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元スレ美希「デスノート」
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美希「でもだからといって、ミキは今後もそういう人たち――犯罪者とまではいかないけど、他の人に迷惑を掛けるような人たち――まで、殺していこうとは思ってないの」
美希「なぜならきっと、凶悪な犯罪者達を地道に消していくことで……そういう人たちも、やがていつかは自分の行動を見直すようになると思うから」
美希「そしてその結果、他人に迷惑を掛けたり、嫌な思いをさせたりすることは極力しないようになる」
美希「そうすれば、皆がもっと他人を思いやれるような……優しい世界になる」
美希「皆が、笑って毎日を過ごせる世界になる」
美希「そういう世界になればいいなって思って……ミキはこの裁きを始めたの」
春香「……美希」
美希「うん」
春香「……ぬるいね」
美希「えっ」
春香「はっきり言って、そう簡単に何もかも思い通りになるほど……この世の中は甘くないと思うよ」
美希「…………」
春香「でも」
美希「?」
春香「……私は嫌いじゃないよ。そういうの」
美希「春香」
春香「そもそも世の中が平和じゃなかったら、アイドルもファンも成り立たないし、それに……」
美希「?」
春香「私がトップアイドルを目指す理由も、少しでも多くの人に笑顔になってもらいたいからだしね」
美希「……春香……」
春香「それに当然、美希だって目指してるんでしょ? トップアイドル」
美希「! もちろんなの」
春香「じゃあ、私達の目指す先は同じだね。少しでも多くの人が笑顔になれる……そんな世界を作ること」
美希「うん」
春香「じゃあ二人で一緒に頑張ろう。平和な世の中を作って……そして765プロの皆と一緒に、トップアイドルになろう!」
美希「はいなの!」
美希「なぜならきっと、凶悪な犯罪者達を地道に消していくことで……そういう人たちも、やがていつかは自分の行動を見直すようになると思うから」
美希「そしてその結果、他人に迷惑を掛けたり、嫌な思いをさせたりすることは極力しないようになる」
美希「そうすれば、皆がもっと他人を思いやれるような……優しい世界になる」
美希「皆が、笑って毎日を過ごせる世界になる」
美希「そういう世界になればいいなって思って……ミキはこの裁きを始めたの」
春香「……美希」
美希「うん」
春香「……ぬるいね」
美希「えっ」
春香「はっきり言って、そう簡単に何もかも思い通りになるほど……この世の中は甘くないと思うよ」
美希「…………」
春香「でも」
美希「?」
春香「……私は嫌いじゃないよ。そういうの」
美希「春香」
春香「そもそも世の中が平和じゃなかったら、アイドルもファンも成り立たないし、それに……」
美希「?」
春香「私がトップアイドルを目指す理由も、少しでも多くの人に笑顔になってもらいたいからだしね」
美希「……春香……」
春香「それに当然、美希だって目指してるんでしょ? トップアイドル」
美希「! もちろんなの」
春香「じゃあ、私達の目指す先は同じだね。少しでも多くの人が笑顔になれる……そんな世界を作ること」
美希「うん」
春香「じゃあ二人で一緒に頑張ろう。平和な世の中を作って……そして765プロの皆と一緒に、トップアイドルになろう!」
美希「はいなの!」
一旦ここまでですよ! ここまで!
