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    元スレ八幡「は?材木座が不登校?」

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    201 = 149 :

    平塚「冗談はその辺でいいだろう。戸塚、それ以外に何か気になったことはなかったか?」

    戸塚「そうですね……。そういえば、材木座君、コートを脱いで腕に抱えてました。まだ寒いのにおかしいなって思ったんですけど……」

    自身なさげに上目遣いで話す戸塚。本当可愛い。

    しかし、材木座がコートを脱いでいた、というのは少し気にかかる。あのアホは真夏のクソ暑い中でもあのコートを脱がない、真性の中二病だ。

    学校のような人目の多い場所でこそ、中二病の自己顕示欲は真価を発揮する。

    その学校であいつがコートを脱ぐというのは、やはりイメージと合わない。教室の授業中でもコート来てるくらいだからな。材木座って、本当バカ。

    202 = 149 :

    平塚「ふむ、コートを脱いでいた、か。それだけではやはり何もわからんな」

    しばし、沈黙が場に訪れる。

    平塚「ふっ、今天使が通ったな」

    え、戸塚?戸塚が通ったって?戸塚ならさっきからそこに座ってますよ!

    結衣「え?天使?なんですか、それ」

    平塚「うぐっ、そ、そうか。知らんか、この表現」

    八幡「先生、今の高校生は物心ついたときから光通信なんすから。ダイヤルアップとかADSL時代のチャットルームみたいな表現は通じないっすよ」

    平塚「く、やはりそうか。そうだよな、ワープロでパソコン通信とか知らないよなあ……」

    203 :

    おばちゃん…

    205 :

    >>204
    今の若者には通じないとしか文章からは読み取れないん
    誰も先生が誤用してるとは言ってない気がするの

    206 :

    >>205
    俺には>>204もそうは言ってないように聞こえる

    ジェネレーションギャップとは関係なく知識の問題だって言いたいんじゃない

    207 = 205 :

    >>206
    あぁそういうことか成る程、204さん嫌疑かけてごめんね
    自分は初めて聞いたから昔流行ったのかなぁとか思ってた

    208 :

    一連の流れが静ちゃんを打擲する!

    209 :

    つまり静ちゃんは

    210 :

    やめろ

    211 :

    静ちゃんと同年代の俺ですら知らないから、多分もっと上の世代だと思うぞ

    212 :

    ハイカラさんが通るじゃないのか?

    213 = 211 :

    静ちゃんと同年代の俺が解らないからな…少なくとも30後半のネタだぞ

    214 :

    待ってるぞ

    215 :

    本当にどうでもいいことだけど、>>63の立てる指逆じゃない?小指立ててるよね

    217 :

    一人遠い目をしてしまった平塚先生は放っておいて、俺たちは今後の捜査計画をたてる。

    雪乃「彼のクラスメイトにも話を聞きたいところね」

    八幡「他のクラスの奴か……。俺には無理だな」

    同じクラスの奴だってムリダナ(・×・)

    結衣「あ、じゃあ、あたしがやるよ!中二ってなん組だっけ?」

    戸塚「確かC組だったよ。テニス部に同じクラスの人が何人かいたはずだから、その子たちにも聞いてみるよ」

    雪乃「そう……。では由比ヶ浜さんはC組の人に、戸塚君はテニス部の人に聞き込みをお願いするわ」

    八幡「わりいな、戸塚。手伝ってもらっちまって」

    奉仕部として受けた依頼を、部員でない戸塚に手伝わせるのは心苦しい。そんな風に思って礼を言ったのだが、何故か戸塚は少し頬を膨らませて俺を見た。怒った戸塚も可愛いなと思いました。

    218 = 149 :

    戸塚「僕は奉仕部の依頼を手伝ってるつもりじゃないよ、八幡。材木座君のことが心配だから、何かできることがあればするだけだよ」

    八幡「そっか。なんか、ありがとな」

    戸塚に心配される材木座妬ましいキーッ!と思ったが、顔には出さずに誤魔化した。

    なんで俺が材木座の代わりに礼を言わなければならないんだ……。
    本当、この件が片付いたら死ぬほど文句言って、原稿はボロクソに叩いてやろう。

    戸塚「だって材木座君は友達だもん。当たり前だよ」

    戸塚の言葉に雪ノ下は眩しいものを見た、というように目をしばたかせ、俺は悔しさでテーブルの下で拳をギリギリと握った。

    くそ、材木座め。戸塚にこんな台詞をいってもらえるだなんて、許せん。
    来い……、お前の全てを否定してやる。

    219 = 149 :

