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    元スレ八幡「は?材木座が不登校?」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 :
    タグ : - 俺ガイル + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 :

    まるで死亡が前提かのような言いぐさ

    352 :

    作者が不登校になったでござる

    353 :

    本筋をシリアスに、しかも謎解きっぽく事件の少しずつ輪郭を表していく。
    一方でキャラの性格を掴みながらの日常コメディに妥協がない。

    冗談抜きで市販レベルなんだが何者だよ

    354 :

    >>353
    お前、玉縄だろ

    355 :

    まってるで

    356 :

    ほんとこれに限らず俺ガイル読者様は作品潰して行くの好きだな

    357 :

    >>356
    冗談抜きで市販レベルの煽りなんだがおまえ何者だよ

    358 :

    424 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] :2015/07/10(金) 13:43:23.47 ID:BU0YSyLUo
    原作の由比ヶ浜もあざといけど、でもちゃんと可愛いじゃん
    言葉選んでるし選んでるたり、ごにょごにょ言いたいこと我慢して飲み込んでたり

    SSの由比ヶ浜は彼女気取りで理不尽な嫉妬全開だったり、怒りの牽制したり、
    わざと聞こえるように独り語と呟いたり、とにかくもう原作の「嫌な女」の部分だけを
    勘違いしてる書き手がテンプレのように使い回すから全然可愛くないしただのぶん殴りたくなるだけの女になっちゃってる

    雪ノ下も由比ヶ浜と同じ行動原理で大概理不尽かつ自分勝手な毒舌ばらまいたりガン飛ばしたりしてるの多いけど、
    まあときどき「大きなお世話だけどそんなに間違ってない」理屈攻撃入るから、少なからず嫌悪感は湧くけど由比ヶ浜ほどじゃあない

    とにかく原作由比ヶ浜とSS由比ヶ浜は(極一部の上手い人を除いて)ほとんどステレオタイプにされちゃってて、
    そのタイプがうざい女の範疇から抜け出せてないの多すぎる

    そりゃ脇役ヒロインの方がスレ伸びるわっていう

    428 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] :2015/07/10(金) 14:39:04.01 ID:BU0YSyLUo
    おまえの考え嫌いとか納得できないとかおかしいとか言われるならともかくわからんだもんねwwww

    個別のスレだと話通じるけどここで同じ話題で盛り上がってると大抵みんな会話にならないっていうね
    なんでだろう


    ほんと、なんでだろうね?

    359 :

    待ち

    360 :

    書記「生徒会から何かお便りを出す、というのはどうでしょうか?」

    副会長「うーん、お便りね……。どうだろうな。ちょっと考えてみようか」

    飯を食いながらあれこれ不登校生徒の対策を話し合う、生徒会の鏡のような二人。会長以外は本当まともね、この生徒会。

    いよいよ、材木座捜査網が生徒会にまで拡大されてしまった。
    これだけ多くの人間に手間をかけさせている以上、不登校の原因がくっだらない理由だったときはかなりまずいことになりますよ、材木座さん。

    362 = 149 :

    書記ちゃんにしても同じだ。会ったこともない年上の男子生徒のためにそこまでできるとは。
    雑じり気無しに、善良な人間だ。
    善良な人間からにじみ出る、雑じり気無しに善良な気持ちだ。

    そしてその善良さは、かつての俺が何より嫌った欺瞞そのものであり、断ち切ろうとした嘘である。

    では例えばもし、今俺が材木座と同じように不登校になったとしたらどうか。
    やはり少なくない人の手を煩わせてしまうだろう。それくらいのことはわかる。今の俺がそこから目を反らすのは自己欺瞞以外のなにものでもない。

    363 = 149 :

    あるいは副会長や書記ちゃんのように、それほど仲良くはないものの、その善良さ故に行動を起こしてくれるかもしれない奴だっているだろう。たとえば、葉山とかな。

    きっと彼ら彼女らはその善良さゆえに、俺や材木座のような人間にも善意にまみれたその手を差し伸べてくれるだろう。
    だが、俺はその腕を当然振り払う。俺が欲するものが同情や善意といった類いのものではないからだ。

    昨日、戸塚が材木座について語っていたことが、なぜあれほど俺の心をざわつかせたのか、少しわかった気がする。

    364 :

    本筋をシリアスに、しかも謎解きっぽく事件の少しずつ輪郭を表していく。
    一方でキャラの性格を掴みながらの日常コメディに妥協がない。

    冗談抜きで市販レベルなんだが何者だよ

    365 :

    待ってた
    お帰り

    366 :

    応援してる、がんばれ

    368 :

    結衣「小町ちゃん、合格&誕生日おめでとう!!」

    まるで我が事のように喜ぶ由比ヶ浜の音頭に、俺と雪ノ下も追従する。

    小町「いやー、ありがとうございます。それもこれもみんな結衣さんと雪乃さんのおかげです!」

    あ、あれー?小町ちゃん、なんでそこからお兄ちゃんは省いちゃうのかなー?入試前最後の追い込みを見てあげたの誰だか忘れちゃったのかな?

