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元スレ美希「デスノート」
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L「ただ、日本の警察官でもない彼女が聞き込み捜査などを積極的に行うのは現実的ではないと考え……また彼女が動ける時間・行動範囲も限られていたことから、例の三名に対する尾行捜査だけを依頼しました」
総一郎「それがさっきの報告につながるわけか」
L「はい。ちなみに先ほどの報告内容は、夜神さんの捜査の一部を私の指示で南空ナオミが補佐したものとして他の皆さんに伝えてもらいますので、そのつもりで適当に辻褄を合わせて下さい」
総一郎「……分かった。しかしそうなると、やはり監視カメラの事は他の皆には……」
L「はい。くれぐれも内密にお願いします。特に星井係長の場合、娘の私生活を無断で私に覗き見されていたなんて知ったら、それだけで私を殺しかねません」
総一郎「…………」
L「それに監視映像の結果を伝えてしまうと、大っぴらに星井美希を追えなくなる……それも困ります」
総一郎「! ということは……」
L「はい。私はやはりまだ、星井美希に対する疑いを完全には捨てることができません。確かにあの映像からは彼女はキラではないと推論するのが妥当ですし、だからこそその検証結果を他の皆さんに伝えたら、星井係長への同情心も相まって、これ以上星井美希を追うことには確実に抵抗を示されるでしょう」
総一郎「ではやはり……竜崎。あなたはあの二名の心臓麻痺死者の件がまだ引っかかっているということか?」
L「はい。やはり偶然で片付けるには不自然過ぎる……。またその直前に起きていたアイドル事務所関係者連続死亡事案についても、その全てを単なる偶然の連続と判断していいものなのかどうか……現時点ではその確証も持てていません」
総一郎「なるほどな……。確かに私もまだ、星井美希を完全に白と判断していいものか……心の奥底に何がしかの引っかかりがあったのは否定できないところだ」
L「……では今後も、相対的にみて星井美希が一番疑わしい者と位置付けつつ、次点で天海春香と萩原雪歩、その次に残りの765プロ関係者……という順に捜査の比重を置いていくという方向で進めたいと思います」
総一郎「うむ。星井君も一応は『気の済むまで娘を調べてくれ』とまで言っていたし……ひとまずはそれでいいだろう」
L「はい。もっとも、現状ではまだ次の打ち手を思いついていませんが……とりあえずそれは明日以降、皆さんと今の情報を共有した上で考えるとしましょう」
総一郎「分かった」
総一郎「それがさっきの報告につながるわけか」
L「はい。ちなみに先ほどの報告内容は、夜神さんの捜査の一部を私の指示で南空ナオミが補佐したものとして他の皆さんに伝えてもらいますので、そのつもりで適当に辻褄を合わせて下さい」
総一郎「……分かった。しかしそうなると、やはり監視カメラの事は他の皆には……」
L「はい。くれぐれも内密にお願いします。特に星井係長の場合、娘の私生活を無断で私に覗き見されていたなんて知ったら、それだけで私を殺しかねません」
総一郎「…………」
L「それに監視映像の結果を伝えてしまうと、大っぴらに星井美希を追えなくなる……それも困ります」
総一郎「! ということは……」
L「はい。私はやはりまだ、星井美希に対する疑いを完全には捨てることができません。確かにあの映像からは彼女はキラではないと推論するのが妥当ですし、だからこそその検証結果を他の皆さんに伝えたら、星井係長への同情心も相まって、これ以上星井美希を追うことには確実に抵抗を示されるでしょう」
総一郎「ではやはり……竜崎。あなたはあの二名の心臓麻痺死者の件がまだ引っかかっているということか?」
L「はい。やはり偶然で片付けるには不自然過ぎる……。またその直前に起きていたアイドル事務所関係者連続死亡事案についても、その全てを単なる偶然の連続と判断していいものなのかどうか……現時点ではその確証も持てていません」
総一郎「なるほどな……。確かに私もまだ、星井美希を完全に白と判断していいものか……心の奥底に何がしかの引っかかりがあったのは否定できないところだ」
L「……では今後も、相対的にみて星井美希が一番疑わしい者と位置付けつつ、次点で天海春香と萩原雪歩、その次に残りの765プロ関係者……という順に捜査の比重を置いていくという方向で進めたいと思います」
総一郎「うむ。星井君も一応は『気の済むまで娘を調べてくれ』とまで言っていたし……ひとまずはそれでいいだろう」
L「はい。もっとも、現状ではまだ次の打ち手を思いついていませんが……とりあえずそれは明日以降、皆さんと今の情報を共有した上で考えるとしましょう」
総一郎「分かった」
【翌日・キラ対策捜査本部(都内のホテルの一室)】
L「……以上が現在の捜査状況です。まだこれといって目新しい手掛かりが無い以上……当面の間は、これまでの捜査方針を維持したいと思います」
松田「じゃあまだミキミ……美希ちゃんの疑いは晴れてないってことですね……」
星井父「…………」
相沢「俺と松田が、美希さんの周囲で亡くなった者を可能な限り過去に遡って調べてみたところ、特段キラ事件につながりそうな者はいなかった……。だがやはり、例の二名の心臓麻痺死者の件があるからな」
総一郎「そうだな……星井君は辛いだろうが……」
星井父「……いえ。『気の済むまで、娘を捜査してほしい』 と言ったのは私ですから。しかし……竜崎」
L「? はい」
星井父「俺が言うことではないのかもしれないが……俺はこのまま、まだこの捜査本部に居てもいいのか?」
L「…………」
総一郎「星井君」
星井父「仮にも娘がキラではないかと疑われている状況で、いくら娘の捜査に直接関与していないとはいえ、父親の俺が同じ捜査本部に居るというのは……」
L「…………」
星井父「たとえば、俺が娘に捜査情報を漏らすかもしれない……などとは思わないのか?」
L「……私は捜査官としての星井さんを信頼していますので、別に娘さんが容疑者になったからといってそのような心配はしていませんし、またここを抜けてもらおうとも思っていません」
星井父「…………」
L「ですが当然、星井さんにここに残るよう強制することもできません。辞めたいというならいつでも辞めて頂いて構いません」
星井父「! …………」
総一郎「竜崎……」
L「…………」
星井父「……いや、辞めたくはない」
松田「係長」
星井父「確かに、キラ事件の容疑者として娘が捜査されるのは辛いが……ここで結末を見届けずにこの場を去るのはもっと辛い」
総一郎「星井君……」
星井父「俺は美希がキラではないと信じているし、だからこそその潔白が証明されるのをこの目で確かめたい。……また、結末が逆の場合であっても然りだ」
松田「逆って……」
L「分かりました。ではこれまでと同様に、娘さんの捜査には直接関わらない形で、引き続き捜査を続けて下さい」
星井父「! 竜崎」
L「美希さん以外の者がキラとして特定されれば、それで美希さんへの疑いは晴れます。ここに居る誰よりもそれを望んでいるのは星井さんのはずですから」
星井父「竜崎……恩に着る」
L「いえ……キラを捕まえ、真実を解明したい。その気持ちは皆同じです」
L「……以上が現在の捜査状況です。まだこれといって目新しい手掛かりが無い以上……当面の間は、これまでの捜査方針を維持したいと思います」
松田「じゃあまだミキミ……美希ちゃんの疑いは晴れてないってことですね……」
星井父「…………」
相沢「俺と松田が、美希さんの周囲で亡くなった者を可能な限り過去に遡って調べてみたところ、特段キラ事件につながりそうな者はいなかった……。だがやはり、例の二名の心臓麻痺死者の件があるからな」
総一郎「そうだな……星井君は辛いだろうが……」
星井父「……いえ。『気の済むまで、娘を捜査してほしい』 と言ったのは私ですから。しかし……竜崎」
L「? はい」
星井父「俺が言うことではないのかもしれないが……俺はこのまま、まだこの捜査本部に居てもいいのか?」
L「…………」
総一郎「星井君」
星井父「仮にも娘がキラではないかと疑われている状況で、いくら娘の捜査に直接関与していないとはいえ、父親の俺が同じ捜査本部に居るというのは……」
L「…………」
星井父「たとえば、俺が娘に捜査情報を漏らすかもしれない……などとは思わないのか?」
L「……私は捜査官としての星井さんを信頼していますので、別に娘さんが容疑者になったからといってそのような心配はしていませんし、またここを抜けてもらおうとも思っていません」
星井父「…………」
L「ですが当然、星井さんにここに残るよう強制することもできません。辞めたいというならいつでも辞めて頂いて構いません」
星井父「! …………」
総一郎「竜崎……」
L「…………」
星井父「……いや、辞めたくはない」
松田「係長」
星井父「確かに、キラ事件の容疑者として娘が捜査されるのは辛いが……ここで結末を見届けずにこの場を去るのはもっと辛い」
総一郎「星井君……」
星井父「俺は美希がキラではないと信じているし、だからこそその潔白が証明されるのをこの目で確かめたい。……また、結末が逆の場合であっても然りだ」
松田「逆って……」
L「分かりました。ではこれまでと同様に、娘さんの捜査には直接関わらない形で、引き続き捜査を続けて下さい」
星井父「! 竜崎」
L「美希さん以外の者がキラとして特定されれば、それで美希さんへの疑いは晴れます。ここに居る誰よりもそれを望んでいるのは星井さんのはずですから」
星井父「竜崎……恩に着る」
L「いえ……キラを捕まえ、真実を解明したい。その気持ちは皆同じです」
アイドルが一人焼き肉なんてするわけ無いからな
怪しいのは雪歩だな!
怪しいのは雪歩だな!