(次の更新は一週間後くらいになる予定です)
(次の更新は一週間後くらいになる予定です)
乙~
あざとく転んでパンツ見せる春香さんはもういないんだね…
あざとく転んでパンツ見せる春香さんはもういないんだね…
月魅上は完全悪だがこの二人はそうじゃないからどうなるか先が読めない
己の思い描く正義に忠実に、それ以外の他を犠牲にできる、という意味では春香も美希もLさえも月と同じと言える
当時、Lの「必ず死刑台に送ってやる」というセリフを見て一気に冷めたし
当時、Lの「必ず死刑台に送ってやる」というセリフを見て一気に冷めたし
「僕が」
「私が」
「「正義だ」」
って言ってるじゃん
両方共正義を追い求めてるのには変わりないからな
そこを分かってれば冷めるものはないね
「私が」
「「正義だ」」
って言ってるじゃん
両方共正義を追い求めてるのには変わりないからな
そこを分かってれば冷めるものはないね
作者すら
月がすごい悪いやつ
Lがそこそこ悪いやつ
総一朗はいいやつ
くらいしか考えてないから正義とか悪とかいくら考えてもちかたないね
月がすごい悪いやつ
Lがそこそこ悪いやつ
総一朗はいいやつ
くらいしか考えてないから正義とか悪とかいくら考えてもちかたないね
しかし原作のライトにしろ美希と春香にしろ、冤罪で無実の人間を殺ってる可能性もあるんだよな
前から気になってたんだが、月は警察のデータベースにハッキングしたりして世界中の情報を集めてたけど、美希はテレビのニュースに出てきた名前を書いてるだけだから日本の犯罪者しか裁けてなくね?
>>528
そもそもテレビ経由の情報だけでどうやって怪しいかどうかを判別するのやら
そもそもテレビ経由の情報だけでどうやって怪しいかどうかを判別するのやら
ニュースには容疑者の顔でるやん?
きもいかったら[ピーーー]
きもいかったら[ピーーー]
原作の月は冤罪の可能性のある人や同情できる理由で罪を犯した人は見逃してたぜ
春香「さて……そういうわけで、美希」
美希「はいなの」
春香「とりあえず、当面の間は最悪の事態……『今もう既に美希の部屋にはカメラと盗聴器が付けられている』という前提で行動するように。いいね」
美希「うん。分かったの」
春香「とはいっても、別に特別なことをする必要は無いし、むしろ何もしない方が良い」
美希「…………」
春香「あくまでも自然に、ノートを拾う前と全く同じように生活をする」
美希「うん」
春香「リュークはその場に居ない者として扱い、家の中では一言たりとも会話をしない」
美希「うん」
リューク「…………」
春香「そしてもし……リュークによって本当にカメラが発見されたら、その時はできるだけ早く私にも教えてね」
美希「分かった。すぐ言うようにするの」
春香「あ、でもメールや電話は無しね。そんなの、その気になれば後からいくらでも履歴とか調べられちゃうから。あくまでも事務所で会ったときに、口頭で」
美希「うん、分かったの。本当に色々ありがとう。春香」
春香「いえいえ。どういたしまして」
美希「はいなの」
春香「とりあえず、当面の間は最悪の事態……『今もう既に美希の部屋にはカメラと盗聴器が付けられている』という前提で行動するように。いいね」
美希「うん。分かったの」
春香「とはいっても、別に特別なことをする必要は無いし、むしろ何もしない方が良い」
美希「…………」
春香「あくまでも自然に、ノートを拾う前と全く同じように生活をする」
美希「うん」
春香「リュークはその場に居ない者として扱い、家の中では一言たりとも会話をしない」
美希「うん」
リューク「…………」
春香「そしてもし……リュークによって本当にカメラが発見されたら、その時はできるだけ早く私にも教えてね」
美希「分かった。すぐ言うようにするの」
春香「あ、でもメールや電話は無しね。そんなの、その気になれば後からいくらでも履歴とか調べられちゃうから。あくまでも事務所で会ったときに、口頭で」
