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    元スレナルト「ヒナタと恋人になったってばよ」

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    351 = 1 :



    ヒナタ(私たちはあの日から、お互い『そう』だと自覚しながらデートするようになった)

    ヒナタ(まだ恥ずかしいけど)

    ヒナタ(でも前みたいに言い訳を考えてデートじゃない、なんて否定せず)

    ヒナタ(これはデートだって思うようになった)

    ナルト「確かあの山のふもとまで行くんだよな?」

    ヒナタ「うん、綺麗なお花畑があるから、そこでお昼にしよう?」

    ナルト「ならまだ時間があるな」

    ナルト「よーし」ヌギッ

    ナルト「うっひゃー、冷たいってばよ!」バシャバシャ

    ヒナタ「あ、私も」バシャッ

    352 = 1 :



    ヒナタ(川の水が冷たい……けど気持ちいい)

    ヒナタ(流れてくる水による抵抗が心地いい)

    ナルト「こういうの、なんかいいよな」ニッ

    ヒナタ「!」

    ヒナタ(太陽を背にしたナルトくんの微笑が……///)

    ヒナタ「う、うん……///」モジモジ

    ナルト「よーし、水遁・水衝波の術だってばよ!」バシャン

    ヒナタ「きゃっ!?」

    ヒナタ(ナルトくんが汲んだ水を空に向かって投げた……冷たい)

    ナルト「あっははははは!」

    ヒナタ「むぅ、ならお返しに水遁・水龍弾の術!」バシャッ

    ナルト「うおっ!」

    ヒナタ(と言ってもただ汲んだ水をナルトくんへ向かってかけるだけだけど)

    353 = 1 :


    ナルト「ふぃーっ、なんか昔に戻った気分だってばよ」

    ヒナタ「そうだね」

    ナルト「俺ってばさ、友達いなかったから……こういうこと誰かとするの初めてでさ……この歳で恥ずかしーけど、楽しかった」

    ヒナタ「私もそうだよ。ハナビとは少しだけ遊んだことがあるけど、家も厳しかったし……この眼を気持ち悪いっていう子が多かったから」

    ナルト「ああ、あの悪ガキどもな! 全く許せないってばよ!」

    ヒナタ「え……覚えてるの?」

    ナルト「? 覚えてるってばよ?」

    ヒナタ「……あのね、ナルトくん」

    ナルト「ん?」

    ヒナタ「ずっと、ずっと言いたかったの」

    354 = 1 :



    ナルト「何を?」

    ヒナタ「あの時、私を助けてくれてありがとう」

    ヒナタ「かばってくれてありがとう」

    ヒナタ「そして、お礼も言えずにごめんなさい」

    ナルト「なーんだ、そんなことかってばよ、全然気にしてないし、気に病む必要もお礼を言われるほどのことでもないってばよ」

    ヒナタ「もしかしたらナルトくんにとってはそうかもしれない」

    ヒナタ「でも、当時の私にとっては凄く、凄く大きいことだったの。あの日から、私の中ではナルトくんがずっと憧れになっていた」

    ナルト「な、なんか照れるってばよ……///」

    355 = 1 :



    ナルト「は、速く花畑とやらに行こうぜ!」

    ナルト「俺ってば腹も減ってきたしな!」タタッ

    ヒナタ「……ありがとう、ナルトくん」クス

    ヒナタ「待って、私も行く!」スタタッ

    ナルト「おう! 速くしないと先行っちゃうぞ」

    ヒナタ「そうしたらご飯食べられないよー?」

    ナルト「なっ!? それは困るってばよ!」ピタッ

    ヒナタ「ふふ」クス

    356 = 1 :



    ナルト「おお……!」

    ヒナタ「どう? 私の大好きな場所なんだ」

    ナルト「綺麗だな……本当に一面花畑だ……」

    ヒナタ(ここは昔任務中に見つけた、私のお気に入りの場所……いつかナルトくんと二人で来れたらいいなって思ってた)