    というか、それもこれもとか言うけど、誕生日に関しては母に感謝すべきではあるまいか。あ、親父は省いて大丈夫っす。

    小町「いやー、それにこんな美味しそうなご馳走まで用意していただいて」

    369 = 368 :

    八幡「油断するな、小町。確かに一見旨そうに見えるかもしれんが、ガハマ飯は消化するまでがガハマ飯だ」

    雪ノ下が普段使っているであろう一人用の円卓に、ところ狭しと並べられた料理の数々。確かにどれもこれも美味しそうだ。

    結衣「大丈夫だよ!ちゃんとゆきのんにも判子?もらったし」

    判子?なんのこっちゃ。
    もしかして調理の工程ごとにいちいちチェック項目でも設けて、雪ノ下からのみきわめがないと先に進めない的な?
    なにそれ、教習所みたい。

    雪乃「おそらく『太鼓判』と言いたかったのでしょうね」

    俺が由比ヶ浜語の読解に手こずっていると、最近由比ヶ浜語検定のスコアをメキメキ伸ばしている雪ノ下から助け船が出された。

    370 = 149 :

    またトリップ間違えた……

    371 :

    帰って来たのか

    372 = 149 :

    結衣「それだ!さすがゆきのん!」

    八幡「ああ、さすが雪ノ下だな。由比ヶ浜語通訳として将来はがんばってくれ」

    雪乃「なんだか誉められている気がしないのだけど……」

    鋭い。だって全然誉めてませんもの。

    小町「このパエリア美味しそうですね~」

    結衣「美味しいよ~!」

    小町「タンドリーチキンも良い感じですね~」

    雪乃「そろそろ食べましょうか。冷めてしまうわ」

    373 = 149 :

    再び由比ヶ浜が乾杯の音頭をとり、和やかに食事が始まった。
    パエリア、タンドリーチキン、シーザーサラダ、ムール貝のガーリック焼き、トマトとモッツァレラの追いオリーブ。
    やたらと食べ慣れた親しみのある献立だ。思わず飲み物のおかわりを求めてドリンクバーを探すところだった。

    小町「美味しいです!ね、お兄ちゃん」

    八幡「ああ、旨いな」

    サイゼ検定1級の俺が断言しよう。美味であると。
    これでプロシュート兄ぃまであれば完璧だった。サイゼリア雪ノ下店行けますよ旦那!

    雪乃「比企谷君はそれで足りるかしら?パスタくらいならすぐ作れるけど」

    374 :

    本筋をシリアスに、しかも謎解きっぽく事件の少しずつ輪郭を表していく。
    一方でキャラの性格を掴みながらの日常コメディに妥協がない。

    冗談抜きで市販レベルなんだが何者だよ

    375 = 149 :

    >>371
    なんとか最後まで書ききりたい……まだ登場していないアイツのためにも……
    書くの遅くてすまぬ……

    377 = 149 :

    八幡「マジ?是非お願いしたいんだけど」

    雪乃「カルボナーラとペペロンチーノどちらがいいかしら?」

    八幡「ペペロンチーノで。固さは一番いいのを頼む」

    雪乃「アルデンテと言えばいいでしょう……」

    呆れつつキッチンへと向かう雪ノ下を「ほえー」と感心した顔で見送る由比ヶ浜と小町。

    小町「私もなんかお手伝いしてこようかな」

    八幡「いや、雪ノ下に任せとけよ。お前はパーティの主賓なんだし」

    由比ヶ浜「あ、じゃあ」

    八幡「待て!由比ヶ浜、待てだ、待て!わかるな?よーしよし、良い子だ。ご褒美のモッツァレラだ。食べてよし」

    立ち上がりかけた由比ヶ浜を華麗に引き留める俺。ご褒美のチーズを皿にコロンと置いてやることも忘れない。

    378 = 371 :


    がんばってくれ

    379 :

    まだ登場してないアイツ……誰の事かな?(すっとぼけ)

    382 :

    童貞風見鶏君だろ

    383 :

    おつおつ
    面白いから頑張って

    384 :

