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元スレ美希「デスノート」
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どっかの馬鹿がその他依頼スレで次スレをhtml依頼してるから念のため次スレになんかレスしておいたがいいと思う
次回分はこちらに投下し、次々回以降は次スレに投下します
よろしくお願いします
よろしくお願いします
>>943
男も女も、他人の前では自分を演じてるのは確かじゃない?
男も女も、他人の前では自分を演じてるのは確かじゃない?
【春香の自室】
春香「どうぞ……散らかってますが」
月「お邪魔します。すごく綺麗じゃないか。粧裕の部屋とは大違いだ」
春香「え? 粧裕ちゃんの部屋ってそうなんですか?」
月「ああ。いくら言ってもなかなか片付けなくてね。母も手を焼いてるよ」
春香「あはは」
月「さて。じゃあ早速始めようか」
春香「はい。お願いします!」
(机に向かう春香。月はその隣に置かれた椅子に腰を下ろす)
月「先週会った時に簡単には聞いたけど……春香ちゃんは私立文系志望でいいんだよね?」
春香「はい」
月「となると、当面は英・国を中心にやって……夏頃からは社会と、あとセンター対策で数学もやるようにしようか。社会は何選択?」
春香「えっと、まだ決めてなくて……」
月「じゃあできるだけ早く決めておくようにね」
春香「はい」
月「じゃあ今日は英語をしよう。簡単なテストを作ってきたから、まずはこれを解いて」
春香「えーっ。いきなりテストですか?」
月「現在の春香ちゃんの学力を正確に知るためだよ。その方が対策も立てやすいから。いいね?」
春香「はぁい……」
月「一応、高2の教科書レベルから出題しているから。普通に授業を受けていれば解ける問題だよ」
春香「そ、そういうプレッシャーの掛け方やめて下さい……」
月「制限時間は今から30分ね。はい、始め」
春香「わわっ。そんないきなり……」
月「…………」
春香「…………」
月(部屋の中も特に怪しい点は無いな……普通の10代の女の子の部屋って感じだ。黒いノートなんて影も形も見当たらない)
春香(えっ。これで教科書レベル? ウソでしょ……なんか全然分かんないんだけど……)
春香「どうぞ……散らかってますが」
月「お邪魔します。すごく綺麗じゃないか。粧裕の部屋とは大違いだ」
春香「え? 粧裕ちゃんの部屋ってそうなんですか?」
月「ああ。いくら言ってもなかなか片付けなくてね。母も手を焼いてるよ」
春香「あはは」
月「さて。じゃあ早速始めようか」
春香「はい。お願いします!」
(机に向かう春香。月はその隣に置かれた椅子に腰を下ろす)
月「先週会った時に簡単には聞いたけど……春香ちゃんは私立文系志望でいいんだよね?」
春香「はい」
月「となると、当面は英・国を中心にやって……夏頃からは社会と、あとセンター対策で数学もやるようにしようか。社会は何選択?」
春香「えっと、まだ決めてなくて……」
月「じゃあできるだけ早く決めておくようにね」
春香「はい」
月「じゃあ今日は英語をしよう。簡単なテストを作ってきたから、まずはこれを解いて」
春香「えーっ。いきなりテストですか?」
月「現在の春香ちゃんの学力を正確に知るためだよ。その方が対策も立てやすいから。いいね?」
春香「はぁい……」
月「一応、高2の教科書レベルから出題しているから。普通に授業を受けていれば解ける問題だよ」
春香「そ、そういうプレッシャーの掛け方やめて下さい……」
月「制限時間は今から30分ね。はい、始め」
春香「わわっ。そんないきなり……」
月「…………」
春香「…………」
月(部屋の中も特に怪しい点は無いな……普通の10代の女の子の部屋って感じだ。黒いノートなんて影も形も見当たらない)
春香(えっ。これで教科書レベル? ウソでしょ……なんか全然分かんないんだけど……)
以下、>>937からの続きとなります。
【一週間後・やよいの自室】
やよい「ライト先生! これどうやって解くんですか?」
月「ああ、これはこうして……」
やよい「すごーい! 魔法みたいですーっ!」
月「そんな大げさな」
やよい「ライト先生はすごいなぁ。私、尊敬しちゃいます!」