L「では、捜査を続けましょう。これまでに得られた情報に関して、何か気になる点がある方はいますか?」
相沢「……一ついいか? 竜崎」
L「はい、どうぞ。相沢さん」
相沢「この……局長の補佐として、南空ナオミという元FBI捜査官が行ったという尾行の件だが」
総一郎「…………」
相沢「美希さんと天海春香との間で行われた黒いノートの受け渡し……これは一体、何だったんだろうか?」
L「……そうですね。私もそこは少し引っかかりました。……星井さん」
星井父「!」
L「星井美希さんの父親として答えて下さい。美希さんの部屋に黒色のノートはありましたか? または彼女がそのような物を持っているところを見たことは?」
星井父「……すまないが、俺は美希が中学生になってからはほとんど部屋に入っていないから、分からない。だが少なくとも、美希がそのような物を持っているところを見たことはない」
L「そうですか」
星井父「……何なら、美希の部屋を調べてみてもいいが」
L「いえ、結構です。申し訳無いですが、星井さんが美希さんの部屋を調べた結果、『無い』と言われてもそれを安易に信用することはできませんので」
星井父「……ああ、そうだな。だからこそ俺は美希の捜査からは外されているわけだし……」
L「はい。なので、次の質問もあくまで星井美希さんの父親として答えて下さい。美希さんは友達と交換日記などをするようなタイプですか?」
星井父「いや……どちらかというと、そういうのは面倒くさがるタイプだ。小学校の時とかも、友達とそういったことをしているところは見たことが無い」
L「なるほど」
星井父「それにもうすぐ高校受験だからな……俺が自分の意見を述べるべきではないのかもしれないが、やはり勉強関係ではないかとは思う。高校生の天海さんに勉強を教えてもらっていたのかもしれないし、もしそうなら黒という、女の子らしくない色のノートでもさほど変には思わないが……」
L「……まあ、そうですね。いずれにせよ友人間でのノートの受け渡しなど特に珍しい事でもない……。現時点ではここからキラ事件のヒントを得るのは難しそうですね」
総一郎「うむ……」
相沢「……一ついいか? 竜崎」
L「はい、どうぞ。相沢さん」
相沢「この……局長の補佐として、南空ナオミという元FBI捜査官が行ったという尾行の件だが」
総一郎「…………」
相沢「美希さんと天海春香との間で行われた黒いノートの受け渡し……これは一体、何だったんだろうか?」
L「……そうですね。私もそこは少し引っかかりました。……星井さん」
星井父「!」
L「星井美希さんの父親として答えて下さい。美希さんの部屋に黒色のノートはありましたか? または彼女がそのような物を持っているところを見たことは?」
星井父「……すまないが、俺は美希が中学生になってからはほとんど部屋に入っていないから、分からない。だが少なくとも、美希がそのような物を持っているところを見たことはない」
L「そうですか」
星井父「……何なら、美希の部屋を調べてみてもいいが」
L「いえ、結構です。申し訳無いですが、星井さんが美希さんの部屋を調べた結果、『無い』と言われてもそれを安易に信用することはできませんので」
星井父「……ああ、そうだな。だからこそ俺は美希の捜査からは外されているわけだし……」
L「はい。なので、次の質問もあくまで星井美希さんの父親として答えて下さい。美希さんは友達と交換日記などをするようなタイプですか?」
星井父「いや……どちらかというと、そういうのは面倒くさがるタイプだ。小学校の時とかも、友達とそういったことをしているところは見たことが無い」
L「なるほど」
星井父「それにもうすぐ高校受験だからな……俺が自分の意見を述べるべきではないのかもしれないが、やはり勉強関係ではないかとは思う。高校生の天海さんに勉強を教えてもらっていたのかもしれないし、もしそうなら黒という、女の子らしくない色のノートでもさほど変には思わないが……」
L「……まあ、そうですね。いずれにせよ友人間でのノートの受け渡しなど特に珍しい事でもない……。現時点ではここからキラ事件のヒントを得るのは難しそうですね」
総一郎「うむ……」
相沢「珍しいといえば、女子高生の一人焼肉というのも珍しいな」
松田「ゆきぴょんのっすか? まあでも彼女は焼肉マニアですからね。別におかしくもなんともないっすよ」
相沢「……何でそんなに詳しいんだお前は」
松田「あ、そういえば受験で思い出しましたけど……確か局長の息子さんも今年受験でしたよね?」
総一郎「ん? ああ……先日センター試験が終わったところだ」
模木「局長の息子さんって……確か、過去に何件かの事件に助言して解決に導いたこともあるんですよね」
L「! …………」
相沢「ああ、去年あった保険金殺人事件とかな。勉強の方も、さぞかし優秀なんだろうな」
総一郎「……一応、センター試験は自己採点で全科目満点だったそうだ」
松田「ひゃー、そりゃあすごい。まあでもあの子ならありえるか」
相沢「? 松田、会ったことあるのか? 局長の息子さんに」
松田「あ、はい。何年か前に局長のご自宅に遊びに行かせて頂いたことがありまして……顔立ちからして利発そうなお子さんでしたよ。確か将来は警察志望なんですよね?」
総一郎「ああ。早く大学に行って勉強したいとよく言っている」
松田「すごいなあ。志望校はやっぱり東大ですか?」
総一郎「ああ」
相沢「それだけ優秀なら、ゆくゆくは警察庁長官も夢じゃありませんね」
松田「本当、何なら今からでもこの捜査本部に入ってもらいたいくらいっすよ」
相沢「確かに……でもそうなったら松田の立場が危うくなるんじゃないか?」
松田「えぇ!? そ、そりゃないっすよ。相沢さん」
総一郎「あのな……一応言っておくが、息子はまだ高校生なんだぞ」
松田「はは、分かってますって。冗談ですよ」
L「…………」
ワタリ『竜崎』
L「? どうした? ワタリ」
ワタリ『探偵のエラルド=コイルの所に『Lの正体を明かしてほしい』という依頼が……』
L「!」
松田「エラルド=コイルって、確か……」
総一郎「竜崎の持つ、『L』以外の探偵の名義のうちの一つだ。世間的には人捜しで名高い探偵として知られている」
L「……依頼主の詳細は分かるか? ワタリ」
ワタリ『はい。それなりのエージェントを二人通して依頼人が分からない様工作してありますが……』
ワタリ『依頼主は、株式会社961プロダクション代表取締役社長・黒井崇男と突き止めました』
L「! …………」
L(……961プロダクション……)
松田「ゆきぴょんのっすか? まあでも彼女は焼肉マニアですからね。別におかしくもなんともないっすよ」
相沢「……何でそんなに詳しいんだお前は」
松田「あ、そういえば受験で思い出しましたけど……確か局長の息子さんも今年受験でしたよね?」
総一郎「ん? ああ……先日センター試験が終わったところだ」
模木「局長の息子さんって……確か、過去に何件かの事件に助言して解決に導いたこともあるんですよね」
L「! …………」
相沢「ああ、去年あった保険金殺人事件とかな。勉強の方も、さぞかし優秀なんだろうな」
総一郎「……一応、センター試験は自己採点で全科目満点だったそうだ」
松田「ひゃー、そりゃあすごい。まあでもあの子ならありえるか」
相沢「? 松田、会ったことあるのか? 局長の息子さんに」
松田「あ、はい。何年か前に局長のご自宅に遊びに行かせて頂いたことがありまして……顔立ちからして利発そうなお子さんでしたよ。確か将来は警察志望なんですよね?」
総一郎「ああ。早く大学に行って勉強したいとよく言っている」
松田「すごいなあ。志望校はやっぱり東大ですか?」
総一郎「ああ」
相沢「それだけ優秀なら、ゆくゆくは警察庁長官も夢じゃありませんね」
松田「本当、何なら今からでもこの捜査本部に入ってもらいたいくらいっすよ」
相沢「確かに……でもそうなったら松田の立場が危うくなるんじゃないか?」
松田「えぇ!? そ、そりゃないっすよ。相沢さん」
総一郎「あのな……一応言っておくが、息子はまだ高校生なんだぞ」
松田「はは、分かってますって。冗談ですよ」
L「…………」
ワタリ『竜崎』
L「? どうした? ワタリ」
ワタリ『探偵のエラルド=コイルの所に『Lの正体を明かしてほしい』という依頼が……』
L「!」
松田「エラルド=コイルって、確か……」
総一郎「竜崎の持つ、『L』以外の探偵の名義のうちの一つだ。世間的には人捜しで名高い探偵として知られている」
L「……依頼主の詳細は分かるか? ワタリ」
ワタリ『はい。それなりのエージェントを二人通して依頼人が分からない様工作してありますが……』
ワタリ『依頼主は、株式会社961プロダクション代表取締役社長・黒井崇男と突き止めました』
L「! …………」
L(……961プロダクション……)
Lはライトを疑う気になったのか、協力してもらおうと思ったのか
どちらにせよこの二人の出会いはまずいな
どちらにせよこの二人の出会いはまずいな
ノートを持っているところを見られたのは致命的にまずい
最も原作よりデスノートにたどり着く事が難しそうではあるが
最も原作よりデスノートにたどり着く事が難しそうではあるが
レムが無能なんじゃなくて
南空なおみが優秀だったんだよ(震え声)
南空なおみが優秀だったんだよ(震え声)
レムがガバガバなのかナオミが飛び抜けて優秀なのか
しっかし閣下は余計な事してくれたなぁ
しっかし閣下は余計な事してくれたなぁ
要は尾行されたのはカメラ監視中~後の期間ってことでしょ
レム無能説はネタとかじゃないのか?
レム無能説はネタとかじゃないのか?