美希「うん、分かったの。本当に色々ありがとう。春香」
春香「いえいえ。どういたしまして」
以下、>>501からの続きとなります。
春香「あ。あとそれから、美希も明日来るよね?」
美希「明日? 何かあったっけ?」
春香「ほら、雪歩と真のセンター試験お疲れ様会。明日で二日目終了だから」
美希「ああ、うん。行くの。正直行く気無かったけど、今日、春香の話が聞けてすごく気分が楽になったから」
春香「それなら良かった。二人もきっと喜ぶよ」
美希「他には誰が来れるんだっけ?」
春香「えーと、千早ちゃんと響ちゃんに、伊織とやよいかな。他の皆はお仕事だね」
美希「そっか……ふふっ」
春香「? どうしたの?」
美希「なんていうか……さっきまでデスノートがどうとか死神がどうとか言ってたのに……765プロの皆の名前が出た途端、まるでいつもの春香みたいなの。それがちょっとおかしくって」
春香「お、おかしいって……そもそも私はいつも通りですよ! いつも通り! さっきも言ったけど、デスノートがあろうが無かろうが、死神さんが憑いていようがいまいが、私達765プロがずっと仲間なのには変わりないんだからね」
美希「うん、そうだね。実に春香らしいの」
春香「何よそれ。まあとにかく今はこんな状況だけど、それはそれとして明日は楽しもうよ」
美希「うん。最近こういう機会も少なかったしね」
春香「そうだね。前のプロデューサーさんが亡くなってから暫くの間は、どうしてもこういうのやりづらかったし……あっ」
美希「…………」
春香「……ごめん」
美希「ううん。いいの」
春香「あ、あとカメラの事だけは忘れずにね」
美希「うん。もちろんなの」
春香「じゃあお願いね。リューク」
リューク「ああ。俺もリンゴがずっと食えないままなのは困るからな」
春香「それじゃあね。美希。また明日」
美希「はいなの。またね、春香」
美希「明日? 何かあったっけ?」
春香「ほら、雪歩と真のセンター試験お疲れ様会。明日で二日目終了だから」
美希「ああ、うん。行くの。正直行く気無かったけど、今日、春香の話が聞けてすごく気分が楽になったから」
春香「それなら良かった。二人もきっと喜ぶよ」
美希「他には誰が来れるんだっけ?」
春香「えーと、千早ちゃんと響ちゃんに、伊織とやよいかな。他の皆はお仕事だね」
美希「そっか……ふふっ」
春香「? どうしたの?」
美希「なんていうか……さっきまでデスノートがどうとか死神がどうとか言ってたのに……765プロの皆の名前が出た途端、まるでいつもの春香みたいなの。それがちょっとおかしくって」
春香「お、おかしいって……そもそも私はいつも通りですよ! いつも通り! さっきも言ったけど、デスノートがあろうが無かろうが、死神さんが憑いていようがいまいが、私達765プロがずっと仲間なのには変わりないんだからね」
美希「うん、そうだね。実に春香らしいの」
春香「何よそれ。まあとにかく今はこんな状況だけど、それはそれとして明日は楽しもうよ」
美希「うん。最近こういう機会も少なかったしね」
春香「そうだね。前のプロデューサーさんが亡くなってから暫くの間は、どうしてもこういうのやりづらかったし……あっ」
美希「…………」
春香「……ごめん」
美希「ううん。いいの」
春香「あ、あとカメラの事だけは忘れずにね」
美希「うん。もちろんなの」
春香「じゃあお願いね。リューク」
リューク「ああ。俺もリンゴがずっと食えないままなのは困るからな」
春香「それじゃあね。美希。また明日」
美希「はいなの。またね、春香」
(レムと共に去って行く春香を見送る美希)
美希「……こんな偶然ってあるんだね」
リューク「ん? 偶然?」
美希「うん。だってミキのこんな身近に他のデスノートの所有者がいて、しかもノートを拾った時期もミキとたった三か月くらいしか違わないなんて……ミキ的にはすごい偶然だって思うな」
リューク「……ククッ」
美希「? 何で笑うの? リューク」
リューク「……偶然なわけないだろ」
美希「えっ」