月「はは……ありがとう」
やよい「ねぇねぇ、ライト先生」
月「ん?」
やよい「今日、せっかくなので、私の家で晩ごはん食べていきませんか?」
月「えっ」
やよい「だめですか……?」
月「いや、駄目じゃないけど……流石にそれは悪いよ。ご両親もいることだし」
やよい「今日はお父さんもお母さんも遅いので大丈夫です! 私と弟達だけなので!」
月「分かった。じゃあご馳走になろうかな」
やよい「やったぁ! ライト先生、はいたーっち! いぇい!」
月「はは。はい」パシン
やよい「うっうー! じゃあ今日は腕によりをかけて作っちゃいますよー! もやし祭りです!」
月「? もやし祭り?」
やよい「はい! 楽しみにしていてください!」
月「ああ。ありがとう」
月(流石にこれは演技じゃないよな……)
【同時刻・キラ対策捜査本部(都内のホテルの一室)】
やよい『はい! 楽しみにしていてください!』
月『ああ。ありがとう』
L「…………」
松田「なんか月くん、モテモテっすね」
L「……まあ、これは演技でもなければ異性に対する好意というわけでもなさそうですけどね」
松田「いやいや、分かりませんよ? 流石に演技は無いと思いますけど、やよいちゃんもこう見えて14歳の女の子ですからね。これが初恋ってことも十分……」
L「はい。そうですね」
松田「そんなどうでもよさそうに」
L「…………」
L(高槻やよいがキラでないとすれば……彼女を通じて天海春香や星井美希に探りを入れることも可能だろうか)
L(あるいは別のアイドルでも……夜神月のコミュニケーション能力をもってすれば……)
L「…………」
やよい「ライト先生! これどうやって解くんですか?」
月「ああ、これはこうして……」
やよい「すごーい! 魔法みたいですーっ!」
月「そんな大げさな」
やよい「ライト先生はすごいなぁ。私、尊敬しちゃいます!」
月「はは……ありがとう」
やよい「ねぇねぇ、ライト先生」
月「ん?」
やよい「今日、せっかくなので、私の家で晩ごはん食べていきませんか?」
月「えっ」
やよい「だめですか……?」
月「いや、駄目じゃないけど……流石にそれは悪いよ。ご両親もいることだし」
やよい「今日はお父さんもお母さんも遅いので大丈夫です! 私と弟達だけなので!」
月「分かった。じゃあご馳走になろうかな」
やよい「やったぁ! ライト先生、はいたーっち! いぇい!」
月「はは。はい」パシン
やよい「うっうー! じゃあ今日は腕によりをかけて作っちゃいますよー! もやし祭りです!」
月「? もやし祭り?」
やよい「はい! 楽しみにしていてください!」
月「ああ。ありがとう」
月(流石にこれは演技じゃないよな……)
【同時刻・キラ対策捜査本部(都内のホテルの一室)】
やよい『はい! 楽しみにしていてください!』
月『ああ。ありがとう』
L「…………」
松田「なんか月くん、モテモテっすね」
L「……まあ、これは演技でもなければ異性に対する好意というわけでもなさそうですけどね」
松田「いやいや、分かりませんよ? 流石に演技は無いと思いますけど、やよいちゃんもこう見えて14歳の女の子ですからね。これが初恋ってことも十分……」
L「はい。そうですね」
松田「そんなどうでもよさそうに」
L「…………」
L(高槻やよいがキラでないとすれば……彼女を通じて天海春香や星井美希に探りを入れることも可能だろうか)
L(あるいは別のアイドルでも……夜神月のコミュニケーション能力をもってすれば……)
L「…………」
【翌日・765プロ事務所】
やよい「……それでその後、ライト先生も一緒にもやし祭りしたんです!」
春香「へぇ。それは良かったね、やよい」
やよい「はい! あと、長介たちもすっごく懐いてて。なんか本当のお兄さんができたみたいでした!」
春香「そっか。でもやよい、肝心の勉強の方はどうだったの?」
やよい「あぅ……」
春香「あっ。ごめん……」
やよい「で、でも! ライト先生が『今からきっちりやれば十分間に合う』って!」
春香「そ、そうなんだ。良かったね。(私と全く同じこと言われてる……)」
やよい「はい。だから私、これからはお勉強もアイドルのお仕事と同じくらい頑張ります!」
春香「その意気だよ。やよい。私も頑張るから、一緒に頑張ろう」
やよい「はい! 春香さん!」
