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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」透華「永久に、美しく」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    151 :

    先生、今日満月です

    152 = 1 :

    嘘だろう、と言いたくても。


    「愚昧、蒙昧、暗愚もここまでくれば笑えてくるものだな――京太郎」

    「義姉、さん……」


    腕を組んで立つ義姉と、その傍らに立つハギヨシは、確かにそこにいて。


    「姉さんって……天江の?」

    「あ、ああ……」


    フン、と。

    つまらないモノを見るように、衣は京太郎の友人たちを見渡して。


    「……とはいえ」


    「弟が世話になった礼は、たっぷりとしなくては――なぁ?」



    153 :

    きゃー

    154 :

    満月……夜……あっ(察し

    155 = 145 :

    哀れな…この友人達は、おそらく二度と牌を握れなくなるでしょうね

    156 :

    哀れなのは精神的に孤立しそうな京太郎の方じゃ……

    157 = 1 :

    ある日まで、衣の世界には、京太郎しかいなかった。

    ある日まで、京太郎の世界には、衣しかいなかった。


    他には何も、いらなかった。

    他には、何もなかった。


    ただ、それだけの違い。

    158 = 148 :

    どう足掻いても絶望……

    159 = 1 :

    ――懐かしい、夢を見た。


    「……っ」


    目を覚ました京太郎が、最初に感じたものは痛み。

    ベッドに繋がれた鎖は、容赦なく京太郎の両足首を締め付けている。


    「……なんで」


    躾けだ、と義姉たちは言った。

    今にして思えば――透華の役目は、迎えではなく警告だったのだろう。


    「あぁ……」


    京太郎は、それを破ってしまったのだ。

    過保護ではなく、独占欲。

    義姉たちの心の底を、わかっていなかった。

    160 :

    「起きたか」

    「……義姉さん」


    もう――何日経ったのかも、わからない。

    時間の感覚を失くしてから、衣としか話していない。


    「むぅ……衣とて、本意ではないのだ。早く京太郎と遊びたいのだが……」

    「なら」

    「だが、これは躾け。我慢が大事と透華たちが、な」

    「……」


    「また京太郎を誑かす輩が出ないとも限らん。残念だが……」

    「……なんで」

    「ん?」


    「なんで、こんなこと……したんだよ……」

    「……」

    「友達、だったんだ……なのに……なんで」

    161 :

    自由って何だっけ?

    162 = 1 :

    「京太郎」




    「それ以上言うなら――衣は、トーカたちも遠ざけなければならなくなる」




    「トーカが智紀や一を連れて来て、此処も賑やかになった」


    「だが」



    「衣は、京太郎だけいれば良かった」

    163 :

    ヤンでら

    164 = 1 :

    「今更、出て行けなどとは言わない」


    「もう、家族のようなものだからな」


    「だが」


    「これ以上、増えるのはダメだ」

    「透華たちが来て」

    「更に、他のものたちまでも来て」

    「京太郎が遠ざかるのなら」



    「衣はもう――何も、いらない」

    「京太郎が側にいないのなら」



    「何もかも――消えて、なくなっちゃえばいいんだ」

    165 = 163 :

    弟だから、京太郎を男として子供作ろうとはならないのかね

    166 = 163 :

    義理のでも

    167 = 1 :

    京太郎の両親を失った日から、「須賀」は「天江」になった。

    「友達」は「家族」になった。

    そして、衣の両親を失った日から――「家族」は「半身」になった。



    「絶対に、許さない」

    「衣を置いて、何処かに行こうなんて」

    「そんなの――絶対に、許さないんだからな」



    【義姉】

    168 = 1 :

    そういや松実編で天江京太郎フラグ立ってたなと

    トーカのお陰で友達は増えたけど一番好きな人が遠ざかってくみたいな
    モンブチはどうも1セットになりやすい

    義姉ネタは書いてて楽しいけどどうも毎回長くなってしまう

    169 = 163 :


    重たいころたんいぇい!
    しかし、このルートでトーカに京太郎を取られたら
    ころたんどうなってしまうんだろうと残酷なことも考えたりww
    義姉は家族の方向で極めて近いけど、血縁関係は無いってのがいいですな

    天江京太郎エンドだとどうなるやら

    170 :

    語呂がよ過ぎて忘れがちだけど、ころたんいえいのころたんって衣お誕生日なんだよな
    ころたん病んでるよころたん

    172 = 1 :

    今思い返すと先生編は転勤を繰り返すよりも基本の高校を決めて出張を繰り返すようにすれば良かったかもしれない


    後で松実再開します

    173 :

    ころたんいぇいいぇいいぇい・・・

    175 :

    最初に高コンマ出して以降、ぱっとしないレジェンドと、
    プロ編のヒロインの1人になったり宮守編のギャグ担当になったりと
    いろいろ出てくるすこやん、なぜ差がついたのか。

    176 = 1 :

    更にプロ編ではのよりんがゾロ目を出した為に出番が消滅した模様
    2100から始めます

    177 = 174 :

    犠牲になったのだェ……

    178 = 175 :

    一発かまして以降ぱっとしないのはある意味原作通りでもある、のかw

    179 = 1 :

