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    元スレ足柄「鎮守府近くの食堂へ」

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    602 :

    画集、抜けるん?

    603 :

    閉店かな

    604 :

    年度の変わり目で忙しいでしょうか?
    お待ちしております

    605 :

    まだかな?

    606 :

    お待ちしてます!

    607 :

    これはまずいぞ……

    608 :

    GWは稼ぎ時だからな…
    終わったら投下あるだろ

    609 :


    お久しぶりです。

    長い間空けててごめんなさい。

    今バイトの新人がわんさと入ったり、GW中で忙しかったりと…

    とりあえずGW明けすぐって訳にはいかないのでちょいちょい書いて行って出来上がったら報告します。

    ご迷惑おかけしますが何卒ご理解とご協力お願いします。

    610 :

    ええんやで
    待ってるよ

    611 :

    生存報告ktkr!
    待ってる

    612 :

    了解です

    613 :

    あいあい、注文でも考えながらのんびり待ってます。

    614 :

    まってます。

    615 :


    お久しぶりです。

    GW明けてからだいぶ経ってしまいました。

    久々の最新話の投下していきます。

    616 = 1 :


    俺はこの店を十数年と勤めている。

    まぁ、学生ん時のバイト時期を含めてカウントしているが…

    その十数年、俺はたびたび"あるもの"を見かけている。

    それが…"忘れ物"である。

    よく忘れ物として見かけるのが傘だ。

    雨の日に差して来るのはいいが、食べ終えて帰るときに雨がやんでいた…なんて時が特に多かったりする。

    気付いて取りに来るのは助かるが、そのまま忘れたまま取りに来ないっていうのはこっちとしては困ったものだ。

    ビニール傘はまぁ…とは思うが、デパートの婦人洋品店で買ったような明らかに高そうなものとかはこっちも扱いに困るし…

    珍しいものだと眼鏡とか、財布とか。

    ひどい時は入れ歯なんてものまで。

    まぁ、いろんな忘れ物を見てきた。

    で、なんでこんな事を語りだしたかと言うと…だ






    店主「…」





    妖精「…」







    今俺の目の前には小さな妖精?小人?が忘れられているからだ。

    617 = 1 :


    店主「…」


    忘れ…もの…だよな?

    妖精「?」

    しかし、コイツは一体なんだ?

    ロボットかなんかなのか?人型でこんな小さい生き物なんて居るはずが…

    妖精「…?」

    テッテッテ

    妖精「!」

    コテンッ

    あっこけた!

    店主「…大丈夫か?」

    妖精「…」ウッウッ

    618 = 1 :


    涙目になってる…痛みを感じる?いやいや、よく出来た作り…

    ツンツン

    プニプニ

    店主「はぁ?!」

    妖精「?」グスン

    やっ柔らかい…だと?

    この手触りは…ロボットだとか作り物だとかそんなじゃない!

    妖精「…っ!」グゥー

    店主「!」

    何だ腹減ってるのか?

    店主「何食うかわからんが…昼のピークに間違えて作っちまったフライドポテトが余ってるが…食うか?」

    妖精「!!」パァー!!

    食った。

    分からん…この生物?は一体…?

    619 = 1 :


    妖精「っ!っ!」モッモッモッ

    妖精「!」

    妖精「!」ニパッ

    店主「お前さんは一体…何者?」




    深海「何一人でぶつぶつ言ってんの?」




    店主「うわぁ!?」


    深海「うお!」

    620 = 1 :


    店主「おっ脅かすなぁ!」

    深海「いやいや、そっちが勝手に驚いたんでしょ?」

    まぁ、そうなんだけど…

    店主「で、なに?」

    深海「だから何ぶつぶつ言ってんの?いくら店が暇だからって独り言って…気持ち悪い」

    店主「きっきも!?」

    ま、なんだ…いい歳こいたおっさんがブツブツ言うのは確かに気持ち悪いか…

    そんなに言ってたかな?

    店主「ああ、そうだ」

    深海「?」

    店主「コイツ…この子をどう思う?」

    もしかしたらかおるちゃんなら分かるかもしれない。

    621 = 1 :


    深海「?…この子って?」

    店主「いや、だから…ってあれ?」

    居ない!

    今このテーブルの上に…

    店主「あれ?見なかった?」

    深海「なにを?」

    店主「いや…これぐらいのちっちゃい…女の子?」

    深海「…」ジトーッ

    すっげぇ疑いの眼差し。

    まぁ、あれだ説明が下手だったな。でも、あれしか説明できねぇぞ。

    622 = 1 :


    深海「おやっさん熱ある?」

    店主「うわぁ!そう来たかぁ!」

    そういう疑いで来たか!