ガチャッ
美希「あふぅ。おはよーなの」
春香「美希。おはよう」
やよい「おはようございます! 美希さん」
美希「朝から元気コンビなの」
春香「雑なくくり方……」
やよい「はい! 私は元気ですよ! 美希さんは元気じゃないんですか?」
美希「んー。まあまあってカンジかな。あふぅ」
春香「…………」
やよい「あっ。いっけない! 私もうレッスンに行かなきゃ! それじゃあ春香さん、美希さん。また後で!」
春香「うん。いってらっしゃい」
美希「いってらーなの」
ガチャッ バタン
春香「…………」
美希「…………」
春香「ちょっと屋上行こっか、美希」
美希「うん。いいよ」
やよい「……それでその後、ライト先生も一緒にもやし祭りしたんです!」
春香「へぇ。それは良かったね、やよい」
やよい「はい! あと、長介たちもすっごく懐いてて。なんか本当のお兄さんができたみたいでした!」
春香「そっか。でもやよい、肝心の勉強の方はどうだったの?」
やよい「あぅ……」
春香「あっ。ごめん……」
やよい「で、でも! ライト先生が『今からきっちりやれば十分間に合う』って!」
春香「そ、そうなんだ。良かったね。(私と全く同じこと言われてる……)」
やよい「はい。だから私、これからはお勉強もアイドルのお仕事と同じくらい頑張ります!」
春香「その意気だよ。やよい。私も頑張るから、一緒に頑張ろう」
やよい「はい! 春香さん!」
ガチャッ
美希「あふぅ。おはよーなの」
春香「美希。おはよう」
やよい「おはようございます! 美希さん」
美希「朝から元気コンビなの」
春香「雑なくくり方……」
やよい「はい! 私は元気ですよ! 美希さんは元気じゃないんですか?」
美希「んー。まあまあってカンジかな。あふぅ」
春香「…………」
やよい「あっ。いっけない! 私もうレッスンに行かなきゃ! それじゃあ春香さん、美希さん。また後で!」
春香「うん。いってらっしゃい」
美希「いってらーなの」
ガチャッ バタン
春香「…………」
美希「…………」
春香「ちょっと屋上行こっか、美希」
美希「うん。いいよ」
【765プロ事務所の屋上】
春香「……それで? 今度は何が心配の種なのかな? 美希ちゃんは」
美希「心配ってほどじゃないけど……っていうかよく分かるね。春香こそエスパーみたいなの」
春香「まあ、私と美希は今やただの友達じゃないからね」
美希「……うん。そうだね」
春香「で? 美希は何が気になってるの?」
美希「えっと、例の夜神月って人……この人が、やっぱり前に事務所に来た刑事さんの息子だったっていうのは春香から聞いたけど」
春香「うん」
美希「それってつまり……この人を探っていけば、Lにつながる可能性があるってことだよね」
春香「そうだね。少なくとも、ライトさんのお父さんはLと一緒にキラ事件の捜査をしているはずだから」
美希「…………」
春香「美希?」
美希「春香はこの前、『今捕まりかねないような危険は冒さない』って言ってたけど……」
春香「…………」
美希「それでもやっぱり、不安なの。春香がLの正体を探ろうとして、そのライトって人に近付き過ぎないか……そして、そこから逆に春香の正体が辿られたりしないか……って」
春香「…………」
美希「春香のことを疑ってるわけじゃないんだけど……」
春香「大丈夫だよ。美希」
美希「…………」
春香「前にも言った通り、危ない橋は渡らないから」
美希「春香」
春香「それに……Lの正体を探る手段なら、もっと安全な方法を考えてるからさ」
美希「? それって……黒井社長の事?」
春香「それも一応あるけど……正直言って、あの人にはもうあんまり期待できないかな……。『“L”の正体を明かせ』って命じてからもう二か月以上経つのに、何の進展も無いし」
美希「じゃあ……」
春香「やっぱりデスノートですよ! デスノート!」
美希「! …………」
春香「……それで? 今度は何が心配の種なのかな? 美希ちゃんは」
美希「心配ってほどじゃないけど……っていうかよく分かるね。春香こそエスパーみたいなの」
春香「まあ、私と美希は今やただの友達じゃないからね」
美希「……うん。そうだね」
春香「で? 美希は何が気になってるの?」
美希「えっと、例の夜神月って人……この人が、やっぱり前に事務所に来た刑事さんの息子だったっていうのは春香から聞いたけど」
