元スレナルト「ヒナタと恋人になったってばよ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 1 :
ヒナタ「あれ? お部屋綺麗だね」
ナルト「さすがにしょっちゅう汚しちゃいないって」
ヒナタ「そ、そうだよね」
ヒナタ(その方が良かった……なんて思ったら失礼だよね)
ヒナタ「そ、それじゃ台所借りるね」
ナルト「好きに使ってっくれていーってば」
ヒナタ「ありがとう」
ヒナタ「よいしょ、と」トン
ヒナタ「ん」シュルシュル
ナルト(ヒナタの料理姿……いい)
102 = 1 :
ヒナタ(まずは玉ねぎをみじん切りにして……)ザクッザクッ
ヒナタ(人参も洗ってみじん切り)ザクッザクッ
ヒナタ(この二つを油で炒めて)ジュ~
ヒナタ(よし、玉ねぎも透明になったし、一度このボウルへ入れて)
ヒナタ(今のうちに挽肉を出して……)
ヒナタ(塩コショウを)パッパッ
ヒナタ(たまごたまご……)コンコン パッ
ヒナタ(そろそろ玉ねぎと人参冷めたかな、ん、よし、混ぜよう)
ヒナタ(よいしょ、よいしょ)コネコネ
ヒナタ(……ふふ、形はこうして、えい)
ヒナタ(~♪)
103 = 1 :
ヒナタ(フライパン温めなきゃ)
ヒナタ(煙も出てきたしそろそろかな、火を止めて油をひいて)
ヒナタ(少しだけ油を拭いてから、もう一度……)ジュ~
ヒナタ(よし、焼こう)
ヒナタ(最初はちょっと強めに両面を)ジュ~
ヒナタ(ん、あとは蒸すようにして弱火で……)
ヒナタ(いまのうちソースを……)パタパタ
ナルト(……ヒナタが慌ただしく動いてる……手伝った方が、いや、でも)
ヒナタ(~♪)
ナルト(ヒナタが料理してる姿、ずっと見ていたいってばよ……)
104 = 1 :
ヒナタ「ナルトくん、お待ちどうさま、今日はハンバーグだよ」
ナルト「おお……! 美味そうだってばよ!」
ヒナタ「今日はコーンスープにしてみたの」
ナルト「コーンスープ?」
ヒナタ「あれ? 飲んだことない? お口に合えばいいんだけど……」
ナルト「大丈夫! ヒナタの料理ならなんでも美味しいってばよ!」
ヒナタ「そ、そんなこと……」
ナルト「さ、食べようぜヒナタ!」
ヒナタ「う、うん……頂きます」
ナルト「頂きます! あむあむ……もぐもぐもぐもぐ!」
ヒナタ「そんなに慌てて食べなくても」クスクス
ナルト「美味いってばよヒナタ!」
ヒナタ「ありがとう」ニコ
105 = 1 :
ナルト(……そういえば)
ナルト(むかし、知らない人の家の中を窓から見ていて)
ナルト(お母さんがこうやって子供に料理を作って)
ナルト(笑いながら一緒に食べてるのを見た事がある……)
ナルト(あの時、俺は……)
ナルト「……」ツゥ
ヒナタ「!? ナルトくん!? どうしたの、何かハンバーグおかしかった!?」
ナルト「え?」
ヒナタ「だってナルトくん、泣いて……」
ナルト「あ……」ゴシゴシ
ナルト「なんでもないってばよ!」モグモグモグ
ナルト(あったかい……)
ナルト(誰かにこうやって作ってもらって、一緒に食べるのってこんなにいいものなんだな……)
106 = 1 :
ナルト「ごちそうさま、ヒナタ、すっごく美味しかったってばよ。なんでかハンバーグがトゲトゲの形してたけど」
ヒナタ「おそまつさま。良かった、ナルトくんの口にあって」
ナルト「片づけは俺がやるってば」
ヒナタ「え? いいよそんなの」
ナルト「いいからヒナタは座っててくれ」ニコ
ヒナタ「っ! う、うん」
ヒナタ(ナルトくんの笑顔……)
ヒナタ(なんだか、今までで一番優しい……暖かい感じがした気がする)
ヒナタ(ん? これは)ジャララ
ナルト「あ、それは置いといてくれ。この後忍具の手入れをしようと思ってたんだってばよ」