春香と美希が話してノート渡す時にナオミは尾行してたんだからナオミを見つけられなかったレムは無能で特に間違いないと思うが
>>620
アスペ
アスペ
総一郎「961プロダクションって、確か……」
松田「業界最大手のアイドル事務所ですね。男性アイドルのジュピターとかが所属している」
相沢「ここでまたアイドル事務所……?」
星井父「…………」
L「……ワタリ。依頼主は具体的には何と言ってきている?」
ワタリ『はい。『Lの正体、素性を明かしてほしい……もし難しければ、顔写真だけでも入手してほしい』と』
L「……顔写真だけでも……?」
松田「? 顔だけ手に入れてどうするんすかね?」
相沢「確かに……大体、それが本物の“L”だとどうやって確認する気なんだ」
L「…………」
ワタリ『ちなみに報酬は前金で1万ドル、成功報酬として14万ドル……ただし、顔写真の入手のみにとどまった場合はその半額の7万ドルを提示してきています』
総一郎「日本円で約1500万円か……」
L「……コイルが請ける仕事の報酬としては安過ぎますね……企業規模からしても、会社の資産を使えるのであればこの10倍は提示できるはずです。つまり……」
総一郎「黒井氏は個人でコイルに依頼をしてきている……ということか?」
L「おそらく……。しかし何の理由で私を捜そうとしているのか……まずはそれを知ることからですね。タイミング的にみて、キラ事件と何らかの関係があるのかもしれませんし、妙に顔写真にこだわっているのも気になります」
松田「? キラ事件と関係があるかもしれないって?」
相沢「もし黒井氏がキラと関係のある人物なら、“L”の正体を知りたがっても不思議じゃないってことだろ」
松田「ああ、そういうことっすか」
L「まあ“L”の正体を探ろうとする者は珍しくありませんし、キラ事件との関係では“L”はまだほとんど動いていないことになっていますから、可能性としては低いですけどね」
星井父「そうか……。確かに世間的には、キラ事件の開始当初にリンド・L・テイラーが“L”として生中継を行ったことくらいしか認知されていないからな」
L「はい」
松田「なるほど」
L「…………」
L(そう……だからこそ気になる。私が“L”としてキラ事件の捜査に深く関わっている事を知っているのはこの捜査本部の者と……後はせいぜい、警察関係者くらいのはず)
L(にもかかわらず、黒井氏がキラ事件の捜査に“L”が関わっていることを知っており、かつその正体を探ろうとしているのであれば……)
L「……ワタリ」
ワタリ『はい』
L「二、三日間、エージェントとは報酬の増額交渉をして時間を稼いでくれ。私はその間に黒井氏と961プロダクションについて可能な限り調べる」
ワタリ『分かりました』
松田「業界最大手のアイドル事務所ですね。男性アイドルのジュピターとかが所属している」
相沢「ここでまたアイドル事務所……?」
星井父「…………」
L「……ワタリ。依頼主は具体的には何と言ってきている?」
ワタリ『はい。『Lの正体、素性を明かしてほしい……もし難しければ、顔写真だけでも入手してほしい』と』
L「……顔写真だけでも……?」
松田「? 顔だけ手に入れてどうするんすかね?」
相沢「確かに……大体、それが本物の“L”だとどうやって確認する気なんだ」
L「…………」
ワタリ『ちなみに報酬は前金で1万ドル、成功報酬として14万ドル……ただし、顔写真の入手のみにとどまった場合はその半額の7万ドルを提示してきています』
総一郎「日本円で約1500万円か……」
L「……コイルが請ける仕事の報酬としては安過ぎますね……企業規模からしても、会社の資産を使えるのであればこの10倍は提示できるはずです。つまり……」
総一郎「黒井氏は個人でコイルに依頼をしてきている……ということか?」
L「おそらく……。しかし何の理由で私を捜そうとしているのか……まずはそれを知ることからですね。タイミング的にみて、キラ事件と何らかの関係があるのかもしれませんし、妙に顔写真にこだわっているのも気になります」
松田「? キラ事件と関係があるかもしれないって?」
相沢「もし黒井氏がキラと関係のある人物なら、“L”の正体を知りたがっても不思議じゃないってことだろ」
松田「ああ、そういうことっすか」
L「まあ“L”の正体を探ろうとする者は珍しくありませんし、キラ事件との関係では“L”はまだほとんど動いていないことになっていますから、可能性としては低いですけどね」
星井父「そうか……。確かに世間的には、キラ事件の開始当初にリンド・L・テイラーが“L”として生中継を行ったことくらいしか認知されていないからな」
L「はい」
松田「なるほど」
L「…………」
L(そう……だからこそ気になる。私が“L”としてキラ事件の捜査に深く関わっている事を知っているのはこの捜査本部の者と……後はせいぜい、警察関係者くらいのはず)
L(にもかかわらず、黒井氏がキラ事件の捜査に“L”が関わっていることを知っており、かつその正体を探ろうとしているのであれば……)
L「……ワタリ」
ワタリ『はい』
L「二、三日間、エージェントとは報酬の増額交渉をして時間を稼いでくれ。私はその間に黒井氏と961プロダクションについて可能な限り調べる」
ワタリ『分かりました』
L「……夜神さん」
総一郎「? 何だ? 竜崎」
L「例のアイドル事務所関係者連続死亡事案ですが……961プロダクションの中でも亡くなった人がいましたよね」
総一郎「ん? ああ……確か……これだ。一連の連続死亡事案の一人目だな。轡儀という取締役が事故死している」
L「……一人目……」
総一郎「うむ。そしてこの後、他の事務所の社長や会長が相次いで七名死亡している」
L「そして最後は、765プロダクションの前任のプロデューサーが心臓麻痺で死亡、ですか……あっ」
総一郎「? どうした?」
L「……今思い出したんですが、765プロダクションの『今』の方のプロデューサーって、確か……961プロダクションから移籍してきたんでしたよね」
総一郎「ああ、そういえば聞き取り調査の時にそう言っていたな」
松田「しかもあのジュピターの元担当プロデューサーって話でしたよね」
相沢「ああ。今一番勢いのある男性ユニットの担当プロデューサーがこんな急に移籍するなんてちょっと変だ……って言ってたな。松田が」
松田「はい。まあ我々が重点的に調べていた765プロの前のプロデューサーの死亡とは直接関係無さそうだったので、その後特に調べてはいないんすけどね」
L「…………」
L(黒井氏のエラルド=コイルに対する“L”捜しの依頼……キラ事件……アイドル事務所関係者連続死亡事案……そして765プロダクション……)
L(これらは互いに関係しているのか? それともしていないのか?)
L(調べてみないと分からないが……どうにも気持ちの悪い引っ掛かりを感じる……)
L「…………」
総一郎「? 何だ? 竜崎」
L「例のアイドル事務所関係者連続死亡事案ですが……961プロダクションの中でも亡くなった人がいましたよね」
総一郎「ん? ああ……確か……これだ。一連の連続死亡事案の一人目だな。轡儀という取締役が事故死している」
L「……一人目……」
総一郎「うむ。そしてこの後、他の事務所の社長や会長が相次いで七名死亡している」
L「そして最後は、765プロダクションの前任のプロデューサーが心臓麻痺で死亡、ですか……あっ」
総一郎「? どうした?」
L「……今思い出したんですが、765プロダクションの『今』の方のプロデューサーって、確か……961プロダクションから移籍してきたんでしたよね」
総一郎「ああ、そういえば聞き取り調査の時にそう言っていたな」
松田「しかもあのジュピターの元担当プロデューサーって話でしたよね」
相沢「ああ。今一番勢いのある男性ユニットの担当プロデューサーがこんな急に移籍するなんてちょっと変だ……って言ってたな。松田が」
松田「はい。まあ我々が重点的に調べていた765プロの前のプロデューサーの死亡とは直接関係無さそうだったので、その後特に調べてはいないんすけどね」
L「…………」
L(黒井氏のエラルド=コイルに対する“L”捜しの依頼……キラ事件……アイドル事務所関係者連続死亡事案……そして765プロダクション……)
L(これらは互いに関係しているのか? それともしていないのか?)