春香「うん」
美希「それってつまり……この人を探っていけば、Lにつながる可能性があるってことだよね」
春香「そうだね。少なくとも、ライトさんのお父さんはLと一緒にキラ事件の捜査をしているはずだから」
美希「…………」
春香「美希?」
美希「春香はこの前、『今捕まりかねないような危険は冒さない』って言ってたけど……」
春香「…………」
美希「それでもやっぱり、不安なの。春香がLの正体を探ろうとして、そのライトって人に近付き過ぎないか……そして、そこから逆に春香の正体が辿られたりしないか……って」
春香「…………」
美希「春香のことを疑ってるわけじゃないんだけど……」
春香「大丈夫だよ。美希」
美希「…………」
春香「前にも言った通り、危ない橋は渡らないから」
美希「春香」
春香「それに……Lの正体を探る手段なら、もっと安全な方法を考えてるからさ」
美希「? それって……黒井社長の事?」
春香「それも一応あるけど……正直言って、あの人にはもうあんまり期待できないかな……。『“L”の正体を明かせ』って命じてからもう二か月以上経つのに、何の進展も無いし」
美希「じゃあ……」
春香「やっぱりデスノートですよ! デスノート!」
美希「! …………」
美希「デスノート、って……?」
春香「ほら、前に教えたでしょ? デスノートに詳しい死の状況を記載した場合、その人がやってもおかしくない範囲の行動ならその通りに操れるって」
美希「ああ。黒井社長の側近の人を操った時のやつだね」
春香「そうそう。それをまた使おうと思ってね」ゴソゴソ
(手提げ鞄の中からデスノートを取り出す春香)
春香「たとえばこんな感じに」パラッ
美希「どれどれなの」
--------------------------------------------------
心臓麻痺
誰にも怪しまれない行動範囲の中で任意のインターネットカフェに行き、
そのインターネットカフェに設置されているパソコンから、
現在『L』と称されている探偵について自分が知っている全ての情報を
インターネットサイト『救世主キラ伝説』の掲示板に書き込む。
20××年○月○日より23日間以内にこれを実行した後、
この事は誰にも言う事なく、上記のインターネットカフェから
10km以上離れた路上にて死亡。
--------------------------------------------------
美希「あー。前のやつをちょっと簡単にした感じだね」
春香「そういうこと。今回のは公開されても困らない情報だし、あんまり何回もファン名義で事務所にUSB送らせるのもリスクあるしね」
美希「なるほどなの。……でもこれ、名前書いてないけど?」
春香「ああ。デスノートは死因や死の状況を先に書いておいて、後から名前をその前に書き込んでも有効なんだよ」
美希「そうなんだ。知らなかったの。でもなんか、名前のところ妙にスペース広く空けてあるね」
春香「これは労力削減のためだよ」
美希「?」
春香「死因や死の状況を先に記しておき名前を後から記す場合、その名前が複数でも40秒以内に記せば何人でも、その死因や状況に不可能がなければその通りになるんだ」
美希「えっ。そうなの? すごいね」
春香「ちなみに名前を複数記し、最初に名前を記した時から40秒以内にあるひとつの死因を記した場合でも、それが書かれた名前全てに適用されるよ。また死因を記した後、6分40秒以内にあるひとつの死の状況を記した場合も、可能な者はその通りに、不可能な者は死因のみ適用されるんだ」
美希「へー。すごいの春香。まるでデスノート博士なの」
春香「な、なんか微妙な称号だねそれ……」
春香「ほら、前に教えたでしょ? デスノートに詳しい死の状況を記載した場合、その人がやってもおかしくない範囲の行動ならその通りに操れるって」
美希「ああ。黒井社長の側近の人を操った時のやつだね」
春香「そうそう。それをまた使おうと思ってね」ゴソゴソ
(手提げ鞄の中からデスノートを取り出す春香)
春香「たとえばこんな感じに」パラッ
美希「どれどれなの」
--------------------------------------------------
心臓麻痺
誰にも怪しまれない行動範囲の中で任意のインターネットカフェに行き、