    「あれ、京太郎どこいくの?」

    「ちょっと散歩。東京見ておきたくてさ」

    「あまり遅くならないでよ?」

    「大丈夫、時間までには帰りますから」

    「ん。わかった」



    「……ふーん?」

    180 :

    ざわ…

    181 = 1 :

    ――さて、メールで決めた待ち合わせ場所の喫茶店。

    集合時間は当に過ぎているのにも関わらず、いくら待っても彼女は現れない。


    「……やっぱ、ただのおかしなヤツだったのか?」


    京太郎の時間にも限りはある。

    後数分待って来ないなら――



    「ご、ごめん京ちゃん!!」


    京太郎が腰を浮かしかけた瞬間、ここで待ち合わせをした少女――咲が喫茶店のドアベルを鳴らして駆け込んできた。

    荒れた息と汗だくになっている顔から、本当に急いで来たであろうことが見て取れた。

    182 = 1 :

    道に迷ったと。

    遅刻の理由を聞かれた咲は、そう言った。


    「だって、ここら辺わかりにくくて……」


    ――ちなみに、集合場所にしたこの喫茶店には大きな看板が目印になっている。

    インターハイ会場も近く、道も入り組んでいるわけではない。


    「……いつもなら、京ちゃんが見付けてくれるから……」


    ――そして、この台詞。


    「あのさ……本当に、申し訳ないんだけど。俺と君――どっかで会ったことある?」


    京太郎からすれば、宮永咲は昨日にあったばかりの相手。

    清澄高校に知り合いがいるとすれば、それは和以外にはあり得ない筈。

    確かな記憶を持って、京太郎は咲に問いかけ――



    咲さん判定直下
    1~30 ……やっぱり、忘れちゃったの?
    31~60 あの二人はどこ?
    61~98 もう、離さないから
    ゾロ目 ???

    183 :

    おまかせあれ!

    184 :

    咲ちゃんこわい……

    185 = 1 :

    「……やっぱり」

    「はぁ?」

    「あの二人は、どこ?」


    出来る限り冷静に対応したつもりだが、返事はまるで脈絡がない。

    咲に「あの二人」と呼ばれるような知り合いを、京太郎は思い付かない。

    一瞬、姉たちを指しているようにも思ったが、それも考えにくい。


    「誰だよ、あの二人って」

    「……惚けないでよ」

    「惚けてるのはどっちだよ。さっきから、意味わかんねえよお前」



    京太郎選択肢 下3
    1.二度と、俺に近寄るな
    2.……本当に、覚えてないんだ。だから、一から教えてくれないか?
    3.その他 自由台詞

    189 = 180 :

    咲さんに歩み寄っていくスタイル

    190 :

    畳み掛けるような語り口になっていることを自覚した京太郎は、一つ咳払いをした。

    このまま苛立ちをぶつけたところで、何も解決しないだろう。


    「……本当に、覚えてないんだ。だから、一から教えてくれないか?」


    早口にならないよう心掛け、言い切った後に注文したコーヒーを口にした。

    咲を待っている間に注文したそれは、冷めて味が数段落ちてしまっている。

    不味いと感じながらも珈琲を飲み干した京太郎に、咲は――


    「私、が」

    「ん?」


    「私が、思い出させてあげる」

    「思い出させるって……」



    「だって」


    「それが、幼馴染みの、役目だもん」

    191 = 1 :

    また、これだ。

    この調子では、咲から期待した答えを問い質すことは不可能だろう。

    そう結論付けた京太郎は、早々にこの場を切り上げるべく立ち上がり――



    「……え?」


    見て、しまった。

    咲の右掌に残された、


    「お前、それ」


    幾つもの、刺し傷を。

    192 :

    まいひめの世界線ならとばっちりもいいところなんだよなあ…

    193 = 180 :

    >>192
    ぱっと浮かばなかったけど確かに最後そんな感じだったな

    194 :

    京ちゃんがいなくなってから自傷したのか

    195 = 1 :

    「……これ、ね。自分で付けたの」

    「……!」


    京太郎は、思い違いを、していた。

    冷静な話し合いなんて、最初から不可能だった。


    「京ちゃんが私を忘れても、私は京ちゃんを忘れないから」

    「な、何、言って……」


    咲の手が。

    連なった鎖のように、傷だらけになった掌が。


    「千切れたら、また繋ぎ直せばいいもんね」


    真っ直ぐ、京太郎へと伸ばされて。


    「――ウチの部員に手を出すなら、見逃せないなぁ」


    届くことは、なかった。

    196 = 180 :

    痛ましいな…咲さん…

    197 = 1 :

    伸ばされた咲の手を、阻んだ手。


    「先生……」

    「ごめんね、何か怪しいと思ってさ。話、全部聞いてた」


    部屋を出た時から尾けていたと、晴絵は言った。


    「……誰?」

    「阿知賀の顧問。で、アンタはウチの部員の何なのさ」


    晴絵の淡々とした口調と、眼差しを受けて。

    初めて、咲の瞳が揺らいだ。


    「……あ、阿知賀? 新道寺じゃ」

    「はぁ? ウチと新道寺になんの関係があるのさ」

    「で、でも! 確かに京ちゃんは引っ越して九州に――!!」

    198 :

    哩姫NTRの世界線か

    199 :

    ここまで頼りになるレジェンドは初めてだ…

    200 = 187 :

    そっちの世界線だったか


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