リューク「ミキ。お前はもう少し人……といっても俺は人じゃないが……疑った方が良いと思うぞ」
美希「……どういうこと? リューク」
リューク「まあもうお前もここまで知ってしまったんだ。これを機に教えておいてやろう」
美希「…………?」
リューク「俺がお前にノートを渡したのは偶然なんかじゃない」
ミキ「!」
リューク「今から五か月くらい前のある日……死神界で噂になった。名前の書き忘れでもないのに死んだ死神がいると」
美希「それって……」
リューク「そう。ジェラスのことだ」
美希「! …………」
リューク「その話に興味が湧いた俺は、事情を知ってそうな奴に手当たり次第聞いて回った」
美希「…………」
リューク「そうこうしているうち、俺は死神界からその時の様子、つまりジェラスが死んだ時の様子を偶然観ていた奴を見つけることができた。だがそいつも『ジェラスは人間界に居て、そこで人間の名前を書いた後に死んだ』以上の事は分からないようだった」
リューク「名前を書かないで死ぬならともかく、名前を書いたのに死んだとはどういうことなのか……俺はジェラスが死んだ理由にますます興味が湧き、さらに何匹かの死神に聞いて回った」
リューク「その結果、ジェラスは生前、レムとよく行動を共にしており、ジェラスが人間界で死んだ時もレムが一緒に居たらしいということが分かった」
美希「! …………」
リューク「そこで俺はレムに詳しく話を聞いてみようと思った。ジェラスが死んだ後もレムはまだ人間界に残っているようだったから、俺は死神界からレムの居場所を探してみた。……すると、驚いた」
、
リューク「なんとレムは人間にノートを渡していて、その人間に憑いていた」
美希「! ってことは……」
リューク「そう。俺はもうその時点から、レムがハルカに憑いていることを知っていた」
美希「! …………」
美希「……こんな偶然ってあるんだね」
リューク「ん? 偶然?」
美希「うん。だってミキのこんな身近に他のデスノートの所有者がいて、しかもノートを拾った時期もミキとたった三か月くらいしか違わないなんて……ミキ的にはすごい偶然だって思うな」
リューク「……ククッ」
美希「? 何で笑うの? リューク」
リューク「……偶然なわけないだろ」
美希「えっ」
リューク「ミキ。お前はもう少し人……といっても俺は人じゃないが……疑った方が良いと思うぞ」
美希「……どういうこと? リューク」
リューク「まあもうお前もここまで知ってしまったんだ。これを機に教えておいてやろう」
美希「…………?」
リューク「俺がお前にノートを渡したのは偶然なんかじゃない」
ミキ「!」
リューク「今から五か月くらい前のある日……死神界で噂になった。名前の書き忘れでもないのに死んだ死神がいると」
美希「それって……」
リューク「そう。ジェラスのことだ」
美希「! …………」
リューク「その話に興味が湧いた俺は、事情を知ってそうな奴に手当たり次第聞いて回った」
美希「…………」
リューク「そうこうしているうち、俺は死神界からその時の様子、つまりジェラスが死んだ時の様子を偶然観ていた奴を見つけることができた。だがそいつも『ジェラスは人間界に居て、そこで人間の名前を書いた後に死んだ』以上の事は分からないようだった」
リューク「名前を書かないで死ぬならともかく、名前を書いたのに死んだとはどういうことなのか……俺はジェラスが死んだ理由にますます興味が湧き、さらに何匹かの死神に聞いて回った」
リューク「その結果、ジェラスは生前、レムとよく行動を共にしており、ジェラスが人間界で死んだ時もレムが一緒に居たらしいということが分かった」
美希「! …………」
リューク「そこで俺はレムに詳しく話を聞いてみようと思った。ジェラスが死んだ後もレムはまだ人間界に残っているようだったから、俺は死神界からレムの居場所を探してみた。……すると、驚いた」
、
リューク「なんとレムは人間にノートを渡していて、その人間に憑いていた」
