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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」爽「完全無欠のハッピーエンド!」

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    751 :

    踏み台安価なら下

    753 :

    3……わかんない。けど

    754 :

    3言葉にできない

    755 :

    ネリーと出会ったのはつい最近。

    さて、では自分の中のネリーが『何』なのか――というと。


    「……」


    言葉に、できない。

    最初は困っているところを助けた。

    次は一緒に日向ぼっこをして、その次は一緒に買い出しに出かけた。

    さっきは、倒れかけたところを助けてもらった。


    「えーと……」


    知り合い以上の関係ではある。

    しかし、友達とはちょっと違うような気がしている。


    「うーむむむ……」


    腕を組んで、考え込む。

    答えはきっと一言で済むのだろうが、その一言が導き出せない。

    そもそも、どうしてネリーはこんな問いかけをして来たのだろうか?


    「なぁ――」


    どうして、こんな事を聞くんだ?

    そのように開こうとした口は、


    「……わかんない、のかな……」


    ネリーの不安げに揺れる瞳を見た瞬間に、閉じられた。

    756 = 1 :

    自分がお人好しだから。

    ネリーがちびっこくて気安く絡める性格をしてるから。

    あの少女と同じように、何となく放っておけない気がするから。


    今まで彼女と接して来た理由は、きっと、そのようなモノではなく。


    「そうだな……」


    不安そうなら、晴らしてやりたい。

    泣きたいのなら、支えてやりたい。


    「そう、だなぁ……」


    京太郎は軽く息を吐いて、ネリーの瞳を真っ直ぐに見つめた。

    帽子を掴む手を取って、安心させるように手のひらで包み込む。

    757 = 1 :



    「きっと、お前とおんなじような理由だよ」


    758 = 1 :

    今夜はここまででー
    次か次の次でサードマン京太郎は終わります

    759 :


    もうネリー√入ったん?

    760 = 752 :

    乙です
    ネリー可愛い
    あわあわ良い子
    咏ちゃんミステリアス

    762 = 751 :



    しかしネリーと淡だと健全な修羅場にしかなりそうもないなw

    763 :

    この流れで進めば普通にネリー√
    ちなみにどう進んでも咲√はあり得ません

    764 :

    始まる?

    765 = 1 :

    「昨夜はお楽しみでしたね」


    「え? 違う?……ふーん、夜にこっそり出かけたのは見間違いかしら?」


    「ふーん」

    「ふーん?」


    「……ん、わかればよろしい」



    「……」


    「心配」


    「心配、したんだからね?」

    766 = 1 :

    長かったようで短かった全国大会も、後少しで終わりを迎える。

    その時――京太郎は、どうなっているのか。

    未だ想像もつかないが、きっと何かが大きく変わる。


    「んー……」


    右手を閉じたり、開いたり。

    体調は悪くない――が、咏の言葉を信じるならまた直ぐに倒れてしまうかもしれない。

    まだ元気なうちに、後悔が残らないようにしたい。


    そう考えた京太郎は、スマホの連絡先一覧を開き――。


    キャラ安価 下3
    咲は不可

    767 :

    768 :

    穏乃

    769 = 764 :

    770 = 1 :

    「おうおう嬉しいねぃ、そっちから連絡くれるなんてさ」


    話がしたいです、とダメ元でコンタクトを取ったらあっさり了承してくれた。

    彼女も全国大会の解説役として免れたトッププロの筈なのだが……意外と、暇なのだろうか。


    「まー、えりちゃんに全部おっ被せて来たからね」

    「針生アナ……哀れな……」


    咏の用意した料亭の個室で向かい合う。

    今さっき連絡したばかりなのにこういった場所を即座に用意できるのは流石だと思う。

    ……その煽りを受ける女子アナについては、心の中で合唱した。


    「それで」

    「え」

    「わざわざそっちから連絡して来たってのは――なにか、知りたいことでもあんだろ?」

    「ああ、えっと……」


    京太郎選択肢 下3
    1. 「いや、ただ貴女と会いたかっただけです」
    2.「消えない為に……何をすればいいのかなって」
    3.その他 自由台詞

    774 :

    なんか捕食されそうやな

    775 = 1 :

    咏にそう聞かれても、特に理由はないので返答に詰まる。

    下手な事を聞いてもわっかんねーと返されるのは目に見えているし。

    ただまぁ、強いて言えば――


    「ただ、貴女に会いたかっただけです」


    咏判定直下
    1~30 咏は、小さく噴き出した
    31~60 「言うねぃ、色男♪」
    61~98 「今この場で、貰っていいかい」
    ゾロ目 ???