L(調べてみないと分からないが……どうにも気持ちの悪い引っ掛かりを感じる……)
L「…………」
【二日後・キラ対策捜査本部(都内のホテルの一室)】
L「……以上が、961プロダクションについて私がこの二日間で調べた内容です」
総一郎「この会社……裏ではこんなに派手に動いていたのか」
相沢「粉飾決算に脱税……明らかに法に触れるものから、他の事務所に対する様々な圧力や妨害まで……まさに傍若無人だな」
星井父「どうします? 他の事務所への圧力とかはともかく、違法性のあるものを我々警察が認知した以上は……」
総一郎「そうだな。少なくとも社長である黒井氏を任意で事情聴取し、容疑が固まり次第……」
L「いえ。待って下さい」
総一郎「? 竜崎?」
L「私が961プロダクションについて調べたのは、黒井氏を逮捕してもらうためではありません。あくまでも、そこからキラ事件の糸口を掴めるかもしれないと思ったからです」
総一郎「……いやだが、竜崎。流石に我々の立場上、犯罪を見過ごすわけには……」
L「ではせめてキラ事件が終結してからにして下さい。まず優先すべきはそちらのはずですし、今黒井氏を逮捕されると色々と面倒です」
総一郎「……しかし……」
相沢「まあ、局長。竜崎が調べなければまだ判明していなかった犯罪でもあるわけですし……」
総一郎「……分かった。今はキラ事件の捜査を優先しよう」
L「ありがとうございます。夜神さん」
星井父「あと確か、竜崎は黒井氏個人についても調べると言っていたが……」
L「はい。もう一日程度使ってそれも調べようと思っていましたが……もうこれだけの材料が出揃った以上、後は直接本人に聞いた方が早いと判断しました」
星井父「? どういうことだ?」
L「私は皆さんとは違い、警察ではありませんので……皆さんが取れないような手段も取れるということです。……ワタリ」
ワタリ『はい』
L「エラルド=コイルの専用回線から、黒井氏の携帯につないでくれ」
ワタリ『かしこまりました』
総一郎「! もう直接、黒井氏に接触するのか? 竜崎」
L「はい。まあ少し見ていて下さい」
総一郎「…………」
L「……以上が、961プロダクションについて私がこの二日間で調べた内容です」
総一郎「この会社……裏ではこんなに派手に動いていたのか」
相沢「粉飾決算に脱税……明らかに法に触れるものから、他の事務所に対する様々な圧力や妨害まで……まさに傍若無人だな」
星井父「どうします? 他の事務所への圧力とかはともかく、違法性のあるものを我々警察が認知した以上は……」
総一郎「そうだな。少なくとも社長である黒井氏を任意で事情聴取し、容疑が固まり次第……」
L「いえ。待って下さい」
総一郎「? 竜崎?」
L「私が961プロダクションについて調べたのは、黒井氏を逮捕してもらうためではありません。あくまでも、そこからキラ事件の糸口を掴めるかもしれないと思ったからです」
総一郎「……いやだが、竜崎。流石に我々の立場上、犯罪を見過ごすわけには……」
L「ではせめてキラ事件が終結してからにして下さい。まず優先すべきはそちらのはずですし、今黒井氏を逮捕されると色々と面倒です」
総一郎「……しかし……」
相沢「まあ、局長。竜崎が調べなければまだ判明していなかった犯罪でもあるわけですし……」
総一郎「……分かった。今はキラ事件の捜査を優先しよう」
L「ありがとうございます。夜神さん」
星井父「あと確か、竜崎は黒井氏個人についても調べると言っていたが……」
L「はい。もう一日程度使ってそれも調べようと思っていましたが……もうこれだけの材料が出揃った以上、後は直接本人に聞いた方が早いと判断しました」
星井父「? どういうことだ?」
L「私は皆さんとは違い、警察ではありませんので……皆さんが取れないような手段も取れるということです。……ワタリ」
ワタリ『はい』
L「エラルド=コイルの専用回線から、黒井氏の携帯につないでくれ」
ワタリ『かしこまりました』
総一郎「! もう直接、黒井氏に接触するのか? 竜崎」
L「はい。まあ少し見ていて下さい」
総一郎「…………」
【同時刻・961プロ事務所/社長室】
黒井「…………」
黒井(エラルド=コイルめ……。金で動く探偵だとは聞いていたが、まさかこちらの提示の10倍の額を吹っ掛けてくるとは……)
黒井(決して払えない金額ではないが……だがこれで“L”の正体が分かったとしても、どのみち私がキラの脅迫から逃れられるという保証は無い……)
黒井(かといってキラの指示に背いた行動を取った場合、それがキラに知られたら私の命は……)
黒井(くそっ……どうすれば……どうすればいいんだ……)
ピピピピッ
黒井「? ……通知不可能?」
黒井「! ま、まさかキラ……?」ピッ
黒井「……はい」
『株式会社961プロダクション代表取締役社長・黒井崇男さんですね』
黒井「ああ……そうだが。お宅は?」
『エラルド=コイルと申します』
黒井「!?」
黒井(な、何故コイルが……私のところへ直接!?)
『もしもし? 私に仕事の依頼を頂いていると思うのですが』
黒井「…………」
黒井(どういうことだ? 昨日までのやりとりは全てエージェントを介して行われていたのに……こいつ本当にコイルなのか?)
黒井(いやだがコイル本人とエージェント……そしてキラ以外に、私が“L”捜しの依頼をしたことを知りうる者はいない……)
『ああ……すみません。昨日までやりとりしていたエージェントではなく、いきなり私本人からの電話では困りますよね。心中お察しします』
黒井「…………」
『ですがこれから私がお話しする事は、エージェントを通してお伝えするわけにはいきませんので……御了承下さい』
黒井「…………?」
黒井(何だ? 報酬の話ではないということか?)
黒井「…………」
黒井(エラルド=コイルめ……。金で動く探偵だとは聞いていたが、まさかこちらの提示の10倍の額を吹っ掛けてくるとは……)
黒井(決して払えない金額ではないが……だがこれで“L”の正体が分かったとしても、どのみち私がキラの脅迫から逃れられるという保証は無い……)
黒井(かといってキラの指示に背いた行動を取った場合、それがキラに知られたら私の命は……)
黒井(くそっ……どうすれば……どうすればいいんだ……)
ピピピピッ
黒井「? ……通知不可能?」
黒井「! ま、まさかキラ……?」ピッ
黒井「……はい」
『株式会社961プロダクション代表取締役社長・黒井崇男さんですね』
黒井「ああ……そうだが。お宅は?」
『エラルド=コイルと申します』
黒井「!?」
黒井(な、何故コイルが……私のところへ直接!?)
『もしもし? 私に仕事の依頼を頂いていると思うのですが』
黒井「…………」
黒井(どういうことだ? 昨日までのやりとりは全てエージェントを介して行われていたのに……こいつ本当にコイルなのか?)
黒井(いやだがコイル本人とエージェント……そしてキラ以外に、私が“L”捜しの依頼をしたことを知りうる者はいない……)
『ああ……すみません。昨日までやりとりしていたエージェントではなく、いきなり私本人からの電話では困りますよね。心中お察しします』
黒井「…………」
『ですがこれから私がお話しする事は、エージェントを通してお伝えするわけにはいきませんので……御了承下さい』
黒井「…………?」
黒井(何だ? 報酬の話ではないということか?)
『端的に申し上げます。黒井社長……あなたは961プロの経営に関し、自ら複数の違法行為を部下に指示して行わせていたほか、部下の行った犯罪行為の揉み消し等もしていますね』
黒井「!」
『粉飾決算、脱税、系列子会社の詐欺破産、従業員による会社資産の横領・背任……私がざっと調べさせて頂いただけでも、961プロに関する表に出ていない違法・犯罪行為が現時点で17件ほど確認できました』
黒井「…………」
黒井(ば、バカな……。コイルに“L”捜しの依頼をしたのは二日前だぞ……。たった二日間でそこまで……)
黒井(! そういえば、これらの情報はキラも……まさかキラとコイルがつながって……?)
黒井(だとしたら目的は金か? コイルの報酬額の吹っ掛け方からしても……)
黒井(いや、だがキラは私に『“L”の正体を明かせ』と指示してきただけ……コイルに依頼したのはあくまで私の判断……)
黒井(それにキラならわざわざコイルと結託して私から金を巻き上げなくとも、単に私を脅迫して『殺されたくなければ金を出せ』と言えばいいだけか……)
『もしこれらの事実が明るみになれば、あなたは当然逮捕……961プロの社会的信用も地に落ちる』
黒井「…………」
黒井(キラとつながっていなくとも、どのみち私を脅迫して金を得る気か……?)
『またあなたが犯罪者として捕まりその事実が報道されれば、キラによる殺人……犯罪者裁きの対象となるかもしれません』
黒井「! …………」
『そこで取引です。黒井社長。あなたが私に“L”捜しの依頼をしてきた本当の理由、背景を包み隠さず教えて頂きたい』
黒井「!」
『それをしてもらえれば、これらの事実はどこにも漏らさないと保証しましょう。また依頼の報酬もあなたの当初提示額でお請け致します』
黒井「…………」
黒井「!」
『粉飾決算、脱税、系列子会社の詐欺破産、従業員による会社資産の横領・背任……私がざっと調べさせて頂いただけでも、961プロに関する表に出ていない違法・犯罪行為が現時点で17件ほど確認できました』
黒井「…………」
黒井(ば、バカな……。コイルに“L”捜しの依頼をしたのは二日前だぞ……。たった二日間でそこまで……)
黒井(! そういえば、これらの情報はキラも……まさかキラとコイルがつながって……?)
黒井(だとしたら目的は金か? コイルの報酬額の吹っ掛け方からしても……)
黒井(いや、だがキラは私に『“L”の正体を明かせ』と指示してきただけ……コイルに依頼したのはあくまで私の判断……)
黒井(それにキラならわざわざコイルと結託して私から金を巻き上げなくとも、単に私を脅迫して『殺されたくなければ金を出せ』と言えばいいだけか……)
『もしこれらの事実が明るみになれば、あなたは当然逮捕……961プロの社会的信用も地に落ちる』
黒井「…………」
黒井(キラとつながっていなくとも、どのみち私を脅迫して金を得る気か……?)
『またあなたが犯罪者として捕まりその事実が報道されれば、キラによる殺人……犯罪者裁きの対象となるかもしれません』
黒井「! …………」
『そこで取引です。黒井社長。あなたが私に“L”捜しの依頼をしてきた本当の理由、背景を包み隠さず教えて頂きたい』
黒井「!」
『それをしてもらえれば、これらの事実はどこにも漏らさないと保証しましょう。また依頼の報酬もあなたの当初提示額でお請け致します』
黒井「…………」
黒井(どういうことだ? コイルは金で動く探偵と聞いていたが……)
黒井(金ではなく、依頼の本当の理由を知りたいだと……?)