107 = 1 :
ヒナタ「……手伝おうか?」
ナルト「いーっていーって。一流の忍になるにはそういうことも自分で出来ないとだってばよ」
ヒナタ(ナルトくん、昔からこうやって忍具の手入れはかかさないんだね……ナルトくんもやっぱり努力の人なんだ)
ナルト「うし、手入れ……っと、先にヒナタ送っていくか」
ヒナタ「え?」
ナルト「これから忍具の手入れするし、見ていてもつまらないってばよ?」
ナルト「だから今日は早めに……」
ヒナタ「み、見てちゃだめかな」
ナルト「? 構わないけど面白いものじゃないってば。見ててもヒナタは退屈しちゃうってばよ?」
ヒナタ「いいの」
ナルト「なら構わねーけど」
108 = 1 :
ナルト(クナイをこの布で磨いて……)キュッキュッ
ナルト(む、未使用だけどこのクナイは先っぽが欠けているってば)
ナルト(これは交換だな)
ナルト(えーと数は……)
ヒナタ(ナルトくんが真剣に手入れしてる……)
ヒナタ(ナルトくんの真面目な顔、恰好いいなあ)
ナルト「手裏剣はちょっと数が少ないってばよ、今度買い足さないと」
ヒナタ「あ、それなら、一緒にいかない? 私も丁度買い足したくて」
ナルト「そうなのか? じゃあ行くってばよ」
ヒナタ「うん」
ヒナタ(あ、あれ? これってもしかしてデートの約束しちゃった、のかな)
ヒナタ(はわわわわ///)
109 = 1 :
ナルト「……」キュッキュッ
ヒナタ(それにしても)
ヒナタ「すっごく丁寧に磨くんだね」
ナルト「俺ってば落ちこぼれだったからさ、忍具とか、そういうのはきちんとしてたってばよ」
ナルト「アカデミーにいたころイルカ先生が言ってたんだ。一流の忍は忍具からだって」
ナルト「それからずっと日課みたいなもんだってばよ」
ヒナタ「へえ」
ナルト「うし」
ヒナタ(ナルトくん……恰好いい)
ナルト「ごめんなヒナタ、つまらなかっただろ」
ヒナタ「ううん、ナルトくんが手入れしている姿、とても恰好よかったよ」
ナルト「ええ? そうか?」
110 = 1 :
ナルト「自分で言うのもなんだけど、こういうのは地味な姿だってばよ」
ヒナタ「そんなことない」
ヒナタ「いつものナルトくんの動きや、子供の頃から夢を口にし続けてきた姿勢は、きっとこういうところからも来てるんだって思えたから」
ナルト「そ、それは考えすぎだってばよ。俺ってば、子供の頃はただ見返したかっただけで」
ヒナタ「そのための努力する姿は、とても恰好いいよナルトくん」
ナルト「……今日のヒナタは随分ストレートだってばよ」
ヒナタ「へ? あ、わ、わたし……!」
ヒナタ「///」
ナルト(無自覚だったのか……余計にこっちも恥ずかしい///)
111 = 1 :
ナルト「さ、今度こそ今日も送っていくってばよ」
ヒナタ「う、うん」
ナルト(あ、そういえば)
『ナルト、女の子なんて大切にされることが本当に嬉しいものなんだから』
『あんたに乙女心を完全に理解しろなんて無茶言わないけど、せめて手を繋いだり頻繁にハグしたりはしなさいな』
『アンタが相手なら喜ぶわよ、多分ね』
ナルト「……」
ヒナタ「?」
112 = 1 :
ナルト「……」テクテク
ヒナタ「……」チラ
ナルト(……今日まで気付かなかったけど、ヒナタって俺の手をチラチラ見てる……)
ナルト(そう言えばこの前帰る時手がどうのって……)
ナルト(……)
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「な、なに?」
ナルト「い、嫌だったら言ってくれってばよ」
ヒナタ「?」
ナルト「……」ギュ
ヒナタ「」
113 = 1 :
ヒナタ(ナ、ナルトくんが手を繋いでくれた……!)