    平塚「ふむ、なかなか興味深い展開になってきたな、雪ノ下」

    黙って成り行きを見守っていた平塚先生が、よくわからないことを雪ノ下に言っている。え、突然どうしたのこの人……。

    雪ノ下の方は何か思うことがあるのか、顎に指をのせて考え事に耽っている。

    八幡「じゃあ、俺はなんとか材木座本人とコンタクトがとれないかやってみるわ」

    雪乃「そうね、それができれば一番早いでしょうし」

    言いつつ、雪ノ下の眉間にはまだ皺が寄っている。

    八幡「なんだ?なんか気になることでもあるのか?」

    雪乃「いえ、別にネガティブなことではないわ。むしろ、ポジティブな方ね」

    結衣「なんかわかったの?」

    雪乃「いえ、そういうことではないのだけれど……。まだ情報が出揃っていない今、考えても仕方のないことかもしれないわ」

    220 = 149 :

    やけに気になる濁しかたをする雪ノ下。こいつの場合、言わないと決めたことは頑として言わないからなあ。追究するだけ無駄か。

    八幡「んじゃ、考えがまとまったら教えてくれや」

    雪乃「ええ。戸塚君は月曜日の放課後、時間とれるかしら?」

    戸塚「月曜日なら部活もないし、大丈夫だよ」

    雪乃「それでは月曜日の放課後までに、なるべく情報を集めてもらって、放課後に奉仕部の部室で突き合わせましょう」

    雪ノ下がまとめ、合同捜査会議は終わりを迎えた。

    買い物を続ける平塚先生と戸塚はその場で別れ、雪ノ下の家に泊まり込みで料理の仕込みをするという二人とは駅で別れた。

    あの食材の量と、前日から準備を始めるという発言から、雪ノ下が2、3回の失敗を折り込み済みだというのが察せられた。がんばれ……。

    221 = 149 :

    日の落ち始めた町を自転車でキコキコ走りながら、材木座のことについてツラツラ考えてみた。

    俺の知る材木座義輝は、絵に描いたような中2病患者であり、あらゆる空気という空気を破壊するウザいを体現する男である。

    基本的にはぼっちであるが、ゲーセンには意外と仲間が多い。このあたりの詰めの甘さがエリートぼっちである俺との差である。エリートぼっちのこの俺に下級ぼっちが勝てると思うなよー!!

    最近では自らワナビを名乗るなど、現実逃避に余念がないが、ラノベ作家はけっこう本気で目指している節がある。

    動機も目的も不純極まりないが、専業主夫を目指す俺も大差ないなと思う今日この頃です。

    担任の島崎先生はいじめを懸念していたが、その線はないと思っている。総武高校の生徒は表だって暴行や恐喝といった、目に見えるいじめをするタイプではない。

    222 = 149 :

    日の落ち始めた町を自転車でキコキコ走りながら、材木座のことについてツラツラ考えてみた。

    俺の知る材木座義輝は、絵に描いたような中2病患者であり、あらゆる空気という空気を破壊するウザいを体現する男である。

    基本的にはぼっちであるが、ゲーセンには意外と仲間が多い。このあたりの詰めの甘さがエリートぼっちである俺との差である。エリートぼっちのこの俺に下級ぼっちが勝てると思うなよー!!

    最近では自らワナビを名乗るなど、現実逃避に余念がないが、ラノベ作家はけっこう本気で目指している節がある。

    動機も目的も不純極まりないが、専業主夫を目指す俺も大差ないなと思う今日この頃です。

    担任の島崎先生はいじめを懸念していたが、その線はないと思っている。総武高校の生徒は表だって暴行や恐喝といった、目に見えるいじめをするタイプではない。

    223 = 149 :

    シカトやハブ、陰口といった教師に見咎められない程度のものや、いじりと呼ばれる、「ふざけてるだけでーす(笑)」という言い訳が使える範囲の攻撃しかしない。

    込められた悪意の量に差がないとしても、こういった水面下の排除行為は鍛え抜かれたぼっちには通用しない。なにせ、何もしなくても自ら集団から排されるのがぼっちだ。

    俺ほどではないにしろ、材木座も鍛え抜かれたぼっちである。総武高校生程度で不登校に追い込むのは難しかろう。

    強気なキャラに見えて打たれ弱い材木座だが、こういった悪意を受け流す術は当然持っている。方法は違えども、学校という閉鎖空間を生き延びるぼっちには、必須のスキルだからだ。