    まぁ、まだ頭のねじがぶっ飛んだ?って聞かれるよりかはマシか。

    店主「いやいや、至って正常だよ」

    深海「…」

    いやぁ、また疑いの眼差し。

    相談する相手間違ったかなぁ~。

    623 = 1 :


    深海「ゴールデンウィーク忙しかったね」ニッコリ

    店主「え?ああ、うん」

    今年のゴールデンウィークは二日休めば10連休

    とある航空会社のCMでいっていた通り、間にある2日間の平日を休めば10連休と言う大型連休だった。

    この街角やは土日祝は休みにするけど平日はいつも通り営業。

    その2日間、ウチは休まず営業したわけだが、10連休を取っている人が多かったのかなぜか繁盛した。

    2日間だけで3日分近い売り上げを計上した。

    流石にたまらず15時~17時は休憩をはさんだけど…

    いやいや

    店主「確かに忙しかったけど、それで頭がいかれた訳じゃねぇぞ」

    たぶん

    624 = 1 :


    深海「ふぅ~ん」

    その眼やめてくんねぇかな…

    深海「じゃあ、その小っちゃい子。どこに居るのさ」

    店主「いや、だから…さっきまでここに…」

    もしかして驚いた時に大声出したのがまずかったか?

    それに驚いて逃げたとか…

    店主「う~ん…なぁ」

    深海「?」

    店主「もし…そういう子が居たとしたら、忘れ物扱いになるのかな?」

    深海「…」

    うわぁ…ものっそい疑いの眼差しにすっげぇ顔…写メりたいぐらいだわ…

    625 = 1 :


    「ちょっと、何騒いでんのよ」

    なんか不機嫌?昼寝でもしてたかな?

    深海「あっ霞ちゃん。ちょっと聞いてよ」

    店主「あっちょっ!」

    また厄介なのに!

    「ふんふん…珍しい忘れものね」

    深海「でしょー」

    「で、どこに居るのよ」

    深海「…信じるの?」

    「信じるも何も、その子は艦娘にとって非常に大切な子よ」

    店主「知ってるの?」

    「そりゃあね。たぶんお昼のピークにそれらしいお客さんが居たから、その人のだと思うわ」

    どの人だろう?

    626 = 1 :


    「とにかく探さなきゃ。下手したら艤装が動かなくなる」

    店主「艤装?」

    なんで艤装が出てくる?

    深海「もしかして…装備妖精!?」

    店主「なにそれ?」

    深海「私もネットとかの情報しか知らないけど…」

    「艦娘の装備している艤装。主砲だったり艦載機だったり電探だったりっていうのは、その妖精たちが助けてくれることによって動くの」

    「だから一人でもかけたら…」

    深海「大変!」

    店主「多分さっき俺が声を上げたから…まだ店の中にいるかも探すぞ!」

    深海「うん!」

    「私は客席の方を探すわ」

    深海「私は念のため外を!」

    店主「おっ俺はキッチンだな!」

    そんな大そうなもの…人?だったとは…

    これからは艦娘についてはある程度知識を付けて置こう…

    627 = 1 :





    探すこと30分




    結論から言うとその"装備妖精"とやらは見つかった。

    これでめでたしめでたし


    とは"ならない"のがおかしい所だ…


    妖精「…」ヒクッヒクッ


    深海「…」ゴゴゴゴゴ


    「…」ゴゴゴゴゴ


    店主「」チー…ン


    何故か二人を前に正座させられています。

    628 = 1 :


    深海「おやっさん♪」ニッコリ


    店主「はっはぁ~い♪」


    深海「今年の初めにレジの周り掃除するって言ったよね!?今何月!」

    「おかげで見なさい!この子も奥の方で書類やらチラシやらに挟まれて身動き出来てなかったじゃない!」

    店主「すんません」

    色々あってやるの忘れてた…

    面目ない



    ガララッ


    北上「こんちゃーっす。食べに来たよ~」

    初雪「…こんちゃーっす。…右に同じく」


    店主「おう、いらっしゃい」チー…ン



    北上「え?」

    初雪「ぅお?」

    深海「珍しい組み合わせだね」

    「そうね」

    北上「おっおう」

    初雪「…どうしたおじさん」



    見られたのがこの二人で助かった…のか?