黒井(いやだが、この状況で私に選択肢など……)
『どうされますか? まあ応じられないというのであれば、私が調べた事実を全て警察に……』
黒井「ま、待ってくれ。分かった。分かったから」
『では、応じて頂けるのですね?』
黒井「……ああ」
黒井(やむを得ん……この事がキラにばれれば私は殺されるだろうが、ここでコイルの要求を拒んだとしてもどのみち同じ事……)
黒井(私が警察に逮捕され、その事実が報道されれば……確実にキラは私を殺す)
黒井(表向きは犯罪者裁きの一環としてだろうが……しかしその裏の目的としては)
黒井(……キラの正体を最も知りうる位置にいる私を、警察が取り調べるのを防ぐために……)
黒井(ならばもうこれは賭けだ。今ここでコイルに全てを話しても、その事が即キラに知られるわけではない……そう信じて賭けるしかない)
『では……早速お聞きいたします。あなたが私に依頼をしてきた本当の理由を教えて下さい。もしあなたの背後に真の依頼人がいるのであれば、それが誰なのかも』
黒井「……分かった……」
『…………』
黒井「私に、あなたに“L”捜しの依頼をするよう言ってきたのは……キラだ」
『! ……詳しく、お聞かせ願えますか』
黒井「最初は……キラ事件が起こってすぐの頃だった。会社に、私宛てに一通の匿名の手紙が届き――……」
黒井(金ではなく、依頼の本当の理由を知りたいだと……?)
黒井(いやだが、この状況で私に選択肢など……)
『どうされますか? まあ応じられないというのであれば、私が調べた事実を全て警察に……』
黒井「ま、待ってくれ。分かった。分かったから」
『では、応じて頂けるのですね?』
黒井「……ああ」
黒井(やむを得ん……この事がキラにばれれば私は殺されるだろうが、ここでコイルの要求を拒んだとしてもどのみち同じ事……)
黒井(私が警察に逮捕され、その事実が報道されれば……確実にキラは私を殺す)
黒井(表向きは犯罪者裁きの一環としてだろうが……しかしその裏の目的としては)
黒井(……キラの正体を最も知りうる位置にいる私を、警察が取り調べるのを防ぐために……)
黒井(ならばもうこれは賭けだ。今ここでコイルに全てを話しても、その事が即キラに知られるわけではない……そう信じて賭けるしかない)
『では……早速お聞きいたします。あなたが私に依頼をしてきた本当の理由を教えて下さい。もしあなたの背後に真の依頼人がいるのであれば、それが誰なのかも』
黒井「……分かった……」
『…………』
黒井「私に、あなたに“L”捜しの依頼をするよう言ってきたのは……キラだ」
『! ……詳しく、お聞かせ願えますか』
黒井「最初は……キラ事件が起こってすぐの頃だった。会社に、私宛てに一通の匿名の手紙が届き――……」
【数十分後・キラ対策捜査本部(都内のホテルの一室)】
黒井『……以上が、私があなたに“L”捜しの依頼を行った全ての経緯だ』
L「分かりました。大変詳細に話して頂き、どうもありがとうございました」
黒井『ここまで話したんだ。最初に言っていた件は……』
L「はい。あなたがしてきた過去の違法行為等については誰にも口外しませんし、また依頼についてもあなたの当初の提示額でお請け致します」
黒井『……助かる。で、“L”の正体は掴めそうなのか?』
L「それはまだなんともいえません。何せ“L”は正体不明の探偵ですから」
総一郎「…………」
黒井『……そうか。まあ、私としても“L”の正体など本当はどうでもいい。ただ自分がキラに殺されたくないからそうしているだけだ』
L「そうですね。ただどんな経緯であれ、依頼は依頼です。誠心誠意、対応させて頂きますのでご安心下さい」
黒井『ああ。よろしく頼む』
L「あと最後に一つだけ……キラは今回、『もし難しければ“L”の顔写真だけでも入手してほしい』と言っているそうですが、その意味するところについて、何か心当たりはありますか?」
黒井『? さあ……キラは私に対して指示はするが、その目的については何も明かさないから分からない』
L「……分かりました。では結構です。また今後も随時ご報告いたします」
黒井『ああ……では頼む』プツッ
L「…………」
L(アイドル事務所関係者連続死亡事案と犯罪者裁き……その両方を自らの犯行と認めた上で、961プロの過去の悪事を列挙し、脅迫……)
L(しかもその脅迫内容は、当時961プロダクションに居たプロデューサーを765プロダクションに移籍させる事……)
L「…………」
総一郎「……竜崎。これは……」
L「はい。この状況で黒井氏が嘘をつくとは考えられません……今言っていたことは信用して良いでしょう」
総一郎「そうすると、キラは……」
L「はい。キラは765プロダクションの中にいる……そう考えて、ほぼ間違い無いでしょうね」
総一郎「! …………」
星井父「…………」
黒井『……以上が、私があなたに“L”捜しの依頼を行った全ての経緯だ』
L「分かりました。大変詳細に話して頂き、どうもありがとうございました」
黒井『ここまで話したんだ。最初に言っていた件は……』
L「はい。あなたがしてきた過去の違法行為等については誰にも口外しませんし、また依頼についてもあなたの当初の提示額でお請け致します」
黒井『……助かる。で、“L”の正体は掴めそうなのか?』
L「それはまだなんともいえません。何せ“L”は正体不明の探偵ですから」
総一郎「…………」
黒井『……そうか。まあ、私としても“L”の正体など本当はどうでもいい。ただ自分がキラに殺されたくないからそうしているだけだ』
L「そうですね。ただどんな経緯であれ、依頼は依頼です。誠心誠意、対応させて頂きますのでご安心下さい」
黒井『ああ。よろしく頼む』
L「あと最後に一つだけ……キラは今回、『もし難しければ“L”の顔写真だけでも入手してほしい』と言っているそうですが、その意味するところについて、何か心当たりはありますか?」
黒井『? さあ……キラは私に対して指示はするが、その目的については何も明かさないから分からない』
L「……分かりました。では結構です。また今後も随時ご報告いたします」
黒井『ああ……では頼む』プツッ
L「…………」
L(アイドル事務所関係者連続死亡事案と犯罪者裁き……その両方を自らの犯行と認めた上で、961プロの過去の悪事を列挙し、脅迫……)
L(しかもその脅迫内容は、当時961プロダクションに居たプロデューサーを765プロダクションに移籍させる事……)
L「…………」
総一郎「……竜崎。これは……」
L「はい。この状況で黒井氏が嘘をつくとは考えられません……今言っていたことは信用して良いでしょう」
総一郎「そうすると、キラは……」
L「はい。キラは765プロダクションの中にいる……そう考えて、ほぼ間違い無いでしょうね」
総一郎「! …………」
星井父「…………」
松田「ほぼって……もう確定なんじゃ?」
相沢「確かに……黒井氏の言っていたことが本当なら、キラによって、961プロに居た黒井氏の右腕でもあった取締役の者と、961プロと結託して765プロを陥れようとしていた他のアイドル事務所の社長や会長が軒並み殺されたということになる……つまりそれが、あのアイドル事務所関係者連続死亡事案の真相……」
松田「それに加えて、キラは961プロのプロデューサーを765プロへ移籍させるよう命じていたわけですからね……」
L「……一応、キラがカモフラージュとして、そのように765プロダクションの人間を疑わせるように仕向けている、という可能性もありますから」
松田「ああ、なるほど」
L「ただその場合、その事実を黒井氏に口止めし、他に漏れないようにしていたのでは意味が無い……なので可能性としては限りなくゼロに近いと思われます」
相沢「確かに」
総一郎「……では竜崎。765プロダクションの中にキラがいるという可能性は……」
竜崎「99%以上です」
星井父「! …………」
総一郎「まあ……そうだな。黒井氏の供述内容にも不自然な点は無かったし……竜崎の言うように、自分の命がかかっているこの状況で、あえて嘘をつくとは考え難い」
松田「そうっすね……」
L「そして今回、キラが黒井氏を使ってエラルド=コイルに“L”捜しを依頼してきた事を考えると……キラは“L”が自分を追っていることに気付いていると考えられます」
相沢「そうだろうな。だからこそコイルにその正体を掴ませ、消そうとしている……」
L「はい。ですが……二日前にも同じ話が出ましたが、現時点で“L”がキラ事件の捜査に関わっている事を知っている者はそう多くはありません」
星井父「…………」
L「この捜査本部にいる皆さんと……後はせいぜい、警察関係者くらいのはずなんです」
相沢「確かに……黒井氏の言っていたことが本当なら、キラによって、961プロに居た黒井氏の右腕でもあった取締役の者と、961プロと結託して765プロを陥れようとしていた他のアイドル事務所の社長や会長が軒並み殺されたということになる……つまりそれが、あのアイドル事務所関係者連続死亡事案の真相……」
松田「それに加えて、キラは961プロのプロデューサーを765プロへ移籍させるよう命じていたわけですからね……」
L「……一応、キラがカモフラージュとして、そのように765プロダクションの人間を疑わせるように仕向けている、という可能性もありますから」
松田「ああ、なるほど」
L「ただその場合、その事実を黒井氏に口止めし、他に漏れないようにしていたのでは意味が無い……なので可能性としては限りなくゼロに近いと思われます」
相沢「確かに」
総一郎「……では竜崎。765プロダクションの中にキラがいるという可能性は……」
竜崎「99%以上です」
星井父「! …………」
総一郎「まあ……そうだな。黒井氏の供述内容にも不自然な点は無かったし……竜崎の言うように、自分の命がかかっているこの状況で、あえて嘘をつくとは考え難い」
松田「そうっすね……」
L「そして今回、キラが黒井氏を使ってエラルド=コイルに“L”捜しを依頼してきた事を考えると……キラは“L”が自分を追っていることに気付いていると考えられます」
相沢「そうだろうな。だからこそコイルにその正体を掴ませ、消そうとしている……」
