私的良スレ書庫
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元スレにこ「きっと青春が聞こえる」
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絵里「……ねえ。あの子、本当に入れなきゃだめなの?」
にこ「この六人で、って言ったのはあんたでしょうが」
絵里「そうなのだけど……」
いや、絵里の言いたいこともわかる。
なんせ穂乃果、花陽以上についてこれていない。
ステップは覚えられずリズムはめちゃくちゃ、挙句の果てにすぐ息切れ。
一体全体なんでこの子がμ'sのリーダーやれてたの? ってレベル。
絵里「なにが足りないって言うなら、モチベーションでしょうね」
にこ「モチベーション?」
絵里「彼女、自分がなんでこんなことしてるのかもわかってないんじゃないかしら」
にこ「だからそれはあんたが……」
絵里「じゃなくて、そもそもの話。なんで自分がアイドル研究部に勧誘されたのか、よ」
にこ「…………」
μ'sのメンバーだったから。
それが理由として通用しないことくらいは、わかる。
絵里「そういう点では園田さんや南さんも同じだけれど……」
絵里「彼女たちには、少なくとも『今』ここにいる理由はあるようだしね」
にこ「……わかるの?」
絵里「彼女らの様子を見ていれば。なんとなくだけれど、ね」
にこ「そう……」
ぎこちないなぁとは見ていて思うけど、私にはそこ止まり。
彼女らが――特に海未が、なぜこうして練習に来ているのか、想像もつかない。
――私、あの子たちのこと、なんにもわかってないんだ。
絵里「……だけど、だめなんでしょ?」
にこ「へ?」
絵里「園田さんや南さんもそうだけど。高坂さんもアイドル研究部に入れないと」
絵里「八人のうちのひとり、なんでしょ?」
にこ「あ、それって……」
希の占いに出てた八つの光の話?
なんで絵里が、とも思ったけど、そもそもあれは絵里や希を占った結果か。
当の本人が聞いていたとしてもなんらおかしい話ではない。
絵里「なら、やるしかないじゃない。文句なんて言ってられないわ」
言いながらその場を立ち去る絵里の横顔は、とても力強くて。
意志の固さがありありと伝わってきた。
だからこそ、不思議に思う。
にこ(この子は、なんでこうも……煽るようなやり方をするのよ)
かつて絵里は花陽に言った。
絵里『入るつもりがあったから、よ』
入るつもりの人間が、なぜあんなケンカを売るような真似をしたのか。
――なんだ。私、絵里のこともちっともわかってない。
着々と集まる人数とは裏腹に、私たちは、まだ全然ばらばらのままのような気がして。
それは、次第にわかりやすい形をとり始めた。
>>359
しねキチガイ
しねキチガイ
>>360
死ね
死ね
にこ「穂乃果がいなくなった?」
ことり「はい……」
海未「帰りのショートホームルームまではいたのですが……」
にこ「…………」
絵里のレッスンが始まって三日目。それは前触れもなく訪れた。
というか、訪れなくなったって言うのが正しいんだけど。
ことり「帰っちゃった、のかなぁ……?」
海未「まさか、いくら穂乃果といえどこんな逃げるような……」
かばうように否定しながらも、海未は言葉尻を濁す。
なにか思い当たる節でもあったのかもしれない。
凛「だけど、急に用事ができたとかかもしれないにゃ?」
海未「可能性としてなくはありませんが……」
ことり「そういう場合、ちゃんとメールなんかは入れてくれてるから……」
凛「メール……来てないにゃ?」
海未「…………」
ことり「…………」
沈黙は、なによりもたしかな肯定だった。
花陽「と……とりあえず、準備運動だけでも始めませんか?」
花陽「絢瀬先輩が来る前に体はあっためておかないと……」
にこ「や、そういうわけにもいかないでしょ」
にこ「絵里には六人でって言われてるわけだし。放ってはおけないわ」
花陽「だけどそれって……ランキングに載るメンバーが六人で、ってことですよね?」
花陽「六人揃わなきゃ練習できないって言われてるわけじゃないですし……」
にこ「それは、そうだけど」
ちょっと冷たくない? なんて、思わないでもない。
一蓮托生……とまではまだいかないものの、一応もう同じ場所を目指す仲間なわけだし。
その仲間が練習に来ないのに、知らんぷりするなんて――
絵里「ごめんなさい、遅れてしまったわ――あら?」
希「お疲れさまー。……ん? 絵里ちどしたん?」
にこ「あ……」
私たちが答えを出すより早く、タイムリミットが顔を出してしまった。
絵里「ひとり、足りないようだけど?」
にこ「えっと、それは……」
絵里「高坂さんはどうしたの? 昨日一昨日はこの時間には集まっていたじゃない」
ぐるりと屋上を見渡す絵里。
一人一人と目を合わせ、その皆が皆一様に目を合わせようとしない様子を見て、彼女は察したようだった。
絵里「……来ていない、のね?」
質問しているようで、それは答えを求めるものではなくて。