    629 = 1 :


    北上「へぇ~。じゃあ、この妖精忘れ物なんだ」モグモグ

    初雪「そもそもなんで連れていたのか不思議」ズズー

    「確かにね」

    深海「っていうか今思ったんだけど…」

    北上「ん?」

    深海「この子って兵器の一部って事よね?」

    初雪「捉えようでは」モグノグ

    深海「機密事項とかじゃないの?」

    北上「…」

    初雪「…」

    店主「どうした急に黙り込んで…」

    630 = 1 :


    北上「ふっふっふっ、ついに知ってしまったね」

    初雪「知ってしまったからには生きては返さない」

    店主「なぁ!?」

    深海「やっぱり!」

    「生きては返さないって…ここ家なんだけど」

    北上「…」

    初雪「…」

    「なによ?」

    北上「つまんないなぁ…霞さん」

    初雪「のれよ」チッ

    「なによ!私が悪いわけ!?」

    店主「どうどう」

    631 = 1 :


    「そもそもいうほど機密じゃないわよ。さっきだって、かおるがネットで情報見たって言ったでしょ?鎮守府のホームページにも載ってたりするほど基礎知識みたいなものよ」

    深海「…」スマホイジイジ

    深海「!ホントだし!」

    北上「まぁ~そうなんだけどねぇ」

    初雪「のれよ」チッ

    「初雪、さっきからなんなのよ!」

    店主「それにしても、この子はどの艤装の子なんだ?」

    深海「霞ちゃん分かる?」

    「私もそこまでは…明石とかだったら分かるかもだけど…」

    北上「そうだねぇ。さすがに北上さまでもわかんねぇや…初雪わかる?」

    初雪「…服装的にパイロット」

    店主「っ!わかるのか!?」

    初雪「それだけ。なんのとかは分かんない」

    店主「そっか」

    632 = 1 :


    深海「ならこの後鎮守府に帰るんでしょ?連れて行ったらわかるんじゃない?」

    北上「それもそっか!いいねぇ~ナイスアイデア!」

    初雪「ほれほれ。帰るよ」

    妖精「っ!」ババッ

    初雪「あれ?」

    北上「今…逃げなかった?」

    「…気の所為よ」

    北上「だよね。ほらお家帰るよ~」

    妖精「っ!!」バババッ

    北上「ちょちょちょっ!」

    深海「気の所為じゃない!逃げてる!」

    「なんで!?」

    633 = 1 :


    妖精「っ!」ピョンッ

    ガシッ

    店主「え!?」

    深海「おやっさんに飛び乗った!?」

    北上「いや、と言うより…」

    初雪「しがみついた」

    「なんでおじさん?」

    店主「いや、俺にもさっぱり…」

    北上「おーい。自分の上官の所に戻らなくていいのか~?」

    深海「上官になるの?」

    「まぁ…一応。形的に」

    初雪「ん~~!」ググッ

    妖精「!!!」ギューーー

    店主「やめてくれ。服が伸びちまう」

    初雪「…離れない」

    634 = 1 :


    北上「珍しいねぇこんな頑固な妖精」

    初雪「なんでだろう?」

    深海「なんかしたんじゃない?」

    店主「俺か?!」

    何も記憶にないんだが…

    北上「手籠めにでもしたかい?」

    店主「いやいや、語弊を招くような言い回しは辞めろ」

    初雪「ペド?」

    店主「断じて違う!っていうかお前らどこでどういう教育受けてんだ!」

    深海「そんな趣味が…」

    「やめときなさいよ。でかいしっぺ返しが来るわよ」

    店主「夕飯抜き」

    深海「っ!??!!???!!」

    「ほらみなさい」

    635 = 1 :


    深海「そんなぁ~後生だよぉ~…私サラダぐらいしか作れないんだよぉ~…ヘルシー過ぎて死んじゃうよぉ~…」

    初雪「大丈夫、カップ麺がある」b

    変な入れ知恵しないでお願いだから。

    北上「まぁ冗談は置いといてこの子どうしようか?」

    「先にこの子の上官を探す…とか?」

    北上「やっぱ?その方が早いよねぇ~」

    初雪「うん」

    北上「手伝ってくれる?」

    初雪「え」

    北上「そういう反応返ってくると思ってた。かくいう私も面倒だし…」

    636 = 1 :


    北上「あ~大井っちに丸投げしようか」

    初雪「お~グッドアイデア!」

    深海「うわぁ…大井ちゃん可哀想だけど、素直に可哀想とは思えない…」

    「あの人なら喜んでやるわね」

    店主「ああ」

    ここに吹雪や白雪が居たのなら行く末が変わったんだろうなぁ…

    まぁでも、ここは二人に任すしかないか。

    とりあえず俺は

    妖精「…」ギュー

    この妖精さんをどうにかしないとな。

    しかし、俺の妖精のイメージは蝶々なんだが…

    妖精「…」ギュー

    セミ…だよな。

    637 = 1 :