L「はい。ですが……二日前にも同じ話が出ましたが、現時点で“L”がキラ事件の捜査に関わっている事を知っている者はそう多くはありません」
星井父「…………」
L「この捜査本部にいる皆さんと……後はせいぜい、警察関係者くらいのはずなんです」
星井父「……竜崎」
L「はい」
星井父「それは……やはり美希を第一に疑っているということか?」
L「! …………」
星井父「765プロダクションの中で、警察関係者が身近にいるのは美希しかいない……ましてや俺は捜査本部の一員……」
松田「係長」
星井父「つまり俺が……『捜査本部でLと一緒に捜査している』……そう美希に教えた、と。だからキラはそれを知っていると……そういうことか?」
L「はい。その点に関してはその通りです」
総一郎「! 竜崎」
星井父「…………」
L「ですが、それは単に情報源が美希さんであるということにしかなりません。美希さんが他の者にうっかり話してしまったという可能性もあるわけですから、それだけでキラ=美希さんとまでは断定できません」
相沢「まあ……それはそうか」
星井父「竜崎」
L「? はい」
星井父「……俺に確かめないのか? 美希にその事を教えたかどうか……」
L「はい。『教えた』と言われようが『教えていない』と言われようが、いずれも裏を取りようがない事なので無意味です。それに申し訳ありませんが、前にも言った通り、美希さんへの容疑に関する星井さんの発言はどのような内容のものであれ、信用することができませんので」
星井父「……分かった……」
L「はい」
星井父「それは……やはり美希を第一に疑っているということか?」
L「! …………」
星井父「765プロダクションの中で、警察関係者が身近にいるのは美希しかいない……ましてや俺は捜査本部の一員……」
松田「係長」
星井父「つまり俺が……『捜査本部でLと一緒に捜査している』……そう美希に教えた、と。だからキラはそれを知っていると……そういうことか?」
L「はい。その点に関してはその通りです」
総一郎「! 竜崎」
星井父「…………」
L「ですが、それは単に情報源が美希さんであるということにしかなりません。美希さんが他の者にうっかり話してしまったという可能性もあるわけですから、それだけでキラ=美希さんとまでは断定できません」
相沢「まあ……それはそうか」
星井父「竜崎」
L「? はい」
星井父「……俺に確かめないのか? 美希にその事を教えたかどうか……」
L「はい。『教えた』と言われようが『教えていない』と言われようが、いずれも裏を取りようがない事なので無意味です。それに申し訳ありませんが、前にも言った通り、美希さんへの容疑に関する星井さんの発言はどのような内容のものであれ、信用することができませんので」
星井父「……分かった……」
L「それより、今後私達がキラを追っていく上でより注意しなければならないのは……アイドル事務所関係者連続死亡事案もキラの犯行だったという点です」
松田「? それがどうかしたんすか? ただの偶然じゃなかったって事が分かってすっきりしたと思いますけど……」
総一郎「竜崎が言いたいのは、アイドル事務所関係者連続死亡事案で亡くなった者の死因の事だろう」
松田「死因……? あっ」
L「はい。アイドル事務所関係者連続死亡事案で亡くなった者は、最後に亡くなった765プロダクションの前のプロデューサーを除き、全員、事故や自殺により死亡しています」
相沢「そうか。つまりキラは……」
L「はい。……心臓麻痺以外でも、人を殺せる」
松田「そういうことか……そういえば、いつか竜崎がその推理をしてましたね」
総一郎「しかしそうなるとかなり厄介だな……アイドル事務所関係者以外にも、キラが心臓麻痺以外の手段で殺しを行っている可能性がある」
L「はい。キラにとってどちらがメインでどちらがサブなのかは分かりませんが……被害者から犯人を割り出しようがない犯罪者裁きは心臓麻痺で殺し、それ以外の者……つまり自分の身元につながりそうな者は事故や自殺で殺しているのかもしれません」
総一郎「そう考えると、アイドル事務所関係者と犯罪者で死因を使い分けているのにも納得がいくな」
L「ただアイドル事務所関係者の方は、短期間で殺し過ぎてしまったため、結果的にニュースで取り上げられたりする事態になってしまった……そこで世間の関心を逸らすため、犯罪者を裁き始めたのかもしれません」
総一郎「なるほど。確かにアイドル事務所関係者連続死亡事案とキラ事件の開始は時期的にほぼ連続していた……そう考えると、犯罪者裁きの方がむしろキラにとってはカモフラージュなのかもしれないということか」
L「はい。ただそう考えると、一つだけ分からない点があります」
総一郎「? 何だ?」
L「765プロダクションの前のプロデューサーです。今の考え方からすると、彼を事故死や自殺ではなく心臓麻痺で殺したのは明らかにおかしい」
総一郎「確かに……いや待てよ。ならば完全に偶然の心臓麻痺死だったのでは?」
L「まあその可能性もありますが……それよりはむしろ、こう考えた方がいいのではないでしょうか」
総一郎「?」
松田「? それがどうかしたんすか? ただの偶然じゃなかったって事が分かってすっきりしたと思いますけど……」
総一郎「竜崎が言いたいのは、アイドル事務所関係者連続死亡事案で亡くなった者の死因の事だろう」
松田「死因……? あっ」
L「はい。アイドル事務所関係者連続死亡事案で亡くなった者は、最後に亡くなった765プロダクションの前のプロデューサーを除き、全員、事故や自殺により死亡しています」
相沢「そうか。つまりキラは……」
L「はい。……心臓麻痺以外でも、人を殺せる」
松田「そういうことか……そういえば、いつか竜崎がその推理をしてましたね」
総一郎「しかしそうなるとかなり厄介だな……アイドル事務所関係者以外にも、キラが心臓麻痺以外の手段で殺しを行っている可能性がある」
L「はい。キラにとってどちらがメインでどちらがサブなのかは分かりませんが……被害者から犯人を割り出しようがない犯罪者裁きは心臓麻痺で殺し、それ以外の者……つまり自分の身元につながりそうな者は事故や自殺で殺しているのかもしれません」
総一郎「そう考えると、アイドル事務所関係者と犯罪者で死因を使い分けているのにも納得がいくな」
L「ただアイドル事務所関係者の方は、短期間で殺し過ぎてしまったため、結果的にニュースで取り上げられたりする事態になってしまった……そこで世間の関心を逸らすため、犯罪者を裁き始めたのかもしれません」
総一郎「なるほど。確かにアイドル事務所関係者連続死亡事案とキラ事件の開始は時期的にほぼ連続していた……そう考えると、犯罪者裁きの方がむしろキラにとってはカモフラージュなのかもしれないということか」
L「はい。ただそう考えると、一つだけ分からない点があります」
総一郎「? 何だ?」
L「765プロダクションの前のプロデューサーです。今の考え方からすると、彼を事故死や自殺ではなく心臓麻痺で殺したのは明らかにおかしい」
総一郎「確かに……いや待てよ。ならば完全に偶然の心臓麻痺死だったのでは?」
L「まあその可能性もありますが……それよりはむしろ、こう考えた方がいいのではないでしょうか」
総一郎「?」
L「アイドル事務所関係者を殺した者と、765プロダクションの前のプロデューサーを殺した者は異なっている……という考えです」
総一郎「!」
L「これらが同じ人間によるものだとしたら、どう考えても死因の使い分けが説明できません。また夜神さんの言うように、前のプロデューサーは単なる偶然の心臓麻痺死という可能性も確かにありますが……彼は全く心臓に関する病気を患っておらず、既往歴も一切無かったことなどを考えると……それよりは、私はこちらの可能性の方が高いと踏んでいます」
相沢「つまり……キラは二人いるということか?」
L「はい。ただ正確には二人『以上』です。三人かもしれないし、四人かもしれない。あるいはそれ以上の可能性も……」
松田「でも今まで、そんなことは誰も……」
L「確かに誰も言っていませんでしたが、可能性としては十分ありえるものです。むしろキラが一人しかいないと断定できる根拠は無いはずです。犯罪者裁きだって、765プロダクションとは全然無関係の者がやっているのを、一連のアイドル事務所関係者殺しの犯人が黒井氏を脅迫する際に騙っただけかもしれません」
相沢「……確かに。だがそう考えると、犯罪者裁きをしている者以外は厳密には“キラ”ではないということになるが……」
L「まあそこはただの呼称の便宜上の問題ですので……一旦は全部まとめて“キラ”としておいていいでしょう。要は、キラと同じ能力を持った者が他にもいるという可能性は否定できないということです。そしてとりわけ、765プロダクションの前のプロデューサーに関してはそう考えるのが最も合理的です」
総一郎「では、竜崎。その考えを前提とした場合でも……あなたはやはり、前のプロデューサーを殺した方のキラも765プロの中にいると考えているのか?」
L「そうですね……。夜神さん達の聞き取り調査の結果を見る限り、765プロダクション関係者の全員に彼を殺す動機があったといえそうですし、その可能性は十分にあると思います。……が」
総一郎「……が?」
L「もしそうなら、同じ事務所の中にいる以上、アイドル事務所関係者を殺した方のキラと連携を取っていたと考える方が自然です。しかしそうだとすると、やはり前のプロデューサーの死因が心臓麻痺となっている事の説明が難しくなります」
L「なので、前のプロデューサーを殺した方のキラの正体について考えられる可能性としては……①765プロダクション関係者の誰かだが、アイドル事務所関係者を殺した方のキラとは何らかの理由により連携が取れなかった②そもそも765プロダクション関係者ではない、のいずれかと考えられます」
総一郎「なるほど……」
L「現時点では、このいずれであるかを確定するのは少し難しい気がします。前のプロデューサーの事を恨んでいる者が765プロダクション関係者以外にもいて、突発的に殺したりした可能性もありますので」
総一郎「うむ」