    ゆえに、いまいち材木座と不登校という言葉が繋がらない。材木座と不摂生は繋がる。親不孝も繋がる。中2病の上に引きこもりとか親御さん泣くだろ。

    材木座という、シリアスとは正反対に位置するようなネタ男の身に何が起きたのか。駅から家までの距離で推測するには少しヘビーすぎる問題だった。

    材木座、お前そんなキャラじゃないだろ。人気が出ないからといって無理矢理なテコ入れは読者の反感を買って、以降出番が少なくなるパターンだっつーの。ソースは俺妹のバジーナさん。そのルートを出すのはあまりにも遅すぎた……。

    224 :

    日にちが明示されてることからバレンタインが関係してるのかね

    226 :

    魅せるの上手すぎ。本当神SSだな

    227 :

    本筋をシリアスに、しかも謎解きっぽく事件の少しずつ輪郭を表していく。
    一方でキャラの性格を掴みながらの日常コメディに妥協がない。

    冗談抜きで市販レベルなんだが何者だよ

    228 :

    きっとプロが息抜きで書いてるんだろうなー

    229 :

    必死に誉め殺して荒らそうと
    してるのがいるな

    232 :

    このコピペなんなの?

    233 :

    家に帰ると小町が炬燵で伸びていた。
    仰向けで両腕をだらっと広げ、口はだらしなく開きっぱなし、目は兄もかくやというほど濁って虚空を見つめていた。やだ、なにこの背徳的な光景……。

    八幡「小町、こんなとこで寝るな。風邪引くぞ、起きろ。それが嫌なら口と目を閉じ、部屋に戻って孤独に眠れ。それも嫌なら……」

    小町「お兄ちゃん……小町はもうダメだよ……」

    微動だにしないまま、口だけを動かして答える小町。このまま本当に死んでしまいそうな雰囲気すらある。

    八幡「まあ、明日だからな。考えないようにってのは無理にせよ、悪い想像ばっかすんのはやめろよ」

    小町「無理……。小町落ちたんだ……。みんなに笑われるんだ……」

    八幡「受かってるなんて無責任なことは言えないけどな、仮に落ちてたとしても、がんばった小町のことを俺は絶対笑わないぞ。それは断言できる」

    俺はキメ顔でそう言った。
    いや、もう本当、こんなこっぱずかしい台詞妹以外にとても言えない。八幡、がんばったよ!

    234 = 149 :

    小町もようやく体を起こし、虚ろだった瞳に生気が戻り、俺の方をじっと見つめる。

    小町「お兄ちゃん、仮にとは言え、受験生に落ちてたとしたらなんて話、しないでよ。本当、お兄ちゃんは無神経なんだから」

    お、おうふ……。イラッときたなー。今、お兄ちゃんイラッときたわー。くそ、このガキ殴りたい。

    八幡「悪かったよ。気晴らしにゆかりんのライブでも見るか?」

    小町「見ない」

    再び寝転がり、俺に背を向けてしまう。かなりナイーブになっているらしい。
    これはもう構うなのサインであると判断し、早々に部屋へ引き上げることにした。

    ドアを閉める間際、小さな声で小町から「ありがと」と聞こえたが、もしかしたらそれは俺のそら耳だったかもしれない。

    235 = 149 :

    翌朝、リビングでプリキュアを見ていると、昨日よりはいくぶんマシな顔つきになった小町が下りてきた。目元にははっきりとクマが刻まれているが。

    八幡「おはよ。寝れなかったのか?」

    小町「おはよー。なんか寝たり起きたり繰り返してたよ。小町起きてるよね?今、夢じゃないよね?」

    八幡「そういう台詞は合格したときのためにとっとけ。コーヒー飲むか?」

    小町「うん、お願いー」

    小町と二人でコーヒーを飲みながら、ボケッとテレビを見ていた。いつもとさして変わらない日曜の朝である。

    CMに入り、小町が朝飯を作りにキッチンへと立ち上がると、ふと思い出してスマホを起動した。そういえばまだログインボーナスをもらっていない。

    236 = 149 :

    スマホをおこすと、LINEの通知がついているのが見えた。
    ……これだよ、これが俺は嫌なんだ。何か他のことがしたくてスマホを開いても、この通知アイコンが目に入ると、優先的にLINEを開かざるを得なくなる。

    いっそのこと通知をOFFにしてしまうという手もあるが、そうなると連絡がつかないことに対して文句を言われることになる。返事が必要な内容ならば、最初から電話なりするのが筋だろうに。

    仮に返事が必要ない内容であろうと、読んでしまった以上、既読という呪いが発動するのがLINEの恐ろしいところである。既読無視というのが絶対のタブーとされるのが学校社会の掟だ。