ヒナタ(ナルトくんの手……あたたかい)
ナルト(い、嫌がってはいない……?)
ヒナタ「い、嫌じゃないよ」ギュ
ナルト「! そ、そっか」
ヒナタ(……夢が一つ、叶っちゃった……)
ヒナタ(ナルトくんとこうして、手を繋いで歩く)
ヒナタ(とても小さいことかもしれないけど、私はそれが夢の一つだった)
ヒナタ(ありがとう、ナルトくん)ギュ
114 = 1 :
──日向家──
ナルト「そ、それじゃまた」
ヒナタ「う、うん……」
ナルト「……」
ヒナタ「……」
ナルト「あの」
ヒナタ「え」
ナルト「手を離さないと帰れないってばよ」
ヒナタ「あ、ご、ごごごめんなさい!」パッ
壁┃コソッ
ハナビ(なんだ、そういうことか)
115 = 1 :
/|
ト 、 |\/ !ノ!
| ` '──--,
ヽ ̄ /
/ く
\ \
〉 ヽ⌒ まっすぐヒナタへの想いは曲げねえ
厶イ /__ __、 i} それが俺の忍道だってばよ
从リ/ニニ〔三〕二ニ彡ヽノ
ゝ、! {::ハ:} /
/イ l::Y/ /
}八 〉〈 ,ヘ从 おやすみ
{ニニV:::::ハノニニ}
∠ニニ/:::/:::|ニニ二\
-=ニニ二/::::/:::/ニニニニニ=-
-=ニニニニニ/:::;/:::/ニニニニニニニ=-
∧ニニニ二二/::; イ:::/ニニニニニニニニニ=-
/ニ!ニニニニ/::/=!::/ニニニニニニニlニニニニ‘,
. ∧ニlニニ二二/::/=/:/二二二ニニニニlニニニニl
ハ }ニ!ニニニ/::/=/:/ ___ `ヽ二二ニニ|二ニ/ニニ|
,'ノノ二=!ニニ/::/=/::// ___ Y マ二ニニiニ/ニニニ| ナルト上手く再現できなくてごめん
iノニニヽニ/:://∠! ( ` ノ lニ二二|/ニニニニ!
!ニニ二二У::/::/ ゝ、 `¨´ ノ `Yニニニニ二|
. i!ニニニィ/::// `¨¨¨¨´ |ニニニニニ!
iニニ/::/::/ |ニニニニニ|
. l二/ ::::/::/! |ニニニニニ〈
iニ/:::/:∠=〉 iニニニニニニ〉
!/:/:∠二/ |ニニニ二二{
/:∠ニニ/ マニニニニニヽ
. /:/ニニニ/ \ マニニニニ二i
´:/::/ニニニ〈 \ マニニニニニ|
´/:::/ニニニニヽ > ── マニニニニニi
/:::∧ニニニニ二>──--、 ´ >ニニ二二i
:::/ ` ̄ ̄ / o /ハ ________∠二マニニ二二〉
/ ∧____〃 }ニニニニニニニニノ マニニニ/
/ ` ̄ ̄ ̄ ´ } ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||二/
. { } ||/
117 :
こんな時間にブラックコーヒー飲んだら眠れなくなるじゃないか!ガブガブ
118 :
乙
普段飲まないストレートでコーヒーが進む
119 :
忍具なんて風チャクラ纏わせとけば良いってばよ
影分身の手裏剣使えばなくならないってばよ
120 :
最高だ…
さらなるイチャイチャ展開を期待
乙
121 :
>>1ェ!お前は新たな乙だぁ!!