そのインターネットカフェに設置されているパソコンから、
現在『L』と称されている探偵について自分が知っている全ての情報を
インターネットサイト『救世主キラ伝説』の掲示板に書き込む。
20××年○月○日より23日間以内にこれを実行した後、
この事は誰にも言う事なく、上記のインターネットカフェから
10km以上離れた路上にて死亡。
--------------------------------------------------
美希「あー。前のやつをちょっと簡単にした感じだね」
春香「そういうこと。今回のは公開されても困らない情報だし、あんまり何回もファン名義で事務所にUSB送らせるのもリスクあるしね」
美希「なるほどなの。……でもこれ、名前書いてないけど?」
春香「ああ。デスノートは死因や死の状況を先に書いておいて、後から名前をその前に書き込んでも有効なんだよ」
美希「そうなんだ。知らなかったの。でもなんか、名前のところ妙にスペース広く空けてあるね」
春香「これは労力削減のためだよ」
美希「?」
春香「死因や死の状況を先に記しておき名前を後から記す場合、その名前が複数でも40秒以内に記せば何人でも、その死因や状況に不可能がなければその通りになるんだ」
美希「えっ。そうなの? すごいね」
春香「ちなみに名前を複数記し、最初に名前を記した時から40秒以内にあるひとつの死因を記した場合でも、それが書かれた名前全てに適用されるよ。また死因を記した後、6分40秒以内にあるひとつの死の状況を記した場合も、可能な者はその通りに、不可能な者は死因のみ適用されるんだ」
美希「へー。すごいの春香。まるでデスノート博士なの」
春香「な、なんか微妙な称号だねそれ……」
美希「じゃあこのスペースに名前をたくさん書けば、書いた人全員にこの内容が適用されるんだね」
春香「そう。ただし設定した状況が不可能な場合……つまり『L』の情報なんて何も持ってないって人の場合は、知らない情報は書き込みようがないから、死の状況設定は適用されずにただ心臓麻痺となる」
美希「ふむふむ」
春香「またいくら複数の名前が書けるといっても40秒以内に書けるものに限られるから、一度にまとめて適用できる人数はせいぜい十人くらいだと思うけどね」
美希「なるほどなの。……ところで、春香」
春香「ん?」
美希「このスペースに誰の名前を書くの?」
春香「決まってるじゃん。犯罪者だよ」
美希「! …………」
春香「美希が毎日裁いている犯罪者……その中で、任意のインターネットカフェに行くことができそうな者……つまり、まだ逮捕されていない、逃亡中の犯罪者の名前をここに書き入れようと思う」
春香「ただ、先に美希が自分のノートに書いちゃうとそっちの効力が優先されちゃうから、予めその割り振りを相談しとこうと思って」
美希「…………」
春香「? どうしたの? 美希」
美希「あ、いや、なんていうか……」
春香「?」
美希「前の……黒井社長の側近の人の時は、まさにその人が持ってる情報を得るためだったから、その情報を送るように操って殺したっていうのは分かるんだけど……」
春香「うん」
美希「今回の場合は、その……その人が持ってるかどうか分からない情報を書き込ませるように操って殺す……ってことだよね」
春香「そうだね」
美希「なんか、それってその……犯罪者を実験に使ってるみたいな……」
春香「? 何言ってるの? 美希」
美希「えっ」
春香「そう。ただし設定した状況が不可能な場合……つまり『L』の情報なんて何も持ってないって人の場合は、知らない情報は書き込みようがないから、死の状況設定は適用されずにただ心臓麻痺となる」
美希「ふむふむ」
春香「またいくら複数の名前が書けるといっても40秒以内に書けるものに限られるから、一度にまとめて適用できる人数はせいぜい十人くらいだと思うけどね」
美希「なるほどなの。……ところで、春香」
春香「ん?」
美希「このスペースに誰の名前を書くの?」
春香「決まってるじゃん。犯罪者だよ」
美希「! …………」
春香「美希が毎日裁いている犯罪者……その中で、任意のインターネットカフェに行くことができそうな者……つまり、まだ逮捕されていない、逃亡中の犯罪者の名前をここに書き入れようと思う」