    ヒナタ「あそこに大きい気があるから、あの下でお昼にしよう?」

    ナルト「ああ」

    ヒナタ「一杯作ってきたから」

    ナルト「待ってました!」

    ヒナタ「はい」

    ナルト「いっただきまーす!」

    357 = 1 :



    ナルト「なんかさ」

    ヒナタ「?」

    ナルト「もし子供が出来たとして、こういうところに家族で来れたら、きっといいよな」

    ヒナタ「……うん、そうだね」

    ヒナタ「とても素敵だと思う」

    ナルト「その時はまた弁当頼むぜヒナタ」

    ヒナタ「ふふ、任せて、一杯作るから」

    ナルト「頼んだ。なんか今から楽しみだってばよ」

    ヒナタ(ナルトくん、わかって言ってるのかな?)

    ヒナタ(ううん、きっと意識してない……けど、それが嬉しい)

    358 = 1 :



    ヒナタ「ふんふん……♪」

    ナルト「お、ヒナタ器用だな、花を編んでるのか?」

    ヒナタ「うん、こうやって花飾りを作ったりとか」

    ナルト「面白そうだな、教えてくれってばよ」

    ヒナタ「うんいいよ、えっとここをこうして」

    ナルト「ふんふん」

    ヒナタ「こうやって」

    ナルト「え? こう?」

    ヒナタ「あ、そんなに力入れちゃだめ」

    ナルト「む、難しいってばよ」

    359 = 1 :


    ヒナタ「ふふ、ゆっくり、ね?」

    ナルト「ん」クイクイ

    ヒナタ(ナルトくん、難しい顔しながら真剣に頑張ってる……)

    ナルト「ん、ここは……どうやって、ふぁ……」

    ヒナタ「眠い?」

    ナルト「いや、だい、じょ、……ぶ……」

    ヒナタ「眠ってもいいよ?」

    ナルト「……わりぃ、すぐ起きるから……」ポスッ

    ナルト「……zzz」

    ヒナタ(眠っちゃった)

    360 = 1 :


    ヒナタ(よいしょ)

    ヒナタ(ナルトくんの頭を膝に乗せて)

    ヒナタ「……」

    ヒナタ「……」ナデ

    ナルト「……むにゃ」

    ヒナタ「……お疲れ様、ナルトくん」

    ヒナタ(本当は知ってる)

    ヒナタ(ここのところアカデミーで忙しいのに、通常任務も兼任して働いているから)

    ヒナタ(ナルトくんは昨夜ほとんど寝ていないって)

    361 = 1 :



    ヒナタ(今日のスケジュールを取るために)

    ヒナタ(忙しいのに重ねて任務を詰めて頑張ってくれた)

    ヒナタ(きっとナルトくんに直接聞いてもはぐらかされちゃうだろうけれど)

    ヒナタ(こうやって私のために時間を作ろうとしてくれる)

    ヒナタ(無理はしないでほしいけど)

    ヒナタ(その気持ちが嬉しい)

    ヒナタ(だから今は、ゆっくり休んで)ナデ

    ナルト「……ん、ひなたぁ、むにゃむにゃ」

    ヒナタ「クスッ」ナデ

    362 = 1 :



    ナルト「……んあ?」

    ナルト「あ、やべっ!?」バッ

    ヒナタ「起きた?」

    ナルト「悪いヒナタ! 俺ってばどれだけ寝てた!?」

    ヒナタ「ええと……四時間、くらいかな……」

    ナルト「~~~っ! ごめんっ!」

    ヒナタ「いいよ、ナルトくんの寝顔見ているだけで満足だったから」

    ナルト「でもさ、でもさ、もっといろいろやりたいこととかあっただろ?」

    ナルト「ほんっとにごめん!」ペコッ

    363 = 1 :


    ヒナタ「謝らないで、ナルトくん。本当に私満足なんだよ?」

    ナルト「……けど俺ってばヒナタがいるのに一人で寝ちまって……起こしてくれても良かったのに」

    ヒナタ「ナルトくんの寝顔見てたらいつの間にかこんなに時間経っちゃってたの」テヘ

    ナルト「っ……あ、そうだ、花飾り……」

    ヒナタ「うん、途中だったね」

    ナルト「ちょっと待ってくれってばよ、今作り上げる」

    ヒナタ「でもそろそろ戻らないと暗くなっちゃうよ?」

    ナルト「すぐ、すぐ終わるからちょい待ってってばよ!」

    ナルト「~っ」アセアセ

    ヒナタ「フフフ……」

    364 = 1 :