>>119
心構え的な意味合いもあるのだろ
穢土転生時に武具やら口寄せしたりするが
武具はどこから調達したり、契約は生きてるのだろうか
契約相手が生きてなかったらどうなるんだ
122 :
──翌日──
ヒナタ(昨日は嬉しかったな)
ヒナタ(ナルトくん、また、手を繋いでくれないかな)
ヒナタ(あ)
服屋店員「さあいらっしゃい! 新作出てるよー!」
ヒナタ(服、か……私服可愛いの増やしてみようかな)
服屋店員「御嬢さんどうだい? 新しい水着も入ってるよー!」
ヒナタ「水着……」
ヒナタ(ナルトくんと泳ぎにとか……いいかも)
ヒナタ(あ、でもだめだ。せめてあと2キロ、ううん3キロ痩せてからにしよう)
ヒナタ「ごめんなさい、また来ます」
服屋店員「よろしくー!」
123 = 1 :
ヒナタ(あんまり毎日お邪魔したら迷惑かな)
ヒナタ(どうしよう)
ナルト「……」フラフラ
ヒナタ「あれ? ナルトくん」
ナルト「あ、ヒナタ、良かった、会えたってばよ」
ヒナタ「ど、どうしたの!? 顔色悪いよ!?」
ナルト「俺ってば影分身だから大丈夫。実は俺風邪引いちゃったみたいだからさ、しばらくウチには来ない方がいいって伝えたくて。うつると悪いし。ゲホッゴホッ」
ナルト「ヒナタのことだから今日も来てくれるだろうと思って、食品街探してみて良かったってばよ」
ヒナタ「! た、大変!」
ナルト「だからいいって。俺ってば、こういう時一人でいるのもう慣れっこだってばよ、げほっごほっ」
ナルト「それじゃ……」ボンッ
ヒナタ「……ナルトくん!」ダッ
124 = 1 :
ヒナタ(ナルトくんすっごく辛そうだった)
ヒナタ(それに……)
『だからいいって。俺ってば、こういう時一人でいるのもう慣れっこだってばよ、げほっごほっ』
ヒナタ(一人でいるのが慣れっこなんて……!)ギュ
ヒナタ(そんなの)ダッ
ヒナタ(悲し過ぎるよ!)
ヒナタ(嫌がられても、怒られてもいい)
ヒナタ(私は、ナルトくんの孤独を癒したい)
ヒナタ(私を、そこから救ってくれたように……)
ヒナタ(待ってて、ナルトくん!)
125 = 1 :
ヒナタ「はぁ、はぁ……」
ヒナタ「ナルトくん! ナルトくん!」ドンドン
シーン
ヒナタ(眠ってるの?)
「……ぅぅ」
ヒナタ(うめき声!?)
ヒナタ(ごめんナルトくん!)
ヒナタ「はぁぁぁあ! 八卦空掌!」ドゴォ! →ドア
ヒナタ「ナルトくん!」
ナルト「……うぅ」
ヒナタ「! 酷い汗、それに呼吸も荒い……!」
126 = 1 :
ナルト(苦しい……)
ナルト(痛い……)
ナルト(辛い……)
ナルト(……)
──痛いか?
ナルト(なんだってばよ?)
──お前も、痛みを知れ
ナルト(なんだって……?)
──お前も、痛みを
ナルト(あ、れ……これ)
ペイン『痛みを知れ』
ナルト「ペイン? 長門……?」
127 = 1 :
ヒナタ『私は、ナルトくんが大好きだから』
ナルト「え……」
ナルト(俺が、掴まってる? く、両手が、地面に縫い付けられて……!)
ナルト(なんだってばよこれ!?)
ナルト「っ」
ナルト(体中に芯が刺さって、動けねえ……!)