    776 = 764 :

    777 = 768 :

    ……イチオオイ

    778 :

    779 :

    ぷ、と咏は小さく噴き出した。

    小刻みに肩を震わせて、笑いを堪えている。


    「きょーちゃんそれ、狙ってやってんの?」

    「え? 何が?」

    「くくく……いや、なんでもねー。もし狙ってやってたら10年早いって突っ込んでたけど」


    ――ま、そういうところも可愛いんだけどさ。

    そう言って、咏は上機嫌そうにお猪口の日本酒を一杯呷った。

    780 = 1 :

    眠さに負けたので今夜はここまででー
    あと2~3回判定して終わりますけど、わりと平和的に終わると思います

    783 :

    おつ乙

    785 :

    Aブロックの準決勝を勝ち抜いたのは白糸台と阿知賀。

    Bブロックからは臨海と、清澄。

    決勝では、この四校が激突する事になる。


    「なんつーか……見事に知り合いだらけだな」


    清澄が参加していなければ、大将戦で誰を応援するかで悩んだに違いない。

    もっとも、その場合だとそもそも自分の存在自体が成り立たなくなってしまうので、その仮定に意味はないのだが。


    「さて、と」


    残り少ない時間を、どう過ごそうか。



    キャラ安価 下3

    786 :

    787 :

    788 :

    ネリー

    789 :

    穏乃

    790 = 1 :

    ネリーにとって麻雀は目的ではなく手段である。

    お金を稼ぐ為に一番適した手段が麻雀だった、というだけ。

    故に全国大会という場においても彼女が重視するのは如何に"魅せる"か、というその一点のみ。

    どのように戦えば次の稼ぎに繋がるか、彼女はソレを重要視して対局に臨む。


    『臨海女子! 圧倒的な強さを見せて決勝進出です!』


    そしてソレは、今までもこれからも、きっと変わることはない。


    (宮永……清澄……)


    ただ、"魅せる"対象が、もう一人増えた。


    「……勝つ、絶対に……」

    791 = 1 :

    会場付近の、自販機の前。


    「ほらよ」

    「ありがと」


    適当にペットボトルのコーラを購入し、ネリーに差し出す。

    自分も同じものを購入すると、近くのベンチに二人揃って腰掛けた。


    「準決勝……凄かったな、お前」

    「まー……アレぐらいは、ね」


    準決勝の大将戦におけるMVPを選ぶとしたら、間違いなくネリーだろう。

    彼女が、一番あの場を支配していた。


    「スゲーヒヤヒヤしたわ」

    「ふふん」


    得意げに口角を上げるネリー。

    こうして見ればただのちびっ子なのに、卓に着けば恐ろしい魔物と化す。

    ……思えば、彼の知る少女も似たようなモノだった。

    というか決勝戦の大将全員に同じ事が言える。


    「今から決勝が怖くなってきたぜ……大丈夫かな、あいつ」

    「……アイツ?」

    「我らが清澄の大将だよ。お手柔らかに頼むぜ?」



    ネリー判定直下

    794 :

    あわあわも出してあげたい

    795 = 789 :

    穏乃も忘れずに!

    796 = 1 :

    その言葉にネリーは答えず、ちびちびとコーラを飲み進める。

    缶の中身を三分の一ほど飲み終えから、口を開く。


    「……ねぇ、キョウタロ?」

    「ん?」

    「全国終わったら、こっちに来なよ」

    「こっち?」

    「臨海」


    唐突な言葉に、咄嗟の言葉が出なかった。

    京太郎はゆっくりと息を吐くと、中身を飲み干した缶をゴミ箱に放った。


    「えっと……あー、臨海は女子高だろ?」

    「じゃあ、ネリーが個人的に雇う」

    「個人的ってお前」


    冗談かと思ったが、ネリーの目は本気だ。

    本気で、京太郎を勧誘している。


    「ネリーなら、京太郎を捨てない。絶対に」

    「イヤイヤ、捨てるって――」


    ――別に、今だって捨てられてるわけじゃない。

    そう告げようとして、言葉に詰まる。

    797 = 1 :

    不要とされるからさ、と咏は言った。

    そして自分も、それを受け入れていた。

    確かにそれは――捨てられるとも、言い換えられる。


    「……大星が言ってたよ。キョウタロ、最近元気ないって」

    「……アイツ……」


    淡もネリーも、京太郎の『正体』まで知っているかはわからない。

    ただ、彼女たちの鋭い感性は何かを感じ取っているらしい。


    「ネリーなら、絶対大切にする。大事にする。だから……」


    ネリーの真っ直ぐな視線を受けては、誤魔化す事は出来なかった。

    京太郎は、目を閉じて『これから』のことを思い浮かべる。

    全国大会で、少女が姉と和解を果たせば自分の役目は終わり、後は消えて無くなるだけ。

    今までそう思って生きてきたから、『これから』の事なんで考えもしなかった。


    「俺は……」


    京太郎選択肢 下3
    1.「……それも、悪くないかもな」
    2.「もう少し、考えさせてくれよ」
    3.その他 自由台詞


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