してるのはプロデューサーさんなんですから、もっと自信持ってください! 急にどうしちゃったんですか?」

    「いえ、別に。…………あの、ちひろさん……実は」 ~♪

    ちひろ「あ、すみません電話きちゃいましたね。少し待っていただけますか?」

    「い、いや……いいんです。お先に失礼します……」

    ちひろ「? っとと、誰からかしら……あら? もしもし、飛鳥ちゃん?」



    「はあ……俺のせいなんて言えないよなあ……」

    (俺が飛鳥を受け入れなかったからこんなことになってるなんて、どう説明したらいいんだ?)

    (そもそも飛鳥が立ち直って事務所に来たら終わりか……いや、飛鳥はそういうの吹聴するような奴じゃないな)

    (やっぱり飛鳥が俺のことを割り切れるようになるまで、ううん……むしろ俺があの事務所から離れるべきなのかもしれない……ん?)

    (俺の部屋の前、誰かいる?)

    514 = 1 :

    続きは3日以内になんとか……

    516 :

    あくするんだよ!

    517 :

    (あれは……もしかしなくても )

    飛鳥「……」

    (飛鳥、だよな。俺を捕まえるためにこんなとこで待ってたのか?)

    (……なんて声掛けよう。あの日以来顔すら見れてなかったし……ええい、考えたって仕方ない!)

    「……飛鳥?」

    飛鳥「……? あぁ、お帰り。少し……待たせてもらったよ」

    「と、とにかく中入れ。寒かっただろう? すぐに温かいものでも淹れるから、な?」

    飛鳥「うん……悪いね」

    (? 元気がないな。いやある方がおかしいんだけどそうじゃなくて何だか違和感が、気のせいか?)


    飛鳥「……ふふっ、懐かしく感じるな。キミの香りと色に支配されたこの空間……もう踏み入れることも無いのかとも思ったが、通してくれて……感謝するよ」

    「気にするなって。えっと温かいもの、コーヒー飲むか? ちゃんとミルクもシロップもあるぞ」

    飛鳥「ありがとう。でもいいんだ、あまり時間も……無いことだし」

    「夜遅いってことか? それなら寮長さんには俺から話をしておくさ。身体を温めるぐらいの時間を惜しむなよ」

    飛鳥「…………理解った。何でもいいよ、本当に」

    (やっぱり何か妙だ。さっきは暗くて気付かなかったけど顔色も良くないみたいだ。体調が悪いならさっさと帰した方がいいんだろうけど、まだ何も聞いてないしな……)

    518 :

    いったいどうなってしまうんだわくわく

    519 :

    一夜の夢……体調不良……あっ(察し)

    520 :

    飛鳥「……」

    「待たせたな。ほらこれ、温まるぞ。飲みやすくしといたから」

    飛鳥「……」

    「おい、飛鳥?」

    飛鳥「ん……あぁ……」

    「眠いのか? ほら、置いとくぞ」

    飛鳥「……ありがとう……P」

    (なんだ? ちょっとしか目を離していないのに)

    飛鳥「…………ぁ」 ゴトッ

    「!? 大丈夫か、ってそっちに倒れたらやけどするぞ!」 グッ

    飛鳥「………………」

    「なあ、やっぱり具合でも悪いんじゃ……」

    飛鳥「P……? このまま……少し、いいかな?」

    「このまま? で、でも」

    飛鳥「キミの腕の中なら……いい夢を、ずっと……見ていられる気がするから」

    521 = 1 :


    ねぇ、P。ボクはキミとの日々を忘れられないんだ。ボクから離れていったキミを、ボクを置いて夢から醒めてしまったキミのことを……。

    もう、戻ってこないんだよね。現実へ戻ったキミがそう望んだのだから。帰ってこない日々を追憶しては、胸が張り裂けそうさ。

    何度も夢に出てきたよ。幻の時間であろうとも、確かにボクにとっては幸せな瞬間だった。朝も昼も夜も、キミを想っては夢の世界に逃避するようになったよ。

    だがいつもキミの夢を見られる訳じゃなかった。頑張ったのに拒絶されたあの夜がリフレインすることもあったんだ。……眠るのが怖くもなったけど、眠らないとあの日々は蘇らない。

    だからボクは、賭けをすることにした。幸せな夢にたどり着けるかはわからない、でもキミを失った世界に取りこぼされているよりは、ずっといい。


    少しでもキミの声を、キミの匂いを、キミの感覚を、近くで感じながら落ちていけば――


    また、夢の日々に出会ったキミと、ずっと一緒にいられるかな……ってね。

    522 = 1 :

    飛鳥「…………」

    「おい、飛鳥、起きてくれ! どうしたっていうんだ!? くそっ……ん?」

    (飛鳥の持ってたバッグ……この中に何か飛鳥がこうなった原因があったりしないか……?) ガサガサ

    「…………え、薬……? ……もしかして睡眠薬、しかもこんなに使ったのか!? なあ、飛鳥!!」

    飛鳥「……ごめ、ん…………」

    「こんな量を一気に使ったら……! き、救急車! いやこっちから向かった方が早いか!?」

    飛鳥「……………………」

    「飛鳥! だめだ寝るな、少しでも薬を吐き出さないと! 飛鳥、起きてくれ!」

    飛鳥「………………ボク、は……」

    「飛鳥、頼む、このままじゃお前……」

    飛鳥「……の…………続き、を……見た…………い…………んだ」

    「っ…………」

    (俺が突き放したりしたから、飛鳥はこんなことに……? やっぱり俺があの時……)

    飛鳥「…………」

    (現実を捨ててでも夢の世界に浸って、その方が飛鳥にとって幸せだっていうのか……?)