ヒナタ『はぁぁぁっ!』
ヒナタ『うあっ!』
ナルト「!」
ナルト「よせ、ヒナタ! 戦う必要なんかねーんだってば!」
ナルト「お前も! どういうつもりだってばよ!」
128 = 1 :
ヒナタ『ナルトくんは、わたしが助ける』
ナルト「いいから! 戦わなくてもいいだってば!」
ナルト「お前も! もうこんなことする必要はないはずだろ!」
ペイン『……』スッ つ棒
ナルト「おい、なんでそんなモノ取り出してんだってばよ……おい!」
ペイン『神羅天征』
ペイン『万象天引』
ヒナタ『あうっ』ドガァ
ヒナタ『くぅぅああああああっ!』グググッ
ペイン『……』スッ
ヒナタ『真っ直ぐ、自分の言葉は曲げない、それが私の──』
ナルト「止めろォ!」
ペイン「……」
────グサッ
129 = 1 :
────────────────────────────────────
ナルト「ヒナタァァァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
────────────────────────────────────
130 = 1 :
ナルト「ハッ!?」
ナルト「ハァ、ハァ……今の、は」
ヒナタ「あ、ナルトくん目が覚めた?」
ナルト「!」
ナルト「ヒナタ!」ギュッ
ヒナタ「え? え?」
ナルト「死ぬなヒナタ!」
ヒナタ「ふぇ?」
ナルト「ぅぅぅぅぅうう!」ギュウ
ヒナタ「ちょ、な、な、ナルトくぅん……///」
131 = 1 :
───────────
───────
───
ナルト「わりぃ、ヒナタ……」
ヒナタ「う、ううん気にしてないから。私の方こそ、ごめんなさい」
ナルト「あ、ああ」チラ
→ドアだったもの
ナルト「ま、まあいいってばよ」
ナルト「げほっ、ごほっ!」
ヒナタ「! 無理しないで横になってて」
ヒナタ「今冷やしたタオルを」
ナルト「あ……」
ナルト(冷たくて、気持ちいい……)
132 = 1 :
ナルト「来るなって言ったのに……うつってもしらねーぞ」
ヒナタ「いいよ。ナルトくんの風邪なら」
ナルト「……」
ヒナタ「それに、一人でいるのが慣れっこなんて、ナルトくんにはもう言わせたくないから」
ナルト「!」
ヒナタ「ご飯は食べた?」
ナルト「え? カップラーメンなら……」
ヒナタ「だ、だめだよ! そんな体調悪い時に消化の悪いもの! 今おかゆ作るから待ってて!」パタパタ
ナルト「……」
ナルト(なんだろう……胸のあたりが、熱い)
ナルト(頭がボーッとして、喉が痛くて、怠いのに……胸のあたりがジワッと暖かい……)
ナルト(ヒナタ……)
133 = 1 :
ヒナタ「はい、ナルトくん出来たよ。起き上がれる?」
ナルト「あ、ああ」プルプル
ヒナタ「相当辛そうだね、食べられる?」
ナルト「だ、大丈夫……あ」ポトッ
ナルト「わ、わるい……」
ヒナタ「ううん、しょうがないよ。私が食べさせてあげる」
ナルト「え、いやそれは」
ヒナタ「だめ、ナルトくんはすぐ無茶するんだから」
ヒナタ「ふぅーっ、ふぅーっ、はい、口開けて」
ナルト(うぁ///)
ナルト「あ、あむ」ハムハム
ナルト「……うまい」
134 = 1 :
ヒナタ「食べられる分だけでも食べてからゆっくり眠って、ね?」
ナルト「ああ、サンキュ」
ヒナタ「それじゃはい、つぎ」
ナルト「や、やっぱ自分で食べる……」
ヒナタ「さっきから頭がフラフラしてるよナルトくん、無理しないで」
ヒナタ「ふぅーっ、ふぅーっ。はい、あーん」
ナルト(やばい、熱できっと俺おかしkなってるんだ……)
ナルト(じゃあこれも夢? 夢ならいいか……?)