美希「! ってことは……」
リューク「そう。俺はもうその時点から、レムがハルカに憑いていることを知っていた」
美希「! …………」
リューク「しかし死神界の掟によって、死神は必ずデスノートを一冊は所有していなければならないとされている。レムの性格的に、死神大王を騙してまで二冊目を持つようになったとは思えなかったし、また死神が死んでもその死神が使っていたデスノートは残ることから、詳しいいきさつは分からなかったが、状況からみて、レムがハルカにジェラスの使っていたデスノートを使わせているであろうことは推測できた」
美希「…………」
リューク「その後、俺は暫くレムとハルカの様子を死神界から観察することにした。死神が人間に憑くことなんて滅多に無いからな。この後どうなるのか、単純に興味があった」
リューク「そして俺が観始めてからすぐ、ハルカの寿命が減った。どうやらレムと目の取引をしたらしいと分かった」
美希「! …………」
リューク「自分の残りの寿命の半分を差し出してまで死神の目を手に入れた人間……俺はますますハルカの行動に興味が湧いた」
リューク「もっともその後の話は、さっきハルカ自身が話していたとおりだ。ハルカはレムから渡された元ジェラスのノートを使って、何人もの人間を殺していった」
リューク「自分の夢のため、仲間達の夢のためにだ」
美希「…………」
リューク「夢のために、自分の残りの寿命を減らしてまで他の人間を殺す……ハルカのそのさまを観ているのはとても面白かった」
リューク「ただ、そうやって他の人間を殺していくハルカを観ているうち、俺も死神界から観ているだけでは飽き足らなくなってきた」
リューク「いつしか俺は、『自分も人間にデスノートを使わせてみたい』……こう思うようになっていた」
美希「! …………」
リューク「たださっきも言ったように、死神は必ずデスノートを一冊は所有していなければならない。俺は人間に使わせるため、なんとかして二冊目のデスノートを手に入れようと思い、死神界をうろうろしていたんだが……」
リューク「ちょうどその頃、偶然にも、どっかの間抜けな死神がデスノートを落としたらしく、それが死神大王の元へ届けられているという話を耳にした」
リューク「俺は早速大王の元へ行き、しれっと『そのノートを落としたのは自分だ』と言い、大王から二冊目のデスノートを貰うことが出来た」
美希「! じゃあ、それが……」
リューク「そう。今、お前が使っているデスノートだ」
美希「…………」
美希「…………」
リューク「その後、俺は暫くレムとハルカの様子を死神界から観察することにした。死神が人間に憑くことなんて滅多に無いからな。この後どうなるのか、単純に興味があった」
リューク「そして俺が観始めてからすぐ、ハルカの寿命が減った。どうやらレムと目の取引をしたらしいと分かった」
美希「! …………」
リューク「自分の残りの寿命の半分を差し出してまで死神の目を手に入れた人間……俺はますますハルカの行動に興味が湧いた」
リューク「もっともその後の話は、さっきハルカ自身が話していたとおりだ。ハルカはレムから渡された元ジェラスのノートを使って、何人もの人間を殺していった」
リューク「自分の夢のため、仲間達の夢のためにだ」
美希「…………」
リューク「夢のために、自分の残りの寿命を減らしてまで他の人間を殺す……ハルカのそのさまを観ているのはとても面白かった」
リューク「ただ、そうやって他の人間を殺していくハルカを観ているうち、俺も死神界から観ているだけでは飽き足らなくなってきた」
リューク「いつしか俺は、『自分も人間にデスノートを使わせてみたい』……こう思うようになっていた」
美希「! …………」
リューク「たださっきも言ったように、死神は必ずデスノートを一冊は所有していなければならない。俺は人間に使わせるため、なんとかして二冊目のデスノートを手に入れようと思い、死神界をうろうろしていたんだが……」