    既読というのはいわば天の鎖(エルキドゥ)のようなものだ。リア充度が高いほど拘束力が増す。あれ?てことはリア充度ゼロの俺には効かないんじゃね?単独行動スキルとか完全にEXだしな、俺。

    237 = 149 :

    観念してLINEを開くと、奉仕部のグループトークに雪ノ下が画像を上げていた。
    サムネでおおよそ見当はついていたが、開いてみるとやはりパンさんのツムが当たった瞬間のスクショであった。

    いつの間にスクショなんて使いこなしてるんだあいつは……。
    うーん、この画像。雪ノ下のどや顔が透けて見えるようですね。画像見てから既読無視余裕でした。

    それにしても、右上に表示されたルビーの数600個以上あったな。ガチすぎでしょ、この人。


    特に会話もなく朝食を終え、制服に着替えたりなんだりしていると、けっこういい時間になっていた。
    小町を促して外に出ると、雲一つない青空が広がっている。本日はお日柄も良い。
    荷台に小町を乗せ、もうすっかり通いなれた道をゆっくりと進んでいく。

    238 = 149 :

    小町「ちゃんと受かってたら、来月からは毎日こうやって学校に通うんだね」

    八幡「毎日送らせる気かよ。俺はアッシー君かっつーの」

    どうもこんにちは。アッシー君のヒッキー君です。

    八幡「お前だってチャリ持ってんだろうが。チャリ通オッケーなんだから、それで行けよ」

    小町「んー、それもそっか。でも小町的には二人乗りの方がポイント高いんだけどなあ」

    八幡「疲れるのは俺一人なんだよ。しかも、高校の奴らに、妹と二人乗りで通学してるとこなんて見られたくないしな」

    小町「まあ、それもこれも受かってなければ関係ないんだけどねー……」

    唐突にテンションの落ちる小町。受験生というやつはそこかしこに地雷が埋まってて、扱いにくくて敵わん。マインスイーパーの上級かよ。あれ、最後は結局、2択を何度か乗り越えないとクリアできない運ゲーだからな。

    239 = 149 :

    高校の近くまで来ると、合格発表を見にきた中学生の姿がちらほら見られた。その中に見覚えのある姉弟の姿を見つけ、自転車を寄せる。

    えーっと、なんだったかな、川……川……。なんかサッカーに関係ある名前だった気がする。
    川……、川淵?いや、それはキャプテンか。川口、はゴールキーパーな。川島……、だからそれもキーパーだって。川崎フロンターレさんか!

    八幡「よう」

    小町「大志君に沙希さん!おはようございます!」

    一度追い抜いてから自転車を止め、振り替えると少し驚いたように川崎姉弟は立ち止まった。

    大志「比企谷さん、お兄さんもおはようございまっす!」

    軽く挨拶だけしてさっさと行こうかと思っていたが、小町が降りてしまったので仕方なく俺も自転車を降りる。

    240 = 149 :

    なお、小町が荷台から降りる際、大志がスカートをガン見していたことを付け加えておく。
    このガキ、人様の血縁者のパンツを見ようとするなんざ人の風上にもおけんやつだ。恥を知れ、恥を。ねえ?川崎黒レースさん。

    沙希「あんたも付き添いで来たんだ」

    八幡「ああ。まあ、お前が来るのはわかってたけどな」

    まったく、どうしようもないブラコンだな、こいつは。

    沙希「なんかその言い方引っ掛かるんだけど」

    川崎がジト目で睨んでくるが、気づかない振りをして歩き出すと、それ以上は追及せず2歩ほど遅れてついてきた。
    前を行く小町と大志もほとんど言葉を交わすことはなく、後ろから見てもその度合いがはっきりとわかるくらいに、二人とも緊張していた。

    241 :

    八幡が兄さんを否定しなかった…だと…

    242 :

    ゆきのんがちすぎワロタww

    243 :

    >>241
    ほら、八幡と沙希が結婚する前提なら……

    244 :

    どうでもいいけどゆきのん課金制限どうやって潜り抜けたんだ?
    年齢弄った?

    245 :

    >>244
    2万までしかできないな
    パズドラだと
    他は覚えとらん

    246 :

    本筋をシリアスに、しかも謎解きっぽく事件の少しずつ輪郭を表していく。
    一方でキャラの性格を掴みながらの日常コメディに妥協がない。

    冗談抜きで文学賞レベルなんだが何者だよ

    247 :

    プリキュアは見てもプリパラは見ない男八幡。

    248 :

    んー真正直に書いた感想がコピペされるのもなんだかな


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