春香「ただ、先に美希が自分のノートに書いちゃうとそっちの効力が優先されちゃうから、予めその割り振りを相談しとこうと思って」
美希「…………」
春香「? どうしたの? 美希」
美希「あ、いや、なんていうか……」
春香「?」
美希「前の……黒井社長の側近の人の時は、まさにその人が持ってる情報を得るためだったから、その情報を送るように操って殺したっていうのは分かるんだけど……」
春香「うん」
美希「今回の場合は、その……その人が持ってるかどうか分からない情報を書き込ませるように操って殺す……ってことだよね」
春香「そうだね」
美希「なんか、それってその……犯罪者を実験に使ってるみたいな……」
春香「? 何言ってるの? 美希」
美希「えっ」
春香「私が操るか否かにかかわらず、どのみち美希が殺すことになる犯罪者だよ?」
美希「! そ、それは……そうだけど……」
春香「別に本来よりも無駄に苦しめて殺そうとしているわけじゃないし、そもそも情報を持っていない人は普通に心臓麻痺になるだけなんだから。美希が殺した場合と同じに」
美希「…………」
春香「どうせ殺す命なら、有効に利用した方が良いでしょ?」
美希「! …………」
春香「それにもし彼らが書き込んだ情報によってLの正体が掴めれば、それだけ私達が捕まる危険は減る。つまりその結果、キラの裁きは続く」
美希「…………」
春香「そうなれば、ごく少数の凶悪な犯罪者の命によって、より多くの善良な人達の平穏な生活が維持されることになる。それは、美希が望む理想と合致することだと思うけど?」
美希「……うん。そうだね」
春香「でしょ? じゃあ何も気にすることないじゃん」
美希「……うん」
春香「じゃあ早速、犯罪者の割り振りをしよう。えーっと、まだ捕まっていない犯罪者は……」
美希「…………」
春香(……まあ、本当はこんなのどうだっていいんだけどね)
春香(所詮一介の犯罪者風情がLの情報なんて持っているはずがない)
春香(せいぜい『Lはリンド・L・テイラーだ』程度の情報だろう)
春香(でも少なくともこうしておくことで……美希の不安を取り除いてあげることはできる)
春香(夜神月に近付くことを通じて、私が何か危険な行動を取るのではないかという……美希の不安を)
春香(……これ以上、美希の不安そうな顔は見ていたくないからね)
美希「…………」
美希(……春香……)
カンカンカン
春香「! 誰か来た! 美希、続きはまた後で」バッ
美希「は、はいなの」
ガチャッ
P「お、なんだお前ら。こんな所にいたのか」
春香「どうしましたか? プロデューサーさん」
美希「レッスンまではまだ時間あるよ?」
P「ああ、実はちょっと重大な連絡があってな。……お前ら二人に」
春香・美希「えっ?」
P「悪いが、ちょっと執務室まで来てくれ。もう他の皆も集まってるから」
春香・美希「…………?」
美希「! そ、それは……そうだけど……」
春香「別に本来よりも無駄に苦しめて殺そうとしているわけじゃないし、そもそも情報を持っていない人は普通に心臓麻痺になるだけなんだから。美希が殺した場合と同じに」
美希「…………」
春香「どうせ殺す命なら、有効に利用した方が良いでしょ?」
美希「! …………」
春香「それにもし彼らが書き込んだ情報によってLの正体が掴めれば、それだけ私達が捕まる危険は減る。つまりその結果、キラの裁きは続く」
美希「…………」
春香「そうなれば、ごく少数の凶悪な犯罪者の命によって、より多くの善良な人達の平穏な生活が維持されることになる。それは、美希が望む理想と合致することだと思うけど?」
美希「……うん。そうだね」
春香「でしょ? じゃあ何も気にすることないじゃん」
美希「……うん」
春香「じゃあ早速、犯罪者の割り振りをしよう。えーっと、まだ捕まっていない犯罪者は……」
美希「…………」
春香(……まあ、本当はこんなのどうだっていいんだけどね)
春香(所詮一介の犯罪者風情がLの情報なんて持っているはずがない)
春香(せいぜい『Lはリンド・L・テイラーだ』程度の情報だろう)
春香(でも少なくともこうしておくことで……美希の不安を取り除いてあげることはできる)
春香(夜神月に近付くことを通じて、私が何か危険な行動を取るのではないかという……美希の不安を)