    ナルト「出来た!」

    ヒナタ「おめでとう」

    ナルト「ほい、ヒナタ」パサッ

    ヒナタ「え? くれるの?」

    ナルト「? そりゃヒナタのために造ったんだからな」

    ヒナタ「っっっ///」

    ナルト「さあて、暗くなる前に戻るってばよ」

    ヒナタ「……うん///」

    ヒナタ「ありがとう、大事にするね」

    365 = 1 :



    ナルト「っても生花だからな……すぐに枯れちゃうんじゃ」

    ヒナタ「押し花にしておくとね、長持ちするし、枯れても綺麗に残せるんだ」

    ヒナタ「髪飾りとしてじゃなくなっちゃうけど、家に帰ったら保存しておくね」

    ナルト「ヒナタってば物知りだなあ……」

    ヒナタ「え? そ、そうかな」

    ナルト「おう、ヒナタといると、どんな時でもなんかとかなりそうな気がするってばよ」

    ヒナタ「///」

    366 = 1 :


    ナルト「とうちゃーく」

    ヒナタ「今日はありがとうナルトくん」

    ナルト「こっちこそだってばよ」

    ヒナタ「それじゃまたね」

    ナルト「おう!」

    ナルト「今度はもうちっと遠出もしてみようぜ!」

    ヒナタ「うん」

    ナルト「じゃあな」

    ヒナタ「また」フリフリ

    ナルト「おう」フリフリ

    367 = 1 :



    ナルト「さーって、今日も一日いい日だったってばよ」

    「チチチチュン」パタパタ

    ナルト「!」

    ナルト「……任務か」

    ナルト「さっさとカカシ先生のとこ行って内容聞いて来るか」

    ナルト(今度はヒナタと何処へ行こう?)

    ナルト(次の休みは……っと)

    ナルト(楽しみだってばよ)

    368 = 1 :


    ──火影政務室──


    ナルト「────え? 今何て……」

    カカシ「任務期間は最低でも数か月……最悪年単位だ、その間ほとんど里には戻れない」

    ナルト「そん、な、だって……!」



    ───────────

    ───────

    ───


    ヒナタ「ふふふ、ナルトくんが作ってくれた花冠……」

    ヒナタ「大切に仕舞わないと」

    ヒナタ「次ナルトくんに会うのが楽しみだなあ……」

    370 :

    おつ
    どうなるやら

    371 :

    潜入捜査か?

    372 :

    こっちのナルヒナスレは安心して読める

    373 :

    乙です。

    この後どうなって行くのか凄く気になってしまう。

    これからも頑張ってくださいね!!

    374 :



    >>371
    無理じゃね?
    ナルトは有名すぎるし、変装した所でチャクラでバレる
    交友大使的な扱いで数年の留任て形じゃないと

    375 :



    カカシ「いいか、これはお前の───」

    ───────────

    ───────

    ───

    ナルト「……」

    いの「いらっしゃいませー」

    いの「あら、ナルトじゃない」

    ナルト「……いの、頼みがあるってばよ」

    いの「何よ?」

    ナルト「──」

    いの「──」

    376 = 1 :



    ナルト「……頼めるか」

    いの「そりゃ構わないけど」

    いの「理由は……聞かせてくれるんでしょうね」

    ナルト「……今はまだ言えねェ」

    いの「……一つだけ聞かせて。ヒナタは知ってるの?」

    ナルト「……」

    いの「私からの条件は一つ」

    いの「ヒナタに話を通しておくこと、それだけよ」

    ナルト「……」


    377 = 1 :



