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    元スレ未央「安価で他のアイドルに告白する!」

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    1 :

    未央「近頃はハロウィンだし、私も便乗してイタズラドッキリをやってみよう!」

    未央「あれ、そういうことするのってエイプリルフールだっけ? いつだっけ、それって……」

    未央「まぁいいや! とりあえず最初は誰にしようかな……」


    >>2

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1446470015

    2 :

    3 = 1 :

    未央「よっし、まずはしぶりんだ!」

    未央「日ごろからNGで一緒に活動してるし、好意を抱いてても別に不思議じゃないよね……」

    未央「お、噂をすれば……。おーい、しぶりーん!」

    「ん? なんだ未央か……。どうしたの?」

    未央「えへへ……いやー今日も凜ちゃんはカワイイなーと思って!」

    「何それ……。変におだてても何も出ないよ」

    未央「えぇー? 別におだてたりなんかしてないって。本気で可愛いって思ってるから言ってるんだよ?」

    「そ、そう? それはどうも……」

    未央「(ふふふ、無関心を装ってるけど結構嬉しそう……よし)」












    4 = 1 :

    未央「ううん……それだけじゃないのかも、しぶりんが可愛く見えるのは……」

    「……? どういうこと?」

    未央「……私ね、好きだよ。しぶりんのこと」

    「へ?」パチクリ

    「……あぁ、うん。私も好きだよ、未央のこと。これからも一緒にNGで頑張っていきたいよね」


    未央「…………はぁ」


    「どうしたの?」

    未央「……あのね、しぶりん。私がしぶりんに抱いてる〝好き〟って気持ちはね……。しぶりんのそれとはちょっと違うのかもしれない」

    「……?」

    5 = 1 :

    未央「自分でも……ほんのつい最近まで分からなかった」

    未央「しぶりんのことを考えると、胸がきゅうっとなって、ドキドキして……切なくなるんだ」

    未央「それって、友達に向ける〝好き〟って気持ちとは違うって、気づいたんだ」

    「……未央? さっきから何言って……」

    未央「……しぶりん。もう一回言うね」


    未央「好きだよ、しぶりん。しぶりんのことが、私は……大好き」

    「未央……それって……」

    未央「うん。女の子として……。好きなんだ、しぶりん」

    未央「(さて、ここからどうするか……)」


    >>7

    1.更に情熱的にアプローチする
    2.切なげな表情で一度引く

    7 = 2 :

    kskst

    9 = 1 :

    「えっと、未央……それって……」

    未央「(しぶりん、だいぶ面食らってるな……よし、ここまで来たら押せ押せだ!)」

    未央「分かってる。私たちは友達同士で、アイドル同士で、ユニット同士で……それ以前に女の子同士なんだ。いきなりこんな事言われても、わけわかんないよね……」

    未央「……でもね、しぶりん。私、この気持ちだけは本気なの。本気で……しぶりんのこと、欲しいって……思っちゃってるんだ」

    未央「(よし、ここでうろたえてるしぶりんに追撃の壁ドン!)」ドンッ

    「あっ……っ」

    未央「(ぐっと顔を近づけて)こんな気持ち……駄目かな? もう止められないんだ……」

    未央「あたしのものになってよ。しぶりん」


    >>10

    10 :

    私でいいの?

    11 :

    やったぜ。

    12 = 1 :

    「……いの?」

    未央「え?」

    「……いいの? 私で……」ポロッ

    未央「え? え?」

    「……ぐすっ……。嬉しい……こんなこと……」

    「未央も、私と同じ気持ちだったんだね……」ウルウル

    未央「(あれ? これはもしや……)」

    「私も、好き……大好き。友達としてじゃなく、一人の女の子として、未央のことが……大好き……!」

    未央「(……墓穴掘っちゃったパティーンですか!?)」

    13 = 2 :

    愛が重い

    14 = 1 :

    未央「(うわぁ、しぶりんが見たことないくらい涙ぐんで幸せそうな顔してる……)」

    未央「(さ、流石に今ここで)」


    未央「実はドッキリでしたー! いやーゴメンねしぶりん! 私の演技も中々なものだったでしょ?」


    未央「(なんて言った日には一生口きいて貰えなくなって、NG解散までありうるよ……)」

    未央「(そ、それにしてもまさかしぶりんが本当に私のことを……)」

    未央「(……)」

    未央「(い、いやそりゃ嬉しいけどさ)」

    未央「(とにかく、今は何とかこの状況を乗り切らなきゃ!)」

    15 = 1 :