    その夜。

    今日は金曜日ではないんだが…

    龍驤「おう、生おかわり!」

    「はーい」

    飛鷹「とばすわね」

    龍驤「今日はとっても気分がええんや」

    隼鷹「私もだぜ」

    千歳「私もよ~♪」

    千代田「どうしよう、嫌な未来しか見えない」

    飛鷹「良かった。私だけじゃなかったようね」

    いつもの5人がご来店。

    638 = 1 :


    店主「はい、唐揚げ」

    龍驤「おおう!待ってました!」

    店主「今日は珍しいですね」

    隼鷹「何が?」

    深海「いつも金曜なのにって話です」

    龍驤「ああ、そういう事」

    飛鷹「それはですね」

    千歳「明日、私たち任務があったんですけど」

    千代田「急になくなって全員非番になったんですよ」

    「全員?」

    639 = 1 :


    龍驤「元は別々の任務やったんやけど」

    飛鷹「何か知らないけど次々無くなって行って」

    隼鷹「ここに居る全員休み」

    千歳「だ・か・ら」

    隼鷹「飲みまくれるぜぇ~!!」

    隼鷹「つうわけだからジャンジャン持ってきてな!」

    飛鷹「限度はあるわよ」ギロリ

    千代田「そうよ千歳ねぇ」

    隼鷹「うっ」

    千歳「ダメよ。そんなこと言っちゃ」

    龍驤「せやで、これからとっておきのゲストが来るんやからなぁ」

    店主「ゲスト?」

    640 = 1 :


    隼鷹「そうそう。そいつらも一緒の非番組」

    飛鷹「まぁ、来るのは飲みにってだけじゃないんだけど」

    「どういうこと?」

    千代田「それは…」


    ガララッ!


    ??「こんばんわ~」

    隼鷹「話す前に来たな。こっちこっち!足柄こっち!」

    足柄「呼ばなくても分かってるわよ。あんたの髪型どこ行っても目立つんだから」

    隼鷹「およ?そうか?」

    店主「いらっしゃい。足柄さん」

    足柄「え?あっはい、お邪魔しますぅ」

    龍驤「身代わりはっや」プヒッ

    足柄「なんか言った?」ギロリッ

    龍驤「なんも」

    641 = 1 :


    しかし、ゲストって足柄さんの事か?

    とっておきなんて言うから初めてのお客かと思ったが…

    店主「足柄さんの事です?とっておきって」

    足柄「とっておき?隼鷹何のこと?」

    隼鷹「え?あの二人連れてきたんじゃないのかよ」

    足柄「え?だってもう…あれ?」

    飛鷹「まさか置いてきたんじゃ…」

    足柄「…」

    千代田「足柄に限ってそんな事…」

    足柄「まさか!さっきまで後ろに…」


    ??「ほら、早くしないとみんな待ってるよ」

    ??「む、そうだな」


    足柄「ほら」

    642 = 1 :


    隼鷹「? お前ら何してたんだ?」

    ??「すまない、そこに猫が居てな」

    龍驤「見た目に反してそういうの好きなんやな」

    ??「見た目に反してとはどういうことだ」

    ??「あら、結構的を得てるわよ?」

    ??「ん~?」

    千代田「まぁ、立ちながらは何だし座ったら?」

    ??「それもそうね」

    ??「失礼する」

    足柄「じゃあ、私はここで」

    643 = 1 :


    龍驤「ええんかそこで?何なら席交代しようか?」

    足柄「アンタ揶揄ってるわね?良いわよ別に余計なお世話!」

    飛鷹「あんま弄らない方がいいわよ?」

    龍驤「それもそうやな」

    足柄「もう」

    深海「ところでその二人は?」

    ??「初めて…って訳ではないんだが、面と向かって話すのは初めてだな」

    ??「じゃあ、まずは私ね。私は伊勢型 1番艦の伊勢よ」

    ??「私はその2番艦、日向だよろしく頼む」

    初めてって訳ではない?