    結衣「ちょ……なにそのい、犬みたいな扱い!」

    小町「と言いつつ顔がにやけてますよ、結衣さん」

    結衣「うぇ!?に、にやけてません!」

    小町「お兄ちゃん、ここはムツゴロウさんばりになでなでもふもふペロペロする場面だよ!さあ!」

    八幡「しねえよ。……しねえよ」

    あのスキンシップの取り方は完全に変態だよなあ。しかもあの人、本当は動物好きじゃないんだってよ。今はペット禁止のアパートに住んでるらしいし。
    ムツゴロウ王国(ペット禁止)。闇深すぎるだろ……。

    小町「ノリ悪いなー。わかってる?今、小町のお祝いパーティーだよ?」

    385 = 384 :

    八幡「っかー!出たよそのパワハラ発言。お誕生日会の主役はどんなワガママも許される法則な。いるよなー、そういう奴。あとそれを増長させるそいつの親な」

    今日は健介君の誕生日だから……みたいな無言のプレッシャーで無茶ブリも許されるみたいな風潮。マジファックだね。

    なんで俺が健介君のためにみんなの前で好きな女の子の名前発表しなくちゃなんねえんだっつーの。
    俺は健介君の奴隷じゃないっつーの。

    ていうかまず友だちですらなかったな。
    あれ、俺なんで健介君の誕生日会に参加してたんだろう。本当謎。

    386 = 384 :

    結衣「あー……なんかけっこうわかるかも、それ……」

    空気絶対読むマン、由比ヶ浜の同意を得ることに成功した。
    こいつの場合、誰かの誕生日とか関係なしに常にそういう立ち位置に立っている気もする。

    なにせ所属するグループのボスがあの365日天上天下由比ヶ浜独尊主義の三浦である。
    毎日が誕生日の如く君臨する女王様とともに過ごす毎日はさぞ心労がたまるだろう。

    きっと会社に入って横暴な上司の元で働くのってこういう感じなんだろうな……。はぁ、働きたくない。

    387 = 384 :

    小町「ちょ、ちょ、なんか空気重くなってますよー!アゲてアゲて!」

    結衣「あ、ごめんごめん、なんかヒッキーの目につられて雰囲気悪くなっちゃった」

    八幡「なんだその理由は」

    小町「あー、わかります」

    わかっちゃうのかよ。
    そんな共感得やすい話題だったっけ、俺の目。

    小町「あんまり兄の目を見つめすぎるとどんどんマイナス思考に落ちていくんで、気をつけてくださいね。あ、結衣さんは見つめすぎると別のものに落ちちゃうか~!」

    芝居がかった仕草でうざったくペチンと自分のおでこを叩く小町。
    どうでもいいけど言い回しが完全に酔っ払った中年のそれで、兄は心配です。
    誰もお酒飲ませてないよねー?

    388 = 384 :

    二人のガールズトークに目を腐らせていると真横から視線を感じ、首を巡らせてみたら上目遣いでやたら真剣にこちらを見つめる由比ヶ浜と目が合った。

    呼吸を止めているんじゃないかというほど力をこめて見つめられたもんだから、思わずそこから目を離せなくなり、自然、数秒見つめ合う形となった。
    やだ、星屑ロンリネス……。

    やがて耐えきれなくなって俺が目を逸らすのと同時に、由比ヶ浜も頬を赤くして明後日の方を向いた。
    なにこれ、なんか恥ずかしいんですけど。

    小町「ほほう……」

    八幡「なんだよ」

    小町「いえいえ、これはこれは良い誕プレをいただきまして。ごちそうさまです」

    389 :

    冗談抜きで市販レベルなんだが何者だよ

    391 :

    だからいちいちオヤジくさいんだけど。平塚先生かよ。
    いや、平塚先生なら床ドンするところか……。

    結衣「あ、そーだそーだ、プレゼント!プレゼント渡さなきゃ!」

    ここぞとばかりに話を逸らす由比ヶ浜。

    小町「わー!ありがとうございます!」

    八幡「え、なに、今渡しちゃうの?飯食い終わってからにしよーぜ」

    雪乃「由比ヶ浜さん、私がいない間に一人でプレゼントを渡してしまうのは少し酷いんじゃないかしら」

    両手にペペロンチーノを盛った皿を2つ持ち、キッチンから今まさに戻ってきた雪ノ下が抗議の声をかける。

    結衣「あー!ごめんごめんゆきのん!なんか今しかないみたいな空気だったから……!」

    八幡「いや、全然そんな空気じゃなかったんだけど。何一人でテンパってんだお前」

    392 :