    未央「う、うん。しぶりんが気持ちにこたえてくれたなんて……嬉しいよ」

    「私も……まさかこの気持ちが実る時が来るなんて思わなかった」

    「私が未央の事をどんなに愛していても、やっぱり同じユニットの友達だし、女の子同士だし……」

    「一歩間違えたら、今までの全部が台無しになる……って思ってたんだ」

    「でも……ぐすっ……まさか未央も私のことが好きで、しかも未央のほうから告白してくれるなんて……夢みたいだよ……」ポロポロ

    未央「(うわっ、しぶりんがこんなに感情あらわにしてぼろぼろ泣いちゃってる……。それはそれで可愛いけど、罪悪感で胸が……)」ギリギリ

    未央「(とにかく、いけるところまで行くしかない!)」

    未央「私も嬉しいよ……。やっと思いが通じて」

    「これで私たち、恋人同士……なんだね」

    未央「えっ」

    17 = 1 :

    「……? 未央?」

    未央「そ、そうだよね! そりゃあお互い相思相愛なら、自然とそうなるよね! 恋人……だね、私たち……!」

    「ふふ、当然でしょ」

    「……あぁ、なんだろう、もう……まだ夢の中にいるみたい……。こんなに幸せな気持ち、私生まれて初めてだよ……」

    「告白されるって分かってたら、もっと可愛い服着てきたのに……」


    未央「えー? 今日の服もすっごく似合ってて可愛いと思うけどなー」


    未央「(はっ! ついさらっと本音が! し、しかし今は……)」


    「……ホント?」

    「……えへへ、未央からそういって貰えると、嬉しいな……」

    未央「(しぶりんからの好感度がうなぎ上りになっちゃうーーっ!!)」

    18 = 2 :

    そのまま付き合えよ

    19 :

    やったぜ。

    20 = 1 :

    「えへへ……うれしい……」

    未央「(うぅ、子供みたいに無邪気な笑顔で照れるしぶりんは確かにかわいいんだけど……。とにかく今はこれ以上の被害が出ないようにしなくちゃ)」

    未央「そ、そうだしぶりん。私たちが……その……こ、恋人同士ってことは、みんなには内緒だよ?」

    「えっ……? どうして?」

    未央「ど、どうしてってそりゃ……わ、私たちは仮にもアイドルなんだから、たとえ同性同士でも恋愛してるなんてバレたらまずいでしょ」

    未央「私たちだけじゃなく、他のみんなやプロデューサーにも迷惑かかっちゃうかもしれないし……」

    「そっか……。それもそうだね。……みんなの前でいちゃいちゃできないのはつらいけど、でもしょうがないか……」

    未央「(ほっ、とりあえずこれでほかの人にはバレずに済むな……)」

    未央「(うぅ、なんでこんなことになっちゃったんだろ……てっきりしぶりんなら「何ふざけてんの」って軽く流してくれると思ってたのに)」

    未央「(……いや、そもそもしぶりんが実は私の事を好きだったという衝撃の事実があったからこそ今の状況なのか……)」

    21 = 1 :

    未央「とりあえず、今日はもう遅いし……。私はもう帰るよ」

    「……そう? じゃあ私も一緒に帰る」

    未央「私が千葉なの知ってるでしょ。途中までね」

    「分かってるよ。……その代わり……」

    未央「ん?」

    「手、つなぎたい……な」

    未央「えっ!? い、いやでも……」

    「手つなぐくらいなら大丈夫だよ。私たち同じユニットでいつも仲はいいんだから、女の子同士で手つないでるくらいじゃ恋人だなんて疑われないよ」

    未央「そ、そっか、それくらいなら……」


    私はしぶりんがどこかまだぎこちなさそうな動きで差し出してきた左手を、ぎゅっと握り返した。
    手のひらと手のひらが触れ合い、お互いの手が繋がった瞬間、しぶりんの耳の端がかすかに赤くなった気がした。


    未央「(う、なんかこんな変な雰囲気だと、私まで変に緊張しちゃうよ……)」

    未央「と、とりあえず今日は帰ろっか、しぶりん」

    「……うん!」







    ???「何だか大変なことになってるみたい……」


    ???=>>21

    22 :

    レイナサマ

    23 :

    あーちゃん

    24 = 1 :

    安価ミス
    >>24

    25 = 6 :

    ミスってる

    カレン

    26 = 22 :

    これはひどいいじめを見た
    ↓2みたいな出し方お勧めですよ

    27 :

    またミスっとるで >>22でいいしょ

    28 :

    いやよくないだろ

    29 = 1 :

    ああ、またミスって申し訳ない。アニメから入ったPなので今回は25の加蓮にさせてください。
    次回から安価は↓でやります。

    30 :

