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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」憧「気が付いたら、目が合って」

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    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - がっこう + - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 :


    由暉子コースならハッピーエンドだし(白目)

    352 :

    須賀京太郎とネリー・ヴィルサラーゼは恋仲である。

    それは誰もが認める事実だ。

    そして、智葉は誰よりも早くその事実を認め、彼らを祝福した。


    「キョウタロッ」

    「んー?」


    その、筈なのに。

    何故だろうか。

    二人が触れ合う姿を見る度に――胸の内側が、苦しく締め付けられるような感覚を覚える。

    353 = 1 :

    「……やめろ」


    ぎゅうっと、己の胸を抑えつけて。

    己に言い聞かせるように、呟いた。


    「サトハ? 何か言いまシタ?」

    「何でもない」



    「ただの、独り言だ」

    354 = 343 :

    まぁそんなに簡単に割り切れたらすげえと思うけど
    難しいデスヨ

    355 = 347 :

    お前ほどの女が何を迷うことがある!

    356 = 1 :

    波のように押し寄せる想いに、智葉の心は少しずつ削られていく。

    内側から徐々に己を蝕む病。

    いくら素振りをしようとも、断ち切ることは出来ない。

    苦しみを誰にも打ち明けることが出来ないまま、ただイタズラに時間だけが過ぎて――。


    「……ん? ネリーは、どうした?」

    「あー……今日は、何か仕事というか試合があるみたいで」





    1~40 「……そうか」
    41~00 「……なら、久しぶりにうちに来ないか?」

    357 = 343 :

    358 :

    行くしかない

    359 :

    わあ

    361 :

    これはユキコったな

    362 = 345 :

    ネリー可愛い……

    363 :

    失敗ばかりだな。人のよっちゃそうでもないのかもだけど

    364 = 1 :

    「しかもちょっと遠出してて、明日まで帰って来ないんですよ」

    「……なら、久しぶりにうちに来ないか?」

    「え?」

    「久しぶりに見てやるよ。お前の麻雀を」

    「お、おぉ……」

    「それに、カピーのヤツも寂しがっているだろうさ」


    ネリーという彼女への義理。

    麻雀の上達意欲。

    この二つを比べれば、彼女への義理の方が重い。

    しかし、カピーの存在と智葉への恩が加われば、京太郎の中の天秤の傾きは――。


    「……じゃ、よろしくお願いします」

    「ああ、任せろ」


    365 = 1 :

    無論、智葉とてネリーへの配慮がないわけではない。

    この誘いは、先輩として後輩雀を気遣うもの。


    「……ふふ」


    何もおかしな事はない。

    練習を見てやる事も、カピーに会わせてやる事も。


    義務のようなものなのだから――そう、気に病むことは、何も無いのだ。

    366 = 1 :

    今日はここまで
    次の更新時にサトハパート終了予定
    ネリー可愛い

    368 = 345 :

    乙ネリー可愛い

    369 = 359 :


    アイスティーに注意かな

    370 = 361 :


    両想いは負けフラグにならないといいなあ

    372 :

    おつおつ
    明華パートとかもあるのか


    373 :

    臨海続きやります

    374 :

    よしきた

    375 :

    さあこい

    376 :

    ネリー可愛い

    377 :

    ネリーかわいい

    378 = 1 :

    久しぶりのカピーとの触れ合いは京太郎の心を癒し。

    智葉の指導は一切の容赦なく京太郎の心を削ぎ落とす。


    「ぐぁー……」

    「少し、休憩するか」


    黒服のお兄さんたちを交えた麻雀の特訓は、色んな意味で疲れが溜まる。

    外が暗くなった頃には、京太郎は大の字になって畳に倒れ込んだ。

    汗が頬を伝い、畳に染み込む。


    全力を出し尽くした様子に智葉は苦笑いを浮かべ、腰を上げた。


    「……待ってろ。お茶を入れてくる」

    379 :

    (ネリーかわいい)

    380 :

    お茶…(あっ)

    381 :

    もちろんアイスですね

    382 :

    京ちゃん逃げて超逃げて

    383 = 375 :

    目が覚めたら父親か

    384 :

    緑茶しかなくてな、よかったか?

    385 = 379 :

    ほい

    386 = 1 :

    台所で冷たいお茶の準備をしながら、智葉は口角を吊り上げた。

    以前に比べて、京太郎は大分強くなった。


    「……ふふ」


    そして、その打ち筋は智葉に似ている。

    京太郎が麻雀と向き合っている瞬間。

    その時だけは――彼の心を占める女は、自分なのだ。


    「さて」


    冷たい麦茶を入れた二つのコップを盆に乗せて、智葉は台所を後にした。


    387 :

    まーた由暉子ってしまうのか…

    388 :

    アイスティーさん、ちぃーっす

    389 = 1 :

    広い和室に、男の寝息。

    それは智葉の淹れたお茶が原因――ではなく、疲れ切った京太郎が寝落ちしたためである。

    お陰で折角の冷たい麦茶が温くなってしまった。


    「まったく」


    しかも、ワイシャツの胸元が肌蹴ている。

    仕方ないヤツだ、と智葉は大の字で眠る京太郎に手を伸ばし――。

    390 = 1 :

    ワイシャツの下から見えた、無数の赤い斑点と爪痕に、手を止めた。

    391 = 387 :

    虫刺されと引っ掻き跡かな?(すっとぼけ)

    393 = 376 :

    ネリーのマーキングか……

    394 :

    オラなんだかわくわくしてきたぞ!!

    395 = 381 :

    (ネリーかわいい)

    396 = 1 :

    智葉は、高揚していた胸の内側が冷めていくのを感じた。

    下らない優越感に浸っていた己の無様さ。


    「……」


    智葉は――。


    直下
    1~30 鐔のない日本刀に、手をかけた。
    31~00 鐔のない日本刀に、手をかけた。

    398 :

    おいいい

    399 = 376 :

    おまかせあれ!

    400 = 376 :

    両思いは負けフラグ!


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