    ドッスン

    ボッスン

    ヒアシ「……なんだこの音は」

    ハナビ「今調理場に入ったらだめですよ父様」

    ヒアシ「?」

    ハナビ「ヒナタ姉さまが頑張ってるところですから」

    ヒアシ「料理中なのか? しかしこの音はなんだ?」

    ハナビ「ふふふ」チョイチョイ

    ヒアシ「?」コソッ

    ヒアシ「……ほぅ」

    ヒナタ「はぁっ!」バッタン

    378 = 1 :


    ヒナタ「ふぅ、麺にコシを出すのって難しい……」

    ヒナタ「今度またテウチさんに聞いてみようかな」

    ヒナタ「ダシの秘密は教えてくれなかったけど……」

    ヒナタ「私の手でラーメン作ってナルトくんに食べてもらいたいし」

    ヒナタ「はぁっ!」ドッタン

    ヒナタ「……」ヒュンヒュンヒュン

    ヒナタ「あ」ブチッ

    ヒナタ「また切れちゃった……もう一回!」

    ヒナタ「よっ、はっ、やぁっ!」

    ─────

    ハナビ「姉さまったらきっとナルトさんの好物を手作りしたいんですよ」

    ヒアシ「……そうか」

    379 = 1 :



    ヒナタ「ううん、やっぱり難しいなあ……もう少し時間がかかりそう」

    ヒナタ「でもあと二週間もすればだいぶ仕上がってきそう」

    ヒナタ「そうしたら、ナルトくんに食べてもらおう」

    ヒナタ「えいっ!」ドッタン

    ヒナタ「ふっ! 回して」ヒュンヒュンヒュンブイーン

    ヒナタ「っ! 伸ばして」ニョーンニョーン

    ヒナタ「あっ」ブチッ

    ヒナタ「もう一回!」

    ヒナタ「と、もうこんな時間……ナルトくんの夕飯作りにいこう」

    380 = 1 :


    ─────

    ハナビ「姉さま、もうほとんど通い妻状態ですよね」

    ヒアシ「……」

    ハナビ「あーあ、嬉しそうな顔しちゃって」

    ヒアシ「覚えておけハナビ」

    ハナビ「?」

    ヒアシ「日向は木の葉にて」

    ハナビ「最強!」

    ヒアシ「フッ」スタスタ

    ハナビ「あ、行っちゃった……っていうか今の流れでこの言葉必要だったのかな?」

    381 = 1 :


    ヒナタ「ナルトくんいますかー?」

    ヒナタ「まだみたい」

    ガチャ

    ヒナタ「ふふ」

    ヒナタ「これだけはいつも肌身離さず持ってるんだ」チャリ

    ヒナタ「お邪魔しますー」

    ヒナタ「今日は鳴門巻きを刻んでチャーハンにしよう」

    ヒナタ「ナルトくんてなると好きだし」

    ヒナタ「~♪」トントン

    ヒナタ(楽しいな)

    ヒナタ(こんな日がずっと続けばいいな)

    ガチャ

    ナルト「……」

    382 = 1 :



    ヒナタ「あ、おかえりなさい」

    ナルト「!」

    ナルト「た、ただいまだってばよ」

    ヒナタ「? どうしたの? なにかあった?」

    ナルト「……」

    ナルト「な、なんでもないってばよ」ニシシ

    ナルト「俺ってば腹ペコでヒナタが作ってくれる飯が楽しみなだけだってば」

    ナルト「お、今日はチャーハンか! 楽しみだなあ!」

    ヒナタ「もう少し待っててね」

    ナルト「……」

    383 = 1 :



    ヒナタ「はい! お待たせ!」

    ナルト「お、おお! いっただきまーす!」

    ナルト「うん! うめーってばよヒナタ!」

    ヒナタ「ありがとう」

    ナルト「あむあむ……」

    ヒナタ「……」

    ナルト「……」モグモグ

    ヒナタ「……」

    ナルト「……」モグ

    ヒナタ「ナルトくん」

    ナルト「……ん?」

    ヒナタ「何があったの?」

    384 = 1 :


    ナルト「っ! な、なにもねーって……」

    ヒナタ「嘘。私だってもうそれくらいわかるよ」

    ヒナタ「私、そんなに信用ない、かな」

    ナルト「ち、違う! そうじゃ……ないんだ」

    ヒナタ「どうしても私に言えないこと?」

    ナルト「……」

    ヒナタ「……ごめんね、言いたくないこと聞いて。私……」

    ナルト「なあヒナタ」

    ヒナタ「……」

    ナルト「もし、もしもさ」

    ナルト「一年以上、会えなくなったら……どうする?」

    ヒナタ「え………………………」

    385 = 1 :


    ナルト「っ!」

    ナルト(だめだ、やっぱり言うんじゃなかった!)