    31 :

    あーちゃんいってみようか

    32 = 1 :

    加蓮「物陰に隠れて一部始終を見ていたけど、まさか凛が未央ちゃんの事が好きだったとは……」

    加蓮「というか、二人は相思相愛だったんだ……」

    加蓮「その割にはなんか後半未央ちゃんがやたら慌ててたような気がするけど、気のせいかな?」

    加蓮「まぁいいや、今度凛と会ったらそれとなく聞いてみようかな。凜ったらTPにいる時は何かというと未央ちゃんのことばっかり話してたし……」

    加蓮「ここは友人の想いが実ったことを祝福してあげよう」



    その頃、未央の自宅


    未央「……」

    未央「………」バタバタ

    未央「…………」バタバタバタバタ

    未央「うわーっ! どうしてこんなことになっちゃったんだ!!」

    未央「そもそもといえば私がハロウィンとエイプリルフールを勘違いしたりするから……!」

    未央「……いや、それ以前の問題かな」

    34 = 1 :

    未央「どうしよう……この場合、早めに冗談でしたって言っておかないと、どんどん状況がマズくなる気がする……」

    未央「かと言って今ばらしても十分破滅的な結果になる未来しか見えないけど……」

    未央「ううう、とにかくこうなったら、まずは普通にしぶりんとお付き合いするしかない! お付き合いしたうえで、私がしぶりんを振って破局したことにすればいいんだ!」

    未央「そうすれば……振られたこと自体にはしぶりんは傷つくかもしれないけど、ドッキリでしたって言うよりは百倍マシなはずだし……これしかない!」

    未央「よし! そうと決まれば……あれ、LINEが来てる」

    未央「……しぶりんからだ」



    「今日は本当にありがとう。これからずっと未央と一緒にいられるって考えたら、嬉しすぎて死んじゃいそうだよ」

    「これからは二人で色んなことを経験して、ずっとずっと恋人同士でいようね!」



    未央「……振ったら振ったで大変な事態になる未来しか見えない……」

    35 = 1 :

    とりあえずその日は「私も幸せだよ」とかそんなかんじの事を返信し、明日以降どうしようといった不安から逃げるように、いつもよりは早すぎる時間に眠りについた。
    ベッドに入ってからも、ほんの数時間前の……今まで見たこともないようなしぶりんの笑顔に、胸の奥がきゅうっと締まった。
    私は……この罪悪感に耐えられるのだろうか。



    翌日


    未央「ふあぁ……今日はまず346プロの本社まで行かなくちゃ……ん?」

    未央「LINEの通知だ」


    「外で待ってるね」



    未央「え?」

    36 :

    P以外でも妻には容赦ない凛ちゃん

    37 = 1 :

    「おはよう。……来ちゃった」

    未央「……ここ千葉だよ。しぶりん」

    「……えへへ、未央と少しでも一緒にいたくて……」

    未央「そ、そうなんだー、わたしもうれしいなー……」

    「ね、未央。今日も……さ、手つなご?」

    未央「う、うん」

    未央「(な、なんだろう。しぶりんってこんなに積極的な子だっけ……)」

    未央「(まゆちゃんの時に感じた悪寒をふと覚えたのはなんでだろう)」

    結局私たちは二人で並んで総武線の座席に座り、その間もしぶりんは二人の体の間で握られた手を放すことはなかった。
    時折しぶりんは私から目線を外しながら「……ふふっ」と嬉しそうに微笑んでいた。……こういうところは、素直に可愛いと思ってしまう。

    38 = 1 :

    卯月「おはようございます! 凜ちゃん! 未央ちゃん!」

    「おはよう、卯月」

    未央「おーっす! 元気してるかーしまむー!」

    卯月「はい! 今日も元気いっぱい頑張ります! ……あれ? 今日は二人は手繋いでるんですね?」

    未央「え?(……あっ! しまった、さっきから長いことつなぎっぱなしだったから、つい……!)」

    「うん、だって私たち……」

    未央「ごほん! うん! だって私たち仲良いからね! 手くらい繋ぐって!」

    卯月「わぁっ! 二人ともそんなに仲良しで羨ましいです!」

    未央「ま、まぁねー!(た、助かった……)」



    コンコン

    加蓮「凛ー? ちょっといるー?」

    未央「あれ、どうしたの? 加蓮」

    加蓮「ちょっとTPの仕事の事で凛と話が……おっと。ふふふ、二人とも仲良さそうで何よりだよ」

    未央「え?」

    39 = 1 :