リューク「ちょうどその頃、偶然にも、どっかの間抜けな死神がデスノートを落としたらしく、それが死神大王の元へ届けられているという話を耳にした」
リューク「俺は早速大王の元へ行き、しれっと『そのノートを落としたのは自分だ』と言い、大王から二冊目のデスノートを貰うことが出来た」
美希「! じゃあ、それが……」
リューク「そう。今、お前が使っているデスノートだ」
美希「…………」
リューク「こうして二冊目のデスノートを手に入れた俺は、次にどの人間にこれを渡したら一番面白くなるだろうかと考え……」
リューク「またどうせなら、既にノートを持っているハルカの身近な人間に渡してやろうと思った」
美希「! 何で……」
リューク「まず第一に、俺がデスノートを渡した人間がそれを使い、ハルカの身近な人間を殺したりした場合、ハルカが何を考え、どう動くのか興味があったし……」
リューク「また互いにノートを持っていることに気付かないまま、各々ノートを使い続けるのか……あるいはそのうち、何らかのきっかけでどちらかが相手もデスノートの所有者であることに気付くのか……そのあたりも非常に興味深かったからだ」
リューク「もっとも、死神の目を持っていたハルカはすぐにミキもノートの所有者だってことに気付いちまったみたいだがな。俺もそんな見分け方があったなんて今日まで知らなかった」
美希「…………」
リューク「ともあれその後、俺はノートを渡す人間を物色する為に人間界に降りることにした。やはり実際に近くで観て決めた方が良いと思ったからだ」
美希「それって、ジェラスが春香のイベントに参加するために使ってたっていう……」
リューク「そうだ。まあそいつのは嘘の理由だったみたいだがな」
美希「…………」
リューク「またどうせなら、既にノートを持っているハルカの身近な人間に渡してやろうと思った」
美希「! 何で……」
リューク「まず第一に、俺がデスノートを渡した人間がそれを使い、ハルカの身近な人間を殺したりした場合、ハルカが何を考え、どう動くのか興味があったし……」
リューク「また互いにノートを持っていることに気付かないまま、各々ノートを使い続けるのか……あるいはそのうち、何らかのきっかけでどちらかが相手もデスノートの所有者であることに気付くのか……そのあたりも非常に興味深かったからだ」
リューク「もっとも、死神の目を持っていたハルカはすぐにミキもノートの所有者だってことに気付いちまったみたいだがな。俺もそんな見分け方があったなんて今日まで知らなかった」
美希「…………」
リューク「ともあれその後、俺はノートを渡す人間を物色する為に人間界に降りることにした。やはり実際に近くで観て決めた方が良いと思ったからだ」
美希「それって、ジェラスが春香のイベントに参加するために使ってたっていう……」
リューク「そうだ。まあそいつのは嘘の理由だったみたいだがな」
美希「…………」
リューク「しかし、死神がノートを渡す人間を物色する目的で人間界に居ていい時間には限りがある。俺はあまり時間をかけずに、ハルカの身近に居る人間で、かつ実際にノートを使いそうな人間を見定めないといけなかった」
リューク「その中で最も有力な候補に挙がったのは……お前ら765プロ所属のアイドル達だった」
美希「! …………」
リューク「俺は死神界からハルカの様子を観ていた時、ついでにその周囲の人間達の事もよく観察していたが……お前らは皆、前のプロデューサーに恨みを抱いているようだったからな。その中の誰にノートを渡しても、そいつの名前を書く可能性は高いだろうと思っていた」
美希「…………」
リューク「その中でも特に使う可能性が高そうなのは誰か……そこで俺が絞りをかけたのは、前のプロデューサーから直接身体を触られ、他のメンバーより強い嫌悪感を抱いているように見えた人間……つまり、ミキと萩原雪歩だった」
美希「! …………」
リューク「しかし観察している限り、萩原雪歩はかなり消極的な性格のようだった。ノートを落としたところで、そもそも拾わないかもしれない」