    おお続き来てたうれしい
    いつも楽しみにしてます

    394 :

    雪乃「はぁ……。とりあえずペペロンチーノはできたから。こっちが比企谷君、こっちの方は私たち3人で食べましょう」

    小悪魔アゲハばりにモリモリに盛られた黄金色のペペロンチーノが俺の前に置かれる。
    芳醇なオリーブオイルとガーリックの香りがふわりと鼻腔をくすぐり、一旦落ち着いていた食欲を再びかきたてる。

    八幡「……うめえ」

    小町「はー……美味しいですー」

    結衣「うわー、ゆきのん本当に料理上手だねー」

    正直少し量が多いかと思ったペペロンチーノだが、一口、また一口とフォークが止まることを知らぬ勢いで麺を巻き付けていく。

    香りとは裏腹に主張しすぎないニンニクの風味と、ほどよく利いた鷹の爪の辛さが実に素晴らしい調和でもって麺に絡む。

    395 = 384 :

    雪乃「本場イタリアの人から言わせれば邪道以外の何物でもないとは思うけれど、日本人の私たちにはこういった味つけの方が合うかと思って」

    小町「すごく美味しいですよ!これ、何か市販のソースとか使ってるんですか?塩味だけじゃないですよね?」

    雪乃「いえ、これは固形コンソメを溶かして少し入れてるのよ。本当は白ワインを入れるそうだけど、さすがに家にはワインは置いてないし」

    ほー、白ワイン。イタリアンってとりあえずオリーブオイル入れて、それからオリーブオイル足して、最後にオリーブオイルかけるもんだと思ってたわ。
    あの番組のすげえところは意識高い食材のオンパレードから、高低差100mの意識低い調理方法だよな。
    料理番組なのにバンジージャンプ並みのエンターテイメント性だわ。

    396 = 384 :

    雪乃「本場イタリアの人に言わせれば邪道以外の何物でもないでしょうけど、私たち日本人にとってはこういった味つけの方が合うかと思って」

    小町「すごく美味しいですよ!これ何か市販のソースとか使ってるんですか?塩味だけじゃないですよね?」

    雪乃「いえ、これは固形コンソメを溶かして少し入れてるのよ。本当は白ワインを入れるそうだけど、さすがに家には置いてないし」

    ほー、白ワイン。イタリアンってのはとりあえずオリーブオイル入れて、オリーブオイル足して、最後にオリーブオイルかけるもんだと思ってたわ。
    あの番組の何がすごいって、意識高い食材のオンパレードから高低差100mの意識低い調理方法だよな。
    料理番組なのにバンジージャンプ並みのエンターテイメント性を感じるわ。

    397 :

    あ、ミスった……

    399 :

    小町「今度うちでもやってみます!詳しいレシピ教えてください、雪乃さん!」

    雪乃「ええ、かまわないわよ。といってもレシピというほど大した工程はないのだけれどね」

    結衣「あ、ゆきのん、あたしにも教えてー。なんかこれなら簡単そう!」

    雪乃「……たしかにペペロンチーノはそれほど複雑な料理とは言えないけれど、パスタの基本とも言える料理だから……。その、シンプルなだけに奥は深いのよ。由比ヶ浜さんはまず卵焼きを完璧に焼けるようになってからね」

    結衣「うっ……。わ、わかりました……」

    ガクッと肩を落として頷く由比ヶ浜。
    この程度で落ち込むことないぞ、由比ヶ浜。
    今のは対由比ヶ浜語だったからかなり優しい言い方だったが、相手が俺だった場合100倍辛辣な言葉に変わってたからな。
    日々雪ノ下の暴言を受けている俺からしてみたら今のなんかむしろ誉められてるレベルなんじゃないかと勘違いしちゃうわ。

    400 = 384 :

    八幡「まあ、由比ヶ浜がやったらニンニクが真っ黒焦げになる未来しか見えんしな」

    結衣「うぅ……、否定できない……」

    雪乃「そうね、ニンニクを焦がさずに風味を出すのはとても大切なことだから」

    小町「あ、でも私は少しきつね色くらいのニンニクも好きですよ」

    雪乃「そういうときは一度ニンニクをオリーブオイルから取り出してしまって、最後に加えると良いわ」

    あー、この話題、パスタ板で出ると確実に荒れるやつなんだよなぁ。
    苦味がどうたら、それがむしろ良いだとか、味障だなんだ……。

    あとパスタ食うときにスプーン使う使わないとかな。
    本場ではスプーン使うのは子どもだけとかなんとか……。

    つまりこの議論に一石を投じた五右衛門は神。


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