    ナルト(ヒナタの表情がみるみる変わっていく……)

    ナルト(今にも泣きそうな、寂しそうな顔……)

    ナルト(こんなヒナタ、見たくねえ)フイッ

    ナルト「ナハハハハ、冗談じょうだん……」

    ヒナタ「……ナルトくん」

    ナルト「なははは……」

    ヒナタ「ナルトくん」

    ナルト「……はは」

    ヒナタ「ナルトくん」

    ナルト「……」

    ヒナタ「こっちを見て、ナルトくん」ギュ

    386 = 1 :



    ナルト(ヒナタが俺の脚の上に乗って……)

    ナルト「だ、だいたんだなあヒナタ……」

    ヒナタ「ナルトくん」

    ナルト「……」

    ヒナタ「何処かへ、行っちゃうの?」

    ナルト「……任務だってばよ」

    ヒナタ「任務? でもそんな長期任務なんて」

    ナルト「これは、俺が火影になるための任務……なんだって」

    ヒナタ「え……」

    387 = 1 :


    ───────────

    ───────

    ───

    カカシ『お前には五大国の残りの四つの国へそれぞれ行ってもらう』

    カカシ『そこで最低一月以上は暮らし、里の様子を学習し向こうで向こうの任務を請け負うことになる』

    カカシ『これはお前が火影になるための条件テストでもある』

    カカシ『お前の若さで火影になるのは異例だ。我愛羅君のことを思えば不思議ではないかもしれないが砂の時は緊急措置決定でもあった』

    カカシ『戦争も終わった今は平時だ。そんな時に理由もなくポンポン火影を変えるわけにはいかないし』

    カカシ『お前の若さで任せるにもお前には経験や知識が足りていない部分がある』

    カカシ『だがそれとは逆に大戦の英雄でもあるお前は各勢力から強い後押しも受けている。次期火影へ、とな。期待されているんだ』

    カカシ『その為臨時簡易五影会議で決定したのはお前を火影にするのなら、各五大国の里に赴き、各里のことを良く知り、学んでからという話で纏まった』

    388 = 1 :


    ───────────

    ───────

    ───

    ヒナタ「でも、それなら三か月なんじゃ……」

    ナルト「最低一ヶ月ってことは任務状況や里長の判断では伸びるってことらしい」

    ナルト「一ヶ月は最低限のノルマで、どの里も三か月程度は考えているだろうってカカシ先生は言ってた」

    ヒナタ(今やナルトくんは英雄……各里もナルトくんに少しでも長く滞在してもらって仲良くしておきたい、若い世代と触れ合ってほしい……っていうことなのかな)

    ヒナタ(あわよくば引き抜きも……?)

    ナルト「行ってる間は俺は所属は木の葉だけど出張忍者ってことで、向こうの里の管理下になるらしい」

    ヒナタ「そう、なんだ……」

    ナルト「……任務の内容自体はCかDランク、でも任務に付いたランクはSランク扱いって言われた」

    ヒナタ(それは、そうだよね)

    389 = 1 :



    ナルト「でも、今回の任務は拒否権もあるって」

    ヒナタ「!」

    ナルト「断わることもできるんだってさ」

    ナルト「だから……!」

    ヒナタ「ナルトくん」

    ナルト「……」

    ヒナタ「隠さないで、全部教えて欲しいな」

    ナルト「……断れるけど」

    ナルト「断わったら、多分、もう俺ってば火影には、なれない、かも」

    ヒナタ「!」

    ナルト「俺ばかりを特別扱いできないし、火影はみんなの目標だからって」

    ナルト「俺にばかりチャンスを与えるような真似はできないって」

    390 = 1 :