リューク「一方、ミキは比較的何事にも物怖じしない性格……ノートを拾いそうだったし、実際すぐに使いそうな気もした」
リューク「またミキは、一度何かに興味を持つと没頭するタイプのようだった。俺はミキのこの性質がデスノートの持つ特性と上手くハマれば、より面白くなるかもしれないと思った」
美希「…………」
リューク「こうした理由から、俺はミキ……お前をノートを渡す第一候補として決めた」
美希「! …………」
リューク「そして今からおよそ二か月前。俺が、ミキにデスノートを渡した日――……」
リューク「その中で最も有力な候補に挙がったのは……お前ら765プロ所属のアイドル達だった」
美希「! …………」
リューク「俺は死神界からハルカの様子を観ていた時、ついでにその周囲の人間達の事もよく観察していたが……お前らは皆、前のプロデューサーに恨みを抱いているようだったからな。その中の誰にノートを渡しても、そいつの名前を書く可能性は高いだろうと思っていた」
美希「…………」
リューク「その中でも特に使う可能性が高そうなのは誰か……そこで俺が絞りをかけたのは、前のプロデューサーから直接身体を触られ、他のメンバーより強い嫌悪感を抱いているように見えた人間……つまり、ミキと萩原雪歩だった」
美希「! …………」
リューク「しかし観察している限り、萩原雪歩はかなり消極的な性格のようだった。ノートを落としたところで、そもそも拾わないかもしれない」
リューク「一方、ミキは比較的何事にも物怖じしない性格……ノートを拾いそうだったし、実際すぐに使いそうな気もした」
リューク「またミキは、一度何かに興味を持つと没頭するタイプのようだった。俺はミキのこの性質がデスノートの持つ特性と上手くハマれば、より面白くなるかもしれないと思った」
美希「…………」
リューク「こうした理由から、俺はミキ……お前をノートを渡す第一候補として決めた」
美希「! …………」
リューク「そして今からおよそ二か月前。俺が、ミキにデスノートを渡した日――……」
【(回想)765プロ事務所からの帰路】
(事務所からの帰路を歩く美希を上空から眺めているリューク)
リューク(星井美希……今日もプロデューサーから身体を触られて辛そうにしていた。きっと殺意も相当程度募っているだろう)
リューク(後はノートを落とすタイミング……できれば一番殺意が高まっている時が良いが……)
リューク(ん? 何か独り言を喋ってるな……)
美希「もー……今日もプロデューサーにセクハラされたの」
美希「意味も無くミキの身体あちこち触ってきて……本当嫌いなの。死んじゃえばいいのに」
美希「そういえば最近、アイドル事務所のお偉いさん達がばたばた死んじゃってニュースになってたし……」
美希「プロデューサーもどさくさに紛れて死んでくれたらいいのに」
リューク(! 今だ)パッ
(手にしていたデスノートを美希の前に落とすリューク)
ドサッ
美希「……ん?」
美希「何だろ、この黒いノート」スッ
美希「『DEATH NOTE』……『デスノート』?」パラッ
美希「わっ。なんか英語で色々書いてある」
美希「『The human whose name ……』うーん。面倒なの。今辞書持ってないし」
美希「……でもなんか気になるの。妙に作りとか凝ってるし」
美希「とりあえず持って帰ろう」
リューク(さあ……殺れ。俺を楽しませてみせろ。星井美希)
(事務所からの帰路を歩く美希を上空から眺めているリューク)
リューク(星井美希……今日もプロデューサーから身体を触られて辛そうにしていた。きっと殺意も相当程度募っているだろう)
リューク(後はノートを落とすタイミング……できれば一番殺意が高まっている時が良いが……)
リューク(ん? 何か独り言を喋ってるな……)
美希「もー……今日もプロデューサーにセクハラされたの」
美希「意味も無くミキの身体あちこち触ってきて……本当嫌いなの。死んじゃえばいいのに」