ナルト「……あむ」モムモム
ヒナタ「ふふ」ニコ
ナルト(夢サイコーだってばよ……)
135 = 1 :
ヒナタ「はい、よく出来ました」
ナルト「……げほっごほっ」
ナルト(やっぱ夢じゃない……)
ヒナタ「それじゃナルトくんはお薬飲んで横になって」
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「?」
ナルト「ありがとう」
ヒナタ「え? そんな」
ナルト「でも」
ナルト「速く帰るってばよ」
ヒナタ「!」
136 = 1 :
ヒナタ「どうしてそんなこと……」
ナルト「俺ってばこんなに酷い風邪をひいたのなんて初めてだってば」
ナルト「こんな風邪を、ヒナタにうつしたくない」
ヒナタ「……」
ナルト「今日のことはありがたかったけど、ヒナタは今ここにいるべきじゃないってばよ」
ナルト「俺なら一人でも大丈夫だから」
ヒナタ「…………嫌」
ナルト「今日は帰って……え?」
ヒナタ「今日は私、帰らない」
ナルト「!? ヒ、ヒナタ?」
ヒナタ「ナルトくんが治るまで、私は帰らない」
ナルト「な、何言ってんだってばよヒナタ! げほっごほっ!」
137 = 1 :
ヒナタ「はい、ナルトくんは寝ていて! 病人なんだから!」
ナルト「そ、その前にヒナタ! お前……」
ヒナタ「真っ直ぐ、自分の言葉は曲げない……」
ナルト「!」
ヒナタ「私は、ナルトくんを独りになんかできない」
ヒナタ「ナルトくんが辛いなら、一緒にいたい」
ナルト「それとこれとは……げほっごほっ!」
ヒナタ「とにかく! 私はナルトくんが治るまで帰らないから!」
ヒナタ「どうしても私に帰って欲しいなら、速く治すことを優先して」
ナルト「あ~もう! どうなってもしらないってばよ!」
ヒナタ「うん」
ヒナタ(ナルトくんの風邪ならうつってもいいもの)
138 = 1 :
───────────
───────
───
ナルト「うぅ」
ヒナタ「……」チャプ
ヒナタ(タオルを何度も変えてるけど、熱が下がらない……)
ヒナタ(お薬がまだ効いてないのかな)
ナルト「げほっ、ごほっ!」
ナルト「ぅあ~~」
ヒナタ(とても辛そう……代われるものなら代わってあげたい)
ナルト「うぅ、汗で気持ちわりーってば」
ナルト「風呂入りてえ……」
ヒナタ「あ、体拭こうか?」
139 = 1 :
ナルト「……頼んでもいいか」
ヒナタ「任せて」
ヒナタ「よいしょ、と」
ナルト「悪い」ググッ
ヒナタ「ううん、気にしないで」
ヒナタ「じゃあ上着脱がすね」
ナルト「ああ……」サッサッ
ヒナタ「よいしょ、次は手を上に」
ナルト「こう、か」
ヒナタ「うん」
ヒナタ「それじゃ拭くね」
140 = 1 :
ヒナタ(ナルトくんの身体……酷い汗)
ヒナタ(それに、大きい……男の人の背中ってなんかドキドキする)
ヒナタ(いけない、速く拭かないと)
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「なに?」
ナルト「さっきはすまねえ」
ヒナタ「?」
ナルト「帰れって言ったこと」
ヒナタ「ああ……」
ナルト「でも本当に」
ヒナタ「分かってるから、何も言わないでナルトくん」
ナルト「……」
141 = 1 :
ヒナタ(背中の次は腕)フキフキ
ナルト「……」
ヒナタ(次は反対)フキフキ
ナルト「……」
ヒナタ(しょ、正面……///)フキフキ
ナルト「……サンキュ、ヒナタ」
ヒナタ「う、うん……」
ナルト「少し、楽になったってばよ」
ヒナタ「あ、それじゃ……」チラ
ナルト「???」
ヒナタ「し、下は?」
ナルト「!? し、下はいーってばよ!」
ヒナタ「そ、そっか」
142 = 1 :
ナルト「それじゃ俺ってば眠るから、ヒナタは気にせず帰ってもいーかんな」
ヒナタ「言ったでしょ、治るまで帰らないから」
ナルト「……ウチのものは好きに使っていーってばよ」
ヒナタ「うん、ありがとう」
ナルト(……それはこっちの台詞だってば)
ナルト「……」
ナルト「……すぅ」
ヒナタ(少しだけ安定してきたかな)
ナルト「っ、うぅ……!」
ヒナタ(だめだ、熱はあまり下がっていないし、ナルトくんが眠るとどうも悪い夢を見ちゃうみたい)
ヒナタ(ナルトくん……!)ギュ
143 = 1 :
ヒナタ(私はこんなことしかできないけど)
ヒナタ(ここで手を握ることしかできないけど)
ヒナタ(あなたはもう一人じゃないから)
ヒナタ(だから)ギュ
ナルト「うぅ……う」
ナルト「……すぅ」
ナルト「……くっ、うあああああっ!」
ヒナタ「ナルトくん!?」
ナルト「うああああああっ!」
ヒナタ(嫌な夢でも見ているの?)
ヒナタ「ナルトくん、ナルトくん!」
144 = 1 :
ネジ『お前の命は一つじゃない』
ネジ『ヒナタ様はお前のためなら死ぬ』