ただ、私たちに現状を認識させるためのものだった。
絵里「……そう。なら今日の練習はなしね」
花陽「えっ……」
驚いたのは花陽である。
絵里「言ったでしょう? 条件はあの六人。一人でも欠けることは認められないわ」
花陽「それは……あくまで、ランキングに載るメンバーが、という話だったはずです」
花陽「一人足りないから練習もできない、なんて――」
絵里「来るの?」
花陽「――え?」
絵里「来るの? 高坂さんは。明日から」
絵里「今日何事もないようにここにいるメンバーだけで練習して」
絵里「来れるの? 高坂さんは」
絵里「病気とか、急な用事とか。そうだったのなら構わない」
絵里「だけど、もしも「そうじゃなかった」場合――」
絵里「今日何もしないで、明日から、彼女は来るの?」
花陽「…………」
絵里「――やるからには、なあなあで済ませるつもりは、私にはないわ」
花陽「そ、それは私だって……」
絵里「…………」
花陽「……なん、ですか?」
絵里「……いいえ」
絵里「とにかく。一人でも欠けているのなら私からのレッスンは中止」
絵里「明日は全員揃っていることを願うわ」
にこ「あ、ちょ、……もう」
有無を言わさぬうちに、絵里は屋上から姿を消した。
希「なんて言うか、ごめんね」
にこ「なんで希が謝んのよ?」
希「絵里ちがあそこまで頑なになっちゃった原因の半分くらいは、うちの占いのせいみたいなんよ」
にこ「それって……例の?」
希「うん、八つの光」
希「そんなにこだわらなくても、集まる人だけでやればいいんじゃないかなって、うちは思うんだけどね」
希「あ、でもにこっちとしても大事な八人なんだよね」
にこ「そう……ね」
そう、大事。
大事な――九人。
凛「何の話にゃ?」
にこ「あ……こっちの話、こっちの話」
凛「?」
にこ「なんにせよ、まずは穂乃果よ穂乃果」
にこ「あの子ったら、一体どこ行っちゃったのかしら……」
ことり「あのぅ、そのことなんですけど」
おずおずと挙手をしたのは、ことり。
ことり「穂乃果ちゃんがどこに行ったのか、ひょっとしたらアテがあるかもしれないです」
にこ「ほんとに?」
ことり「はい、今日のお昼の時、ちらっと話題に出てたんですけど……」
海未「あ、ひょっとしてあの話ですか」
ことり「うん。なにか用事があって、とかじゃないなら、たぶんあそこじゃないかなって思うの」
にこ「どこ? それって」
ことり「はい、それは――」
――――――――
――――――
――――
【Side:穂乃果】
穂乃果「いただきまー……す!」
ぱく、っと一口。すると、ふわぁってやわらかーい匂いが口いっぱいに広がる。
穂乃果「んー、うまい! やっぱりパンは焼きたてが一番だね!」
思わず叫んでみたものの。
ベンチに座る私の両隣には、返事してくれる人は誰もいなくて。
穂乃果「はぁ……やっちゃった……」
自分のやったことを、今更ながらに後悔。
穂乃果「うう……だってだって、ことりちゃんがお昼に「おいしいパン屋さんが開店した」、なんて話するから――」
――誰に言い訳してるんだろ、私。
そんなの関係ないって、自分が一番わかってるはずなのにね。
温度差に、耐えられなかった。
練習についていけないとか、一人だけいつまでもへたくそなままとかそういうのは……ちょっと関係あるけど、だけど、それだけじゃなくて。
私、なんでここにいるの? っていうか。
そりゃあ、最初にこ先輩が誘ってくれた時は面白そうかなー、とかちょっぴり思ったけど。
生徒会長の出した条件を聞いたら――無理だな、って思った。
きっと私がついていける話じゃないな、って。
だから海未ちゃんがお断りしようとしたときは、内心ラッキーなんて思ってた。
だけど――
ことり『私は――やっても、いいです』
嬉しい気持ちと、困った気持ちが、半分ずつくらいだった。
ことりちゃんが残ってくれるんじゃないかな、っていう期待と。
え、私もやらなくちゃダメなの? っていう不安と。
ごちゃまぜになって――複雑。
結局、ことりちゃんをがっかりさせたくなくて一緒に入ることになったけど。
穂乃果「その結果がこれじゃあ……」
合わせる顔、ないよね。
いっそのこと、ことりちゃんが「やーめた」って言ってくれたら――
穂乃果「……サイテー」
そんなことを、ちらっとでも考えた自分が、大嫌い。
自分がやりたくないだけなのに、ことりちゃんのせいにしようとしてる、私。
ことりちゃんがどうとかじゃなくて、私自身がどうしたいか、なのに。
ほんと――サイテーだよ。
穂乃果「はぁ……」
* * * * *
穂乃果「はぁ……」
にこ「…………」
学校からさほど離れていない公園のベンチに、穂乃果の姿はあった。
ことりの話だと、この公園のすぐ前に焼き立てのパンが食べられるパン屋さんがオープンしたって話をお昼にしたらしく。
穂乃果がいるとしたらそこではないかという話になり――ビンゴ。
正直、見つけたら出会い頭に怒鳴りつけてやろうかと思ってたんだけど。