美希「そういえば最近、アイドル事務所のお偉いさん達がばたばた死んじゃってニュースになってたし……」
美希「プロデューサーもどさくさに紛れて死んでくれたらいいのに」
リューク(! 今だ)パッ
(手にしていたデスノートを美希の前に落とすリューク)
ドサッ
美希「……ん?」
美希「何だろ、この黒いノート」スッ
美希「『DEATH NOTE』……『デスノート』?」パラッ
美希「わっ。なんか英語で色々書いてある」
美希「『The human whose name ……』うーん。面倒なの。今辞書持ってないし」
美希「……でもなんか気になるの。妙に作りとか凝ってるし」
美希「とりあえず持って帰ろう」
リューク(さあ……殺れ。俺を楽しませてみせろ。星井美希)
【同日夜・美希の自宅】
美希「ふーん。要するにこのノートに名前を書かれた人は死ぬ……と」
美希「……ばっかみたい」
美希「こんなの今時小学生でも騙されないの」
美希「まあでも、せっかく頑張って翻訳したんだし……」
美希「…………」カキカキ
美希「……よし! これであのセクハラプロデューサーは40秒後に心臓麻痺で死ぬの! あはは」
リューク(……ククッ! 本当にやりやがった!)
リューク(やっぱりこいつを選んで正解だったな)
リューク(さて、この後どうするか。もう姿を現してやるべきか?)
リューク(いや、どうせならもう二、三日様子を見るか。この調子なら後何人か殺すかもしれないしな)
リューク(しかし、こうも簡単に他人を殺しちまうとは……)
リューク(あのハルカって人間を死神界から観ていた時も思ったが―――)
リューク(やっぱり人間って……面白!)
美希「ふーん。要するにこのノートに名前を書かれた人は死ぬ……と」
美希「……ばっかみたい」
美希「こんなの今時小学生でも騙されないの」
美希「まあでも、せっかく頑張って翻訳したんだし……」
美希「…………」カキカキ
美希「……よし! これであのセクハラプロデューサーは40秒後に心臓麻痺で死ぬの! あはは」
リューク(……ククッ! 本当にやりやがった!)
リューク(やっぱりこいつを選んで正解だったな)
リューク(さて、この後どうするか。もう姿を現してやるべきか?)
リューク(いや、どうせならもう二、三日様子を見るか。この調子なら後何人か殺すかもしれないしな)
リューク(しかし、こうも簡単に他人を殺しちまうとは……)
リューク(あのハルカって人間を死神界から観ていた時も思ったが―――)
リューク(やっぱり人間って……面白!)
【二日後・美希の自室】
リューク(結局、こいつはあれからさらに二人殺した)
リューク(もう流石にデスノートの効力を疑ってはいないだろう)
リューク(よし。そろそろ行くか)バサッ
美希「ふ、ふふふ……」
リューク「気に入っているようだな」
美希「!? きゃ、きゃあっ……!」
リューク「何故そんなに驚く。そのノートの落とし主、死神のリュークだ」
美希「し……しにがみ……?」
リューク「ああ。それにお前、さっきの様子だともうそれがただのノートじゃないってわかってるんだろ?」
美希「…………」
リューク(さあ……星井美希。俺にもっと面白いものを見せてくれ!)
リューク(結局、こいつはあれからさらに二人殺した)
リューク(もう流石にデスノートの効力を疑ってはいないだろう)
リューク(よし。そろそろ行くか)バサッ
美希「ふ、ふふふ……」
リューク「気に入っているようだな」
美希「!? きゃ、きゃあっ……!」
リューク「何故そんなに驚く。そのノートの落とし主、死神のリュークだ」
美希「し……しにがみ……?」
リューク「ああ。それにお前、さっきの様子だともうそれがただのノートじゃないってわかってるんだろ?」
美希「…………」
リューク(さあ……星井美希。俺にもっと面白いものを見せてくれ!)
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