    ってことは…

    644 = 1 :


    店主「何度かこの店に?」

    日向「何度かと言うか…」

    伊勢「今日のお昼に初めて来たって感じかな?」

    深海「そうなんだ~」

    キッチンに籠ってると周りあんまり見えなくなるからなぁ…

    「ねぇ」

    日向「おや、なにかな?」

    「ただ飲みに来ただけ?」

    店主「霞ちゃん急に何を?」

    日向「…」

    日向「なるほど。噂には聞いていたが、まだ現役の勘とやらは健在のようだな」

    店主「は?」

    隼鷹「あはは、先に当てられるとはな」

    深海「どういうこと?」

    645 = 1 :


    伊勢「実は今日ここに来たのは飲みに来たのと、もう一つ目的があって…」

    日向「"忘れ物"を預かってもらってると伺っていたのだが」

    忘れ物?

    店主「ああ、あの妖精さんは貴方の!」

    日向「そうなんだ、まさか勝手に付いて来ていたとは思わなくてな。訓練中に一機動かなくて焦ってしまったよ」

    「勝手にって命令に反したって事?」

    日向「そこまではいかないが…」

    伊勢「あんた、瑞雲の妖精を随分甘やかしてるもんねぇ」ニヤニヤ

    日向「そこまでしてないだろう」

    伊勢「こういうのって本人は気付かないしね」ニシシ

    日向「?」

    646 = 1 :


    足柄「まぁ何はともあれ見つかったんだからいいじゃない」

    日向「ああ、まぁな。で、今どうしてる?」

    深海「寝てますよ」


    妖精「…」zzz


    日向「そうか、なら帰るときに受け取ろう」

    日向(しかし、私のところ以外で警戒なく寝れるとは…ここの主に大分懐いているようだな)

    日向(なかなかやるな)フフッ

    伊勢「って言っても食べて来ちゃったしね…」

    千歳「そうなの?」

    伊勢「うん。まさかこんな楽しそうなことしてるなんて思わなかったし」

    日向「今度は是非とも誘ってほしいものだ」

    647 = 1 :


    隼鷹「いいねいいね!面子が増えたよ!」

    飛鷹・千代田「…」

    隼鷹「どうした?」

    飛鷹「いえ、なにも」

    千代田「キリキリとお腹が痛くなってきただけ」

    隼鷹「? 飲み過ぎか?」

    飛鷹「アンタと一緒にするな!」

    千代田「ダレの所為だと思ってんのよ!」

    隼鷹「へ?」

    伊勢「大丈夫、私は弁える方だから」

    飛鷹「本当!」

    千代田「助かるぅ!」

    648 = 1 :


    足柄「ちょっと私もそんなに飲まないわよ?」

    飛鷹「えぇ…前酔いつぶれたの誰よ…」

    千代田「なんならその話を酒の肴にでもしようか?」

    足柄「だからそのことは謝るわよ!それ以来弁えてるのよ!」

    日向「その話、気になるな」キラン

    足柄「気にしなくていいわよ!」

    龍驤「とりあえず助け舟でも出そうか。おっちゃーん!」

    店主「はいはい」

    龍驤「さっきなんか食べたって言わんかった?」

    伊勢「? うん、食べるのだったら軽くでいいわ」

    龍驤「じゃあ、なんか軽いもんよろしゅう」

    店主「軽いもん?」

    と言われてもなぁ…

    649 = 1 :



    店主「うーん」

    軽いもの…軽いもの…

    揚げ物…は脂っぽいから重いだろうし、そうなってくると肉系もダメか?

    唐揚げ、手羽先はダメか…って唐揚げさっき出したな…

    店主「うーん…そういやまだ魚を出してないな…」

    そろそろ刺身を出してもいいんだろうが、少し趣向を凝らしてみるか。

    最近少し熱くなってきたしサッパリで攻めるのもありだろう。

    刺身は鯛が余ってるから鯛を使用。

    まずは彩も考えて紫玉ねぎなんてどうだろうか?白身魚に映えると思うんだが…

    紫玉ねぎを薄くスライスして、水にさらしてよく水気を切って皿の上にのせる。

    その上から薄く切りつけた鯛を盛りつけ、オリーブオイルとレモン汁を混ぜたソースをかけて。

    上から塩と黒コショウ、パセリを散らして完成!


    650 = 1 :



    店主「霞ちゃん」

    「ん?」

    店主「これ持ってって」

    「やけにおしゃれなものが出てきたじゃない…ってこんなのお店で出してたっけ?」

    店主「一応、常連さんだしな。お任せで頼まれたしこういうのもありだろ?」

    「ふーん」

    まぁ、鯛が余ってたっていうのが本音でもあるんだが。

    「まぁ、いいんじゃない?サッパリしてて今からの季節にはピッタシだと思うわ」




    「お待たせしましたー」

    コトッ

    隼鷹「おー、待ってましたー!」


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