春香(……これ以上、美希の不安そうな顔は見ていたくないからね)
美希「…………」
美希(……春香……)
カンカンカン
春香「! 誰か来た! 美希、続きはまた後で」バッ
美希「は、はいなの」
ガチャッ
P「お、なんだお前ら。こんな所にいたのか」
春香「どうしましたか? プロデューサーさん」
美希「レッスンまではまだ時間あるよ?」
P「ああ、実はちょっと重大な連絡があってな。……お前ら二人に」
春香・美希「えっ?」
P「悪いが、ちょっと執務室まで来てくれ。もう他の皆も集まってるから」
春香・美希「…………?」
予告通り、次回分以降は以下の次スレに投下します
というわけで再貼り
美希「デスノート」 2冊目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443343964/
2冊目もよろしくお願いします
というわけで再貼り
美希「デスノート」 2冊目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443343964/
2冊目もよろしくお願いします
一応は自分のためじゃなく平和な世界を創るためにノートを使ってる美希と
ぶっちゃけ私利私欲の為にノートを使ってる春香は完全に水と油なんだよなぁ
元から仲間でかつデスノートの秘密を共有する仲じゃなければとっくに破綻してる関係
最後は果たしてどうなることやら
ぶっちゃけ私利私欲の為にノートを使ってる春香は完全に水と油なんだよなぁ
元から仲間でかつデスノートの秘密を共有する仲じゃなければとっくに破綻してる関係
最後は果たしてどうなることやら
SSでノート拾った奴はだいたい美希みたいなタイプになるけど
私利私欲のやつは初めて見た
しまいには実力で苦戦しそう、あるいは勝てないと判断したアイドルの名前も書くな
私利私欲のやつは初めて見た
しまいには実力で苦戦しそう、あるいは勝てないと判断したアイドルの名前も書くな
命に対する考えが恐ろしく軽くなってるな
こういう思考は極めて危険ですぜ春香さん
こういう思考は極めて危険ですぜ春香さん
私利私欲ではないけど春閣下の脳内では完全に自分中心に世界が回ってるな
ライトも陥っていた強烈な選民思想ってやつかな
自分の目的を達成する為なら他人の命なんてどうでも良くて、平気で奪える
自分の目的を達成する為なら他人の命なんてどうでも良くて、平気で奪える
ジェラスの想いに報いるため、理不尽な圧力に屈しないためってのはあっても
自分と765のみんながトップアイドルになるためなら障害となる奴は誰だろうとヤっちまうんだから
十分に私利私欲と言っていいんじゃね?
美希はきれいな月キラで春香はきれいな火口キラって感じ
自分と765のみんながトップアイドルになるためなら障害となる奴は誰だろうとヤっちまうんだから
十分に私利私欲と言っていいんじゃね?
美希はきれいな月キラで春香はきれいな火口キラって感じ
俺は最近初めて彼女ができて思ったけど
「彼女できたらヤリまくるぞ!」なんてのはホント童貞思考なんだなって思った
本当に相手のこと大事にしたいと思ってるなら、そんな性欲は自分自身が嫌悪感湧く
相手から求められれば応じるけど、自分から進んでそうしたいなんて衝動は捨てるよ
「彼女できたらヤリまくるぞ!」なんてのはホント童貞思考なんだなって思った
本当に相手のこと大事にしたいと思ってるなら、そんな性欲は自分自身が嫌悪感湧く
相手から求められれば応じるけど、自分から進んでそうしたいなんて衝動は捨てるよ
>>977は生きてるのか?
俺は最近初めて彼女ができて思ったけど
「彼女できたらヤリまくるぞ!」なんてのはホント童貞思考なんだなって思った
本当に相手のこと大事にしたいと思ってるなら、自分から進んでそうしたいなんて衝動は捨てるよ
相手から求められれば応じるけど、 そんな性欲は嫌悪感湧く
「彼女できたらヤリまくるぞ!」なんてのはホント童貞思考なんだなって思った
本当に相手のこと大事にしたいと思ってるなら、自分から進んでそうしたいなんて衝動は捨てるよ
相手から求められれば応じるけど、 そんな性欲は嫌悪感湧く
みんなの評価 : ★★★×4
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