    加蓮「いやー、昨日は驚いたよ。別に覗くつもりはなかったんだけどさ、ほんとについ……ね」

    未央「え? え?」

    加蓮「まさか未央も凜の事が好きだったなんてね。凜の友達としては嬉しい限りだよ。ありがとうね、未央」

    未央「(こ、これは……まさか加蓮に昨日の一件、見られてた!?)」

    未央「(まずい……まさか加蓮も私がドッキリでしぶりんに告白したなんて知らないだろうし……)」

    未央「(……幸い今ここには私、しぶりん、しまむー、加蓮の4人だけ。まだこの件を知らないのはしまむーだけ……)」

    未央「(最悪同じNGのしまむーにならバレてもそこまで痛くはないか……? とにかくここは変にうろたえないように……)」


    未央「う、うん! いやー私も嬉しいよーなんて……。それよりほら、凛と話があるんでしょ!? どこか別の場所で二人で話してきたらいいんじゃないかな!?」

    加蓮「うん、じゃあそうさせて貰っていいかな。奈緒も別の部屋で待ってるし……。凜のこと借りていくね?」

    「じゃあ……未央、また後でね?」


    そう言うとしぶりんは少しだけ寂しそうに、今までずっと私と繋いでいた手を放した。

    40 = 1 :

    未央「(ふぅ……あの様子だと既に加蓮としぶりんはこの件について知ってるみたいだな……)」

    未央「(多分同じユニット同士の二人の事だから、昨日の夜LINEか何かで連絡を取ってたんだろう)」

    未央「(あとは……)」

    卯月「ふふ、今日はなんだかみんな仲がよさそうでよかったです!」

    未央「(良かった。頭ぽわぽわしまむーには恋愛の機微なんかは分からなかったか)」



    その後、夕方



    未央「ふぅー。今日も仕事がつっかれたっと。さて、本格的にしぶりんとの関係をどうするか、方針を決めていかなきゃ」

    未央「これ以上私を好きになられても困るし、かといってわざと嫌われるっていうのも……」

    未央「……だけど、こっちから行動していかないと、しぶりんに振り回されてもっと事態がややこしくなっちゃうよ。勝つには……攻めなきゃ」

    未央「どうしよう?」


    ↓2


    1.凛をデートに連れていく
    2.加蓮にねたばらしし、相談に乗ってもらう

    43 = 1 :

    未央「うぅ……加蓮には怒られるだろうけど、今は味方をつけることが先決かな」

    未央「加蓮にLINEしてみよう」



    加蓮「……なるほど。じゃあ凛の事が好きだって告白したのは、ただの冗談だったって訳ね」

    未央「……うん」

    加蓮「……私もTPで凛の事を見てきたんだ。だからあいつがどれだけ未央の事を好きかってことも知ってる」

    加蓮「あんたはその気持ちを踏みにじったんだよ? 私の友達の大切な気持ちを……踏みにじったんだ」

    未央「…………うん」

    加蓮「本当なら今すぐあんたを殴りにいってるところだけど……そうしたってなにも変わらないからね。それに私も大切な友達が傷つくところは見たくない」

    加蓮「わざわざ私に本当のことを伝えてまで連絡してきたってことは、それでも私に相談したかったってことでしょ?」

    加蓮「……凛が不必要に傷つく結果にならないのなら、あんたに協力するよ」

    未央「……そっか。ありがとう……。……最低だね、私」

    加蓮「私に謝ったってしょうがないでしょ。未央のするべきことは、凜を幸せにする……とは言わないまでも、せめて凜を傷つけないようにすることだよ」

    加蓮「……未央は、凜とどうなりたいの?」

    44 :

    ところどころ凛が凜になってるのはなぜ?

    45 :

    未央「私は……しぶりんの事は大好きだよ。これからも、できればずっと一緒にNGとして頑張っていきたいと思ってる」

    未央「でも、それ以上の……女の子としてしぶりんを、愛する事は……今はちょっと、考えられない」

    未央「できればしぶりんとは、また前みたいな関係に戻りたいなって……」

    加蓮「……そう。うーん、でもそうなると、今の凛の喜びようはすごいからなぁ。難しい道のりかもしれないね」

    未央「え、そんなに?」

    加蓮「あの子ったら、「いつか未央と恋人になれたときにやりたいこと」なんてノートに書いて妄想してたんだから……少女漫画でも今時やらないよ、そんなこと」

    未央「おぉ……」

    加蓮「昨日の夜はもう大変だったよ、一晩中凛のノロケ聞かされて……手をつないで一緒に帰れたことが嬉しかったみたいで、おかげで相手させられた私は寝不足で……」

    未央「……なんか、ごめん……」

    加蓮「私も昨日ちょっと見てたけど、未央から壁ドンされたことが特にストライクだったみたいで、そのことで普段とは考えられないくらいきゃーきゃー騒いでたよ」

    加蓮「まぁ要するにさ、凛はそれだけ未央の事が好きってこと。私も……さすがにあの笑顔が全部崩れたらって考えると忍びないし」

    加蓮「とりあえず……そうだね。デートにでも行ってみたら?」

    未央「えっ!? でっ、デート!?」

    46 = 45 :