    飛鳥「……」

    「なあ、そうなのかよ…………飛鳥……?」

    523 = 1 :

    ----
    ---
    --


    ちひろ「えーっと、今日のみんなの予定は……」

    蘭子「あ、あの……!」

    ちひろ「蘭子ちゃん? おはよう、でも今日はオフじゃなかった?」

    蘭子「そう……ですけど、その……」

    ちひろ「残念だけど、まだ何も手掛かりすら掴めていないのよ。プロデューサーさんも、飛鳥ちゃんも」

    蘭子「……芳乃ちゃんは? 芳乃ちゃんなら、見つけてくれるかも……!」

    ちひろ「そうね……プロデューサーさんなら見つけられるかもしれない、とは言っていたわ」

    蘭子「本当ですか!? なら――」

    ちひろ「でもほとんど探れないそうなの。感じ取れるのはきっとどこかで生きている、ってことだけ」

    蘭子「そんな……! それなら、飛鳥ちゃんは……?」

    ちひろ「…………」

    524 = 1 :

    「……着いたぞ、飛鳥。俺の故郷だ。いつか連れてけって言ってたよな、お前」

    飛鳥「……」

    「何もないとこだろう? こんなとこ来てもつまらないと思うけどなあ」

    飛鳥「……」

    「ま、空気ぐらいは東京よりマシかもな。窓ちょっと開けるぞ、なに冷える前に閉めるからさ」

    飛鳥「……」

    「どうだ? 東京のより少しは澄んでるだろ? 地元から離れてみないとわからないもんだな」

    飛鳥「……」

    「飛鳥はまだ東京に来て日も浅いし違いがわかりにくいか。ははは……」

    飛鳥「……」

    「……」

    飛鳥「……」

    (あれから俺は夢の世界へ引きこもった飛鳥を病院には連れて行かず、助手席に寝かせて旅をしている)

    (入院すればすぐに目が覚めるのかもしれない。でも覚めたところで飛鳥は現実の世界を嫌がるだろう)

    (治療して目を覚ました飛鳥へかける言葉が思いつかなかった。俺はまた飛鳥と向き合う時が来るのが怖いんだ。俺のせいで飛鳥は今も夢を見ているのだから)

    (……そんな逃避行も終わりが近い。栄養のとれない飛鳥を外へ引きずり回していてはいつか死んでしまう)

    (せめて夢の中では幸せでいられるように、こうして飛鳥の来たがりそうなところを転々としてみているが……今のところ起きそうな気配はない)

    (手遅れになる前に病院へ連れて行こう。もしくはもう手遅れなんだろうか。そしたら俺は何かの罪で捕まるかもしれない。こんな状態の飛鳥を連れ回してるんだ、捕まらない方がおかしい)

    (でも俺にとっては捕まった方が飛鳥と向き合わずに済んで良いような気さえしている。シンデレラではなく、眠り姫となってしまった彼女にしてやれることなど俺にはもう何もない)

    (一つだけあるとすれば、たとえ飛鳥が起きてまた夢の世界に逃げることを選んでも幸せでいられるように、今のうちに少しでも楽しい思い出を作ってやることくらいだ)

    (俺の故郷に連れてこられたことなんて起きたら覚えてないかもしれないが……楽しい夢なら覚えているに違いない。飛鳥も今、夢の中の俺と俺の故郷に来ていたりはしないかな)

    「どうなんだ? 飛鳥」

    飛鳥「……」

    「……そうだよな。じゃあ、そろそろ行こうか。次が最後な。じゃないとお前、夢すら見れなくなっちまうから……そうだな、どこにしよう」

    飛鳥「……」

    「窓、閉めるぞ。冷えたか? ほら、俺のジャケットも貸してやるよ。これなら寒くないだろ」

    飛鳥「……」

    「……。ごめんな、飛鳥」

    飛鳥「……」

    「…………ごめんな、飛鳥……」





    -ED

    終わり

    525 = 1 :

    ガバルールで安価コンマなんかしたらいけないと思いました まる

    去年はこのスレ含め飛鳥ばっかり書きました。このスレも完結できたので思い残すことはないです(?)

    遅れた分、オマケとして旅館での夜のシーンだとかもし突き放さなかったらとかも書いてみたかったですが、エタる前に締めましょう

    ここまでお付き合いくださりありがとうございました

    526 :

    ナイス判断>エタる前に締め

    527 :

    完結してよかった乙

    528 :

    ここまでやってきてこれかという、酷い結末だ!
    いいエンディングだった
    次回作も楽しみにしてる

    529 :

    おつおつ

    530 :

    おつ

    531 :

    読んだよ
    ありがとう


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