穂乃果「…………」
あの子のしょんぼり顔を見ていたら、そんな気もなくなってしまった。
にこ「アイドル、つまんない?」
穂乃果「つまんない、ってわけじゃ……うぇえ!?」
にこ「なによ? 人の顔見てそのリアクションは失礼じゃない?」
穂乃果「だって、だって、なんでここに?」
にこ「部長だもの、部員がとんずらこいたらしょっぴくのは当たり前でしょ?」
穂乃果「じゃなくて、なんでここが……」
にこ「あんたの考えてることなんて、幼馴染はお見通しみたいよ?」
穂乃果「……です、よね」
にこ「…………」
にこ「アイドル、つまんない?」
さっきと同じ質問を、もう一度。
穂乃果「……よく、わかんないです」
穂乃果「体動かすこと自体は嫌いじゃないけど、ぶきっちょだし」
穂乃果「みんなが一生懸命になってる横で穂乃果だけ転んで、えへへーってごまかしても誰も見向きもしなくて」
穂乃果「私、なんでこんなところにいるんだろ……って」
穂乃果「ごめんなさい、一度やるって言ったのに、中途半端な態度で……」
にこ「――ううん、あんたが謝る必要なんてないわ」
穂乃果「だって、自分勝手でわがままなのは穂乃果で、」
にこ「いいから。謝んないで」
これ以上謝られたら――こっちがみじめになっちゃう。
この子が嫌々やっているのなんて、本人から聞くまでもなく明らかだった。
それをわかってて私は、見て見ぬふりをしてる。
私の目指す場所――μ'sのため。
凛なんかは自分の意志をはっきり示してたから、真っ向から向き合うことができたけど。
本音を言いづらい子がいるのだって、当たり前なのよね。
――じゃあ、諦める? 9人集めるの。
にこ「…………」
それは……無理。
自分勝手で、わがままだって、わかってても。
これは譲りたくない。譲れない。
これを譲ったら、私は――
にこ「……もうちょっと、続けてみたら?」
穂乃果「え?」
結果。出てきたのは、停滞の言葉。
なんとか現状を維持しようとするだけの、なんの力もない言葉。
そうだ。別に無理やりやらせる必要はない。
凛の時と同じ、彼女自身に動機づけをしてあげれば――
にこ「ほら、ことりだって必死にやってるわけだし。それが理由でもいいじゃない?」
穂乃果「ことり、ちゃん?」
にこ「そうよ。ことりがやってるから、自分も一緒にやる。海未だっているわけだし」
にこ「やってるうちに楽しさが見つかってくれれば万々歳じゃない?」
にこ「それにさ、ことりだってアイドルの楽しさに目覚めてもっと続けたいって思うかもだし」
穂乃果「…………」
これで、大丈夫よね。
ことりが海外留学するという事実は、この世界の彼女らには有効打になりうる。
それを阻止する可能性は、十分彼女が続ける動機になるはず。
穂乃果「ことりちゃんが続けるから、私も続ける……」
穂乃果「あはは……」
にこ「……ほの、か?」
穂乃果「そうですね。ことりちゃんがやってるから、私もやります」
穂乃果「それで、いいんですよね」
穂乃果「私自身が、どうとかなんて……」
にこ「あの、ちょっ」
私の制止も聞かず、穂乃果はふらふらと公園を立ち去ってしまう。
その様子は、とてもじゃないけどやる気になったようには見えなくて。
にこ「…………」
これで……大丈夫、なの?
ここまで
近いうちにとか言いながら早一か月
もう少しペースあげたい
近いうちにとか言いながら早一か月
もう少しペースあげたい
俺もこんか学校生活送りかったよおおこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
俺たちがここであったみたいに運命というのは必然だからね
この女神たちの絆も同様
この女神たちの絆も同様
二年生に戻ったらリボンの色で気付くだろ・・・
学年ごとにリボンの色が変わることを知らなかったのかなぁ
同じリボン=緑だよな
そうじゃないと過去に戻ったってわかるもんなぁ
二年生の教室ならリボンの色は赤なんだけどなぁ
不思議だなぁ
学年ごとにリボンの色が変わることを知らなかったのかなぁ
同じリボン=緑だよな
そうじゃないと過去に戻ったってわかるもんなぁ
二年生の教室ならリボンの色は赤なんだけどなぁ
不思議だなぁ
sidうんちゃらよりちゃんとアニメ見てろよ
俺はいちいち正しいマスターベーションをお前に教えてやるほど優しくはねえぞゴミクズ
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にこが二年ならリボンは赤だぞォ~
タイムスリップss[田島「チ○コ破裂するっ!」]猿の9割が間違えるジンクス
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>>393
グロ
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>>398
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