    >>44 ミスです、すみません。



    未央「なっ、なんで!?」

    加蓮「何でも何も、最終的に凛を振って別れたことにするにしたって、付き合って何もしないですぐに分かれたっていうんじゃ凛も納得しないでしょ」

    加蓮「最終的に振るつもりならあんまり思い出を作りすぎてもまずいけど……でも、何もしないよりは凛の事も改めて分かると思うし」

    加蓮「まぁ、2~3回目くらいのデートでそれとなく別れを切り出す、あたりがバランスがいいんじゃないのかな」

    未央「ふむ……確かに、少しもデートしないで振るのも不自然だし……恋人っぽいことは一通りやっておいたほうがいいかな」

    未央「それじゃあ今度の休みにでもしぶりんをデートに誘ってみようかな」

    加蓮「うん、それがいいと思うよ。私も凛を騙すのに加担してるみたいで何だか罪悪感があるけど……」

    加蓮「だけど現状、この状況を変えられるのは未央だけなんだから」

    未央「うん……元はといえば私が撒いた種だもん。責任は持つよ。加蓮も……ごめんね」

    加蓮「だから、私に謝ったってしょうがないでしょ。うまいことやってよね」

    未央「うん! ありがとう加蓮」



    LINE終了



    加蓮「……」

    加蓮「ふぅ……まぁどうせそんなことだろうとは思ってたけどね……」

    加蓮「だけどこのままじゃ終わらせないよ。まずは……」

    47 = 45 :

    次の休日


    未央「よーし、というわけで今日は休日。前もってしぶりんともデートの約束をとっておいたし……」

    未央「今日の目標は、しぶりんにこれ以上惚れられることなく、デートの回数を増やすこと!」

    未央「とりあえず2~3回はデートしてからでないと別れ話も切り出せないしね……」

    未央「さて、駅で待ち合わせしてたはずだけど、しぶりんはもう来てるかな……」


    「……」


    未央「あっ、もう来てた。おーい、しぶりーん!」

    「! あっ、未央。おはよう……」


    そう言って振り返ったしぶりんは、おそらく今日のために買った新品なのだろう。初めて見るワンピースを身に纏っていた。
    普段はどちらかというとクールな雰囲気の彼女を見てきたからか、その淡い色、柔らかい雰囲気のワンピースは、しぶりんの隠れた魅力を存分に書き出しているかのようだった。
    よく見ると……美容院にも行ってきたのかな。髪もいつもとは少し感じが違う気がする。
    はっきり言って、女の私でもその可愛さに、一瞬心臓がドクンと跳ねてしまった。


    未央「……って、いけないいけない。そんなこと考えてる場合じゃなかった……」

    「? どうしたの? 未央」

    未央「い、いやぁなんでも! それより待ったりした?」

    「ううん。私も今来たところだよ。行こう?」

    未央「うん。そうだね(おぉ、もうナチュラルに手を繋ぐために差し出してきてる……)」

    未央「(し、しかたない。今は私たち恋人なんだから……)」


    未央「さて、どこに行こうかな?」



    ↓2

    48 :

    ペットショップ

    49 :

    公園

    50 = 45 :

    未央「とりあえず公園にでもいこっか」

    「この辺で公園っていうと……」

    未央「うん。NGが何かあるといつも集まってた公園だね。私がアイドル辞めようとした時も、しまむーが迷っちゃった時も、そういえばいつもあの公園だったし」

    未央「しばらく行ってなかったから、どうかな」

    「うん。私もたまには行きたいな。それに……」

    未央「ん?」

    「私……未央と一緒ならどこだって幸せだよ」

    未央「(しぶりん……こんな歯の浮いたような台詞いう子じゃなかったよね……恋の力って恐ろしい)」



    未央「着いたね。今日はあんまり人いないなぁ」

    未央「とりあえずベンチにでもすわろっか。私飲み物買ってくるよ。何がいい?」

    「えっ? い、いや、私も自分の飲み物くらい自分で買うから大丈夫だよ」

    未央「いーのいーの、これくらい任せなさい! じゃ、ちょっと自販機まで行ってくるね!」

    「う、うん……ありがと……」ドキドキ



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