ネジ『俺もその一つに入っていたようだ』
ナルト「ネジ! なんでお前……!」
──────
ナルト「我愛羅が、死んだ?」
ナルト「三代目のじっちゃんが、死んだ?」
ナルト「エロ仙人が、死んだ?」
ナルト「みんな、死んでいく……!」
ナルト「うわあああああああああ!!!!!!」
145 = 1 :
────────────────────────────────────
ヒナタ「ナルトくん!」
────────────────────────────────────
146 = 1 :
,,. _,,,;;ァ
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|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,___ そろそろ俺のDEBANもあるらしい。
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ノ′ ナルトには幸せになって欲しいが、フン。
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ 腑抜けやがってあのウスラトンカチ。
|;;;;;;;;;;;;;|' "-'''"|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
|;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;|..|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ア
|;;;;;;;;;;;| .|;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!'´
|;;;;;;;;;;;|, |;;;;;;;;;| .|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ おやすみ
.|;;;;;;;;;;;;;|;..,j ,_|;;;;;;;|__ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;/;;...
. |;;;;;;;;;;;;;;;| ` " .|;;;;;|"rd|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| .|;;;;;;;;;;ノ´ `'-、
|;;;|;;;;;;;;;| l |;;|´゙''゙ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ,|;;;;;;;;| _-;;|
|l |;;;;;;;;|./ |,! |;;;;;;||;;;;;;;;;;;|/ |;;;;/.-、_ ,-':;;;;;|
'! |;;;;;;; 、 ! |;;;|.|;;;;;;;;;;;| |;;| ヘ,-';;;;;;;;;;;|
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|;|.:' |;;;| ` ̄`ヽ |;| |;;;;|_,-',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
' ,:'′.|;;| ソ' |;|_| !-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
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ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
※今回の話でおかしな点があります、それが今後の話に繋がってきます。
わかるかな?
148 = 120 :
乙!
続きはよ
149 :
乙
ドアは犠牲になったのだ…
150 :
乙
ヒアシ様の八卦空掌でなくて助かったな、ナルト
ヒアシ様なら今頃ナルト家から半径数kmは消し飛んでる
みんなの評価 : ☆
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- オビト「俺がお前らの担当になったうちはオビトだ」 (353) - [51%] - 2018/7/4 10:45 ○
- モバP「アイドルをひたすらなでなでしてみる」 (461) - [51%] - 2013/11/22 16:30 ○
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