L「いずれにせよ、今後は①アイドル事務所関係者を殺した者②765プロダクションの前のプロデューサーを殺した者③現在、犯罪者裁きをしている者……これらが全て異なる者なのか、あるいは一部、または全部同じ者なのか……それを見極めながら捜査していく必要があります」
総一郎「……だが、黒井氏の話を前提にするならば、少なくとも①は黒井氏を脅迫している人物とみてまず間違いないだろうな。そしてその者が765プロダクションの中にいるであろうということも」
L「はい。①の者は行動原理が明らかに765プロダクションの利害と直結していますし、そこはまず間違い無いでしょう。なのでまずはここから洗っていくことにしたいと思います」
総一郎「!」
L「これらが同じ人間によるものだとしたら、どう考えても死因の使い分けが説明できません。また夜神さんの言うように、前のプロデューサーは単なる偶然の心臓麻痺死という可能性も確かにありますが……彼は全く心臓に関する病気を患っておらず、既往歴も一切無かったことなどを考えると……それよりは、私はこちらの可能性の方が高いと踏んでいます」
相沢「つまり……キラは二人いるということか?」
L「はい。ただ正確には二人『以上』です。三人かもしれないし、四人かもしれない。あるいはそれ以上の可能性も……」
松田「でも今まで、そんなことは誰も……」
L「確かに誰も言っていませんでしたが、可能性としては十分ありえるものです。むしろキラが一人しかいないと断定できる根拠は無いはずです。犯罪者裁きだって、765プロダクションとは全然無関係の者がやっているのを、一連のアイドル事務所関係者殺しの犯人が黒井氏を脅迫する際に騙っただけかもしれません」
相沢「……確かに。だがそう考えると、犯罪者裁きをしている者以外は厳密には“キラ”ではないということになるが……」
L「まあそこはただの呼称の便宜上の問題ですので……一旦は全部まとめて“キラ”としておいていいでしょう。要は、キラと同じ能力を持った者が他にもいるという可能性は否定できないということです。そしてとりわけ、765プロダクションの前のプロデューサーに関してはそう考えるのが最も合理的です」
総一郎「では、竜崎。その考えを前提とした場合でも……あなたはやはり、前のプロデューサーを殺した方のキラも765プロの中にいると考えているのか?」
L「そうですね……。夜神さん達の聞き取り調査の結果を見る限り、765プロダクション関係者の全員に彼を殺す動機があったといえそうですし、その可能性は十分にあると思います。……が」
総一郎「……が?」
L「もしそうなら、同じ事務所の中にいる以上、アイドル事務所関係者を殺した方のキラと連携を取っていたと考える方が自然です。しかしそうだとすると、やはり前のプロデューサーの死因が心臓麻痺となっている事の説明が難しくなります」
L「なので、前のプロデューサーを殺した方のキラの正体について考えられる可能性としては……①765プロダクション関係者の誰かだが、アイドル事務所関係者を殺した方のキラとは何らかの理由により連携が取れなかった②そもそも765プロダクション関係者ではない、のいずれかと考えられます」
総一郎「なるほど……」
L「現時点では、このいずれであるかを確定するのは少し難しい気がします。前のプロデューサーの事を恨んでいる者が765プロダクション関係者以外にもいて、突発的に殺したりした可能性もありますので」
総一郎「うむ」
L「いずれにせよ、今後は①アイドル事務所関係者を殺した者②765プロダクションの前のプロデューサーを殺した者③現在、犯罪者裁きをしている者……これらが全て異なる者なのか、あるいは一部、または全部同じ者なのか……それを見極めながら捜査していく必要があります」
総一郎「……だが、黒井氏の話を前提にするならば、少なくとも①は黒井氏を脅迫している人物とみてまず間違いないだろうな。そしてその者が765プロダクションの中にいるであろうということも」
L「はい。①の者は行動原理が明らかに765プロダクションの利害と直結していますし、そこはまず間違い無いでしょう。なのでまずはここから洗っていくことにしたいと思います」
相沢「……竜崎。もうここまで分かっているんだ。765プロダクション関係者全員を任意で取り調べてもいいのでは?」
L「いえ。殺し方が特定できていない現状ではそのやり方は危険です」
相沢「しかし殺すには顔と名前が必要……確かに、局長と模木は前の聞き取り調査の際に顔を晒しているが、名前は偽名の警察手帳を使っていたから知られていないはず」
松田「確かに」
L「相沢さん。黒井氏を脅迫している方のキラが、エラルド=コイルに言っていたことを思い出してください」
相沢「?」
総一郎「……『もし難しければ顔写真だけでも入手してほしい』……か」
相沢「あっ」
L「はい。私も最初に聞いたときは、何故? と思いましたが……もしかしたらこのキラは顔だけでも人を殺せる能力を持っているのかもしれません」
松田「なるほど……」
L「以前、私が犯罪者を誤った名前で報道させたとき、その犯罪者は訂正報道がされるまでは殺されなかったということがありましたが……その事も、犯罪者裁きをしているキラは黒井氏を脅迫しているキラとは別の者だと考えれば一応の説明はつきます」
松田「で、でもそれだと、765プロの全員に顔を見られてる局長と模木さんはやばいんじゃ……」
総一郎・模木「…………!」
L「はい。……ですが、実際に今二人を殺すことは考えられません。相沢さんが言っていたとおり、二人は偽名を使っていたのですから……今二人を殺せば、『765プロダクションの中に顔だけで殺せるキラがいる』というようなものです」
松田「いやでもそれだけじゃ、何の保証にも……」
L「私が言いたいのは、だから慎重に捜査すべきということです。絶対に、765プロダクション側に我々が調べていることを気付かれてはなりません。気付かれたらその時点でキラは捕まえられなくなる……どころか、追っていることが気付かれた者は全て殺されるくらいに考えて下さい」
L「765プロダクションの中にキラの能力を持った者が何人いるのかはまだ分かりませんが、765プロダクションを洗っていけばきっとたどりつけます。まず誰が能力を持っているのか、何人持っているのかを完璧に把握する」
L「その能力は顔と名前さえ……あるいは顔だけでも分かれば念じるだけで殺せる物だと考えた場合、その見分けはとても難しく危険も伴います」
L「ですので繰り返しになりますが、絶対に気付かれないよう慎重に調べ……その者がその能力を持っているという証拠と、殺しを行って来たという証拠を誰に説明しても明白であると納得できる形で捕まえます。気付かれずに証拠を押さえる……それしかありません」
L「くれぐれも、焦った行動、先走った行動……一人の判断で動かないようにして下さい」
L「いえ。殺し方が特定できていない現状ではそのやり方は危険です」
相沢「しかし殺すには顔と名前が必要……確かに、局長と模木は前の聞き取り調査の際に顔を晒しているが、名前は偽名の警察手帳を使っていたから知られていないはず」
松田「確かに」
L「相沢さん。黒井氏を脅迫している方のキラが、エラルド=コイルに言っていたことを思い出してください」
相沢「?」
総一郎「……『もし難しければ顔写真だけでも入手してほしい』……か」
相沢「あっ」
L「はい。私も最初に聞いたときは、何故? と思いましたが……もしかしたらこのキラは顔だけでも人を殺せる能力を持っているのかもしれません」
松田「なるほど……」
L「以前、私が犯罪者を誤った名前で報道させたとき、その犯罪者は訂正報道がされるまでは殺されなかったということがありましたが……その事も、犯罪者裁きをしているキラは黒井氏を脅迫しているキラとは別の者だと考えれば一応の説明はつきます」
松田「で、でもそれだと、765プロの全員に顔を見られてる局長と模木さんはやばいんじゃ……」
総一郎・模木「…………!」
L「はい。……ですが、実際に今二人を殺すことは考えられません。相沢さんが言っていたとおり、二人は偽名を使っていたのですから……今二人を殺せば、『765プロダクションの中に顔だけで殺せるキラがいる』というようなものです」
松田「いやでもそれだけじゃ、何の保証にも……」
L「私が言いたいのは、だから慎重に捜査すべきということです。絶対に、765プロダクション側に我々が調べていることを気付かれてはなりません。気付かれたらその時点でキラは捕まえられなくなる……どころか、追っていることが気付かれた者は全て殺されるくらいに考えて下さい」
L「765プロダクションの中にキラの能力を持った者が何人いるのかはまだ分かりませんが、765プロダクションを洗っていけばきっとたどりつけます。まず誰が能力を持っているのか、何人持っているのかを完璧に把握する」
L「その能力は顔と名前さえ……あるいは顔だけでも分かれば念じるだけで殺せる物だと考えた場合、その見分けはとても難しく危険も伴います」
L「ですので繰り返しになりますが、絶対に気付かれないよう慎重に調べ……その者がその能力を持っているという証拠と、殺しを行って来たという証拠を誰に説明しても明白であると納得できる形で捕まえます。気付かれずに証拠を押さえる……それしかありません」
L「くれぐれも、焦った行動、先走った行動……一人の判断で動かないようにして下さい」
総一郎「うむ……そうだな。いくら容疑者の範囲は絞れても、肝心の殺し方はまだ何も分かっていない。ここからが肝要だ」
相沢「しかし洗うって言っても難しいですよね……少なくとも、直近一年間ほどの日本全国全てのアイドル事務所関係者の死亡者、および765プロ事務所関係者周辺の死亡者についてはもう調べていますし……」
松田「はい。いずれも、キラ事件に関係しそうな死亡者はいませんでした」
星井父「……美希のクラスメイトの男子を除いて、な」
松田「係長」
L「そうですね……。では少し違った角度から……以前にこの捜査本部でも話に出ていた、『適当な人間で能力を試していた可能性』で探ってみましょうか」
総一郎「ああ、そういえば言っていたな」