    ナルト「……」

    ヒナタ「……」

    ナルト「……俺は」

    ヒナタ「よ、良かったねナルトくん」

    ナルト「え?」

    ヒナタ「火影になれるんだよ?」

    ヒナタ「小さいころからの、ナルトくんの夢だったんだもの!」

    ヒナタ「やっとナルトくんの夢が叶うんだよ」

    ヒナタ「おめでとうナルトくん」

    ナルト「ヒナタ! 俺は……!」

    391 = 1 :

    ヒナタ「だめだよナルトくん」

    ヒナタ「任務を降りるなんて言っちゃ」

    ヒナタ「誰だって火影を目指すけど、誰もがなれるわけじゃない」

    ヒナタ「ナルトくんはようやくそこまできたんだから」

    ヒナタ「その可能性を潰すようなこと言っちゃだめ」

    ヒナタ「そんなことを言ってしまったら里中で火影を目指している人たちにも悪いよ、酷い侮辱だよ」

    ヒナタ「私のことなら気にしないで」

    ヒナタ「私はナルトくんといれて十分幸せだったから」

    ヒナタ「もう十分だから」

    ヒナタ「私なら大丈夫、ナルトくんと会えなくなるだけ」

    ヒナタ「たった、それ、だ、けで……」ポロポロ

    ヒナタ「会え、ない……なんて、そんな、こと……」ポロポロ

    ヒナタ「全然、気に、しな、い……から……」ポロポロ

    392 = 1 :




            / /    '´      `` ‐- 、_
         |、 / :      _.....   ‐‐--、::::::::、--`
         ',  /::       `ヽ、::    ....`ヽ、::'、       今日はここまで。
          }_'_::::          \   ::::::::::::ヽ、
          }、_:::::::``--、            :::::__`ヽ      だらしない書き手ですまない……
         l:::::::::::::::‐‐‐r‐、\::::.    ..  ::..  ::l
        ,r‐、、‐、:::::::::// }r、ヽ、、 .  ::::...:::ヽ,  :!
      ,、‐/ヘ |/|`ヽ、:::(゙ll /  _l_ ヽ', ::::  ::::::::::::\ l
     ヽ=,l {r  lハ/__ヽ、、ll、イr-,ゝ l :::: ::::::::::::::::l`ヽ
     //!` ll l、ニ三__、;:、`ーr'  l !';::::::::|::::::::::l      おやすみ
    / / //lト、ll l`-ヾ'-ノ)_\;;、 。 }ハ!;;:',::::::|ヽ:|ヽ:l
     || l ,-!:::` ー‐‐‐'::´:::::/::ヽ、 -イ::::ィ::::| |  ヽ
     || |/:::::l::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::`ヽィ´トヽ|
     || ',:::::::ヽ::::::::::::::::::::、::ノ:::::::::::::::::/ ||  }-、
     ll  '、:::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::/  || |  }r-、
      ヽ  ヽ;:::::::\::::::::::::::::::::::::/::|/  / |  || ll
       \ \:::::::::ヽ、:::::::::::/::::::/  / / // l |',

    393 = 373 :

    乙です。

    だらしない書き手ではなく貴方は素晴らしい書き手さんですよ!!

    続き楽しみにしてます。

    394 :

    やはり柱間以外の男はダメだな、女に現を抜かす
    一番手っ取り早いのは、文句がある里には力で理解させてやる事だ

    395 :

    >ヒナタ「でも、それなら三か月なんじゃ……」

    ちゃっかり砂隠れを抜いてる…

    396 :

    卑劣な火影だ…

    397 = 394 :

    誘拐の里、砂利の里、忍刀七人衆()の里、影を名乗る事すら烏滸がましい里
    柱間の里を抜かせば3ヶ月×4で一年だな

    398 :

    卑劣な任務なのだ……

    399 :

    乙 一緒に行けばいいんじゃないかな…

    400 :

    もう着いていっちまえよ


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