元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」透華「永久に、美しく」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
401 = 1 :
目の前で、親友同士が罵り合いをしている。
嘘だと思いたかった。目を閉じて、耳を塞いでしまいたかった。
「やめてくれよ、二人とも……!」
憧の前に立ち、二人の間に割って入る。
これ以上は、聞いていられない。
京太郎選択肢 下3
1.「穏乃、お前どうしちゃったんだよ……」
2.「憧、穏乃は友達だろ……?」
405 = 1 :
「憧、穏は友達だろ……?」
縋るように、憧に言葉を投げかける。
穏乃は、昔からの親友だった。
それは、憧にとっても変わらない筈で。
「……私の、味方をしてくれるんじゃなかったの?」
対する憧は、信じていたものに裏切られたかのような表情を浮かべた。
悲しくて、膝を崩してしまいそうになりながら、京太郎の瞳を見詰める。
「……ああ、そうだよ。友達同士の罵り合いなんて、みてらんねえよ!」
「京太郎……!」
「――あは」
二人のやり取りを見て。
「そうだよね、やっぱり」
穏乃は、馬鹿らしいと言わんばかりに、笑った。
406 = 1 :
「無駄だよ、憧。京太郎は誰の味方にもなれないよ――優しいから」
誰かの味方になることは、誰かの敵になること。
そんなこと、京太郎には出来ないと。
出来たら、今みたいにはならなかったと――穏乃は、憧を嗤った。
「……だから」
「ケリはさ、私たちの手で着けよっか」
407 :
ナカには誰もいませんよ的な?
408 = 1 :
【次で都会編ラスト】
【選択と判定によってはキャラ死にます】
409 = 364 :
遂に来たか・・・
410 :
ケリをつける(暗喩)
411 = 1 :
準決勝を、突破した夜。
晴絵は、昔馴染みに呼ばれた用があると外出している。
「……」
一人で部屋に残された京太郎の胸中には、払い切れない靄がかかっている。
自分は、どうするべきだったのか。
「……眠れない」
早く寝るように、とは晴絵の支持だが。
考え、悩むことが多過ぎる今、目を閉じても睡魔はやって来ない。
京太郎選択肢 下3
1.他のみんなは、どうしてるかな(キャラ安価)
2.いや……やっぱり、早く寝よう
412 :
憧
418 = 364 :
ちょっとあこちゃー人気過ぎんよー
419 = 1 :
目を閉じて、暗闇の中で真っ先に浮かんだものは――憧の顔。
「……アイツは、どうなんだろうな」
会いたい。
そう思い立つと、京太郎はすぐにベッドから立ち上がる。
眠気なんて、最初からなかった。
軽く身なりを整えて、京太郎はドアを開き――
「……あ」
「あ……」
その向う側で、ドアノブに手を掛けようとしていた憧と、目が合った。
420 = 1 :
憧を部屋に通して、備え付けのテーブルを挟んで向かい合う。
「……」
「……」
東京に来る前、阿知賀を出る前日と同じような状況。
考えることは、同じだったのだろう。
二人して――会いたいと、思っていた。
「あのさ……ずっと、言いたい事があったの」
互いに遠慮して口を閉ざしている中、先に話を切り出したのは憧だった。
「……なんだ?」
「順序とか、そういうのが……本当に、グチャグチャになっちゃったんだけどね」
「……」
「私――京太郎のことが、好き。ずっと前から、好きだった」
421 :
このタイミングで告白は嫌な予感しかしない。
422 = 1 :
憧の告白。
その内容は、ずっと前から知っていたこと。
「……この前は、急に言っちゃったから」
「色々、考えて」
「ちゃんと、改めて。伝えなきゃって、思ったの」
告白をして。
ふぅ、と憧は息を吐いた。
「それと、ごめんなさい」
「……憧?」
「私、ずっと京太郎に甘えてた」
「……んなこと、ねえよ」
「ううん。今だって、そう。甘えちゃってる」
「でもね」
「もう、大丈夫だから」
「もう、私は京太郎を苦しめないから」
423 :
告白を受ける→アコチャー
告白を断る→キョウチャー
424 :
表面張力いっぱいいっぱい
425 = 1 :
「……ごめん。それだけ、言いたくて」
憧は、また軽く息を吐いて、立ち上がった。
椅子に座ったままの京太郎は、憧を見上げる姿勢になるが――不思議と、その姿はいつもよりずっと、小さく見えた。
「……憧」
遅れて、京太郎も立ち上がり。
立ち去ろうとしている憧の手を、掴んだ。
「京太郎?」
「俺も……俺も、憧に言いたいことが、ある」
426 = 1 :
「俺も、多分、きっと……ずっと、前から」
「憧のことが――好きだ」
427 :
さよなら憧、お前のことは忘れないよ
428 = 412 :
エンダァァァ?
429 :
終わったな
430 :
誰が死ぬか そして何人死ぬか
431 = 410 :
本編で死んだのは菫さんくらいしかいないからヘーキヘーキ
432 = 1 :
憧は、ピタリと動きを止めて。
それから、ふるふると、小さく首を振った。
「……なんで?」
「言わなきゃ、いけない気がした」
「なんで――なんで、今更、言うのよ!」
「それは……その……告白の返事は、しなきゃダメだろ?」
さっきまで、この部屋から立ち去ろうとしていた憧は、立ち止まってその身を震わせながら、ポロポロと泣き出してしまった。
京太郎は、机を回り込んで、憧の側に並び立つ。
涙を拭おうと差し出した指は、拒まれなかった。
433 = 1 :
「……消えようと、してたのに」
「京太郎が、どんどん遠ざかって……こんなに、辛くて、苦しいなら」
「京太郎の前から、消えようって」
「そう、思ったのに……!」
それを聞いてしまったら――もう、京太郎は憧を離したくない。
両手で、力一杯に、憧を抱き締める。
京太郎選択肢 下3
1.姉さんたちは、もう抱かない。穏乃も、何とかする
2.なら……二人で、消えよう
3.その他
439 = 410 :
駆け落ちエンドだよな!な!
440 = 429 :
アコチャー死にそうだなこれ
441 :
自分から死んでいくスタイル
442 :
お前、消えるのか
443 = 1 :
「なら……二人で、消えよう」
「え……?」
「姉さんたちも、穏乃も……どこかに、置いて」
「二人だけで――どこか遠くに、消えよう」
「それって……」
駆け落ち。
何もかもを捨てて、二人だけで生きる。
京太郎は、そう言っている。
「……」
「……」
憧は――京太郎を、拒まなかった。
身を委ねるように、京太郎の腕の中で、力を抜いた。
444 = 1 :
ラスト判定 下1~3の平均
1~70 二人っきりで、旅行に行こう
71~80 山の女神は、嫉妬深い
91~00 姉妹の溺愛は、全てを許さなかった
445 = 435 :
a
446 = 412 :
おまかせあれ!
447 :
よっしゃ
448 = 379 :
おまかせあれ!
449 = 360 :
ゾロ目有効だったら死んでた
60はセーフ!
450 = 1 :
「随分と、時間かかったな。電車来ちゃうかと思った」
「女の子の準備は色々とあるの」
「そういうもんか?」
「そういうものよ――アンタの好きなように合わせるの、大変なんだからね?」
「うっ……すんません」
「わかればよろしい」
「あ、電車来た」
「……」
「……行こっか」
「ああ……」
「……さよなら」
みんなの評価 : ★★★×4
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