L「アイドル事務所関係者連続死亡事案……いえ、もうキラの能力による殺人と分かった以上……アイドル事務所関係者連続殺人事件と呼ぶべきでしょうね。この事件についても、その開始直前に能力が試されている可能性はあります」
L「そして無関係な人間で試すだけならそう足を延ばす必要も無いでしょうから……一旦は、各765プロダクション関係者の住所地近辺から洗ってみましょう」
相沢「そうなると、死因はまずは心臓麻痺……いや、このキラの場合は事故や自殺でアイドル事務所関係者を殺しているから、そっちからの方がいいのか?」
L「いえ、流石に無関係の第三者を事故や自殺で殺されたのでは特定しようがないですので……一旦は心臓麻痺死者に絞って考えてみましょう。それに過去一年分の心臓麻痺死者のデータならもうほとんど全部集まっていますし、そう時間は掛からないはずです」
総一郎「よし。皆、手分けして洗い出しだ。まずはアイドル事務所関係者連続殺人事件……その最初の犠牲者、961プロ元取締役の轡儀柳次……彼が死んだ日から、過去に遡って順々に調べてみよう」
相沢・松田「はい」
星井父「…………」
相沢「しかし洗うって言っても難しいですよね……少なくとも、直近一年間ほどの日本全国全てのアイドル事務所関係者の死亡者、および765プロ事務所関係者周辺の死亡者についてはもう調べていますし……」
松田「はい。いずれも、キラ事件に関係しそうな死亡者はいませんでした」
星井父「……美希のクラスメイトの男子を除いて、な」
松田「係長」
L「そうですね……。では少し違った角度から……以前にこの捜査本部でも話に出ていた、『適当な人間で能力を試していた可能性』で探ってみましょうか」
総一郎「ああ、そういえば言っていたな」
L「アイドル事務所関係者連続死亡事案……いえ、もうキラの能力による殺人と分かった以上……アイドル事務所関係者連続殺人事件と呼ぶべきでしょうね。この事件についても、その開始直前に能力が試されている可能性はあります」
L「そして無関係な人間で試すだけならそう足を延ばす必要も無いでしょうから……一旦は、各765プロダクション関係者の住所地近辺から洗ってみましょう」
相沢「そうなると、死因はまずは心臓麻痺……いや、このキラの場合は事故や自殺でアイドル事務所関係者を殺しているから、そっちからの方がいいのか?」
L「いえ、流石に無関係の第三者を事故や自殺で殺されたのでは特定しようがないですので……一旦は心臓麻痺死者に絞って考えてみましょう。それに過去一年分の心臓麻痺死者のデータならもうほとんど全部集まっていますし、そう時間は掛からないはずです」
総一郎「よし。皆、手分けして洗い出しだ。まずはアイドル事務所関係者連続殺人事件……その最初の犠牲者、961プロ元取締役の轡儀柳次……彼が死んだ日から、過去に遡って順々に調べてみよう」
相沢・松田「はい」
星井父「…………」
模木「……係長」
星井父「ん? 何だ? 模木」
模木「いえ、その……」
星井父「……大丈夫だ。変な気を遣うな」
模木「係長」
星井父「美希が疑われていたのは前からの事だし……それにもう、覚悟はできている」
模木「…………」
星井父「今は自分にできることをやるだけだ。……竜崎」
L「はい。何でしょう」
星井父「心臓麻痺死者の洗い出し……美希以外の765プロ事務所関係者の住所地近辺の死亡者の分については、俺が担当しても構わないな?」
L「はい。是非よろしくお願いします。ですが……」
星井父「分かってる。俺一人に任せるのは不安なんだろう? キラが複数存在する可能性がある以上、美希が所属している765プロの中からキラにつながる者が出る事は俺にとっては決して望ましい事じゃないからな。だから模木、お前も手伝え。ダブルチェック体制だ」
模木「! はい」
星井父「これなら文句無いな? 竜崎」
L「……はい。ではそれでお願いします」
L「…………」
L(キラの能力を持つ者が全部で何人いるのか分からないが……少なくとも、765プロダクションの中に必ず一人はいる)
L(そしてキラが複数存在する可能性が出てきた以上、例の二人の心臓麻痺死者の件のみをもって、星井美希をキラであると推理する論拠は少し弱くなったが……)
L(もし仮に、犯罪者裁きをしている者も含め、キラの能力を持つ者が全て765プロダクションの中にいて、そのうちの一人が星井美希なのだとすれば……)
L(例の私達の監視中に、星井美希と他のキラが連携して裁きを行うことも容易だったといえる)
L(いずれにしても……一人であれ複数であれ、まずは765プロダクションの中にいるキラを特定し、捕まえる事)
L(そして勿論、こちら側の犠牲者は一人も出してはならない)
L(誰一人欠かすことなく……キラの能力を持つ者を、必ず全員捕まえてみせる)
星井父「ん? 何だ? 模木」
模木「いえ、その……」
星井父「……大丈夫だ。変な気を遣うな」
模木「係長」
星井父「美希が疑われていたのは前からの事だし……それにもう、覚悟はできている」
模木「…………」
星井父「今は自分にできることをやるだけだ。……竜崎」
L「はい。何でしょう」
星井父「心臓麻痺死者の洗い出し……美希以外の765プロ事務所関係者の住所地近辺の死亡者の分については、俺が担当しても構わないな?」
L「はい。是非よろしくお願いします。ですが……」
星井父「分かってる。俺一人に任せるのは不安なんだろう? キラが複数存在する可能性がある以上、美希が所属している765プロの中からキラにつながる者が出る事は俺にとっては決して望ましい事じゃないからな。だから模木、お前も手伝え。ダブルチェック体制だ」
模木「! はい」
星井父「これなら文句無いな? 竜崎」
L「……はい。ではそれでお願いします」
L「…………」
L(キラの能力を持つ者が全部で何人いるのか分からないが……少なくとも、765プロダクションの中に必ず一人はいる)
L(そしてキラが複数存在する可能性が出てきた以上、例の二人の心臓麻痺死者の件のみをもって、星井美希をキラであると推理する論拠は少し弱くなったが……)
L(もし仮に、犯罪者裁きをしている者も含め、キラの能力を持つ者が全て765プロダクションの中にいて、そのうちの一人が星井美希なのだとすれば……)
L(例の私達の監視中に、星井美希と他のキラが連携して裁きを行うことも容易だったといえる)
L(いずれにしても……一人であれ複数であれ、まずは765プロダクションの中にいるキラを特定し、捕まえる事)
L(そして勿論、こちら側の犠牲者は一人も出してはならない)
L(誰一人欠かすことなく……キラの能力を持つ者を、必ず全員捕まえてみせる)
乙 765に来た2人のどっちかを情報晒させてピーすのがベストか・・・それはミキハルカ的にリスク高過ぎありえないんだよなあ
やっぱLとコイルのトラップは有能
原作でも言ってたけどほとんどこれで引っかかるのもわかる
原作でも言ってたけどほとんどこれで引っかかるのもわかる
例えば「美希がクラスメイト男子のセクハラの愚痴を765プロ内のキラに言って、それが原因で力試しの意味も含んでキラが心臓麻痺させたのだ」と捜査本部が推理したとすると
「これまでの経緯から美希はそれがキラの犯行だって気付くだろうし、それを隠しているということはつまり共犯である」って捜査本部は考える
それに「美希が愚痴を他の誰かに言っているのを美希に気付かれずに聞いて麻痺らせた」と捜査本部が推理した場合でも、美希は愚痴を聞いた765プロ関係者をキラだと思い、美希がその関係者のことを警察に話したとしてもその人間は無実であるので美希への疑いが深くなる
もしくはキラが「美希から聞いたセクハラ男子のことを麻痺らせるなんて美希に正体をばらす様なものだ」と考えて犯行に及ばなかった場合、なぜ美希のクラスメイトの男子が死んだのかと考えるとやはり美希がキラであるである可能性が高くなる
あとはあの時期にクラスメイトの男子が死んだのは本当に偶然だった、または765プロ関係者以外が何らかの偶然でクラスメイトの男子をやったという可能性もあるけど流石に低すぎる
当たり前で今更のことだけど美希が捜査本部から見てどれだけ疑われているのかをまとめてみた
クラスメイトの男子が全部悪いんだ(暴言)
「これまでの経緯から美希はそれがキラの犯行だって気付くだろうし、それを隠しているということはつまり共犯である」って捜査本部は考える
それに「美希が愚痴を他の誰かに言っているのを美希に気付かれずに聞いて麻痺らせた」と捜査本部が推理した場合でも、美希は愚痴を聞いた765プロ関係者をキラだと思い、美希がその関係者のことを警察に話したとしてもその人間は無実であるので美希への疑いが深くなる
もしくはキラが「美希から聞いたセクハラ男子のことを麻痺らせるなんて美希に正体をばらす様なものだ」と考えて犯行に及ばなかった場合、なぜ美希のクラスメイトの男子が死んだのかと考えるとやはり美希がキラであるである可能性が高くなる
あとはあの時期にクラスメイトの男子が死んだのは本当に偶然だった、または765プロ関係者以外が何らかの偶然でクラスメイトの男子をやったという可能性もあるけど流石に低すぎる
当たり前で今更のことだけど美希が捜査本部から見てどれだけ疑われているのかをまとめてみた
クラスメイトの男子が全部悪いんだ(暴言)
>>642
確かノートの持ち主から極端に離れると死神の掟に反するんじゃなかったっけ?
確かノートの持ち主から極端に離れると死神の掟に反するんじゃなかったっけ?
あ、おれが前提にしてるのは“死神がノートの持ち主を完全に把握した時”な
ハルカがレムからノートもらった時のあの事件がLにバレる複線かな
ドラマ版の
ドラマ版の
殺される直前にキラの能力を使った、と考えれば辻褄が合うからな
でも仮に捕まえたとしても、美希も春香も未成年だし、超能力や呪いによる犯罪は不能犯だから罪に問われないのでは?
平然と盗撮したりテレビ局を動かす奴らに捕まった後で警察や裁判所がそれに対して何か言ってきたりはするのかな?
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